JPH0652635A - 外部記憶装置の制御方法 - Google Patents

外部記憶装置の制御方法

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JPH0652635A
JPH0652635A JP22363492A JP22363492A JPH0652635A JP H0652635 A JPH0652635 A JP H0652635A JP 22363492 A JP22363492 A JP 22363492A JP 22363492 A JP22363492 A JP 22363492A JP H0652635 A JPH0652635 A JP H0652635A
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JP
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JP22363492A
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Inventor
Kazuhiro Senboku
和宏 千北
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 衝撃などの外力が印加されたときの、不正な
データ記録を防止する。 【構成】 データ記録時にライトエラーを検出したと
き、そのときの処理単位の先頭セクタ以外でそのライト
エラーを検出した場合には、目的トラックに隣接する2
つの記録トラックにおいて、ライトエラーを検出したセ
クタと同じセクタアドレスのセクタに対して、データの
再記録動作を実行している。その結果、データ記録中に
衝撃などの外力が印加されたときに、不正なデータが記
録されるような事態を解消することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録媒体にあらかじめ
記録されたサーボ情報を読み取って、記録媒体に形成さ
れている記録トラックと、記録媒体にデータを記録/再
生するための変換器の位置ずれ情報を形成し、その位置
ずれ情報が0になる方向に変換器を移動して、変換器を
記録トラックに追従させるとともに、ホスト装置から受
信した記録データを一旦バッファメモリに蓄積した後
に、データ記録動作を行なう外部記録装置の制御方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、磁気ディスク装置などの外部記
憶装置では、ホスト装置から受信した記録データを一旦
データバッファに蓄積したのちに記録媒体に記録してい
る。また、記録媒体にあらかじめ記録されたサーボ情報
を読み取って、記録媒体に形成されている記録トラック
と、記録媒体にデータを記録/再生するための磁気ヘッ
ドなどの変換器の位置ずれ情報を形成し、その位置ずれ
情報が0になる方向に変換器を移動して、変換器を記録
トラックに追従させるようにしている。また、通常、所
定データ長のセクタ単位にデータを記録/再生するよう
にしている。
【0003】ところで、例えば、図14に示すように、
磁気ヘッドHDが記録トラックTKaに追従して、その
記録トラックTKaにデータを記録しているとき、矢印
Raの位置でその矢印Ra方向に外力が作用すると、磁
気ヘッドHDが隣接する記録トラックTKbに移動する
ことがある。
【0004】このような事態が生じると、データ記録中
のセクタのこの外力が作用した位置から後の部分SC
a、および、そのときのセクタの次のセクタの前半の部
分SCbでは、記録トラックTKaと磁気ヘッドHDと
の位置ずれが大きくなるため、正常にデータが記録され
なくなる。
【0005】このような事態に対処するために、従来、
データの記録動作を直ちに中断したり(特公平3−32
142号参照)、そのセクタについてデータ記録動作を
再度実行したり(特開平2−179972号参照)、磁
気ヘッドHDの位置決めをやり直したり、あるいは、デ
ータ記録エラー発生をホスト装置に通知する(特開昭6
2−84472号参照)ことなどが実行されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来の方法は、いずれも、磁気ヘッドHDの位置ずれ
が大きくなったことを検出したセクタのデータを正常な
値に確保しようとするものであるために、次のような不
都合を生じていた。
【0007】すなわち、図14に示すように、外力の作
用を受けた磁気ヘッドHDは、外力が作用されたときに
追従している記録トラックTKaに隣接する記録トラッ
クTKbにまで移動するために、記録トラックTKbの
部分SCcにデータが記録される。このために、この記
録トラックTKbに既にデータが記録されているときに
は、元々記録されていた記録データを正常に再生できな
くなるという不都合を生じることがあった。
【0008】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、外力が作用したときなどでもデータ記録動作
を適切に行なえるようにした外部記憶装置の制御方法を
提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、記録媒体にあ
らかじめ記録されたサーボ情報を読み取って、記録媒体
に形成されている記録トラックと、記録媒体にデータを
記録/再生するための変換器の位置ずれ情報を形成し、
その位置ずれ情報が0になる方向に変換器を移動して、
変換器を記録トラックに追従させるとともに、ホスト装
置から受信した記録データを一旦バッファメモリに蓄積
した後に、データ記録動作を行なう外部記録装置の制御
方法において、データ記録時に、上記位置ずれ情報が所
定値を超えたことを検出したときには、そのときにデー
タ記録中の記録トラックに記録データを再記録するとと
もにその記録トラックに隣接する隣接記録トラックにつ
いて、記録データの再記録を行なうようにしたものであ
る。また、前記隣接記録トラックについての記録データ
の再記録は、その隣接記録トラックの記録データを読み
取った後に、その再生データを同一記録トラックに記録
してなる。また、前記隣接記録トラックについての記録
データの再記録は、その隣接記録トラックの記録データ
をホスト装置に再送要求し、ホスト装置から受信した記
録データを対応する隣接トラックに記録してなる。ま
た、前記隣接記録トラックについての記録データの再記
録は、その隣接記録トラックに記録した記録データが前
記バッファメモリに残っているときには、そのバッファ
メモリに残っていた記録データを対応する隣接記録トラ
ックに記録し、隣接記録トラックに記録した記録データ
が前記バッファメモリに残っていないときには、その隣
接記録トラックの記録データを読み取った後に、その再
生データを同一記録トラックに記録してなる。
【0010】また、記録媒体にあらかじめ記録されたサ
ーボ情報を読み取って、記録媒体に形成されている記録
トラックと、記録媒体にデータを記録/再生するための
変換器の位置ずれ情報を形成し、その位置ずれ情報が0
になる方向に変換器を移動して、変換器を記録トラック
に追従させるとともに、ホスト装置から受信した記録デ
ータを一旦バッファメモリに蓄積した後に、データ記録
動作を行なう外部記録装置の制御方法において、データ
記録時に、上記位置ずれ情報が所定値を超えたことを検
出したときには、そのときにデータ記録中の記録トラッ
クに記録データを再記録するとともに、その記録トラッ
クに対して位置ずれ方向に隣接する隣接記録トラックに
ついて、記録データの再記録を行なうようにしたもので
ある。
【0011】また、記録媒体にあらかじめ記録されたサ
ーボ情報を読み取って、記録媒体に形成されている記録
トラックと、記録媒体にデータを記録/再生するための
変換器の位置ずれ情報を形成し、その位置ずれ情報が0
になる方向に変換器を移動して、変換器を記録トラック
に追従させるとともに、ホスト装置から受信した記録デ
ータを一旦バッファメモリに蓄積した後に、データ記録
動作を行なう外部記録装置の制御方法において、データ
記録時に、上記位置ずれ情報が所定値を超えたことを検
出したときには、そのときにデータ記録中の記録トラッ
クに記録データを再記録するとともに、その記録トラッ
クに対して位置ずれ方向に隣接する隣接記録トラックが
そのときのデータ記録動作の後続する記録領域に含まれ
