JPH064872B2 - 衣料用粉末洗剤の製造方法 - Google Patents

衣料用粉末洗剤の製造方法

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JPH064872B2
JPH064872B2 JP57097094A JP9709482A JPH064872B2 JP H064872 B2 JPH064872 B2 JP H064872B2 JP 57097094 A JP57097094 A JP 57097094A JP 9709482 A JP9709482 A JP 9709482A JP H064872 B2 JPH064872 B2 JP H064872B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は衣料用の重質粉末洗剤の製造方法に関する。更
に詳しくは、噴霧乾燥された洗剤生地に対し、見掛比
重、平均粒径及び粒径分布が特定された炭酸ソーダを後
から混合する事によつて、得られる洗剤の耐ケーキング
性を向上し、炭酸ソーダと洗剤生地の分数乃至分離を防
止する衣料用粉末洗剤の製造方法に関する。
一般に、衣料用の重質粉末洗剤は、各種の界面活性剤、
有機、無機のビルダー成分、再汚染防止剤、螢光染料、
顔料、及びその他の熱安定性のある添加剤群から選ばれ
た原料を所定量計量し、一旦、スラリーに均一に混合
後、噴霧乾燥し、更に、香料、酵素、漂白剤、粒子表面
改質剤、その他を添加、混合し、製品化される。
かかる粉末洗剤についての重要な検討項目としては、洗
浄力等の洗濯に関わる性能と共に、製品の粉末特性、例
えば粒度、比重、耐ケーキング性等が、消費者にとつて
の使用性の面から極めて重要であり、両者のバランスさ
れた性能向上が望まれる。
しかしながら、粉末洗剤は多成分よりなる粉体系である
ため、洗浄性能、粉末特性をともに高い水準に保つた製
品を得ることは容易でなく、配合組成など製造技術の改
良が重ねられているが、なお十分なものでない。ことに
最近の無リン化、低リン化洗剤における技術確立は極め
て不十分であり、なかでも耐ケーキング性の向上は大き
な技術課題となつている。
かかる実情において、本発明の目的とする所は洗浄力を
低下させることなく、粉末洗剤の耐ケーキング性改良に
関する新たな製造技術を提供するにある。
本発明者等は粉末洗剤のケーキング性の原因について種
々検討を重ねてきたが、従来工業的には製造されていな
かつた特定の粉末特性を有する炭酸ソーダ(ソーダ灰)
を噴霧乾燥された洗剤生地に対しアフターブレンドする
ことにより洗剤組成物を製造すれば得られる粉末洗剤の
耐ケーキング性等の著しく向上した均一な洗剤組成物を
得ることを見出して本発明に到つたものである。
本発明の製造方法によれば、得られた洗剤粉末のケーキ
ング、即ち製品を製造後、消費者が使用する迄の期間中
に粉末が固化する現象を防ぎ、更に、消費者が使用する
際に、炭酸ソーダ粒子と洗剤生地の分級が起りにくいた
め、消費者が包装容器から取り出し易く、しかも常に組
成が一定しているため、安定した洗浄性能を保証した洗
剤を提供することができる。
ここで「分級」とは、洗剤組成物中でその構成成分たる
炭酸ソーダ粒子と洗剤生地粒子の分布状態が均一でない
ことをいう。以下同様の意味でこの用語を使用する。
本発明に於ては噴霧乾燥された洗剤生地中に含まれる炭
酸ソーダの配合量は10重量%以下とし、この生地60
〜95重量部に対し、見掛比重が0.25〜0.7g/mlの範
囲で、平均粒径が250μm以上600μm以下、しかも、粒
径125μm以下の微粉町が20wt%以下である炭酸ソー
ダを5〜40重量部の範囲で混合して衣料用粉末洗剤が
製造される。この様にして得られた粉末洗剤は耐ケーキ
ング性に優れ、しかも製造工程、輸送過程、並びに消費
者の使用時における、炭酸ソーダと洗剤生地の分級が著
しく抑えられるのである。
本発明に係わる特定の見掛比重、平均粒径及び粒径分布
を有する炭酸ソーダは、例えば、軽灰を流動乾燥造粒機
