JPH0646186U - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

Info

Publication number
JPH0646186U
JPH0646186U JP7604892U JP7604892U JPH0646186U JP H0646186 U JPH0646186 U JP H0646186U JP 7604892 U JP7604892 U JP 7604892U JP 7604892 U JP7604892 U JP 7604892U JP H0646186 U JPH0646186 U JP H0646186U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat exchanger
refrigerant introduction
refrigerant
header
block
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7604892U
Other languages
English (en)
Inventor
憲一 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanden Holdings Corp
Original Assignee
Sanden Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanden Corp filed Critical Sanden Corp
Priority to JP7604892U priority Critical patent/JPH0646186U/ja
Publication of JPH0646186U publication Critical patent/JPH0646186U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 合理的にコンパクト化を図り得る熱交換器を
提供するものである。 【構成】 冷媒導入管14の一端部を直管部14aと成
し、この直管部14と冷媒導入用ヘッダ5との間を屈曲
流路が形成されたブロック10を介して接続している。
ここで、ブロック10は熱交換器1本体における冷媒導
入用ヘッダ5が設けられた一側面上で、冷媒導入用ヘッ
ダ5の延在部分のうちの熱交換空気出口側の最寄り部分
に設けられ、冷媒導入管14が一側面上から突出しない
為、熱交換器1はコンパクトに構成される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主としてカークーラー等の空調装置に備えられる凝縮器や蒸発器等 に使用される熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば自動車用空調装置の構成部位である凝縮器や蒸発器等に使用され る熱交換器は、図5に示す如く構成になっている。この熱交換器1は、内部に複 数の冷媒流路(図示せず)が形成され、上下に折り返し蛇行する偏平管2と、こ の偏平管2の両端部のうち、一方にその側部にて接続された冷媒導入用ヘッダ5 ,及び他方にその側部にて接続された冷媒排出管15と、偏平管2の直行部2a の間に設けられた放熱用フィン4とを備えるものである。
【0003】 このうち、冷媒導入用ヘッダ5の空気入口側の端部は閉塞され、冷媒排出管1 5の空気出口側の端部も閉塞されている。冷媒導入用ヘッダ5の空気出口側の端 部は開口されており、この端部には冷媒導入管6が接続されている。冷媒導入管 6の冷媒導入口側と冷媒排出管15の冷媒導排出口側とは、熱交換器1本体の空 気入口側(空気流入方向を矢印Aで示す)に配置されている。
【0004】 又、冷媒導入管6の冷媒導入用ヘッダ5に対する接続部は、曲げ加工された曲 管部6aを成しており、この曲管部6aにて冷媒を冷媒導入用ヘッダ5内に直行 状に流入させている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上述した熱交換器1の場合、冷媒導入管6の冷媒導入用ヘッダ5に対する接続 部において、空気入口側へとより多くの冷媒を流す為、曲げ加工による曲管部6 aを形成している。
【0006】 ところが、この曲管部6aは曲率を有し、しかも熱交換器1本体における冷媒 導入用ヘッダ5が設けられた一側面上から空気出口側へと突出する為、曲管部6 aと偏平管2の側縁部との間に間隔(図5にて寸法xで示す)が広く空き過ぎて しまう。これにより、熱交換器1本体はコンパクトになり難く、広い設置スペ− スを要するという問題がある。
【0007】 本考案は、かかる問題点を解消すべくなされたもので、その技術的課題は、合 理的にコンパクト化を図り得る熱交換器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば、蛇行状に延在する偏平管の直行状片端部に取り付けられた冷 媒導入用ヘッダに接続されると共に、冷媒を該冷媒導入用ヘッダ内に流入させる 冷媒導入管を含む熱交換器において、冷媒導入用ヘッダは、両端部が塞閉されて おり、冷媒導入管は、一端部が直管部を成すものであって、冷媒導入用ヘッダと 直管部との間は、屈曲流路が形成されたブロックの介挿によって接続され、更に 屈曲流路は、直管部から流入された冷媒を冷媒導入用ヘッダの内壁面に直角に当 てて案内させる熱交換器が得られる。
【0009】 又、本考案によれば、上記熱交換器において、ブロックは、熱交換器本体にお ける冷媒導入用ヘッダが設けられた一側面上であって、且つ該冷媒導入用ヘッダ の延在部分のうちの熱交換空気出口側の最寄り部分に接続された熱交換器が得ら れる。
【0010】 更に、本考案によれば、上記何れかの熱交換器において、ブロックの屈曲流路 の断面積は、冷媒導入用ヘッダの流路断面積と同程度にされている熱交換器が得 られる。
【0011】 加えて、本考案によれば、上記何れかの一つの熱交換器において、ブロックの 屈曲流路は、断面が円形又は楕円形であって、且つ互いに隣接する直交面方向の 側壁にて露出されるように、中心角が90度の略円弧状に延在する熱交換器が得 られる。
【0012】
【実施例】
以下に実施例を挙げ、本考案の熱交換器について、図面を参照して詳細に説明 する。図1は、本考案の一実施例に係る熱交換器を示す斜視図である。