ていない場合には、その隣接記録トラックについて記録
データの再記録を行なうようにしたものである。
【0012】また、記録媒体にあらかじめ記録されたサ
ーボ情報を読み取って、記録媒体に形成されている記録
トラックと、記録媒体にデータを記録/再生するための
変換器の位置ずれ情報を形成し、その位置ずれ情報が0
になる方向に変換器を移動して変換器を記録トラックに
追従させ、ホスト装置から受信した記録データを一旦バ
ッファメモリに蓄積した後にデータ記録動作を行なうと
ともに、所定データ長のセクタ単位にデータを記録/再
生可能な外部記録装置の制御方法において、データ記録
時に、上記位置ずれ情報が所定値を超えたことを検出し
たときには、そのときにデータ記録中の記録トラックに
記録データを再記録するとともに、その記録トラックに
対して位置ずれ方向に隣接する隣接記録トラックで、上
記位置ずれ情報が所定値を超えたことを検出した検出位
置に対応したセクタとこのセクタの1つ前のセクタにつ
いて、その2つのセクタについて記録データの再記録を
行なうようにしたものである。
【0013】また、記録媒体にあらかじめ記録されたサ
ーボ情報を読み取って、記録媒体に形成されている記録
トラックと、記録媒体にデータを記録/再生するための
変換器の位置ずれ情報を形成し、その位置ずれ情報が0
になる方向に変換器を移動して変換器を記録トラックに
追従させ、ホスト装置から受信した記録データを一旦バ
ッファメモリに蓄積した後にデータ記録動作を行なうと
ともに、所定データ長のセクタ単位にデータを記録/再
生可能な外部記録装置の制御方法において、データ記録
時に、上記位置ずれ情報が所定値を超えたことを検出し
たときには、そのときにデータ記録中の記録トラックに
記録データを再記録するとともに、その記録トラックに
対して位置ずれ方向に隣接する隣接記録トラックで、上
記位置ずれ情報が所定値を超えたことを検出した検出位
置に対応したセクタとこのセクタの1つ前のセクタがそ
のときのデータ記録動作の後続する記録領域に含まれて
いない場合には、その2つのセクタについて記録データ
の再記録を行なうようにしたものである。また、前記2
つのセクタについての記録データの再記録は、その2つ
のセクタの記録データを読み取った後に、その再生デー
タを同一セクタに記録してなる。
【0014】
【作用】したがって、変換器と記録トラックとの位置ず
れが大きくなって、データ記録の目的記録トラックに隣
接する記録トラックにデータを記録するような事態を生
じるときには、その隣接記録トラックについてもデータ
の再記録動作を実行するので、記録データが読み出せな
くなるような事態を回避でき、外部記憶装置のデータの
信頼性を向上できる。また、データの再記録を実行する
記録トラックを、位置ずれ方向に位置する隣接記録トラ
ックのみについて適用することで、データ回復のための
処理時間を短縮できるようにしている。また、隣接記録
トラックにおいて、変換器と記録トラックとの位置ずれ
が大きくなったセクタと、その次のセクタについて、そ
れぞれデータ再記録を実行するので、データエラーの補
償をより的確に実施できる。
【0015】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明の一実施例にかかる磁気デ
ィスクを示している。なお、この場合、磁気ディスクに
は、いわゆる埋め込みサーボ方式で磁気ヘッドを記録ト
ラックに追従させるためのサーボ情報があらかじめ記録
されている。
【0017】この磁気ディスクには、同心円状の記録ト
ラックTKが、所定間隔で多数形成されている。おのお
のの記録トラックTKは、所定データ長のセクタに分割
されており、図2に示すように、おのおののセクタSC
の先頭には、この磁気ディスク1にデータを記録/再生
(/消去)するための磁気ヘッドを、記録トラックTK
に追従させるためのサーボ情報(後述)を記録したサー
ボ領域SBAが配置されている。また、セクタSCと次
のセクタSCのサーボ領域SBAとの間には、タイミン
グギャップTGが設けられている。
【0018】サーボ領域SBAの一例を図3に示す。
【0019】このサーボ領域SBAには、記録トラック
TKの中心位置を挟んで、記録トラックTKの配置方向
に、記録トラックTKのほぼ1/2の幅の異なる磁化パ
ターン(A相、B相)からなるパターンPA,PBが交
互に配置されている。
【0020】したがって、図に符号HDaで示したよう
に、磁気ヘッドが記録トラックTKの中心位置に一致し
ている場合には、磁気ヘッドの再生信号にあらわれるパ
ターンPAの検出レベルと、パターンPBの検出レベル
は等しい。
【0021】また、図に符号HDbで示したように、磁
気ヘッドが記録トラックTKの中心位置からパターンP
Bの配置方向にずれている場合には、磁気ヘッドの再生
信号にあらわれるパターンPAの検出レベルよりも、パ
ターンPBの検出レベルの方が大きくなる。
【0022】反対に、図に符号HDcで示したように、
磁気ヘッドが記録トラックTKの中心位置からパターン
PAの配置方向にずれている場合には、磁気ヘッドの再
生信号にあらわれるパターンPAの検出レベルが、パタ
ーンPBの検出レベルよりも大きくなる。
【0023】したがって、磁気ヘッドがサーボ領域SB
Aを検出するタイミングで、パターンPAとパターンP
Bの検出レベルのレベル差を形成することで、磁気ヘッ
ドと記録トラックTKの中心位置とのずれ(以下、トラ
ッキング誤差という)を検出することができる。そし
て、そのトラッキング誤差量を0にする方向に磁気ヘッ
ドを移動することにより、磁気ヘッドを記録トラックT
Kの中心位置に追従することができる。
【0024】また、各セクタSCは、図4(a)に示す
ように、そのセクタSCの識別情報などが配置されるヘ
ッダ領域HDAと、ユーザデータを記録するためのユー
ザデータ領域DTAからなる。
【0025】ヘッダ領域HDAには、同図(b)に示す
ように、磁気ヘッドの再生信号からデータを再生するた
めの再生系のビットタイミングを、識別情報ID(後
述)のタイミングに調整するための同期信号VFO1、
識別情報IDのワード同期を確立するためのアドレスマ
ークAM1、そのセクタSCが位置する記録トラック
(シリンダ)を識別するためのトラック番号およびその
セクタSCのセクタアドレスからなる識別情報IDが配
置される。
【0026】また、ユーザデータ領域DTAの先頭部に
は、磁気ヘッドの再生信号からデータを再生するための
再生系のビットタイミングを、ユーザデータのタイミン
グに調整するための同期信号VFO2、および、ユーザ
データのワード同期を確立するためのアドレスマークA
M2が配置されている。また、ヘッダ領域HDAとユー
ザデータ領域DTAとの間には、ギャップGPが配置さ
れている。
【0027】図5は、本発明の一実施例にかかる磁気デ
ィスク装置の制御系の要部を示している。
【0028】同図において、スピンドルモータ1は、磁
気ディスク2を回転駆動するためのものであり、磁気ヘ
ッド3は、磁気ディスク2にデータを記録/再生/消去
するためのものであり、シーク機構4は、磁気ヘッド3
を磁気ディスク2の半径方向に移動するためのものであ
り、ヘッドアンプ5は、磁気ヘッド3に記録信号を出力
したり、あるいは、磁気ヘッド3からの再生信号を増幅
するためのものである。
【0029】駆動装置制御部6は、スピンドルモータ1
の駆動、磁気ヘッド3の記録/再生/消去動作、およ
び、シーク機構4のシーク動作を制御するためのもので
あり、バッファメモリ7は、記録データを一時的に記憶
するためのものである。
【0030】ホストインタフェース回路8は、ホスト装
置と接続して、制御信号、記録データおよび再生データ
などの種々のデータをやりとりするものであり、制御部
9は、この磁気ディスク装置の各部の動作を制御すると
ともに、ホスト装置との間で種々のデータをやりとりす
る。
【0031】これらの駆動装置制御部6、ホストインタ
フェース回路8、および、制御部9は、内部バス10に
接続されており、これらの要素間のデータのやりとり
は、主としてこの内部バス10を介して行なわれる。ま
た、バッファメモリ7は、駆動装置制御部6に接続され
ている。
【0032】図6は、ホスト装置からデータ記録が指令
されたときの制御部9の処理例を示している。
【0033】ホスト装置からのライトコマンド(記録指
令データ)を受信すると(処理101)、ホスト装置か
ら転送されてくる記録データを受信して一旦バッファメ