内にて造粒し、乾燥後、これをふるいにて分級する方
法、又は軽灰を吸湿下で放置し、適度に固化したものを
粉砕、乾燥後、ふるいにて分級する方法等の方法により
容易に得ることができる。
一方、従来より、工業的に生産され、洗剤製造に使用さ
れてきた重灰、軽灰等の炭酸ソーダを用いる時は、耐ケ
ーキング性の向上はみられるが、炭酸ソーダと洗剤生地
の分級が起り、実用に供し得るものではない。
又、洗剤の洗浄力向上をはかるにはアルカリ剤添加量を
上げることは有効であり、且つ経済的、性能的にも好ま
しいが、その場合に於て、本発明の有用性は特に高くな
る。
本発明における衣料用洗剤組成物は以下に掲げる洗剤成
分を含有し得るが、これらについては特に限定は付され
ず、目的に応じた配合がなされてよい。又、これらの成
分中、任意の成分を噴霧乾燥生地へ配合したり、あるい
は原料をそのまま、あるいは造粒、コーテイングを行つ
て噴霧乾燥生地と混合しても良い。
〔1〕界面活性剤 1) 平均炭素数10〜16のアルキル基を有する直鎖又
は分枝鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩 2) 平均炭素数10〜20の直鎖又は分枝鎖のアルキル
基又はアルケニル基を有し、1分子内に平均0.5〜8モ
ルのエチレンオキサイドあるいはプロピレンオキサイド
あるいはブチレンオキサイドあるいはエチレンオキサイ
ド/プロピレンオキサイド=0.1/9.9〜9.9/0.1の日で
あるいはエチレンオキサイド/ブチレンオキサイド=0.
1/9.9〜9.9/0.1の比で付加したアルキル又はアルケニ
ルエーテル硫酸塩 3) 平均炭素数10乃至20のアルキル基又はアルケニ
ル基を有するアルキル又はアルケニル硫酸塩 4) 平均10〜20の炭素原子を1分子中に有するオレ
フインスルホン酸塩 5) 平均10〜20の炭素原子を1分子中に有するアル
カンスルホン酸塩 6) 平均10〜24の炭素原子を1分子中に有する飽和
又は不飽和脂肪酸塩 7) 平均炭素数10〜20のアルキル基又はアルケニル
基を有し、1分子中に平均0.5〜8モルのエチレンオキ
サイドあるいはプロピレンオキサイドあるいはブチレン
オキサイドあるいはエチレンオキサイド/プロピレンオ
キサイド=0.1/9.9〜9.9/0.1の比であるいはエチレン
オキサイド/ブチレンオキサイド=0.1/9.9〜9.9/0.1
の比で付加したアルキル又はアルケニルエーテルカルボ
ン酸塩 8) 下記の式で表わされるα−スルホ脂肪酸塩又はエス
テル ここで陰イオン性界面活性剤の対イオンとしてはナトリ
ウム、カリウム等のアルカリ金属イオン、カルシウム、
マグネシウム等のアルカリ土類金属イオン、アンモニウ
ムイオン、炭素数2又は3のアルカノール基を1〜3個
有するアルカノールアミン(例えばモノエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トリ
イソプロパノールアミンなど)を挙げることができる。
9) 下記一般式で表わされるアミノ酸型界面活性剤 (ここでR1′は炭素数8〜24のアルキル又はアルケ
ニル基を、R2′は水素又は炭素数1〜2のアルキル基
を、R3′はアミノ酸残基を、Xはアルカリ金属又はア
ルカリ土類金属イオンを示す。) (R1′,R2′及びXは前述の通り。nは1〜5の整数
を示す。) (R1′は前述の通り。mは1〜8の整数を示す。) (R1′,R3′及びXは前述の通り。Rは、水素又は
炭素数1〜2のアルキル又はヒドロキシアルキル基を示
す。) (R2′,R3′及びXは前述の通り。R5は炭素数6〜
28のβ−ヒドロキシアルキル又はβ−ヒドロキシアル
ケニル基を示す。) (R3′,R5及びXは前述の通り。) 10) リン酸エステル系活性剤 (R′は炭素数8〜24のアルキル基、又はアルケニル
基、n′+m′=3,n′=1〜2) (R′は前述の通り、n″+m″=3、n″=1〜3) (R′,n″,m″は前述の通り、M′はNa,K,Ca) 11) 下記一般式で示されるスルホン酸型両性界面活性
