JPH0647743U - 自動調整装置付ブレーキアクチュエータ - Google Patents

自動調整装置付ブレーキアクチュエータ

Info

Publication number
JPH0647743U
JPH0647743U JP029643U JP2964393U JPH0647743U JP H0647743 U JPH0647743 U JP H0647743U JP 029643 U JP029643 U JP 029643U JP 2964393 U JP2964393 U JP 2964393U JP H0647743 U JPH0647743 U JP H0647743U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake actuator
control member
nut
screw
piston
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP029643U
Other languages
English (en)
Inventor
ピエール・プレサコ
ジャン・ポール・ソーベ
Original Assignee
ベンディクス・ウーロープ・セルビス・テクニック
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ベンディクス・ウーロープ・セルビス・テクニック filed Critical ベンディクス・ウーロープ・セルビス・テクニック
Publication of JPH0647743U publication Critical patent/JPH0647743U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D65/00Parts or details
    • F16D65/38Slack adjusters
    • F16D65/40Slack adjusters mechanical
    • F16D65/52Slack adjusters mechanical self-acting in one direction for adjusting excessive play
    • F16D65/56Slack adjusters mechanical self-acting in one direction for adjusting excessive play with screw-thread and nut
    • F16D65/567Slack adjusters mechanical self-acting in one direction for adjusting excessive play with screw-thread and nut for mounting on a disc brake

