JPH0650740B2 - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置Info
- Publication number
- JPH0650740B2 JPH0650740B2 JP14856386A JP14856386A JPH0650740B2 JP H0650740 B2 JPH0650740 B2 JP H0650740B2 JP 14856386 A JP14856386 A JP 14856386A JP 14856386 A JP14856386 A JP 14856386A JP H0650740 B2 JPH0650740 B2 JP H0650740B2
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- JP
- Japan
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- insulating film
- field insulating
- region
- semiconductor device
- transistor
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体装置に関し、特に高周波トランジスタを
有する半導体装置に関する。
有する半導体装置に関する。
従来、高周波トランジスタの引出し電極を形成するとき
には、電気容量を小さするために引出し電極は厚いフィ
ールド絶縁膜の上に形成していた。そして、第2図に示
すようにこのフィールド絶縁膜1よりも内側の活性領域
にP型ベース領域2とN型エミッタ領域5からなる浅い
P−N接合を選択的に形成し、更に電極6を形成してト
ランジスタを製作していた。
には、電気容量を小さするために引出し電極は厚いフィ
ールド絶縁膜の上に形成していた。そして、第2図に示
すようにこのフィールド絶縁膜1よりも内側の活性領域
にP型ベース領域2とN型エミッタ領域5からなる浅い
P−N接合を選択的に形成し、更に電極6を形成してト
ランジスタを製作していた。
上述した従来の半導体素子の構造では、フィールド絶縁
膜1を選択的に形成した場合、その後の熱処理などによ
ってフィールド絶縁膜1の境界付近から結晶欠陥が発生
した。そのため、活性領域にトランジスタ等を形成して
いくときに、結晶欠陥の影響を受けて半導体素子等の例
えば、コレクタ・ベースのP−N接合特性が悪化してリ
ーク電流が発生し、半導体素子の歩留を大きく下げると
いう問題点があった。
膜1を選択的に形成した場合、その後の熱処理などによ
ってフィールド絶縁膜1の境界付近から結晶欠陥が発生
した。そのため、活性領域にトランジスタ等を形成して
いくときに、結晶欠陥の影響を受けて半導体素子等の例
えば、コレクタ・ベースのP−N接合特性が悪化してリ
ーク電流が発生し、半導体素子の歩留を大きく下げると
いう問題点があった。
本発明の目的は、結晶欠陥をなくしてリーク電流を少く
した製造歩留りの高い半導体装置を提供することにあ
る。
した製造歩留りの高い半導体装置を提供することにあ
る。
本発明の半導体装置は、半導体基板上に選択的にフィー
ルド絶縁膜を形成し、このフィールド絶縁膜の境界付近
の半導体基板表面をエッチングし、このエッチングされ
た領域にゲッタ作用を有する不純物を導入したものであ
る。
ルド絶縁膜を形成し、このフィールド絶縁膜の境界付近
の半導体基板表面をエッチングし、このエッチングされ
た領域にゲッタ作用を有する不純物を導入したものであ
る。
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
る。
第1図は本発明の一実施例の断面図である。
第1図において、N+型シリコン基板4上のN型エピキ
シャル層3には選択的にSiO2からなるフィールド絶縁膜
1が形成されており、このフィールド絶縁膜1に囲まれ
た活性領域中には、P型ベース領域2、N型エミッタ領
域5、電極6等からなるトランジスタが形成されてい
る。そしてフィールド絶縁膜1と活性領域との境界付近
はエッチングされており、その部分はゲッタ作用を有す
るリンが導入されたN+型拡散領域となっている。
シャル層3には選択的にSiO2からなるフィールド絶縁膜
1が形成されており、このフィールド絶縁膜1に囲まれ
た活性領域中には、P型ベース領域2、N型エミッタ領
域5、電極6等からなるトランジスタが形成されてい
る。そしてフィールド絶縁膜1と活性領域との境界付近
はエッチングされており、その部分はゲッタ作用を有す
るリンが導入されたN+型拡散領域となっている。
このように構成された本実施例においては、フィールド
絶縁膜1の境界付近はエッチングされ、更にゲッタ作用
を有するリンを含むN+型拡散層7が設けられているた
め、活性領域中の結晶欠陥は除去される。従って、活性
領域中に形成されるトランジスタのP−N特性は良好と
なり、製造歩留りは向上する。
絶縁膜1の境界付近はエッチングされ、更にゲッタ作用
を有するリンを含むN+型拡散層7が設けられているた
め、活性領域中の結晶欠陥は除去される。従って、活性
領域中に形成されるトランジスタのP−N特性は良好と
なり、製造歩留りは向上する。
次に、本発明の一実施例の製造方法について説明する。
まずN+型シリコン基板4上にN型エピタキシャル層2
の表面に薄い酸化膜を形成し、更にその上にSi3N4膜を
薄く形成する。そして、フォトリソグラフィ技術を用い
て部分的にSi3N4膜を取り除いたのち、その表面を高温
度で加圧酸化をし部分的に酸化膜の厚いフィールド絶縁
膜1を形成する。このときの酸化膜の厚さはトランジス
タの特性によって異なるが約1〜1.5μm程度である。
このようなフィールド絶縁膜1を形成するときに、その
境界付近に結晶欠陥が発生し、この欠陥は後の工程でト
