JPH06506372A - 衛生吸収具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 衛　生　吸　収　具 この発明は、衛生吸収具に関する。さらに詳しくは、生理用ナプキン、おむつ、 失禁パッド等の形態の吸収具に関する。

生理用ナプキン、タオル、おむつ、失禁パッド等のような従来の吸収具は、通常 、吸収コアと対身体面上の液体透過カバーシートからなる。カバーシートは、使 用時に使用者の皮膚に直に接触する。血液、尿のような体液は、吸収コアへ透過 する前にカバーシートに接触する。衛生吸収具に共通した問題は、使用時に吸収 具に圧力が加わると、吸収された流体はコアから絞り出され、吸収具の表面に逆 戻りし、それによって、カバーシートのみならず使用者の皮膚を再び湿らせるこ とである。従来の吸収具では、この液体湿潤逆行（ｆｌｕｉｄ　＊ｅｔ−ｂａｃ ｋ）によって、吸収具を着装していることが不快になり、体液と皮膚の接触か長 引けば、皮膚にかゆみや発疹を発生し、望ましくない。この液体湿潤逆行の問題 は、カバーシートと吸収コア、どの間に影付あるいは変形中間層を置くことによ って克服されている。しかし、かような層は、かなり複雑な構造を有し、その製 造には特殊な変形あるいは影付器具を要する。

欧州特許明細書第０１７８１０８号には、吸収層、カバ一層、及び押型プラスチ ックネットの中間層からなる衛生吸収パッドが開示されている。カバ一層と吸収 層をうまく分離する明確な三次元性を育する押型プラスチックネットの使用が提 案され、流体の湿潤逆行を阻止する。しかし、中間層に三次元性を課すことで、 製品は複雑化し価格が高くなるばかりでなく、かさ高になって変形しにくくごわ ごわした感じを与える。しかし、ＢＰ−Ａ−０１７６１０８では、低湿潤逆行を 達成するためのかような波形素材の使用の必要性は説かれているが、効果的な平 坦素材の使用は示唆されていない。

英国特許明細書第２２２５７２４号には、吸収コア、カバ一層、及びエラストマ ーポリマー素材の開口した影付フィルムからなる中間層からなる吸収具が開示さ れている。かような影付開口中間層の生産には上記のような欠点があるが、ＧＢ −Ａ−２２５７２４では低湿潤逆行を達成するためのがような波形素材の使用の 必要性は説かれているが、効果的な平坦素材の使用は示唆されていない。

月経の流体がカバ一層の表面に保持され、見苦しいじみをつくることも知られて いる。カバーシートの隙間、例えば不織のカバーシートの繊維間に液体が閉じ込 められることも使用者に不快感を与える。

表面清浄と液体湿潤逆行の問題は、欧州特許明細書第００４００８４号に述べら れている。これは、非対身体面に固着した繊維層のあるオーバーレイ液体透過表 面シートを有する吸収コア、及び繊維層とコアの間にある多数のテーパー細管を 育する型押プラスチックフィルム層が含まれる吸収製品を示唆している。滲み通 り、即ち表面シートを通過する流体の透過を促進するためには、上部の内表面に 固着した繊維層が必要である。かようにして、ＥＰ−００４００８４の吸収具に は、複雑な層の使用が必要となり、かかる層の製造に特殊な加工技術を要するこ ととなる。

この発明は公知技術の欠点を改善しようとするもので、流体透過を助成するため の影付したかさばった中間層、あるいは複雑な複合層の使用が、使い捨てナプキ ンのような吸収具の吸収コアをカバーするための、上にオーバーレンし、かつ近 接開口ポリマーフィルムの使用によって回避される。このように、この発明の吸 収具は、公知技術に比較してより簡便な構成であるばかりでなく、低湿潤逆行性 と高度な表面清浄性とを兼ね備えている。殊に驚くべきことは、これが平面フィ ルムの使用で達することができることで、そのためＥＰ−Ａ−０１７８１０８あ るいはＣＢ−Ａ−２２２５７２４に記載されているこのタイプの波形素材の欠点 が回避される。

従って、本発明は、吸収コア、コアの対身体面上のカバーシート、及びカバーシ ートとコア間の中間層からなり、カバーシートが、開口ポリマーフィルムからな り、かつ、中間層が平面開口ポリマーフィルムからなる低液体湿潤逆行（ｆｌｕ ｉｄ　ｗｅｔ−ｂａｃｋ）を有する吸収具を提供する。

本発明は、さらに、吸収コア、コアの対身体面上の身体接触カバーシート、及び コアとカバーシート間の中間シートからなり、そのカバーシートが開口ポリマー フィルムからなり、かつ、その中間シートは平面開口ポリマーフィルムからなる 低湿潤逆行と高相対明度を有する吸収具を提供する。

また、この発明によれば、開口ポリマーフィルムからなるカバーシートとカバー シートとコア間の平面開口ポリマーフィルムからなる中間層によって、吸収コア の対身体表面をカバーすることからなる低湿潤逆行を有する吸収具の製造法を提 供する。

本発明に用いられる平面開口フィルムは、実質的に平坦である。フィルムは、例 えばフィルム形成又は開口工程中に生じた、あるいは装飾効果のために生じた多 少の表面変形が含まれていてもよい。しかし、いずれの表面変形も、フィルム層 の湿潤逆行性を平坦フィルムの湿潤逆行性から変化するのに充分に大きくなくて はならない。

この発明の衛生吸収具は、生理用タオル、おむつ、ドレッシング、失禁パッド、 あるいは類似の吸収パッドとすることができる。好ましくは、吸収具は生理用タ オルである。生理用タオルにおいては、この発明の利益は最も大きい。

