JPH0646676U - 多針式刺繍ミシン - Google Patents
多針式刺繍ミシンInfo
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- JPH0646676U JPH0646676U JP9023692U JP9023692U JPH0646676U JP H0646676 U JPH0646676 U JP H0646676U JP 9023692 U JP9023692 U JP 9023692U JP 9023692 U JP9023692 U JP 9023692U JP H0646676 U JPH0646676 U JP H0646676U
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- needle bar
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 各針棒の縫い針に上糸を供給する糸駒を立て
るための好適な構成を提供する。 【構成】 下端に縫い針を取付けた複数本の針棒(5a)
を、上下動自由に支持した針棒ケース(5)と、該針棒ケ
ースを前記針棒と直交する方向にスライドさせて、前記
複数の針棒の内の1本の前記針棒を被駆動位置に対置さ
せる針棒チェンジ装置(7)とを備えた多針式刺繍ミシン
において、前記各針棒の縫い針に供給する上糸を巻回し
た複数の糸駒(25)を立て得る糸立て皿(22)を、前記針棒
ケースの上方位置に該針棒ケースのスライド方向と平行
方向の移動自由に支持し、前記針棒ケースのスライド時
に、前記糸立て皿を前記針棒ケースと共にスライドさせ
ることを構成とする。
るための好適な構成を提供する。 【構成】 下端に縫い針を取付けた複数本の針棒(5a)
を、上下動自由に支持した針棒ケース(5)と、該針棒ケ
ースを前記針棒と直交する方向にスライドさせて、前記
複数の針棒の内の1本の前記針棒を被駆動位置に対置さ
せる針棒チェンジ装置(7)とを備えた多針式刺繍ミシン
において、前記各針棒の縫い針に供給する上糸を巻回し
た複数の糸駒(25)を立て得る糸立て皿(22)を、前記針棒
ケースの上方位置に該針棒ケースのスライド方向と平行
方向の移動自由に支持し、前記針棒ケースのスライド時
に、前記糸立て皿を前記針棒ケースと共にスライドさせ
ることを構成とする。
Description
【0001】
この考案は、複数の針棒を備えた多針式刺繍ミシンに関し、更に詳細には、各 針棒の縫い針に上糸を供給する糸駒を立てるための構成を付与した多針式刺繍ミ シンに関するものである。
【0002】
多針式刺繍ミシンは、上下方向に駆動される複数の針棒を備えた所謂針棒ケー スが、針棒駆動部の前部において横スライド自在に装着されている。そして、こ の針棒ケースをスライドさせることによって所望の色糸を掛けた針棒が選択され 、この選択された針棒のみが駆動されることにより刺繍糸の色替えが可能となる ものである。
【0003】 夫々の針棒には、各対応の糸調子器を介して各色の上糸が供給される。そして この上糸は、針棒ケースの上方に設置した糸立て皿上に立設した各糸駒から繰り 出されるようになっている。
【0004】
色替えの際は、前述のように針棒ケースがスライド操作されるが、各色駒の立 てられた糸立て皿は固定されていてスライドしない。このため針棒ケースのスラ イドに伴なって各糸駒から糸が繰り出されてしまい、色替え(すなわち針棒ケー スのスライド操作)が繰り返されるうちに、各糸駒から繰り出されている糸が弛 むこととなる。すると、非選択状態にある針棒においても天秤は上下に駆動され ているため、前記の弛んだ糸がその天秤に絡んでしまい、糸切れを生ずることと なる。
【0005】
この考案は、従来技術に係る多針式刺繍ミシンに内在している前述した欠点に 鑑み、これを解消するべく提案されたものであって、各針棒の縫い針に上糸を供 給する糸駒を立てるための好適な構成を提供することを目的とする。
【0006】
前述した課題を解決し、所期の目的を達成するため本考案は、下端に縫い針を 取付けた複数本の針棒を、上下動自由に支持した針棒ケースと、該針棒ケースを 前記針棒と直交する方向にスライドさせて、前記複数の針棒の内の1本の前記針 棒を被駆動位置に対置させる針棒チェンジ装置とを備えた多針式刺繍ミシンにお いて、 前記各針棒の縫い針に供給する上糸を巻回した複数の糸駒を立て得る糸立て皿 を、前記針棒ケースの上方位置に該針棒ケースのスライド方向と平行方向の移動 自由に支持し、 前記針棒ケースのスライド時に、前記糸立て皿を前記針棒ケースと共にスライ ドさせる構成としたことを特徴とする。
【0007】
色替えのために針棒ケースがスライド操作されると、針棒ケースのスライドと 共に糸立て皿も一緒にスライドする。
【0008】
次に、本考案を多針式多頭刺繍ミシンに適用した好適な一実施例につき、添付 図面を参照しながら以下説明する。図1は、本実施例に係る多針式多頭刺繍ミシ ンの外観を示し、水平なミシンテーブル1の上方にこれと平行に配置されたフレ ーム2の前面に、合計10個のミシンヘッド3が等間隔を空けて配設されている 。
【0009】 各ミシンヘッド3は、前記フレーム2の前面に固定されたミシンアーム4と、 その前面に横方向のスライド自由に装着された針棒ケース5とからなり、各針棒 ケース5はこれらに貫通された1本の連結ロッド6により連結され、この連結ロ ッド6の向かって右側(図において)の端部が針棒チェンジ装置7に連結されてい る。各針棒ケース5には、下端に縫い針を固定した合計9本の針棒5aが上下動 自由に支持されると共に、各針棒5aに対応した天秤5bが上下の往復動自由に 支持されている。
【0010】 前記針棒チェンジ装置7は、所要の針棒選択信号に応じて駆動されるギヤード モータ8の回転を、連結ロッド6の左右動に変換するものであって、針棒選択信 号が入力されると前記連結ロッド6を介して各針棒ケース5がスライド操作され 、これにより針棒選択信号に応じた針棒5aが各針棒ケース5において選択され るようになっている。
