JP2861219B2 - 橋梁補修用鋼床版とその取付方法 - Google Patents

橋梁補修用鋼床版とその取付方法

Info

Publication number
JP2861219B2
JP2861219B2 JP7105490A JP7105490A JP2861219B2 JP 2861219 B2 JP2861219 B2 JP 2861219B2 JP 7105490 A JP7105490 A JP 7105490A JP 7105490 A JP7105490 A JP 7105490A JP 2861219 B2 JP2861219 B2 JP 2861219B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rib
road surface
main girder
fixed
surface plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP7105490A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03271408A (ja
Inventor
守 杉崎
和夫 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP7105490A priority Critical patent/JP2861219B2/ja
Publication of JPH03271408A publication Critical patent/JPH03271408A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2861219B2 publication Critical patent/JP2861219B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bridges Or Land Bridges (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、高速道路等の橋梁において、路面に使用し
ているコンクリート床版が老朽化したため、鋼床版に張
替えるために使用する橋梁補修用鋼床版と、その取付方
法に関するものである。
[従来の技術] 従来の橋梁には、第3図に示すように主桁1の上に、
鉄筋を入れてコンクリートを打設したコンクリート床版
2を設けて路面としているものがある。
このようなコンリート床版2が長年の使用によって老
朽化したため、路面を張替える必要が生じた場合、老朽
化したコンクリート床版2を撤去した後、新しく鉄筋を
組んでコンクリートを打設し、新しいコンクリート床版
2に張替えると、鉄筋の組立、コンクリートの打設、コ
ンクリートの硬化に日数がかかり、橋梁の補修作業とし
ては通行に支障を与える期間が長くなって好ましくな
い。
一方、橋梁の路面として使用されるものに、鋼板を溶
接等によって組立てた第5図に示す鋼床版3がある。鋼
床版3は路面板4の下面に横リブ5が溶接され、横リブ
5と直交する方向に縦リブ6と補助主桁7が溶接されて
いる。
このような鋼床版3の強度をコンクリート床版2と同
じ強度にするためには、鋼床版の高さ8をコンクリート
床版の高さ9(第3図参照)に比して大きくする必要が
ある。
[発明が解決しようとする課題] 第4図に示すようにコンクリート床版2を撤去したあ
との主桁1上に従来の鋼床版3をそのまま取付けると、
鋼床版の高さ8がコンクリート床版の高さ9よりも大き
いため、鋼床版3の路面板4の位置が、それまで使用し
ていたコンクリート床版2の上面よりも高くなり、取付
道路との間に段差ができてしまう問題があった。
本発明はこのような問題を解決し、コンクリート床版
を鋼床版に替えても、取付道路との間に段差が生じない
ようにした橋梁補修用鋼床版および橋梁補修用鋼床版の
取付方法を提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、路面板と横リブとを別体に構成し、前記路
面板の下面には主桁の上にのせた状態で前記路面板の上
面が撤去前のコンクリート床版の場合と同一高さになる
ようにした高さの低い補助主桁を固着し、前記路面板の
下面にはさらに多数の縦リブを互に平行にして固着し、
該縦リブと前記路面板の下面とにわたって縦リブと直角
な路面板側補強リブを鉛直に固着し、前記横リブの上面
には横リフ側補強リブを前記路面板側補強リブの位置に
対応させて鉛直に固着したことを特徴とする橋梁補修用
鋼床版、および横リブと路面板そを備えており、横リブ
の上面には、鉛直な横リブ側補強リブが予め固着されて
おり、また、路面板の下面には、コンクリート床版を撤
去した主桁上に載置可能な補助主桁が予め固着されてい
ると共に、補助主桁と平行な縦リブ、及び該縦リブと路
面板下面とにわたって鉛直で且つ縦リブと直角な路面板
側補強リブが予め固着されおり、前記横リブの両端を主
桁の側面に固着し、路面板の補助主桁を主桁上に載置
し、前記路面板側補強リブと前記横リブ側補強リブとの
面を当接させて結合することを特徴とする橋梁補修用鋼
床版の取付方法である。
[作用] 別体とした路面板と横リブは、後で連結することによ
り一体の鋼床版を形成する。
主桁の側面に両端を固着した横リブ上面の横リブ側補
強リブに、補助主桁を主桁上に固定するようにした路面
板の路面板側補強リブを当接させて結合することによ
り、鋼床版の路面板は、撤去したコンクリート床版の上
面と同じ高さになる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図において10は路面板、11は横リブであって、従
