JPH0650900Y2 - 可撓成型ワイヤ−ハ−ネス - Google Patents

可撓成型ワイヤ−ハ−ネス

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JPH0650900Y2
JPH0650900Y2 JP12397785U JP12397785U JPH0650900Y2 JP H0650900 Y2 JPH0650900 Y2 JP H0650900Y2 JP 12397785 U JP12397785 U JP 12397785U JP 12397785 U JP12397785 U JP 12397785U JP H0650900 Y2 JPH0650900 Y2 JP H0650900Y2
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JP
Japan
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wire harness
tube
flexible
molded wire
exterior
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JP12397785U
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JPS6233113U (ja
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敏之 鎌野
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車等の車輌内配線に使用されるワイヤーハ
ーネスを所望の配線形状に成型してなる成型ワイヤーハ
ーネスに可撓性を付与した可撓成型ワイヤーハーネスに
関する。
(従来の技術) 従来、車輌内の配線に使用されるワイヤーハーネスの厚
み、外形等の形状を車輌内の配線径路に合わせて所望の
形状に成型してなる成型ワイヤーハーネスについては、
実開昭54-71191号公報に開示されたものがある。
この成型ワイヤーハーネスは、例えば第3図に斜視図、
第4図にそのイ−イ断面図で示されるもので、多数の被
覆電線a1を集束してなるワイヤーハーネスaの外周の、
硬化性の樹脂を用い配線径路に合せて所望の形状に成型
硬化させ、外装bを形成して構成されるものである。
このようにして形成される成型ワイヤーハーネスは、成
型用の金型を用い車種形状に合わせて常に一定の形状に
成型できるから、従来のワイヤーハーネスのように電線
を手作業により粘着チープで巻付け固定する場合に比べ
て、形状のバラツキがなく、配索作業の合理化を図るこ
とができ、又、車輌の各種部品との干渉、接触による振
動を防止し、ワイヤーハーネス自体を保護すると共に異
音の発生を防止するなどのすぐれた特性を有している
が、反面、外装bは第4図に示されるように成型用樹脂
b1が各電線a1間の間隙に充填された状態で硬化されるた
め、殆ど可撓性に欠けるという欠点があった。このた
め、自動車の固定部からボンネット、トランク、各種ド
ア等の可動部位に配索されるワイヤーハーネスに一定形
状の外装を施こした場合には、これらの可動に対して可
撓性及び自己復帰性が得られないため外装に負荷がかか
り、亀裂を生じさせるなどの問題があった。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、従来の成型ワイヤーハーネスのかかる欠点に
着目してなされたもので、成型ワイヤーハーネスの前記
した諸特性をそのまま具備すると共に、外装に可撓性と
自己復帰性とを付与した可撓成型ワイヤーハーネスを提
供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 以下に本考案を実施例を示す添付の図面に基づいて詳細
に説明する。
すなわち、第1図に本考案の可撓成型ワイヤーハーネス
の斜視図を、第2図に第1図のA−A断面図を示した。
図において、本考案の可撓成型ワイヤーハーネスは、ワ
イヤーハーネス1を柔軟性を有するチューブ2内に固着
することなく挿通させ、このチューブ2の外周に所望の
配線形状に絶縁性の樹脂材料を成型硬化させて外装3を
形成させることにより構成される。
この構成において、ワイヤーハーネス1が挿通されるチ
ューブ2の材料としては、柔軟性にすぐれ自己復帰性の
少ない例えば軟質塩化ビニル、ポリエチレン等の樹脂が
好適に使用される。又、チューブ2は長さ方向にスリッ
トを部分的又は全長に亘り設けてワイヤーハーネス1の
チューブ2内への装着を容易にすることができる。チュ
ーブ2にスリットを設けた場合は、要所にテープ巻きを
施こしてチューブ2の型くずれを防ぐことが望ましい。
又、テープ巻きは、チューブ2へのスリット形成の有無
に拘らず、チューブ2の両端をワイヤーハーネス1に固
定するために施こすことが望ましく、これによりチュー
