JPH0648577B2 - 情報再生方式 - Google Patents

情報再生方式

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JPH0648577B2
JPH0648577B2 JP8671986A JP8671986A JPH0648577B2 JP H0648577 B2 JPH0648577 B2 JP H0648577B2 JP 8671986 A JP8671986 A JP 8671986A JP 8671986 A JP8671986 A JP 8671986A JP H0648577 B2 JPH0648577 B2 JP H0648577B2
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正幸 吉田
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  • Rotational Drive Of Disk (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、情報再生方式に関し、特にディジタル信号が
記録されている情報記録ディスク(以下、単にディスク
と称する)を再生する装置における情報再生方式に関す
る。
背景技術 ディジタル信号が記録されているディスクとしては、コ
ンパクト・ディスク(CD)と称される直径約12cmの
小型のディジタル・オーディオ・ディスクが知られてい
るが、近時、当該ディスクと同一寸法で、PCM(Puls
e Code Modulation)信号の他に、FM変調されたビデ
オ信号とPCM信号とが重畳されて記録されたディスク
(以下、CDVディスクと称する)が開発されつつあ
る。このCDVディスクの場合、例えばオーディオ情報
がPCM化されて記録された内周側の第1の領域(以
下、CD領域と称する)と、例えば半径37.5mmより
外周側の領域であって、FM変調されたビデオ信号とP
CM化されたオーディオ信号とが重畳されて記録された
第2の領域(以下、ビデオ領域と称する)とに領域が分
けられて情報が記録される。
ところで、ビデオ信号にはPCM信号に比して高い周波
数成分が含まれており、ビデオ領域に記録される信号の
周波数スペクトルは、第1図に示す如くなる。同図にお
いて、Aで示す成分がPCM信号、Bで示す成分がビデ
オFM信号である。このため、ビデオ領域への信号の記
録時にはCD領域への記録時に比してディスクの回転速
度を高くする必要があり、その結果当然のことながら、
再生時にもCD領域に比してビデオ領域でのディスクの
回転速度を高くした状態で再生しなければならない。そ
の回転速度は、第2図に示すように、CD領域において
は領域の最内周で約600rpm、領域の最外周で約30
0rpmであるのに対し、ビデオ領域では領域の最内周で
約2700rpm、最外周で約1700rpmと、非常に高い
回転速度となる。
このように、CDVディスクを再生するには、CD領域
とビデオ領域とでディスクの回転速度が極端に異なるの
で、再生領域が変る毎にディスクの回転速度を迅速に変
化させる必要があり、更には単一の再生装置でCDディ
スク及びCDVディスクの双方を再生可能とするにも、
種々の制約が生じてくる。
発明の概要 本発明は、上述した点に鑑みなされたもので、CDディ
スク及びCDVディスクの双方に再生に対応できると共
に、特にCDVディスクの再生時における回転速度の大
幅な変化にも十分に対応できる情報再生方式を提供する
ことを目的とする。
本発明による情報再生方式は、CDディスクとCDVデ
ィスクとを再生可能な再生措置において、ディスク再生
に際し、リードインエリアに記録されているディスク種
別情報を読み取り、この読取り情報に基づく再生中のデ
ィスクの種別の判定がCDVディスクであってかつビデ
オ領域の再生が指定されている場合、直ちに、ディスク
の回転速度を最大規定回転速度に向けて加速すると共
に、ピックアップの情報読取点をデビオ領域に向けて移
動せしめることを特徴としている。
実施例 以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に説明する。
第3図は、本発明に係る情報記録ディスク再生装置の構
成を示すブロック図である。図において、ディスク1は
スピンドルモータ2によって回転駆動され、その記録情
報は光学式ピックアップ3により読み取られる。このピ
ックアップ3には、光源であるレーザダイオード、対物
レンズを含む光学系、ディスク1からの反射光を受光す
るフォトディテクタ、更にはディスク1の情報記録面に
対する対物レンズの位置制御をなすフォーカスアクチュ
エータ、ピックアップ3から発せられるレーザスポット
光(情報読取点)の記録トラックに対するディスク半径
方向の位置制御をなすトラッキングアクチュエータ等が
内蔵されている。ピックアップ3の出力は、RF(高周
波)アンプ4、フォーカスエラー信号生成回路5及びト
ラッキングエラー信号生成回路6に供給される。RFア
ンプ4を経たピックアップ出力は、ビデオ情報復調系7
及びディジタル情報復調系8に供給される。
ビデオ情報復調系7において、RFアンプ4からの再生
RF信号は映像復調回路70で映像信号に復調され、し
かる後時間軸補正回路71に供給される。時間軸補正回
路71は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)
等の可変遅延素子からなり、当該素子の遅延量を時間軸
制御回路72からの制御信号に応じて変化させることに
よって時間軸補正を行なう構成となっている。時間軸制
御回路72は、映像復調回路70から出力される映像信
号中の例えば水平同期信号に同期して発振する水晶発振
器(VCXO)73の発振出力及びその分周出力と、時
間軸補正回路71を経た映像信号中の水平同期信号及び
