JPH06506901A - パレットコンテナ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 パレットコンテナ 技術分野 本発明は、液状又は流動状充填材料のための薄肉のプラスチック容器と、プラス チック容器を支持套壁として密に取り囲みかつ水平及び垂直に延びる格子ロッド から成っている線材格子と、床パレットとを備え、該床パレットの上にプラスチ ック容器が静止しかつ線材格子支持套面が不動に結合されている形式の、パレッ トコンテナに関する。

背景技術 この種の、内方の薄肉プラスチック容器のための線材格子支持套壁を備えたパレ ットコンテナは、ドイツ国特許第３０３９６３５号明細書によって公知である線 材格子支持套壁の床バレット−例えば木材から成る通常の平パレット−への固定 は、最下方の水平に延びている格子ロッドに亙って上方から係合しているクリッ プ、クランプ又は爪によって行われている。クリップ又はクランプは、木材パレ ットの表面に釘付け（固定）されているか又はパレットの上方プレートに螺着さ れていている。

別の公知のパレットコンテナ（ヨーロッパ特許第０４３８７１８号明細書）にあ っては、木材から成る個々のパレット部材が、パレットに対し横方向に延びる平 鋼部材を介し間隔を置いて（フォークリフト車両のフォークの挿入用に）互いに 結合されている。その際格子支持套面乃至その下方の水平に延びる格子ロッドは 、平鋼部材に溶接された薄鋼舌状板によって床パレットに固定されている。

パレットコンテナを工業的に使用するためには、官庁の使用許可検査を受け、そ の際所定の品質基準を充たしていなければならない。つまり例えばパレットコン テナを内蔵した状態で一定の落下高さからの落下試験並びに内圧テストが行われ る。その際最も苛酷な試験は、その上に内方のプラスチック容器の底部吐出弁が 配置されているその下方のパレット端面へのダイヤゴナルな落下試験である。

この種の落下試験にあっては、内方容器が底面衝突の際動的なエネルギにより床 パレットに対して移動する状況が調査される。同時に別の周面領域においても、 格子套面の固定舌状板の床パレットからの裂断状況が調査される。線材格子支持 套壁の下方縁部のパレットへの固定部が、本質的に最も弱い部分である。線材格 子支持套壁の固定は僅か数個所で行われているだけであるため、線材格子は極め て不均一に変形して反り返り、格子交差点における溶接個所が互いに部分的に裂 断せしめられ、かつ自由な線材ロッド端部が薄肉プラスチック容器に損傷を与え るおそれがある。

発明の開示 本発明の課題は、上述の欠点を除去すると共にパレットコンテナを改良して、簡 単な手段で線材ケージ及びプラスチック容器の床パレットへの良好な固定部を形 成し、その際内方容器が損傷（非液密性）を受けることなしに、より高い落下高 さが線材ケージ及び床パレットのより均一でより少ない変形によって保証されつ るようにすることにある。

本発明では、床パレットの各端面上に線材格子支持套壁の少くとも１つの鉛直な 格子ロッドが、延長されて形成されており、かつ床パレットの対応する孔を通し て、少くとも床パレットの上方プレート又は上方及び下方プレートを貫通して案 内されており、また上方プレート乃至下方プレートの下面には対応支承部が設け られていて、床パレットに不動に結合されているか、床パレットに不動に固定さ れていることによって、上記課題を解決することができた。

パレットを貫通して差し込まれている延長された格子ロッドによる、線材格子支 持套壁の形状結合的乃至摩擦結合的な固定装置によって、最高の負荷においても 画構成部材の確実な固定が格子ロッドの弾性変形及び特に塑性変形によって保証 される。格子套壁の固定手段のパレットからの裂断は、これを確実に阻止するこ とができる。

本発明の構成例にあっては、床パレットの上方プレート及び又は下方プレートを 貫通して案内されている格子ロッドが、その下方端部にねじ山を有しており、か つ下方から間挿ディスク及びねじナツトによって床パレットに不動に固定されて いる。

