JPH064832A - 複合型薄膜磁気ヘッド - Google Patents

複合型薄膜磁気ヘッド

Info

Publication number
JPH064832A
JPH064832A JP4158263A JP15826392A JPH064832A JP H064832 A JPH064832 A JP H064832A JP 4158263 A JP4158263 A JP 4158263A JP 15826392 A JP15826392 A JP 15826392A JP H064832 A JPH064832 A JP H064832A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
recording
thin film
head
magnetic head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4158263A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Suyama
英夫 陶山
Fumi Sugawara
扶美 菅原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP4158263A priority Critical patent/JPH064832A/ja
Priority to KR1019930009465A priority patent/KR940001050A/ko
Priority to EP19930109625 priority patent/EP0574896A3/en
Publication of JPH064832A publication Critical patent/JPH064832A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/127Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
    • G11B5/147Structure or manufacture of heads, e.g. inductive with cores being composed of metal sheets, i.e. laminated cores with cores composed of isolated magnetic layers, e.g. sheets
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/127Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
    • G11B5/33Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only
    • G11B5/39Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only using magneto-resistive devices or effects
    • G11B5/3903Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only using magneto-resistive devices or effects using magnetic thin film layers or their effects, the films being part of integrated structures
    • G11B5/3967Composite structural arrangements of transducers, e.g. inductive write and magnetoresistive read