モリ7に保存する(処理102)。その状態で、そのと
きの1処理単位分の記録データを判定し(処理10
3)、その1処理単位分の記録データを記録する磁気デ
ィスク2の記録領域(データ記録する目的の記録トラッ
クTKの記録トラック番号、記録開始セクタのセクタア
ドレス、および、セクタ数)を算出する(処理10
4)。
【0034】ここで、記録データの1処理単位分とは、
例えば、磁気ディスク2の1記録トラックに相当するデ
ータ量を超えない範囲の任意のデータ量のデータであ
り、通常は、磁気ディスク2の1シリンダに相当するデ
ータ量が設定されている。ただし、セクタ単位のデータ
の記録/再生動作を行うこともできる。
【0035】次いで、算出した記録領域の記録トラック
TKに磁気ヘッド3を移動させる(シーク;処理10
5)。これによって、駆動装置制御部6が、磁気ヘッド
3を磁気ディスク2の目的の記録トラックTKに移動す
る。
【0036】このシーク動作を終了すると、算出した記
録領域の先頭セクタから、判定した1処理単位分の記録
データの記録動作を開始させる(処理106)。これに
よって、駆動装置制御部6により、そのときの1処理単
位分の記録データの記録動作が実行される。
【0037】ここで、駆動装置制御部6は、サーボ領域
SBAの再生信号に基づいて上述したトラッキング誤差
を検出し、そのトラッキング誤差量を0にする方向に磁
気ヘッド3を移動しながら、セクタ単位にデータを記録
する。また、このデータ記録時に、トラッキング誤差量
が所定値、例えば、トラック間距離に相当する値を超え
たときには、ライトエラー(記録エラー)を判定する。
そして、データ記録を正常終了したとき、および、ライ
トエラーを検出したときには、その旨を制御部9に通知
する。また、ライトエラーを通知するときには、そのラ
イトエラーを検出したセクタも制御部9に通知する。
【0038】この状態で、制御部9は、駆動装置制御部
6のデータ記録動作が終了するまで待ち(処理10
7)、そのときに、ライトエラーが通知されたかどうか
を調べる(判断108)。
【0039】判断108の結果がNOになるときには、
受信した記録データの全てに対するデータ記録動作が終
了したかどうかを調べる(判断109)。判断109の
結果がNOになるときには、処理103に戻って、次の
処理単位についてデータ記録動作を実行する。また、判
断109の結果がYESになるときには、ホスト装置に
対して、受信した記録データを正常に記録終了したこと
を通知して(処理110)、一連のデータ記録動作を終
了する。
【0040】また、判断108の結果がYESになると
きには、例えば、衝撃などの外力が作用して、追従して
いる目的の記録トラックから磁気ヘッド3が外れた場合
であり、そのときの記録動作が正常に終了しなかった場
合なので、再記録動作を実行する。この再記録動作に移
る前に、データ記録の再記録動作を既に所定回数まで実
行してしまっているかどうかを調べる(判断111)。
【0041】判断111の結果がYESになるときに
は、データ記録が正常に行なえなかった場合であるの
で、データエラーを生じたセクタを通知した状態で、ホ
スト装置にデータ記録がエラー終了したことを通知して
(処理112)、このデータ記録動作をエラー終了す
る。
【0042】一方、判断111の結果がNOになるとき
には、そのときにデータエラーを生じたのが、そのとき
に記録している処理単位の先頭セクタであるかどうかを
調べる(判断113)。判断113の結果がYESにな
るときには、磁気ヘッド3が記録トラックTKから外れ
たのが、最初のセクタであり、まだ、1つ以上のセクタ
への記録動作を実行していない状態なので、外れた方向
の記録トラックTKへの影響がない。そこで、処理10
6に戻り、そのときの処理単位の記録データを再記録す
る。
【0043】また、判断113の結果がNOになるとき
には、そのときの処理単位の1つ以上のセクタにデータ
記録を行なっている状態であり、外れた方向の記録トラ
ックTKに、不正なデータを記録していることがある。
そこで、この場合には、そのときに追従している目的ト
ラックの内周側に隣接する記録トラックTKにおいて、
ライトエラーを検出したとセクタと同じセクタアドレス
のセクタからデータを読み出して(処理114)、その
読み出したデータを、同一セクタに再度記録する(処理
115)。
【0044】次いで、目的トラックの外周側に隣接する
記録トラックTKにおいて、ライトエラーを検出したと
セクタと同じセクタアドレスのセクタからデータを読み
出して(処理116)、その読み出したデータを、同一
セクタに再度記録する(処理117)。このようにし
て、目的トラックに隣接する2つの記録トラックにおい
て、ライトエラーを検出したセクタと同じセクタアドレ
スのセクタに対して、データの再記録動作を終了する
と、処理106に戻り、そのときの処理単位の記録デー
タの再記録動作を実行する。なお、このとき、最初に判
定した記録処理単位のでーたのうち、ライトエラーを検
出したセクタ以降の部分を新たな記録処理単位に設定す
ることができる。
【0045】このようにして、本実施例では、データ記
録時にライトエラーを検出したとき、そのときの処理単
位の先頭セクタ以外でそのライトエラーを検出した場合
には、目的トラックに隣接する2つの記録トラックにお
いて、ライトエラーを検出したセクタと同じセクタアド
レスのセクタに対して、データの再記録動作を実行して
いる。
【0046】ここで、磁気ヘッド2が目的トラックから
外れたときに、外れた方向の記録トラックTKに不正な
データが記録された場合、その不正なデータが記録され
た部分(セクタ)は、元々の記録データの再生信号の信
号波形を乱す程度の影響を受けてため、その不正なデー
タが記録されたセクタからは、その直後であれば、元々
の記録データを適切に再生することができる。したがっ
て、このときのデータの再記録動作で、そのセクタを不
正なデータが記録される前の状態に戻すことができる。
【0047】その結果、データ記録中に衝撃などの外力
が印加されたときに、不正なデータが記録されるような
事態を解消することができる。
【0048】図7および図8は、ホスト装置からデータ
記録が指令されたときに制御部9が実行する他の処理例
を示している。
【0049】ホスト装置からのライトコマンドを受信す
ると(処理201)、ホスト装置から転送されてくる記
録データを受信して一旦バッファメモリ7に保存する
(処理202)。その状態で、そのときの1処理単位分
の記録データを判定し(処理203)、その1処理単位
分の記録データを記録する磁気ディスク2の記録領域を
算出する(処理204)。
【0050】次いで、算出した記録領域の記録トラック
TKに磁気ヘッド3を移動させる(処理205)。これ
により、駆動装置制御部6が磁気ヘッド3を磁気ディス
ク2の目的の記録トラックTKに移動する。
【0051】このシーク動作を終了すると、算出した記
録領域の先頭セクタから、判定した1処理単位分の記録
データの記録動作を開始させる(処理206)。これに
より、駆動装置制御部6が、そのときの1処理単位分の
記録データの記録動作を実行し、上述した実施例と同様
に、データ記録終了結果を制御部9に通知する。
【0052】この状態で、制御部9は、駆動装置制御部
6のデータ記録動作が終了するまで待ち(処理20
7)、そのときに、ライトエラーが通知されたかどうか
を調べる(判断208)。
【0053】判断208の結果がNOになるときには、
受信した記録データの全てに対するデータ記録動作が終
了したかどうかを調べる(判断209)。判断209の
結果がNOになるときには、処理203に戻って、次の
処理単位についてデータ記録動作を実行する。また、判
断209の結果がYESになるときには、ホスト装置に
対して、受信した記録データを正常に記録終了したこと
を通知して(処理210)、一連のデータ記録動作を終
了する。
【0054】また、判断208の結果がYESになると
きには、例えば、衝撃などの外力が作用して、追従して
いる目的の記録トラックから磁気ヘッド3が外れた場合
であり、そのときの記録動作が正常に終了しなかった場
合なので、再記録動作を実行する。この再記録動作に移
る前に、データ記録の再記録動作を既に所定回数まで実
行してしまっているかどうかを調べる(判断211)。
【0055】判断211の結果がYESになるときに
は、データ記録が正常に行なえなかった場合であるの