カラーバースト信号との位相差に応じた制御信号を出力
する構成となっており、その具体的な構成は特開昭56
−102182号公報等に示されており、ここでは詳述
しない。この時間軸補正回路71によって時間軸補正が
なさた映像信号は映像信号処理回路74を経て映像信号
出力端子9に供給される。映像信号処理回路74では、
映像信号の出力を禁止する映像ミュートや、キャラクタ
ジェネレータ75からの文字情報或はブルー(青)画面
情報等の基づく文字挿入或はブルー画面挿入等の処理が
行なわれる。
一方、ディジタル情報復調系8には、CDVディスクの
再生時において再生する領域(CD領域とビデオ領域)
に応じて切り替わる選択スイッチ80が設けられてお
り、このスイッチ80はCD領域の再生時にはa側に、
ビデオ領域の再生時にはb側にあり、その切替えは後述
するシステムコントローラ27から発せられる切替指令
に応じて行なわれる。CDVディスクの場合、第2図に
おいて説明した如くCD領域とビデオ領域とでディスク
の回転速度が極端に異なり、またPCMオーディオ信号
は例えばEFM(Eight to Fourteen Modulation)信号
であり、ビデオ領域においては、記録時にディジタル信
号をそのままFM変調処理されたビデオ信号に重畳した
のでは、EFM信号がFMビデオ信号の低域成分に悪影
響を及ぼすことになるので、変調度は同等であるが、E
FM信号がビデオキャリアに対して約27dB程度信号レ
ベルが抑えられた状態で記録されている(第1図参
照)。従って、同じ再生EFM信号でもCD領域再生時
とビデオ領域再生時とで周波数特性及び振幅が異なるこ
とになるので、CD領域とビデオ領域とで再生EFM信
号の信号処理系を切り替えることによって、復調系の共
用化を図っているのである。
すなわち、CD領域の再生時には、再生RF信号はEF
M信号であり、このEFM信号は所定のイコライジング
特性をイコライザ回路81で周波数特性が補償され、更
にアンプ82において所定のゲインで増幅される。一
方、ビデオ領域の再生の場合には、再生RF信号中にF
Mビデオ信号と共に含まれたEFM信号のみが、LPF
(ローパスフィルタ)等からなるEFM抽出回路83で
抽出され、イコライザ回路81とは異なるイコライジン
グ特性を有するイコライザ回路84で周波数特性が補償
され、更にアンプ82よりも大なるゲインを有するアン
プ85で増幅されることによって、CD領域再生時と同
等の周波数特性及び振幅のEFM信号として出力される
のである。
なお、CDディスクの再生時には、選択スイッチ80は
常時a側を選択した状態にある。
選択スイッチ80で選択された再生EFM信号は復調・
訂正回路85に供給される。この復調・訂正回路86
は、EFM信号をEFM復調してRAM(ランダム・ア
クセス・メモリ)等のメモリ(図示せず)に書き込むと
共に、基準クロック発生器87からの基準クロックに基
づいてRAMをコントロールし、データをやり取りして
デ・インターリーブ及びそのデータに含まれているパリ
ティを用いてエラー訂正を行なう。また、復調・訂正回
路86においては、基準クロック発生器87からの基準
クロックを分周した信号と、EFM信号から検出したフ
レーム同期信号を分周した信号との周波数誤差及び位相
誤差を検出し、これら誤差に応じたスピンドルエラー信
号の生成も行なわれる。復調・訂正回路85で復調・訂
正されたディジタル音声信号は、D/A(ディジタル/
アナログ)コンバータ、ディグリッチャー回路等からな
る音声信号処理回路88で信号処理された後、左右チャ
ンネルの音声信号出力端子10L,10Rに供給され
る。
フォーカスエラー信号生成回路5は、ディスク1の情報
記録面上に収束されるスポット光の集光点の該記録面に
対する垂直方向のズレ量を検出するためのものであり、
非点収差法等の周知の検出方法によってフォーカスエラ
ー信号の生成を行なう。一方、トラッキングエラー信号
生成回路6は、ディスク1の記録トラックに対するスポ
ット光のディスク半径方向における偏倚量を検出するた
めのものであり、3ビーム法等の周知の検出方法によっ
てトラッキグエラー信号の生成を行なう。フォーカスエ
ラー信号生成回路5及びトラッキングエラー信号生成回
路6の各出力は、各エラー信号の周波数特性の補償をな
すイコライザ回路11,12及び各信号の振幅の制御を
なすアンプ13,14を介してドライバー15,16に
供給され、ピックアップ3に内蔵されたフォーカスアク
チュエータ及びトラッキングアクチュエータ(共に図示
せず)の各駆動信号となる。
ところで、先述したように、CDVディスクにおいて
は、CD領域とビデオ領域とで再生時のディスクの回転
速度が極端に異なるので(第2図参照)、ビデオ領域の
再生時にはCD領域再生時に比べフォーカス、トラッキ
ングのディスク加速度スペックは増加することになる。
そこで、これらを補償するために、フォーカス及びトラ
ッキングのサーボ系におけるイコライザ回路11,12
及びアンプ13,14は、各回路構成要素を切り替える
ことによってCD領域とビデオ領域とで各イコライジン
グ特性及びゲインを変化させるようになされている。す
なわち、CD領域からビデオ領域へ再生動作が移行した
ときシステムコントローラ27から発せられるサーボ切
替指令に応じてイコライザ回路11,12の各イコライ
ジング特性を切り替えて各エラー信号の周波数特性を一
致せしめ、更にアンプ13,14の各ゲインを増大させ
て各エラー信号の振幅を一致せしめることにより、ビデ
オ領域の再生時に各エラー信号の周波数が高くなっても
CD領域の再生時と同様に、フォーカス動作及びトラッ
キング動作を良好に行なうことができることになる。
なお、本実施例においては、イコライザ回路11,12
及びアンプ13,14の各回路構成要素を切り替えるこ
とによって各イコライジング特性及びゲンイが可変な構
成としたが、各サーボ系毎にイコライジング特性及びゲ
インが異なる一対のイコライザ回路及びアンプを用意