本発明の別の構成例にあっては、床パレットの上方プレート及び又は下方プレー トを貫通して案内されている格子ロッドが床パレットの下面に金属ディスクによ って不動に溶接乃至ろう付けされている。これによって床パレットへの格子套壁 の簡単かつ確実な固定が保証されるようになり、該床パレットは、例えば通常の 木材パレット、プラスチックパレット又は金属パレットとして形成されていて宣 く、またフォークリフト又は持上げ車両のために４方の係合部を備えた、パレッ トコンテナのための安定した下部構造体であっても宣い。本発明の別の有利な構 成にあっては、個々に貫通して差し込まれて下方で固定された鉛直な格子ロッド に対し付加的に、別の延長された多数の鉛直な格子ロッドが、床パレットの対応 する別の孔に差し込まれかつ半径方向で格子套壁に支持されている。その際線材 格子支持套壁の水平に延びる最下方の格子ロッドが、上方プレート上に載置され 、かつ格子套壁を軸方向で床パレットに対して支持している。

これによってパレット上への格子套壁下方縁部の絶対に確実な固定が、半径方向 及び軸方向において保証されるようになり、その結果、格子套壁縁部を補強する ためのＵ字状フレーム又はアングル状成形体を完全に放棄することができる。

図面の簡単な説明　゛ 次に本発明を、図面に図示の実施例に基いて詳しく説明する。その際図１は部分 的に切断された本発明のパレットコンテナの側面図、 図２は床パレットを貫通して差し込まれた幾つかの鉛直な格子ロッドのマーキン グ部を備えたパレットコンテナの平面図、 図３は床パレットの部分的な拡大断面図、図３乃至図７は床パレットの別の部分 的な拡大断面図、 を夫々表わしている。

実施例の説明 図１には符号１０でパレットコンテナが図示されており、該コンテナは主として 、薄肉のプラスチック容器１２、プラスチック容器１２を密に取り囲んでいる線 材格子套面１４及び床パレット１６を有している。

この場合プラスチックパレットであるパレット１６の図示の部分断面領域には、 延長された鉛直な格子ロッド１８がパレット１６を貫通して差し込まれて下方か ら固定されている状況が示唆されている。

図２はパレットコンテナ１０の平面図であって、核間２には、床パレットの各外 方端面上でパレット１６を貫通して案内されている延長された２本の格子ロッド １８の配置状況が図示されている。格子套壁を固定（螺着／溶接）するため床パ レット１６の各外方端面上には、パレットを貫通して案内されている３本、４本 又はそれより多い延長された格子ロッドが引き込まれている。

プラスチック容器、格子套面及び床パレットから成る本発明の構成によってパレ ットコンテナは、例えばトラックの積載面による支持の後に床パレット及び格子 套面の部分的な変形を伴い乍らも、従来と同じ様に、液密状の内方容器を問題な くフォークリフト車両によって受容可能かつ搬送可能なように保証している。

図３は、線材格子の補強套壁の鉛直に延長された格子ロッド１８を示しており、 該格子ロッド１８は、孔２０を通して上方プレート２２及び下方プレート２４と 共に全パレット高さを貫通して案内されており、かつねじ山２６上に載置された ねじナツト２８乃至ディスクナツト（スペーサディスクとねじナツトとの組合せ ）によって下方で固定されている。ねじナツトは、非意図的な解離に対し付加的 に、ピン又は釘によって固定されていても宣い。

図４には、個々に貫通して差し込まれて下方で固定されている鉛直な格子ロッド に対して付加的に、多数の延長された別の格子ロッド３６が床パレットの対応す る別の孔３８に差し込まれていて、格子套面１４を半径方向で支持している状況 が図示されている。この付加的な格子ロッド３６の長さは、該ロッド３６が上方 プレート２２を貫くのに充分であるような長さであれば宣い。更に図４から明ら かなように、線材格子ロッド！！１４の最下方の水平環状に延びている格子ロッ ド３４が、パレット１６の上方プレート２２上に載置され、かつ軸方向で格子套 壁１４を床パレットに対して支持している。このことによ、て例えばパレット表 面の付加的な溝を破棄し、又は下方の線材格子縁部の半径方向の変形に対する固 定部材としてパレット上に載置されたアングル状のフレームを、破棄することが できる。