で、データエラーを生じたセクタを通知した状態で、ホ
スト装置にデータ記録がエラー終了したことを通知して
(処理212)、このデータ記録動作をエラー終了す
る。
【0056】一方、判断211の結果がNOになるとき
には、そのときにデータエラーを生じたのが、そのとき
に記録している処理単位の先頭セクタであるかどうかを
調べる(判断213)。判断213の結果がYESにな
るときには、磁気ヘッド3が記録トラックTKから外れ
たのが、最初のセクタであり、まだ、1つ以上のセクタ
への記録動作を実行していない状態なので、外れた方向
の記録トラックTKへの影響がない。そこで、処理20
6に戻り、そのときの処理単位の記録データを再記録す
る。
【0057】また、判断213の結果がNOになるとき
には、そのときの処理単位の1つ以上のセクタにデータ
記録を行なっている状態であり、外れた方向の記録トラ
ックTKに、不正なデータを記録していることがある。
【0058】そこで、この場合には、そのときに追従し
ている目的トラックの両側の隣接する記録トラックTK
で、ライトエラーを検出したとセクタと同じセクタアド
レスのセクタのうち、既にデータ記録済みとなっている
セクタ(以下、記録済みセクタという)を判定して、そ
の記録済みセクタの記録データを転送するように、ホス
ト装置に要求する(処理214)。
【0059】これにより、ホスト装置から要求した記録
済みセクタの記録データを受信したとき(判断215の
結果がYES)、その受信したデータをその記録済みセ
クタに記録する(処理216)。
【0060】次いで、記録済みセクタと反対側に位置
し、かつ、目的セクタに隣接する記録トラックTKにお
いて、ライトエラーを検出したとセクタと同じセクタア
ドレスのセクタからデータを読み出して(処理21
7)、その読み出したデータを、同一セクタに再度記録
する(処理218)。このようにして、目的トラックに
隣接する2つの記録トラックにおいて、ライトエラーを
検出したセクタと同じセクタアドレスのセクタに対し
て、データの再記録動作を終了すると、処理206に戻
り、そのときの処理単位の記録データの再記録動作を実
行する。なお、このとき、最初に判定した記録処理単位
のデータのうち、ライトエラーを検出したセクタ以降の
部分を新たな記録処理単位に設定することができる。
【0061】また、記録済みセクタの記録データがホス
ト装置になく、要求した記録済みセクタの記録データを
ホスト装置から受信できなかった場合で、判断215の
結果がNOになるときには、記録済みセクタからデータ
を読み出して(処理219)、その読み出したデータ
を、記録済みセクタに再度記録したのちに(処理22
0)、処理217に進んで、反対側の隣接記録トラック
について、データの再記録動作を実行し、処理206に
戻り、そのときの処理単位の記録データの再記録動作を
実行する。
【0062】このようにして、目的トラックに隣接する
2つの記録トラックで、ライトエラーを検出したセクタ
と同じセクタアドレスのセクタのうち、既にデータを記
録している記録済みセクタのデータをホスト装置に転送
要求し、ホスト装置からデータを受信したときには、そ
の受信データを記録済みセクタに記録しているので、ホ
スト装置にそのデータが残っているときには、元々のデ
ータを完全に回復することができる。また、ホスト装置
にそのデータが残っていないときには、記録データを読
み出した後に再記録するようにしているので、かかる事
態についても対処することができる。
【0063】図9および図10は、ホスト装置からデー
タ記録が指令されたときに制御部9が実行するさらに他
の処理例を示している。
【0064】ホスト装置からのライトコマンドを受信す
ると(処理301)、ホスト装置から転送されてくる記
録データを受信して一旦バッファメモリ7に保存する
(処理302)。その状態で、そのときの1処理単位分
の記録データを判定し(処理303)、その1処理単位
分の記録データを記録する磁気ディスク2の記録領域を
算出する(処理304)。
【0065】次いで、算出した記録領域の記録トラック
TKに磁気ヘッド3を移動させる(処理305)。これ
により、駆動装置制御部6が磁気ヘッド3を磁気ディス
ク2の目的の記録トラックTKに移動する。
【0066】このシーク動作を終了すると、算出した記
録領域の先頭セクタから、判定した1処理単位分の記録
データの記録動作を開始させる(処理306)。これに
より、駆動装置制御部6が、そのときの1処理単位分の
記録データの記録動作を実行し、上述した実施例と同様
に、データ記録終了結果を制御部9に通知する。
【0067】この状態で、制御部9は、駆動装置制御部
6のデータ記録動作が終了するまで待ち(処理30
7)、そのときに、ライトエラーが通知されたかどうか
を調べる(判断308)。
【0068】判断308の結果がNOになるときには、
受信した記録データの全てに対するデータ記録動作が終
了したかどうかを調べる(判断309)。判断309の
結果がNOになるときには、処理303に戻って、次の
処理単位についてデータ記録動作を実行する。また、判
断309の結果がYESになるときには、ホスト装置に
対して、受信した記録データを正常に記録終了したこと
を通知して(処理310)、一連のデータ記録動作を終
了する。
【0069】また、判断308の結果がYESになると
きには、例えば、衝撃などの外力が作用して、追従して
いる目的の記録トラックから磁気ヘッド3が外れた場合
であり、そのときの記録動作が正常に終了しなかった場
合なので、再記録動作を実行する。この再記録動作に移
る前に、データ記録の再記録動作を既に所定回数まで実
行してしまっているかどうかを調べる(判断311)。
【0070】判断311の結果がYESになるときに
は、データ記録が正常に行なえなかった場合であるの
で、データエラーを生じたセクタを通知した状態で、ホ
スト装置にデータ記録がエラー終了したことを通知して
(処理312)、このデータ記録動作をエラー終了す
る。
【0071】一方、判断311の結果がNOになるとき
には、そのときにデータエラーを生じたのが、そのとき
に記録している処理単位の先頭セクタであるかどうかを
調べる(判断313)。判断313の結果がYESにな
るときには、磁気ヘッド3が記録トラックTKから外れ
たのが、最初のセクタであり、まだ、1つ以上のセクタ
への記録動作を実行していない状態なので、外れた方向
の記録トラックTKへの影響がない。そこで、処理30
6に戻り、そのときの処理単位の記録データを再記録す
る。なお、このとき、最初に判定した記録処理単位のデ
ータのうち、ライトエラーを検出したセクタ以降の部分
を新たな記録処理単位に設定することができる。
【0072】また、判断313の結果がNOになるとき
には、そのときの処理単位の1つ以上のセクタにデータ
記録を行なっている状態であり、外れた方向の記録トラ
ックTKに、不正なデータを記録していることがある。
【0073】そこで、この場合には、そのときに追従し
ている目的トラックの両側の隣接する記録トラックTK
で、ライトエラーを検出したとセクタと同じセクタアド
レスのセクタのうち記録済みセクタを判定して、その記
録済みセクタの記録データがバッファメモリ7に保存さ
れていかどうかを判定する(判断314)。
【0074】判断314の結果がYESになるときに
は、その記録済みセクタの記録データをバッファメモリ
7から読み出して、その読み出したデータをその記録済
みセクタに記録する(処理315)。
【0075】次いで、記録済みセクタと反対側に位置
し、かつ、目的セクタに隣接する記録トラックTKにお
いて、ライトエラーを検出したとセクタと同じセクタア
ドレスのセクタからデータを読み出して(処理31
6)、その読み出したデータを、同一セクタに再度記録
する(処理317)。そして、処理306に戻り、その
ときの処理単位の記録データを再記録する。
【0076】また、記録済みセクタの記録データがバッ
ファメモリ7に保存されていない場合で、判断314の
結果がNOになるときには、記録済みセクタからデータ
を読み出して(処理318)、その読み出したデータ
を、記録済みセクタに再度記録したのちに(処理31
9)、処理316に進んで、反対側の隣接記録トラック
について、データの再記録動作を実行し、そののちに、
処理306に戻り、そのときの処理単位の記録データを
再記録する。
【0077】このようにして、目的トラックに隣接する
2つの記録トラックで、ライトエラーを検出したセクタ