し、これらをCD領域再生時とビデオ領域再生時とで選
択する構成であっても良いことは勿論である。
トラッキングエラー信号生成回路6で生成されたトラッ
キングエラー信号はLPF17にも供給されてその低域
成分が抽出される。この低域成分はイコライザ回路18
及びアンプ19を介してドライバー20に供給され、ピ
ックアップ3をディスク半径方向において移動せしめる
キャリッジ(図示せず)の駆動源であるキャリッジモー
タ21の駆動信号となり、これによってキャリッジサー
ボ系が構成されている。また、ディジタル情報復調系8
における復調・訂正回路86で生成されたスピンドルエ
ラー信号はイコライザ回路22及びアンプ23を介して
ドライバー24に供給され、ディスク1を回転駆動する
スピンドルモータ2の駆動信号となり、これによってス
ピンドルサーボ系が構成されている。
このキャリッジ及びスピントルの両サーボ系において
も、フォーカス及びトラッキングの両サーボ系の場合と
同様に、イコライザ回路18,22及びアンプ19,2
3の各イコライジング特性及びゲインをCD領域とビデ
オ領域とで切り替えることによってビデオ領域再生時の
サーボ系の安定化を図っている。また、イコライジング
特性及びゲインの切替えは、本実施例の如く各回路構成
要素を切り替えることによって行なつても良く、又各サ
ーボ系毎にイコライジング特性及びゲインが異なる一対
のイコライザ回路及びアンプを用意し、これらをCD領
域再生時とビデオ領域再生時とで選択する構成であって
も良い。
なお、本実施例では、フォーカス、トラッキング、キャ
リッジ及びスピンドルのすべてのサーボ系において各イ
コライジング特性及びゲインをCD領域とビデオ領域と
で切り替える場合について説明したが、必ずしもすべて
のサーボ系に適用する必要はなく、少なくとも1のサー
ボ系、例えばトラッキングサーボ系のみに適用した場合
であっても、実用上十分な効果が得られる。
ところで、サーチ時に、トラッキングサーボループをオ
ープン状態にし、トラッキングアクチュエータに対して
第4図(a)に示す如くキックパルスA及びブレーキパ
ルスBを印加することによって1トラックジャンプが行
なわれ、又トラッキングアクチュエータに対して第5図
(a)に示す如きキックパルスA及びブレーキパルスB
を印加すると共に、キャリッジモータ21に対して第5
図(b)に示す如く駆動パルCを印加することによって
例えば10〜100トラック程度のジャンプが行なわれ
ることは良く知られている。このキックパルスA、ブレ
ーキパルスB及び駆動パルスCは、システムコントロー
ラ27で生成されドライバー16及び20に供給され
る。なお、第4図(b)には、ピックアップ3のスポッ
ト光がトラックを横切る時のトラッキングエラー信号の
波形が示されている。
このジャンプ動作時においても、CD領域再生時とビデ
オ領域再生時とで各パルスのパルス幅a,b,cを切り
替えることによってディスクの回転速度の違いに対応し
ている。すなわち、ディスクに偏心等があった場合、ビ
デオ領域の場合のようにディスクの回転速度が速い状態
では、ジャンプ動作を早く完了した方がディスクの偏心
等による影響を最少限に抑えることができる訳けである
から、ビデオ領域ではCD領域に比して各パルスのパル
ス幅a,b,cを広くすることによってトラッキングア
クチュエータ及びキャリッジモータ21の駆動力を増大
せしめる動作が行なわれる。これらパルス幅a,b,c
の設定及び切替えは、システムコントローラ27を構成
するマイクロコンピュータによって容易に行なうことが
できる。
また、各パルスのパルス幅a,b,cを切り替える代わ
りに、第6図に示すように、ドライバー16,24に印
加される各パルスA,B,Cの径路を、切替スイッチ3
4a,34bを用いてCD領域とビデオ領域とで切り替
えてビデオ領域では各パルスの波高値d,eを大きくす
ることによっても、トラッキングアクチュエータ及びキ
ャリッジモータ21の駆動力を増大できるから、同様の
効果が得られる。
なお、本願発明者による実験結果によれば、例えば1ト
ラックジャンプ時には、ビデオ領域ではCD領域に比し
て、キックパルスA及びブレーキパルスBの各波高値d
を大きくしかつブレーキパルスBのパルス幅を狭くする
ことによって最適なジャンプ動作が得られている。
ピックアップ3のディスク半径方向における移動路近傍
には、ピックアップ3から発せられるスポット光がCD
VディスクにおけるCD領域及びビデオ領域の境界近傍
に対応する位置に到来したことを検出して検出信号を発
生する位置検出器26が設けられている。この検出信号
の発生によってピックアップ3がビデオ領域に到達した
ことを検知できるのである。位置検出器26としては、
移動中のピックアップ3の位置を検出するものであるか
ら、ピックアップ3に負荷がかかる構造のものは不適当
であり、例えば、発光及び受光素子の組合わせからな
り、ピックアップ3が所定の位置に到達したとき発光素
子から発せられた光が反射又は透過若しくは遮断して受
光素子に入射するように配置された反射形又は透過形フ
ォトカプラ、或はピックアップ3の連動してその移動位
置に応じた出力を発生するスライダーポット等のポリュ
ーム及び上記所定の位置に対応した基準レベルを有して
ポリューム出力を比較入力するとコンパレータからなる
構成のもの等が考えられる。また、検出位置としては、
ピックアップ3のスポット光が、第2図におけるオーデ
ィオリードアウトエリア、このリードアウトエリアとビ
デオリードインエリアとの境界線、ビデオリードインエ
リアの中間部、ビデオリードインエリアとビデオプログ
ラムエリアとの境界線、或はビデオプログラムエリアに
入り込んだ位置等が考えられるが、機械的誤差やディス
クのバラツキ等を考慮すると、ビデオリードインエリア
の中間部位置とするのが好ましい。
位置検出器26から出力される検出信号はシステムコン
トローラ27に供給される。システムコントローラ27