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 2ギャップ型構成のMR/誘導型一体構成の
複合型薄膜磁気ヘッドにおいて、不必要な記録磁界漏れ
を防いで記録トラック幅を制御して再生時のSN比の向
上を図ると共に、高トラック密度化即ち高記録密度化を
はかる。 【構成】 磁気抵抗効果素子(MR素子)4を有して成
る薄膜磁気抵抗効果型再生ヘッドと誘導型記録ヘッドと
が積層されて、それぞれ再生ギャップg1 と記録ギャッ
プg2 が独別に形成されて成る複合型薄膜磁気ヘッドに
おいて、記録ギャップg2 に近接して記録トラック幅規
制用磁性層8を設けて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複合型薄膜磁気ヘッド、
特に薄膜磁気抵抗効果型(MR)ヘッドと誘導型(In
d)記録ヘッドが積層され、それぞれ再生ギャップと記
録ギャップとが独別に形成されて成るいわゆる2ギャッ
プ構成の複合型薄膜磁気ヘッドに係わる。
【0002】
【従来の技術】各種の磁気ヘッド、例えばハードディス
クドライブの磁気記録再生ヘッドの再生ヘッドとして、
短波長感度に優れたMR型磁気ヘッドが用いられる方向
にあり、記録を従来の誘導型ヘッドを用いて行い、再生
をMR型ヘッドで行う一体型のヘッドが種々提案されて
いる。
【0003】このようなハードディスクドライブ装置搭
載用の薄膜磁気ヘッドの一例を、その製造工程を示す図
4A〜Dを参照して説明する。先ず図4Aに示すよう
に、Al−Ti−C等の焼結体からなる基板21を用意
し、この基板21上に図4Bに示すように、スパッタリ
ング、メッキ及びフォトリソグラフィ等の薄膜製造工程
により薄膜ヘッド22を形成する。そしてこの後図4C
に示すように各ヘッド毎に基板21を切断してスライダ
ー23を加工形成し、図4Dに示すように、スライダー
23上の薄膜ヘッド(図示せず)の端子電極からリード
線27を導出すると共にこのスライダー23をサスペン
ション機構24に取り付けて、例えばこのサスペンショ
ン機構24を磁気記録媒体の表面に沿って移動するアー
ム機構に固定することによって、磁気ヘッドが磁気記録
媒体上の所定位置上に移動自在に設けられるようになさ
れている。
【0004】上述したようなMR/Ind一体型の薄膜
磁気ヘッドの上部からみた平面図、磁気記録媒体との対
向面と直交する方向の拡大断面図を図5及び図6に示
す。この場合Ind型記録ギャップとMR型再生ギャッ
プとが独別に設けられる2ギャップ型の例で、図6に示
すように、基体1上に第1の磁性層2が被着され、その
上に薄い絶縁層3を介して磁気抵抗効果素子(MR素
子)4が被着形成される。
【0005】このMR素子4は、その一端が磁気記録媒
体との対向面13に臨むようになされ且つ図5に示すよ
うにこの対向面13に対し垂直な方向に延長するパター
ンとしてフォトリソグラフィ等の適用により形成され
る。このMR素子4の対向面13側の一端と他端とには
センス電流印加用の電極5が被着形成される。
【0006】そしてこの上に同様に絶縁層3を介してM
R素子4にバイアス磁界を印加するためのバイアス導体
6が、例えば図5に示すように、MR素子4の延長方向
とは直交する方向に延長するパターンとして形成され、
絶縁層3を介してこの上を覆うように全面的に第2の磁
性層7が被着され、第1及び第2の磁性層2及び7によ
って再生すべき情報以外の信号磁界を遮蔽するためのシ
ールドコアが構成されて、MR型再生ヘッドが構成され
る。
【0007】そして更にこの上に絶縁層9を介して導電
性層より成るヘッド巻線10が、図5に示すように渦巻
状パターンとしてフォトリソグラフィ等の適用により形
成される。そしてこの上を覆うように絶縁層9を介して
第3の磁性層11が形成されて成る。この場合、その磁
気記録媒体との対向面13に臨む前方端部に向かって絶
縁層9の厚さが徐々に小とされて、対向面13において
所要のギャップ幅をもって第2及び第3の磁性層7及び
11が接近するようになされ、対向面13から離間した
後方端部においては第3の磁性層11の一部が絶縁層9
を横切る深さに設けられた開口を通じて第2の磁性層7
の一部に接続されて第2及び第3の磁性層7及び11に
よって閉磁路が構成され、上述のヘッド巻線10がこの
接続部を取り巻くようになされて誘導型の記録ヘッドが
構成される。g1 は再生ギャップ、g2 は記録ギャッ
プ、12は保護膜を示す。
【0008】このようなヘッドでハードディスクメディ
ア等の磁気記録媒体に記録する場合は、上述のヘッド巻
線10に誘導電流を印加して、薄膜磁気コアを構成する
第3の磁性層11及び第2の磁性層7の間の記録ギャッ
プg2 から誘導磁界を発生させて磁気記録媒体に情報を
書き込むようにしている。このときの記録トラック幅
は、図6のAA線上の略線的拡大断面図を図7に示すよ
うに、記録コアを構成する第2及び第3の磁性層7及び
11の幅、即ち矢印Dで示す磁気記録媒体との相対的移
行方向に対して垂直方向(以下トラック方向と呼ぶ)の