開口ポリマーフィルムの開口部は孔である。故に、かような開口部には、不織布 のカバーシート（絡み合った繊維等のシート）の繊維間の隙間は含まれない。

ポリマーの開口部は、少なくとも吸収具の操作部上の全面、例えば、少なくとも 吸収具の対身体表面上に重なる領域に設けられる。開口部はカバー又は中間層の 全表面上に設けられるのが適当である。

開口ポリマーフィルムはポリマーネットが適する。ここで用いられているような ポリマーネットは、ポリマー素材から形成された一体ストランドと接点によって 区画された開口部を有するポリマーシートである。ここで用いられているような 用語「開口フィルム」は、かようなポリマーネットを含むと理解されよう。

この発明の吸収具は、低液体湿潤逆行値（ｌｉｑｕｉｄ　ｗｅｔ−ｂａｃｋｖａ ｌｕｅ）を有す。液体湿潤逆行は、吸収具が標準的な荷重を受けた場合、テスト 液体が吸収具の身体接触表面へ滲み戻る量であり、かつ、湿潤逆行を測定テスト を以下に記す。

本発明の吸収具は、液体湿潤逆行値が０．５ｇ以下であるのか適当で、０．２ｇ 以上でないのが適し、０．１ｇ以下が好ましい。

本発明の吸収具は、更に、対身体接触層の優れた表面清浄性と月経のような体液 に耐汚染性を有する特徴がある。表面清浄性は、下記に示される相対光学明度テ ストの結果によって示される。テストでは、吸収具の身体接触表面の汚染部分の 光学的明度を、身体接触表面の非汚染部分の光学的明度と比較する。

相対光学明度値が１に近ければ近いほど、身体接触層の表面は耐汚染性で清浄な 外観を有す。本発明の吸収具は、相対光学明度値が０．６５以上であるのが適当 で、０．７５以上であるのが適する。この発明の好ましい吸収具は、少なくとも ０．８０以上の相対光学明度を育す。これらの望ましい特性は、開口フィルムの 二つの平面層、特に平面ネットの二層を使用することによって最も発揮される。

この発明の吸収具は、吸収コア上の二つ以上の開口フィルムからなる。従って吸 収具は、平面開口フィルムで１、第一フィルムと吸収コア間に位置する第二フィ ルム上に重なる第一開口ポリマーフィルムからなる。素材節約のためにかような 層の使用は、二つにとどめるのが好ましい。

望まれれば、身体接触層に対し二つ以上の開口フィルムが使用できる。しかし、 これは、三つのフィルム層の使用が総じて平面でない吸収具に好ましい場合を除 いて、通常は不要かないしは望ましくない。三つ以上のフィルム層は、「成形」 生理用タオル（女性の身体構造にに適合するように成形された生理用タオル）に 用いられる。開口フィルムの少なくとも二つが平面開口フィルムであるのが適当 である。この発明のこの観点の他の具体例では、身体接触層は、開口ポリマーフ ィルムからなり、平面開口ポリマーフィルムである第二層を覆い、かかる身体接 触層では、第三開口ポリマーフィルムのような他の液体透過層、例えばポリマー ネットあるいは有孔フィルムあるいは不織布が、液体透過層とコア間に存在する 。

好ましい具体例では、この発明は、二つの柔軟性ポリマーネットの層からなる開 口身体接触層が片面をカバーする吸収パッドを有する低湿潤逆行性吸収具を提供 する。

この発明の吸収具に用いられる各々の開口フィルムは、開口面積が、フィルム全 面積中で少なくとも２５％であるのが適し、少なくとも３０％であるのが望まし く、少なくとも３５％であるのが好ましい。同様に、開口フィルムは、開口面積 が、フィルム全面積中で９０％未満であるのが適し、７０％未満であるのが望ま しく、６０％未滴であるのが好ましく、４５％未満であるのが最も好ましい。

カバーシートからなるフィルムでは、開口面積は、中間層からなるフィルムの開 口面積以上であるのが適当である。

中間層、例えば第二及びその次の開口ポリマーフィルムでは、開口面積は、カバ 一層面積中で少なくとも５％であるの適し、少なくとも１０％であるのが望まし く、少なくとも１５％であるのが好ましい。同様に、中間層は、フィルム全面積 中で開口面積が２５％未満であるのが適し、２３％未満であるのが望ましく、２ １％未満であるのが好ましい。

この吸収具のカバ一層の開口部の最大寸法は、少なくとも０．１ｍｍであるのが 適し、少なくとも０．４ｍｍであるのが好ましい。

同様に、最大開口部寸法は、２ｍｍ未満であるの適し、１．５市未満であるのが 好ましい。

中間層の開口部は、カバ一層の開口部と同じ寸法なのが適当である。最大寸法で は少なくとも０．１ａｏｎが適し、０．２ｍｍが好ましい。しかし、開口フィル ムの開口の最大寸法は、１．０ｍｍ以上である必要はなく、０．８ｍｍ以下が好 ましい。

構成層の各々のフィルムにおける開口部は、正方形、ダイヤモンド、円形、ある いは三角形のような対称形を育するか、あるいは非対称形、例えば長方形あるい は楕円形のような細長い形状を有する。

それ故に上記の開口部の寸法は開口部の最大寸法である。

フィルム構成層の開口部は、適切な通常の穿孔方法によって形成される。かよう な方法には、選択された面積に施される、針あるいはパンチを用いた機械穿孔、 熱針のような熱突起物あるいは押型ローラー、あるいは炎や熱風のような熱流体 を用いた熱溶解穿孔が含まれる。ネットは、かような有孔フィルムを伸長して形 成するか、薄い部分を型押しフィルムあるいはシートを伸長して形成する。