延長された格子ロッド１８のパレット下面への別の固定形式が、図５に図示され ている。この例ではパレット１６を貫通して案内されている格子ロッド１８の下 方端部が、中空円錐状の金属ディスク３０に溶接乃至ろう付けされている。この 固定形式によって格子ロッドへのねじ両溝の取付けを省（ことができるので、時 間及びコストを有利に軽減することができる。金属ディスク３０は有利にはパレ ット下面の切欠き３２内に埋没して取り付けられており、その結果、溶接部４４ を備えた格子ロッド１８及び金属ディスク３０がパレットの下面と同一平面で閉 成されるようになっている。

図６には、中空円筒状の金属ディスク３０と埋没した溶接部４４とを備えた別の 固定形式が図示されており、該溶接部４４は、パレット下方底部に平らに載置さ れることによって引張力に対する良好な位置が保証されている。

更に図７には、延長された格子ロッドエ８をパレットの下面に固定する、多くの 形式の内の１つの形式が図示されている。その際貫通して差し込まれた鉛直な格 子ロッド１８は、その下方端部に１つのアイ、１つのフック４０又はそれに類似 の結合部材を有し、かつ対応支承体として、水平に延びるロッキングロッド４２ がフック４０を貫通して差し込まれている。ロッキングロッド４２はパレットの 下方底面内に埋没されて配置されている。この変化態様は、例えばこの種の容器 を最終的に評価する際、パレットコンテナをその個々の部材に簡単かつ迅速に解 体乃至分解するのに極めて有利である。有利にはフック４０を有して延長された 格子ロッド１８は、外方に開放された長手スリット４６内に簡単に挿入すること ができる。一方上方でパレット表面上に載置されている最下方の水平環状格子ロ ッド３４は、パレット表面上に圧刻された乃至フライス加工された対応する環状 の溝内に埋没されている。同様な形式で床パレット１６の下面には対応するパレ ットの端縁部に沿って延びる溝４８が加工されており、該溝４８には、フック４ ０を貫通して差し込まれかつ取外し可能なロッキングロッド４２が埋没されて配 置されている。このような形式で木材、プラスチック又はその他の材料から成る 床パレットに不動に結合されている格子套面は、落下乃至底部衝突の際に発生す るエネルギを、パレット容器が著しい損傷をうけることなしに、弾性変形エネル ギ及び部分的には塑性変形エネルギ（線材格子套面及び当該パレット端縁部の僅 かな変形）に変換せしめ、その結果、落下したパレット容器はなを問題なく例え ばフォークリフトによりて受容可能かつ搬送可能である。

下方の支持套面縁部と床パレットとを固定するという本発明の考えは、上述のパ レットコンテナとは異なった形態でも明らかに実現可能である。つまり例えば線 材格子套面の代りに乃至は薄肉の線材格子ロッドの代りに、中空の金属管ロッド 又は管ストランドー場合によっては水平方向にだけ延びている−が設けられてい ても宣い。床パレットとしてはプラスチックパレット−有利には再生プラスチッ クから成る−が特に有利である。しかし同じ様な形式で、木材パレット又は金属 パレット（薄鋼板／金属フレームの構造体のパレット）も使用可能である。

図３には、差し込まれた格子ロッドの有利な固定形式が解離可能なねじナツトと 共に図示されている。使用済パレットコンテナの最終評価（リサイクリング）に 基いて個々の部材を後で分解するが、その際この格子套壁及び床パレットによる 解離可能な支承装置によって、この分解作業を簡単に行うことができる。

