JPH0652263U - 集合住宅用通話装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】管理人室機から総ての居室機を一斉に選局で
き、選局された居室機では管理人室機に設けた伝言メッ
セージ記憶再生回路で再生された伝言メッセージを自由
に聴くことが出来る。 【構成】管理人室機１と、管理人室機に接続された制御
機２０と、制御機を介して管理人室機と通話できる居室
機ＥＱ₁とを備え、管理人室機には、一斉伝言メッセー
ジを記憶再生する伝言メッセージ記憶再生回路１１と、
居室機を一斉に選局する一斉選局回路１０とを設け、居
室機には、一斉選局回路から選局されたとき動作する選
局表示回路２７と、居室機から管理人室機を呼出す管理
人室機呼出回路２５と、管理人室機呼出回路が管理人室
機を呼出したとき伝言メッセージ記憶再生回路で再生さ
れた伝言メッセージを受信する伝言メッセージ用音声回
路２４とを備えている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は集合住宅用通話装置に係わり、特に管理人室機に一斉伝言メッセージ を記憶再生する伝言メッセージ記憶再生回路を設けた集合住宅用通話装置に関す る。

【０００２】

【従来技術および考案が解決しようとする課題】

従来の集合住宅用通話装置は、図２に示すように居室機ＥＱ₁₁・・・・・・、制御機 ５０、管理人室機３１で構成され、管理人室機３１は端子Ｔ₁₂を介して直接制御 機５０と接続されている。また、居室機ＥＱ₁₁・・・・・・は端子Ｔ₁₁を介して居室ア ダプタＡＤ₁₁・・・・・・と接続され、居室アダプタＡＤ₁₁・・・・・・はバス方式で制御機 ５０と接続されている。

【０００３】 居室機ＥＱ₁₁は選局回路５１、通話回路５２、送受器５３、伝言メッセージ用 音声回路５４、リンガー兼伝言メッセージ用スピーカ５４ａ、選局表示回路５７ 、伝言メッセージ用表示器５７ａ、管理人室機呼出釦ＭＫ₁₁が接続された管理人 室機呼出回路５５で構成され、端子Ｔ₁₁が接続された選局回路５１は通話回路５ ２を介して送受器５３と接続されている。また、通話回路５２には伝言メッセー ジ用音声回路５４を介してリンガー兼伝言メッセージ用スピーカ５４ａが接続さ れ、選局表示回路５７の出力側が接続されている管理人室機呼出回路５５の出力 側は端子Ｔ₁₁と接続されている。

【０００４】 管理人室機３１は対制御機インターフェース３２、リンガー兼再生モニタ用ス ピーカ３５が接続された通話回路３３、送受器３４、要求元居室機番号検出機能 がある伝言メッセージ要求回路３７、伝言メッセージ送出回路３８、居室機選局 釦Ｋ₁₁・・・・・・及び記憶釦ＦＫ₁₁、再生釦ＦＫ₁₂、消去釦ＦＫ₁₃を設けたキーコン ポーネント４２、選局回路３９、伝言メッセージ記憶再生回路４１及びＣＰＵ４ ５で構成され、端子Ｔ₁₂が接続された対制御機インターフェース３２は通話回路 ３３を介して送受器３４と接続されている。また、入力側が対制御機インターフ ェース３２に接続されている伝言メッセージ要求回路３７の出力側は伝言メッセ ージ記憶再生回路４１及びＣＰＵ４５と接続され、伝言メッセージ記憶再生回路 ４１の出力側は伝言メッセージ送出回路３８を介して対制御機インターフェース ３２と接続されている。更に、キーコンポーネント４２が接続されているＣＰＵ ４５の制御出力側は選局回路３９及び双方向アナログスイッチ３６と接続され、 伝言メッセージ記憶再生回路４１と通話回路３３は双方向アナログスイッチ３６ と接続されている。

【０００５】 上記構成の集合住宅用通話装置で管理人室機３１で伝言メッセージを伝言メッ セージ記憶再生回路４１へ記憶したいときは、キーコンポーネント４２の記憶釦 ＦＫ₁₁を押下する。記憶釦ＦＫ₁₁を押下すると双方向アナログスイッチ３６がＣ ＰＵ４５の制御で動作するので送受器３４で伝言メッセージを伝言メッセージ記 憶再生回路４１に記憶できる。伝言メッセージ記憶再生回路４１で記憶された伝 言メッセージは再生釦ＦＫ₁₂を押下すると再生され、再生された伝言メッセージ を送受器３４で聴くことができる。管理人室機３１から居室機ＥＱ₁₁へ伝言メッ セージを送出したいときは、キーコンポーネント４２の居室機選局釦Ｋ₁₁を押下 する。居室機選局釦Ｋ₁₁を押下すると居室機ＥＱ₁₁が選局され、居室機ＥＱ₁₁の 選局回路５１が動作し、選局表示回路５７を介して伝言メッセージ用表示器５７ ａが点灯する。管理人室機呼出釦ＭＫ₁₁を押下すると、管理人室機３１の要求元 居室機番号検出機能がある伝言メッセージ要求回路３７が動作する。伝言メッセ ージ要求回路３７が動作すると選局回路３９により、居室機ＥＱ₁₁が選局され、 選局動作が完了すると、伝言メッセージ記憶再生回路４１から再生された伝言メ ッセージが伝言メッセージ送出回路３８を経由して居室機ＥＱ₁₁の通話回路５２ へ送出される。この伝言メッセージは伝言メッセージ用音声回路５４を介してリ ンガー兼伝言メッセージ用スピーカ５４ａへ送出されるので、リンガー兼伝言メ ッセージ用スピーカ５４ａで再生された伝言メッセージを聴くことができる。