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 作動ピストンと摩擦要素との間の間隙をその
大きさに拘わりなく補償し、機械式制御装置を作動ピス
トンと摩擦要素との間の初期移動距離に拘わりなく即座
に作動できるようにする。 【構成】 第1ロック装置50−54がねじ46とナッ
ト48との相対回転をロックし、摩擦リング62がねじ
・ナット装置46−48に連結され、第1部材72と第
2部材66との間に挾持されている時にはねじ46とナ
ット48との相対回転を防止する。制御部材34が所定
の初期移動距離を移動した後、第1部材72を介して該
制御部材に作用する第1スプリング58により、第1ロ
ック装置50−54を不作動すると共に、第1部材72
と第2部材66との間での摩擦リング62の挾持を解除
して、ねじ46とナット48との相対回転を生じさせ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】 本考案は、特に自動車に装備されるブレーキを作動させるブレーキアクチュエ ータに関するものである。
【0002】 本考案は特に、機械式制御装置及び又はブレーキペダルの行程を実質的に一定 の小さい値に保つために摩擦ライニングの摩耗を自動的に補償する自動調整装置 を備えたブレーキアクチュエータに関する。
【0003】 例えばフランス特許第1,317,919号に記載されているような多数の自動 調整装置付ブレーキアクチュエータが周知である。上記特許に記載されている自 動調整装置付ブレーキアクチュエータは、可逆ピッチを有するねじ・ナット装置 を備えており、ナットは作動ピストンの移動に追従するように自由に回転でき、 ピストンとナットとの間に配置された摩擦スプリングクラッチにより回転運動を ロックされるようになっている。この構成は、スプリングクラッチにより形成さ れたこのロック装置を介して、軸線方向の力が制御部材と作動ピストンとの間で 伝達されるようにしている。自動調整装置は、作動ピストンが流体的に押動され た時に作動せしめられるが、機械的駆動中には、ねじ及びナットが同時に移動し て自動調整装置を作動させることができないため、不作動となっている。上記装 置は大量に製作されており、十分に満足でき且つ極めて信頼性の高いものである 。しかし、自動調整装置は作動ピストンと可逆ピッチを有するねじとの相対移動 によって作動せしめられるようになっており、即ち、ピストンと摩擦要素との間 の間隙が大きい場合、ペダルを数回作動させる必要があり、車両のマスターシリ ンダは、完全後退位置から摩擦要素と協働する第2位置へピストンを変位させる に必要な全流体量をブレーキアクチュエータに供給できなくなり得る。この現象 は良く知られており、ブレーキが自動調整装置を備えているか否かに拘わりなく 、摩擦要素を交換した後では、ブレーキペダルの適切な「感覚」が再び得られる までペダルによって「ポンピング」することが常に必要である。又、上述した対 策が講じられていない場合、例えばレバーの行程が不十分なために機械式制御装 置が不作動となり得る。
【0004】 本考案の目的は、流体式制御装置を備えているか否かに拘わりなく、上述した 不具合を解消した簡素且つ信頼性の高い構造の自動調整装置付ブレーキアクチュ エータを提供することにある。
【0005】 この目的を達成するため、本考案は、軸線方向の力を受けて移動される制御 部材と作動ピストンとの間に配置され、第1ロック装置によってねじとナットと の相対回転がロックされている時に前記制御部材から前記作動ピストンへ前記軸 線方向の力を伝達できる可逆ピッチを有するねじ・ナット装置と、前記制御部材 と前記作動ピストンとの間に配置され、前記制御部材が所定の初期移動距離を移 動した後に内部装置により前記第1ロック装置を不作動にし該制御部材に対して 前記作動ピストンを軸線方向に変位させるように作動される自動軸線方向相対位 置決め装置とを備えている自動調整装置付ブレーキアクチュエータにおいて、前 記位置決め装置は、前記制御部材と前記作動ピストンとの間に配置され、前記作 動ピストンに軸線方向に作用するとともに、前記制御部材に非回転可能且つ摺動 自在に設けられた第1部材を介して該制御部材に作用する前記内部装置を構成す る第1スプリングと、前記制御部材の移動が前記第1部材と前記制御部材に固定 された当接部材との間の間隙によって定められる前記所定の初期移動距離よりも 小さい時には常に前記位置決め装置の作動を防止する第2ロック装置とを備え、 前記第2ロック装置は、ねじ・ナット装置と共に回転するように連結され、且つ 前記第1部材と前記制御部材内に非回転可能に配設された第2部材との間に挾持 されている時にはねじとナットとの相対回転を防止する摩擦リングを備えている ことを特徴とする自動調整装置付ブレーキアクチュエータを提案している。
【0006】 この構成により、制御部材が所定の初期移動距離を移動した後、第1及び第2 部材間での摩擦リングの挾持が解除されて第1ロック装置が不作動となり、第1 スプリングによりねじとナットとの相対回転を生じさせるようになっているので 、作動ピストンと摩擦要素との間の間隙の大きさに拘わりなく、自動軸線方向相 対位置決め装置が、「ポンピング」を必要とすることなく、作動ピストンと摩擦 要素との間の間隙を補償でき、機械式制御装置は作動ピストンと押圧される摩擦 要素との間の初期移動距離に拘わりなく即座に作動できるのである。
【0007】 以下、本考案の3つの実施例について添付図面を参照して説明する。