には操作部28から、再生するディスクがCDディスク
からCDVディスクかを示すディスク指定情報、CDV
ディスクの再生時の再生領域がCD領域のみか、ビデオ
領域のみか、或は両領域かを示すモード指定情報等も供
給される。このモード指定の切替えは、操作部28にお
けるタクトスイッチのトグル動作、或はスライドスイッ
チやプッシュスイッチよる切替え動作等、更には操作部
28のみならず外部からのリモコン(ワイヤレス、ワイ
ヤード)操作等によっても行なわれる。
システムコントローラ27はマイクロコンピュータから
なるもので、ビデオ情報復調系7、ディジタル情報復調
系8等の各部との間でのバスライン25を介してのデー
タのやり取り、位置検出器26からの検出信号に応答し
てディジタル情報復調系8における選択スイッチ80並
びに各種サーボ系における各イコライザ回路及びアンプ
に対する切替指令の発生、装置筐体のディスク挿入口と
ディスク再生位置との間でディスクの搬送を自動的に行
なうローディング機構(図示せず)の駆動源であるモー
タ29のドライバー30に対する各種指令の供給、或は
表示部31の制御等を行なう。システムコントローラ2
7には更に、スピンドルモータ2に連動する周波数発電
機(FG)32で発生されるFGパネルも供給される。
そして、システムコントローラ27は1FRパルスの発
生期間に発生する所定周波数のクロックの数をカウント
し、このカウント数とクロック周波数とに基づいてスピ
ンドルモータ2の回転数、即ち、ディスク1の回転速度
を検出する。
なお、上記実施例においては、CDVディスクの再生領
域に関係なく、ディジタル情報復調系8の復調・訂正回
路86において、EFM信号中のフレーム同期信号と基
準クロックとの周波数及び位相誤差からスピンドルエラ
ー信号を生成し、このエラー信号に基づいてスピンドル
モータ2の回転制御を行なう構成としたが、第7図に示
すように、CD領域の再生時にはディジタル情報復調系
8の復調・訂正回路86で生成されたエラー信号に基づ
いて、またビデオ領域の再生時には再生水平同期信号と
基準水平同期信号との位相誤差によるエラー信号に基づ
いてスピンドルモータ2の回転制御を行なう構成とする
ことも可能である。
すなわち、第7図において、ビデオ情報復調系7′にお
ける時間軸制御回路72′は、時間軸補正回路71を経
た映像信号中から抽出した再生水平同期信号と基準水平
同期信号発生器76からの基準水平同期信号との位相差
信号に応じて時間軸補正回路71を制御する。
また、時間軸補正される前の映像信号から抜き出された
水平同期信号と基準水平同期信号との位相差がスピンド
ルエラー信号生成回路77で比較され、その位相差信号
はスピンドルエラー信号として切替スイッチ33の一入
力となる。一方、ディジタル情報復調系8′におけるク
ロック発生器87′は、システムコントローラ27から
の切替指令によってCD領域再生時にa側、ビデオ領域
再生時にb側に切り替わるスイッチ88によって、CD
領域再生時には所定周波数の基準クロックを発生し、ビ
デオ領域の再生時にはEFM信号中の再生クロックに同
期して発振する。そして、このクロック発生器87′か
らのクロックに基づいてエラー訂正等が行なわれるので
あるが、CD領域再生時に基準クロックとフレーム同期
信号との周波数及び位相誤差から生成されるエラー信号
をスビンドルエラー信号として切替スイッチ33の他入
力とする。切替スイッチ33はシステムコントローラ2
7からの切替指令によってCD領域再生時にはa側に、
ビデオ領域再生時にはb側にそれぞれ切り替わる。これ
により、CD領域再生時にはディジタル情報復調系8の
復調・訂正回路86で生成されたスピンドルエラー信号
に基づいて、またビデオ領域の再生時には再生水平同期
信号と基準水平同期信号との位相誤差によるスピンドル
エラー信号に基づいてスピンドルサーボが行なわれるこ
とになる。
次に、本発明に係るディスク再生装置において、システ
ムコントローラ27を構成するマイクロコンピュータに
よって実行されるCDVディスク再生時の手順について
第8図乃至第11図のフローチャートに従って説明す
る。
CDVディスクには、第2図に示すように、CD領域及
びビデオ領域の各領域毎にリードインエリアが設けられ
ており、各リードインエリアには各領域のプログラム内
容を示すTOC(Table of Contents)が記録され、又
オーディオリードインエリアのTOCには、そのディス
クがCDVディスクであるか否かを示すデータも含まれ
ている。また。カラーテレビジョン方式には主に、日
本、アメリカ等で採用されているNTSC方式とヨーロ
ッパ諸国で採用されているPAL方式があり、CDVデ
ィスクにも両方式によるものがあるので、オーディオリ
ードインエリアのTOCには、そのディスクがNTSC
方式によるものか、PAL方式によるものかを示すデー
タも含まれている。なお、基本的には、NTSC方式の
CDVディスクはNTSC方式の再生装置で、PAL方
式のCDVディスクはPAL方式の再生装置でそれぞれ
再生されるものとする。
以下の説明においては、NTSC方式の再生装置により
ディスク再生を行なう場合について説明する。第8図に
おいて、ディスクがすでに再生位置にセットされている
ものとし、この状態において操作部28からスタート指
令が発せられると、まず、キャリッジモータ21を駆動
することによってピックアップ3をディスク最内周位置
へ移動させる(ステップ1)。ピックアップ3が最内周
位置に到達したことが図示せぬ検知スイッチで検知され
ると、ピックアップ3のフォーカシングを行なった後、
ディスク最内周のリードインエリアのTOC情報の読取
りを行なう(ステップ2)。このリードインエリアの再
生終了後、TOC情報を読み取ったか否かを判定し(ス
テップ3)、TOC情報を読み取っている場合には、そ
のTOC内容に基づいて再生するディスクがCDVディ
