JPH0647722U - 締結ユニット - Google Patents

締結ユニット

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JPH0647722U
JPH0647722U JP8969892U JP8969892U JPH0647722U JP H0647722 U JPH0647722 U JP H0647722U JP 8969892 U JP8969892 U JP 8969892U JP 8969892 U JP8969892 U JP 8969892U JP H0647722 U JPH0647722 U JP H0647722U
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JP
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bolt
fastening
screwing
insertion hole
side wall
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JP8969892U
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Inventor
渡辺  孝
Original Assignee
株式会社西原衛生工業所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一旦締結すると、その締結状態が経時変化し
ない締結ユニットを提供すること。 【構成】 ボルト10と、このボルト10を螺合する締
結体20からなり、前記ボルト10は、螺合側10aの
端部にスリット部11を有し、前記締結体20は前記ボ
ルト10を螺合する螺合部21と、この螺合部21と連
続した対向位置に設けられた突起22から構成されてお
り、前記ボルト10の締結体20への螺合締結に伴い、
前記突起22を前記スリット部11に圧接し、このスリ
ット部11を拡開することにより、一旦締結すると、そ
の締結状態が経時変化しない、すなわちボルトによる締
結が緩むのを完全に阻止できるようになっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は締結ユニットに関し、さらに詳しくは例えば流体や気体等を搬送する 管材のフランジ部を締結する場合等に用いられ、一旦締結すると、その締結状態 が経時変化しないようにした締結ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ボルトBとナットNを用いた締結部における緩み防止手段としては、図 5(a)に示すようにスプリングワッシャSを用いたり、図5(b)に示すよう にダブルナットWを用いているのが一般的である。 しかしながら、上述したような緩み防止手段では、例えば、気体や液体を搬送 する管材に、その供給源であるポンプやボイラー等の振動が伝達された場合には 連結部のフランジ間を締結しているナットが時間の経過と共に緩み、甚だしい場 合には、管内を流れる気体や液体が漏れ出して二次災害が発生する恐れがあり、 また、電気系の動力や制御盤等では配線から発生する熱によって、ターミナル端 子を抑えるナットが伸縮して緩み、定期的な増締作業を必要としていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、これらの問題点を解消するため図5(c)に示すように、割ピンPを 用いていることもあるが、この手段は図示したように、割ピンPを挿通するため の孔HをボルトBに、予め或いは現場で加工しなければならない等、やはり多く の問題があるのが現状である。 この考案は上述した問題点を解消するためになされたもので、その目的は、一 旦締結すると、その締結状態が経時変化しない締結ユニットを提供することにあ る。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するこの考案は、ボルトと、このボルトを螺合する締結体から なり、前記ボルトは、螺合側の端部にスリット部を有し、前記締結体は、前記ボ ルトを螺合する螺合部と、この螺合部と連続した対向位置に設けられた突起から 構成され、前記ボルトの締結体への螺合締結に伴い、前記突起を前記スリット部 に圧接し、このスリット部を拡開するようにしたことを特徴としている。
【0005】
【作用】
上述したように構成されたこの考案においては、ボルトの締結体への螺合締結 に伴い、この締結体に設けられている突起を、ボルトの螺合側端部に設けられて いるスリット部に圧接してこのスリット部を拡開することにより、一旦締結する と、その締結状態が経時変化しない、すなわちボルトによる締結が緩むのを完全 に阻止することができる。
【0006】
【実施例】
以下この考案を実施例により図面を参照しつつ説明する。 図1はこの考案の第1実施例を示す斜視説明図、図2はこの考案の第2実施例 を示す斜視説明図、図3はこの考案の第3実施例を示す斜視説明図、図4(a) ,(b),(c)はそれぞれ図1に示す第1実施例に基づいて締結の手順を説明 する一部を切欠した正面視説明図である。 図において、Eはこの考案の実施例からなる締結ユニットで、ボルト10と、 このボルト10を螺合する締結体20からなり、前記ボルト10は、螺合側10 aの端部にスリット部11を有し、前記締結体20は、前記ボルト10を螺合す る螺合部21と、この螺合部21と連続した対向位置に設けられた突起22から 構成されており、前記ボルト10の締結体20への螺合締結に伴い、前記突起2 2を前記スリット部11に圧接し、このスリット部11を拡開することにより、 一旦締結すると、その締結状態が経時変化しない、すなわちボルトによる締結が 緩むのを完全に阻止できるようになっている。
【0007】 さらにこの構造を説明すると、図1に示す第1実施例において上記締結体20 は、図示したように、前記ボルト10の螺合締結方向に位置する左側壁23と右 側壁24とが、間隔をおいて相対向して一体的に形成されており、この左側壁2 3に前記ボルト10の挿通孔25が設けられ、右側壁24の内側にはこの挿通孔 25の中央に向って前記突起22を設けられている。そして、上記左右両側壁2 3,24の相対向する上下二辺を相互に連結する連結部27,28の間隔は、前 記ボルト10に締結されるナット26の回動を阻止できる間隔Lとしてある。
【0008】 また、図2に示す第2実施例の場合も締結体20の構造は、上述した第1実施 例とほぼ同一であるが、この実施例の場合、螺合部21として第1実施例のよう に一般に使用されている通常のナット26を用いず、締結体20の左側壁23に 設けられた挿通孔25の内側に、この挿通孔25と合致する螺孔を開口した締結 部材29を溶接等の手段により一体的に取り付けて構成されている。従って、こ の実施例の場合上述した第1実施例のように、一般に使用されている通常のナッ ト26を必要としない。この結果、独立した部品点数を減らすことができて部品 管理コストを軽減できると共に、締結作業の作業性を向上することができる。
【0009】 さらに、図3に示す第3実施例も締結体20の構造は、上述した第1実施例と ほぼ同一である。第1実施例の場合のボルト10と締結体20との締結手段は上 述したように、独立した通常のナット26が用いられているが、この実施例の場 合は図示したように、締結体20の左側壁23に設けられた挿通孔25の内側に この挿通孔25と螺孔とが合致するよう通常のナット26を溶接等の手段により 一体的に取り付けて構成されている。従って、この実施例のものも上述した第2 実施例と同様に部品管理コストを軽減できると共に、締結作業の作業性を向上す ることができる一方、螺合部21として通常のナット26を溶接等の手段により 一体的に取り付けて構成したから、上述した第2実施例と比較して製造コストを 低減することができる。
【0010】 続いて図4(a),(b),(c)を参照しつつ本締結ユニットEを用いて被 取付部(この実施例においてはフランジ部)を締結する過程を説明する。 まず、ボルト10をワッシャ30を介して左右フランジ部Fa,Fbの締結孔 に挿入した後、このボルト10の螺合側10aの端部と、締結体20の挿通孔2 5を介して、予めこの挿通孔25の内側に装着されているナット26とを螺合し ボルト10を締め付ける(図4(a)参照)。さらに、ボルト10を締め付けて いくと、ボルト10の螺合側10aの端部に設けられているスリット部11の端 面の中心部に、前記突起22の先端が圧接され食い込んでいく(図4(b)参照 )。そして、さらにボルト10を締め付けていくと、突起22の先端がさらにス リット部11に食い込んでいき、このスリット部11を拡開する(図4(c)参 照)。 このように、ボルト10を締め付けて締結体20の突起22を、スリット部1 1に圧接して食い込ませ、このスリット部11を拡開することにより、一旦締結 すると、その締結状態が経時変化しない、すなわち、ボルトによる締結が緩むの を完全に阻止することができるのである。
【0011】 なお、上述したボルト10の螺合側10aの端部に設けられているスリット部 11の本数は、本各実施例において上下左右計4本設けられているが、これは必 要に応じて増減しても良いのは勿論であり、また、締結体20の側面視形状も適 宜形状で良いのは勿論である。
【0012】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば、ボルトの締結体への螺合締結に伴い 、この締結体に設けられている突起を、ボルトの螺合側端部に設けられているス リット部に圧接してこのスリット部を拡開することにより、一旦締結すると、そ の締結状態が経時変化しない、すなわち、ボルトによる締結が緩むのを完全に阻 止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の第1実施例を示す斜視説明図
である。
【図2】図2はこの発明の第2実施例を示す斜視説明図
である。
【図3】図3はこの発明の第3実施例を示す斜視説明図
である。
【図4】図4(a)(b)(c) はそれぞれ図1に示す第1実施
例に基いて締結の手順を説明する一部を切欠した正面視
説明図である。
【図5】図5(a)(b)(c) はそれぞれ従来例を示す斜視説
明図である。
【符号の説明】
10 ボルト 11 スリット部 20 締結体 21 螺合部 22 突起 23,24 側壁 25 挿通孔 26 ボルト 27,28 連結部 29 締結部材

