JPH06507686A - 複層建築物のための作業プラットホームシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 複層建築物のための作業プラットホームシステム技術分野 本発明は、複層建築物のための作業プラットホームシステム、特に作業者や、例 えば保守、磨き直し又は被覆材の取替えのための材料を建築物の周辺に一時的に アクセス可能とし得るシステムに関する。

背景の技術 建築物の周囲へのアクセスは伝統的に地上から上方に組み立てられた足場作業台 を使用して行われ、それに費やす時間と労力は非常に大きかった。建築物内部の 種々のレベルから片持梁状の足場作業台も使用されていたが、これは建築物のフ ロア空間を妨害していた。

その他、建築物の頂上に位置する頭上のつり柱からロープに吊るされた揺動する 足場作業台が使用可能であるが、これらは通常かなり限定された耐荷重能力しか ない。

昇降モータを使用したロープは数多くあるが、機械の耐荷重能力が小さかったり 、昇降操作の際、ロープが同調して上昇しないという問題がある。

発明の開示 本発明の目的は、従来の懸垂システムよりも大きな負荷能力を有し建築物の周囲 に作業のためにアクセスでき、これらに関する前記問題を伴わないプラットホー ムを提供することである。本発明に係る作業プラットホームを使用すると、より 大きなより多くの作業を行うことができ、懸垂部材は上昇過程において必要とさ れる制御対象がより少なく、さらにシステムは使用中で可視であり建築物の周囲 に面してより良好に位置する。プラットホームレベルの制御はより明確で正確で あり、建築物の外部にあり、頂上で支持された懸垂システムであり、該システム によりフロア空間を占拠される必要がなく、地上レベルの建築物の周囲は利用可 能とされ、地上で支持された足場作業台のように公衆の通行を妨害しない。

本発明の目的は、建築物の水平方向へのアクセスのみならず、建築物の垂直面に おける高さの変化に対応し得るように、建築物の周囲へのアクセスに順応性を持 たせることである。

本発明は複層建築物の外周面のための作業プラットホームシステムを意図してお り、使用態様において建築物の外周を越えて延び建築物の頂上又は上層階レベル でシステムを支持する手段と、建築物の外周面に沿って下方に前記作業プラット ホームを懸垂する少な（とも１つの手段と、前記支持手段と前記懸垂手段との間 で選択的に結合されたジヤツキ手段とを備え、前記懸垂手段の長さの増減により 前記作業プラットホームが建築物の外周面に沿って漸進的に下降され又は上昇さ れ得る。

支持手段は建築物の頂上又は上層階に固定された片持梁状の支持フレームをなし 、懸垂手段は連続した細長い懸垂部材をなし、ジヤツキ手段はスクリュージヤツ キ又は油圧もしくは空気圧作用によるラムからなっているのが望ましい。

建築物の外周面側のプラットホームの側は、作業者の安全のために囲い手段が備 えられているのが望ましい。

図面の簡単な説明 以下、本発明の望ましい１実施例を添付図面を参照しつつ説明する。

図１は建築物の外周面に沿って延びる本システムの平面図である。

図２は図１のシステムの１つの操作段階を示す２−２線に沿う断面図である。

図３は図２のシステムの次の操作段階を示す断面図である。

図４は図２及び図３のシステムのさらに次の操作段階を示す断面図である。

本発明の実施例 図面を参照して分かるように、本発明の望ましい実施例のシステムは、建築物の ルーフ１２ａ上の支持構造１１を経て位置し設置された多数の支持フレーム１０ を備え、該支持フレームは、建築物１２の頂上の外周面に沿って一定間隔を置い て配置され、片持梁状をなして手摺壁１２ｂの上方で建築物の外周面を越えて延 びている。

建築物は複数の床レベル１３を有する複層建築物であり、そのシステムは、建築 物の外周面の保守、磨き直し又は被覆材の取替えを可能とするために使用される 。支持フレーム１０は、垂直方向に間隔を置いて配置されラム又はジヤツキによ り支持された１対のプラットホーム１４．１５を備え、下側プラットホーム１４ はラム又はジヤツキ１６の下端側にあり、ラム又はジヤツキ１６は下側プラット ホーム１４から上側プラットホーム１５へと延びるように取付けられている。ラ ム又はジヤツキ１６は、国際特許出願第ＰＣＴ／ＡＵ９０１０００４２号明細書 に記載され図示されたタイプの電気的なモータ駆動のスクリュージヤツキとする ことができ、ジヤツキを伸縮する際に、上端において連続的に上昇されたり下降 されるヘッドフレーム１７を支持し得る。

