JPH06503582A - パラフィンによるオレフィンの改良されたアルキル化法 - Google Patents

パラフィンによるオレフィンの改良されたアルキル化法

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JPH06503582A
JPH06503582A JP5500374A JP50037493A JPH06503582A JP H06503582 A JPH06503582 A JP H06503582A JP 5500374 A JP5500374 A JP 5500374A JP 50037493 A JP50037493 A JP 50037493A JP H06503582 A JPH06503582 A JP H06503582A
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サシゥ ジョージ ディー
ウエストナー アンドリュー
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 パラフィンによるオレフィンの 改良されたアルキル化法 本発明は、高オクタン価自動車燃料の如きアルキル化物を生成するパラフィンに よるオレフィンのアルキル化に係る。さらに詳述すれば、本発明は、触媒スラリ ーの存在下におけるオレフィンのパラフィンにヨルアルキル化に係る。
ここで使用する「スラリー」とは、触媒が反応媒体中における固状粒子の懸濁液 として提供されることを意味する。
所望のアルキル化物を生成するオレフィンのパラフィンによるアルキル化に使用 される多くのプラントは、硫酸又はフッ化水素(HF)の如き触媒を使用するも のである。しかしながら、かかる触媒の使用は高度の腐食の危険性を示す。この ような触媒は非常に有毒性であり、使用済み触媒の廃棄に当たり困難性を示す。
このような触媒が事故により放出される際には、ヒトに対し及び環境に対して脅 威をもたらす。
かかるアルキル化反応においてゼオライト触媒が使用されることも知られている 。使用されるゼオライトとしては、ゼオライトX1ゼオライトY1モルデナイト 、及び他のゼオライトがある。このような触媒の酸性度は、ゼオライト中に元来 存在するNa”イオンと置換される希土類原子(La、Ce等)又は第■族金I I(Ba。
Ca等)のイオンによって制御される。Na’イオンはNH4”″イオンによっ ても任意に交換される。Ni14’含有ゼオライトのか焼時、NH3が放出され 、酸性H゛部位ゼオライト構造内で生成される。
代表的なアルキル化反応の例は、n−ブテンのイソブタンによるアルキル化であ る。酸性触媒(たとえばゼオライト触媒)の存在下でn−ブテンをイソブタンと 接触させる際、第2級及び第1級ブチルカルボカチオンが生成する。第2級ブチ ルカルボカチオンはイソブタンと反応して2.2.3−トリーメチルペンタンを 生成し、第1級ブチルカルボカチオンはイソブタンと反応して2,2〜ツメチル ベキサンを生成する。
二次反応も生じ、第2級又は第1級カルボカチオンを介してオレフィンの三量化 が生ずる。たとえば、蔦2級ブチルカルボカチオンは2−ブテンと反応して、た とえば3,4−ジメチル−2−ヘキセンを生成する。
三量化生成物(オレフィン)は、さらにカルボカチオンと反応してCI2及びさ らに高級のオレフィンを生成する。かかるオlノフィンは触媒の不活性化を導く 重合体を生成する。反応が水素の存在下で行われる場合、生成するオレフィンの 多(のフラクションは飽和炭化水素に変換される。多くの場合、主として所望の アルキル化物でなる生成物を得るためには、大過剰量のイソブタンが必要である 。
触媒が新鮮である間はアルキル化反応が顕著である。
徐々にオレフィンの三量化及び三量化が優勢になり、イソブタンが反応されな( なる。固定床での操作又は懸濁した触媒を使用する撹拌反応器では、6〜12時 間後にはオレフィンの三量化が主反応となる。