【０００６】 上記構成の集合住宅用通話装置で総ての居室機ＥＱ₁₁へ同じ伝言メッセージを 伝えたいときは、キーコンポーネント４２の居室機選局釦Ｋ₁₁・・・・・・を順次押下 しなければならない難点がある。

【０００７】

【目的】

本考案は上述した難点に鑑みなされたもので、管理人室機から総ての居室機を 一斉に選局でき、選局された居室機では管理人室機に設けた伝言メッセージ記憶 再生回路で再生された伝言メッセージを自由に聴くことが出来る集合住宅用通話 装置を提供することを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

本考案は上述した難点に鑑みなされたもので、管理人室機と、管理人室機に接 続された制御機と、制御機を介して管理人室機と通話できる居室機とを備え、管 理人室機には、一斉伝言メッセージを記憶再生する伝言メッセージ記憶再生回路 と、居室機を一斉に選局する一斉選局回路とを設け、居室機には、一斉選局回路 から選局されたとき動作する選局表示回路と、居室機から前記管理人室機を呼出 す管理人室機呼出回路と、管理人室機呼出回路が前記管理人室機を呼出したとき 伝言メッセージ記憶再生回路で再生された伝言メッセージを受信する伝言メッセ ージ用音声回路とを備えている。

【０００９】

【作用】

管理人室機に設けた伝言メッセージ記憶再生回路で一斉伝言メッセージを記憶 する。また、一斉選局回路で居室機を一斉に選局する。一斉選局されると居室機 に設けた選局表示回路が動作する。この状態で、管理人室機呼出回路から管理人 室機を呼出すと、伝言メッセージ記憶再生回路で再生された伝言メッセージを伝 言メッセージ用音声回路で受信することが出来る。

【００１０】

【実施例】

以下、本考案による集合住宅用通話装置の一実施例を図１に従って詳述する。 図１と図２において、同一回路には同じ名称を付してあるから説明を省略する 。 本考案による集合住宅用通話装置は図１に示すように、管理人室機１と、管理 人室機に接続された制御機２０と、制御機を介して管理人室機と通話できる居室 機ＥＱ₁とを備え、管理人室機には、一斉伝言メッセージを記憶再生する伝言メ ッセージ記憶再生回路１１と、居室機を一斉に選局する一斉選局回路１０とを設 け、居室機には、一斉選局回路から選局されたとき動作する選局表示回路２７と 、居室機から前記管理人室機を呼出す管理人室機呼出回路２５と、管理人室機呼 出回路が前記管理人室機を呼出したとき伝言メッセージ記憶再生回路で再生され た伝言メッセージを受信する伝言メッセージ用音声回路２４とを備えている。

【００１１】 図１に示すように、管理人室機１は端子Ｔ₂を介して直接制御機２０と接続さ れている。また、居室機ＥＱ₁・・・・・・は端子Ｔ₁を介して居室アダプタＡＤ₁・・・・・・ と接続され、居室アダプタＡＤ₁・・・・・・はバス方式で制御機２０と接続されてい る。 居室機ＥＱ₁は選局回路２１、一斉選局回路２６、通話回路２２、送受器２３ 、伝言メッセージ用音声回路２４、リンガー兼伝言メッセージ用スピーカ２４ａ 、選局表示回路２７、伝言メッセージ用表示器２７ａ、管理人室機呼出釦ＭＫ₁ が接続された管理人室機呼出回路２５で構成され、端子Ｔ₁が接続された選局回 路２１は通話回路２２を介して送受器２３と接続されている。また、通話回路２ ２には伝言メッセージ用音声回路２４を介してリンガー兼伝言メッセージ用スピ ーカ２４ａが接続され、更に、選局回路２１の出力側は一斉選局回路２６を介し て選局表示回路２７の入力側と接続され、選局表示回路２７の出力側が接続され ている管理人室機呼出回路２５の出力側は端子Ｔ₁と接続されている。