複数セットの細長い懸垂部材の多くは、ヘッドフレーム１７から吊り下げられ、 建築物の外周面に沿って下方に延び、連続的に懸垂部材のレベルを下げるよう直 線状に端と端とを結合して懸垂チューブ１８として取付けられている。直線状に 配置された懸垂チューブの各々・ソトの下端は、作業者が建築物の外周面を保守 、磨き直し又は被覆材の取替えを行うのを支持するため、垂直方向に間隔を置い て配置された多くの作業プラットホーム２１を支持している。プラットホーム２ １は、懸垂チューブのセット間を横切って延び、建築物の外周面に沿って延びる 連続的なプラットホームを形成している。

作業者の安全のための保護壁２２が、作業プラットホームの両側に建築物の外周 面から離れて備えられており、緩衝器、スライド又はローラ２３は、プラ・ソト ホーム構造により支持され、建築物の外周面に当接し、プラ・ソトホーム構造を 該外周面から間隔を置いて配置している。

中央制御装置に符号して操作制御されるジヤツキ１６は、ヘッドフレーム１７と 共に建築物の上部に取付けられた支持フレーム１０に持上げられる。フレーム１ ０により、ジヤツキ領域に付属品又は他の部品を操作、配置、及び除去すること ができる。フレーム１０は、個々の建築物に配置された支持体や付属品に取付け られてもよい。

図示の形態において、プラットホームはチューブ間の長い距離をつなぐことがで き、図示するように多くの作業レベルが連続的な構造により支持され得る。作業 プラットホームの連続形態は、建築物の全周に亘ってもよいし、例えば建築物の 各外面毎に独立した形態となるように、限定された相互に分離した領域に亘って いてもよい。

さらに、多数レベルのプラットホームの連続性は、作業条件やより良い作業位置 の変化に対応するため特定の位置で垂直に階段状としてもよい。このシステムは 自由度が大きく、プラットホームの連続性の変更態様は必要とされる支持体や制 限条件に依存して数多くある。

作業プラットホーム領域へのアクセスは、建築物の外部又は建築物のルーフ上の 支持構造を経て吊上げられた作業者又は部材昇降機によりなされる。そのような 建築物の外部にある昇降機は、作業プラットホームのレベルの変化に対応するよ う徐々に高さが調節され、作業プラットホーム領域に容易にアクセスし、又は進 入できる。

さらに、クレーンにより外方へ、又は建設用リフトを使用したり窓やバルコニー をからプラットホームにアクセスすることにより内方へアクセスすることもでき る。

さらに、安定化を図り均衡をとるため、システムの支持体２４及び２４′は各々 支持フレーム１０の内面と手摺壁１２ｂとの間、フレーム１０と手摺壁１２ｂの 上部との間で結合され、一方、カウンターの重量を有するフレーム２５は、支持 フレームの内面から懸垂され得る。

システムが操作中は、プラットホーム２１は地上から徐々に持ち上げられ又は建 築物の頂上から下方に向かって徐々に降下され得る。

システムの操作について２つの選び得る開始位置のうち困難な方、すなわち、頂 上から下方に向かって降下することについて説明する。

懸垂チューブ１８の十分な数の直線状に配置されたセットは、ヘッドフレーム１ ７に結合され、プラットホーム２１を備えたプラットホーム構造まで延ばされる 。

種々のレベルの作業プラットホーム２１及び保護壁２２は、地上において所定の セグメントに組立てられ、外部クレーンにより支持フレーム１０の下側まで完成 された構成要素として持上げられる。この状態で、プラットホーム構造２１と支 持フレーム１０との間の懸垂チューブ１８は、完全に安全に結合される。

プラットホーム構造は、建築物の角で結合される。

外部クレーンは、システムを徐々に昇降するためにはもはや必要ではない。仮に 必要だとしても、部材を作業プラットホームへ供給したり作業プラットホームか ら除去するための十分なりレーン機能は、システムの操作中のみである。外部ク レーンはシステムを分解するために再度必要である。