来は第5図において説明したように一体にしていたもの
を、本発明では別体に構成したものである。
路面板10の下面には補助主桁12と互に平行な多数の縦
リブ13とが固着されている。補助主桁12の路面板10の上
面までの高さ14は、第5図に示した従来の鋼床版の高さ
8よりも低い高さになっていて、補助主桁12を第2図に
示すように主桁1上にのせた状態で路面板10の上面の高
さが、コンクリート床版の高さ9(第3図参照)と同一
高さになる寸法にされている。路面板10の下面に平行に
多数固着されている縦リブ13の各1対の組と路面板10の
下面とにわたって路面板側補強リブ15が鉛直に固着して
あって、路面板側補強リブ15には多数のボルト挿通孔16
が穿設されている。
横リブ11の上面には、前述した路面板側補強リブ15の
位置に対応するように横リブ側補強リブ17が鉛直に固着
してあって、横リブ側補強リブ17には、路面板側補強リ
ブ15のボルト挿通孔16の配列と一致するように、ボルト
挿通孔18が穿設されている。
コンクリート床版2を撤去した主桁1の側面には、第
1図、第2図に示すように副板19を固着し、この副板19
を介して横リブ11の両端を主桁1の側面に固着する。横
リブ11の両端の副板19に対する固着は、ボルト締めまた
は溶接によって行なう。
主桁1上には路面板10の補助主桁12を第2図に示すよ
うにのせて、路面板側補強リブ15の面を横リブ側補強リ
ブ17の面に当接させた状態で補助主桁12の下端を主桁1
に固定する。
次に互に面が当接している路面板側補強リブ15と横リ
ブ側補強リブ17とのボルト挿通孔16,18にボルトを挿通
して路面板側補強リブ15と横リブ側補強リブ17とを結合
する。これによって別体に構成した路面板10と横リブ11
とは路面板側補強リブ15および横リブ側補強リブ17を介
して一体的に結合され、十分な強度を保つことになる。
なお、路面板側補強リブ15と横リブ側補強リブ17との
結合は、ボルトによらず溶接によってもよい。この場合
には、ボルト挿通孔16,18は穿設する必要がない。
[発明の効果] 本発明は、橋梁のコンクリート床版を鋼床版に張替え
る場合に、鋼床版を別体の路面板と横リブにて構成し、
横リブを主桁側部間に固定し、路面板を主桁上および横
リブ上に固定するようにしたので、鋼床版の路面の高さ
をコンクリート床版の場合と同じ高さにすることができ
るため、取付道路との間に段差を生ずることがなく、し
かも路面高さを押えながら十分な強度を保持することが
できる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例の縦断面図、第2図は路面板
と横リブとを結合した状態を示す縦断面図、第3図はコ
ンクリート床版の縦断面図、第4図はコンクリート床版
と従来の鋼床版との高さの差を示す縦断面図、第5図は
従来の鋼床版の縦断面図である。 図中、1は主桁、2はコンクリート床版、10は路面板、
11は横リブ、12は補助主桁、13は縦リブ、14は高さ、15
は路面板側補強リブ、17は横リブ側補強リブを示す。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】路面板と横リブとを別体に構成し、前記路
    面板の下面には主桁の上にのせた状態で前記路面板の上
    面が撤去前のコンクリート床版の場合と同一高さになる
    ようにした高さの低い補助主桁を固着し、前記路面板の
    下面にはさらに多数の縦リブを互に平行にして固着し、
    該縦リブと前記路面板の下面とにわたって縦リブと直角
    な路面板側補強リブを鉛直に固着し、前記横リブの上面
    には横リブ側補強リブを前記路面板側補強リブの位置に
    対応させて鉛直に固着したことを特徴とする橋梁補修用
    鋼床版。
  2. 【請求項2】横リブと路面板とを備えており、横リブの
    上面には、鉛直な横リブ側補強リブが予め固着されてお
    り、また、路面板の下面には、コンクリート床版を撤去
    した主桁上に載置可能な補助主桁が予め固着されている
    と共に、補助主桁と平行な縦リブ、及び該縦リブと路面
    板下面とにわたって鉛直で且つ縦リブと直角な路面板側
    補強リブが予め固着されており、前記横リブの両端を主
    桁の側面に固着し、路面板の補助主桁を主桁上に載置
    し、前記路面板側補強リブと前記横リブ側補強リブとの
    面を当接させて結合することを特徴とする請求項1記載
    の橋梁補修用鋼床版の取付方法。
JP7105490A 1990-03-20 1990-03-20 橋梁補修用鋼床版とその取付方法 Expired - Lifetime JP2861219B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7105490A JP2861219B2 (ja) 1990-03-20 1990-03-20 橋梁補修用鋼床版とその取付方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7105490A JP2861219B2 (ja) 1990-03-20 1990-03-20 橋梁補修用鋼床版とその取付方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03271408A JPH03271408A (ja) 1991-12-03
JP2861219B2 true JP2861219B2 (ja) 1999-02-24