ポリマーネットの形態の望ましい開口ポリマーフィルムは、エラストマーポリマ ー、更に詳しくは、熱可塑性エラストマーポリマーからなる。

エラストマーポリマーのかようなネットは、この発明の吸収具の表面に「柔らか さ」を付与する。カバ一層は、かようなポリマーネットで構成されるのが適当で ある。

適する可塑性エラストマーポリマー類には、ポリエーテルエステルとポリエーテ ル−ポリアミドプロツクコポリマー類、ポリウレタン類、スチレン−ブタジェン とスチレン−イソプレンブロックコポリマー類、ポリイソブタジェンとエチレン −ビニルアセテートコポリマー類が挙げられる。

この発明に用いられるネットは、エチレンビニルアセテートコポリマーのような エラストマーポリマーと、ポリオレフィンのような相溶性あるいは不相溶性ポリ マー、例えば低密度ポリエチレンあるいはポリスチレンとのブレンドからなる。

エチレンビニルアセテートと不相溶性ポリマーのブレンドからなるこの発明に用 いのに適するネットは、欧州特許第１４１５９２号に開示されている。

この発明のネットに用いられる望ましい素材は、好ましくは少な（とも１０重量 ％のエチレン−ビニルアセテートコポリマー（ＥＶＡ）類と、好ましくは少なく とも１０重量％でポリオレフィンのような不相溶性ポリマーとのブレンドである 。適するポリオレフィンの例には、ポリスチレンや低密度及び線状低密度ポリエ チレンのようなポリエチレンが含まれる。特に好ましい素材は、１０〜９０重量 部のエチレンビニルアセテートコポリマーと９０〜１０重量部のポリオレフィン とのブレンドである。さらに好ましいのは、２０〜８０重量部のエチレンビニル アセテートコポリマーと８０〜２０重量部のポリスチレンとのブレンドである。

かようなブレンドの代表的な例は、４０重量部のエチレンビニルアセテートコポ リマーと６０重量部の耐衝撃性ポリスチレンとのブレンド、あるいは約２５重量 部のエチレンビニルアセテートコポリマーと約１３重量部の耐衝撃性ポリスチレ ンと約６０重量部の線状低密度ポリエチレンとのブレンドである。

この発明に用いられ、中間層に使用されるのに適当な他のネットは、ポリオレフ ィンと不相溶性ポリマーのブレンドからなる。かようなネットは、英国特許第９ １４４８９号、第１０５５９６３号、第１１１００５７号、及び第１５４８８６ ５号に開示されている。このタイプの適するネットは、ポリエチレンと耐衝撃性 ポリスチレンのブレンドから形成される。かようなネットは、商品名ネット９０ ９グレード　Ａ４、Ａ７．８６Ｃ，及びＤＨＭのちとにスミスアンド　ネフユー 　プラスチックス　リミテッドで入手可能である。

この発明の吸収具に用いられるネットは、単位面積当たりの重量が、少なくとも ５ｇ／ｒｄが適し、少なくともｌｏｎｇ／ａｆが好ましい。同様に、５０ｇ１０ ｆ未満か適し、４０ｇ／ｍ未満が好ましいかようなネットは、厚みが、少なくと も２５μｍが適し、少なくとも５０μｍが好ましい。同様に、３００μｍ未満が 適し、１５０μｍ未満が好ましい。ネットの厚みは、ネットの最も厚い部分、即 ちストランドあるいはボスを計ることで決定される。

高密度ポリエチレンネットは、１００〜１５０μｍの厚みを有するのが適当で、 一方、高密度ポリスチレンとεＶＡポリマーのブレンドから形成されたもののよ うなもっと柔らかいネットは、７５〜１００μｍの厚みを有する。この発明に用 いられる好ましいネットは、単位面積当たりの重量が１０〜４０ｇ／ｒｒ！で、 厚みが５０〜１５０　ｇｉｒｄである。

高密度ポリスチレンとＥＶＡからなる適当なネットは、スミスアンド　ネフユー 　プラスチックス　リミテッドによって市販された、照会番号　ＬＥＴ６Ｈ２７ 、ＬＥＴＨ３５、ＬＥ６Ｈ３０、ＬＥ７Ｈ２０、ＬＥ７６２５及びＬＥ７６３０ のネット２０００として知られている。

この発明のみに用いられる、あるいはネット層に加えて用いられる有孔ポリマー フィルムのような他の平面開口フィルムは、適当な不水溶性無毒性薬剤許容ポリ マーの何かからなることができる。かようなポリマーは比較的非弾性的なので、 例えば着装者の動作によって生じる吸収具の延伸によりフィルムの開口部が拡大 することはない。

望ましいポリマーには、ポリプロピレンあるいは高密度ポリエチレンのようなポ リオレフィン類、ポリアミド類、無可塑性ポリビニルクロリド、及びポリエチレ ンテレフタレートのようなポリエステル類が含まれる。