システムの下部の分解は、地上レベルで行われ、又は公衆が建築物の下を通り得 る状態で地面より上の保護状態の構築レベルにおいても行われる。それから外部 クレーンにより分解すべきシステムの残部が残る。第１に徐々に分解されるべき 懸垂チューブが分解され、次にジヤツキとそれらの建築物の頂上のフレームとが 分解される。

図２．３及び４を参照すると、図２に示すよう作業プラットホームを下降操作す る間は、シェアピン（ｓｈｅａｒ　ｐｉｎ）１９又は他の付属品は、下方のジヤ ツキ支持プラットホーム１４の各支持フレーム１０の構造部材に懸垂チューブ１ ８の各セットを結合するために使用され、またシェアピン１９又は他の付属品は 、プラットホーム１５の各ヘッドフレームに懸垂チューブのセットを結合するた めに使用される。

懸垂チューブ１８から支持フレーム１０又はヘッドフレーム１７に負荷を伝達さ せるのに最も望ましい方法は、ジヤツキ支持プラットホーム１４及び１５におい て懸垂チューブへ又は懸垂チューブから自動的に且つ安全に負荷を伝達するため に、各々がダブルシェア（ｄｏｕｂｌｅ　５ｈｅａｒ）である２つのシェアピン を収容する包囲型支持ブラケットを使用することである。

シェアピン１９がプラットホーム１５で除去されたとき、ジヤツキ１６は図３に 示されるようにヘッドフレーム１７を上昇させプラットホームの位置を変えるた めに延び、その後、新たな懸垂チューブ１８がチューブ１８の現存するセットに 下端部で結合されるように配置され、上端部はプラットホーム１５のヘッドフレ ーム１７にシェアピン１９により結合される。プラットホーム１４の懸垂チュー ブのセット間のシェアピン１９は結合が解かれ、ジヤツキ１６が収縮され、これ により懸垂チューブのセットが下降し、図４に示されるように下部の位置に下方 へ作業プラットホーム構造が降下する。保守、磨き直しく新しい被覆２０）又は それに類する作業が一定期間続行するように、操作手順は、建築物の周面に沿っ て作業プラットホーム構造を徐々に下降させるように繰り返される。

操作手順には数多くの実施態様があるが、各実施態様において、ジヤツキが延ば され新たな懸垂チューブ１８が付加される間にジヤツキ１６から支持フレーム１ ０に負荷を移動させる手段が備えられている。そして、作業プラットホーム構造 が下方に徐々に移動するために支持フレームからジヤツキへ負荷移動の逆転によ り支持が行われる。上記操作の漸進的な移動距離はプラットホーム１４と１５と の間隔に等しく、作業プラットホーム構造に必要とされる下方への漸進的な移動 距離に一致している。

上記操作の変更態様は例えば以下のようである。シェアピンがプラットホーム１ ４に取付けられ、プラットホーム構造が成るレベルにおいて建築物の頂上の支持 フレーム１０から懸垂され、懸垂チューブ１８とヘッドフレーム１７を経てジヤ ツキ１６に結合されている状態において、システムのレベル操作の変化を再度考 慮してみる。

懸垂チューブのセットは、プラットホーム１４の上方の連結器で懸垂チューブの 頂部から切り離される。

ジヤツキ１６は、懸垂チューブの残された下部のセットから分離して、ヘッドフ レーム１７と上部の懸垂チューブと持上げるために自由に延ばされ得る。

ヘッドフレームは、プラットホーム１４と１５との間に新たな懸垂チューブを追 加して結合することにより懸垂チューブの下方のセットに再度結合され、その結 合はプラットホーム１５の直ぐ上方、及びその下のプラットホーム１４の直ぐ上 方でなされる。

ジヤツキはプラットホーム構造と懸垂チューブのセットとの重量を支持するため に十分に延ばされる。プラットホーム１４における懸垂チューブのシェアピンは 除去され、そして、ジヤツキはヘッドレベルに収縮される。