(ここでR11は炭素数8〜24のアルキル又はアルケニ
ル基、R12は炭素数1〜4のアルキル基、R13は炭素数
1〜5のアルキル基、R14は炭素数1〜4のアルキル又
はヒドロキシアルキル基を示す。) (ここでR11及びR14は前述の通り、R15,R16は炭素
数8〜24又は1〜5のアルキル又はアルケニル基を示
す。) (ここでR11及びR14は前述の通り。n1は1〜20の整
数を示す。) 12) 下記一般式で示されるベタイン型両性活性剤 (ここでR21は炭素数8〜24のアルキル又はアルケニ
ル又はβ−ヒドロキシアルキル又はβ−ヒドロキシアル
ケニル基、R22は炭素数1〜4のアルキル基、R23は炭
素数1〜6のアルキル又はヒドロキシアルキル基を示
す。) (ここでR21及びR23は前述の通り。n2は1〜20の整
数を示す。) (ここでR21及びR23は前述の通り。R24は炭素数2〜
5のカルボキシアルキル又はヒドロキシアルキル基を示
す。) 13) 平均炭素数10〜20のアルキル基又はアルケニ
ル基を有し、1〜20モルのエチレンオキサイドを付加
したポリオキシエチレンアルキル又はアルケニルエーテ
ル 14) 平均炭素数6〜12のアルキル基を有し、1〜2
0モルのエチレンオキサイドを付加したポリオキシエチ
レンアルキルフエニルエーテル 15) 平均炭素数10〜20のアルキル基又はアルケニ
ル基を有し、1〜20モルのプロピレンオキサイドを付
加したポリオキシプロピレンアルキル又はアルケニルエ
ーテル 16) 平均炭素数10〜20のアルキル基又はアルケニ
ル基を有し1〜20モルのブチレンオキサイドを付加し
たポリオキシブチレンアルキル又はアルケニルエーテル 17) 平均炭素数10〜20のアルキル基又はアルケニ
ル基を有し、総和で1〜30モルのエチレンオキサイド
とプロピレンオキサイドあるいはエチレンオキサイドと
ブチレンオキサイドを付加した非イオン性活性剤(エチ
レンオキサイドとプロピレンオキサイド又はブチレンオ
キサイドとの比は0.1/9.9〜9.9/0.1) 18) 下記の一般式で表わされる高級脂肪酸アルカノー
ルアミド又はそのアルキレンオキサイド付加物 〔式中R11′は炭素数10〜20のアルキル基、又はア
ルケニル基であり、R12′はH又はCH3であり、n3
1〜3の整数、m3は0〜3の整数である。〕 19) 平均炭素数10〜20の脂肪酸とシヨ糖から成る
シヨ糖脂肪酸エステル 20) 平均炭素数10〜20の脂肪酸とグリセリンから
成る脂肪酸グリセリンモノエステル 21) 下記の一般式で表わされるアルキルアミンオキサ
イド 22) 下記一般式で示されるカチオン界面活性剤 (ここでR1′,R2′,R3′,R4′のうち少なくとも
1つは炭素数8〜24のアルキル又はアルケニル基、多
は炭素数1〜5のアルキル基を示す。X′はハロゲンを
示す。) (ここでR1′,R2′,R3′及びX′は前述の通
り。) (ここでR1′,R2′及びX′は前述の通り。R5′は
炭素数2〜3のアルキレン基、n4は1〜20の整数を示
す。) 上記の界面活性剤の1種以上を組成物中に10重量%以
上含有するのが好ましい。
〔2〕二価金属イオン捕捉剤 下記の各種アルカリ金属塩、アルカノールアミン塩の1
種又は2種以上のビルダー成分を0〜50重量%含有す
ることもできる。
1) オルソリン酸塩、ピロリン酸塩、トリポリリン酸
塩、メタリン酸塩、ヘキサメタリン酸塩、フイチン酸塩
等のリン酸塩。
2) エタン−1,1ジフホン酸、エタン−1,2トリホスホン
酸、エタン−1−ヒドロキシ−1,1−ジホスホン酸及び
その誘導体、エタンヒドロキシ−1,1,2−トリホスホン
酸、エタン−1,2ジカルボン−1,2−ジホスホン酸、メタ
ンヒドロキシホスホン酸等のホスホン酸塩。
3) 2−ホスホノブタン−1,2−ジカルボン酸、1−ホ
スホノブタン−2,3,4−トリカルボン酸、α−メチルホ
スホノコハク酸等のホスホノカルボン酸塩。
4) アスパラギン酸、グルタミン酸等のアミノ酸塩。
