JPH0652060U - ディスク用ガードリング - Google Patents

ディスク用ガードリング

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Publication number
JPH0652060U
JPH0652060U JP9026492U JP9026492U JPH0652060U JP H0652060 U JPH0652060 U JP H0652060U JP 9026492 U JP9026492 U JP 9026492U JP 9026492 U JP9026492 U JP 9026492U JP H0652060 U JPH0652060 U JP H0652060U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guard ring
disc
disk
fitted
resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP9026492U
Other languages
English (en)
Inventor
栄二 坂田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Original Assignee
Kyushu Hitachi Maxell Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kyushu Hitachi Maxell Ltd filed Critical Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Priority to JP9026492U priority Critical patent/JPH0652060U/ja
Publication of JPH0652060U publication Critical patent/JPH0652060U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外乱光の遮断効果とフライホイール効果を併
せて得ることができるディスク用ガードリングを提供す
ること。 【構成】 円盤状のディスク1の外周縁に嵌着されるガ
ードリング2を高比重樹脂により形成した。 【効果】 ガードリング2で外乱光がディスク1の内部
に進入するのを遮断し、またディスク1と一体的にガー
ドリング2が回転することにより、そのフライホイール
効果でディスク1の回転を円滑化する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、LD,CDディスクや光磁気ディスクなどの円盤状のディスクの外 周縁に嵌着するディスク用ガードリングに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
CDディスクなどのディスクの上面にスタビライザを載荷することが知られて いる。スタビライザは、例えば金属などの比較的重量のある素材によりディスク と同様の円盤状に形成されており、これをディスク上に載荷することにより、デ ィスクの見かけの質量を大きくし、そのフライホイール効果によりディスクの回 転の円滑化を図るものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが従来のスタビライザはデッキへのディスクのセットや、デッキからの ディスクの取り出しの度に、ディスク上に載荷したりこれから除去せねばならな いため取扱いが面倒であるという問題点があった。またスタビライザは硬質の金 属により形成されているため、これが接地するディスク表面を傷つけやすいもの であり、殊にスタビライザが接地するディスクの表面の直下は信号の記録部とな っており、スタビライザにより表面が傷つけられると、再生信号にも狂いを生じ やすいという問題点があった。
【0004】 ところで、ディスクの外周縁にガードリングを嵌着することが知られている( 例えば実開平2−39376号公報)。このガードリングは、外乱光が透明なデ ィスク内に進入し、ピックアップヘッド側へ漏光して音声再生のノイズとなるの を防止するとともに、ディスクをテーブル上などに置いても、ディスクが浮いた 状態になることにより、ディスクの下面にゴミが付着したり、下面が傷ついたり するのを防止するものである。しかし、上記ガードリングはポリエチレンやポリ プロピレン等の合成樹脂で成形されているため、静電気の影響を受けやすく周囲 の塵芥を拾い易く、一たび付着した場合除去し難くディスクの盤面へ拡がり音質 低下を招く傾向にある。 そこで本考案は叙上の点を勘案してなされたものであって、フライホイール効 果を具有するディスク用ガードリングを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このために本考案は、ディスク用ガードリング2を高比重樹脂により形成した ものである。
【0006】
【作用】
上記構成によれば、ガードリング2を嵌着したディスク1をデッキにセットし て回転させると、ガードリング2もディスク1と一体的に回転して大きな回転遠 心力が発生し、従来のスタビライザと同様のフライホイール効果が得られるとと もに、外乱光がディスクの内部に進入するのを遮断する。
【0007】
【実施例】
次に、図面を参照しながら本考案の実施例を説明する。 図1はガードリングを嵌着したディスクの斜視図、図2は断面図である。ディ スク1は透明な樹脂により円盤状に成形されている。ガードリング2の断面形状 は、円盤状のディスク1の外周縁に着脱自在に嵌着できる形状であって、ディス ク1の外周縁の上面に接地するフランジ部3と、ディスク1の外周縁の下面にわ ずかに係合するエッジ部4とを有する形状となっている。
【0008】 このガードリング2は高比重樹脂により形成されている。高比重樹脂としては 、例えばナイロン樹脂にタングステン粉末を混入したもの、ABS樹脂にアルミ 粉末を混入したもの、ポリプロピレン樹脂に銅粉末を混入したものなどが知られ ており、配合の仕様によっては比重値が10以上のものも形成できる。このよう なセラミックや金属等の高比重粉として、防振合金も活用できる。防振合金とし ては40〜80wt%Zn(亜鉛)−Al(アルミニウム)合金、鋳鉄のような 合金、磁壁の移動に伴う磁気・機械的ヒステリシスによるエネルギー損失を利用 した純鉄系、Fe(鉄)−Cr(クロム)−Al系、Fe−Cr−Al−Mo( モリブデン)系などの他、結晶粒内転移の固着−離脱によるヒステリシスを利用 するMg(マグネシウム)やMg合金やMn(マンガン)−Cr系、Cu−Al −Ni(ニッケル)系、Ti(チタン)−Ni系、Fe−C(炭素)−Si(ケ イ素)系などがある。