本発明の1つの態様によれば、少なくとも1のオレフィンを少なくとも1のパラ フィンと反応させて少なくとも1のアルキル化物を生成するアルキル化法が提供 される。該方法は、反応域において、アルキル化触媒粒のスラリーの存在下、少 なくとも1のオレフィンを少なくとも1のパラフィンでアルキル化することを包 含する。アルキル化触媒粒の一部を反応域から除去し、活性な触媒粒を反応域に 添加する。好ましくは、反応域に添加される活性な触媒粒の量は、反応域から除 去される触媒粒の量と同じである。活性な触媒粒は、新しい触媒粒、又はスラリ ーから回収され、後述の如(再生された再生触媒粒である。1具体例によれば、 反応域からの一部触媒粒の除去は、触媒粒を反応域から触媒回収域へ送ってスラ リーの一部から触媒粒を分離し、触媒粒を触媒再生域へ送って触媒の再生を行う ことを包含する。再生(又は再活性化)された触媒粒を、ついで反応域内の触媒 粒スラリーに戻す。
1具体例によれば、触媒粒の一部を連続して反応域から除去し、活性な触媒粒を 連続してスラリーに添加する。他の具体例では、触媒粒の一部を定期的に反応域 から除去し、活性な触媒粒を定期的にスラリーに添加する。
触媒再生法の一部として、触媒を触媒回収域内においてスラリーから回収する。
触媒の回収は、各種の公知の手段のいずれか1つを介して、たとえばデカンタ− 、ハイドロクローン(hydroclones) 、フィルター・遠心機等の使 用を介して行われる。触媒は、反応域で見られるよりも濃縮されたスラリーとし て、又はペースト又は湿った固状物として回収される。触媒が回収されると、触 媒再生域に送り、ここで公知の手段によって触媒の再生を行う。
1具体例によれば、触媒はゼオライト触媒である。
使用できるゼオライト触媒としては、ゼオライトY1ZSM−5、ゼオライト− β、ゼオライトX1ゼオライトーω、モルデナイト及びチャバザイトがあるが、 これらに限定されない。
池の具体例によれば、触媒は酸性クレーである。酸性クレーの例としては、天然 クレー(たとえばモンモリロナイト、カオリン、フラー土、ベントナイト、セビ オライト、ヘクトライト、及びイライト;いずれも酸洗浄される)がある。
さらに他の具体例によれば、触媒は酸性化合物(たとえば、HF5BF3、F、 C−SOJ ;好適な粒子サイズの多孔性支持体に含浸される)の粒子状であっ てもよい。
他の具体例によれば、触媒は粒径的0.1μ冨〜約41、好ましくは約1〜約2 00μ厘、さらに好ましくは約10〜約100μ廊を有する。
アルキル化反応は、撹拌反応器、ループ反応器又は他の良好に混合される反応器 内で行われる。1具体例における反応域は、少なくとも2の反応段階を含む(こ れらは直列反応器形である)。2以上の反応器を使用する場合、各反応器は同じ タイプのもの又は異なるタイプのものである。また、直列の第1反応器から最終 の反応器に向かって触媒の連続流が存在する。1以上の反応段階を利用すること により、各反応器は比較的狭い滞留時間分布の触媒(これにより良好に限定され た活性レベルを有する)を収容する。
別法として、良好にスラリーが撹拌される反応器の容積を2つ以上のコンパート メントに分画し、反応混合物を直列に流通させて栓流反応器をシュミレートする 。
一部触媒粒を除去し、除去した触媒を新鮮な又は再生した触媒と交換することに よって、反応器システムにおいて一定の活性及び選択率を維持できる。
アルキル化法において、触媒の活性度及び寿命、及び方法の経済性を制御する他 の条件に応じて、各種のフロー配置を利用できる。
1変形例では、各反応段階(すなわち各反応器又は反応器のコンパートメント) に、反応器又はコンパ−トメントから触媒を除去し、及びこれらに触媒を導入す る手段を設置する。触媒の除去及び添加は反応器が作動の間に行われる。
