JPH06504694A - 窓部を備えた血管カテーテル手当用品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 窓部を備えた血管カテーテル手当用品 本発明は、特許明細書第Ｓ　Ｅ　−Ｂ−４１４９９４号に記載された種類の血管 カテーテル手当用品に関し、これは保護性の剥離し得る解放層で覆われた接着剤 層をその片側に有する支持ホイルを備えるものである。接着剤層と解放層との間 に位置するのが液体吸収吸引パッドであり、この上方に非吸収性で液体透過性の ホイルを適切に配置する。液体吸収吸引パッド、或いは吸引層は、好ましくは支 持ホイルの半分より可成り小さく、前記ホイルの中央に配置し、特に前記吸引パ ッドの全部または前記吸引パッドの主要部が支持ホイルの半分以内になるように する。支持ホイル、接着剤層および解放ホイルを通過させてスリットを設け、手 当用品の１つの縁部から吸引パッドの近傍まで延在させ、２つの伸びたフラップ を形成させる。吸引パッドが大きい場合、また特に吸引パッドが、スリットが開 始する手当用品のその縁部に向って延在する場合、スリットが吸引パッドの一部 を通過するようしてもよいが、吸引パッドの無孔部分は、カテーテルが挿入され た場所を有効に覆う程大きなものとすべきである。解放層は便利には把痔フラッ プを有する２つの解放ホイル番６分割し、これらは吸引パッドに隣接してまたは 重なって互いに合致するものとする。

前記した手当用品は周知であり、医学的処置形成の際によく使用されている。こ の手当用品は取扱い、取換え、適用を容易に行うことができ、手当用品の色々な 部品をお互に貼り合わせることは全くないが、これでは過度に緩く滑り易い手当 用品または包帯となることが容易に起こる。

類似する構成の他の手当用品が当業界で公知であるが、これらの公知の手当用品 は透明なプラスチック材料で構成され、吸引パッドを欠如している。一方、前記 した血管カテーテル手当用品は傷部分を清浄に保つことができ、満足し得る程堅 固なものであるが、同時に可撓性であり、透明な手当用品は極めて滑り易く、取 扱いが困難である。使用されたプラスチック材料が極めて薄い場合、手当用品は 極めて脆くなるのに対し、プラスチック材料の厚さを増加させた場合、手当用品 は十分に可撓性とならず、その代りに比較的剛性となり、このため手当用品は皮 膚に対して馴染み難くなり、手当用品が皮膚の動きに随伴することが妨げられる 。さらに、これらの公知の手当用品は傷部分から取除くのが困難であり、取除く 過程で容易に裂けてしまう。透明な手当用品は空気および湿気の両者に対して不 透過性であるのに対し、吸引パッドを備えた血管カテーテル手当用品は支持ホイ ルを有し、これは通常は空気および湿分透過性の材料から作製され、接着剤層を 用いることによって完全にもしくは部分的に不浸透性または空気透過性とするこ とができる。

しかしながら、血液や体液が、カテーテルの挿入によってできた傷から滲み出る ことがある。透明な手当用品を使用する場合、体液は手当用品と皮膚との間に存 在することとなる。

傷による体液を吸収しなければ、体液は拡散して透明な手当用品を通す視野を妨 げる一方、感染の危険が増加する。

本発明の目的は血管カテーテル手当用品を提供することであり、これは吸引パッ ドおよび取扱い容易な支持ホイルを備える手当用品によって与えられる利点を有 し、また同時に手当用品の除去を必要とすることなく、検査または視覚的に観察 すべき血管にカテーテルを挿入する配置を可能とするものである。

本発明は、導入部分で説明した種類の血管カテーテル手当用品に関し、これは本 発明によれば吸引パッドに隣接する位置に透明な窓部を備え、手当用品を施した 場合に、カテーテルを挿入した血管の位置の上に窓部が存在するようにするもの である。よって、窓部を単に一部することにより、傷が感染性のものとなったか 否かを見ることができ、また同時に挿入物がパッドにより保護されて保持されて いるため、傷から滲み出るあらゆる体液をこれにより吸収することができる。

この発明の血管カテーテル手当用品は、その−刃側に接着剤層を有する支持ホイ ルと、接着剤層の中央部に配置した液体吸収パッドを含み、前記パッドは支持ホ イルより可成り小さく、前記支持ホイルを横方向に分割した場合に好ましくは支 持ホイルの半分以内にまたは概して半分以内に配置され、接着剤層の上で延在し てパッドの上またはその近傍で合致す剣２つの保護解放ホイルと、手当用品の１ つの縁部から延在してパッドに実質的に隣接して位置する地点まで延在するか、 または代替的にパッドの一部を通過して延在するスリットとを備え、前記手当用 品は、支持ホイルに、および必要に応じて前記スリットから遠位にあるその一方 側のパッドに近接した接着剤層にも設けた窓部開口を特徴とし、前記窓部開口を 一片の透明材料によって覆ったものである。