Family

ID=13449424

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7105490A Expired - Lifetime JP2861219B2 (ja) 1990-03-20 1990-03-20 橋梁補修用鋼床版とその取付方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2861219B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4627383B2 (ja) * 2001-05-10 2011-02-09 株式会社Ihiインフラシステム 張り替え鋼床版橋
JP4668760B2 (ja) * 2005-10-11 2011-04-13 三菱重工鉄構エンジニアリング株式会社 鋼橋の補修・補強構造及び方法
JP2007327256A (ja) * 2006-06-08 2007-12-20 Nippon Steel Corp 耐疲労鋼床版
KR100899166B1 (ko) * 2009-01-30 2009-05-26 노윤근 강재교량의 종단구배 상향 조정방법
CN113216017A (zh) * 2021-05-12 2021-08-06 山西省交通科技研发有限公司 一种箱梁的外包钢-超高性能混凝土加固方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5858308A (ja) * 1981-10-02 1983-04-06 日本鋼管株式会社 鋼床版パネルによる橋梁床版の複旧方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03271408A (ja) 1991-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5266291B2 (ja) 橋梁床版の施工方法とプレキャスト床版の継手構造
JP2009041227A (ja) プレキャスト床版の接合構造及び接合方法
KR20060055289A (ko) 프리캐스트 프리스트레스트 철근콘크리트 바닥판, 이를구비한 교량 및 그 시공방법
KR100535157B1 (ko) 프리캐스트 바닥판과 프리스트레스트 콘크리트 거더와의연결구조 및 그 연결시공방법
JP2861219B2 (ja) 橋梁補修用鋼床版とその取付方法
KR20060041078A (ko) 프리캐스트 콘크리트 바닥판을 갖는 강주형 연속합성형교량및 그 시공방법
JP2002146721A (ja) プレキャスト壁高欄設置工法
JP2011144513A (ja) 橋梁に於けるプレキャスト床版の継手
JP4073746B2 (ja) 波形鋼板ウェブ橋の架設方法
JPH06101212A (ja) 鉄筋コンクリート床版の補強構造
KR20040105940A (ko) 프리캐스트 바닥판과 프리스트레스트 콘크리트 거더와의연결구조 및 그 연결시공방법
KR100758878B1 (ko) 거더와 바닥판 일체형 거더 조립체를 이용한 교량의 교체시공방법
KR100622008B1 (ko) 일체식 교대 교량의 합성구조
JPH108429A (ja) コンクリート防護柵の構造および施工方法
JPS6059210A (ja) 橋梁鉄筋コンクリ−ト床版の張替え工法
JPH022738Y2 (ja)
JP3406383B2 (ja) 路盤の地覆施工方法
KR100616533B1 (ko) 피에스씨 거더교 시공방법 및 이 방법으로 제작된 교량
JPS63171906A (ja) 橋梁鉄筋コンクリ−ト床版の補強方法
JPH0651961B2 (ja) 橋梁鉄筋コンクリ−ト床版の張替え工法
KR100997450B1 (ko) 엇물림 복공판을 이용한 가설 교량 및 그 시공방법
JP2020200729A (ja) コンクリート床版及びコンクリート床版の補修方法
JPH09273117A (ja) 床版の目地構造
JPH0820915A (ja) プレキャスト床版
KR19980067313A (ko) 에폭시를 연결부에 사용한 조립식 교량 상판 및 공법

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071211

Year of fee payment: 9

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071211

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071211

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081211

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091211

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091211

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 12

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101211

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101211

Year of fee payment: 12

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101211

Year of fee payment: 12