他の変形例では、触媒を1以上の反応器から除去する。使用済み触媒を取出した ものと同−又は異なる反応器に新鮮な触媒を導入する。新鮮な触媒は、使用済み 触媒が取出された反応器の上流側又は下流側の1以上の反応器に導入される。
さらに他の変形例では、触媒を1のコンパートメント又は反応器から次のコンパ ートメント又は反応器へと流出物と共に流動させることができ(この場合、触媒 を特定の反応器又はコンパートメントから取出すこともできる)、流出物を触媒 が回収された反応器又はコンパートメントの上流側の1以上の反応器又はコンパ ートメントに再循環することもできる。
他の具体例では、触媒を流出物と共に1のコンパートメント又は反応器から次の コンパートメント又は反応器へと、触媒が反応体の移動に関して最後のコンパー トメント又は反応器に達するまで流動させる。触媒粒の一部をコンパートメント 又は反応器から取出し、上述の如く触媒回収域、ついで触媒再生域に送る。再生 された触媒を、コンパートメント及び反応器の列の最後から上流側のシステムに 再導入する。しかしながら、本発明の範囲は、特定の種類の反応器又は触媒の添 加、取出し及び/又は再生スキームに制限されないことが理解されるべきである 。
反応域が少なくとも2つの反応段階を含むものである場合、パラフィン要求量の すべてを第1の段階に導入する。オレフィンのすべてを第1の段階に導入するこ とができ、オレフィンの一部を各反応段階に導入することもできる。
適用可能なアルキル化反応としては、オレフィンのイソパラフィンによる反応( たとえば、トリーメチルペンタン及びジメチルヘキサン、特に2.2.3−トリ メチルペンタン及び2.2−ジメチルヘキサンの如きアルキル化物を生成するブ テンのイソブタンによるアルキル化)がある。しかしながら、本発明の範囲は上 記アルキル化反応に限定されないことが理解されるべきである。
本発明のアルキル化法は、温度約−50〜約+150℃、好ましくは約+20〜 約+100℃、圧力約1〜約100気圧、好ましくは約20〜約50気圧で行わ れる。このアルキル化法は、fH3V約3V1〜約10時間−1、好ましくは約 1〜約5時間−1でも行われる。
本発明を図面について詳述する。
図1は、アルキル化反応が唯1つの反応器で行われる本発明の方法の第1の具体 例の概略図である。
図2は、アルキル化反応が複数個の段階で行われ、触媒が各段階から取出される 本発明の第2の具体例の概略図である。
図3は、アルキル化反応が複数個の段階で行われ、触媒が流出物と共に1つの反 応器から次の反応器へと流動すると共に、触媒が特定の反応器から除去されて、 触媒が回収された反応器から上流側の1以上の反応器に再循環される本発明の方 法の第3の具体例の概略図である。
図面を参照すると、図1に示す本発明の1具体例によれば、ライン10のオレフ ィン及びライン11のパラフィンを反応器12に供給する。反応器12は上述の 如き微細な触媒粒を収容し、触媒粒は反応媒体中におけるスラリーとして懸濁さ れている。反応器12において、オレフィンはスラリー化触媒の存在下、上述の 如きアルキル化条件においてパラフィンによりアルキル化されて所望のアルキル 化物を生成する。アルキル化生成物はライン19を介して反応器12から取出さ れる。
スラリー化触媒及び反応媒体の一部をライン13を介して反応器12から取出し 、触媒回収域14に送る。この触媒回収域14において、公知の手段により触媒 を反応媒体から分離する。この反応媒体をライン15を介して触媒回収域から取 出し、反応器12に戻す。より濃縮されたスラリー、ペースト又は湿った固状物 の形の触媒をライン17を介して触媒回収域14から取出し、触媒再生域16に 送る。この触媒再生域16において、当分野で公知の触媒再生手段によって触媒 を再生する。触媒が再生又は再活性化された後、ライン18を介して触媒再生域 16から取出し、反応器12に戻し、ここで触媒は触媒スラリーに戻る。
