JPH0645780A - 電磁波シールド用アーススプリング - Google Patents

電磁波シールド用アーススプリング

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JPH0645780A
JPH0645780A JP19437192A JP19437192A JPH0645780A JP H0645780 A JPH0645780 A JP H0645780A JP 19437192 A JP19437192 A JP 19437192A JP 19437192 A JP19437192 A JP 19437192A JP H0645780 A JPH0645780 A JP H0645780A
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JP
Japan
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contact
spring
housing
earth spring
electromagnetic wave
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Withdrawn
Application number
JP19437192A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomio Horikoshi
富夫 堀越
Kenji Shiozawa
健治 塩澤
Takashi Horikoshi
隆 堀越
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NEC Gunma Ltd
Original Assignee
NEC Gunma Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0645780A publication Critical patent/JPH0645780A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 先端部をほゞ直角に形成して端面のエッジを
上側の筺体の下面に接触させるか、または先端部に上方
に三角形に突出させた突出部を形成してその突出部の三
角形の頂点の部分を上側の筺体の下面に接触させるか、
また先端部には上方に突出させた突出部をバーリング加
工によって形成してその突出部の先端部分を上側の筺体
の下面に接触させ、後端部を下側の筺体の上面に結合す
る。 【効果】 接触部の接触抵抗を安定に保つことができる
ため、安定したシールド効果が得られる。更に接触部に
不活性潤滑剤または導電性の接着剤を塗布することによ
り、一層安定したシールド効果が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子装置の筺体に結合
し、電子装置が発生する電磁波をシールドするための電
磁波シールド用アーススプリングに関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の電磁波シールド用アース
スプリングの一例を示す断面図である。
【0003】図4に示すように、電子装置の筺体に結合
して電子装置が発生する電磁波をシールドするための従
来の電磁波シールド用のアーススプリング31は、その
後端部を下側の筺体32の上面にかしめまたはねじ止め
または溶接等の結合手段によって固定してアーススプリ
ング31と筺体32とを電気的に導通させ、先端部に上
方に突出させた円弧状の突出部31aを形成し、この突
出部31aの上面を上側の筺体33の下面に接触させ、
突出部31aと筺体33との接触圧力を所定の値に保つ
ことによってアーススプリング31と筺体32とを電気
的に導通させることにより、電子装置が発生する電磁波
をシールドしている。このときのアーススプリング31
と筺体32との接触抵抗値は、数10mΩ〜数100m
Ωである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
電磁波シールド用アーススプリングは、外圧や、経年変
化や、繰返えし撓みに起因するアーススプリングの疲労
による接触圧力の低下や、接触面における酸化皮膜の形
成や、接触面における異物の介在等によって接触抵抗値
が大きくなり、その結果としてアーススプリングによる
電磁波のシールド効果が低下するという欠点を有してい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の電磁波シールド
用アーススプリングは、先端部をほゞ直角に形成して端
面のエッジを上側の筺体の下面に接触させるか、または
先端部に上方に三角形に突出させた突出部を形成してそ
の突出部の三角形の頂点の部分を上側の筺体の下面に接
触させるか、また先端部には上方に突出させた突出部を
バーリング加工によって形成してその突出部の先端部分
を上側の筺体の下面に接触させ、後端部を下側の筺体の
上面に結合したことを含むものであり、さらに、アース
スプリングと上側の筺体との接触部に不活性潤滑剤を塗
布したものである。
【0006】本発明の他の電磁波シールド用アーススプ
リングは、円弧状に形成して上方に突出させた突出部を
先端部に形成し、前記突出部の上面を上側の筺体の下面
に接触させ、後端部を下側の筺体の上面に結合し、前記
突出部の上面と前記上側の筺体の下面との間に不活性潤
滑剤または導電性接着剤を塗布したものである。
【0007】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0008】図1は本発明の第一の実施例を示す断面
図、図5は電磁波シールド用アーススプリングの筺体に