5) ニトリロ三酢酸塩、エチレンジアミン四酢酸塩、ジ
エチレントリアミン五酢酸塩等のアミノポリ酢酸塩。
6) ポリアクリル酸、ポリアコニツト酸、ポリイタコ
酸、ポリシトラコン酸、ポリフマル酸、ポリマレイン
酸、ポリメタコン酸、ポリ−α−ヒドロキシアクリル
酸、ポリビニルホスホン酸、スルホン化ポリマレイン
酸、無水マレイン酸−ジイソブチレン共重合体、無水マ
レイン酸−スチレン共重合体、無水マレイン酸−メチル
ビニルエーテル共重合体、無水マレイン酸−エチレン共
重合体、無水マレイン酸−エチレンクロスリンク共重合
体、無水マレイン酸−酢酸ビニル共重合体、無水マレイ
ン酸−アクリロニトリル共重合体、無水マレイン酸−ア
クリル酸エステル共重合体、無水マレイン酸−ブタジエ
ン共重合体、無水マレイン酸、−イソプレン共重合体、
無水マレイン酸と一酸化炭素から誘導されるポリ−β−
ケトカルボン酸、イタコン酸−エチレン共重合体、イタ
コン酸−アコニツト酸共重合体、イタコン酸−マレイン
酸共重合体、イタコン酸−アクリル酸共重合体、マロン
酸−メチレン共重合体、メタコン酸−フマル酸共重合
体、エチレングリコール−エチレンテレフタレート共重
合体、ビニルピロリドン−酢酸ビニル共重合体、1−ブ
テン−2,3,4−トリカルボン酸−イタコン酸−アクリル
酸共重合体、第四アンモニウム基を有するポリエステル
ポリアルデヒドカルボン酸、エポキシコハク酸のcis−
異性体、ポリ〔N,N−ビス(カルボキシメチル)アクリ
ルアミド〕、ポリ(オキシカルボン酸)、デンプンコハ
ク酸あるいはマレイン酸あるいはテレフタル酸エステ
ル、デンプンリン酸エステル、ジカルボキシデンプン、
ジカルボキシメチルデンプン、セルロース、コハク酸エ
ステルなどの高分子電解質。
7) ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、
ポリビニルピロリドン、冷水可溶性ウレタン化ポリビニ
ルアルコールなどの非解離高分子。
8) ジグリコール酸、オキシジコハク酸、カルボキシメ
チルオキシコハク酸、シクロペンタン−1,2,3,4−テト
ラカルボン酸、テトラヒドロフラン−1,2,3,4−テトラ
カルボン酸、テトラヒドロフラン−2,2,5,5−テトラカ
ルボン酸、クエン酸、乳酸、酒石酸、シヨ糖、ラクトー
ス、ラフイノースなどのカルボキシメチル化物、ペンタ
エリスリトールのカルボキシメチル化物、グリコン酸の
カルボキシメチル化物、多価アルコールあるいは糖類と
無水マレイン酸あるいは無水コハク酸との縮合物、オキ
シカルボン酸と無水マレイン酸あるいは無水コハク酸と
の縮合物、メリツト酸で代表されるベンゼンポリカルボ
ン酸、エタン−1,1,2,2−テトラカルボン酸、エテン−
1,1,2,2−テトラカルボン酸、ブタン−1,2,3,4−テトラ
カルボン酸、プロパン−1,2,3−トリカルボン酸、ブタ
ン−1,4−ジカルボン酸、シユウ酸、スルホコハク酸、
デカン−1,10−ジカルボン酸、スルホトリカルバリル
酸、スルホイタコン酸、リンゴ酸、オキシジコハク酸、
グルコン酸、CMOS、ビルダーMなどの有機酸塩。
9) アルミノケイ酸塩 No.1 次式で示される結晶性アルミノケイ酸塩 X′(M′O又はM″O)・Al2O3・y′(SiO2)・w′(H2
O) (式中、M′はアルカリ金属原子、M″はカルシウムと
交換可能なアルカリ土類金属原子、x′,y′,w′は
各成分のモル数をあらわし、一般的には、0.7≦x′≦
1.5、0.8≦y′≦6、w′は任意の整数である。) No.2 洗浄剤ビルダーとしては、特に次の一般式で示
されるものが好ましい。
Na2O・Al2O3・nSiO2・wH2O (ここで、nは1.8〜3.0、wは1〜6の数を表わす。) No.3 次式で示される無定形アルミノケイ酸塩 x(M2O)・Al2O3・y(SiO2)・w(H2O) (式中、Mはナトリウム及び/又はカリウム原子を表わ
し、x,y,wは次の微値範囲内にある各成分のモル数
を表わすものである。
