JPH06509084A - 2−アミノナフチリジン誘導体の光学異性体の製造方法 - Google Patents
2−アミノナフチリジン誘導体の光学異性体の製造方法Info
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- JPH06509084A JPH06509084A JP5502044A JP50204493A JPH06509084A JP H06509084 A JPH06509084 A JP H06509084A JP 5502044 A JP5502044 A JP 5502044A JP 50204493 A JP50204493 A JP 50204493A JP H06509084 A JPH06509084 A JP H06509084A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
2−アミノナフチリジン誘導体の光学異性体の製造方法本発明は、式
て表される2−アミノナフチリジン誘導体の光学異性体の新規な製造方法に関す
る。
より詳細には、本発明は、顕著な抗不安(anxiolytic) 、(111
民、抗痙彎、抗てんかんおよび筋弛緩特性を示す、式で表される右旋性異性体の
製造で有効な式(1)で表さAする生成物の右旋性異性体の製造に関する。
類(μした生成物と共に米国時+lf第4.960.779号の主題である式(
I l)で表される生成物の場合、その活性単位またはエウトマー(eutom
e+″)は盲管性(+)異性体であることが示されている。
十国特許第4.960.779号に従い、式(I りで表される生成物のラシ学
ブー1い、
本発明に従い、式(1)で表される左旋性生成物のシンコニン塩を最初に沈澱さ
せ、続いてこの左旋性異性体のシンコニン塩が入っている濾過母液中でそのシン
コニン塩から右旋性異性体を追い出した後、この右旋性異性体のシンコニジン塩
を沈澱させることにより、式(1)で表される生成物の右旋性異性体を得る。
そのシンコニジン塩から追い出した後の、式(1)で表される生成物の右旋性異
性体を環化させることで、式(I I)で表される生成物の右旋性異性体に変化
させる。
本発明に従い、上記塩が不溶なエタノールの如き有機溶媒中で処理することによ
り、式(1)で表されるラセミ生成物のシンコニジ塩生成を実施する。
その濾過母液の中に入っている、溶解性を示すシンコニジ塩形態の右旋性異性体
が豊富な式(1)で表される生成物を、塩酸の如き強酸を用いて酸性にした後、
その塩から追い出す。この右旋性異性体が豊富な生成物を、エタノールの如き有
機溶媒中のシンコニジンで処理すると、式(I)で表される生成物の純粋な右旋
性異性体のシンコニジン塩の沈澱がもたらされる。塩酸の如き強酸を用いて、そ
のシンコニジン塩から、式(1)で表される生成物の純粋な右旋性異性体を追い
出す。
塩化メチレンの如き有機溶媒中、任意にイミダゾールまたはピリジンの如き縮合
剤の存在下、塩化チオニルを用いて、式(1)で表される生成物の右旋性異性体
を環化させることで式(I I)で表される生成物の体中て開環することにより
、式(I)で表される生成物を得ることができる。
一般に、このピロリノン環の開環は、無機塩基を用い、0から50℃、好適には
Oから30℃の温度で実施される。
一般に、この方法は、アルカリもしくはアルカリ土類金属の水酸化物および炭酸
塩もしくは重炭酸塩から選択される無機塩基を過剰量で存在させ、式(I I)
で表される生成物の水系−有機溶液を撹拌することによって実施される。無機塩
基として水酸化ナトリウムを用いそして水−ビリジン混合物の中で処理するのが
特に有利である。溶媒として水−ジオキサン混合物を用いてこの反応を実施する
ことも可能である。
式
で表される生成物に無機塩基を作用させることによっても、式(1)で表される
生成物を得ることができる。
一般に、好適には水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウムまたは炭
酸カリウムから選択される無機塩基を少なくとも2当員用いると同時に、0から
50°C1好適には0から30℃のa11′の水中もしくは水系有機媒体中で処
理を行う。水系有機媒体として好適にはジオキサン−水混合物を用いる。
一般式
Rは、直鎖もしくは分枝鎖中に1から10個の炭素原子を有するアルキル基を表
す]
で表される生成物を酸性媒体中で加水分解することによって、式(111)で表
される生成物を得ることができる。