【0013】 この熱交換器1も、図5に示した従来の熱交換器1と同様に、内部に複数の冷 媒流路3が形成された蛇行状偏平管2と、この偏平管2の両端部のうち、一方に その側部にて接続された冷媒導入用ヘッダ5,及び他方にその側部にて接続され た冷媒排出管15と、偏平管2の直行部2aの間に設けられた放熱用フィン4と を備え、熱交換器1本体の両側部には一対の側板7が設けられた構成になってい る。
【0014】 又、この熱交換器1の場合、冷媒導入用ヘッダ5の両端部は塞閉されており、 冷媒導入管14の一端部は直管部14aを成している。この直管部14aは屈曲 流路が形成されたブロック10に接続され、更にブロック10は冷媒導入用ヘッ ダ5に接続されている。即ち、冷媒導入用ヘッダ5と直管部14aとの間は、ブ ロック10の介挿により接続されている。尚、ブロック10は、熱交換器1本体 における冷媒導入用ヘッダ5が設けられた一側面上であって、この冷媒導入用ヘ ッダ5の延在部分のうちの熱交換空気出口側の最寄り部分に設けられている。
【0015】 更に、ブロック10に形成された屈曲流路は、断面が円形又は楕円形であって 、その断面積が冷媒導入用ヘッダ5の流路断面積と同程度になっている。この屈 曲流路は、冷媒導入管14の直管部14aから流入された冷媒を冷媒導入用ヘッ ダ5の内壁面に対して直角方向に当てて案内させるもので、ブロック10の互い に隣接する直交面方向の側壁にて露出されるように、ブロック10内にて中心角 が90度の略円弧状に延在している。
【0016】 即ち、この熱交換器は、ブロック10の介挿接続により冷媒導入用ヘッダ5と 冷媒導入管14の直管部14aとの延在方向を平行に成すと共に、冷媒導入管1 4の直管部14aを熱交換器1本体における一側面上において偏平管2の冷媒導 入用ヘッダ5側最寄りの屈曲部2bと冷媒導入用ヘッダ5との間を通るように配 置している。
【0017】 図2は、熱交換器のブロック10周囲の構成を一部破断した側面図により示し た図であり、図3は、そのブロック10周囲の構成を正面図により示したもので ある。ブロック10は上述した如く、互いに隣接する直交面方向の側壁にて冷媒 導入用ヘッダ5と冷媒導入管14の直管部14aとを接続する。この為、冷媒導 入用ヘッダ5の延在方向のうちの熱交換空気出口側の最寄り部分の側壁(空気の 流れの下流側となる)には管差し込み孔8が開けられ、この管差し込み孔8には 短い接続管9が挿入溶着されている。又、ブロック10の冷媒導入用ヘッダ5に 対向する側壁にも、接続管9専用の管差し込み孔11が設けられている。
【0018】 一方、ブロック10の冷媒導入用ヘッダ5に対向する側壁と隣接し、且つこれ に直交する面方向の側壁にも冷媒導入管14の直管部14a専用の管差し込み孔 13が設けられている。このように、接続管9を介在させると共に、管差し込み 孔13に冷媒導入管14の直管部14aを差し込むことにより、冷媒導入用ヘッ ダ5と冷媒導入管14とがブロック10により接続されている。
【0019】 ここで、接続管9は冷媒導入用ヘッダ5において、可能な限り空気出口側に設 けられ、且つ冷媒がブロック10内に形成された屈曲流路12を通って冷媒導入 用ヘッダ5の内壁面に直角に当たるように、冷媒導入用ヘッダ5の延在方向とは 直角に接続されている。尚、ここで接続管9,屈曲流路12及び冷媒導入管14 の各流路断面積及びその断面形状は、冷媒導入用ヘッダ5のものにほぼ等しいも のである。又、接続管9をブロック10と一体的に形成し、管差し込み孔8に対 して挿入溶着できるようにしても良い。
【0020】 ところで、冷媒導入用ヘッダ5の材質は、内面若しくは内外面に臘材を塗布し たアルミニウム・クラッド材から成り、接続管9,ブロック10,及び冷媒導入 管14の材質は、それぞれ3003,或いは1000系のアルミニウム材等から 成る。又、ブロック10に係る接続部,即ち、冷媒導入用ヘッダ5と接続管9と の接続部は、置き臘材を用いて固着させれば良いものである。この場合、炉中臘 付けを行うことが望ましい。更に、冷媒導入用ヘッダ5の形成は、管材の両端部 をスピニング加工により閉鎖し、空気の流れの下流側となる側壁に管差し込み孔 9を孔開け加工により形成すれば良いものである。
【0021】 このような熱交換器は、全ての構成部材を組み合わせた後、例えばノコロック ブレ−ジング法等による一括的な臘付けにより製造される。尚、接続管9と冷媒 導入用ヘッダ5との接続は、例えばアルゴン溶接等により接合しても良い。
【0022】 図4は、本考案の熱交換器と従来の熱交換器との空気風量−冷房能力特性の実 測結果を比較してグラフにより示したものである。
【0023】 但し、それぞれの測定条件は、空気入口側乾球温度が32.2[℃]で、空気 入口側湿球温度が23.9[℃]で、エバポレ−タ冷媒出口圧力が1.76[K g/cm2 ]で、膨脹弁前圧力が14[Kg/cm2 ]で、過冷却度が5[℃] である。
【0024】 図4から明らかなように、本考案の熱交換器は、従来の熱交換器に比較してほ ぼ同程度な冷房性能(熱交換性能)を有していることが判る。
【0025】 尚、上述した実施例において、ブロック10における屈曲流路12の形状を中 心角が90度の略円弧状であるとしたが、これ以外にも例えば略L字状等にする ことができるので、本考案は実施例に限定されない。
【0026】
【考案の効果】 以上に説明したように、本考案によれば、冷媒導入管を屈曲流路を有するブロ ックを介して冷媒導入用ヘッダに接続し、冷媒導入管が熱交換器本体の外方へ突 出せずに一側面上にて冷媒導入用ヘッダに平行して収納されるように熱交換器を 構成しているので、熱交換器のコンパクト化及びその設置スペ−スの削減化を図 り得るようになる。又、ブロック及びその屈曲流路の大きさを所望のものとする ことにより、挿入代を充分に確保できる為、各管部の接続部における密着性及び 機械的強度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る熱交換器を示した斜視
図である。
【図2】図1に示す熱交換器のブロック周囲の構成(要
部構成)を一部破断して示した側面図である。
【図3】図1に示す熱交換器の要部構成を示した側面図
である。
【図4】本考案の熱交換器と従来の熱交換器との空気風
量−冷房能力特性の実測結果を比較呈示したグラフであ
る。
【図5】従来の熱交換器を示した斜視図である。
【符号の説明】
1 熱交換器 2 偏平管 2a 直行部 3 冷媒流路 5 冷媒導入用ヘッダ 8,11,13 管差し込み孔 9 接続管 10 ブロック 12 屈曲流路 14 冷媒導入管 14a 直管部 15 冷媒排出管

