JPH0654278A - テレビジョン受像機 - Google Patents

テレビジョン受像機

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JPH0654278A
JPH0654278A JP20257092A JP20257092A JPH0654278A JP H0654278 A JPH0654278 A JP H0654278A JP 20257092 A JP20257092 A JP 20257092A JP 20257092 A JP20257092 A JP 20257092A JP H0654278 A JPH0654278 A JP H0654278A
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JP
Japan
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signal
ray tube
screen
image
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JP20257092A
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English (en)
Inventor
Tatsuaki Sato
達明 佐藤
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】画面のアスペクト比が大きい放送方式のテレビ
ジョン放送を、画面の縦方向を圧縮した状態で前記陰極
線管に表示する場合に、陰極線管の映像の電流密度の増
大を防止する。 【構成】テレビジョン受像機が高品位TV放送のMUS
E信号を受信した場合には、切換信号入力端子25には
ローレベルの振幅切換信号が供給されようになってい
る。この場合、コントラスト制御端子13、明るさ制御
端子14に加えられ値電圧V1,V2は低下する。一
方、PNPトランジスタTr1はオフされ、電源端子2
3からの電流は、抵抗R2、R1,PNPトランジス
タ、二次巻線L2及び高圧発生回路22を介してCRT
12のアノードに供給される。これにより、画面のアス
ペクト比が大きい放送方式のテレビジョン放送を、画面
の縦方向を圧縮した状態で前記陰極線管に表示する場合
に、陰極線管の映像の電流密度の増大を防止することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、第1の放送方式のテ
レビジョン放送信号を陰極線管に表示するとともに、こ
の第1の放送方式よりも画面のアスペクト比が大きい第
2の放送方式のテレビジョン放送信号を垂直同期信号の
振幅を圧縮した状態で陰極線管に表示するテレビジョン
受像機に係り、特に第1の放送方式のテレビジョン放送
信号と第2の放送方式のテレビジョン放送信号とを切換
えて陰極線管に表示した場合の映像の輝度の変化を抑制
することができるテレビジョン受像機に関する。
【0002】
【従来の技術】日本国内におけるテレビジョン放送とし
てはアスペクト比が4:3で、走査線数が525本のN
TSC方式が用いられてきたが、近年、新しいテレビジ
ョン放送としてアスペクト比が16:9で、走査線数が
1125本の高品位TV放送の実験放送が行われるよう
になってきている。
【0003】このような高品位テレビジョン放送を直接
受信する機器を一般家庭に急速に普及させるのはコスト
面で困難であるため、通常のNTSCテレビジョン放送
を受信するテレビジョン受像機にMUSE−NTSCコ
ンバータを内蔵し、MUSE−NTSCコンバータを用
いて高品位TV放送のMUSE信号をNTSC方式のビ
デオ信号に変換してからNTSC方式でアスペクト比が
16:9の画像を表示するテレビジョン受像機が発売さ
れている。
【0004】このようなMUSE信号をNTSC方式の
ビデオ信号に変換する方法としては、アスペクト比が1
6:9で、走査線数が1125本のMUSE信号に対し
て、走査線をNTSC方式の525本の約3/4に間引
きしてNTSC方式のビデオ信号に変換する方法が開発
されている。
【0005】図2はこのようなMUSE信号をNTSC
方式のビデオ信号に変換する方法を正円の映像を用いて
示す説明図であり、図2(a)は本来のMUSE信号の
映像を示し、図2(b)はMUSE信号から変換された
NTSC方式のビデオ信号がNTSC方式のテレビジョ
ン受像機に表示された場合の映像を示している。
【0006】図2(a)において、本来のMUSE信号
の画面61は走査線数が1125本でアスペクト比が1
6:9となっている。この画面には正円の映像62が表
示されている。このようなMUSE信号に対して、走査
線をNTSC方式の525本の約3/4(394本)に