スクであるか否かの判定を行い(ステップ4)、更には
NTSC方式のディスクであるか否かの判定を行なう
(ステップ5)。
ステップ4でCDVディスクでないと判定した場合に
は、再生中のディスクはCDディスクであるからCDプ
レイモード(ステップ6)に移行し、ステップ5におい
て、NTSC方式であると判定した場合には、NTCS
方式CDVディスクプレイモード(ステップ7)に移行
し、NTCS方式でないと判定した場合には、PAL方
式CDVディスクプレイモード(ステップ8)に移行す
る。また、スイップ3において、ディスクの傷や汚れ等
によりTOC情報を読み取れなかった場合には、ディス
クの種類の判定が不可能であるから、再生中のディスク
がCDVディスクであると一時的に判断し、CDV判定
によるプレイモード(ステップ9)に移行する。そし
て、これら各プレイモードにおいて、後述するフローチ
ャートに従って再生動作が行なわれるのである。なお、
CDプレイモード(ステップ6)での再生動作に関して
は、良く知られているのでここでは説明を省略する。
各プレイモードでの動作を終了してメインフローに戻
り、すべてのプログラム情報の再生が終了したと判定す
ると(ステップ10)、キャリッジモータ21を駆動し
てピックアップ3をホームポジションに移動させ(ステ
ップ11)、更にローディングモータ29を駆動してロ
ーディング機構(図示せず)によってディスクをイジェ
クトし(ステップ12)、一連の再生動作を終了する。
次に、NTSC方式CDVディスクプレイモード(ステ
ップ7)での再生動作について、第9図のフローチャー
トに従って説明する。
CDVディスクの再生時には操作部28において再生領
域の指定が予め行なわれているので、この操作部28か
ら供給されるCD領域のみ再生、ビデオ領域のみ再生、
或は両領域再生かを示すモード指定情報に基づいて、指
定がビデオ領域のみの再生か否かの判定を行ない(ステ
ップ20)、ビデオ領域のみの指定でない場合には、C
D領域の再生動作に移行する(ステップ21)。このC
D領域の再生時には、オーディオ情報が再生されるのは
当然であるが、テレビモニタ(図示せず)には、ビデオ
情報復調系7における映像信号処理回路74の信号切替
え動作によってキャラクタジェネレータ75からの例え
ばブルー画面情報に基づいてブルー画面が写し出され
る。CD領域の再生が終了したことを検出すると(ステ
ッブ22)、続いて取り込んでおいて上記モード指定情
報に基づいてCD領域のみの指定であったか否かの判定
を行ない(ステップ23)、CD領域のみの指定であっ
た場合には、第8図のメインフローに戻る。なお、CD
領域のみの指定の場合、CD領域内だけでのサーチ、ス
キャン、プログラムプレイ、リピート等の動作が可能で
ある。
ステップ23でCD領域のみの指定でないと判定した場
合には、両領域再生の指定であるから、スピンドルモー
タ2をビデオ領域における最大規定回転速度(約270
0rpm)に向けて加速し(ステップ24)、しかる後位
置検出器26の検出出力に基づいてピックアップ3のス
ポット光が例えばビデオリードインエリアの中央部に到
来したことを検出すると(ステップ25)、ビデオリー
ドインエリア内のTOC情報の読取りを行なう(ステッ
プ26)。このとき、TOC情報を読み取れたか否かを
判定し(ステップ27)、読み取れなかった場合には、
ピックアップ3のスポット光の停止位置がビデオリード
インエリアを越えていると判断し、ピックアップ3のト
ラッキングアクチュエータを駆動してスポット光を所定
のトラック数だけジャンプバックさせ(ステップ2
8)、ステップ26に移行して再度TOC情報の読取り
を行なう。この動作をステップ27でTOC情報を読み
取れたと判定するまで繰り返す。TOC情報を読み取れ
た場合には、ビデオ領域の再生動作に移行する(ステッ
プ29)。このビデオ領域にはFM変調されたビデオ情
報及びPCMオーディオ情報が重畳されて記録されてお
り、両情報の再生が行なわれる。
なお、ピックアップ3のスポット光の停止位置がビデオ
リードインエリアを越えていると判断において、その位
置でプログラム情報を読み取ることができた場合には、
読み込んだデータからディスク上のスポット光の位置情
報を得ることができるので、その位置情報に基づいてビ
デオリードインエリアまでのジャンプ量を計算してその
ジャンプ量だけジャンプバックすることも可能である。
また、ビデオリードインエリアには、同一内容のTOC
情報が繰り返し記録されているので、必ずしも当該エリ
アの頭部分から情報の読取りを開始する必要はない。
この両領域再生の指定の場合には、CD領域内だけ、或
はビデオ領域だけでのサーチ、スキャン、プログラムプ
レイ、リピート等の動作が可能であると共に、CD領域
からビデオ領域へ、或はビデオ領域からCD領域へのサ
ーチ等の動作及び両領域を通してのリピート動作等も可
能である。
ステップ20において、ビデオ領域のみの再生指定であ
ると判定した場合には、スピンドルモード2をビデオ領
域における最大規定回転速度(約2700rpm)に向け
て加速し(ステップ30)、同時にキャリッジモータ2
1を高速回転駆動してピックアップ3をビデオリードイ
ンエリアに向けて高速移動せしめ(ステップ31)、し
かる後ステップ25に移行する。このビデオ領域のみの
指定の場合には、ビデオ領域だけでのサーチ、スキャ
ン、プログラムプレイ、リピート等の動作が可能であ
る。
なお、ビデオ領域において、コントロール(アドレス)
データの読取りをCDフォーマットのサブコード信号の
チャンネルQのデータで行なう場合には、先述した如く
EFM信号がビデオキャリアに対して約27dB程度信号
レベルが抑えられた状態で記録されているので(第1図
参照)、データ読取りの誤り率がCD領域に比して3倍
程度高くなることになる。
そこで、Qデータを複数回、例えば最高3回読み込み、
これらデータ間の相互関係を見ることによってデータの