支持用シェアピン１９はプラットホーム１４で懸垂チューブに再度結合される。

そして、ジヤツキはプラットホーム１４で支持フレームに負荷を移動するため僅 かに収縮される。

この手順を変更する他の変更態様は、種々の利点や欠点を有しているが、各々の 変更態様において根本的な原理は同じである。

このシステムの従来技術の対する操作面での利点は、本システムの上記の説明の 見地からさらに詳細に述べられ得る。

限定され、独立した数多くの懸垂リフティングポイントは、かなり正確で特に前 記の国際特許出願の明細書に記載されたモータ駆動のスクリュージヤツキを使用 して同時に操作制御され、全周に亘る作業プラットホーム構造は、同時に持上げ られ得る。建築物に面した各々のプラットホーム構造は、結果として全体の操作 を通じて建築物の角で結合され得、全体の操作により各々の建築物の高さの上昇 に平面的に位置されたプラットホームの列に相互の安定性を提供する。

本システムが種々の形状をした建築物に容易に適用されることが、上記の説明か ら分かる。同様に建築物の外面の垂直方向の配置の限定された変化は、建築物の 頂上の支持フレームのジヤツキを移動することにより対応され得る。この移動は 外部クレーン及び例えば角の接続部でプラットホームの列を調節することにより 、建築物の保守計画において必要とされる方法と同様にして達成される。

さらに、プラットホーム構造の重量は、レベル間でジャッキングが行われている ときを除いて、建築物に取付けられた支持フレームにより直接に支持されている 。実際的にシステムは殆どの時間は静止しており、システム、に動的な負荷は必 要とされない。動的負荷や、この動的、負荷に対するジヤツキの能力低下を考慮 する必要があるのはジヤツキをシフトしている間だけであり、これはシステムに かかる実際の負荷が現場での望ましい制御及び管理により減少され得る時間であ る。

フロントページの続き （８１）指定国　ＥＰ（ＡＴ、ＢＥ、ＣＨ，ＤＥ。

ＤＫ、ＥＳ、ＦＲ，ＧＢ、ＧＲ，ＩＴ、ＬＵ、ＭＣ，ＮＬ、ＳＥ）、０Ａ（ＢＦ 、ＢＪ、ＣＦ、ＣＧ、ＣＩ、ＣＭ、ＧＡ、ＧＮ、ＭＬ、ＭＲ，ＳＮ、ＴＤ、ＴＧ ）、ＡＴ、　ＡＵ、ＢＢ、　ＢＧ、　ＢＲ，ＣＡ、　ＣＨ，ＤＥ、　ＤＫ。

ＥＳ、　ＦＩ、　ＧＢ、　ＨＵ、ＪＰ、　ＫＰ、　ＫＲ，ＬＫ、　ＬｔＪ、　Ｍ Ｇ、　ＭＷ、　ＮＬ、　ＮＯ，ＲＯ，ＲＵ、ＳＤ、　ＳＥ、ＵＳ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　複層建築物の外周面のための作業プラットホームシステムであって、使用態 様において建築物の外周を越えて延び建築物の頂上又は上層階レベルでシステム を支持する手段と、建築物の外周面に沿って下方に前記作業プラットホームを懸 垂する少なくとも１つの手段と、前記支持手段と前記懸垂手段との間で選択的に 結合されたジャッキ手段とを備え、前記懸垂手段の長さの増減により前記作業プ ラットホームが建築物の外周面に沿って漸進的に下降され又は上昇され得ること を特徴とする作業プラットホームシステム。 ２　前記支持手段は、建築物の頂上又は上層階レベルに固定された片持梁状の支 持フレームであることを特徴とする請求項１に記載のプラットホームシステム。 ３　前記懸垂手段は、支持手段と作業プラットホームとの間で端と端とで結合さ れるようされた列状の細長い支持部材であることを特徴とする請求項１又は２に 記載の作業プラットホームシステム。 ４　前記ジャッキ手段は、スクリュージャッキであることを特徴とする請求項１ から３のいずれかに記載の作業プラットホームシステム。 ５　前記ジャッキ手段は、油圧又は空気圧作用によるラムであることを特徴とす る請求項１から３のいずれかに記載の作業プラットホームシステム。 ６　前記プラットホームは、周囲が覆われていることを特徴とする請求項１から ５のいずれかに記載の作業プラットホームシステム。 ７　実質的に添付図面を参照して記載されていることを特徴とする作業プラット ホームシステム。