開口フィルムは、破損が生じない充分な厚さで、しかもフィルムに柔軟性を付与 する充分な薄さでなければならない。

この発明に用いられる開口フィルムの厚みは、少なくとも６μｍが適し、少なく とも１０μｍが好ましい。同様に、０．０７５μｍ未満が適し、５０μｍ未満が 好ましい。

この発明に用いられる望ましい開口フィルムの厚みは、６〜５０μｍで、好まし くは１０〜３０μｍである。この発明に用いられる適当な千面育孔フィルムは、 ポリエチレンテレフタレートからなり、厚みは１０〜１５μｍである。フィルム は、有炎燃焼により穿孔されているのが好ましい。ポリエチレンから形成された 有孔フィルムのような他の有孔フィルム、例えばベーカリ−バッキング　サービ ス　リミテッド（Ｂａｋｅｒｙ　Ｐａｃｋａｇｉｎｇ　５ｅｒｖｉｃｅ　ＬＴＤ ）で入手可能な照会番号　第２０／３３０号の、パン包装フィルムとして知られ ている有孔フィルムも用いられる。　この発明の吸収具の構成層に用いられる特 に適する開ロポリマーフィルムの他の形態は、フィルム表面に形成された小さな 突起あるいはデボス（ｄｅｂｏｓｓｅｍｅｎｔｓ）に形成された開口部を育する 、一般に平面フィルムからなる。かような開口フィルムには、英国特許明細書第 １５２６７７８号に開示された表面シートを記述した構造に類似した構造を有す る開口フィルム、及び類似の素材、例えばＧＢ−Ａ−１５７１９２２，ＥＰ−Ａ −１８６８４，ＥＰ−Ａ−３９９７３及びεＰ−Ａ−４０４４７に記述されてい るような開ロポリマーフィルムが含まれる。

開口フィルム層の少なくとも一つは、界面活性剤を含有するのか望ましく、それ によってここに記述された望ましい特性が最高水準となる。これは、身体接触層 あるいは中間層に存在する。両方、あるいは各々の構成層が、界面活性剤を含有 するのがさらに適当である。これにより結果的に特に良好な相対光学的明澄値と なる。界面活性剤の存在によって、また、体液の層への透過性も増加する。吸収 接触層は、界面活性剤を含有するのが好ましい。

界面活性剤は、例えば層あるいはコーティングとして構成層あるいはフィルム層 の表面に直接に塗布するか、あるいはフィルムの製造中にフィルムに一体化する 。界面活性剤は、ベースフィルム形成工程あるいは開口工程に先立って成分先駆 物質に配合するか、もしくは、例えば界面活性剤をフィルムあるいはフィルム形 成成分と共に同時押出することで、ネット形成工程中に塗布するのが適当である 。界面活性剤は、ネットあるいはフィルムの１０重量％までの量で使用するのが 適し、５重量％まで、例えば約１重量％の量で使用するのがさらに適する。

本発明に用いられる適当な界面活性剤には、以下のものが含まれる：即ち、ポリ ジメチルシロキサンのようなポリマー添加剤類、ポリジメチルシロキサン−ポリ プロピレングリコール、ポリエチレングリコールターポリマー〇ような混合ポリ マー類、及び商標名プルロニック（ＰＬＵＲＯＮＩＣ）　ｅｇ、のちとに販売さ れるエチレンオキシドーブロビレンオキシドーブロビレングリコール縮合体のよ うなブロックコポリマー類、プルロニック　Ｌｉ２Ｓ、ステアリン酸カルシウム のような脂肪酸の金属塩：グリセリンモノステアレート及びグリセロールステア レートのような脂肪酸エステル；商品名ＢＲ（Ｊ　３５のもとに販売されるポリ オキシエチレンラウリルエーテルのような脂肪酸エーテル；ラウリルジェタノー ルアミドのような脂肪酸アミドである。

本発明に用いられる好ましい界面活性剤は、商品名ランクロスタット　ジエイビ −（ＬＡＮＫＲＯＳＴＡＴ　ＪＰ）のちとに販売されるラウリルジェタノールア ミドである。

必要であれば、ポリマー素材は、二酸化チタンのような充填剤あるいは白色化薬 剤を１０％まで含んでもよい。

この発明の吸収コアに用いられる吸収素材は、従来の衛生吸収パッドに用いられ る吸収素材であればいずれでもよい。

適する吸収素材には、木材バルブのようなセルロース系繊維類、綿繊維層、ビス コースレーヨン繊維類、グラフトセルロース及び親水性ポリマー類のような超吸 収性素材が含まれる。

しかし、吸収性素材には、ポリオレフィン繊維類あるいはポリエステル繊維類の ような親水性繊維類が少量ブレンドされる。

コアの吸収性素材は、コアの素材を強化するためティッシュ−によって包むか、 或いは囲まれる。

この発明の吸収具では、カバ一層はコアの対身体面の少なくとも有効中心部をカ バーし、通常はコアの対身体面全部をカバーする。

この発明の生理用タオルでは、少なくともカバ一層は吸収コアを包み、吸収層の 端を超えて延伸する。かようなカバーシートは、非対身体層にオーバーラツプで 固着し、非対身体層の端に近接することで、コア周辺に囲いを形成する。

この発明の衛生吸収具は、例えばポリエチレンフィルムのポリマーフィルムのよ うな液体不透過遮断層をコアの非対身体層上に有するのが、吸収具の非対身体側 あるいは裏側を通して体液或いは滲出物の漏れを防ぐために、任意ではあるが好 ましい。

かかる液体不透過遮断層は、また、吸収コアからの流体の漏れを阻止するために 、吸収コア面周辺に延伸する。遮断層は、カバ一層がコアを包むよう延伸してい るところに、囲いに収まって位置している。

おむつあるいは失禁吸収具では、遮断層及び吸収コアの非対身体層は、吸収コア を囲むために、例えば熱封止や接着剤による外縁封止によって、吸収コアの身体 接触面上のカバーシートに付着する。