正誤を判断して正しいデータを採用し、相互関係がなけ
れば正しいデータを読み込めるまで上述の動作を繰り返
すことにより、データ読取りの誤り率を低く抑えること
ができる。このデータの読込み及び正誤の判断は、マイ
クロコンピュータによって実行されるのであり、その手
順を第12図のフローチャートに従って説明する。
第12図において、1回目の読込みデータをA、2回目
をB、3回目をCとし、アドレスは各回毎に1個づつ増
えていくものとする。まず、データAを読み込み(ステ
ップ70)、続いてデータBを読み込み(ステップ7
1)、しかる後(B=A+1)であるか否かの判定を行
ない(ステップ72)、一致していれば両データA,B
が正しいと判断して2回目に読み込んだデータBを採用
する(ステップ73)。両データA,Bに相互関係がな
ければ、いずれかのデータに誤りがあるとして3回目の
データCを読み込む(ステップ74)。そして、(C=
A+2)であるか否かの判定を行ない(ステップ7
5)、一致していれば両データA,Cが正しいと判断し
て3回目に読み込んだデータCを採用し(ステップ7
6)、一致していなければ、更に(C=B+1)である
か否かの判定を行ない(ステップ77)、一致していれ
ばステップ76に移行してデータCを採用する。ステッ
プ77でも一致していないと判定した場合には、ステッ
プ70に戻って上述の動作を繰り返す。
すなわち、上述した動作においては、まず続けて2回デ
ータA,Bを読み込み、両データに相互関係があれば、
3回目のデータの読込みは行なわずに2回目に読み込ん
だデータBを採用し、両データに相互関係がなければ3
回目のデータCを読み込み、このデータCがデータA及
びBのいずれか一方と相互関係があれば、3回目に読み
込んだデータCを採用するのである。なお、最高3回の
データの読み込みを行なうとしたが、これに限定される
ものではない。
次に、第8図におけるPAL方式CDVディスクプレイ
モード(ステップ8)での再生動作について、第10図
のフローチャートに従って説明する。
本フローチャートにおいて、ステップ40〜ステップ4
5及びステップ50,ステップ51での各動作は第9図
のフローチャートにおけるステップ20〜ステップ25
及びステップ30,ステップ31での各動作と全く同じ
である。ステップ45で位置検出器26の検出信号の発
生を検知し、ビデオ領域と判定すると、スピンドルサー
ボがディジタル情報復調系8における復調・訂正回路8
6でEFM信号のフレーム同期信号に基づいて生成され
たスピンドルエラー信号によるサーボ(いわゆるEFM
サーボ)であるか否かを判定し(ステップ46)、EF
Mサーボでない場合には、EFMサーボに切り替わる
(ステップ47)。すなわち、第3図に示した再生装置
では、再生領域に関係なくEFMサーボによるスピンド
ルサーボを行なっているが、第7図に示した再生装置で
は、EFMサーボはCD領域のみで行なっており、ビデ
オ領域に移行するとビデオ情報復調系7′において再生
水平同期信号に基づいて生成されたスピンドルエラー信
号によるサーボ(いわゆるビデオサーボ)に自動的に切
り替わるので、当該再生装置の場合にはスピンドルサー
ボをEFMサーボに切り替える動作を行なうのである。
NTSC方式の再生装置でPAL方式のCDVディスク
を再生する場合、ビデオ領域においてビデオサーボを行
なったのでは、カラーテレビジョン方式が違うので同期
がとれず、ビデオ情報のみならず、オーディオ情報の再
生も不可能となる。しかしながら、CDフォーマットは
いずれのディスクでも共通であるので、ビデオ領域にお
いてEFMサーボを行なうことにより、ビデオ情報は再
生できないが、オーディオ情報は正常に再生できること
になる。なお、EFMサーボへの切替えは、第7図に示
した再生装置の場合にのみ行なわれる。そして、ビデオ
情報の再生は不可能であるから、映像信号処理回路74
においてビデオ出力にミュートをかけ、オーディオ情報
のみを出力する(ステップ48)。また、このとき同時
に、NTSC方式の再生装置に対してPAL方式のCD
Vディスクがセットされていることの表示を表示部31
にて行ない(ステップ49)、しかる後第8図のメイン
フローに戻る。表示部31での表示方法としては、発光
ダイオード等を点滅駆動する方法等が考えられるが、こ
れに限定されるものではなく、又表示部31で表示を行
なう代りに、テレビモニタ(図示せず)において文字情
報等により表示を行なうことも可能である。
なお、本実施例では、NTSC方式の再生装置に対して
PAL方式のCDVディスクがセットされた場合につい
て説明したが、PAL方式の再生装置に対してNTSC
方式のCDVディスクがセットされた場合にも同様にこ
とが言え、この場合も、ビデオ領域においてはビデオ情
報は再生できないが、オーディオ情報は再生できるので
ある。
また、本実施例では、所定方式の再生装置に対して異な
る方式のCDVディスクがセットされた場合、ビデオ領
域においてはオーディオ情報のみを再生するとしたが、
ビデオ領域を全く再生しないようにしたり、ディスクを
イジェクトするようにすることも可能である。
続いて、第8図におけるCDV判定によるプレイモード
(ステップ9)での再生動作について、第11図のフロ
ーチャートに従って説明する。
まず、操作部28からのCD領域のみ再生、ビデオ領域
のみ再生、或は両領域再生かを示すモード指定情報に基
づいて、指定がビデオ領域のみの再生から否かの判定を
行ない(ステップ60)、ビデオ領域のみの指定でない
場合には、CD領域の再生動作に移行する(ステップ6
1)。このCD領域の再生時には、オーディオ情報が再
生されるのは当然であるが、テレビモニタ(図示せず)
には、ビデオ情報復調系7における映像信号処理回路7
4の信号切替え動作によってキャラクタジェネレータ7
5からの例えばブルー画面情報に基づいてブルー画面が
写し出される。このCD領域の再生中において、操作部