幅を比較して、より幅狭とされた磁性層この場合第3の
磁性層11の幅WT によって規制される。
【0009】一方でこのようなヘッドによって記録され
た情報の再生は、MR素子4の抵抗変化を電極5を通じ
て流しているセンス電流の変化として検出している。
【0010】上述したように第1の磁性層2及び第2の
磁性層7は、ハードディスクメディア等の磁気記録媒体
に記録されている再生すべき情報以外の情報を遮蔽する
ためのいわゆるシールドコアの役割を有している。ここ
で記録トラック幅と同様に、トラック方向の情報を再生
する有効な幅即ち再生トラック幅は、図7に示すように
ハードディスクメディアとの対向面に露出しているMR
素子4の幅RT で決定される。
【0011】このように2ギャップ型MR/Indヘッ
ドは記録トラック幅と再生トラック幅とを別個に設けて
いるため、記録トラック幅WT と再生トラック幅RT
を、WT ≧RT とすることで再生時の高SN比(信号対
ノイズ比)とハードディスクドライブ装置におけるヘッ
ドとハードディスクメディアの機械的位置合せ誤差によ
る再生エラーが生じにくいという利点を得ている。
【0012】ところでこのような再生シールド効果を確
実にもたせるためには、第1及び第2の磁性層2及び7
のトラック方向の長さを充分大とする必要があるため、
図7に示すように第2の磁性層7と第3の磁性層11と
のトラック方向の長さの違いが大きくなってしまう。従
って、図8にその模式図を示すように、記録時の誘導磁
界は上述の第2及び第3の磁性層7及び11のそれぞれ
のトラック方向の外側端を結ぶように拡大されてしま
い、記録用トラック幅は上述の第2の磁性層11のトラ
ック方向の幅WT よりも広がってしまう。この結果、磁
気記録媒体に記録する1トラック分の情報の幅がトラッ
ク方向の磁界漏れ分を含んで広くなってしまうという問
題が生じている。
【0013】ハードディスクドライブ装置の記録密度を
向上させるためには、ハードディスクメディア上にでき
るだけ多くのトラック数をとる必要があるが、上述しよ
うな構造では1トラック分の情報の幅を狭くとることに
制約があるため、トラック密度の向上をはかり難いとい
う問題点を抱えている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述したよ
うな2ギャップ型構成のMR/Ind一体型の複合型薄
膜磁気ヘッドにおいて、不必要な記録磁界漏れを防いで
記録トラック幅を制御することにより再生時のSN比の
向上を図ると共に、高トラック密度化によりハードディ
スクドライブ装置等の磁気ヘッド装置における高記録密
度化を可能にする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、その一例の要
部の略線的拡大断面図を図1に示すように、磁気抵抗効
果素子(MR素子)4を有して成る薄膜磁気抵抗効果型
再生ヘッドと誘導型記録ヘッドとが積層されて、それぞ
れ再生ギャップg1 と記録ギャップg2 が独別に形成さ
れて成る複合型薄膜磁気ヘッドにおいて、記録ギャップ
2 に近接して記録トラック幅規制用磁性層8を設けて
構成する。
【0016】また本発明は、上述の複合型薄膜磁気ヘッ
ドにおいて、MR素子4を、磁気記録媒体との対向面1
3に対し垂直な方向に延在するように設ける。
【0017】更にまた本発明は、上述の複合型薄膜磁気
ヘッドにおいて、MR素子4を、非磁性中間層を介して
少なくとも一方が磁気抵抗効果を有する磁性層を積層し
た2層膜構成とする。
【0018】
【作用】上述したように本発明によれば、記録ギャップ
2 に近接して記録トラック幅規制用磁性層8を設ける
ことにより、図1におけるBB線上の断面図を図2に示
すように、この記録トラック幅規制用溝8と、記録コア
を構成する磁性層のうち一方の磁性層、この例において
は第3の磁性層11とによって、記録時の不必要な磁界
漏れを確実に防いで、記録トラック幅を制御することに
より再生時のSN比の向上を図ると共に、高トラック密
度化によるハードディスクドライブ装置の高記録密度化
を可能にする。
【0019】また本発明は、上述の複合型薄膜磁気ヘッ
ドにおいて、MR素子4を、磁気記録媒体との対向面1
3に対し垂直な方向に延在して設けて構成することか
ら、このMR素子4の一方の電極のみが磁気記録媒体と
の対向面に露出するようになすことができ、これによっ
て例えば磁気記録媒体の表面にMR素子4の両端の電極
が接触してこの電極間の抵抗値が変化することを確実に
回避することができて、ノイズの発生を抑制することが
できる。
【0020】更にまた本発明は、上述の複合型薄膜磁気
ヘッドにおいて、MR素子4を、非磁性中間層を介して
少なくとも一方が磁気抵抗効果を有する磁性層が積層さ
れた2層膜構成とすることによって、各磁性層の磁化状
態が互いに反平行となるときに磁気エネルギー的に安定
となることから、これら磁性層に磁壁を生じさせること
がなく、磁区の発生を回避できて、バルクハウゼンノイ