ランジスタの特性に大きな影響をあたえるため、フォト
リソグラフィの技術を用いて選択的にSi3N4膜を取り除
き、ドライエッチング技術を用いてシリコンの結晶欠陥
の多いフィールド絶縁膜1の境界付近を選択的に除去
し、HF処理をした後不純物としてリンを拡散し将来ト
ランジスタを形成していくときのゲッタリング作用を持
たせるN+型拡散領域7を形成する。
の表面に薄い酸化膜を形成し、更にその上にSi3N4膜を
薄く形成する。そして、フォトリソグラフィ技術を用い
て部分的にSi3N4膜を取り除いたのち、その表面を高温
度で加圧酸化をし部分的に酸化膜の厚いフィールド絶縁
膜1を形成する。このときの酸化膜の厚さはトランジス
タの特性によって異なるが約1〜1.5μm程度である。
このようなフィールド絶縁膜1を形成するときに、その
境界付近に結晶欠陥が発生し、この欠陥は後の工程でト
ランジスタの特性に大きな影響をあたえるため、フォト
リソグラフィの技術を用いて選択的にSi3N4膜を取り除
き、ドライエッチング技術を用いてシリコンの結晶欠陥
の多いフィールド絶縁膜1の境界付近を選択的に除去
し、HF処理をした後不純物としてリンを拡散し将来ト
ランジスタを形成していくときのゲッタリング作用を持
たせるN+型拡散領域7を形成する。
その後、Si3N4と薄い酸化膜を除去し、表面を洗浄した
後酸化膜を形成しフォトリソグラフィの技術を用い、酸
化膜を選択的に除去し、ホウ素を拡散してトランジスタ
のP型ベース領域2を形成する。その後表面を再度酸化
し、フォトリソグラフィの技術を用いて開孔部を形成
し、N型エミッタ領域5及び電極6を形成しトランジス
タを完成させる。
後酸化膜を形成しフォトリソグラフィの技術を用い、酸
化膜を選択的に除去し、ホウ素を拡散してトランジスタ
のP型ベース領域2を形成する。その後表面を再度酸化
し、フォトリソグラフィの技術を用いて開孔部を形成
し、N型エミッタ領域5及び電極6を形成しトランジス
タを完成させる。
尚、上記実施例においてバイポーラトランジスタを用
い、ゲッタ作用を有する不純物としてリンを用いた場合
について説明したが、MOSトランジスタであってもよ
く、又不純物としてはヒ素やヒ素とリンを用いることが
できる。
い、ゲッタ作用を有する不純物としてリンを用いた場合
について説明したが、MOSトランジスタであってもよ
く、又不純物としてはヒ素やヒ素とリンを用いることが
できる。
以上説明したように本発明は、フィールド絶縁膜を選択
的に形成し、その境界付近の結晶欠陥の多い領域をドラ
イエッチング法で除去し、更にその領域に不純物を拡散
させゲッタリング作用を持たせることにより、トランジ
スタのP−N接合を良好なものとし、リンク電流を非常
に少なくすることができる効果がある。従って、半導体
装置の製造歩留りは向上したものとなる。
的に形成し、その境界付近の結晶欠陥の多い領域をドラ
イエッチング法で除去し、更にその領域に不純物を拡散
させゲッタリング作用を持たせることにより、トランジ
スタのP−N接合を良好なものとし、リンク電流を非常
に少なくすることができる効果がある。従って、半導体
装置の製造歩留りは向上したものとなる。
第1図は本発明の一実施例の断面図、第2図は従来の半
導体装置の一例の断面図である。 1……フィールド絶縁膜、2……P型ベース領域、3…
…N型エピタキシャル層、4……N+型シリコン基板、
5……N型エミッタ領域、6……電極、7……N+型拡
散領域。
導体装置の一例の断面図である。 1……フィールド絶縁膜、2……P型ベース領域、3…
…N型エピタキシャル層、4……N+型シリコン基板、
5……N型エミッタ領域、6……電極、7……N+型拡
散領域。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/73
Claims (1)
- 【請求項1】半導体基板上に選択的にフィールド絶縁膜
を形成し、該フィールド絶縁膜の境界付近の前記半導体
基板表面をエッチングし、該エッチングされた領域にゲ
ッタ作用を有する不純物を導入したことを特徴とする半
導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14856386A JPH0650740B2 (ja) | 1986-06-24 | 1986-06-24 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14856386A JPH0650740B2 (ja) | 1986-06-24 | 1986-06-24 | 半導体装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS633420A JPS633420A (ja) | 1988-01-08 |
JPH0650740B2 true JPH0650740B2 (ja) | 1994-06-29 |
Family
ID=15455547
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14856386A Expired - Lifetime JPH0650740B2 (ja) | 1986-06-24 | 1986-06-24 | 半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0650740B2 (ja) |
-
1986
- 1986-06-24 JP JP14856386A patent/JPH0650740B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS633420A (ja) | 1988-01-08 |
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