と同じセクタアドレスのセクタのうち、既にデータを記
録している記録済みセクタのデータがバッファメモリ7
に保存されている場合には、その保存したデータを用い
て記録済みセクタのデータを再記録するので、再記録の
処理時間を大幅に短縮することができる。また、バッフ
ァメモリ7にそのデータが残っていないときには、記録
データを読み出した後に再記録するようにしているの
で、かかる事態についても対処することができる。
【0078】図11は、ホスト装置からデータ記録が指
令されたときに制御部9が実行するまたさらに他の処理
例を示している。
【0079】ホスト装置からのライトコマンドを受信す
ると(処理401)、ホスト装置から転送されてくる記
録データを受信して一旦バッファメモリ7に保存する
(処理402)。その状態で、そのときの1処理単位分
の記録データを判定し(処理403)、その1処理単位
分の記録データを記録する磁気ディスク2の記録領域を
算出する(処理404)。
【0080】次いで、算出した記録領域の記録トラック
TKに磁気ヘッド3を移動させる(処理405)。これ
により、駆動装置制御部6が磁気ヘッド3を磁気ディス
ク2の目的の記録トラックTKに移動する。
【0081】このシーク動作を終了すると、算出した記
録領域の先頭セクタから、判定した1処理単位分の記録
データの記録動作を開始させる(処理406)。これに
より、駆動装置制御部6が、そのときの1処理単位分の
記録データの記録動作を実行し、上述した実施例と同様
に、データ記録終了結果を制御部9に通知する。なお、
この場合、駆動装置制御部6は、サーボ領域SBAの再
生信号に基づいて検出したトラッキング誤差量が所定値
を超えていたときには、ライトエラーを判定する。そし
て、ライトエラーを検出したときには、そのライトエラ
ーを検出したセクタ、および、トラッキングの外れ方向
を通知した状態で、ライトエラー検出を制御部9に通知
する。
【0082】この状態で、制御部9は、駆動装置制御部
6のデータ記録動作が終了するまで待ち(処理40
7)、そのときに、ライトエラーが通知されたかどうか
を調べる(判断408)。
【0083】判断408の結果がNOになるときには、
受信した記録データの全てに対するデータ記録動作が終
了したかどうかを調べる(判断409)。判断409の
結果がNOになるときには、処理403に戻って、次の
処理単位についてデータ記録動作を実行する。また、判
断409の結果がYESになるときには、ホスト装置に
対して、受信した記録データを正常に記録終了したこと
を通知して(処理410)、一連のデータ記録動作を終
了する。
【0084】また、判断408の結果がYESになると
きには、例えば、衝撃などの外力が作用して、追従して
いる目的の記録トラックから磁気ヘッド3が外れた場合
であり、そのときの記録動作が正常に終了しなかった場
合なので、再記録動作を実行する。この再記録動作に移
る前に、データ記録の再記録動作を既に所定回数まで実
行してしまっているかどうかを調べる(判断411)。
【0085】判断411の結果がYESになるときに
は、データ記録が正常に行なえなかった場合であるの
で、データエラーを生じたセクタを通知した状態で、ホ
スト装置にデータ記録がエラー終了したことを通知して
(処理412)、このデータ記録動作をエラー終了す
る。
【0086】一方、判断411の結果がNOになるとき
には、そのときにデータエラーを生じたのが、そのとき
に記録している処理単位の先頭セクタであるかどうかを
調べる(判断413)。判断413の結果がYESにな
るときには、磁気ヘッド3が記録トラックTKから外れ
たのが、最初のセクタであり、まだ、1つ以上のセクタ
への記録動作を実行していない状態なので、外れた方向
の記録トラックTKへの影響がない。そこで、処理40
6に戻り、そのときの処理単位の記録データを再記録す
る。なお、このとき、最初に判定した記録処理単位のデ
ータのうち、ライトエラーを検出したセクタ以降の部分
を新たな記録処理単位に設定することができる。
【0087】また、判断413の結果がNOになるとき
には、そのときの処理単位の1つ以上のセクタにデータ
記録を行なっている状態であり、外れた方向の記録トラ
ックTKに、不正なデータを記録していることがある。
【0088】そこで、この場合には、トラックはずれ方
向を判定して(処理414)、そのときに追従している
目的トラックの両側の隣接する記録トラックTKで、ラ
イトエラーを検出したとセクタと同じセクタアドレスの
セクタのうち、その判定した外れ方向に位置しているセ
クタ(以下、外れ方向セクタという)を判定して、その
外れ方向セクタの記録データがバッファメモリ7に保存
されていかどうかを判定する(判断415)。
【0089】判断415の結果がYESになるときに
は、その外れ方向セクタの記録データをバッファメモリ
7から読み出して、その読み出したデータをその外れ方
向セクタに記録する(処理416)。これにより、不正
なデータが記録されたおそれのあるセクタのデータを回
復したので、処理406に戻り、そのときの処理単位の
記録データを再記録する。
【0090】また、外れ方向セクタの記録データがバッ
ファメモリ7に保存されていない場合で、判断415の
結果がNOになるときには、外れ方向セクタからデータ
を読み出して(処理417)、その読み出したデータ
を、外れ方向セクタに再度記録する(処理418)。こ
れにより、不正なデータが記録されたおそれのあるセク
タのデータを回復したので、処理406に戻り、そのと
きの処理単位の記録データを再記録する。
【0091】このようにして、目的トラックに隣接する
2つの記録トラックで、ライトエラーを検出したセクタ
と同じセクタアドレスのセクタのうち、磁気ヘッド3の
外れた方向に位置している外れ方向セクタのデータがバ
ッファメモリ7に保存されている場合には、その保存し
たデータを用いて外れ方向セクタのデータを再記録する
ので、再記録の処理時間を大幅に短縮することができ
る。また、バッファメモリ7にそのデータが残っていな
いときには、記録データを読み出した後に再記録するよ
うにしているので、かかる事態についても対処すること
ができる。また、外れ方向セクタのみに再記録処理を適
用するので、処理時間を大幅に短縮することができる。
【0092】図12および図13(a),(b)は、ホ
スト装置からデータ記録が指令されたときに制御部9が
実行する別な処理例を示している。
【0093】ホスト装置からのライトコマンドを受信す
ると(処理501)、ホスト装置から転送されてくる記
録データを受信して一旦バッファメモリ7に保存する
(処理502)。その状態で、そのときの1処理単位分
の記録データを判定し(処理503)、その1処理単位
分の記録データを記録する磁気ディスク2の記録領域を
算出する(処理504)。
【0094】次いで、算出した記録領域の記録トラック
TKに磁気ヘッド3を移動させる(処理505)。これ
により、駆動装置制御部6が磁気ヘッド3を磁気ディス
ク2の目的の記録トラックTKに移動する。
【0095】このシーク動作を終了すると、算出した記
録領域の先頭セクタから、判定した1処理単位分の記録
データの記録動作を開始させる(処理506)。これに
より、駆動装置制御部6が、そのときの1処理単位分の
記録データの記録動作を実行し、上述した実施例と同様
に、データ記録終了結果を制御部9に通知する。なお、
この場合、駆動装置制御部6は、サーボ領域SBAの再
生信号に基づいて検出したトラッキング誤差量が所定値
を超えていたときには、ライトエラーを判定する。そし
て、ライトエラーを検出したときには、そのライトエラ
ーを検出したセクタ、および、トラッキングの外れ方向
を通知した状態で、ライトエラー検出を制御部9に通知
する。
【0096】この状態で、制御部9は、駆動装置制御部
6のデータ記録動作が終了するまで待ち(処理50
7)、そのときに、ライトエラーが通知されたかどうか
を調べる(判断508)。
【0097】判断508の結果がNOになるときには、
受信した記録データの全てに対するデータ記録動作が終
了したかどうかを調べる(判断509)。判断509の
結果がNOになるときには、処理503に戻って、次の
処理単位についてデータ記録動作を実行する。また、判
断509の結果がYESになるときには、ホスト装置に
対して、受信した記録データを正常に記録終了したこと
を通知して(処理510)、一連のデータ記録動作を終
