JPH0647454A - 磁気ヘッド支持ばねの成形機構 - Google Patents

磁気ヘッド支持ばねの成形機構

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Publication number
JPH0647454A
JPH0647454A JP22916292A JP22916292A JPH0647454A JP H0647454 A JPH0647454 A JP H0647454A JP 22916292 A JP22916292 A JP 22916292A JP 22916292 A JP22916292 A JP 22916292A JP H0647454 A JPH0647454 A JP H0647454A
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JP
Japan
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pressing roller
pressing
spring
supporting spring
magnetic head
Prior art date
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Pending
Application number
JP22916292A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Shimoda
勇一 下田
Utayoshi Eguchi
詠美 江口
Seiji Morita
清司 森田
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Hitachi Ltd
Hitachi High Tech Corp
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気ヘッド支持ばねを良好に湾曲できる成形
方法を提供する。 【構成】 切り欠き部941 を有し、これを曲げ始め位置
として下型のエッジ92の円弧に沿って回転する押圧ロー
ラー94と、押圧ローラー94を軸支する回動板95と、回動
板95を押圧ローラー94の中心軸を中心として回動する回
動部8、および押圧ローラー94を昇降する昇降機構97と
を具備する。スプリング86とハンドル82よりなり、押圧
ローラー94の押圧力を調整する押圧力調整機構と、切り
欠き部941を押圧して昇降機構97の昇降板973 の先端に
当接させる押圧ばね96とを設け、さらに、回動板95を押
圧ローラー94の中心軸に対して直角方向に回転自由とし
て回動部8に取り付けて構成される。 【効果】 押圧ローラーに切り欠き部を設けることによ
り、曲げ始め位置が一定に揃えられ、また、押圧ローラ
ーを、その中心軸に対して直角方向に回転自由とするこ
とにより、支持ばねの変歪に倣って押圧ローラーが変位
し、境界部分が一様に押圧されて良好に湾曲できるもの
で、支持ばねの湾曲成形の歩留まりが向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、磁気ヘッド支持ばね
を湾曲する成形機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、情報処理システムに使用される
磁気ディスク装置の要部と磁気ヘッド支持ばねの構造を
示す。図3(a) において、ハードディスク1はスピンド
ル2に装着されて回転し、これに対して支持ばね4に取
り付けられた磁気ヘッド3が、キャリッジ機構5により
ディスク1の半径Rの方向に移動してローディングされ
る。磁気ヘッド3はディスクの回転により生ずるエアフ
ローにより所定の高さ浮上して、データのアクセスがな
される。なお最近の磁気ヘッド3は、寸法が極めて小さ
く、軽量な薄膜ヘッドが専ら使用されており、浮上高は
サブミクロンオーダの微小量である。図3(b) におい
て、支持ばね4はそれぞれ図示の形状のローディングア
ーム41とクランプ部42よりなり、ローディングアーム41
の両側は強度を増すために直角に折り曲げた折り曲げ部
411 が設けられ、その先端部にジンバルアーム31を固着
し、これに磁気ヘッド3が固定される。また、クランプ
部42はキャリッジ機構5のクランプ台51にクランプされ
る。
【0003】磁気ヘッド3をローディングして所定の高
さに浮上するためには、ディスク1の表面に対する支持
ばね4の傾斜角を適切に設定することが必要である。こ
のために図3(c) に示すように、ローディングアーム41
とクランプ部42の境界部Sが適当に湾曲するように成形
されている。
【0004】図4により支持ばねの製作方法と、上記の
成形を行う従来の成形機構の概要を説明する。図4(a)
において、適当な薄板のばね材を打抜加工などにより、
複数の支持ばね4が連続し、両側に位置合わせ孔pを設
けたフレーム5が作られる。図4(b) は従来の成形機構
6の要部の垂直断面を示し、固定台61に斜面611 を有す
る空間部612 を設け、斜面611 の上端のエッジ62を円弧
断面に形成して下型とする。また、固定台61の上面に、
フレーム5の位置合わせ孔pに対する位置決め突起63を