この発明の１つの特定の態様によれば、手当用品はその一体的な部分として吸収 パッドを有さない。この場合、別の遊離させたパッドを手当用品を販売するパッ ケージに入れることができ、これにより使用者自身が、これを適用する前にパッ ドを手当用品に固定するべきか、またはパッドを備えないまま手当用品を施すべ きかを選択する。

窓部は、長形の矩形形状、正方形形状、楕円形状、円形状または全ゆる他の適切 な形状とすることができる。窓部は、支持ホイルおよびパッドによって完全に取 囲まれるものとするか、またはパッドから支持ホイルの１つの縁部まで延在する ものとすることができ、これにより窓部の１つの縁部は手当用品の外周の一部を 形成することとなる。窓部開口も延在させることができ、これによりパッドの一 部または前記パッドの全体が窓部開口にあることとなり、パッドは透明材料層に 、または代替的に前記層の一部および支持ホイルの残余の部分に固定される。透 明材料の層が大きな面積を有する場合、手当用品は必要に応じて、例えば支持ホ イルと同じ材料から作製され窓部開口の外側縁部の周囲に配置された強化縁部を 備えることができ、この外側縁部は同時に手当用品の周囲に縁部の一部を形成す る。窓部開口はパッドかられずかに離間するものとすることもでき、これにより 支持ホイルの狭小なストリップをパッドと窓部との間に配置し得る。好ましくは 、窓部は概して矩形または正方形の形状を有し、パッドの１つの縁部から支持ホ イルの最も近い縁部まで延在する。窓部がパッドと同一の幅を有するのが特に好 適であるが、窓部の幅は前記パッドの幅より小さいか、または大きいものとする こともできる。

パッドは、スリットの反対側のその縁部に凹部を備えることができ、窓部開口を 凹部まで延在させることができる。凹部は、例えば正方形もしくは矩形形状また はＶ形状もしくはＵ形状を有することができる。手当用品を施す場合、カテーテ ルを挿入する実際の場所の上に凹部を配置する。この場合、傷から滲み出る体液 は凹部の周囲にあるパッドのこのような部分によって吸収されることとなる一方 、挿入価および血管を容易に観察することが同時に可能となる。同じ目的のため 、スリットと反対の方向にパッドがわずかに小さい延長部を有するものとするこ とができ、手当用品を適用した場合、挿入価の縁部に正確に配置され得て、傷か ら滲み出るあらゆる体液を吸収すると共に、同時に挿入価の検査を可能とする。

窓部は、支持ホイルに、および必要に応じて接着剤層にも作製された開口で構成 され、この開口は、プラスチックホイルまたはプラスチックフィルムのような透 明な材料の薄い層によって覆われている。この層に対して窓部開口より大きい延 長部を与えることができ、これによりこの層が支持ホイルに、および必要に応じ て開口に隣接する接着剤層にも固定されることを可能とする。好ましくは、解放 ホイルに向って面する透明層の一面も接着剤の層で被覆されるものとする。接着 剤層が存在しないと、結果的に患者の皮膚に対する手当用品の接着がより貧弱と なり、この場合は傷を清浄に保つのがより困難となる。しかしながら、適切な接 着は、窓部の縁部周囲に配置された接着剤層により達成することができる。窓部 が手当用品の縁部まで延在せず、このため接着剤層を有する支持ホイルの一部が 手当用品の縁部を形成する場合、窓部開口を覆う接着剤層の部分が全くなくても 皮膚に対する手当用品の良好な接着を得ることができる。透明材料層は適切には 支持ホイルと同じ幅を有することができ、手当用品の縁部からパッドのわずか下 方の位置まで延在することができ、必要に応じてパッドと接着剤層との間の全表 面を覆う。よってカテーテル挿入地点の周囲における手当用品の透過性は、適切 な層材料および層厚さを選択することによって制御することができる。

最も適切な手当用品の態様は、窓部がパッドの１つの縁部から、必要に応じてパ ッド内に凹部を備えて、スリットの反対側の手当用品の縁部まで延在するもので ある。しかしながら、窓部はパッドとは全く別に配設することができ、支持ホイ ルによって十分に封止されるものとするか、またはその３つの辺により封止され てその第４の辺上で手当用品の１つの縁部の一部を形成するものとする。この後 者の場合では、カテーテルが挿入された血管を、カテーテル挿入地点からさらに 離れた位置で窓部を介して検査することができる。