ブ2内でのワイヤーハーネス1の自由度を保持しながら
ワイヤーハーネス1に対するチューブ2の位置ずれ及び
外装3の位置ずれを防止することができる。
又、チューブ2の外周への外装3の形成は、実開昭54-7
1191号公報に開示されるような方法、すなわち外装3に
付与されるべき所望の形状に対応する成型溝を設けた受
型と、この受型に対応する押型とからなる金型を使用
し、常法により硬化性の樹脂材料を用いて成型硬化させ
ることにより容易に実施することができる。この場合、
樹脂材料としてポリウレタンやポリスチレン等を使用
し、発泡成型させると、外装3を軽量に形成することが
できる。又、外装3の外周に保護フィルムを設けて外装
3の表面保護及び色別け等の便に供することもできる。
(作用) 本考案の可撓成型ワイヤーハーネスによれば、第2図に
示したように、ワイヤーハーネス1が柔軟性のチューブ
2内に固着されることなく遊挿されており、又、外装3
はワイヤーハーネス1と直接接合することなくチューブ
2の外周に形成されるから、可撓性及び自己復帰性を有
し、前記した従来の成型ワイヤーハーネスのように固定
化されることがない。従って、第1図に示すように、2
点鎖線の位置への矢印F方向の可撓及び自己復帰が容易
となり、車輌の可動部の動きに追随してワイヤーハーネ
ス及び外装に対する必要以上の負荷が激減される。
(考案の効果) 本考案の可撓成型ワイヤーハーネスは、以上詳細に説明
した構成及び作用よりなり、外装は可撓性及び自己復帰
性を有するから、車輌の可動部に施こされた場合におい
ても必要以上の負荷が作用することがなく、外装の耐久
性を向上させることができる。又、ワイヤーハーネスは
チューブと外装の両者により保護されるから従来以上に
その耐久性が向上される。又、外装の成型に不良品を生
じた場合にも、チューブを切開することによりワイヤー
ハーネスを無傷の状態で容易に取出し、再使用すること
ができるなどの利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の可撓成型ワイヤーハーネスの実施例を
示す斜視図、第2図は第1図のA−A断面図、第3図は
従来の成型ワイヤーハーネスの実施例を示す斜視図、第
4図は第3図のイ−イ断面図である。 1……ワイヤーハーネス、2……チューブ、3……外
装。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワイヤーハーネスを柔軟性を有するチュー
    ブ内に固着することなく挿通させ、該チューブの外周に
    所望の配線形状に絶縁性の樹脂材料を成型硬化させて外
    装を形成せしめたことを特徴とする可撓成型ワイヤーハ
    ーネス。
JP12397785U 1985-08-14 1985-08-14 可撓成型ワイヤ−ハ−ネス Expired - Lifetime JPH0650900Y2 (ja)

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JP12397785U JPH0650900Y2 (ja) 1985-08-14 1985-08-14 可撓成型ワイヤ−ハ−ネス

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JP12397785U JPH0650900Y2 (ja) 1985-08-14 1985-08-14 可撓成型ワイヤ−ハ−ネス

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Publication Number Publication Date
JPS6233113U JPS6233113U (ja) 1987-02-27
JPH0650900Y2 true JPH0650900Y2 (ja) 1994-12-21

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JP12397785U Expired - Lifetime JPH0650900Y2 (ja) 1985-08-14 1985-08-14 可撓成型ワイヤ−ハ−ネス

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0711926B2 (ja) * 1989-11-17 1995-02-08 住友電装株式会社 ワイヤーハーネスの外装テープ巻方法
JP6159193B2 (ja) * 2013-08-20 2017-07-05 矢崎総業株式会社 外装部材及び外装部材の製造方法
JP6212329B2 (ja) * 2013-08-28 2017-10-11 矢崎総業株式会社 外装部材

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JPS6233113U (ja) 1987-02-27

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