【0008】 図1に示すブレーキアクチュエータの第1実施例は、楔によって制御され且つ 大重量車両のディスクブレーキに用いられる型のものである。このブレーキアク チュエータは従来と同様にボデー20を備え、案内部材22がボデー20に対し 固定されるように該ボデー内に嵌装され、又ボデーは楔24及びこの楔の両側に 配置された2つのローラ26と28を収蔵する。ローラ26は案内部材22に形 成されたスロットの底部30と協働する。同様に、ローラ28は、ボデー20に 形成された孔36内に摺動自在に嵌装されている制御部材34の底部32と協働 する。制御部材34には孔38が形成されており、作動ピストン40がこの孔3 8内に摺動自在に嵌装され、破線で表す摩擦要素42と協働し得る。符号44で アセンブリとして示されている自動調整装置は、ピストン40と制御部材34と の間に配置されている。詳細において、可逆ピッチを有するねじ46がピストン 40内に固定され、可逆ピッチを有するナット48を支持しており、ナット48 は、その拡大部分52に形成された円錐状部分50を介して、制御部材34の孔 38の底部に形成された補形的形状の円錐状部分54と協働する。円錐状部分5 0と54の他方に対するその一方の摩擦係合が、ナット48の回転をロックする 第1ロック装置を構成する。
【0009】 本考案によると、ブレーキアクチュエータは、符号56でアセンブリとして示 されている、制御部材34と作動ピストン40との間の自動軸線方向相対位置決 め装置を備えている。この位置決め装置は、ピストン40を図1の左方に移動で き図示の実施例では応力状態に装架された第1スプリング58により構成されて いる内部装置と、符号60でアセンブリとして示されている第2ロック装置とを 備えている。この第2ロック装置60は、ナット48の外径部に形成された直線 溝64を摺動するように装架された摩擦リング62を備え、摩擦リング62は、 該リングがナット48に対する回転を固定されるように溝64内に入る指部を有 している。又、第2ロック装置60は摩擦リング62の両側に配置された2つの 部材を備え、一方の部材66は、図1に示されているように、制御部材34の底 部に形成された穴68内に摺動自在に嵌装されたロッドによって形成され、且つ 、第1に摩擦リング62と、又第2にボデー20に対し固定された部分即ち案内 部材22の前方壁70と協働するような長さを有している。又、制御部材34は 摺動リングによって形成された上記2つの部材の他方72を支持しており、他方 の部材72は、ワッシャ76に形成された開口に入る折曲指部74によって、制 御部材34に対する回転を固定され、ワッシャ76は、制御部材34の溝内に位 置されたリング78により、制御部材34に対して固定されている。リング78 は、図1に示されているようにブレーキ休止時に部材72とリング78との間に 僅かな間隙が存在し、前記所定の初期移動距離を限定するように位置されており 、従ってリング78はブレーキ作動時他方の部材72のための固定当接部材を構 成する。ナット48の拡大部分52は、軸線方向ボールスラストベアリング80 によって、ワッシャ76を介し固定当接部材78と協働し得る。ボデー20と制 御部材34に固定されたリングとの間に配置された第2スプリング82は、制御 部材34を図1の右方に押して、アクチュエータボデー20に対して固定された 前方壁70に制御部材34を当接させる。この第2スプリング82の軸線方向の 力は第1スプリング58の軸線方向の力よりも大きい。又、ブレーキアクチュエ ータは、符号84でアセンブリとして示され図示の実施例ではロッド86によっ て形成された、自動調整を零にリセットする零リセット装置を備えており、ロッ ド86は一端部88に駆動頭部90を具えると共に、ナット48の拡大部分52 の周辺に形成された一組の歯96と協働し得る一組の歯94を他端部92に具え ている。ロッド86のためのリターンスプリング98が案内部材22とロッド8 6に支持されたカラーとの間に配置されて、駆動頭部90が図1の左方に押され ていない時に2組の歯94と96を互いに分離する。
【0010】 ボデー20に装着されたねじ100は突出部102を支持し、この突出部10 2は制御部材34に形成されたスロット104を貫通し、作動ピストン40に形 成された溝106に入って、ボデー20に対するピストン及び制御部材の回転運 動を阻止する一方、それらの軸線方向の直進運動を許容する。
【0011】 図3に示されているように、4つの部材66が、摩擦リング62をその周辺の 複数の点で押しこのリングの歪みを防止するように設けられている。部材66は 、図3に示されているように、ローラ28の各側を通過し案内部材22に接触で きるように垂直方向に離間されている。
【0012】 図1及び図3を参照して上述したブレーキアクチュエータは次の態様で作動す る。