支持ホイルは不透明または半透明とし、適切には例えばポリエステル、レーヨン 、ポリプロピレンまたはポリアミドよりなる織布または不織布繊維で構成するも のとする。単位面積当りの重量は１０〜１５０ｇ／ｍ　例えば１００〜１５０ｇ ／　ｍ２、好ましくは３５〜４０　ｇ／　ｍ２とすることができる。接着剤層中 の材料は皮膚に親和性のもの、例えばアクリレートを基材とする材料とすること が必要である。パッドは吸収がよく毒性のない材料であればあらゆるものから作 製することができ、例えば毛羽または毛羽−ポリエステルの組合せがある。チッ プ材料および純粋な繊維構造も考えられ得る。必要に応じてパッドの上に配置す る液体透過性の非吸収材料は、例えば孔を開けたプラスチック層、必要に応じて アルミニウム処理したもの、非吸収性繊維または透過性非吸収性不織布繊維から なるものとすることができる。窓部材料は、適切には例えばポリウレタン、エー テル−エステル共重合体またはエチレン共重合体、例えばエチレン−酢酸ビニル プラスチック（Ｅ／ＶＡＣ）、エチレン−エチルアクリレートプラスチック（Ｅ ／ＥＡ）、エチレン−ブチルアクリレートプラスチック（ＥＢＡ）のような薄く 柔軟なフィルムとすることができる。プラスチックは、適切には抗曇り剤を含む ものとし得る。窓部の表面積は、カテーテル挿入領域を効率的に検査することが できる程十分に大きくし得る。例えば、窓部表面積は５０〜５００ｍｍ２、好ま しくは１００〜４００　ｍｍ２、さらに好ましくは１２０〜１８０　ｍｍ２とす ることができる。窓部は好ましくは長形の矩形の形状を有し、１つの特定の態様 によれば、１２ｍｍＸ　１７．５ｍｍの寸法を有する。窓部が手当用品の全体を 横切って延在してパッドを囲繞する場合、窓部面積は２０００１Ｉ１ｍ２程も大 きく、またはさらに大きくすることができる。窓部材料の層は、例えば４０μｍ より薄（することができ、適切には１０〜３０μｍ１特に１５〜２０μｍの厚さ を有する。

本発明の手当用品の例示的な態様を添付図面に示すが、ここで図１は解放ホイル を備える本発明の手当用品の１つの態様の側面図であり、図２ａ−ｈは解放ホイ ルを除去したその接着剤側から手当用品を示し、図３はＦ！！Ｊ２ａに示した手 当用品をカテーテル上に配置した後に上方から手当用品を示すものである。

図１および図２に示す血管カテーテル手当用品は支持ホイル１、支持ホイルの全 体上に延在する接着剤層２、支持ホイル１の半分以内に配置された吸収パッド３ を備える。このパッドは、便利には非吸収性の液体透過性層４、例えば孔を開け たアルミニウムホイルの薄い層により覆うことができる。

窓部が支持ホイルおよび接着剤層に切込まれ、このように形成された窓部開口に 薄いプラスチックフィルム５が配設されている。図２ａの態様では、プラスチッ クフィルム５は、手当用品の全幅に渡って、かつパッド３および支持ホイル１の わずかに下に延在する。プラスチックフィルムは接着剤層２の上に配置され、接 着剤層２によって被覆されてもいる。接着剤層２上に配置されるのが２つの解放 ホイル７．８であり、それぞれ把持タブを備える。解放ホイルはパッド上で、ま たはパッドとスリット６との間の位置で合致する。手当用品を適用するに際して は、窓部の上およびパッド３の上もしくは前記パッドの全体の上にある解放ホイ ル８を最初に取り外す。

その後手当用品のこの部分をカテーテル上に配置し、パッドはカテーテル挿入地 点の上に配置し、窓部はカテーテルホースの延長部上に配置し、その後他の解放 ホイル７を剥離し、手当用品の脚部をカテーテルハウジングのそれぞれの側部に 配置し、患者の皮膚に対してハウジングを固定する。

図２ｂの態様では、窓部はパッドから延在し、手当用品の縁部のわずか手前で終 端する。図２Ｃの態様の窓部は、図２８の態様の窓部と同じ延長部を有するが、 支持ホイル１の反対側にプラスチックフィルムを配置する。接着剤層に窓部開口 は設けない。図２ｄの態様のプラスチックフィルム５も、接着剤層２の反対側の 支持ホイル１の一面に適用する。この後者の場合も、プラスチックフィルムは、 他の態様のプラスチックフィルムより小さい延長部を有する。