ズの発生を低減化することができる。
【0021】
【実施例】以下本発明複合型薄膜磁気ヘッドの一例を図
面を参照して詳細に説明する。この例においては、ハー
ドディスクドライブ装置搭載用の薄膜磁気ヘッドの一例
を示し、以下の図1〜図2においては、前述の図5〜図
7に対応する部分には同一符号を付して示す。
【0022】先ず図1に示すように、基体1上に第1の
磁性層2が被着され、その上に薄い絶縁層3を介して磁
気抵抗効果素子(MR素子)4が被着形成される。この
MR素子4は、その一端が磁気記録媒体との対向面13
に臨むようになされ且つ図5において説明した例と同様
に、この対向面13に対し垂直な方向に延長するパター
ンとしてフォトリソグラフィ等の適用により形成され
る。このMR素子4の対向面13側の一端と他端とには
センス電流印加用の電極5が被着形成される。そしてこ
の上に同様に絶縁層3を介してMR素子4にバイアス磁
界を印加するためのバイアス導体6が、例えばMR素子
4の延長方向とは直交する方向に延長するパターンとし
て形成され、絶縁層3を介してこの上を覆うように全面
的に第2の磁性層7が被着され、第1及び第2の磁性層
2及び7によって再生すべき情報以外の信号磁界を遮蔽
するためのシールドコアが構成されて、MR型再生ヘッ
ドが構成される。
【0023】そして本発明においてはこの第2の磁性層
7の上部の磁気記録媒体との対向面13に臨むように、
記録トラック幅規制用磁性層8が他の磁性層と同様にス
パッタリング又はメッキ等により被着され、フォトリソ
グラフィ等の適用によってパターニング形成される。そ
して更にこの上に絶縁層9を介して導電性層より成るヘ
ッド巻線10が渦巻状パターンとしてフォトリソグラフ
ィ等の適用により形成される。そしてこの上を覆うよう
に絶縁層9を介して第3の磁性層11が形成されて成
る。この場合、その磁気記録媒体との対向面13に臨む
前方端部に向かって絶縁層9の厚さが徐々に小とされ
て、対向面13において所要のギャップ幅をもって上述
の記録トラック幅規制用磁性層8と第3の磁性層11と
が接近するようになされ、対向面13から離間した後方
端部においては第3の磁性層11の一部が絶縁層9を横
切る深さに設けられた開口を通じて第2の磁性層7の後
端部に接続されて記録トラック幅規制用磁性層8と第2
及び第3の磁性層7及び11によって閉磁路が構成さ
れ、上述のヘッド巻線10がこの接続部を取り巻くよう
になされて誘導型の記録ヘッドが構成される。g1 は再
生ギャップ、g2 は記録ギャップ、12は保護膜を示
す。
【0024】この複合型薄膜磁気ヘッドにおいて磁気記
録媒体に記録する場合は上述のヘッド巻線10に誘導電
流を印加して、薄膜磁気コアを構成する第3の磁性層1
1及び記録トラック幅規制用磁性層8の間の記録ギャッ
プg2 から誘導磁界を発生させて磁気記録媒体に情報が
書き込まれる。このとき記録トラック幅規制用磁性層8
のトラック方向の幅を、図2に図1のBB線上の略線的
拡大断面図を示すように、例えば第3の磁性層11の幅
とほぼ同じWT とすることによって、図3にその記録時
の誘導磁界発生態様を模式的に示すように、誘導磁界の
漏れ量を低減化することができる。この場合上述したよ
うに記録トラック幅規制用磁性層8の幅と第3の磁性層
11の幅とをほぼ同一とするときに磁界漏れ量を最小と
することができるが、その成膜プロセスのパターンの位
置合わせ精度を考慮して、両者の幅の違いを最適化する
ことが望ましい。
【0025】またこのとき、図2に示すようにMR素子
4のトラック方向の幅RT を記録トラック幅WT に比し
小として構成することによって、上述の図5〜図7にお
いて説明した例と同様に、再生時の高SN比とハードデ
ィスクドライブ装置におけるヘッドとハードディスクメ
ディアの機械的位置合せ誤差による再生エラーを生じに
くくすることができる。
【0026】そしてMR型再生ヘッドの再生シールド効
果を充分大とするために、第1の磁性層2及び第2の磁
性層7のトラック方向の長さを大としても、上述したよ
うに記録トラック幅は記録トラック幅規制用磁性層8に
よって確実に幅WT をもって規制されるため、記録時の
誘導磁界の広がりを確実に防ぐことができる。
【0027】このように本発明によれば不必要な記録磁
界漏れを防いで記録トラック幅を精度良く制御すること
ができるため、再生時のSN比の向上をはかることがで
き、また高トラック密度化による例えばハードディスク
ドライブ装置の高記録密度化をはかることができる。
【0028】また上述の実施例においては、MR素子4
を、磁気記録媒体との対向面13に対し垂直な方向に延
在して設けて構成したことから、このMR素子4の一方
の電極のみが磁気記録媒体との対向面に露出するように
なすことができ、これによって例えばハードディスクメ
ディア等磁気記録媒体の表面にMR素子4の両端の電極
が接触してこの電極間の抵抗値が変化することを確実に
回避することができて、ノイズの発生を抑制することが
できる。
【0029】更に、上述の実施例においてMR素子4