了する。
【0098】また、判断508の結果がYESになると
きには、例えば、衝撃などの外力が作用して、追従して
いる目的の記録トラックから磁気ヘッド3が外れた場合
であり、そのときの記録動作が正常に終了しなかった場
合なので、再記録動作を実行する。この再記録動作に移
る前に、データ記録の再記録動作を既に所定回数まで実
行してしまっているかどうかを調べる(判断511)。
【0099】判断511の結果がYESになるときに
は、データ記録が正常に行なえなかった場合であるの
で、データエラーを生じたセクタを通知した状態で、ホ
スト装置にデータ記録がエラー終了したことを通知して
(処理512)、このデータ記録動作をエラー終了す
る。
【0100】一方、判断511の結果がNOになるとき
には、そのときにデータエラーを生じたのが、そのとき
に記録している処理単位の先頭セクタであるかどうかを
調べる(判断513)。判断513の結果がYESにな
るときには、磁気ヘッド3が記録トラックTKから外れ
たのが、最初のセクタであり、まだ、1つ以上のセクタ
への記録動作を実行していない状態なので、外れた方向
の記録トラックTKへの影響がない。そこで、処理50
6に戻り、そのときの処理単位の記録データを再記録す
る。
【0101】また、判断513の結果がNOになるとき
には、そのときの処理単位の1つ以上のセクタにデータ
記録を行なっている状態であり、外れた方向の記録トラ
ックTKに、不正なデータを記録していることがある。
【0102】そこで、この場合には、トラック外れ方向
を判定して(処理514)、そのときの外れ方向セクタ
を判定して、その外れ方向セクタが未記録セクタである
かどうかを調べる(判断515)。
【0103】判断515の結果がYESになるときに
は、その外れ方向セクタが、これからデータを記録しよ
うとしている記録領域に含まれているかどうかを調べる
(判断516)。判断516の結果がYESになるとき
には、その外れ方向セクタについては、後で実行するデ
ータ記録動作において、正しいデータが記録されるの
で、処理506に戻り、そのときの処理単位の記録デー
タを再記録する。なお、このとき、最初に判定した記録
処理単位のデータのうち、ライトエラーを検出したセク
タ以降の部分を新たな記録処理単位に設定することがで
きる。
【0104】そのときの外れセクタが、既にデータ記録
終了しているセクタであり、判断516の結果がNOに
なるときには、外れ方向セクタからデータを読み出して
(処理517)、その読み出し動作が正常終了したかど
うかを調べる(判断518)。判断518の結果がYE
Sになるときには、外れセクタのデータに不正なデータ
が記録されていなかった場合であるので、処理506に
戻り、そのときの処理単位の記録データを再記録する。
【0105】また、判断518の結果がNOになるとき
には、外れ方向セクタのデータを読み出せなかった場合
であり、この場合には、外れ方向セクタのデータを回復
することができないので、処理512に進み、データエ
ラーを生じたセクタを通知した状態で、ホスト装置にデ
ータ記録がエラー終了したことを通知して、このデータ
記録動作をエラー終了する。
【0106】また、判断515の結果がNOになるとき
には、そのときの記録処理中でその外れ方向セクタにデ
ータを記録したかどうかを調べる(判断519)。判断
519の結果がYESになるときには、外れ方向セクタ
の記録データをバッファメモリ7より読み出して、その
外れ方向セクタに再記録し(処理520)、この記録時
にライトエラーを生じたかどうかを調べる(判断52
1)。
【0107】判断521の結果がNOになるときには、
処理506に戻り、そのときの処理単位の記録データを
再記録する。また、判断521の結果がYESになると
きには、そのときのデータ記録の再記録動作を既に所定
回数まで実行してしまっているかどうかを調べる(判断
522)。
【0108】判断522の結果がYESになるときに
は、データ記録が正常に行なえなかった場合であるの
で、処理512に進み、データエラーを生じたセクタを
通知した状態で、ホスト装置にデータ記録がエラー終了
したことを通知して、このデータ記録動作をエラー終了
する。また、判断511の結果がNOになるときには、
処理520に戻って、再度、外れ方向セクタへのデータ
再記録動作を実行する。
【0109】また、判断519の結果がNOになるとき
には、外れ方向セクタからデータを読み出して(処理5
23)、その読み出し動作が正常終了したかどうかを調
べる(判断524)。判断524の結果がYESになる
ときには、外れセクタのデータに不正なデータが記録さ
れていなかった場合であるので、処理506に戻り、そ
のときの処理単位の記録データを再記録する。
【0110】また、判断524の結果がNOになるとき
には、外れ方向セクタのデータを読み出せなかった場合
であり、この場合には、外れ方向セクタのデータを回復
することができないので、処理512に進み、データエ
ラーを生じたセクタを通知した状態で、ホスト装置にデ
ータ記録がエラー終了したことを通知して、このデータ
記録動作をエラー終了する。
【0111】このようにして、目的トラックに隣接する
2つの記録トラックで、ライトエラーを検出したセクタ
と同じセクタアドレスのセクタのうち、磁気ヘッド3の
外れた方向に位置している外れ方向セクタが、未記録領
域であり、あとの記録動作で正常なデータが記録される
ような場合には、その外れ方向セクタへの処理を実行し
ないので、処理時間を大幅に短縮することができる。
【0112】また、外れ方向セクタがデータ記録済みで
ある場合、その外れ方向セクタのデータがバッファメモ
リ7に保存されている場合には、その保存したデータを
用いて外れ方向セクタのデータを再記録するので、再記
録の処理時間を大幅に短縮することができる。また、バ
ッファメモリ7にそのデータが残っていないときには、
記録データを正常に読み出せた場合に限って、正常終了
するようにしているので、ライトエラー回復処理の処理
時間を短縮することができる。
【0113】図14および図15(a),(b)は、ホ
スト装置からデータ記録が指令されたときに制御部9が
実行するさらに別な処理例を示している。
【0114】ホスト装置からのライトコマンドを受信す
ると(処理601)、ホスト装置から転送されてくる記
録データを受信して一旦バッファメモリ7に保存する
(処理602)。その状態で、そのときの1処理単位分
の記録データを判定し(処理603)、その1処理単位
分の記録データを記録する磁気ディスク2の記録領域を
算出する(処理604)。
【0115】次いで、算出した記録領域の記録トラック
TKに磁気ヘッド3を移動させる(処理605)。これ
により、駆動装置制御部6が磁気ヘッド3を磁気ディス
ク2の目的の記録トラックTKに移動する。
【0116】このシーク動作を終了すると、算出した記
録領域の先頭セクタから、判定した1処理単位分の記録
データの記録動作を開始させる(処理606)。これに
より、駆動装置制御部6が、そのときの1処理単位分の
記録データの記録動作を実行し、上述した実施例と同様
に、データ記録終了結果を制御部9に通知する。なお、
この場合、駆動装置制御部6は、サーボ領域SBAの再
生信号に基づいて検出したトラッキング誤差量が所定値
を超えていたときには、ライトエラーを判定する。そし
て、ライトエラーを検出したときには、そのライトエラ
ーを検出したセクタ、および、トラッキングの外れ方向
を通知した状態で、ライトエラー検出を制御部9に通知
する。
【0117】この状態で、制御部9は、駆動装置制御部
6のデータ記録動作が終了するまで待ち(処理60
7)、そのときに、ライトエラーが通知されたかどうか
を調べる(判断608)。
【0118】判断608の結果がNOになるときには、
受信した記録データの全てに対するデータ記録動作が終
了したかどうかを調べる(判断609)。判断609の
結果がNOになるときには、処理603に戻って、次の
処理単位についてデータ記録動作を実行する。また、判
断609の結果がYESになるときには、ホスト装置に
対して、受信した記録データを正常に記録終了したこと
を通知して(処理610)、一連のデータ記録動作を終
了する。
【0119】また、判断608の結果がYESになると
きには、例えば、衝撃などの外力が作用して、追従して
いる目的の記録トラックから磁気ヘッド3が外れた場合
であり、そのときの記録動作が正常に終了しなかった場
