JPH0651961B2 - 橋梁鉄筋コンクリ−ト床版の張替え工法 - Google Patents

橋梁鉄筋コンクリ−ト床版の張替え工法

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JPH0651961B2
JPH0651961B2 JP60185083A JP18508385A JPH0651961B2 JP H0651961 B2 JPH0651961 B2 JP H0651961B2 JP 60185083 A JP60185083 A JP 60185083A JP 18508385 A JP18508385 A JP 18508385A JP H0651961 B2 JPH0651961 B2 JP H0651961B2
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JP
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floor slab
flange
reinforced concrete
bridge
concrete floor
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守 杉崎
和夫 橋本
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石川島播磨重工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、補修が必要となった橋梁鉄筋コンクリート床
版の張替え工法、特に剪断力の大きくない橋梁の中央部
に採用して好適な橋梁鉄筋コンクリート床版の張替え工
法に関するものである。
「従来の技術」 橋梁鉄筋コンクリート床版が老朽化して亀裂が生じる等
により強度上の危険が考えられる場合には、鉄筋コンク
リート床版の張替えを行う必要がある。
従来、こうして張替えの必要が生じた場合は、第7図に
示す如く主桁aのフランジa′上にジベルbを介して一
体に固定され且つ上面にアスファルトcを施設された鉄
筋コンクリート床版dにおいて、第8図に示すように、
前記主桁aのみを残した状態でエアーガウジング或いは
コアブレーカにより鉄筋コンクリート床版dを解体除去
する。この際、主桁aのフランジa′上部はジベルbに
よる複雑な構造を有しておりコンクリートのみを破砕し
て除去するのは困難なため、ジベルbごと切断して除去
するようにしている。続いて、第8図における主桁aの
フランジa′上に、ジベルb′を新たに固着すると共
に、従来の鉄筋コンクリート橋梁の建設と同様に配筋し
型枠を組んでコンクリートを打設することにより第9図
に示すように新たな鉄筋コンクリート床版d′を形成
し、その上面にアスファルトc′を施設するようにして
いる。
「発明が解決しようとする問題点」 しかし、前記従来方式においては、鉄筋コンクリート床
版dの解体に多大の手数を要し、特に主桁aのフランジ
a′上部の解体は困難であり、解体作業に時間がかかる
問題を要する。また解体後に新たな鉄筋コンクリート床
版d′を構成する際にも、配筋、型枠の設置、足場の建
設等多大の現場作業が生じて作業に時間がかかる問題が
ある。このように鉄筋コンクリート床版の張替えに長時
間を要することは、その間交通を遮断してしまうことに
なるので、近年の交通事情から重要な問題となってい
る。
本発明は、こうした実情に鑑みてなしたものである。
「問題点を解決するための手段」 本発明は、補修を要する鉄筋コンクリート床版を、主桁
のフランジ幅端部に沿い切断撤去して前記フランジ上に
コンクリートブロックを残し、更に該コンクリートブロ
ックの長手方向複数箇所を適当な間隔を隔てて部分的に
切断除去することによりフランジ上に新床版用接合空間
を形成し、しかる後前記コンクリートブロック上に新床
版を載置して、該新床版に固設しておいた接合板を前記
接合空間内に嵌入し、該接合空間位置にて前記接合板と
フランジとをボルトによって接合するものである。
「作用」 従って、現場作業を著しく減少させて、短時間にて張替
え工事が行われる。
「実施例」 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図は本発明を適用する補修が必要となった鉄筋コン
クリート橋梁の一例を示すもので、図中1は主桁、1′
はフランジ、2は鉄筋コンクリート床版、3はジベル、
4はアスファルトを示す。
斯かる構成において、鉄筋コンクリート床版2の張替え
を行うに当り、先ず主桁1のフランジ1′の長手方向に
沿い、且つフランジ1′の両幅端部位置において鉄筋コ
ンクリート床版2を垂直にダイヤモンドカッタ等によっ
て切断し(切断線5)、鉄筋コンクリート床版2を撤去
してフランジ1′上にコンクリートブロック6を残した
状態とし(第2図参照)、更に該コンクリートブロック
6の長手方向複数箇所を適宜な間隔を隔てて部分的に切
断して(切断線7)ジベル3と共に除去し、新床版用の
接合空間8を形成する。そうして、コンクリートブロッ
ク6上のアスファルト4を除去する。尚第10図は接合空
間に位置するフランジ1′に穿設したボルト孔である。
続いて、第3図及び第4図に示すように、予め工場など
において製作された鋼床版からなる新床版9を、前記フ
ランジ1′上のコンクリートブロック6上に載置する。
