JPH0651155A - 光ファイバと光導波路の接続方法 - Google Patents

光ファイバと光導波路の接続方法

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JPH0651155A
JPH0651155A JP4200980A JP20098092A JPH0651155A JP H0651155 A JPH0651155 A JP H0651155A JP 4200980 A JP4200980 A JP 4200980A JP 20098092 A JP20098092 A JP 20098092A JP H0651155 A JPH0651155 A JP H0651155A
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JP
Japan
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ferrule
optical
waveguide
waveguide substrate
substrate
Prior art date
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Pending
Application number
JP4200980A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Minamino
正幸 南野
Isao Oyama
功 大山
Takeo Shimizu
健男 清水
Hisaharu Yanagawa
久治 柳川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ファイバと光導波路を接続させる作業時間
を短縮させて接続損失を低減でき、かつ、温度特性や湿
熱特性を改善する。 【構成】 フェルール14の端面と導波路基板15の端
面とを突き合わせて、フェルール14に挟持された光フ
ァイバ13の一端と、導波路基板15に形成された光導
波路17の一端とを接続させる光ファイバと光導波路の
接続方法において、フェルール14を、紫外線が透過し
やすく、かつ、導波路基板15の熱膨張率にほぼ等しい
熱膨張率2.4×10-6/℃の結晶化ガラスで作製し、
該フェルール14と導波路基板15の端面の突合せ部
に、紫外線硬化樹脂16の接着剤を塗布し、光ファイバ
13と光導波路17の光軸合わせを行った後、紫外線硬
化樹脂16が塗布された突合せ部全体に外部から紫外線
を均一に照射することにより、上記端面の突合せ部を接
着固定させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバと光導波路
の接続方法に関し、特に紫外線硬化接着剤を用いて行う
光ファイバと光導波路の接続方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、配列された光ファイバの端部を保
持するファイバ保持具であるフェルールは、セラミック
やガラス等の硬質材料からなり、主にガラスキャピラリ
とV溝を用いたものに分けられるが、現在では、精度の
点で、ガラスキャピラリはあまり用いられず、V溝を用
いたものが主流になっている。
【0003】上記V溝を用いたフェルールは、1本から
多数本のV溝が高精度に作製されたフェルール基板下部
と、該フェルール基板下部とで光ファイバを挟持するフ
ェルール基板上部とを有し、上記基板下部、上部を接着
することで光ファイバを固定し、次に導波路基板と突き
合わされる端面を研磨して作製される。次に、作製され
たフェルールと導波路基板を接続させる場合は、上記フ
ェルールと導波路基板をそれぞれ所定の治具に固定し、
両者の主に突き合わせ端面に紫外線硬化樹脂からなる接
着剤を塗布し、少なくとも一方に設けてある微調機構を
用いて、端面の突き合わせ及び光軸合わせを行った後、
外部から紫外線を照射し、上記接着剤を硬化させること
によって両者を接着固定させ、フェルールに挟持された
光ファイバと、導波路基板に形成された光導波路とを接
続させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記接続方
法では、フェルールと導波路基板の突き合わせ端面間に
塗布した紫外線硬化樹脂を硬化させる場合、従来のフェ
ルールは紫外線に対して不透明なため、端面の突合せ部
に直接紫外線を照射できず、上記紫外線硬化樹脂を均一
に、かつ、すばやく硬化させることが困難であった。こ
のため、接続に時間がかかり、フェルールと導波路基板
がずれやすくなり、接続損失が生じやすくなるという問
題点があった。また、フェルールと導波路基板の熱膨張
係数が大きく異なるため、温度特性や湿熱特性が悪いと
いう問題点があった。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、光ファイバと光導波路を接続させる作業時間を短縮
させて接続損失を低減でき、かつ、温度特性や湿熱特性
を改善できる光ファイバと光導波路の接続方法を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成させるた
め、本発明では、ファイバ保持具の端面と導波路基板の
端面とを突き合わせて、前記ファイバ保持具に保持され
た光ファイバの一端と、前記導波路基板に形成された光
導波路の一端とを接続させる光ファイバと光導波路の接
続方法において、光の透過率が、波長0.35μmから
0.45μmの波長領域で1mm当たり20%以上で、
かつ、熱膨張率が7×10-6/℃以下の部材によって、
前記ファイバ保持具の少なくとも一部を構成させ、該フ
ァイバ保持具と導波路基板との突き合わせ端面間に、紫
外線硬化接着剤を塗布し、当該紫外線硬化接着剤に紫外
光を照射することにより、前記突き合わせ端面間を接着
固定させ、前記光ファイバと光導波路とを接続させる接
続方法が提供される。
【0007】
【作用】フェルールを紫外線が透過しやすい材質で作製
するとともに、フェルールの熱膨張率を導波路基板の熱
膨張率にほぼ等しくする。従って、紫外線を端面の突合
せ部全体に均一に照射することができ、かつ、温度変化
に対するフェルールと導波路基板の伸縮を一致させるこ
とができる。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を図1乃至図3の図面に基づ
き説明する。図1は、本発明に係るフェルールの組立状
態を示す図である。本発明の第1実施例では、紫外線が
透過しやすく、かつ、後述する導波路基板15の熱膨張
率にほぼ等しい熱膨張率2.4×10-6/℃の結晶化ガ
ラスに、精密研削加工によって4本の平行なV溝10を
刻設し、フェルール下部基板11を作製する。また、同
一の結晶化ガラスを用いてフェルール上部基板12を作
製する。次に、本実施例では、フェルール基板下部11
のV溝10に、複数本の光ファイバ13の一端であり、
被覆材13aを取り除いた素線13bを収容させ、か
つ、上記光ファイバ13をフェルール下部基板11とフ
ェルール上部基板12で挟持し、両基板11,12の端
面11a,12aを研磨して透明なフェルール14を作
製する(図2参照)。
【0009】図3に示す導波路基板15には、例えばS
i基板の上に屈折率が異なる石英ガラスを堆積して光導
波路17を形成したものや、例えばInGaAsP等の
特殊な半導体基板の上に、同じく各種組成の半導体薄膜
を積層して光導波路17を形成したものがある。なお、
上記光導波路17は、フェルール基板下部11に刻設さ
れたV溝10と同じ間隔で、上記導波路基板15に形成
されている。
【0010】次に、上記フェルール14と導波路基板1
5との接続では、図3に示すように、接着剤に紫外線硬
化樹脂16を用いる。そして、従来例と同様に、図示し
ない微調機構によってフェルール14に挟持された光フ
ァイバ13と、導波路基板15に形成された光導波路1
7の光軸合わせを行った後、外部からの紫外線照射によ
り、フェルール14と導波路基板15の端面の突合せ部
に塗布した上記紫外線硬化樹脂16を硬化させて、フェ
ルール14と導波路基板15とを接続させる。これによ
り、光ファイバ13と光導波路17の接続が完了する。
【0011】従って、本実施例では、従来の方法に比
べ、フェルールを紫外線に対し、透明にして紫外線を端
面の突合せ部全体に均一に照射できるようにしたので、
紫外線照射による接着剤の硬化の速度が速く、かつ、均
一になり、作業時間をほぼ半分に短縮することができ
た。この作業時間の短縮により、接続損失は、平均0.