28からビデオ領域のみの再生指定があったか否かの判
定を行ない(ステップ62)、その指定が無い場合には
第9図のフローにおけるステップ22に移行する。
CD領域の再生中にビデオ領域の指定があった場合又は
ステップ60でビデオ領域のみの指定であると判定した
場合には、スピンドルモータ2をビデオ領域における最
大規定回転速度(約2700rpm)に向けて加速し(ス
テップ63)、同時にキャリッジモータ21を高速回転
駆動しピックアップ3をビデオリードインエリア方式に
高速移動せしめる(ステップ64)。しかる後位置検出
器26の検出信号の発生を検知し、ビデオ領域であると
判定すると(ステップ65)、スピンドルサーボがロッ
クインしたか否かの判定を行ない(ステップ66)、ロ
ックインした場合には、第9図のフローにおけるステッ
プ26に移行する。なお、スピンドルサーボのロックイ
ンはスピンドルサーボ系で検出されるものであり(実開
昭57−134774号公報等参照)、検出時点で当該
サーボ系からシステムコントローラ27に対してロック
イン検出信号が供給される。
一方、スピンドルサーボがロックインできない場合に
は、TOC内容を読み取れなかった時点(第5図のフロ
ーにおけるステップ3)で再生中のディスクを一時的に
CDVディスクと判別したが、スピンドルサーボがロッ
クインできないということは、基準同期信号に対応した
再生同期信号が得られないということであるから、再生
中のディスクはCDVディスクではなくCDディスクで
あると訂正し(ステップ67)、ピックアップ3を所定
の位置へ移動させる(ステッブ68)。所定の位置とし
ては、CD領域の再生中にビデオ領域が指定された場合
には、指定された時点に再生していた位置、その時点に
再生していた曲の頭位置、その時点に再生していた曲の
次の曲の頭位置、その時点に再生していた曲が最終曲で
あれば1曲目の頭位置等が考えられる。また、CDディ
スクと訂正した後ストップ状態とすることも可能であ
る。CDディスクと訂正した場合、それ以降はビデオ領
域の指定は受け付けない。
ところで、ビデオ領域の再生中に、アクセス、ポーズ、
ストップ等の動作或はCD領域へのサーチ動作等を行な
う場合、テレビモニタの画面は再生映像画面から例えば
ブルー(青)画面に切り替えられるのであるが、この切
替えの際に、再生映像信号の垂直(V)同期信号とブル
ー画面の映像信号(以下、ブルー映像信号と称する)の
垂直同期信号とが同期していないと、ブルー画面に乱れ
が生じることになる。
そこで、システムコントローラ27は再生映像画面から
ブルー画面に切り替える際には、第13図に示すよう
に、まず再生映像信号中の垂直同期信号のエッジの到来
を監視し(ステッブ80)、当該エッジを検知した時点
でブルー映像信号を発生するキャラクタジェネレータ7
5(第3図参照)をリセットし(ステップ81)、これ
により再生映像信号の垂直同期信号にブルー映像信号の
垂直同期信号を合わせ込む。しかる後、映像信号処理回
路74(第3図参照)における再生映像信号からブルー
映像信号への信号切替えを行なう(ステップ82)。
このように、再生映像信号の垂直同期信号にブルー映像
信号の垂直同期信号を合わせ込んだ後信号の切替えを行
なうことにより、ブルー画面の乱れを防止できるのであ
る。
逆に、ポース解除、アクセス終了時等、或はCD領域か
らビデオ領域へのサーチ動作等により、ブルー画面から
再生映像画面に切り替える際にも、ブルー映像信号の垂
直同期信号と再生映像信号の垂直同期信号とが同期して
いないと、再生映像画面に乱れを生ずることになる。
この際には、再生映像信号の垂直同期信号に対してブル
ー映像信号の垂直同期信号を、見掛け上、ブルー画面が
乱れない範囲で水平(H)同期信号を徐々に削減又は増
加させ、少しづつ移動させることにより再生映像信号の
垂直同期信号に合わせ込み、しかる後信号の切替えを行
なうことによって再生映像画面の乱れの防止を行なう。
以下この場合の具体的な動作手順について、第15図の
フローチャートに従って説明する。なお、第14図に
は、再生映像信号の水平同期信号(a)、垂直同期信号
(b)及びブルー映像信号の垂直同期信号(c)の位相
関係が示されている。
第15図において、Iは再生映像垂直同期信号の立下が
りエッジとブルー映像垂直同期信号の立下がりエッジと
の間における水平同期パルスの個数、Iは再生映像垂
直同期信号の立下がりエッジ間における水平同期パルス
の個数である。また、本実施例では、削減又は増加する
水平同期パルスの個数を例えば4段階に変化させる場合
を示し、a,b,c,dは削減又は増加する水平同期パ
ルスの個数、A,B,C,Dはa,b,c,dの削減又
は増加を行なう回数である。なお、a,b,c,dの数
及びA,B,C,Dの回数は、予め任意に組み立ててマ
イクロコンピュータ内のメモリに記憶しておくものとす
る。
まず、再生映像垂直同期信号の立下がりエッジとブルー
映像垂直同期信号の立下がりエッジとの間における水平
同期パルス数Iをカウントし(ステップ83)、続いて
(I<I<2)であるか否か、即ち再生映像垂直同期
信号の立下がりエッジとブルー映像垂直同期信号の立下
がりエッジとの間隔が再生映像垂直同期信号の立下がり
エッジ間の間隔の1/2以下であるか否かの判定を行な
い(ステップ84)、1/2以下の場合には水平同期パ
ルスを削減するものとして、Iに基づいてA〜Dの計算
を行なう(ステップ85)。そして、ステップ86を経
てまず、a個だけ水平同期パルスを削減し(ステップ8
7)、同時にセット回数Aを1回減じ(ステップ8
8)、続いて再生映像垂直同期信号の立下がりエッジか
ら水平同期パルスをカウントしてI個目でキャラクタジ
ェネレータ75をリセットし(ステップ89)、以上の
動作をステップ86でA=0と判定するまで繰返す。
ステップ86でA=0と判定すると、ステップ90を経
てb個だけ水平同期パルスを削減し(ステップ91)、