一般に、この加水分解は、濃硫酸の如き強無機酸を用いると同時に、0から50
℃、好適には約20℃の温度で処理することによ7て実施される。
式(I I 1)および(IV)で表される生成物は、米国特許第4.960゜
779号に記述されている条件下で入手可能である。
以下に示す実施例は本発明を説明するものである。
実施例1
撹拌している2リツトルの反応種の中に、1450cm’の95%(V/V)エ
タノール、100gのシンコニンおよび145gの2− tl−[(7−クロロ
−1,8−ナフチリジン−2−イル)アミノコ−6−メチル−3−オキソヘプチ
ル1安息香酸を入れる。この懸i1! 液を40℃に回a浄した後、減圧(15
mmの水銀;2.0kPa)下60℃で16時間乾燥する。このようにしてシン
コニンと2−11 [(7−クロロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)アミノ
コ−6−メチル−3−オキソヘプチル1安息香酸との塩が白色生成物の形態で9
9.3g得られ、これの特徴は下記の通りであるニ
ー 旋光: [α]”o=+192.6° (c=1 ;塩化メチレン)−エナ
ンチオマー純度:98.5%。
上で得られた塩の50gおよびN−メチルピロリドンの250cm3を、撹拌し
ている2リツトルの反応種の中に入れる。温度を20℃に維持しながら、30分
かけてINの塩酸を9Qcm3加える。この混合物をこの温度で1時間放置した
後、660cm3の蒸留水を1時間かけて加える。この得られる懸濁液を濾過す
る。この沈澱物を、100cm3の水で5回洗浄した後、減圧(15mmの水銀
;2.QkPa)下60℃で16時間乾燥する。
このようにして(−)−2−!1− [(7−クロロ−1,8−ナフチリジン−
2−イル)アミ列−6−メチル−3−オキソヘプチル)安息香酸が白色生成物の
形態で286g得られ、これの特徴は下記の通りであるニ
ー 旋光: [σ]”、=−227,4° (c=1;塩化メチレン)−エナン
チオマー純度:99.6%。
以下に示す方法の1つに従って、2− (1−[(7−クロロ−1,8−ナフチ
リジン−2−イル)アミノコ−6−メチル−3−オキソヘプチル)安息香酸を製
造することができる。
ナフチリジン−2−イル)−3−(5−メチル−2−オキソヘキシル)−1−イ
ソインドリノンを入れる。5分間かけてINの水酸化ナトリウム水溶液を244
cm”加える。この混合物を30℃未満の温度で4日間放置することで反応させ
る。
減圧(40mmの水銀;5.3kPa)下30℃未満の温度で蒸留することによ
って、ジオキサンを除去する。この蒸留を行っている間に蒸留水を100cm3
加える。
20℃で濾過することにより、不溶生成物を除去する。この生成物を50cm3
の蒸留水で3回洗浄した後、除去する。水相を一緒にし、20℃の温度で48c
m’の5N塩酸を3時間かけて添加することによって酸性にする。その後の懸濁
液が示すpHは約3.5である。
この懸濁液を濾過した後、その沈澱物を100cm3の蒸留水で6回洗浄し、そ
して次に、減圧(15mmの水銀;2.0kPa)下60℃で16時間乾燥する
。
このようにして2−tl−[(7−クロロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)
アミノコ−6−メチル−3−オキソヘプチル)安息香酸が白色生成物の形態で1
.4.3g得られ、これを、固定相としてrLichrospher O,D、
3. 5IImJが入っている長さが25cmで直径が0.46cmのカラムを
用いそして可動相として200cm3の25mM燐酸塩緩衝液(pH3)と56
0cm’のアセトニトリルと240cm’のメタノールから成る混合物を0.8
cm3/分の流量で用いた、高性能液グロにかけた結果、その保持時間は4.8
分である。
4、960.779号に記述される方法に従って製造され得る。
2)撹拌している1リツトルの反応槽の中に、約20℃の温度で、20gの2−
(7−クロロ−1,8−ナフチリジン−2−イル) −3−(5−メチル−2−
オキソヘキシル)−1−イソインドリノン、400C113のピリジンおよび6
0cm”の2N水酸化ナトリウム水溶液を入れる。
この混合物を23時間放置することで反応させた後、減圧(15mmの水銀)下
20℃未満の温度で、ピリジンを留出させる。蒸留水を500cm”加える。不
溶材料を濾過で分離する。この水相に40cm”の4N塩酸を添加することによ
って酸性にし、pHを3.8にする。この懸濁液を濾過し、その沈澱物を140