図２　ｅ　−ｇは３つの態様を示すが、この場合は凹部１０をパッド３および液 体透過性層４に設ける。３つの態様の凹部１０は、それぞれＶＳＵおよび矩形の 形状を有する。プラスチックフィルム５は、前記態様のそれぞれと同じ形態を有 し、図２ａに示すものと同様に配置する。当然、パッド３に凹部を設ける態様の 場合も図２ｃおよびｄに示す様式でプラスチックフィルム５を形成することがで き、また図２ｂの態様の場合のように手当用品の縁部に到達しないように窓部を 形成することができる。このような場合、フィルム５は、パッド３の下方に達す るのに十分で凹部１０を十分に覆う延長部を勿論有するものである。

図２ｈは、窓部開口が手当用品の前方部分の全部を形成する態様を示す。透明材 料層は、手当用品の短い辺および２つの長い辺の一部を形成する。この場合、材 料層５の外側縁部部分の周囲に強化縁部を設けることができる。

図３は、血管カテーテル９上に配置した図２ａに示した手当用品を示す。図３か ら分るように、透明プラスチックフィルム５を備える窓部は血管上にあり、その 中にカテーテルが挿入されるため、血管を介して広がるあらゆる感染を窓部を介 して見ることができる。手当用品が吸収パッドを欠如するか、または図２ｅ−Ｈ の１つに示した種類のものである場合、カテーテル挿入点も窓部を介して見るこ とができるようになる。

ＦＩＧ、７ｆ ＦＩＧ、２ｇ ＦＩＧ３゜ 国際調査報告 国際調査報告

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. １．支持ホイル（１）と、前記ホイルの一方側の接着剤層（２）と、好ましくは 前記接着剤層の中央部の液体吸収パッド（３）を含み前記パッドが支持ホイル（ １）より可成り小さく、前記支持ホイルを横方向に分割した場合に適切にまたは 概ね適切に支持ホイルの半分以内に配置され、接着剤層の上で延在してパッド（ ３）の上または近傍で合致する２つの解放ホイル（８，９）と、手当用品の１つ の縁部から開始して概してパッド（３）まで、また必要に応じて前記パッドの一 部を通過して延在するスリット（６）とを備えた血管カテーテル手当用品であっ て、窓部開口が支持ホイル中にまた必要に応じてスリット（６）の反対側でパッ ド（３）に近接する接着層（２）の中に設けられ、窓部開口が、透明材料層（５ ）によって覆われていることを特徴とする血管カテーテル手当用品。
2. ２．支持ホイル（１）が織布または不織布繊維で構成されたことを特徴とする請 求の範囲第１項記載の手当用品。
3. ３．支持ホイル中の材料がポリエステル、レーヨン、ポリプロピレンまたはポリ エステルとポリアミドとの組合せであることを特徴とする請求の範囲第１項また は第２項記載の手当用品。
4. ４．透明材料層（５）が、上方に存在する解放ホイル（８）に面するその一面に 接着剤層（２）を備えることを特徴とする請求の範囲第１項ないし第３項のいず れか１項に記載の手当用品。
5. ５．液体吸収パッド（３）および支持ホイル（１）の対応する部分および場合に より接着剤層（２）がスリット（６）の反対側に凹部（１０）を備え、凹部が透 明材料層（５）で覆われたことを特徴とする請求の範囲第１項ないし第４項のい ずれか１項に記載の手当用品。
6. ６．透明材料層（５）が抗曇り剤を含むことを特徴とする請求の範囲第１項また は第５項記載の手当用品。
7. ７．透明材料層（５）が、接着剤層（２）の反対側である支持ホイル（１）の一 面に配置されたことを特徴とする請求の範囲第１項ないし第６項のいずれか１項 に記載の手当用品。
8. ８．透明材料層（５）が、接着剤層（２）の上方の支持ホイル（１）上に配置さ れたことを特徴とする請求の範囲第１項および第４項記載の手当用品。
9. ９．窓部開口がパッドと概して同一の幅を有し、パッド（３）から手当用品の最 も近い縁部まで延在することを特徴とする請求の範囲第１項ないし第８項のいず れか１項に記載の手当用品。
10. １０．窓部開口が、パッド（３）の下方の位置から、または前記パッドの縁部か ら前記スリットの反対側の手当用品の縁部まで手当用品全体の上方に横方向に延 在することを特徴とする請求の範囲第１項ないし第８項のいずれか１項に記載の 手当用品。
11. １１．窓部開口がパッド（３）から延在し、前記手当用品の縁部のわずか手前で 終端することを特徴とする請求の範囲第１項ないし第８項のいずれか１項に記載 の手当用品。
12. １２．手当用品が吸収パッド（３）を欠如することを特徴とする請求の範囲第１ 項ないし第４項のいずれか１項または請求の範囲第６項ないし第１１項のいずれ か１項に記載の手当用品。