間引きし、この間引きした走査線のビデオ信号をNTS
C方式における画面中央の3/4の走査線のビデオ信号
に割り当て、NTSC方式における画面上下の残りの走
査線に対して黒のビデオ信号を割り当てることにより、
MUSE信号をNTSC方式のビデオ信号に変換してい
る。
【0007】このようにして、MUSE信号をNTSC
方式のビデオ信号に変換し、テレビジョン受像機の陰極
線管(以下CRTと呼ぶ)に表示した場合、図2(b)
に示すように、アスペクト比が4:3のCRT画面70
には、走査線数が394本でアスペクト比が16:9の
画面72がCRT画面70の中央の3/4の領域に表示
される。この画面71は、図2(a)の画面61と縦横
の圧縮比が同じなので、正円の映像72が表示される。
この画面62の上下の領域に黒の映像73,74が表示
される。
【0008】このようなMUSE信号をNTSC方式の
ビデオ信号に変換する方法では、従来のテレビジョン受
像機に対してMUSE−NTSCコンバータを設ける以
外に一切手を加えることなしに受像可能になるが、走査
線をNTSC方式の525本の約3/4に間引きするた
め、映像が荒くなる。
【0009】このことに対応して、MUSE信号に対し
て、走査線をNTSC方式の525本に間引きし、間引
きしたビデオ信号の水平方向を3/4に圧縮しすること
によりスクイーズ信号と呼ばれるNTSC方式のビデオ
信号に変換する方法か開発されている。
【0010】図3はこのようなMUSE信号をスクイー
ズ信号変換する方法を正円の映像を用いて示す説明図で
あり、図3(a)は本来のMUSE信号の映像を示し、
図3(b)はスクイーズ信号がNTSC方式のテレビジ
ョン受像機に表示された場合の映像を示している。
【0011】図3(a)において、図2(a)と同様
に、本来のMUSE信号の画面81は走査線数が112
5本でアスペクト比が16:9となっている。この画面
81には、正円の映像82が表示されている。このよう
なMUSE信号に対して、図3の方法では、走査線をN
TSC方式の525に間引きし、間引きしたビデオ信号
の水平方向を3/4に圧縮しすることによりスクイーズ
信号と呼ばれるNTSC方式のビデオ信号に変換する。
【0012】このようにして、MUSE信号をスクイー
ズ信号に変換し、テレビジョン受像機のCRTに表示し
た場合、図3(b)に示すように、CRT画面90に
は、横方向が圧縮された映像91が表示される。このた
め、図3(a)における正円の映像82は、スクイーズ
信号に変換されることにより、図3(b)における楕円
の映像92となる。このような方法では、映像91が縦
長となってしまい、視聴者に不自然な印象を与えてしま
う。
【0013】このことに対応して、スクイーズ信号を画
面に表示する場合に、垂直偏光コイルに流す鋸波電流の
振幅を3/4に減衰することにより、この画面の上下を
圧縮する方法が考えられている。
【0014】図4はこのようなスクイーズ信号を画面の
上下を圧縮して表示した場合を示す説明図である。
【0015】スクイーズ信号を画面の上下を圧縮して表
示した場合には、図4に示すように、アスペクト比が
4:3のCRT画面95には、アスペクト比が16:9
で走査線数が525本の画面96がCRT画面95の中
央の3/4の領域に表示される。この画面は、図3
(a)の画面と縦横の圧縮比が同じなので、正円の映像
97が表示される。この画面62の上下の領域98,9
9は電子ビームがランディングしないので無表示の状態
となる。
【0016】このような方法により、アスペクト比が
4:3のCRT画面に、アスペクト比が16:9で走査
線数が525本の画面を表示することができる。
【0017】しかしながらこのような方法では、スクイ
ーズ信号を画面の上下を圧縮してCRT画面に表示する
ために、画面の蛍光体にランディングする電子ビームの
密度、言い換えればCRTの映像の電流密度が4/3倍
に増大し、映像が眩しくなってしまい、目の健康を損ね
る恐れがある。また、CRT画面における映像表示部
(図4における画面96)と映像非表示部(図5におけ
る領域98,99)との電流の差が大きく、この状態で
長時間使用した場合、蛍光体の焼き付きを起こしやすく
なる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のテレビ
ジョン受像機は、画面のアスペクト比が大きい放送方式
のスクイーズ信号を画面の上下を圧縮して表示した場合
に、陰極線管の映像の電流密度が4/3倍に増大し、映
像が眩しくなってしまい、目の健康を損ねる恐れがあ
る。また、陰極線管画面における映像表示部と映像非表
示部との電流の差が大きく、この状態で長時間使用した
場合、蛍光体の焼き付きを起こしやすくなる。
【0019】本発明は前記の問題点を除去し、画面のア