【0013】 休止時多数の構成部品は図1に示す位置にある。ブレーキアクチュエータが駆 動されると、即ち楔24がローラ26と28間に挿入されると、ローラは離隔し て制御部材34をスプリング82に抗して図1の左方へ押す。この移動中、スプ リング58は部材72及び摩擦リング62を介して部材66を案内部材22と当 接状態に保つ。摩擦リング62は2つの部材72と66間に挟持されていて回転 できず、ナット48はその円錐状部分50を介して制御部材34の円錐状部分5 4に当接し、従ってナット48は回転を阻止されている。制御部材34の左方へ の移動が、固定当接部材を構成するリング78に対して部材72が当接しない程 僅かである場合、ブレーキ解放時には構成部品は移動されてしまうことなく初期 位置に戻る。制御部材34の左方への移動が部材72をリング78に対して当接 させるようになると、内部装置を構成するスプリング58の力はもはや摩擦リン グ62には加わらなくなり、従って摩擦リング62はもはや2つの部材72と6 6間に挟持されなくなり、この場合作動ピストン40を左方に押すスプリング5 8はねじ46及びナット48を左方に押すこととなる。ナット48は、左方に押 されることにより、制御部材34の円錐状部分54から分離し、そしてボールス ラストベアリング80を介して固定当接部材78に対して当接し、摩擦リング6 2は2つの部材72と66に対し自由に回転できるので、スプリング58は可逆 ピッチを有するねじ部を介してナット48をねじ戻すことによりピストン40を 伸長移動させることとなる。スプリング58の作用によるピストン40の左方へ の移動に抵抗するものは何もなく、ピストン40が摩擦要素42の配置位置から の距離に応じて大きい又は小さい量を移動した後に摩擦要素42によって停止さ れるまで、ナット48はねじ戻される。楔24がローラ26と28間に更に前進 されると、即ち制御部材34が左方に更に前進されると、円錐状部分50と54 は互いに接触せしめられ、その後ナット48はこれら2つの円錐状部分間の摩擦 係合により回転をロックされるようになる。その後、ブレーキ作動は楔24の小 さい移動で行うことができ、すべての間隙はピストン40の上述した移動によっ て補償される。ブレーキ解放時、第1段階において、2つの円錐状部分50と5 4間に力が存在している限りナット48は回転できず、従って調整が行われるこ とはない。もし、第2段階において、部材66がいまだ壁70に当接しておらず 且つ部材72がいまだ固定当接部材78に当接している時に、この力が終止した 場合、位置決め装置56は再び作動し始めて、例えば前回のブレーキ作動による 摩擦要素の摩耗に相当する調整を行う。第3段階において、部材66は壁70に 当接して、摩擦リング62が2つの部材72と66間に挟持され且つナット48 の回転が完全に防止されることを確実にする。最後に、第4段階において、スプ リング82は制御部材34を戻し、部材72は固定当接部材78から前記所定の 初期移動距離に一致する間隙を再び離れる。
【0014】 このように、位置決め装置56のため、ピストン40、制御部材34及び摩擦 要素42の相対位置に拘わりなく、ピストン40は楔24あるいは制御部材34 での大きい行程を必要とすることなく、ピストンと摩擦要素との間に存在するす べての間隙を自発的に補償するのである。
【0015】 図2は本考案の第2実施例を示しており、同一の機能を果たす同一の構成部品 には同一符号を付してある。
【0016】 この実施例は、第2ロック装置60の構成が変更されている点で前記第1実施 例と異なっているだけであり、この第2ロック装置についてのみ以下に説明する 。他の構造に関しては第1実施例の説明を参照されたい。
【0017】 この第2実施例では、摩擦リング62はナット48の拡大部分52に形成され た一組の歯によって支持されている。これらの歯は第1実施例の直線溝64の機 能を果たすと共に、零リセット装置84を構成する第1実施例の一組の歯96の 機能をも備えている。摩擦リング62はこれらの歯64−96上を軸線方向に自 由に摺動でき、2つの部材66と72間に配置され、即ち、ロッド66は制御部 材34内を摺動でき、他方の部材72の折曲指部74はワッシャ76に形成され た開口と協働して、制御部材34に対する上記他方の部材72の回転を固定する ように働くと共に、摩擦リング62と協働して、第1実施例に関して述べたよう に摩擦リング62を回転方向に固定する。同様に、他方の部材72と固定当接部 材を構成するワッシャ76との間の軸線方向の間隙は、第1実施例のものと同様 の態様で所定の初期移動距離を限定する。
【0018】 第2実施例の作動に関しては第1実施例の説明を参照されたい。
【0019】 図4及び図5は本考案によるブレーキアクチュエータの変更例である第3実施 例を示しており、ブレーキアクチュエータの制御は楔及びローラによって行われ る代わりに、流体式制御装置によって行われるようになっている。
【0020】 前記2つの実施例と同様に、同一の機能を果たす同一の構成部品には同一符号 を付してある。
【0021】 ブレーキアクチュエータは、流体ピストン110を収蔵する孔108を内部に 形成しているボデー20を備え、ピストン110は普通のシール112によって 上記孔108内に密封されるように嵌装されている。ボデー20の底部、孔10 8及びピストン110は、例えば車両のマスターシリンダのような流体圧力源( 図示しない)に連結される室114を形成する。前記実施例と同様に、ボデー2 0は又、該ボデーに形成された孔36内を摺動可能な制御部材34を収蔵してい る。制御部材34は、前記と同様の態様で可逆ピッチを有するねじ46を支持し ている作動ピストン40を収蔵し、ねじ46上には可逆ピッチを有するナット4 8が装架されている。ナット48は長手方向の直線溝64を具え、摩擦リング6 2はこの溝64を摺動できる一方、上記ナットに対する回転を固定されている。 前記実施例と同様に、摩擦リング62は2つの部材間にロックでき、図5に示さ れているように、一方の部材66′はリング66″に固定された2つの指部によ って構成され、リング66″自体はスロット66′″によってボデー20に対し 固定されており、他方の部材72は内部装置を構成するスプリング58によって 上記摩擦リング62に摩擦係合せしめられている。