゛　この発明の吸収具、特に生理用タオルは、吸収具を支持被服に固着するため に、例えば非対身体表面上にストライプの形態で、任意に接着剤を育する。

開口層は、吸収体の対身体表面のみをカバーする。かような実施例では、開口フ ィルムは、対被服表面、及び好ましくはコアの両面をカバーする遮断層から分離 しているか、もしくは固着している。しかし、吸収コアを含むか或いは囲むカバ ーシートからなる他の実施例では、平面開口フィルムもまた吸収コアを取り囲む 。吸収フリース層が、開口層と吸収コア間に挿入され、流体のフィルムへの吸収 をさらに高める。任意に、あるいは別に、ネット層は、例えば液体透過接着剤に よって、あるいは、例えば超音や熱エネルギーの使用によるポイント結合によっ て、互いに固着するか、吸収コアに固着するか、あるいは互いに固着するととも に吸収コアにも固着する。

この発明の吸収具は、一般に平坦な対身体表面を有する長方形である。一般に長 方形の吸収具の好ましい型は、少ない厚みであり、薄い。かような型は、５齢以 下の厚みあるいは薄さである。薄い吸収具は、超吸収体を含むコアが用いられ、 パンティライナーとして使用されるのが有利である。もしくは、吸収具は、ある 部分、例えば中央部で吸収具の厚みを増加することによって形成される輪郭を持 った対身体表面を有する。

一つ以上の構成層は、吸収具の面を超えて延伸し、被服の股布周辺に延伸する翼 あるいはフラップを提供し、例えば接着タブによって、被服の非身体接触表面に 固定するよう貼付する。

もしくは、適する素材から作製された分離翼あるいはタブが、吸収具に固着する 。本発明の吸収具は、この形態の「翼部タオル」において特に有益である。

この発明の開ロポリマーフィルムの使用によって改良された湿潤逆行の利点は、 この発明の吸収具と一層のみの類似の吸収具とを比較することで立証される。こ の比較は、相対湿潤逆行値である。

この発明の吸収具は、同一条件下でテストされた場合、−ネット層のみを育する 類似の吸収具の半分以下の相対湿潤逆行値を有するのが適当である。

相対湿潤逆行は、以下のように表される。

一層製品の湿潤逆行／本発明吸収具の湿潤逆行この発明の吸収具は、相対湿潤逆 行値が少なくとも１０であるのが更に適当で、少なくとも２５であるのが適し、 少なくとも５０であるのが好ましく、少なくとも１００であるのが更に好ましい 。

この発明に用いられる構成フィルム層は、適切な流体吸収率を保持する一方で比 較的低い絶対「湿潤逆行」値を育するこの発明の生理用タオルのような吸収具を 提供することができる。

絶対「湿潤逆行」　（即ち請求項で意図された液体湿潤逆行）は、吸収具が標準 負荷を課される場合、吸収具の身体接触層に滲み戻るテスト流体の量である。相 対及び絶対湿潤逆行値を決定するテストが液体湿潤逆行テストで、以下に記述さ れる。

この発明の吸収具に用いられるフィルム及びネットは平面で、故に公知技術吸収 具の影付中間層に比べると、その製造ははるかに簡便である。ネットは、通常、 輪郭を引きされないが、対身体表面は、例えば装飾効果を供するためリピートフ ラワーパターンのような浅型を任意に型押されている。

この発明を以下に図を用いて説明する：図１は、この発明の生理用タオルの断面 図である。

図２は、この発明の他の生理用タオルの類似の断面図である。

図３は、本発明に使用される開口層の平面図である。

図４は、この発明の「翼部」生理用タオルの部分断面略図である。

図１は、コア３の非対身体表面でオーバーラツプを形成するよう、吸収コア３を 包む第一ネット２を有する、この発明の生理用タオルｌを示す。生理用タオル１ は、ネット２とコア３との間に位置するコア３の対身体表面をカバーするネット ４を有する。図１に示されるようなタオル１は、また、側面部分６でコア３の非 対身体表面をカバーする遮断層５を有する。側面部分６は、コア３の側面端部を カバーし、タオルｌと接触ストライプ７からの液体の漏れを防ぐ。タオルｌと接 触ストライプ７は、タオル１を被服に付着するカバーシート２のオーパーラ・ノ ブ部分に位置するリリースプロチルター８によってカバーされる。

図２は、この発明の他の衛生タオル９を示す。かかるタオルは、中間平面ネット １０かコア３を包む図１の衛生タオルと類似である。

図３は、前述のフィルムから作製された二つのネットを図示する。第一フイルム 或いはネット層２はダイヤモンド型形状で、その下にある層或いはネット４は長 方形である。両フィルムはほぼ同じ大きさの開口部を育するが、フィルム開口部 から形成された開口部面積は、個々のフィルムの開口部の面積のいずれと比べて もはるかに小さく見える。

図４では、吸収具は、中央部１１と面フラップあるいは翼１２から構成される。

中央部で形成された吸収コアは、上部バルブバット１４及び下部バルブバット１ ５の不織布或いはティシュ一層１３から構成される。下部バットは、超吸収素材 １６の粒子を含む。中央コアを覆うのは、中間ネット１７とネ・ソトカバーシー ト１８である。

翼部１２は、不織布１９から形成されている。不織布１９は、例えばポリエチレ ンフィルムから形成された、不透過バッキング層２０の延長に結合されている。

液体透過層は中央領域に、例えばホットメルト接着剤２１による成分を使用する ことで結合されている。

吸収具は、保護タブ２３の除去後、接着性ストリップによって衣類に貼ることが できる。

本発明は、以下の実施例によって更に詳細に説明される。

実施例１ 通常のタオル製造法によって、第１図のタオルと良く似た構造であり、及び、丸 い端を有する中程度のサイズ（２５ｃｍｘ　６．５ｃｍ）の平面伸長生理用タオ ルを製造した。タオルにはポリマーネットのカバーシート内に含まれる木材バル ブ（重さ９ｇ）を覆うティシュ−の吸収コア（２２ｃｍ　ｘ　６．５ｃｍ）を持 たせた。カバーシートを吸収コアの対身体面側にオーバーラツプし、吸収コアの 端を越えて延設させ、周辺で熱接着した。