図2に示す他の具体例では、ライン21のパラフィン及びライン20からライン 23に送られるオレフィンを第1段階アルキル化反応器22に供給する。反応器 22は、反応媒体中にスラリーとして懸濁された触媒粒を収容する。流出物をラ イン31を介して反応器22から取出し、第2段階反応器30に送る。一方、触 媒及び反応媒体の一部をライン25を介して反応器22から取出し、触媒回収域 24に送る。触媒を反応媒体から分離し、ライン26を介して触媒回収域24か ら取出し、触媒再生域28に送る。一方、反応媒体をライン27を介して触媒回 収域24から取出し、反応器22に戻す。
ライン20のオレフィンの一部をライン33に送り、第2段階反応器30に供給 する。オレフィンは、この反応器30に入るライン31からの流出物中に含有さ れるパラフィンでアルキル化される。反応器30は反応媒体中におけるスラリー として懸濁された触媒粒を収容する。
オレフィンはスラリー化触媒の存在下、アルキル化条件においてパラフィンでア ルキル化される。流出物をライン37を介して第2段階反応器から取出す。触媒 及び反応媒体の一部をライン32を介して反応器30から取出し、触媒回収域3 4に送る。触媒回収域34において反応媒体を触媒から分離し、ライン35を介 して送り、反応器30に戻す。一方、触媒をライン45を介して回収域34から 取出し、再生域28に送る。
ライン37の流出物を第3段階反応器38に送り、ここでパラフィン及びアルキ ル化物を含有する流出物を、ライン20からライン39に送られたライン39の オレフィンと接触させる。第3段階反応器38も、触媒粒のスラリーとして反応 媒体中に懸濁された微細な触媒粒を収容する。アルキル化生成物をライン44を 介して第3段階反応器38から取出す。触媒粒及び反応媒体の一部をライン41 を介して第3段階反応器38から取出し、触媒回収域40に送る。反応媒体を触 媒から分離し、ライン42を介して触媒回収域40から取出して第3段階反応器 38に戻す。一方、触媒をライン46を介して回収域40から取出し、再生域2 8に送る。
触媒再生域28で再生された触媒をライン29を介して第1段階反応器22に、 ライン36を介して第2段階反応器30に、及びライン43を介して第3段階反 応器38に戻す。各反応器22.30及び38において、戻された触媒は触媒ス ラリーの一部となる。
図3に示すさらに他の具体例によれば、ライン50のオレフィンをライン53に 送り、ライン51のパラフィンと共に第1段階反応器52に送る。該反応器は、 スラリーとして反応媒体中に懸濁させた微細な触媒粒を収容する。反応器52に おいてオレフィン及びパラフィンをアルキル化条件下で反応させる。スラリー化 触媒粒と共に流出物をライン55を介して反応器52から取出し、第2段階反応 器54に送る。反応器54には、ライン56を介してライン50からのオレフィ ンも供給する。反応器54をアルキル化条件下で作動させ、流出物(スラリー化 触媒を含有する)をライン57を介して反応器54から取出す。ついで、流出物 を第3段階反応器60に送る。
ライン50からのオレフィンをライン59に送り、任意に反応器60に送る。反 応器60における触媒粒は、反応媒体中における触媒粒のスラリーとして懸濁さ れている。
反応器60をアルキル化条件下で作動させ、所望のアルキル化生成物をライン7 1を介して回収する。触媒及び反応媒体の一部をライン61を介して反応器60 から取出し、触媒回収域62に送る。触媒回収域62において、触媒を反応媒体 から分離する。反応媒体をライン63を介して触媒回収域62から取出し、反応 器60に戻す。一方、触媒をライン65を介して触媒回収域62から取出し、反 応器60に戻す。ついで、再生した触媒をライン67を介して第1段階反応器5 2に、又はライン69を介して第2段階反応器54に送る。各反応器52及び5 4において、再生された触媒は再度触媒スラリーの一部となる。
次に、本発明を下記の実施例に関連して詳述する。
しかしながら、本発明の範囲はこれらに限定されない。