cm’の蒸留水で5回洗浄した後、減圧(15mmの水銀:2.0kPa)下6
0℃で16時間乾燥する。
このようにしてl−+1− [(7−クロロ−1,8−ナフチリジン−2−イノ
リアミノ]−6−メチルー3−オキソヘプチル1安息香酸が白色生成物の形態で
19.2g得られ、これを、前に記述した条件下で高性能液グロにかけた結果、
その保持時間は4.8分である。
3)4.7cm3の蒸留水の中に30mgの2− [2−(7−クロロ−1,8
−ナフヂリジン−2−イル)−3−オキソ−1−イソインドリニル]−6−メチ
ル−3−オキソヘプタン酸が入っている懸濁液と1゜32cm3の0.IN水酸
化ナトリウム水溶液とを、約20℃の温度で72時間撹拌する。不溶生成物を濾
過で除去した後、その濾液に0.IN塩酸水溶液を添加することによって酸性に
し、pHを2にする。この−イル)アミノコ−6−メチル−3−オキソヘプチル
)安息香酸が10mg得られ、これの特徴は、前に得た生成物のそれと同じであ
る。
2− [2−(7−クロロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)−3−オキソ−
1−イソインドリニル]−6−メチル−3−オキソヘプタン酸は下記のようにし
て製造され得る。
235cm3の98%硫酸の中に23gの2− [2−(7−クロロ−1,8−
ナフチリジン−2−イル)−3−オキソ−1−イソインドリニル]−6−メチル
−3−オキソヘプタン酸エチルが入っている溶液を約20℃の温度で20時間撹
拌した後、1.5kgの氷の中に注ぎ込む。
この得られる沈澱物を濾過で分離し、水で洗浄してpHを6にした後、空気中で
乾燥する。この得られる固体を、3.8リツトルの蒸留水と480cm”の0.
1N水酸化ナトリウム水溶液の中に取り上げる。この不溶生成物を濾過で分離し
た後、その濾液にO,IN塩酸水溶液を添加することによって酸性にし、pHを
3にする。この得られる沈澱物を濾過で分離し、蒸留水そして次にイソプロピル
エーテルで洗浄した後、減圧(0,07kPa)下20℃で乾燥する。このよう
にして176℃で溶融する2−[2−(7−クロロ−1,8−ナフチリジン−2
−イル)=3−オキソ−1−イソインドリニル]−6−メチル−3−オキソヘプ
タン酸が9.2g得られる。
2− [2−(7−クロロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)−3−オキソ−
1−イソインドリニル]−6−メチル−3−オキソヘプタン酸エチルは、米国特
許第4.960.779号に記述されている方法を用いることで入手可能である
。
実施例2
撹拌している1リツトルの反応槽の中に、20℃の温度で、塩化メチレンを40
0cm3、上で得られる生成物を20gそしてイミダゾールを21.8g入れる
。シリンジを用い10分間かけて7cm’の塩化チオニルを加える。この懸濁液
を還流下で30分間加熱した後、20℃に冷却し、そして次に、200cm’の
蒸留水で2回洗浄する。この洗浄した溶液を濃縮して半分の体積にした後、45
0cm3の無水エタノールを加える。蒸気の温度が78℃に到達するまで、大気
圧下の蒸留を継続する。脱色用炭を1g加えた後、この混合物を70℃に1時間
保持する。この懸濁液を濾過する。50cm3のエタノールを用い、その沈澱物
を75℃で洗浄する。この#液と洗浄液を一緒にする。2時間かけて15℃にま
で冷却した後、この懸濁液を濾過する。35cm3のエタノールを用い、その沈
澱物を3回洗浄した後、減圧(1,5mmの水銀:20kPa)下60℃で16
時間乾燥する。
このようにして(−)〜2−(7−クロロ−1,8−ナフチリジン−イル)−,
3−(5−メチル−2−オキソヘキシル)−1−イソインドリノンが綿毛状の白
色生成物形態で167g得られ、これの特徴は下記の通りである
− 旋光 [α]2°、=−132° (c=1.+塩化メチレン)−エナンチ
オマー純度・100%。
実施例3
2リツトルの反応槽の中に、エタノール液(上で得られるンンコニン塩の#液に
エタノール洗浄液を加えたものに相当している)を1274゜去する目的で、−
この溶液を減圧(25mmの水銀;3.3kPa)下30℃未満の温度で濃縮す
る。次に、この懸濁液を捜過する。その沈澱物を100cm’の水で6回洗浄し
た後、減圧(15mmの水銀;2,0kPa)下60℃で16時間乾燥する。
このようにして主に2− [1−[(7−クロロ−1,8−ナフチリジン−2−
イル)アミノコ−6−メチル−3−オキソヘプチル)安息香酸の右旋性異性体か