【0009】 また粉体を利用せずに上記防振合金と樹脂とをサンドイッチ状に挟み込んだり 、単に貼り合わせる等、積層、あるいは周方向に交互に連接することも本考案の 高比重樹脂の概念に含まれるものである。更に樹脂としては通常の前記汎用樹脂 やポリアミド、ポリアセタールのような結晶性樹脂、ポリカーボネート、ポリサ ルフォンのような非晶性樹脂も使用できる。
【0010】 このガードリング2は外乱光遮断効果が得られるだけでなく、従来のスタビラ イザと同様のフライホイール効果が得られ、ディスクの回転を円滑化できる。す なわちこのガードリング2を嵌着したディスク1をデッキにセットし、音声再生 のためにディスク1を回転させるとガードリング2もディスク1と一体的に回転 するが、ガードリング2の質量は大きいので大きな回転遠心力が発生し、ディス ク1の回転を円滑化できる。
【0011】 本考案のガードリングは様々な設計変更が可能であり、次にそのいくつかを説 明する。 図3に示すガードリング2はフランジ部3を接着剤5や粘着テープのような接 着材によりディスク1に接着しており、ディスク1の回転時に回転遠心力のため にガードリング2がディスク1から浮き上がって分離しないようにしている。
【0012】 図4に示すガードリング6も、フランジ部7とエッジ部8を有しているが、そ の断面形状は重心Gがなるべく低位置となる異形状となっており、このようにガ ードリング6の重心位置を低くすることにより、ディスク1の回転時の回転遠心 力によりガードリング6が不要に浮き上がらないようにしている。
【0013】 図5及び図6は更に他の実施例を示すものであって、このガードリング10は 上リング11と下リング12から成っている。この上リング10と下リング11 は上下対称体であって、舌片部13と切込部14が交互に形成されており、また 舌片部13の側面にはリブ15が突設されている。したがって図6に示すように 舌片部13と切込部14を嵌合させ、図6の部分拡大図に示すように一方のリブ 15と他方のリブ15を係合させることにより、ディスク1の外周縁にサンドイ ッチ状に嵌着される。
【0014】 なお、取り付け後にガタ付きが発生するのを防止するには、トランスポリイソ プレン、ポリノルボルネン、スチレン−ブタジエン共重合体、ポリウレタンなど からなる形状記憶樹脂を用い、予めディスクサイズより若干小径に成形し、これ を径大方向に延伸させた後に冷却固定したものとすれば、ディスクへの装着後再 加熱することにより形状を回復させ、ディスクへピッタリと沿うガードリングを 得ることができ、浮きやガタつきを防止することができる。
【0015】 以上の各実施例から明らかなように、本考案のガードリングは様々な設計変更 が考えられるものであり、要はフライホイール効果が得られる高比重の樹脂によ り形成し、且つディスクの外周縁にしっかり嵌着できるものであればよい。また 樹脂への混入材として銅や亜鉛のような導電材を用いた場合は、制電効果の高い ものとなり、周囲の塵芥の呼び込みも抑制される。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、円盤状のディスク1の外周縁に嵌着されるガー ドリング2を高比重樹脂により形成しているので、外乱光の遮断効果とディスク 1の回転を円滑化するフライホイール効果を併せて得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の一実施例のガードリングを嵌着した
ディスクの斜視図
【図2】本実施例の一実施例のガードリングを嵌着した
ディスクの断面図
【図3】本実施例の他の実施例のガードリングを嵌着し
たディスクの断面図
【図4】本実施例の他の実施例のガードリングを嵌着し
たディスクの断面図
【図5】本実施例の他の実施例のガードリングの斜視図
【図6】本実施例の他の実施例のガードリングを嵌着し
たディスクの正面図
【符号の説明】
1 ディスク 2 ガードリング 10 ガードリング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円盤状のディスク1の外周縁に嵌着され
    るディスク用ガードリング2であって、高比重樹脂によ
    り形成したことを特徴とするディスク用ガードリング。
JP9026492U 1992-12-08 1992-12-08 ディスク用ガードリング Pending JPH0652060U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9026492U JPH0652060U (ja) 1992-12-08 1992-12-08 ディスク用ガードリング

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9026492U JPH0652060U (ja) 1992-12-08 1992-12-08 ディスク用ガードリング

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0652060U true JPH0652060U (ja) 1994-07-15

Family

ID=13993650

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9026492U Pending JPH0652060U (ja) 1992-12-08 1992-12-08 ディスク用ガードリング

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0652060U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08167225A (ja) * 1994-12-08 1996-06-25 Hitachi Ltd 情報記憶装置
WO1999046771A1 (fr) * 1998-03-12 1999-09-16 Hideki Izumi Disque optique et bague pour disque optique

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08167225A (ja) * 1994-12-08 1996-06-25 Hitachi Ltd 情報記憶装置
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