を、非磁性中間層を介して少なくとも一方が磁気抵抗効
果を有する磁性層が積層された2層膜構成とすることに
よって、各磁性層の磁化状態が互いに反平行となるとき
に磁気エネルギー的に安定となることから、これら磁性
層に磁壁を生じさせることがなく、磁区の発生を回避で
きて、バルクハウゼンノイズの発生を低減化することが
できる。
【0030】またこのときこのMR素子4の磁化容易軸
を信号磁界と直交する方向に選定して構成することによ
って、これに対し磁化困難軸方向に信号磁界を印加した
ときに面内方向に磁化が変化することとなって、つまり
磁化困難軸を磁束の伝搬方向とすることによって磁壁移
動に起因するバルクハウゼンノイズの発生を確実に回避
することができる。
【0031】尚、上述の例においては本発明をハードデ
ィスクドライブ装置搭載用の複合型薄膜磁気ヘッドに適
用した場合を示すが、その他種々の磁気ヘッドに本発明
を適用し得ることはもちろんである。また、本発明は上
述の実施例における構成に限ることなく、その材料構成
等種々の変形変更をなし得ることはいうまでもない。
【0032】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば2ギャ
ップ型の複合型薄膜磁気ヘッドにおいて、不必要な記録
磁界漏れを防いで記録トラック幅を精度良く制御するこ
とができるため、再生時のSN比の向上をはかることが
でき、また高トラック密度化による例えばハードディス
クドライブ装置の高記録密度化をはかることができる。
【0033】また、MR素子4を磁気記録媒体との対向
面13に対し直交する方向に延在するパターンとして構
成することによって、電極間の抵抗値が変化することを
確実に回避することができて、ノイズの発生を抑制する
ことができる。
【0034】更にまたMR素子4を、非磁性中間層を介
して少なくとも一方が磁気抵抗効果を有する磁性層が積
層された2層膜構成とすることによって、磁区の発生を
回避できて、バルクハウゼンノイズの発生を低減化する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明複合型薄膜磁気ヘッドの一例の要部の略
線的拡大断面図である。
【図2】本発明複合型薄膜磁気ヘッドの一例の要部の略
線的拡大断面図である。
【図3】本発明複合型薄膜磁気ヘッドの記録用誘導磁界
発生態様の模式図である。
【図4】薄膜ヘッドの一例の製造工程図である。
【図5】複合型薄膜磁気ヘッドの一例の要部の略線的拡
大平面図である。
【図6】従来の複合型薄膜磁気ヘッドの一例の要部の略
線的拡大断面図である。
【図7】従来の複合型薄膜磁気ヘッドの一例の要部の略
線的拡大断面図である。
【図8】従来の複合型薄膜磁気ヘッドの記録用誘導磁界
発生態様の模式図である。
【符号の説明】
1 基体 2 第1の磁性層 3 絶縁層 4 磁気抵抗効果素子(MR素子) 5 電極 6 バイアス導体 7 第2の磁性層 8 記録トラック規制用磁性層 9 絶縁層 10 ヘッド巻線 11 第3の磁性層 12 保護膜 13 対向面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気抵抗効果素子を有して成る薄膜磁気
    抵抗効果型再生ヘッドと誘導型記録ヘッドとが積層され
    て、それぞれ再生ギャップと記録ギャップが独別に形成
    されて成る複合型薄膜磁気ヘッドにおいて、 上記記録ギャップに近接して記録トラック幅規制用磁性
    層が設けられて成ることを特徴とする複合型薄膜磁気ヘ
    ッド。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の複合型薄膜磁気ヘ
    ッドにおいて、 上記磁気抵抗効果素子が、磁気記録媒体との対向面に対
    し垂直な方向に延在するように設けられて成ることを特
    徴とする複合型薄膜磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】 上記請求項1に記載の複合型薄膜磁気ヘ
    ッドにおいて、 上記磁気抵抗効果素子が、非磁性中間層を介して少なく
    とも一方が磁気抵抗効果を有する磁性層が積層されて成
    ることを特徴とする複合型薄膜磁気ヘッド。
JP4158263A 1992-06-17 1992-06-17 複合型薄膜磁気ヘッド Pending JPH064832A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4158263A JPH064832A (ja) 1992-06-17 1992-06-17 複合型薄膜磁気ヘッド
KR1019930009465A KR940001050A (ko) 1992-06-17 1993-05-31 복합형 박막자기헤드
EP19930109625 EP0574896A3 (en) 1992-06-17 1993-06-16 Composite type thin film magnetic head