新床版9は、前記コンクリートブロック6の側面に近設
してコンクリートブロック6に対する幅方向位置を規制
するようにした幅端鋼板11と、前記接合空間8に嵌入し
てコンクリートブロック6に対する長手方向位置を規制
するよう、幅端鋼板11間の下部所要位置に固設した接合
板12とを備え、更に該接合板12にはフランジ1′の前記
ボルト孔10と対応してボルト孔13が穿設されている。尚
16は補強用のUトラブである。従って、新床版9をコン
クリートブロック6上に載置する際に、第5図に示すよ
うに幅端鋼板11にてコンクリートブロック6を挾持する
よう、しかも第6図に示すように接合板12が接合空間8
に嵌入するよう位置調整し、而して、接合板12をフラン
ジ1′に対し前記ボルト孔10,12を利用して高張力ボル
ト14により接合する。しかる後、新床版9の上面にアス
ファルト15等を施す。
前記実施例においては、補修を要する鉄筋コンクリート
床版2を切断して除去するようにしており、しかも解体
が困難なフランジ1′上部を部分的に除去して他の部分
をコンクリートブロック6としてそのまま残すようにし
ているので、除去作業を容易且つ短時間に行うことがで
きる。更に、新床版9は予め工場等で製作しておくこと
ができるので、前記鉄筋コンクリート床版2を除去した
後、直ちに載置、固定することができ、よって張替え作
業全体の工期を著しく短縮することができる。また、複
数の主桁1が並設される広い幅の橋梁においては、一部
の主桁1,1間の鉄筋コンクリート床版2の張替えを行
っても、他の部分の強度は損われないので、車輌等の通
行或いは張替え作業を行うための運搬作業等に利用する
ことができる。
尚、本発明は前記実施例にのみ限定されるものではな
く、新床版の形状構造は種々変更し得ること、その他本
発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え
得ること、等は勿論である。
「発明の効果」 上述した本発明の橋梁鉄筋コンクリート床版の張替え工
法によれば、次のような優れた効果を奏し得る。
(i)張替え作業を急速、短時間に行うことができ、よっ
て張替工事に伴なう交通障害の発生を最小限に止めるこ
とができる。
(ii)補修を要する鉄筋コンクリート床版を切断により除
去するようにしているので、従来のよな衝撃的な騒音公
害を生じることがない。
(iii)新床版を鋼製床版とすることにより、橋梁の強度
向上を容易に可能にすることができる。
(iv)現場作業を著しく減少させて工費の低減を図り得
る。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明を適用した補修を要する橋梁の部分図、
第2図は第1図の状態から鉄筋コンクリート床版を切断
除去した状態を示す説明図、第3図は新床版の説明図、
第4図は本発明の工法によって床版を張替えた状態の説
明図、第5図は第4図のV−V矢視図、第6図は第4図
のVI-VI矢視図、第7図〜第9図は従来の橋梁鉄筋コン
クリート床版の張替え工法を手順を追って示した説明図
である。 1は主桁、1′はフランジ、2は鉄筋コンクリート床
版、3はジベル、5,7は切断線、6はコンクリートブロ
ック、8は接合空間、9は新床版、11は幅端鋼板、12は
接合板、14は高張力ボルトを示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】補修を要する鉄筋コンクリート床版を、主
    桁のフランジ幅端部に沿い切断撤去して前記フランジ上
    にコンクリートブロックを残し、更に該コンクリートブ
    ロックの長手方向複数箇所を適宜な間隔を隔てて部分的
    に切断除去することによりフランジ上に新床版用接合空
    間を形成し、しかる後前記コンクリートブロック上に新
    床版を載置して、該新床版に固設しておいた接合板を前
    記接合空間内に嵌入し、該接合空間位置にて前記接合板
    とフランジとをボルトによって接合することを特徴とす
    る橋梁鉄筋コンクリート床版の張替え工法。
JP60185083A 1985-08-23 1985-08-23 橋梁鉄筋コンクリ−ト床版の張替え工法 Expired - Lifetime JPH0651961B2 (ja)

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JPS6245804A JPS6245804A (ja) 1987-02-27
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JP6365551B2 (ja) * 2016-01-08 2018-08-01 Jfeスチール株式会社 コンクリート床版の取替え工法および取替え構造
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JP6999295B2 (ja) * 2017-06-19 2022-01-18 オリエンタル白石株式会社 床版の撤去方法
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JPS6245804A (ja) 1987-02-27

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