上記他方の部材72は、制御 部材34に固定された当接部材76に形成されているスロット118に入る指部 116のため、制御部材34に対する回転を固定されている。当接部材76は4 つのスロット118を具え、その内の2つは浅いスロット118′であり、これ らスロット118′の底部は部材72の指部116とで、前記実施例に関して述 べた所定の初期移動距離を限定する。又、当接部材76は他の2つの深いスロッ ト118″を具え、これらスロットは当接部材76のディスク面まで延びて、2 つの指部66′を通過させ該指部を摩擦リング62と協働できるようにしている 。この実施例では、摩擦リング62及び2つの部材72と66′は歯を夫々具え ていて、これら部材間に大きい摩擦を与えている。前記実施例と同様に、ナット 48の拡大部分52は、制御部材34の底部に形成された円錐状部分と協働して 第1ロック装置50,54を構成する円錐状部分を有する。
【0022】 この実施例でも零リセット装置84を備えている。しかし、この零リセット装 置84はブレーキアクチュエータの軸線に対し直角となるように配置され、ロッ ド86を有しており、ロッド86は一端部にねじ回し用スロットを形成した駆動 頭部90を有すると共に、他端部には、ねじ回しによってロッド86がスプリン グ98に抗して押された時にナット48の一組の歯96と協働し得る一組の歯9 4を設けており、スプリング98は、ロッド86に圧力が加わっていない場合に 、2組の歯94と96を互いに分離状態に通常保っている。
【0023】 この第3実施例の作動は、下記相違点を除き、前記2つの実施例のものと類似 している。
【0024】 図4において、圧力流体が室114に導入されると、流体ピストン110が図 4の左方に移動して制御部材34を左方へ移動させる。制御部材34の左方への 移動が指部116とスロット118′の底部との間に存在する間隙を超えると、 当接部材76がこれらスロット118′の底部により他方の部材72を左方へ移 動させ、摩擦リング62、他方の部材72及びボデー20に対して固定された固 定リング66″の指部即ち一方の部材66′間に存在する摩擦を釈放する。その 後の作動は前述したものと同一であり、即ち、ピストン40がスプリング58に よって左方へ移動され、ねじ46がもはや摩擦リング62によってロックされて いないナット48に張力を与え、従って、拡大部分52が軸線方向ボールスラス トベアリング80を介して当接部材76に当接し、ピストン40によってナット 48に与えられる張力が円錐状部分50−54の他方に対するその一方の摩擦係 合を外すことにより、上記ナットは可逆ピッチを有するねじ部のため回転するこ とができる。ロッド66がリング66″の指部66′に置換されており、従って リング66″がロッド66の機能と、第1実施例の案内部材22によって支持さ れた前方壁70の機能との両方を同時に果たしてはいるが、その後の作動は前述 したものと類似している。
【0025】 図示しない他の実施例においては、このブレーキアクチュエータはその各側に 作動ピストンを備えた複式構造のものであり、本考案をドラムブレーキに採用し て2つのシューを駆動することが可能である。当業者にはわかるように、この場 合には、間隙を補償するように作動ピストンを動かすスプリング58は、2つの シュー間に配置されてブレーキ作動完了後にシューを初期休止位置へ戻すシュー リターンスプリングの力よりも大きい力を有していなければならない。
【0026】 又、第3実施例の型の流体式制御装置と、最初の2つの実施例で用いられてい る型の機械式制御装置とを兼備するようにブレーキアクチュエータを構成し、且 つ、流体圧力を受けない区域に機械式制御装置を介装するように流体ピストン1 10と制御部材34との境界面を適宜配置することが可能であることが理解でき よう。
【0027】 本考案は上述した実施例にのみ限定されるものではなく、当業者にはわかるよ うに、本考案の範囲を逸脱することなく幾多の変更を加えて実施できる。特に、 摩擦リング及びロック部材の形状は変化又は変更されてよく、同様に零リセット 装置は従来のように変更されてよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるブレーキアクチュエータの第1実
施例を示す縦断面図である。
【図2】本考案の第2実施例を示す図1と同様の縦断面
図である。
【図3】図2の3−3線に沿う図1及び図2に示すブレ
ーキアクチュエータの横断面図である。
【図4】本考案の第3実施例を示す縦断面図である。
【図5】第3実施例の構成部品を分解して示す拡大斜視
図である。
【符号の説明】
20 ボデー 22 案内部材 24 楔 26,28 ローラ 34 制御部材 40 作動ピストン 42 摩擦要素 44 自動調整装置 46 ねじ 48 ナット 50 円錐状部分(第1ロック装置) 52 拡大部分 54 円錐状部分(第1ロック装置) 56 自動軸線方向相対位置決め装置 58 スプリング 60 第2ロック装置 62 摩擦リング 66,66′ 部材 66″ リング 70 壁 72 部材 76,78 当接部材 80 ボールスラストベアリング 82 スプリング 84 零リセット装置 86 ロッド 90 駆動頭部 94,96 歯 98 リターンスプリング 100 ねじ 104 スロット 106 溝 110 流体ピストン 114 室