ら成る白色生成物が79.6g得られ、これの特徴は下記の通りである。
−旋光: [σ] ”+1=+ 160° (e=1 ;塩化メチレン)−エナ
ンチオマー純度773.2%。
1リツトルの反応槽の中に、上で得られる生成物を78.5g、シンコニジンを
54.3g、そして95%(v / v )エタノールを700cm3入れる。
この溶液を還流まで加熱した後、3時間かけて1−0℃の温度まで冷却する。生
成物が結晶して来る。この懸濁液を濾過する。その沈澱物を50cm3の95%
エタノールで2回洗浄した後、減圧(15mmの水銀;2.0kPa)下60℃
で16時間乾燥する。
このようにして(+)−2−[1〜[(7−クロロ−1,8−ナフチリジン−2
−イル)アミノコ−6−メチル−3−オキソヘプチル)安息香酸のシンコニジン
塩が白色生成物の形態で92.8g得られ、これの特徴は下記の通りであるニ
ー 旋光: [ff] ”、=−137,7° (c=1;塩化メチレン)−エ
ナンチオマー純度=100%。
1リツトルの反応槽の中に入っている250cm3のN−メチルピロを加える。
20℃で15分間撹拌した1&、600cm3の蒸留水を1時間かけて加える。
この得られる懸濁液を濾過する。この得られる沈澱物を100cm”の蒸留水で
5回洗浄した後、減圧(15mmの水銀;2゜0kPa)下60℃で16時間乾
燥する。
このようにして(+)−2−fl−[(7−クロロ−1,8−ナフチリジン−2
−イル)アミノコ−6−メチル−3−オキソヘプチル)安息香酸が白色生成物の
形態で297g得られ、これの特徴は下記の通りであるニ
ー 旋光: [ff] 20.=222. 8° (c=1 ;塩化メチレン)
−エナンチオマー純度、100%。
実施例4
1リツトルの反応槽の中に入っている400cm3の塩化メチレンの中に、上で
得られた右旋性酸を20gそしてイミダゾールを21. 8g溶解させる。ンリ
ンジを用い20℃の温度で、7cm3の塩化チオニルを導入する。この懸濁液を
還流下で30分間加熱した後、20℃に冷却し、そして次に、200cm3の蒸
留水で2回洗浄する。この溶液を大気圧下で濃縮して体積を半分にした後、45
0cm3の無水エタノールを加える。蒸気の温度が78℃に到達するまで、塩化
メチレンの蒸留を継続する。次に、脱色粗炭を1g加えた後、この混合物を78
℃に1時間放置する。この懸濁液を濾過する。5Qcm3の無水エタノールを用
い、その沈澱物を75℃で洗浄する。この濾液と洗浄液を一緒にして、圧(15
mmの水銀;2.0kPa)下60℃で16時間乾燥する。このようにして(+
)−2−(7−クロロ−1,8−ナフチリジン−イル)−3−(5−メチル−2
−オキソヘキシル)−1−イソインドリノンが綿毛状の白色生成物形態で16.
8g得られ、これの特徴は下記の通りであるニ
ー 旋光: [a] ”o=+132° (c=1;塩化メチレン)−エナンチ
オマー強度:98.8%。
Claims (7)
- 1.シンコニンを用いて相当するラセミ生成物の不溶塩を生じさせ、これを濾過 で分離し、そのシンコニン塩から、右旋性異性体が豊富な生成物を追い出し、こ の純粋な右旋性異性体のシンコニジン塩を沈澱させ、そして最後に、そのシンコ ニジン塩からその右旋性異性体を遊離させることを特徴とする、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表される生成物の右旋性異性体の製造方法。
- 2.該ラセミ生成物のシンコニン塩をエタノールの如き有機溶媒中で沈澱させる ことを特徴とする請求の範囲1記載の方法。
- 3.塩酸の如き強酸を用いて、そのシンコニン塩から、該右旋性異性体が豊富な 生成物を分離することを特徴とする請求の範囲1記載の方法。
- 4.該右旋性異性体が豊富な生成物のシンコニジン塩をエタノールの如き有機溶 媒中で沈澱させることを特徴とする請求の範囲1記載の方法。
- 5.塩酸の如き強酸を用いて、そのシンコニジン塩から、その純粋な右旋性異性 体を追い出すことを特徴とする請求の範囲1記載の方法。
- 6.請求の範囲1から5の1項の方法に従って得られる時の、式▲数式、化学式 、表等があります▼ で表される生成物の右旋性異性体。
- 7.式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表される生成物の右旋性異性体を製造するための請求の範囲6記載生成物の使 用。
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