【0011】 前記各ミシンアーム4にはミシン主軸10が貫設され、その向かって左側の端 部がタイミングベルト(図示せず)を介して、ミシンテーブル1の下方に固定され たモータ11の出力軸に連結されている。そしてモータ11によりミシン主軸1 0が回転駆動されると、各ミシンアーム4内の変換機構を介して選択された針棒 が上下に往復駆動されると共に、その針棒5aに対応する天秤5bが同じく上下 に往復駆動されるようになっている。また各ミシンヘッド3の下方位置には、前 記モータ11を駆動源とする周知の釜駆動機構がミシンテーブル1の下面に配設 され、前記針棒5a、天秤5bとの協働により本縫いによる刺繍縫いが行なわれ る。
【0012】 一方、ミシンテーブル1上に載置された刺繍枠12は、原反状の被刺繍布を張 設するための周知の原反枠であって、該ミシンテーブル1の下面に配設されたX 方向駆動部およびY方向駆動部により、所要の刺繍データに応じて駆動される、 すなわち、これらX方向およびY方向駆動部が前記モータ11と同期して刺繍デ ータに応じて駆動されることにより、被刺繍布に刺繍データ通りの刺繍が施され る。
【0013】 本実施例では、各ミシンヘッド3に対し夫々調整台21および糸立て皿22が 取付けられている。この調整台21は、図4に詳細に示すように、各針棒5aに 対応する周知の糸調子器21および糸案内21bを前面に夫々合計9個ずつ備え たものであり、針棒ケース5の上面に固定されて、色替え時には針棒ケース5と 一緒に横スライドするようになっている。
【0014】 次に、図2〜図6に基づいて、前記糸立て皿22について説明する。フレーム 2の上面には、各ミシンアーム4に対応するリニアガイド23が針棒ケース5の スライド方向と平行に固定され、このリニアベアリング23に嵌合された別のリ ニアベアリング24の上面に、糸立て皿22が取付けられている。これにより、 糸立て皿22は針棒ケース5のスライド方向と平行方向の移動が可能となってい る。前記糸立て皿22の上面は、針棒ケース5の針棒5aの数に相当する合計9 本の糸駒25を、前後の2列状に立てるだけのスペースを有しており、各糸駒の 位置を規制するための周知の糸立て棒22aが、糸立て皿22上に合計9本立設 されている。
【0015】 また糸立て皿22には、各糸駒25から繰り出された糸を夫々調整台21に導 くための糸案内体26が設けられている。この糸案内体26は、糸立て皿22 上の後一列の糸駒25の直上に対応する糸道部26a、前一列の糸駒25の直 上に対応する糸道部26b、調整台21の糸案内21bの直上に対応する糸道 部26cを有したものであり、糸立て皿22の前側両端部に夫々立設された支持 柱26dにより支持されている。糸立て皿22上に立てられた後一列の各糸駒2 5から繰り出された糸は、図2に示す如く、夫々糸道部26a、26b、26c の各糸通し孔26eに通されて前記調整台21に導かれ、また前一列の各糸駒2 5から繰り出された糸は、夫々糸道部26b、26cの各糸通し孔26eに通さ れて調整台21に導かれるようになっている。なお糸立て皿22は、針棒ケース 5上部の両側に夫々ネジ28により取付けた連結ステー27によって針棒ケース 5に連結されている。これにより、色替え時に針棒ケース5がスライド操作され ると、この糸立て皿22も針棒ケース5と共にフレーム2上でスライドする。
【0016】 次に、本実施例の作用について説明する。針棒ケース5は、その色替え時に、 図5並びに図4に実線で示す左端位置と、図6並びに図4に想像線で示す右端位 置との間でスライド操作され、これにより使用しようとする1本の針棒が選択さ れる。しかるに本実施例では、糸立て皿22の針棒ケース5と共にスライドする ようになっているため、色替え時に針棒ケース5がスライド操作されても、糸立 て皿22と針棒ケース5との間に相対的な位置ずれを生ずることがない。このた め従来装置のように、色替え時に針棒ケース5と糸立て皿22との間の糸が弛ん で、その結果として糸切れを生ずる事態が防止される。なお本実施例では、糸立 て皿22を針棒ケース5に連結したが、針棒ケース5の替わりに、前記連結ロッ ド6に連結するようにしてもよい。
【0017】
以上の説明から明らかな如く本考案によれば、刺繍ミシンにおける糸立て皿は 、針棒ケースのスライド時にこれと共にスライドするため、該針棒ケースのスラ イドによって各糸駒と針棒ケースとの間の糸が弛みを生ずることがなく、これに 起因して糸切れすることはない。
【0018】 また多針式刺繍ミシンとしては、実施例で示したような多針式多頭タイプのも のがあり、これには針棒ケースに支持される針棒の数、ミシンヘッドの数、隣り 合うミシンヘッド間の距離(ヘッドピッチ)によって多種多様の組合わせが存在す る。そして、糸立て皿が従来形式のものである場合は、前記組合わせ毎に専用に 設計しなければならないのに対して、本考案に係る糸立て皿にあっては、針数の 相違(3〜12)に対応する種類を用意しておけば、ミシンヘッド数、ヘッドピッ チの違いに自在に対応できるものである。すなわち所謂ユニット化が可能となり 、刺繍ミシンの生産管理および在庫管理が容易となる等の副次的効果が奏される 。
【図1】本実施例に係る多針式多頭刺繍ミシンの全体斜
視図である。
視図である。
【図2】図1の一部拡大図である。
【図3】図1の拡大縦断面図である。
【図4】ミシンヘッドの正面図である。
【図5】ミシンヘッドの平面図である。
【図6】ミシンヘッドの平面図である。
5 針棒ケース 5a 針棒 6 連結ロッド 7 針棒チェンジ装置 22 糸立て皿 23 リニアガイド 24 スライドベアリング 25 糸駒
Claims (1)
- 【請求項1】 下端に縫い針を取付けた複数本の針棒