Claims (10)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸線方向の力を受けて移動される制御部材
    (34)と作動ピストン(40)との間に配置され、第
    1ロック装置(50−54)によってねじ(46)とナ
    ット(48)との相対回転がロックされている時に前記
    制御部材(34)から前記作動ピストン(40)へ前記
    軸線方向の力を伝達できる可逆ピッチを有するねじ・ナ
    ット装置(46−48)と、前記制御部材(34)と前
    記作動ピストン(40)との間に配置され、前記制御部
    材(34)が所定の初期移動距離を移動した後に内部装
    置により前記第1ロック装置(50−54)を不作動に
    し該制御部材(34)に対して前記作動ピストン(4
    0)を軸線方向に変位させるように作動される自動軸線
    方向相対位置決め装置(56)とを備えている自動調整
    装置付ブレーキアクチュエータにおいて、前記位置決め
    装置(56)は、前記制御部材(34)と前記作動ピス
    トン(40)との間に配置され、前記作動ピストン(4
    0)に軸線方向に作用するとともに、前記制御部材(3
    4)に非回転可能且つ摺動自在に設けられた第1部材
    (72)を介して該制御部材に作用する前記内部装置を
    構成する第1スプリング(58)と、前記制御部材(3
    4)の移動が前記第1部材(72)と前記制御部材に固
    定された当接部材(78−76)との間の間隙によって
    定められる前記所定の初期移動距離よりも小さい時には
    常に前記位置決め装置(56)の作動を防止する第2ロ
    ック装置(60)とを備え、前記第2ロック装置(6
    0)は、ねじ・ナット装置(46−48)と共に回転す
    るように連結され、且つ前記第1部材(72)と前記制
    御部材(34)内に非回転可能に配設された第2部材
    (66,66′)との間に挾持されている時にはねじ
    (46)とナット(48)との相対回転を防止する摩擦
    リング(62)を備えていることを特徴とする自動調整
    装置付ブレーキアクチュエータ。
  2. 【請求項2】請求項1記載のブレーキアクチュエータに
    おいて、前記第2部材(66)が前記制御部材(34)
    内に摺動自在に装架され、前記制御部材(34)の移動
    が前記所定の初期移動距離を超えた時に前記摩擦リング
    (62)に対する前記第2部材の作用が終止して、前記
    第2ロック装置(60)を不作動にすることを特徴とす
    るブレーキアクチュエータ。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載のブレーキアクチュエ
    ータにおいて、前記第1部材(72)が前記第1スプリ
    ング(58)により前記当接部材(78−76)又は前
    記摩擦リング(62)に向けて軸線方向に押され、制御
    部材(34)に対する前記第1部材(72)の軸線方向
    変位が、当接部材(78−76)又は摩擦リング(6
    2)のいずれかと当接することにより停止されることを
    特徴とするブレーキアクチュエータ。
  4. 【請求項4】請求項3記載のブレーキアクチュエータに
    おいて、前記ねじ・ナット装置(46−48)のねじ
    (46)が前記作動ピストン(40)に堅固に固定さ
    れ、前記ナット(48)が、円錐状部分(50)を介し
    て前記制御部材(34)の補形的形状の部分(54)と
    協働するか、あるいは軸線方向スラストベアリング(8
    0)を介して前記当接部材(78−76)と協働できる
    拡大部分(52)を有していて、制御部材(34)ある
    いはねじ・ナット装置(46−48)のねじ(46)の
    いずれかによって押されることを特徴とするブレーキア
    クチュエータ。
  5. 【請求項5】請求項4記載のブレーキアクチュエータに
    おいて、第2スプリング(82)が前記制御部材(3
    4)とブレーキアクチュエータのボデー(20)との間
    に配置されて、制御部材をボデーに対し固定された部分
    (70,66″)に当接する休止位置に向けて押し、制
    御部材(34)が休止位置にある時に前記第2部材(6
    6)が前記部分に当接して、前記摩擦リング(62)を
    挾持させるようにし、前記第1スプリング(58)の軸
    線方向の力が第2スプリング(82)の軸線方向の力よ
    りも小さいことを特徴とするブレーキアクチュエータ。
  6. 【請求項6】請求項5記載のブレーキアクチュエータに
    おいて、前記所定の初期移動距離は、制御部材(34)
    が休止位置にあり且つ前記第1及び第2部材(66,6
    6′,72)が前記摩擦リング(62)を挾持している
    時に前記第1部材(72)と前記当接部材(78−7
    6)との間に存在する間隙に等しいことを特徴とするブ
    レーキアクチュエータ。
  7. 【請求項7】請求項4ないし6のいずれか1項に記載の
    ブレーキアクチュエータにおいて、ロッド(86)によ
    って形成された零リセット装置(84)を備え、該ロッ
    ドは一端部(88)に駆動頭部(90)を具えると共
    に、他端部には、ロッドのためのリターンスプリング
    (98)の力よりも大きい圧力が駆動頭部(90)に加
    えられた場合に前記ナット(48)の拡大部分(52)
    に形成された一組の歯(96)と協働し得る一組の歯
    (94)を具えていることを特徴とするブレーキアクチ
    ュエータ。
  8. 【請求項8】請求項1ないし7のいずれか1項に記載の
    ブレーキアクチュエータにおいて、前記作動ピストン
    (40)及び制御部材(34)が、これらピストン及び
    制御部材に形成された溝(106)又はスロット(10
    4)内に入るねじ(100)によって、ブレーキアクチ
    ュエータのボデー(20)に対する回転を固定されてい
    ることを特徴とするブレーキアクチュエータ。
  9. 【請求項9】請求項1ないし8のいずれか1項に記載の
    ブレーキアクチュエータにおいて、ブレーキアクチュエ
    ータが2つのローラ(26−28)間に挿入される楔
    (24)によって作動され、ローラの一方(28)が前
    記制御部材(34)と協働し、ローラの他方(26)が
    ブレーキアクチュエータのボデー(20)に対し固定さ
    れた案内部材(22)と協働することを特徴とするブレ
    ーキアクチュエータ。
  10. 【請求項10】請求項1ないし8のいずれか1項に記載
    のブレーキアクチュエータにおいて、ブレーキアクチュ
    エータが、そのボデー(20)と流体ピストン(11
    0)との間に形成された室(114)内に存在する流体
    圧力を受ける流体ピストン(110)によって作動され
    ることを特徴とするブレーキアクチュエータ。
JP029643U 1984-01-31 1993-05-10 自動調整装置付ブレーキアクチュエータ Pending JPH0647743U (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR8401438A FR2558910A1 (fr) 1984-01-31 1984-01-31 Moteur de frein a reglage automatique
FR8401438 1984-01-31