実施例1(比較例) 直径約II及び長さ6■の押出成形物として成形した酸性ゼオライトYを炉にお いて一定の空気流下で加熱し、232℃に12時間維持した。触媒を炉から取出 し、デンケーター内で冷却させた。この触媒189を、06cva (1/ 4 ’)ブレヒート管及び0.3cm (1/ 8″)サーモウェル(移動熱電対に 好適である)を具備する直径1、9cm (3/ 4’)のステンレス鋼製反応 器に充填した。
テストユニットは、95%イソブタン及び5%トランス−2−ブテンの加圧溶液 を収容し、感度0.1gを有するデジタル秤りの上に設!された供給タンクを包 含する。ピストン計測ポンプによって原料を反応器に供給した。反応器を、恒温 維持しかつ機械的に撹拌した油浴に入れた。反応器の圧力を膜ドームレギュレー タによって制御した。反応器からの流出物を口・ノキング圧力ンリンジにより高 圧サンプリングポートから採取し、60mのキャピラリーカラムOV−1を使用 するガスクロマトグラフィーによって分析した。平均反応器温度=135℃、反 応器圧力= 520psig、 W)lsV= 2.4時間−1の条件下におい て表1に示す結果を得た。
表 1 運転時間 2511 サイクルの開始からの 4.8 12,0 26.4供給量 (g/g触媒) ブテンの変化率(%) 100 99.2 88.2選択率(C5−)(モル% ) 89.0 90.3 92.8実施例2 触媒スラリーの存在下におけるイソブタンによる96%イソブタン及び4%混合 2−ブテンでなるプレ混合原料を、原料の導入前に乾燥窒素で脱気しかつ温度1 21℃に予熱した撹拌オートクレーブ(300m1)にピストン計測ポンプによ って供給した。オートクレーブは内部サーモウェル、スラリードレーン弁、原料 充填ポンプ、及び触媒がオートクレーブから散逸するのを防止するための焼結金 属フィルター(開口1μ真)を取付けた二重出口ラインを具備する。圧力をドー ム背圧レギュレータによって制御した。反応器流出物サンプルをロッキングンリ ンジによって高圧サンプリングポートから採取し、ガスクロマトグラフィーによ って分析した。
実施例1に記載の如(して調製、処理した微細な酸性ゼオライトY 11.69 をオートクレーブに充填し、反応混合物中でスラリー化した。反応条件は次のと おりである。
平均反応器圧力 490psig 反応器温度 121℃ fllsV 4.65時間−1 この反応の結果を表2に示す。
表 2 運転時間 6.5 11 稼働の開始からの供給量(g/9触媒) 30.2 51.2ブテンの変化率( %) 99.5 56.9選択率(Cs”)(モル%) 90,3 76.3実 施例3 実施例2に記載の反応を、新たな触媒バッチを10時間使用して実施した。触媒 を10時間使用した時点では、47、 Oq原料/9触媒に相当する。ついで、 触媒スラリーの約30%をスラリードレーン弁を介して除去し、新たに活性化さ せた同量の触媒で交換し、イソブタン中に分散させ、供給ポンプによってオート クレーブに送った。前記流量での原料の送給を再開し、システム温度及び圧力を 設定値に戻した後、流出物サンプルを取出し、分析した。さらに6時間後(全体 として74.19原料/g触媒)、ブテンの変化率は94.2%、C3゛生成物 への選択率は90.7%であった。操作はぼ10時間毎に触媒量の約1/3を繰 返し交換した。この場合、反応器の能率は上述のレベルで一定に維持された。
本発明の利点は微細に分散された触媒スラリーを使用していることであり、これ により均一な反応が達成され、反応器全体の均一な熱負荷が達成される。本発明 の方法は、反応器内におけるいわゆる「ホットスポット」を低減又は排除し、反 応を中断することなく反応器からの触媒の取出し、及び反応器への新たな触媒の 導入を可能にする。これにより、固定床を使用する場合と比較して触媒量の低減 を可能にし、触媒を反応器内に維持すること(適正な活性分布を有する)によっ て、反応器の生産率及び生成物の選択率を所望レベルに維持することが可能にな る。加えて、上述のサイズを有する触媒粒を使用する場合、反応体と生成物との 迅速な交換が促進され、触媒の脱活性化速度が低減する。