タオルにはコアとコアの対身体表面をカバーするカバーシートの間に孔をあけた 開口フィルムを有した。

タオルには、コア及びコアの側縁と体に面しない表面を被覆するためのシートの 間に障壁膜（２０μｍの厚層ポリエチレン膜）と、取り除き可能な保護シートで カバーされているカバーシートのオーバーラツプ上の中央に位置する感圧接着剤 の４本の狭いストリップとを保持させた。接着剤のストリップを、ストリップの 含浸及びオーバーラツプで密閉するために液状（熱溶融）でカバーシートに塗布 した。カバーシートに使用されるポリマーネットにはスミスアンドネフユー　ブ ラステイックリミティッドから入手可能なＮｅｔ２０００　Ｒｅｆ、ＬＥＴ６） １２７を使用した。

ネットは、平均サイズ０．９ｍｍ　Ｘ　Ｏ，７ｍｏ＋からなる複数の楕円形の孔 で４０％の領域で開面積を育して。中間層に使用される開口膜には、平均サイズ ０．９ａｕｏＸ　０．７ｍｍからなる複数の楕円形の孔を備えている４０％の領 域の開面積からなっている穿孔されたポリエチレンテレフタレート膜（１２μｍ の膜厚）を使用した。

実施例１によって作成された生理用タオルは、液体湿潤逆行試験及び液体吸収試 験にかけた。

液体の＠澗逆行試験 この試験では、１０ｋＰａ（キロパスカル）の力を試験領域の中心にかけた時、 吸収具から押し出された液体の量を測定する。

実施例１によって作られた生理用タオルは、少なくとも５．０ｃｍの幅からなる もので、以下の手順で実行される液体湿潤逆行試験にかけられた。

２、３７５Ｋｇの均一な重り（直径５．５＋ｍ）をナプキンの上に置き、２分間 その場に置きその後取り除いた。リサミン（１ｉｓｓａｍｉｎｅ）緑色染料で着 色された１％食塩水５ｍｌを、吸収具の対身体表面の中央にｌａｎの高さから１ ｒｎｌ／分の速度で、シリンジポンプによって加えた。それからタオルを３０秒 間放置した。その後、予め重量を測定された重ね濾紙をタオルの湿った領域上に 置き、重りを濾紙の上に置いた。絶対吸収湿潤逆行値を測定するために、濾紙に は８０〜ｌｏＯｇ／ａｆ、一般的に約９０ｇ／ｒｄの質量であり、１５８〜２１ ２μｍ＠５３ＫＰａ、一般的に約１８５　μｍの厚さで、それぞれ５〜１３秒（ ３００ｍ１ｓ／　ｉｎす、一般的に約９秒の空気多孔度（グレーリイ、ＧＵＲＬ ＥＹ）　テ、少なくとも５．０〜１５．０ｐｓｉ　（７）乾湿破裂圧力及び約１ ５ｍｇ／ａｌの水吸収性からなるものを使用した。

絶対湿潤逆行を測定するために使用するための適切な濾紙は商品名ワットマン（ Ｗｈａｔｍａｎ）＆５４として販売のものである。使用する濾紙の番号は、トッ プが染料によってしみかっかないのに十分であるべきである。１分後、濾紙を取 り除き重さを計った。

その後、液体のグラム数で表現される湿潤逆行を吸収具に対する濾紙の圧縮荷重 の前後の重量の差から計算した。結果は５つの試料の試験の平均値である。

相対光学的明度 この試験は液体が塗布されている表面領域と塗布されてぃな゛い表面領域の明度 を、イギリス国、ソールズベリーのティントメタ−（Ｔｉｎｔｏｍｅｔｅｒ）リ ミテッド社から入手可能なロビポンド（Ｌｏｖｉｂｏｎｄ）ティントメタ−を使 用して測定した。

相対光学的明度は以下に示す計算式から決められる。

液体が塗布されている領域の明度％／筐布されていない表面領域の明度％ 試験するための具は、その上の中央部に１．１７ｋｇ　（１４ｃｍ　ｘ　４．７ ａｍ）の宜りを２分装置いた。

それから、フシン（Ｆｕｓｃｈｉｎ）酸染料を０．５ｇ／　１２含む１％の食塩 水５ｒＩＬｌを、吸収具の約１ａＩＩ上の高さで、およそ１５秒の期間かけて具 の中央に滴下する。

それから、試験物品は液体を沈ませるために１分間そのままにされる。吸収具の 湿っていない領域の映像明度試験はティントメタ−を使用して行われる。

この後直ちに、明度／色試験を湿った領域で行われる。

それから、色調布は映像明度ダイヤルを使用して行い、明度の第２の評価に続い て、赤色ダイヤルを使用して行う。

次に、以下のものを記録するニ ー非湿潤領域の映像明度 一湿澗領域の映像明度 一湿潤領域の赤色ロビボンドダイヤルのリーテング。

計算 （ａｌ湿潤領域の明度％は、ティントメタ−の計器ダイヤルの読みから得ること ができ、その後、５０スケールでのゼロを使用するロビボンドに記載されている ように、明度リーテングから可視濃度グラフを計算し、可視濃度を明度％に変換 する表を用い、明度％に変換する。