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0647743U true JPH0647743U (ja) 1994-06-28

Family

ID=9300609

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60013675A Pending JPS60179537A (ja) 1984-01-31 1985-01-29 自動調整装置付ブレーキアクチユエータ
JP029643U Pending JPH0647743U (ja) 1984-01-31 1993-05-10 自動調整装置付ブレーキアクチュエータ

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60013675A Pending JPS60179537A (ja) 1984-01-31 1985-01-29 自動調整装置付ブレーキアクチユエータ

Country Status (7)

Country Link
US (1) US4699253A (ja)
EP (1) EP0151070B1 (ja)
JP (2) JPS60179537A (ja)
BR (1) BR8500382A (ja)
DE (1) DE3562159D1 (ja)
ES (1) ES8606592A1 (ja)
FR (1) FR2558910A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE8633923U1 (de) * 1986-12-18 1988-04-21 Lucas Industries P.L.C., Birmingham, West Midlands Betätigungsvorrichtung mit selbsttätiger Nachstellung für Bremsen, insbesondere von Schwerlastfahrzeugen
FR2697880B1 (fr) * 1992-11-06 1995-03-03 Peugeot Dispositif de rattrapage de jeu pour frein à tambour et frein muni d'un tel dispositif.
DE19711851B4 (de) * 1997-03-21 2005-09-22 Continental Teves Ag & Co. Ohg Bremsaktuator mit Feststellbremse für eine elektrische Bremsanlage
CN100342150C (zh) * 2002-09-17 2007-10-10 大陆-特韦斯贸易合伙股份公司及两合公司 液力车辆制动器
EP1972825B2 (en) * 2007-03-21 2017-12-27 Haldex Brake Products AB Disc brake
EP3126703B1 (en) * 2014-04-04 2019-11-06 Haldex Brake Products Aktiebolag Brake actuation mechanism for a disc brake and disc brake comprising the same