合なので、再記録動作を実行する。この再記録動作に移
る前に、データ記録の再記録動作を既に所定回数まで実
行してしまっているかどうかを調べる(判断611)。
【0120】判断611の結果がYESになるときに
は、データ記録が正常に行なえなかった場合であるの
で、データエラーを生じたセクタを通知した状態で、ホ
スト装置にデータ記録がエラー終了したことを通知して
(処理612)、このデータ記録動作をエラー終了す
る。
【0121】一方、判断611の結果がNOになるとき
には、そのときにデータエラーを生じたのが、そのとき
に記録している処理単位の先頭セクタであるかどうかを
調べる(判断613)。判断613の結果がYESにな
るときには、磁気ヘッド3が記録トラックTKから外れ
たのが、最初のセクタであり、まだ、1つ以上のセクタ
への記録動作を実行していない状態なので、外れた方向
の記録トラックTKへの影響がない。そこで、処理60
6に戻り、そのときの処理単位の記録データを再記録す
る。
【0122】また、判断613の結果がNOになるとき
には、そのときの処理単位の1つ以上のセクタにデータ
記録を行なっている状態であり、外れた方向の記録トラ
ックTKに、不正なデータを記録していることがある。
また、駆動装置制御部6が磁気ヘッド3の外れを検出し
たときには、その外れを検出したセクタSCのサーボ領
域SBAの1つ前のセクタSCでも、既に隣接記録トラ
ックに不正なデータを記録しているおそれがある。
【0123】そこで、この場合には、トラック外れ方向
を判定して(処理614)、そのときの外れ方向セクタ
を判定して、その外れ方向セクタとその1つ前のセクタ
が未記録セクタであるかどうかを調べる(判断61
5)。
【0124】判断615の結果がYESになるときに
は、その外れ方向セクタおよびその1つ前のセクタが、
これからデータを記録しようとしている記録領域に含ま
れているかどうかを調べる(判断616)。判断616
の結果がYESになるときには、その外れ方向セクタお
よびその1つ前のセクタについては、後で実行するデー
タ記録動作において、正しいデータが記録されるので、
処理606に戻り、そのときの処理単位の記録データを
再記録する。なお、このとき、最初に判定した記録処理
単位のデータのうち、ライトエラーを検出したセクタ以
降の部分を新たな記録処理単位に設定することができ
る。
【0125】そのときの外れセクタおよびその1つ前の
セクタが、既にデータ記録終了しているセクタであり、
判断616の結果がNOになるときには、外れ方向セク
タおよびその1つ前のセクタからデータを読み出して
(処理617)、その読み出し動作が正常終了したかど
うかを調べる(判断618)。判断618の結果がYE
Sになるときには、外れセクタおよびその1つ前のセク
タのデータに不正なデータが記録されていなかった場合
であるので、処理606に戻り、そのときの処理単位の
記録データを再記録する。
【0126】また、判断618の結果がNOになるとき
には、外れ方向セクタおよびその1つ前のセクタのデー
タを読み出せなかった場合であり、この場合には、外れ
方向セクタおよびその1つ前のセクタのデータを回復す
ることができないので、処理612に進み、データエラ
ーを生じたセクタを通知した状態で、ホスト装置にデー
タ記録がエラー終了したことを通知して、このデータ記
録動作をエラー終了する。
【0127】また、判断615の結果がNOになるとき
には、そのときの記録処理中でその外れ方向セクタおよ
びその1つ前のセクタにデータを記録したかどうかを調
べる(判断619)。判断619の結果がYESになる
ときには、外れ方向セクタおよびその1つ前のセクタの
記録データをバッファメモリ7より読み出して、その外
れ方向セクタに再記録し(処理620)、この記録時に
ライトエラーを生じたかどうかを調べる(判断62
1)。
【0128】判断621の結果がNOになるときには、
処理606に戻り、そのときの処理単位の記録データを
再記録する。また、判断621の結果がYESになると
きには、そのときのデータ記録の再記録動作を既に所定
回数まで実行してしまっているかどうかを調べる(判断
622)。
【0129】判断622の結果がYESになるときに
は、データ記録が正常に行なえなかった場合であるの
で、処理612に進み、データエラーを生じたセクタを
通知した状態で、ホスト装置にデータ記録がエラー終了
したことを通知して、このデータ記録動作をエラー終了
する。また、判断611の結果がNOになるときには、
処理620に戻って、再度、外れ方向セクタおよびその
1つ前のセクタへのデータ再記録動作を実行する。
【0130】また、判断619の結果がNOになるとき
には、外れ方向セクタおよびその1つ前のセクタからデ
ータを読み出して(処理623)、その読み出し動作が
正常終了したかどうかを調べる(判断624)。判断6
24の結果がYESになるときには、外れセクタおよび
その1つ前のセクタのデータに不正なデータが記録され
ていなかった場合であるので、処理606に戻り、その
ときの処理単位の記録データを再記録する。
【0131】また、判断624の結果がNOになるとき
には、外れ方向セクタおよびその1つ前のセクタのデー
タを読み出せなかった場合であり、この場合には、外れ
方向セクタおよびその1つ前のセクタのデータを回復す
ることができないので、処理612に進み、データエラ
ーを生じたセクタを通知した状態で、ホスト装置にデー
タ記録がエラー終了したことを通知して、このデータ記
録動作をエラー終了する。
【0132】このようにして、目的トラックに隣接する
2つの記録トラックで、ライトエラーを検出したセクタ
と同じセクタアドレスのセクタのうち、磁気ヘッド3の
外れた方向に位置している外れ方向セクタおよびその1
つ前のセクタが、未記録領域であり、あとの記録動作で
正常なデータが記録されるような場合には、その外れ方
向セクタおよびその1つ前のセクタへの処理を実行しな
いので、処理時間を大幅に短縮することができる。
【0133】また、外れ方向セクタおよびその1つ前の
セクタがデータ記録済みである場合、その外れ方向セク
タおよびその1つ前ののデータがバッファメモリ7に保
存されている場合には、その保存したデータを用いて外
れ方向セクタおよびその1つ前のセクタのデータを再記
録するので、再記録の処理時間を大幅に短縮することが
できる。また、バッファメモリ7にそのデータが残って
いないときには、記録データを正常に読み出せた場合に
限って、正常終了するようにしているので、ライトエラ
ー回復処理の処理時間を短縮することができる。
【0134】ところで、記録トラックの間隔を、衝撃等
の外力が印加されても、磁気ヘッドが隣接記録トラック
に移動しない程度の広い値に設定すると、磁気ヘッドが
記録トラックから外れたときでも、隣接記録トラックに
不正なデータが記録されるような事態を回避することが
できる。
【0135】なお、上述した各実施例では、本発明を磁
気ディスク装置について適用した場合について説明した
が、本発明は、それ以外の外部記憶装置、例えば、光磁
気ディスク装置などにも同様にして適用することができ
る。
【0136】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
変換器と記録トラックとの位置ずれが大きくなって、デ
ータ記録の目的記録トラックに隣接する記録トラックに
データを記録するような事態を生じるときには、その隣
接記録トラックについてもデータの再記録動作を実行す
るので、記録データが読み出せなくなるような事態を回
避でき、外部記憶装置のデータの信頼性を向上できる。
また、データの再記録を実行する記録トラックを、位置
ずれ方向に位置する隣接記録トラックのみについて適用
することで、データ回復のための処理時間を短縮できる
ようにしている。また、隣接記録トラックにおいて、変
換器と記録トラックとの位置ずれが大きくなったセクタ
と、その次のセクタについて、それぞれデータ再記録を
実行するので、データエラーの補償をより的確に実施で
きるという効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる磁気ディスクを示し
た概略図。
【図2】記録トラックのデータ構成の一例を示した概略
図。
【図3】サーボ情報の一例を示した概略図。
【図4】セクタデータの一例を示した概略図。
【図5】本発明の一実施例にかかる磁気ディスク装置の