同時にセット回数Bを1回減じ(ステップ92)、しか
る後ステップ89に移行し、以上の動作をステップ90
でB=0と判定するまで繰り返す。B回だけ繰り返す
と、続いて、ステップ93を経てc個だけ水平同期パル
スを削減し(ステップ94)、同時にセット回数Cを1
回減じ(ステップ95)、しかる後ステップ89に移行
し、以上の動作をステップ93でC=0と判定するまで
繰り返す。更に、ステップ96を経てc個だけ水平同期
パルスを削減し(ステップ97)、同時にセット回数D
を1回減じ(ステップ98)、しかる後ステップ89に
移行し、以上の動作をステップ96でD=0と判定する
まで繰り返す。ステップ96でD=0と判定した時点で
ブルー映像垂直同期信号の再生映像垂直同期信号に対す
る合わせ込みが完了し、しかる後信号の切替えを行なう
(ステップ99)。
なお、ステップ84において、(I≧I≧2)である
と判定した場合には、水平同期パルスの増加動作を行な
うのであるが、その動作フローは、削減のフローにおけ
るステップ87,ステップ91,ステップ94,ステッ
プ97を、a〜dを増加させる動作に置き替えればその
まま適用できる。更には、水平同期パルスの削減又は増
加を上述の如く段階的に行なう場合、削減又は増加する
個数を徐々に増やしかつ徐々に減らすようにした方が好
ましく、又水平同期パルスの最大削減又は増加個数は画
面が乱れない範囲、例えば10個程度とする。
また、再生映像垂直同期信号に対するブルー映像垂直同
期信号の合わせ込みを行なう際の、システムコントロー
ラ27とビデオ情報復調系7との間での再生映像垂直同
期信号、再生映像水平同期信号、ブルー映像垂直同期信
号およびキャラクタジェネータ75に対するリセット信
号等のやり取りはバスライン25を介して行なわれる。
なお、上記実施例においては、位置検出器26の検出信
号に基づいてピックアップ3のスポット光がビデオ領域
に到達したこと検出するようにしたが、例えば第16図
に示すように、BPF(バンドパスフィルタ)40を用
いて再生RF信号からビデオキャリアを抽出し、ピーク
ホールド回路41を介してコンパレータ42で基準レベ
ルと比較することによっても、ビデオ領域を検出するこ
とができる。この場合、BPF40の通過帯域は、第1
7図一点鎖戦で示すように、ビデオFM信号における輝
度情報信号成分Cに対応して設定される。なお、AはP
CM信号である。
発明の効果 以上説明したように、本発明による情報再生方式によれ
ば、ディスク再生に際し、再生中のディスクの種別の判
定がCDVディスクであってかつビデオ領域の再生が指
定されている場合、直ちに、ディスクの回転速度を最大
規定回転速度に向けて加速すると共に、ピックアップの
情報読取点をピックアップ領域に向けて移動せしめるよ
り、ビデオ領域に到達後直ちに再生動作に移行できるの
で、CDVディスクの再生時におけるディスクの回転速
度の大幅な変化にも十分に対応できることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図はCDVディスクのビデオ領域に記録されている
信号の周波数スペクトルを示す図、第2図はCDVディ
スクにおける情報の記録領域の区分を示す図、第3図は
本発明に係る情報記録ディスク再生装置の構成を示すブ
ロック図、第4図及び第5図はジャンプ動作時に用いら
れる各種パルスの波形図、第6図は該各種パルスの波高
値を切り替える回路の回路図、第7図は本発明に係る情
報記録ディスク再生装置の他の構成を示すブロック図、
第8図乃至第13図は再生動作時にマイクロコンピュー
タによって実行される各種作動作手順を示すフローチャ
ート、第14図は再生映像水平同期信号(a)、再生映
像垂直同期信号(b)及びブルー映像垂直同期信号
(c)の位相関係を示す波形図、第15図は再生映像信
号の垂直同期信号に対してブルー映像信号の垂直同期信
号を合わせ込む場合の動作手順を示すフローチャート、
第16図はビデオ領域を検出する手段の一例の構成を示
すブロック図、第17図は第16図におけるBPFの通
過帯域を示す図である。 主要部分の符号の説明 1……情報記録ディスク 2……スピンドルモータ 3……ピックアップ 5……フォーカスエラー信号生成回路 6……トラッキングエラー信号生成回路 7……ビデオ情報復調系 8……オーディオ情報復調系 21……キャリッジモータ 27……システムコントローラ 29……ローディングモータ 32……周波数発電機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 芝 隆史 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内 (72)発明者 中島 郁弘 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定情報がディジタル変調処理されかつパ
    ルス列化されて記録された内周側の第1の領域とビデオ
    情報が周波数変調処理された信号と所定ディジタル信号
    とが重畳されて記録された外周側の第2の領域とを有す
    る第1のディスクと、全領域に亘って所定情報がディジ
    タル変調処理されかつパルス列化されて記録された第2
    のディスクとを再生可能な再生装置における情報再生方
    式であって、ディスク再生に際し、リードインエリアに
    記録されているディスク種別情報を読み取り、この読取
    り情報に基づく再生中のディスクの種別の判定が前記第
    1のディスクであってかつ前記第2の領域の再生が指定
    されている場合、直ちに、ディスクの回転速度を最大規
    定回転速度に向けて加速すると共に、ピックアップの情
    報読取点を前記第2の領域に向けて移動せしめることを
    特徴とする情報再生方式。
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