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55100434A (en) * 1979-01-22 1980-07-31 Akebono Brake Ind Co Ltd Gap adjuster for disc brake

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR1317919A (ja) * 1963-05-10
GB993686A (en) * 1963-12-20 1965-06-02 Bromsregulator Svenska Ab Improvements in automatic slack adjusters for vehicle brake linkages
GB1269917A (en) * 1971-01-12 1972-04-06 Bromsregulator Svenska Ab Improvements in pneumatic cylinder-piston units for railway vehicle brake riggings
DE2337420C2 (de) * 1973-07-23 1982-06-16 Knorr-Bremse, 1000 Berlin und 8000 München Selbsttätige Bremsgestänge-Nachstellvorrichtung, insbesondere für Schienenfahrzeugbremsen
US3995722A (en) * 1975-02-18 1976-12-07 Abex Corporation Fail-safe disc brake having a slack adjuster mechanism
US3967705A (en) * 1975-04-02 1976-07-06 The Bendix Corporation Application adjuster for disc brake
GB1540084A (en) * 1975-04-08 1979-02-07 Girling Ltd Automatic adjusters for vehicle brakes
FR2434310A1 (fr) * 1978-08-24 1980-03-21 Pont A Mousson Mecanisme de commande de frein a disque
US4399894A (en) * 1979-02-14 1983-08-23 Kelsey-Hayes Company Push rod slack adjuster
DE3011713C2 (de) * 1980-03-26 1982-11-11 Knorr-Bremse GmbH, 8000 München Bremszylinder für Reibungsbremsen von Fahrzeugen, insbesondere Schienenfahrzeugen
US4394890A (en) * 1981-08-03 1983-07-26 Eaton Corporation Automatic slack adjuster

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55100434A (en) * 1979-01-22 1980-07-31 Akebono Brake Ind Co Ltd Gap adjuster for disc brake

Also Published As

Publication number Publication date
BR8500382A (pt) 1985-09-10
FR2558910A1 (fr) 1985-08-02
EP0151070A3 (en) 1985-09-18
DE3562159D1 (en) 1988-05-19
JPS60179537A (ja) 1985-09-13
US4699253A (en) 1987-10-13
ES539971A0 (es) 1986-04-01
ES8606592A1 (es) 1986-04-01
EP0151070B1 (fr) 1988-04-13
EP0151070A2 (fr) 1985-08-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3991859A (en) Adjusting mechanism for a disc brake caliper assembly
US5219047A (en) Disc brake caliper assembly
US5086884A (en) Disc brake caliper assembly
US4063491A (en) Device for discontinuing and automatically restoring the operational function of a spring brake actuator
US4378863A (en) Automatic adjuster for hydraulic brake actuator
JPH0534527B2 (ja)
JPS61184236A (ja) 自動ブレ−キ調整装置
US3954160A (en) Mechanically actuated disc brake assembly
JPH0247610B2 (ja)
GB2097496A (en) Improvements in and relating to actuators especially for brakes
US3885653A (en) Brake Adjusters
JPH026932B2 (ja)
JPS59131047A (ja) デイスクブレ−キ
US3392806A (en) Disk-brake and adjusting means therefor
JPH0647743U (ja) 自動調整装置付ブレーキアクチュエータ
US3534835A (en) Disk brake
US3517783A (en) Floating-yoke disk brake with wearcompensating mechanism
JPH0522090B2 (ja)
JPS604382B2 (ja) 円板ブレ−キ用自動弛み調節装置
JPH0545805B2 (ja)
US3610374A (en) Adjuster mechanism for wedge brakes
EP0314282A1 (en) Disc brake caliper assembly
JPS629038A (ja) ブレ−キ用アクチユエ−タ
GB2058258A (en) Improvements relating to brake adjusters
US4392558A (en) Actuator mechanisms for vehicle brakes

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980127