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蛇行状に延在する偏平管の直行状片端部
    に取り付けられた冷媒導入用ヘッダに接続されると共
    に、冷媒を該冷媒導入用ヘッダ内に流入させる冷媒導入
    管を含む熱交換器において、前記冷媒導入用ヘッダは、
    両端部が塞閉されており、前記冷媒導入管は、一端部が
    直管部を成すものであって、前記冷媒導入用ヘッダと前
    記直管部との間は、屈曲流路が形成されたブロックの介
    挿によって接続され、更に前記屈曲流路は、前記直管部
    から流入された冷媒を前記冷媒導入用ヘッダの内壁面に
    直角に当てて案内させるものであることを特徴とする熱
    交換器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の熱交換器において、前記
    ブロックは、前記熱交換器本体における前記冷媒導入用
    ヘッダが設けられた一側面上であって、且つ該冷媒導入
    用ヘッダの延在部分のうちの熱交換空気出口側の最寄り
    部分に接続されたことを特徴とする熱交換器。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の熱交換器におい
    て、前記ブロックの屈曲流路の断面積は、前記冷媒導入
    用ヘッダの流路断面積と同程度にされていることを特徴
    とする熱交換器。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3記載の熱交換器にお
    いて、前記ブロックの屈曲流路は、断面が円形又は楕円
    形であって、且つ互いに隣接する直交面方向の側壁にて
    露出されるように、中心角が90度の略円弧状に延在す
    るものであることを特徴とする熱交換器。
JP7604892U 1992-11-04 1992-11-04 熱交換器 Withdrawn JPH0646186U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7604892U JPH0646186U (ja) 1992-11-04 1992-11-04 熱交換器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7604892U JPH0646186U (ja) 1992-11-04 1992-11-04 熱交換器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0646186U true JPH0646186U (ja) 1994-06-24