設け、装着されたフレーム5を下型に位置合わせする。
これに対して、押圧棒64の先端に押圧ローラー65を軸支
し、図示しない押圧機構により押圧棒64を矢印Aの方向
に押圧しながら、矢印Bの方向に移動する。この押圧移
動により押圧ローラー65が境界部分Sを押圧し、エッジ
62の円弧に沿って湾曲するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】さて、上記の成形機構
6においては、曲げ始め位置に対して押圧ローラー65を
位置決めする機構がないため、曲がり始めの位置にバラ
ツキが生ずる。また、支持ばね4には打抜き加工などに
より変歪があり、これに対して押圧ローラー65は、押圧
方向にのみ自由度があり、これに直角の方向には自由度
がないため、変歪により浮き上がった部分は強く押圧さ
れ、低い部分の押圧は弱くて押圧力が一様でない。これ
らにより、境界部分Sの湾曲位置と、そのばね力が支持
ばねごとに不揃いとなって湾曲が良好に成形されず、不
良品となるものが多い。これに対して、押圧ローラー65
を曲げ始めの位置を正確に位置決めするとともに、変歪
した支持ばね4に対して一様な押圧力を与える成形機構
が必要である。この発明は以上に鑑みてなされたもの
で、支持ばね4の境界部分Sを不揃いなく良好に湾曲で
きる成形機構を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成する磁気ヘッド支持ばねの成形機構であって、切り
欠き部を有し、切り欠き部を曲げ始め位置として下型の
エッジの円弧に沿って回転する押圧ローラーと、押圧ロ
ーラーを軸支する回動板と、回動板を押圧ローラーの中
心軸を中心として回動する回動機構、および押圧ローラ
ーを昇降する昇降機構とを具備する。これに対して、押
圧ローラーの押圧力を調整する押圧力調整機構と、押圧
ローラーの切り欠き部を押圧して昇降機構の昇降板の先
端に当接させる押圧ばねとを設け、さらに、回動板を押
圧ローラーの中心軸に対して直角方向に回転自由として
回動機構に取り付けて構成される。
【0007】
【作用】上記の成形機構において、まず、昇降機構によ
り押圧ローラーを上昇して、支持ばねが下型に装着され
る。ついで押圧ローラーを下降し、回動機構により回動
板を回動すると、これに軸支された押圧ローラーがエッ
ジの円弧に沿って支持ばねを押圧しながら回転する。押
圧ローラーは、その切り欠き部が押圧ばねに押圧されて
昇降機構の昇降板に当接しており、切り欠き部が曲げ始
め位置となって押圧ローラーの回転位置が位置決めされ
るので、曲げ始めの位置が一定となって境界部分が湾曲
される。この場合、押圧ローラーの押圧力は押圧力調整
機構により調整できるので、支持ばねに対して適切な押
圧力がえられる。また、回動板は押圧ローラーの支持軸
に対して直角方向に回転自由に回動機構に取り付けられ
ているので、押圧ローラーもその方向の回転が自由であ
り、従って変歪の有無に拘らず支持ばねは一様に押圧さ
れ、これらにより湾曲やばね力の不揃いが解消されて境
界部分が良好に成形される。
【0008】
【実施例】図1はこの発明の一実施例における成形機構
10の垂直断面を示し、回動機構10は固定部7と回動
部8および成形部9とにより構成される。図2は成形部
9の斜視外観を示す。図1において、固定部7は内側に
円筒面71を有し、回動部8は、円筒面71にボールベアリ
ング81を介して挿入され、ハンドル82の操作によりθ回
転する回転輪83と、回転輪83に固定された支持具84に軸
支された円弧状の作動具85とを具備する。これに対し
て、作動具85の上端を下方に押圧するスプリング86を設
け、上記のハンドル82をスプリング86の押圧力の調整に
兼用して押圧力調整機構とする。さらに、作動具85の位
置を段階的に調整するエアシリンダ87を設けて構成され
る。次に図1および図2において、成形部9は、前記図
4(b) と同様の、エッジ92が円形断面に形成された下型
となる固定台91と、円周の一部に切り欠き部941 を有
し、エッジ92の円弧に沿って回転する押圧ローラー94
と、先端に押圧ローラー94を軸支する回動板95、および
押圧ローラー94を昇降する昇降機構97を具備する。昇降
機構97はレバー971 とリンク972 および昇降板973 より
なり、レバー971の操作により昇降板973 が昇降して押
圧ローラー94を上昇または下降する。さらに、押圧ロー
ラー94の切り欠き部941 を押圧し、昇降板972 に当接さ
せる押圧ばね96を設ける。成形部9は回動部8の内部に
挿入されて外部でベースに固定され、回動板95の中心軸
951 は、矢印ωの方向に回転自由として作動具85の適当
な位置に取り付けられ、昇降機構97のレバー971 は固定
部7を貫通して外部に引き出される。
【0009】上記の成形機構10による支持ばね4の成
形方法を説明する。昇降板973 を上昇して押圧ローラー
94を上昇し、下型とのギャップにフレーム5を挿入して
位置合わせする。ついで押圧ローラー94および昇降板97
3 を下降すると、押圧ローラー94はスプリング86の作用
により支持ばね4を押圧するとともに、昇降板973 の先
端に当接している切り欠き部941 が曲げ始め位置とな
り、支持ばね4の一定の位置に接触するので、押圧ロー