0.7≦x≦1.2 1.6≦y≦2.8 wは0を含む任意の整数) No.4 次式で示される無定形アルミノケイ酸塩 x(M2O)・Al2O3・Y(SiO2)・Z(P2O5)・ω(H2O) (式中、MはNa又はKを、X,Y,Z,ωは次の数値
の範囲内にある各成分のモルを表わす。
0.20≦X≦1.10 0.20≦Y≦4.00 0.001≦Z≦0.80 ω:0を含む任意の正数) 〔3〕アルカリ剤あるいは無機電解質 更にアルカリ剤あるいは無機電解質として次に示すもの
の各種のアルカリ金属塩の1種又は2種以上を組成物中
1〜50重量%、好ましくは5〜30重量%含有するこ
とができる。ケイ酸塩、硫酸塩。又、有機アルカリ剤と
して、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン、モ
ノエタノールアミン、トリイソプロパノールアミンな
ど。
〔4〕再汚染防止剤 更に再汚染防止剤として次に示す化合物の1種又は2種
以上を組成物中に0.1〜5%含有することができる。ポ
リエチレングリコール、ポリビニルアルコール、ポリビ
ニルピロリドン、カルボキシメチルセルロースなど。
〔5〕漂白剤 過炭酸ソーダ、過ホウ酸ソーダ、硫酸ナトリウム過酸化
水素付加体、塩化ナトリウム過酸化水素付加体など。
〔6〕酵素(本来的酵素作用を洗浄工程中になす酵素で
ある。) 酵素の反応性から分類すると、ヒドロラーゼ類、ヒドラ
ーゼ類、オキシドレダクターゼ類、デスモラーゼ類、ト
ランスフエラーゼ類及びイソメラーゼ類が挙げられる
が、本発明にひずれも適用できる。特に好ましいのはヒ
ドラーゼ類であり、プロテアーゼ、エステラーゼ、カル
ボヒドラーゼ及びヌクレアーゼが含まれる。
プロテアーゼの具体例は、ペプシン、トリプシン、キモ
トリプシン、コラーゲナーゼ、ケラチナーゼ、エラスタ
ーゼ、スプチリシン、BPN、パパイン、プロメリン、
カルボキシペプチターゼA及びB、アミノペプチター
ゼ、アスパーギロペプチターゼA及びBである。
エステラーゼの具体例は、ガストリツクリパーゼ、パン
クレアチツクリパーゼ、植物リパーゼ類、ホスホリパー
ゼ類、コリンエステラーゼ類及びホスホターゼ類があ
る。
カルボヒドラーゼは、セルラーゼ、ラルターゼ、サツカ
ラーゼ、アミラーゼ、ペクチナーゼ、リゾチーム、α−
グリコシダーゼ及びβグリコシダーゼが挙げられる。
〔7〕青味付剤 各種の青味付剤も必要に応じて配合できる。例えば次の
構造のものが奨用される: (式中Dは青色乃至紫色のモノアゾ、ジスアゾ又はアン
トラキノン系色素残基を表わし、X及びYは水酸基、ア
ミノ基、水酸基、スルホン酸基、カルボン酸基、アルコ
キシ基で置換されていることもある脂肪族アミノ基、ハ
ロゲン原子、水酸基、スルホン酸基、カルボン酸基、低
級アルキル基、低級アルコキシ基で置換されていること
もある芳香族アミノ基又は環状脂肪族アミノ基である。
Rは水素原子又は低級アルキル基である。ただし、Rが
水素原子を表わす場合であつてX及びYが同時に水酸
基又はアルカノールアミノ基を表わす場合並びにX及
びYのいずれか一方が水酸基であり、他方がアルカノー
ルアミノ基である場合を除く。nは2以上の整数を表わ
す。) (式中、Dは青色乃至紫色のアゾ又はアントラキノン系
色素残基を表わし、X及びYは同一又は相異なるアルカ
ノールアミノ残基又は水酸基を表わす。) 〔8〕ケーキング防止剤 パラトルエンスルホン酸塩、キシレンスルホン酸塩、酢
酸塩、スルホコハク酸塩、タル、微粉末シリカ、粘土、
カルシウム−シリケート(例えばJohns Manvill社のマ
イクロセルなど)、酸化マグネシウム等。
〔9〕酸化防止剤 第3ブチルヒドロキシトルエン、4,4′−ブチリデンビ
ス−(6−第3ブチル−3−メチルフエノール)、2,
2′−ブチリデンビス−(−第3ブチル−4−メチルフ
エノール)、モノスチレン化クレゾール、ジスチレン化
クレゾール、モノスチレン化フエノール、ジスチレン化
フエノール、1,1′−ビス−(4−ヒドロキシフエニ
ル)シクロヘキサン等の酸化防止剤。