スペクト比が大きい放送方式のテレビジョン放送を、画
面の縦方向を圧縮した状態で前記陰極線管に表示する場
合に、陰極線管の映像の電流密度の増大を防止できるテ
レビジョン受像機の提供を目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明に係るテレビジ
ョン受像機は、第1の放送方式のテレビジョン放送信号
を陰極線管に表示するとともに、この第1の放送方式と
は異なる画面アスペクト比を有する第2の放送方式のテ
レビジョン放送を、前記陰極線管の垂直偏向コイルに流
す鋸波電流の振幅を減衰することにより、画面の縦方向
を圧縮した状態で前記陰極線管に表示するテレビジョン
受像機において、前記陰極線管に表示されるテレビジョ
ン放送信号が第1の放送方式によるものか第2の放送方
式によるものかを判定する判定手段と、この判定手段の
判定結果に基づいて前記陰極線管のアノード・カソード
間に流れる電流を制御する制御手段とを具備したことを
特徴とする。
【0021】
【作用】このような構成によれば、第1の放送方式とは
異なる画面アスペクト比を有する第2の放送方式のテレ
ビジョン放送を、前記陰極線管の垂直偏向コイルに流す
鋸波電流の振幅を減衰することにより、画面の縦方向を
圧縮した状態で前記陰極線管に表示する場合に、制御手
段により前記陰極線管のアノード・カソード間に流れる
電流を抑制することができるので、陰極線管の映像の電
流密度の増大を防止できる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0023】図1は本発明に係るテレビジョン受像機の
実施例を示すCRT及びその駆動回路を示す回路図であ
る。
【0024】図1において、符号11はCRT12にR
GB3原色信号を供給するビデオ信号処理回路である。
ビデオ信号処理回路11は、テレビジョン受像機がNT
SC方式のテレビジョン放送信号を受信した場合にNT
SCビデオ処理回路からのNTSC方式のビデオ信号が
ビデオ信号入力端子に供給され、テレビジョン受像機が
高品位TV放送のMUSE信号を受信した場合にはMU
SE−NTSCコンバータからのスクイーズ信号がビデ
オ信号入力端子に供給されるようになっている。ビデオ
信号処理回路11は、NTSC方式のビデオ信号が供給
された場合にはNTSC方式のビデオ信号からRGB3
原色信号を作成し、スクイーズ信号が供給された場合に
はスクイーズ信号からRGB3原色信号を作成し、作成
したRGB3原色信号をCRT12のカソードに供給し
ている。
【0025】ここで、ビデオ信号処理回路11は、コン
トラスト制御端子13に印加される電圧V1により、R
GB3原色信号のコントラスト調整を行い、明るさ制御
端子14に印加される電圧V2により、RGB3原色信
号の明るさ調整を行っている。
【0026】一方、フライバックトランス21の一次巻
線L1は、一端が出力トランジスタのコレクタに接続さ
れ、他端が一定の直流電圧を供給する直流電圧源に接続
されている。フライバックトランス21は、該一次巻線
L1に発生するパルス電圧を昇圧して二次巻線L2から
高圧のパルス電圧を出力するようになっている。
【0027】フライバックトランス21の二次巻線L2
の高圧側端子は、高圧発生回路22を介してCRT12
のアノードに接続される。フライバックトランス21の
二次巻線L2の高圧側端子からのパルス電圧は、高圧発
生回路22とCRT12のアノードにより発生する浮遊
容量とで構成された整流平滑回路により整流平滑されC
RT12のアノードに供給される。
【0028】CRT12は、アスペクト比が4:3のC
RT画面となっており、高品位TV放送のMUSE信号
を受信した場合には、垂直偏向コイルに流す鋸波電流の
振幅を3/4に減衰することにより、その画面の上下を
圧縮している。
【0029】フライバックトランス21の二次巻線L2
の低圧側端子は、水平偏向における交流成分をバイパス
させるコンデンサC1を介して基準電位点に接続される
とともに、抵抗R1,R2の直列接続1を介して電源電
圧V3が供給される電源端子23に接続される。また、
二次巻線L2の低圧側端子は、自動輝度制限回路に接続
される端子24に接続される。これにより、二次巻線L
2の低圧側端子の電圧V4は端子24から自動輝度制限
回路に供給される。
【0030】次に、二次巻線L2に流れる高圧電流を制
御する回路系統について説明する。
【0031】抵抗R1,R2の接続点はPNPトランジ
スタTr1のエミッタ・コレクタ路を介して二次巻線L
2の低圧側端子に接続される。PNPトランジスタTr
1のベースは抵抗R3とNPNトランジスタTr2のコ
レクタ・エミッタ路を介して基準電位点に接続されてい
る。NPNトランジスタTr2のベースは抵抗R4を介
して切換信号入力端子25に接続される。