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4158263A JPH064832A (ja) 1992-06-17 1992-06-17 複合型薄膜磁気ヘッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH064832A true JPH064832A (ja) 1994-01-14

Family

ID=15667798

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4158263A Pending JPH064832A (ja) 1992-06-17 1992-06-17 複合型薄膜磁気ヘッド

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP0574896A3 (ja)
JP (1) JPH064832A (ja)
KR (1) KR940001050A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6276856B1 (en) 1999-01-12 2001-08-21 The Procter & Gamble Company Self cleaning dip-in package for liquids
CN102563838A (zh) * 2011-09-29 2012-07-11 刘艳妮 一种便携式热水器
US10031633B2 (en) 2013-11-15 2018-07-24 Fujitsu Component Limited Touch panel device and method for controlling touch panel device

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06162450A (ja) * 1992-11-19 1994-06-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 磁気抵抗効果型ヘッド及びその製造方法
DE69418551T2 (de) * 1993-08-27 1999-09-16 Read-Rite Corp., Milpitas Magnetkopfzusammenbau mit Schreibpol-/Abschirmstruktur
DE69516442T2 (de) * 1994-03-03 2000-08-10 Seagate Technology International, Georgetown Magnetoresistiver Kopf und Herstellungsverfahren
US5668689A (en) * 1994-03-03 1997-09-16 Seagate Technology, Inc. Inverted magnetoresistive head
US5640753A (en) * 1994-03-03 1997-06-24 Seagate Technology, Inc. Method of fabricating an inverted magnetoresistive head
US5867350A (en) * 1995-03-29 1999-02-02 Sony Corporation Magneto-resistance effect head with insulated bias conductor embedded in shield groove

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4803580A (en) * 1987-02-17 1989-02-07 Magnetic Peripherals Inc. Double-gap magnetoresistive head having an elongated central write/shield pole completely shielding the magnetoresistive sensor strip in the read gap
DE68924334T2 (de) * 1988-12-02 1996-05-30 Hitachi Ltd Magnetisches Aufzeichnungs- und Abspielgerät sowie magnetoresistiver Kopf zum Einsatz darin.
JP2728487B2 (ja) * 1989-02-08 1998-03-18 株式会社日立製作所 録再分離複合型磁気ヘッド
JPH0421916A (ja) * 1990-05-16 1992-01-24 Sony Corp 磁気抵抗効果型薄膜ヘッド
JP2830559B2 (ja) * 1991-11-20 1998-12-02 日本電気株式会社 複合型薄膜磁気ヘッドの製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6276856B1 (en) 1999-01-12 2001-08-21 The Procter & Gamble Company Self cleaning dip-in package for liquids
CN102563838A (zh) * 2011-09-29 2012-07-11 刘艳妮 一种便携式热水器
US10031633B2 (en) 2013-11-15 2018-07-24 Fujitsu Component Limited Touch panel device and method for controlling touch panel device

Also Published As

Publication number Publication date
KR940001050A (ko) 1994-01-10
EP0574896A3 (en) 1994-07-13
EP0574896A2 (en) 1993-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2870437B2 (ja) Mrヘッドおよびその製造方法
US5111352A (en) Three-pole magnetic head with reduced flux leakage
JPH07262520A (ja) 薄膜磁気ヘッド
JP3999469B2 (ja) 薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法
JPH0473201B2 (ja)
JPH0512628A (ja) 複合型薄膜ヘツド
JP3943337B2 (ja) 薄膜磁気ヘッドの製造方法
JPH064832A (ja) 複合型薄膜磁気ヘッド
JPS61120318A (ja) 一体化薄膜磁気ヘツド
JPH07192227A (ja) 磁気抵抗効果型磁気ヘッド
JP2662334B2 (ja) 薄膜磁気ヘッド
JP3640916B2 (ja) 薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法
JPH08115511A (ja) フラックスガイド型gmrヘッド
JP3475868B2 (ja) 磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド
JPH08185613A (ja) 磁気抵抗型薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法
JP3898863B2 (ja) 磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド
JP3280057B2 (ja) 薄膜磁気ヘッド
JP2596010B2 (ja) 磁気抵抗効果型磁気ヘッド
JPS61134913A (ja) 磁気抵抗型薄膜ヘツド
JP2002208112A (ja) 薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法
JP3868747B2 (ja) ヨーク型磁気へッド
JPH01116912A (ja) 磁気抵抗効果型磁気ヘッド
JPH07153023A (ja) 読取及び書込用の磁気薄膜ヘッド
JPH0572642B2 (ja)
JP2004265517A (ja) 磁気ヘッド、磁気ヘッドアセンブリおよび磁気記録再生装置