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボルトと、このボルトを螺合する締結体
    からなり、前記ボルトは、螺合側の端部にスリット部を
    有し、前記締結体は、前記ボルトを螺合する螺合部と、
    この螺合部と連続した対向位置に設けられた突起から構
    成され、前記ボルトの締結体への螺合締結に伴い、前記
    突起を前記スリット部に圧接し、このスリット部を拡開
    するようにしたことを特徴とする締結ユニット。
  2. 【請求項2】 前記締結体は、前記ボルトの螺合締結方
    向に位置する両側壁を、間隔をおき相対向せしめて一体
    的に形成し、この一側壁に前記ボルトの挿通孔を形成す
    ると共に、他側壁の内側に前記ボルトの挿通孔の中央に
    向って前記突起を設け、さらに、前記両側壁の相対向す
    る二辺を相互に連結する連結部の間隔を、前記ボルトに
    締結するナットの回動を阻止できる間隔としたことを特
    徴とする請求項1記載の締結ユニット。
  3. 【請求項3】 前記締結体は、前記ボルトの螺合締結方
    向に位置する両側壁を、間隔をおき相対向せしめて一体
    的に形成し、この一側壁に前記ボルトの挿通孔を設ける
    と共に、この挿通孔に前記ボルトを螺合できる螺子を形
    成し、さらに他側壁の内側に前記ボルトの挿通孔の中央
    に向って前記突起を設けたことを特徴とする請求項1記
    載の締結ユニット。
  4. 【請求項4】 前記締結体は、前記ボルトの螺合締結方
    向に位置する両側壁を、間隔をおき相対向せしめて一体
    的に形成し、この一側壁に前記ボルトの挿通孔を設ける
    と共に、この側壁の内側に前記ボルトに締結するナット
    を、その中心が前記挿通孔の中心と一致するよう取り付
    け、さらに他側壁の内側に前記ボルトの挿通孔の中央に
    向って前記突起を設けたことを特徴とする請求項1記載
    の締結ユニット。
JP8969892U 1992-12-04 1992-12-04 締結ユニット Withdrawn JPH0647722U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012070272A1 (ja) * 2010-11-25 2012-05-31 株式会社ハマ・システム ボルト

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012070272A1 (ja) * 2010-11-25 2012-05-31 株式会社ハマ・システム ボルト
JP2012127494A (ja) * 2010-11-25 2012-07-05 Hama System:Kk ボルト

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