（ｂ）湿潤領域は２つのリーテングからなり、１つめは映像濃度リーテングから 得られる映像明度ダイヤルのリーテングであり、その後これは、ロビボンドスケ ールの計算結果、すなわち、再記録されたロビポラド色スケールから計算した値 に加えられる。

互いに加えたとき、２つの値は、映像濃度を明度％に変換するための表を使用し て、明度％に変換される。赤色源の変換のための好ましいグラフは、赤の評価を 使用して、ゼロで黄色からである。

ｆＣ１比は、試験をしていない表面の明度％によって分割された、液体をしみ込 ませた表面の明度％の上記の読みから得られる。

実施例１によって製造された生理用タオルは、タオルが中間開口層を有さず、カ バーシートが親水性で繊維質の不織布であることを除いては、実施例１のタオル と良く似た構造をもつ、一般に公知で入手可能な２つの衛生用タオル（ＣＩ、Ｃ ２）及びコアを覆うただ一つのネット層からなる吸収具（Ｃ３）の比較とともに 試験した。

結果を以下に示した： 絶対湿潤逆行　相対湿潤逆行　相対光学的明度生理用タオル　（ｇ）　（ｇ） 実施例１　０，０１　２６０　０．６６試験結果は、本発明の生理用タオルが一 般に公知で入手可能な生理用タオルより低い湿潤逆行値を示すことを示している 。

実施例２〜７ ２５重量部のエチレン−ビニルアセテートコポリマー（１８％のビニルアセテー トを含む）、５９重量部の線状低密度ポリエチレン、１３重量部の高耐衝撃ポリ スチレン及び３重量％の二酸化チタンからなる基質ポリマーを２分割し、一方の 部分に０．６重量％のラウリルジェタノールアミド界面活性剤を配合した。それ ぞれの最終配合物を、四角とダイヤモンド形状の開口を有する２つのネットを作 るために使用し、それぞれの配合物は、盟押しロールを通して押出し、エンボス フィルムを加熱し延伸した。

ダイヤモンド形状の開口を育するネットの開口を、０．６６ｍｍの長さで０．３ ５Ｍの幅とし、四角形状の開口を有するネットの開口を０、６ｍ１ｌｌ平方とし た。以下に略記号はネットの区別のために使用する： ネットの説明　略記号 正方形開口　−界面活性剤処理　ＳＴ 正方形開ロ　−界面活性剤未処理　ＳＵダイヤモンラド開ロ　−界面活性剤処理 　ＤＴダイヤモンラド開ロ　−界面活性剤未処理　ＤＵ生理用タオルの形状での 衛生吸収具は、本発明による身体接触開口層が、２つのネットで形成され、そこ で身体接触ネットが“上部ネット”と呼ばれ、以下のようにして製造された。

対照具における、開口層は単一の開口ネットからなるものである。

生理用タオルの製造で、細砕した毛羽バルブの中間層からなる吸収コア（２１８ ｍｍの長さで、６０ｍｍの輻）は、吸収層の下部ネット中の中央の場所に折りた たんだティシュ−の詰め物として差し込まれている。次に、ポリエチレンの液体 不浸透性フィルムは、吸収コアの他方側を覆うように設置され、下部ネットと吸 収コアが、結合フィルムと上部ネットとの間に挟まれるように、上部ネットにそ の縁の周りをヒートシールされた。ポリエチレン裏打ちフィルムの露出した表面 の一部が、剥離紙によってカバーされ、タオルを外被に取り付を可能とする感圧 吸収層として規定される。

それぞれのタオルを実施例１に記載のように、湿潤逆行試験にかけ、結果を以下 の表に記載した： 実施例　上部ネット　下部ネット　湿潤逆行値　ＲＯＢ＊２　ＤＴ　ＳＵ　Ｏ， ０４０，８４ ３ＤＴ　ＤＵ　Ｏ，０３０，７９ ４ＳＵ　ＤＴ　Ｏ，０９０，８３ ５ＤＵ　ＤＴ　Ｏ，４０，８２ ６ＤＵ　ＳＴ　Ｏ，０４０，８０ ７ＳＴ　ＤＴ　Ｏ，０３０，８６ 比較例Ｉ　ＤＴ　１．６７　０．７０ 比較例２　ＤＵ　２．２６　０．６１ 比較例３　ＳＵ　１．９７　０．６５ ＊相対光学的明度 実施例８〜１１ 界面活性剤処理されたネットは、型押しフィルムを形成するために２つのポリマ ーブレンドを同時押し出しすることによって生産され、それから型押しフィルム は界面活性剤が表面の一方に存在するネットを形成するために加熱され、伸延さ れる。

その開口はダイヤモンド形状で、長さ０．５６ｍ、輻０．３８−で、ネットの単 面積当たりの質量を３０ｇ／ｍとした。

２つのポリマーの配合の組成は以下の表のようにした＝（ｉ）線状低密度ポリエ チレン　６０重量部（１８％ＶＡ）コポリマーエチレンビニルアセテート２４重 量部 高耐衝撃ポリスチレン　１２重量部 二酸化チタン　６重量部 （ｉｉ）線状低密度ポリエチレン　４０重量部（１８％ＶＡ）コポリマーエチレ ンビニルアセテート３４重量部 高耐衝撃ポリスチレン　１７重量部 二酸化チタン　８重量部 ラウリルジェタノールアミド　１重量部（１）と（ｉｉ）の比は４：ｌとした。