を、上下動自由に支持した針棒ケースと、該針棒ケース
を前記針棒と直交する方向にスライドさせて、前記複数
の針棒の内の1本の前記針棒を被駆動位置に対置させる
針棒チェンジ装置とを備えた多針式刺繍ミシンにおい
て、 前記各針棒の縫い針に供給する上糸を巻回した複数の糸
駒を立て得る糸立て皿を、前記針棒ケースの上方位置に
該針棒ケースのスライド方向と平行方向の移動自由に支
持し、 前記針棒ケースのスライド時に、前記糸立て皿を前記針
棒ケースと共にスライドさせる構成としたことを特徴と
する多針式刺繍ミシン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992090236U JP2592583Y2 (ja) | 1992-12-07 | 1992-12-07 | 多針式刺繍ミシン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992090236U JP2592583Y2 (ja) | 1992-12-07 | 1992-12-07 | 多針式刺繍ミシン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0646676U true JPH0646676U (ja) | 1994-06-28 |
JP2592583Y2 JP2592583Y2 (ja) | 1999-03-24 |
Family
ID=13992866
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992090236U Expired - Lifetime JP2592583Y2 (ja) | 1992-12-07 | 1992-12-07 | 多針式刺繍ミシン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2592583Y2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH101860A (ja) * | 1996-06-17 | 1998-01-06 | Tokuo Takahashi | 縫製用ミシンの糸繰出装置 |
EP2233629A2 (en) | 2009-03-24 | 2010-09-29 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Multi-needle sewing machine |
US8251000B2 (en) | 2009-07-15 | 2012-08-28 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Spool holder and sewing machine provided therewith |
US8464651B2 (en) | 2009-07-15 | 2013-06-18 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Spool holder and sewing machine provided therewith |
US8863677B2 (en) | 2010-02-01 | 2014-10-21 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Multi-needle sewing machine |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006094918A (ja) * | 2004-09-28 | 2006-04-13 | Tokai Ind Sewing Mach Co Ltd | 多針刺繍ミシン |
JP2006122436A (ja) * | 2004-10-29 | 2006-05-18 | Tokai Ind Sewing Mach Co Ltd | 刺繍ミシン |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04170993A (ja) * | 1990-11-02 | 1992-06-18 | Brother Ind Ltd | ミシン |
-
1992
- 1992-12-07 JP JP1992090236U patent/JP2592583Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH04170993A (ja) * | 1990-11-02 | 1992-06-18 | Brother Ind Ltd | ミシン |
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JPH101860A (ja) * | 1996-06-17 | 1998-01-06 | Tokuo Takahashi | 縫製用ミシンの糸繰出装置 |
EP2233629A2 (en) | 2009-03-24 | 2010-09-29 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Multi-needle sewing machine |
US8251000B2 (en) | 2009-07-15 | 2012-08-28 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Spool holder and sewing machine provided therewith |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2592583Y2 (ja) | 1999-03-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19981117 |