〔10〕螢光染料 4,4′−ビス−(2−スルホスチリル)−ビフエニル
塩、4,4′−ビス−(4−クロロ−3−スルホスチリ
ル)−ビスフエニル塩、2−(スチリルフエニル)ナフ
トチアゾール誘導体、4,4′−ビス(トリアゾール−2
−イル)スチルベン誘導体、ビス(トリアジニルアミ
ノ)スチルベンジスルホン酸誘導体、の一種又は2種以
上を、組成物中に0〜1重量%含有することができる。
〔11〕光活性化漂白剤 スルホン化アルミニウムフタロシアニン、スルホン化亜
鉛フタロシアニンの一種又は二種を組成物中に0〜0.2
重量%含有することができる。
〔12〕香料 商品化値を高めるために香料を添加してもよい。
以下、本発明を実施例をもつて詳述するが、本発明は以
下の実施例によつて限定されるものではない。
実施例1〜4及び比較例1〜4 表1に示す各種配合の洗剤を製造した。
ここで、噴霧乾燥した生地の水分は、実施例1〜3及び
比較例1〜3では8%、実施例4及び比較例4は5%に
調整した。又、生地の比重は0.28g/ml±0.01g/mlの
範囲に、同じく生地の平均粒径は560±60μmの範囲に
あつた。後添加した本発明は以下の方法で調製した。
<本発明品の調製法> 重炭酸ソーダを乾燥分解することによって得られた炭酸
ソーダ(軽灰)500gを流動乾燥造粒機(ユニグラッ
ト,Glatt社、Binzen,West Germany)に投入し、室温
の空気で上記軽灰を流動させながら、水を噴霧し造粒を
行った。続いて流動用空気の温度を130℃に上昇さ
せ、30分間乾燥した。このように造粒された炭酸ソーダ
から、目開き62μm(250mesh)のふるいで微粉を除き本
発明品とした。
後添加した本発明品及び重灰、軽灰の炭酸ソーダの物性
を表2に示す。尚、重灰、軽灰はJIS k 1201の規格を満
たすものである。又、見掛比重は、JIS K-3362の方法に
依つて測定した。
1) ケーキングテスト 上記実施例及び比較例の洗剤を、夫々防湿処理をほどこ
していない、洗剤用カートンに2.62kgずつ包装し、30
℃、80%RHに調製された部屋に静置した。一定期間
放置後、静かにカートンを開き、目開き5mmの篩によつ
て、5mm以上に固結した洗剤の重量比を求め、ケーキン
グのし易さを比較した。その結果を表3に示す。
表3から容易にわかるように、比較例1〜3のものと比
較すると実施例1〜3のものは耐ケーキング静が相対的
に改善されている事がわかる。又、無燐洗剤である実施
例4と比較例4の比較においても、本発明のものは良好
な耐ケーキング性を示すことがわかる。
2) 分級テスト 実施例2及び3、並びに比較例1〜3の洗剤各2.65kg
を、洗剤用カートンに包装する。消費者の使用実態に合
せるためカートン上部の規定の振出口よりカートンを傾
けて一回使用量(40g)の洗剤を取り出す。その後、
カートンを正立させる。この操作を繰り返し、カートン
内の全ての洗剤を66の区分に分割する。次に各区分試
料の炭酸ソーダ含量を分析して求め、そのバラツキから
分級の程度を比較した。その結果を表4に示す。
表4からわかるように、実施例2及び3の本発明品と比
較例1〜3のものの変動係数を比較すると、明らかに本
発明品の値が小さく、これは分級によるバラツキが小さ
い事を示している。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】噴霧乾燥された粉末洗剤生地に対し、下記
    の粉末特性を有する炭酸ソーダを、前者60〜95重量
    部に対し40〜5重量部の割合で混合することを特徴と
    する衣料用粉末洗剤の製造方法。 i) 見掛比重 0.25g/ml〜0.7g/ml ii) 平均粒径 250μm〜600μm iii) 粒径分布 125μm以下が20重量%以下
  2. 【請求項2】粉末洗剤生地中の炭酸ソーダ含量が10重
    量%以下である特許請求の範囲第1項記載の製造方法。
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