生理用タオルはこのような同時押し出しネットを使用する実施例２〜６の製法に よって作った。対身体面側を界面活性剤で処理したネットは、“ネットＡ”と称 し、吸収パッドに向かう界面活性剤の側面のネットを、“ネットＢ″と称した。

形成された生理用タオルは以下のように記録される結果の湿潤逆行値に分析され た： 絶対　相対 実施例　上部ネット　下部ｈ）　湿潤逆行値　湿潤逆行値比較例４　Ａ　−３， ０８ 比較例５　Ｂ　−１，９３ ８ＤＴ　Ａ　０．０１　３０８ ９　Ａ　ＤＴ　０．０３　１０３ １０　ＤＴ　Ｂ　０．１５　１３ １１　Ｂ　ＤＴ　Ｏ，８２，５ 実施例１１及び１２ “造形′タオルは、吸収コアが中央部領域が端あるいは側よりも厚い形状であり 、吸収体の体に面しない面が十分平面であることを除いては、実施例２〜６に記 載と同様に製造された。

開口された身体接触層を３つの構成要素のネットから形成した。

この構造のネットについての湿潤逆行量を以下の表に示した：実施例　上部ネッ ト　中間ネット　下部ネット　湿潤逆行１２　ＤＴ　ＳＵ　ＤＴ　Ｏ，０４ １３ＳＵ　ＤＴ　ＳＵ　Ｏ，０２ 実施例１４〜１６ 生理用タオルを、Ｐｌとして表示する英国特許第１５２６７７８号に表面シート として記載されている物質の上部の開口フィルムと組み合わせて、エチレン−ビ ニルアセテートコポリマー／線状低密度ポリエチレン／高耐衝撃ポリスチレンネ ット（ＤＴ）を使用して、実施例２〜７に記載の製法によって製造した。

層の組み合わせを以下の表に示すと同時に、形成された吸収具の湿潤逆行及び相 対光学的明度も表に示した。

実施例　上層　下層　湿潤逆行値（ｇ）　相対光学的明度比較例６　ＤＴ　−１ ，７９０，６１ 比較例７　Ｐｉ　−０，１６０，６２ １４Ｐｉ　ＤＴ　Ｏ，１１０，６９ １５ＰＩ　Ｐｉ　ＮＤ＊　０．７２ １６　ＤＴ　Ｐｉ　ＮＤ＊　０．７９ ＊検出されず 実施例１７ 実施例２〜７に記載した製法と物質によって、図４に示された構造からなる翼状 部のある生理用タオルを製造した。

実施例１７は四角構造の界面活性剤処理の下部ネットと共にダイヤモンド構造の 上部未処理ネットを組み込み、一方比較試料には、下部四角ネットをこの構造か ら省略した。

湿潤逆行及び相対光学的明度の結果を以下の表に示した。

実施例　上層　下層　湿潤逆行値（ｇ）　ｔ＠対先光学的明度１７　ＤＵ　ＳＴ 　Ｏ，０６０，８０比較例８　ＤＵ　−１，４４０，６１ 閑酪謹審纏牛

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．吸収コアと、それの対身体面倒のカバーシート及び前記コアと前記カバーシ ートとの間の中間層からなり、前記カバーシートが開口を有するポリマーフィル ムからなり、前記中間層が開口を有する平坦なポリマーフィルムからなる低液体 湿−戻を有する吸収具。 ２．吸収コアと、コアの対身体面側の体接触カバーシート及び前記コアと前記カ バーシートとの間の中間層からなり、前記カバーシートが開口を有するポリマー フィルムからなり、前記中間層が開口を有する平坦なポリマーフィルムからなる 低液体湿潤逆行及び高相対明度を有する吸収具。 ３．開口を有するポリマーフィルムの少なくとも一方がポリマー物質から作られ たストランド及び接合からなるネットである請求項１あるいは２による吸収具。 ４．吸収コアが、２つの伸縮自在なネットの層からなる開口を有した対身体層に よって一方の面がカバーされている吸収具。 ５．カバーシートの開口領域が中間シートの閉口領域より大きい請求項１〜４の いずれか一つによる吸収具。 ７．表面活性剤を含む開口を有するポリマーフィルムが中間シートである請求項 ５あるいは６による吸収具。 ８．０．２ｇ以下の湿潤逆行値からなる請求項１〜７のいずれか一つによる吸収 具。 ９．０．１ｇより小さい湿潤逆行値からなる請求項８によ吸収具。 １０．少なくとも０．６５の相対光学的明度からなる請求項１〜９のいずれか一 つによる吸収具。 １１．少なくとも０．７５の相対光学的明度からなる請求項１０による吸収具。 １２．カバーシートと共に吸収コアの体に面する表面及び、前記カバーシートと 前記コアの間の中間層を少なくとも一部分カバーし、前記カバーシートが開口を 有するポリマーフィルムからなり、前記中間層が開口を有する平坦なポリマーフ ィルムからなる低液体湿潤逆行を有する吸収具の製造方法。 １３．身体接触カバーシートで吸収コアの体に面する側及び、前記吸収コアと前 記カバーシートとの間の中間層をカバーし、カバーシートが開口を有するポリマ ーフィルムからなり、前記中間層が開口を有する平坦なポリマーフィルムからな る低液体湿潤逆行及び高相対明度を有する吸収具の製造方法。 １４．開口を有するポリマーフィルムの少なくとも一方がポリマー物質から形成 されたストランド及び接合からなる伸縮自在なポリマーネットである請求項１２ あるいは１３による方法。 １５．請求項１２あるいは１４のいずれかの方法によって製造した請求項１〜１ １のいずれか１つによる生理用ナプキン、おむつあるいはタンポンの形である吸 収具。