08dBに、最大でも0.1dBを超えない範囲に低減
することができた。また、温度特性は、−10℃から6
0℃で、接続損失の変動は、±0.1dBと良好な値が
得られた。
【0012】なお、本実施例では、フェルールのV溝の
数は、4本としたが、本発明はこれに限らず、何本であ
っても構わない。本発明の第2実施例では、紫外線が透
過しやすく、かつ、後述する導波路基板15の熱膨張率
にほぼ等しい熱膨張率2.4×10-6/℃の単結晶シリ
コンチップに、異方性エィチングによって上記同様のV
溝10を刻設し、フェルール下部基板11を、また同様
にフェルール上部基板12を作製する。その他の工程
は、上記第1実施例と同様に行い、フェルール14と導
波路基板15とを接続させて、光ファイバ13と光導波
路17の接続を完了する。なお、本実施例では、V溝の
刻設に異方性エィチングを用いたが、本発明はこれに限
らず、例えば精密研削等の他の加工手段によっても構わ
ない。
【0013】この第2実施例でも、上記第1実施例とほ
ぼ同一の効果が得られた。なお、V溝10側のフェルー
ル下部基板11の端面11aには、直接紫外線は照射で
きないが、このような効果が得られた理由は、フェルー
ル上部基板12が透明なため、紫外線を照射することが
不可能な面積が小さいためと考えられる。また、本発明
では、V溝10側のフェルール下部基板11に透明な材
質を用い、フェルール上部基板12を不透明に構成した
場合も、上記と同様の効果が得られる。
【0014】従って、上記実施例では、フェルールを紫
外線が透過しやすい材質で作製し、かつ、フェルールと
導波路基板の熱膨張率をほぼ等しくするので、外部から
の紫外線をフェルールと導波路基板の端面の突合せ部全
体に均一に照射することができ、これにより光ファイバ
と光導波路を接続固定でき、かつ、温度変化に対するフ
ェルールと導波路基板の伸縮を一致させることができ
る。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、ファ
イバ保持具の端面と導波路基板の端面とを突き合わせ
て、前記ファイバ保持具に保持された光ファイバの一端
と、前記導波路基板に形成された光導波路の一端とを接
続させる光ファイバと光導波路の接続方法において、光
の透過率が、波長0.35μmから0.45μmの波長
領域で1mm当たり20%以上の部材によって、前記フ
ァイバ保持具の少なくとも一部を構成させ、該ファイバ
保持具と導波路基板との突き合わせ端面間に、紫外線硬
化接着剤を塗布し、当該紫外線硬化接着剤に紫外光を照
射することにより、前記突き合わせ端面間を接着固定さ
せるので、光ファイバと光導波路を接続させる作業時間
を短縮させて接続損失を低減でき、かつ、温度特性や湿
熱特性を改善できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフェルールの組立状態を示す図で
ある。
【図2】図1に示したフェルールの構成図である。
【図3】図2に示したフェルールと導波路基板の接続状
態を示す図である。
【符号の説明】
10 V溝 11 フェルール下部基板 12 フェルール上部基板 13 光ファイバ 14 フェルール 15 導波路基板 16 紫外線硬化樹脂 17 光導波路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳川 久治 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファイバ保持具の端面と導波路基板の端
    面とを突き合わせて、前記ファイバ保持具に保持された
    光ファイバの一端と、前記導波路基板に形成された光導
    波路の一端とを接続させる光ファイバと光導波路の接続
    方法において、光の透過率が、波長0.35μmから
    0.45μmの波長領域で1mm当たり20%以上の部
    材によって、前記ファイバ保持具の少なくとも一部を構
    成させ、該ファイバ保持具と導波路基板との突き合わせ
    端面間に、紫外線硬化接着剤を塗布し、当該紫外線硬化
    接着剤に紫外光を照射することにより、前記突き合わせ
    端面間を接着固定させることを特徴とする光ファイバと
    光導波路の接続方法。
  2. 【請求項2】 前記ファイバ保持具を構成する部材は、
    熱膨張率が7×10-6/℃以下の材質からなることを特
    徴とする請求項1記載の光ファイバと光導波路の接続方
    法。
JP4200980A 1992-07-28 1992-07-28 光ファイバと光導波路の接続方法 Pending JPH0651155A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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