制御系の要部を示したブロック図。
【図6】ホスト装置からデータ記録が指令されたときの
制御部の処理例を示したフローチャート。
【図7】ホスト装置からデータ記録が指令されたときの
制御部の他の処理例の一部を示したフローチャート。
【図8】ホスト装置からデータ記録が指令されたときの
制御部の他の処理例の他の部分を示したフローチャー
ト。
【図9】ホスト装置からデータ記録が指令されたときの
制御部のさらに他の処理例の一部を示したフローチャー
ト。
【図10】ホスト装置からデータ記録が指令されたとき
の制御部のさらに他の処理例の一部を示したフローチャ
ート。
【図11】ホスト装置からデータ記録が指令されたとき
の制御部のまたさらに他の処理例を示したフローチャー
ト。
【図12】ホスト装置からデータ記録が指令されたとき
の制御部の別な処理例の一部を示したフローチャート。
【図13】ホスト装置からデータ記録が指令されたとき
の制御部の別な処理例の他の部分を示したフローチャー
ト。
【図14】ホスト装置からデータ記録が指令されたとき
の制御部のさらに別な処理例の一部を示したフローチャ
ート。
【図15】ホスト装置からデータ記録が指令されたとき
の制御部のさらに別な処理例の他の部分を示したフロー
チャート。
【図16】従来装置の不都合を説明するための概略図。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体にあらかじめ記録されたサーボ
    情報を読み取って、記録媒体に形成されている記録トラ
    ックと、記録媒体にデータを記録/再生するための変換
    器の位置ずれ情報を形成し、その位置ずれ情報が0にな
    る方向に変換器を移動して、変換器を記録トラックに追
    従させるとともに、ホスト装置から受信した記録データ
    を一旦バッファメモリに蓄積した後に、データ記録動作
    を行なう外部記録装置の制御方法において、データ記録
    時に、上記位置ずれ情報が所定値を超えたことを検出し
    たときには、そのときにデータ記録中の記録トラックに
    記録データを再記録するとともにその記録トラックに隣
    接する隣接記録トラックについて、記録データの再記録
    を行なうことを特徴とする外部記憶装置の制御方法。
  2. 【請求項2】 前記隣接記録トラックについての記録デ
    ータの再記録は、その隣接記録トラックの記録データを
    読み取った後に、その再生データを同一記録トラックに
    記録してなることを特徴とする請求項1記載の外部記憶
    装置の制御方法。
  3. 【請求項3】 前記隣接記録トラックについての記録デ
    ータの再記録は、その隣接記録トラックの記録データを
    前記ホスト装置に再送要求し、ホスト装置から受信した
    記録データを対応する隣接トラックに記録してなること
    を特徴とする請求項1記載の外部記憶装置の制御方法。
  4. 【請求項4】 前記隣接記録トラックについての記録デ
    ータの再記録は、その隣接記録トラックに記録した記録
    データが前記バッファメモリに残っているときには、そ
    のバッファメモリに残っていた記録データを対応する隣
    接記録トラックに記録し、隣接記録トラックに記録した
    記録データが前記バッファメモリに残っていないときに
    は、その隣接記録トラックの記録データを読み取った後
    に、その再生データを同一記録トラックに記録してなる
    ことを特徴とする請求項1記載の外部記憶装置の制御方
    法。
  5. 【請求項5】 記録媒体にあらかじめ記録されたサーボ
    情報を読み取って、記録媒体に形成されている記録トラ
    ックと、記録媒体にデータを記録/再生するための変換
    器の位置ずれ情報を形成し、その位置ずれ情報が0にな
    る方向に変換器を移動して、変換器を記録トラックに追
    従させるとともに、ホスト装置から受信した記録データ
    を一旦バッファメモリに蓄積した後に、データ記録動作
    を行なう外部記録装置の制御方法において、データ記録
    時に、上記位置ずれ情報が所定値を超えたことを検出し
    たときには、そのときにデータ記録中の記録トラックに
    記録データを再記録するとともに、その記録トラックに
    対して位置ずれ方向に隣接する隣接記録トラックについ
    て、記録データの再記録を行なうことを特徴とする外部
    記憶装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 記録媒体にあらかじめ記録されたサーボ
    情報を読み取って、記録媒体に形成されている記録トラ
    ックと、記録媒体にデータを記録/再生するための変換
    器の位置ずれ情報を形成し、その位置ずれ情報が0にな
    る方向に変換器を移動して、変換器を記録トラックに追
    従させるとともに、ホスト装置から受信した記録データ
    を一旦バッファメモリに蓄積した後に、データ記録動作
    を行なう外部記録装置の制御方法において、データ記録
    時に、上記位置ずれ情報が所定値を超えたことを検出し
    たときには、そのときにデータ記録中の記録トラックに
    記録データを再記録するとともに、その記録トラックに
    対して位置ずれ方向に隣接する隣接記録トラックがその
    ときのデータ記録動作の後続する記録領域に含まれてい
    ない場合には、その隣接記録トラックについて記録デー
    タの再記録を行なうことを特徴とする外部記憶装置の制
    御方法。
  7. 【請求項7】 記録媒体にあらかじめ記録されたサーボ
    情報を読み取って、記録媒体に形成されている記録トラ
    ックと、記録媒体にデータを記録/再生するための変換
    器の位置ずれ情報を形成し、その位置ずれ情報が0にな
    る方向に変換器を移動して変換器を記録トラックに追従
    させ、ホスト装置から受信した記録データを一旦バッフ
    ァメモリに蓄積した後にデータ記録動作を行なうととも
    に、所定データ長のセクタ単位にデータを記録/再生可
    能な外部記録装置の制御方法において、データ記録時
    に、上記位置ずれ情報が所定値を超えたことを検出した
    ときには、そのときにデータ記録中の記録トラックに記
    録データを再記録するとともに、その記録トラックに対
    して位置ずれ方向に隣接する隣接記録トラックで、上記
    位置ずれ情報が所定値を超えたことを検出した検出位置
    に対応したセクタとこのセクタの1つ前のセクタについ
    て、その2つのセクタについて記録データの再記録を行
    なうことを特徴とする外部記憶装置の制御方法。
  8. 【請求項8】 記録媒体にあらかじめ記録されたサーボ
    情報を読み取って、記録媒体に形成されている記録トラ
    ックと、記録媒体にデータを記録/再生するための変換
    器の位置ずれ情報を形成し、その位置ずれ情報が0にな
    る方向に変換器を移動して変換器を記録トラックに追従
    させ、ホスト装置から受信した記録データを一旦バッフ
    ァメモリに蓄積した後にデータ記録動作を行なうととも
    に、所定データ長のセクタ単位にデータを記録/再生可
    能な外部記録装置の制御方法において、データ記録時
    に、上記位置ずれ情報が所定値を超えたことを検出した
    ときには、そのときにデータ記録中の記録トラックに記
    録データを再記録するとともに、その記録トラックに対
    して位置ずれ方向に隣接する隣接記録トラックで、上記
    位置ずれ情報が所定値を超えたことを検出した検出位置
    に対応したセクタとこのセクタの1つ前のセクタがその
    ときのデータ記録動作の後続する記録領域に含まれてい
    ない場合には、その2つのセクタについて記録データの
    再記録を行なうことを特徴とする外部記憶装置の制御方
    法。
  9. 【請求項9】 前記2つのセクタについての記録データ
    の再記録は、その2つのセクタの記録データを読み取っ
    た後に、その再生データを同一セクタに記録してなるこ
    とを特徴とする請求項7または請求項8記載の外部記憶
    装置の制御方法。
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