【0032】切換信号入力端子25には、テレビジョン
受像機が受信している放送方式を判定する判定回路から
の振幅切換信号aが導かれている。振幅切換信号aは、
NTSC方式のテレビジョン放送を受信する場合にはハ
イレベル、高品位テレビジョン放送を受信する場合には
ローレベルとなる。
【0033】次に、映像のコントラストを制御する回路
系統について説明する。
【0034】コントラスト制御端子13は、可変抵抗V
R1の摺動端子に接続されている。可変抵抗VR1は、
一端が電源線路に接続され、他端か基準電位点に接続さ
れている。また、可変抵抗VR1は、テレビジョン受像
機に設けられたコントラスト調整つまみを調整すること
により、摺動端子に接続されたコントラスト制御端子1
3の電圧V1を調整出来るようになっている。
【0035】コントラスト制御端子13は、抵抗R5及
びNPNトランジスタTr3のコレクタ・エミッタ路の
直列接続を介して基準電位点に接続される。NPNトラ
ンジスタTr3のベースは、抵抗R6を介して電源線路
に接続されるとともに、NPNトランジスタTr4のコ
レクタ・エミッタ路を介して基準電位点に接続されて
る。
【0036】NPNトランジスタTr4のベースは、抵
抗R7を介して入力端子25に接続される。
【0037】次に、映像の明るさを制御する回路系統に
ついて説明する。
【0038】明るさ制御端子14は、可変抵抗VR2の
摺動端子に接続されている。可変抵抗VR2は、一端が
電源線路に接続され、他端か基準電位点に接続されてい
る。
【0039】可変抵抗VR2は、テレビジョン受像機に
設けられた明るさ調整つまみを調整することにより、摺
動端子に接続された明るさ制御端子14の電圧V2を調
整出来るようになっている。
【0040】明るさ制御端子14は、抵抗R8及びダイ
オードD1のアノード・カソード路の直列接続を介して
フライバックトランス21の二次巻線L2の低圧側端子
に接続される。
【0041】このような実施例の動作を以下に説明す
る。
【0042】テレビジョン受像機がNTSC方式のテレ
ビジョン放送信号を受信した場合には、切換信号入力端
子25にはハイレベルの振幅切換信号aが供給される。
これにより、NPNトランジスタTr4はオンされ、N
PNトランジスタTr3はオフされ、コントラスト制御
端子13には、電源線路の電圧を可変抵抗VR1のみに
より分圧した電圧V1が加えられる。また、NPNトラ
ンジスタTr2はオンされ、PNPトランジスタTr1
はオンされ、電源端子23からの電流は、抵抗R2、P
NPトランジスタ、二次巻線L2及び高圧発生回路22
を介してCRT12のアノードに供給される。これによ
り、二次巻線L2の低圧側端子の電圧V4は、ダイオー
ドD1が導通しないレベルとなり、明るさ制御端子14
には、電源線路の電圧を可変抵抗VR2のみにより分圧
した電圧V2が加えられる。
【0043】ビデオ信号処理回路11は、このように設
定された電圧V1,V2によりそれぞれコントラスト調
整及び明るさ調整が行われた状態で、NTSC方式のビ
デオ信号からRGB3原色信号を作成し、CRT12に
供給している。また、CRT12に供給される電流は、
抵抗R1を介さずに供給されるので比較的高いレベルに
保たれる。CRT12の垂直偏向コイルに流す鋸波電流
の振幅は減衰されていないので、CRT12には、走査
線数が525本でアスペクト比が4:3の映像がCRT
画面の略全面に適切な明るさで表示される。
【0044】テレビジョン受像機が高品位TV放送のM
USE信号を受信した場合には、切換信号入力端子25
にはローレベルの振幅切換信号aが供給される。これに
より、NPNトランジスタTr4はオフされ、NPNト
ランジスタTr3はオンされ、コントラスト制御端子1
3には、電源線路の電圧を可変抵抗VR1と抵抗R5に
より分圧した電圧V1が加えられる。また、NPNトラ
ンジスタTr2はオフされ、PNPトランジスタTr1
はオフされ、電源端子23からの電流は、抵抗R2、R
1,PNPトランジスタ、二次巻線L2及び高圧発生回
路22を介してCRT12のアノードに供給される。こ
れにより、二次巻線L2の低圧側端子の電圧V4は、ダ
イオードD1が導通するレベルとなり、明るさ制御端子
14には、電源線路の電圧を可変抵抗VR2と抵抗R8
により分圧した電圧V2が加えられる。この場合、電圧
V1,V2は、可変抵抗VR1,VR2の摺動端子をN
TSC方式のテレビジョン放送信号を受信した場合と同
じ位置に設定したとすると、NTSC方式のテレビジョ
ン放送信号を受信した場合よりも低いレベルとなる。こ
れにより、ビデオ信号処理回路11のコントラスト及び
明るさは、NTSC方式のテレビジョン放送信号を受信
した場合よりも低いレベルに調整される。一方、CRT
12のアノードに供給される電流は、PNPトランジス