しかしながら、本発明の範囲は上述の特殊な具体例には限定されないことが理解 されなければならない。
本発明は上述以外にも実施されるものである。
−因

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも1のオレフィンを少なくとも1のパラフィンでアルキル化して少 なくとも1のアルキル化物を生成する方法において、アルキル化触媒粒のスラリ ーの存在下、反応域において前記少なくとも1のオレフィンを前記少なくとも1 のパラフィンでアルキル化し、前記触媒粒の一部を前記反応域から除去し、及び 活性な触媒粒を前記反応域に添加することを特徴とする、パラフィンによるオレ フィンのアルキル化法。 2 請求項1記載の方法において、前記反応域からの触媒粒の一部の除去に当た り、前記触媒粒の一部を反応域から触媒回収域に送って前記触媒粒の前記スラリ ーからの分離を行い、分離した触媒粒を触媒再生域に送って触媒粒の再生を行う 、パラフィンによるオレフィンのアルキル化法。 3 請求項2記載の方法において、さらに、前記再生された触媒粒を前記反応域 のスラリーに送る、パラフィンによるオレフィンのアルキル化法。 4 請求項1記載の方法において、前記反応域が少なくとも2つの反応段階を包 含するものである、パラフィンによるオレフィンのアルキル化法。 5 請求項4記載の方法において、前記少なくとも1のオレフィンを反応域の少 なくとも2つの反応段階の各々に導入する、パラフィンによるオレフィンのアル キル化法。 6 請求項4記載の方法において、前記触媒粒の一部を、前記反応域の少なくと も2つの反応段階の各々から除去する、パラフィンによるオレフィンのアルキル 化法。 7 請求項4記載の方法において、前記触媒粒の一部を、前記反応域の少なくと も2つの反応段階のうち反応体の移動に関して最後の反応段階から除去する、パ ラフィンによるオレフィンのアルキル化法。 8 請求項1記載の方法において、前記触媒粒の一部を前記反応域から連続して 除去し、活性な触媒粒を前記スラリーに連続して添加する、パラフィンによるオ レフィンのアルキル化法。 9 請求項1記載の方法において、前記触媒粒の一部を前記反応域から定期的に 除去し、活性な触媒粒を前記スラリーに定期的に添加する、パラフィンによるオ レフィンのアルキル化法。 10 請求項1記載の方法において、少なくとも1のパラフィンがイソパラフィ ンである、パラフィンによるオレフィンのアルキル化法。 11 請求項10記載の方法において、前記イソパラフィンがイソブタンである 、パラフィンによるオレフィンのアルキル化法。 12 請求項11記載の方法において、前記少なくとも1のオレフィンがブテン である、パラフィンによるオレフィンのアルキル化法。 13 請求項12記載の方法において、前記少なくとも1のアルキル化物が、ト リメチルペンタン及びジメチルヘキサンでなる群から選ばれるものである、パラ フィンによるオレフィンのアルキル化法。 14 請求項1記載の方法において、前記触媒がゼオライト触媒である、パラフ ィンによるオレフィンのアルキル化法。 15 請求項1記載の方法において、前記触媒が粒径約0.1μm〜約4μmを 有するものである、パラフィンによるオレフィンのアルキル化法。 16 請求項15記載の方法において、前記触媒が粒径約1〜約200μmを有 するものである、パラフィンによるオレフィンのアルキル化法。 17 請求項16記載の方法において、前記触媒が粒径約10〜約100μmを 有するものである、パラフィンによるオレフィンのアルキル化法。
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