ラー94が位置決めされ、曲げ始め位置が一定となって不
揃いが生じない。ハンドル82により回転輪83を矢印θの
方向に回動すると、作動具85とともに回動板95がθ方向
に回動し、押圧ローラー94がエッジ92の円弧に沿って回
転しながら支持ばね4を押圧する。この場合、押圧ロー
ラー94は矢印ωの方向に回転自由であるため、支持ばね
4の変歪に倣って変位して境界部分Sが一様な押圧力で
押圧され、均一なばね力の湾曲に成形される。上記にお
いて、押圧ローラー94はエアシリンダ87により作動具85
の位置を調整して適切な高さ位置に設定され、またハン
ドル82の操作によりスプリング86を調整することにより
適切な押圧力に設定される。以上により、湾曲位置やそ
のばね力の不揃いが解消されて、境界部分Sが良好に湾
曲される。
【0010】
【発明の効果】以上の説明により明らかなように、この
発明の支持ばね成形機構においては、押圧ローラーに切
り欠き部を設けることにより、押圧ローラーが支持ばね
に対して位置決めされて曲げ始め位置が一定に揃えら
れ、また、押圧ローラーを、その中心軸に直角方向に回
転自由とすることにより、支持ばねの変歪に倣って押圧
ローラーが変位して一様に押圧し、湾曲やばね力の不揃
いが解消されて支持ばねを良好に湾曲できるもので、磁
気ヘッド支持ばねの湾曲成形の歩留まりの向上に寄与す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例における成形機構の垂直
断面を示す。
【図2】 図1の成形機構の成形部の外観を示す。
【図3】 (a) は磁気ディスク装置の要部を示し、(b)
は磁気ヘッド支持ばねの外観図、(c) は支持ばねの湾曲
成形の説明図である。
【図4】 (a) は複数の支持ばねが打抜きされたフレー
ムを示し、(b) は従来の支持ばね成形機構の要部の垂直
断面を示す。
【符号の説明】
1…ハードディスク、2…スピンドル、3…磁気ヘッ
ド、31…ジンバルアーム、4…磁気ヘッド支持ばね、41
…ローディングアーム、411 …折り曲げ部、42…クラン
プ部、5…フレーム、6…従来の支持ばね成形機構、61
…固定台、611 …斜面、612 …空間、62…エッジ、63…
位置決め突起、64…押圧棒、65…押圧ローラー、7…固
定部、71…円筒面、8…回動部、81…ボールベアリン
グ、82…ハンドル、83…回転輪、84…支持具、85…作動
具、86…スプリング、87…エアシリンダ、9…成形部、
91…固定台、92…エッジ、93…位置決め突起、94…押圧
ローラー、941 …押圧ローラーの切り欠き部、95…回動
板、951 …回動板の中心軸、97…昇降機構、971 …レバ
ー、972 …リンク、973 …昇降板、10…この発明の支
持ばね成形機構、S…ローディングアームとクランプ板
の境界部分、θ…回動板の回動方向、ω…押圧ローラー
の自由回転の方向。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森田 清司 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所小田原工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローディングアームとクランプ板よりな
    る磁気ヘッド支持ばねを、断面が円弧のエッジを有する
    下型に装着し、押圧ローラーにより押圧して前記ローデ
    ィングアームとクランプ部の境界部分を該エッジの円弧
    に沿って湾曲させる、磁気ヘッド支持ばねの成形におい
    て、切り欠き部を有し、該切り欠き部を曲げ始め位置と
    して前記エッジの円弧に沿って回転する前記押圧ローラ
    ーと、該押圧ローラーを軸支する回動板と、該回動板を
    該押圧ローラーの中心軸を中心として回動する回動機
    構、および該押圧ローラーを昇降する昇降機構とを具備
    し、該押圧ローラーの押圧力を調整する押圧力調整機構
    と、該押圧ローラーの切り欠き部を押圧し、前記昇降機
    構の昇降板の先端に当接させる押圧ばねとを設け、か
    つ、前記回動板を前記押圧ローラーの中心軸に対して直
    角方向に回転自由として前記回動機構に取り付けて構成
    されたことを特徴とする、磁気ヘッド支持ばねの成形機
    構。
JP22916292A 1992-08-05 1992-08-05 磁気ヘッド支持ばねの成形機構 Pending JPH0647454A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109013927A (zh) * 2018-08-02 2018-12-18 安徽南海机械有限公司 一种特殊弯折形状的折弯机模具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109013927A (zh) * 2018-08-02 2018-12-18 安徽南海机械有限公司 一种特殊弯折形状的折弯机模具
CN109013927B (zh) * 2018-08-02 2020-09-11 江苏中威重工机械有限公司 一种特殊弯折形状的折弯机模具

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