Family

ID=13593907

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7604892U Withdrawn JPH0646186U (ja) 1992-11-04 1992-11-04 熱交換器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0646186U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6272881B1 (en) Refrigerant evaporator and manufacturing method for the same
US5137082A (en) Plate-type refrigerant evaporator
US5450896A (en) Two-piece header
US5307870A (en) Heat exchanger
KR100265657B1 (ko) 증발기 또는 증발기/응축기 및 그 제조방법
JP3814917B2 (ja) 積層型蒸発器
US5172759A (en) Plate-type refrigerant evaporator
JP3043051B2 (ja) 熱交換装置
US5184672A (en) Heat exchanger
US5094293A (en) Heat exchanger
US5179845A (en) Heat exchanger
US4892143A (en) Heat exchanger
US6253840B1 (en) Refrigerant evaporator including refrigerant passage with inner fin
JPH10288476A (ja) 熱交換器
JPH09318195A (ja) 積層型蒸発器
JPH0646186U (ja) 熱交換器
JP3658801B2 (ja) 複式熱交換器
JP4214582B2 (ja) 積層型蒸発器
JPH04363591A (ja) 熱交換器
JP2551703Y2 (ja) 熱交換器
JPH0640685U (ja) 熱交換器
KR20040019432A (ko) 열 교환기
JP4679734B2 (ja) 熱交換器
JP7006626B2 (ja) 熱交換器
JPH06159971A (ja) 熱交換器

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19970306