【００１２】 管理人室機１は対制御機インターフェース２、リンガー兼再生モニタ用スピー カ５が接続された通話回路３、送受器４、要求元居室機番号検出機能がある伝言 メッセージ要求回路７、伝言メッセージ送出回路８、居室機選局釦Ｋ₁・・・・・・及 び記憶釦ＦＫ₁、再生釦ＦＫ₂、消去釦ＦＫ₃を設けたキーコンポーネント１２、 選局回路９、一斉選局釦ＦＫ₄が接続された一斉選局回路１０、伝言メッセージ 記憶再生回路１１及びキーコンポーネント１２が接続されたＣＰＵ１５で構成さ れ、端子Ｔ₂が接続された対制御機インターフェース２は通話回路３を介して送 受器４と接続されている。また、入力側が対制御機インターフェース２に接続さ れている伝言メッセージ要求回路７の出力側は伝言メッセージ記憶再生回路１１ 及びＣＰＵ１５と接続され、伝言メッセージ記憶再生回路１１の出力側は伝言メ ッセージ送出回路８を介して対制御機インターフェース２と接続されている。更 に、ＣＰＵ１５の制御出力側は選局回路９及び双方向アナログスイッチ６と接続 され、伝言メッセージ記憶再生回路１１と通話回路３は双方向アナログスイッチ ６と接続されている。

【００１３】 また、一斉選局回路１０の出力側は対制御機インターフェース２に接続されて いる。 上記構成の集合住宅用通話装置で管理人室機１で伝言メッセージを伝言メッセ ージ記憶再生回路１１へ記憶したいときは、キーコンポーネント１２の記憶釦Ｆ Ｋ₁を押下する。記憶釦ＦＫ₁を押下すると双方向アナログスイッチ６がＣＰＵ１ ５の制御で動作するので送受器４で伝言メッセージを伝言メッセージ記憶再生回 路１１に記憶できる。伝言メッセージ記憶再生回路１１に記憶された伝言メッセ ージは再生釦ＦＫ₂を押下すると再生され、再生され伝言メッセージを送受器４ で聴くことができる。管理人室機１から居室機ＥＱ₁・・・・・・へ伝言メッセージを 送出したいときは、一斉選局釦ＦＫ₄を押下する。一斉選局釦ＦＫ₄を押下すると 、一斉選局回路１０から総ての居室機ＥＱ₁・・・・・・へ順次、選局信号が送出され る。選局信号が送出されると居室機ＥＱ₁の一斉選局回路２６が動作し、選局表 示回路２７を介して伝言メッセージ用表示器２７ａが点灯する。管理人室機呼出 釦ＭＫ₁を押下すると、管理人室機１の要求元居室機番号検出機能がある伝言メ ッセージ要求回路７が動作する。伝言メッセージ要求回路７が動作すると選局回 路９により、居室機ＥＱ₁が選局され、選局動作が完了すると、伝言メッセージ 記憶再生回路１１から再生された伝言メッセージが伝言メッセージ送出回路８を 経由して居室機ＥＱ₁の通話回路２２へ送出される。この場合は個別選局なので 一斉選局回路２６は動作しない。通話回路２２は入力された伝言メッセージは伝 言メッセージ用音声回路２４を介してリンガー兼伝言メッセージ用スピーカ２４ ａへ送出されるので、リンガー兼伝言メッセージ用スピーカ２４ａで再生された 伝言メッセージを聴くことができる。

【００１４】

【効果】

本考案による集合住宅用通話装置は、管理人室機と、管理人室機に接続された 制御機と、制御機を介して管理人室機と通話できる居室機とを備え、管理人室機 には、一斉伝言メッセージを記憶再生する伝言メッセージ記憶再生回路と、居室 機を一斉に選局する一斉選局回路とを設け、居室機には、一斉選局回路から選局 されたとき動作する選局表示回路と、居室機から前記管理人室機を呼出す管理人 室機呼出回路と、管理人室機呼出回路が前記管理人室機を呼出したとき伝言メッ セージ記憶再生回路で再生された伝言メッセージを受信する伝言メッセージ用音 声回路とを備えているので、管理人室機から総ての居室機を一斉に選局でき、選 局された居室機では管理人室機に設けた伝言メッセージ記憶再生回路で再生され た伝言メッセージを自由に聴くことが出来る効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による集合住宅用通話装置の一実施例を
示すブロック図。

【図２】従来の集合住宅用通話装置のブロック図。

【符号の説明】

１・・・・・・管理人室機 １０・・・・・・一斉選局回路 １１・・・・・・伝言メッセージ記憶再生回路 ２０・・・・・・制御機 ２４・・・・・・伝言メッセージ用音声回路 ２５・・・・・・管理人室機呼出回路 ２７・・・・・・選局表示回路 ＥＱ₁・・・・・・居室機

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】管理人室機と、前記管理人室機に接続され
   た制御機と、前記制御機を介して前記管理人室機と通話
   できる居室機とを備えた集合住宅用通話装置において、
   前記管理人室機には、一斉伝言メッセージを記憶再生す
   る伝言メッセージ記憶再生回路と、前記居室機を一斉に
   選局する一斉選局回路とを設け、前記居室機には、前記
   一斉選局回路から選局されたとき動作する選局表示回路
   と、前記居室機から前記管理人室機を呼出す管理人室機
   呼出回路と、前記管理人室機呼出回路が前記管理人室機
   を呼出したとき前記伝言メッセージ記憶再生回路で再生
   された伝言メッセージを受信する伝言メッセージ用音声
   回路とを備えたことを特徴とする集合住宅用通話装置。