ＡｈＪ）−４４ＮＧ　ＡｈＪｔ’ＪＥＸ　ＡＮＮＥＸＥフロントページの続き （８１）指定国　ＥＰ（ＡＴ、ＢＥ、ＣＨ，ＤＥ。

ＤＫ、ＥＳ、ＦＲ，ＧＢ、ＧＲ，ＩＥ、ＩＴ、ＬＵ、ＭＣ，ＮＬ、ＰＴ、ＳＥ） 、０Ａ（ＢＦ、ＢＪ、ＣＦ、ＣＧ、　ＣＩ、　ＣＭ、　ＧＡ、　ＧＮ、　ＭＬ、 　ＭＲ，ＳＮ、　ＴＤ。

ＴＧ）、ＡＵ、ＢＢ、ＢＧ、ＢＲ，ＣＡ、ＣＺ、ＦＩ。

ＨＵ、ＪＰ、　ＫＰ、　ＫＲ，ＬＫ、　ＭＧ、　ＭＷ、　Ｎｏ、　ＰＬ、　ＲＯ ，ＲＵ、　ＳＤ、　ＳＫ、　ＵＳ

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. １．パレットコンテナ（１０）であって、液状又は流動状充填材料のための薄肉 のプラスチック容器（１２）と、プラスチック容器（１２）を支持套面として密 に取り囲みかつ水平及び垂直に延びる格子ロッドから成っている線材格子（１４ ）と、床パレット（１６）とを備え、該床パレット（１６）の上にプラスチック 容器（１２）が静止しかつ線材格子支持套壁が不動に結合されている形式のもの において、床パレット（１６）の各端面には、線材格子支持套壁（１４）の少く とも１つの垂直な格子ロッド（１８）が延長されて形成されており、かつ床パレ ット（１６）の対応する孔（２０）を通して少くとも床パレット（１６）の上方 プレート（２２）を貫通して又は上方プレート及び下方プレート（２４）を貫通 して案内されておりかつ上方プレート（２２）乃至下方プレート（２４）の下面 に対応支承部を備えていて、床パレット（１６）に不動に結合されているか乃至 は床パレット（１６）に不動に固定されていることを特徴とする、パレットコン テナ。
2. ２．床パレット（１６）の上方プレート（２２）及び又は下方プレート（２４） を貫通して案内されている格子ロッド（１８）が、その下方端部にねじ山（２６ ）を有していて、下方からスペーサディスク及びねじナット（２８）によって床 パレット（１６）に不動に固定されていることを特徴とする、請求項１記載のパ レットコンテナ。
3. ３．床パレット（１６）の上方プレート（２２）及び又は下方プレート（２４） を貫通して案内されている格子ロッド（１８）が、床パレット（１６）の上方プ レート（２２）乃至下方プレート（２４）の下面に金属ディスク（３０）によっ て不動に溶接乃至ろう付けされていることを特徴とする、請求項１又は２記載の パレットコンテナ。
4. ４．溶接された金属ディスク（３０）が、中空円錐状乃至中空円筒状に形成され ていて、床パレット（１６）の上方プレート（２２）乃至下方プレート（２４） の下面の対応する切欠き（３２）内に埋没して配置されていることを特徴とする 、請求項３記載のパレットコンテナ。
5. ５．線材格子支持套壁（１４）の水平環状に延びている最下方の格子ロッド（３ ４）が、上方プレート（２２）上に載置されていて、格子套壁（１４）を軸方向 で床パレット（１６）に対して支持していることを特徴とする、請求項１から４ までのいづれか１項記載のパレットコンテナ。
6. ６．個々に差し込まれて下方から固定されている鉛直な格子ロッド（１８）に対 し付加的に、別の延長された多数の格子ロッド（３６）が平パレット（１６）の 対応する別の孔（３８）に差し込まれていて、半径方向で格子套壁（１４）を支 持していることを特徴とする、請求項１から４までのいづれか１項記載のパレッ トコンテナ。
7. ７．差し込まれた鉛直な格子ロッド（１８）が、その下方端部に１つのアイ、１ つのフック（４０）又はそれに類似の結合部材を有しており、かつ対応支承体と して水平に延びるロッキングロッド（４２）がフック（４０）を貫通して差し込 まれていることを特徴とする、請求項１から６までのいづれか１項記載のパレッ トコンテナ。
8. ８．支持套壁の格子ロッド（１８）が中空な管口ッド又は管ストランドとして形 成されており、また床パレット（１６）が、熱可塑性プラスチック又は木材パレ ット又は例えば鋼材フレーム乃至管フレーム／鋼材薄板パレットである金属パレ ットのいづれかから成っていることを特徴とする、請求項１から７までのいづれ か１項記載のパレットコンテナ。