タTr1がオフされたことにより抵抗R1を介するの
で、NTSC方式のテレビジョン放送信号を受信した場
合よりも低いレベルとなる。
【0045】ビデオ信号処理回路11は、このように設
定された電圧V1,V2によりそれぞれコントラスト調
整及び明るさ調整が行われた状態で、スクイーズ信号か
らRGB3原色信号を作成し、CRT12に供給してい
る。また、CRT12の垂直偏向コイルに流す鋸波電流
の振幅は3/4に減衰されているので、CRT12に
は、スクイーズ信号の映像の縦方向を3/4に圧縮し
た、走査線数が525本でアスペクト比が16:3の映
像がCRT画面の中央3/4に表示される。この場合の
映像の電流密度は、ビデオ信号処理回路11のコントラ
スト及び明るさ調整を低いレベルに押さえるとともに、
抵抗R1によりCRT12のアノードに供給される電流
を抑制したことにより、CRT12のアノードカソード
間に流れる電流を抑制したので、映像の縦方向を3/4
に圧縮したにもかかわらず、NTSC方式のテレビジョ
ン放送信号を受信した場合と同様にすることができる。
【0046】このような実施例によれば、NTSC方式
のテレビジョン放送信号を受信した状態から切換えて高
品位TV放送のMUSE信号を受信し、高品位TV放送
のスクイーズ信号を画面の上下を圧縮して表示した場合
に、CRTの映像の電流密度を自動的に一定に保つこと
ができるので、映像の眩しさを防止でき、目の健康を損
ねる恐れがない。また、CRT画面の映像表示部と映像
非表示部との電流の差が小さく、蛍光体の焼き付きを防
止できる。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、画面のアスペクト比が
大きい放送方式のテレビジョン放送を、画面の縦方向を
圧縮した状態で前記陰極線管に表示する場合に、陰極線
管の映像の電流密度の増大を防止できるので、映像の眩
しさを防止でき、目の健康を損ねる恐れがない。陰極線
管画面における映像表示部と映像非表示部との電流の差
が小さく、蛍光体の焼き付きを防止することができる。
【0048】
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本発明に係るテレビジョン受像機の一実施例を
示すブロック図。
【0050】
【図2】従来のMUSE信号をNTSC方式のビデオ信
号に変換する方法を示す説明図。
【0051】
【図3】従来のMUSE信号をスクイーズ信号に変換す
る方法を示す説明図。
【0052】
【図4】図4は図3のスクイーズ信号を画面の上下を圧
縮して表示した場合を示す説明図。
【0053】
【符号の説明】
11 ビデオ信号処理回路 12 CRT 13 コントラスト制御端子 14 明るさ制御端子 21 フライバックトランス D1 ダイオード R1,R2 抵抗 Tr1 PNPトランジスタ Tr2,Tr3,Tr4 NPNトランジスタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の放送方式のテレビジョン放送信号
    を陰極線管に表示するとともに、この第1の放送方式と
    は異なる画面アスペクト比を有する第2の放送方式のテ
    レビジョン放送を、前記陰極線管の垂直偏向コイルに流
    す鋸波電流の振幅を減衰することにより、画面の縦方向
    を圧縮した状態で前記陰極線管に表示するテレビジョン
    受像機において、 前記陰極線管に表示されるテレビジョン放送信号が第1
    の放送方式によるものか第2の放送方式によるものかを
    判定する判定手段と、 この判定手段の判定結果に基づいて前記陰極線管のアノ
    ード・カソード間に流れる電流を制御する制御手段とを
    具備したことを特徴とするテレビジョン受像機。
JP20257092A 1992-07-29 1992-07-29 テレビジョン受像機 Pending JPH0654278A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0700208A3 (en) * 1994-08-29 1996-11-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd Circuits for limiting automatic brightness and contrast control and processor for processing the luminance and color difference signals and video display device with such circuits

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