対する接触圧力と接触抵抗値との関係を示す特性図であ
る。
【0009】図1の実施例のアーススプリング1は、ほ
ゞ直角に形成した先端部の端面のエッジを上側の筺体3
の下面に接触させ、後端部を下側の筺体2の上面にかし
めまたはねじ止めまたは溶接等の結合手段によって固定
している。
【0010】このように構成することにより、アースス
プリング1と筺体3とは局部的に接触することとなるた
め、従来例のように、同一のばね定数のアーススプリン
グが同一の撓み量で面接触する場合に場合に比して、接
触部分における荷重が集中するため、接触部分の接触抵
抗が低下し、電磁波のシールド効果が向上する。また、
接触部分において荷重が集中して充分な接触圧力が得ら
れるため、アーススプリングのへたりによる接触圧力の
低下に対しても、安定した接触抵抗を保つことができる
ため、安定したシールド効果が得られる。
【0011】アーススプリング1と筺体3との接触状態
と接触抵抗値との関係は、図5に示すように、同一接触
圧力(ばね定数×撓み量)に対して、局部接触のときの
抵抗値曲線51は、面接触のときの抵抗値曲線52より
も低い値を示す。従って局部接触のときの抵抗値の安定
領域54は、面接触のときの抵抗値の安定領域55より
も広くなる。
【0012】上述の実施例において、アーススプリング
1と筺体3との間に不活性潤滑剤を塗布することによ
り、接触部分における酸化皮膜の形成を防止し、温度変
化や、湿度変化や、異物の介在や、経年変化に対しても
接触抵抗値を安定に保つことができるため、シールド効
果を安定に保つことが可能となる。
【0013】図2は本発明の第二の実施例を示す断面図
である。
【0014】図2の実施例のアーススプリング11は、
上方に三角形に突出させた突出部11aを先端部に形成
し、この突出部11aの三角形の頂点の部分を上側の筺
体13の下面に接触させ、後端部を下側の筺体12の上
面に結合したものである。
【0015】本実施例の作用および効果は、図1の実施
例の作用および効果と同じである。また、アーススプリ
ング11と筺体13との間に不活性潤滑剤を塗布するこ
とによる作用および効果も図1の実施例と同じである。
【0016】図3は本発明の第三の実施例を示す断面図
である。
【0017】図3の実施例のアーススプリング21は、
バーリング加工によって上方に突出させた突出部21a
を先端部に形成し、この突出部21を上側の筺体23の
下面に接触させ、後端部を下側の筺体12の上面に結合
したものである。
【0018】本実施例の作用および効果は、図1の実施
例の作用および効果と同じである。また、アーススプリ
ング21と筺体23との間に不活性潤滑剤を塗布するこ
とによる作用および効果も図1の実施例と同じである。
【0019】なお、図4に示した従来のアーススプリン
グ31において、アーススプリング31と上側の筺体3
3との接触部分に不活性潤滑剤を塗布することによって
も、従来よりも接触抵抗値を安定に保つことができるた
め、シールド効果を安定に保つことが可能となる。
【0020】更に、図4に示した従来のアーススプリン
グ31において、アーススプリング31と上側の筺体3
3との接触部分に導電性の接着剤を塗布して接触力を強
くすることによっても、接触抵抗値を安定に保つことが
できるため、シールド効果を安定に保つことが可能とな
る。この場合、外乱によってアーススプリングまたは上
側の筺体が振動しても、それらの接触点が固定されてい
るため、き回転磨耗が発生せず、磨耗による障害も防止
することができる。
【0021】上述の各実施例において、アーススプリン
グと上側の筺体との接触部分に不活性潤滑剤または導電
性の接着剤を塗布することにより、接触部分が外部に対
して密閉されるため、酸化皮膜の形成および異物の混入
が防止され、これによってもシールド効果の安定性が向
上する。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電磁波シ
ールド用アーススプリングは、先端部をほゞ直角に形成
して端面のエッジを上側の筺体の下面に接触させるか、
または先端部に上方に三角形に突出させた突出部を形成
してその突出部の三角形の頂点の部分を上側の筺体の下
面に接触させるか、また先端部には上方に突出させた突
出部をバーリング加工によって形成してその突出部の先
端部分を上側の筺体の下面に接触させ、後端部を下側の
筺体の上面に結合することにより、接触部の接触抵抗を
安定に保つことができるため、安定したシールド効果が
得られるという効果がある。更に接触部に不活性潤滑剤
または導電性の接着剤を塗布することにより、一層安定
したシールド効果が得られるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の第二の実施例を示す断面図である。
【図3】本発明の第三の実施例を示す断面図である。
【図4】従来の電磁波シールド用アーススプリングの一
例を示す断面図である。
【図5】電磁波シールド用アーススプリングの筺体に対
する接触圧力と接触抵抗値との関係を示す特性図であ
る。
【符号の説明】
1・11・21・31 アーススプリング 2・3・12・13・22・23・32・33 筺体 11a・21a・31a 突出部 51 局部接触のときの抵抗値曲線 52 面接触のときの抵抗値曲線 54 局部接触のときの抵抗値の安定領域 55 面接触のときの抵抗値の安定領域

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほゞ直角に形成した先端部の端面のエッ
    ジを上側の筺体の下面に接触させ、後端部を下側の筺体
    の上面に結合したことを含むことを特徴とする電磁波シ
    ールド用アーススプリング。
  2. 【請求項2】 先端部の端面のエッジと上側の筺体の下
    面との間に不活性潤滑剤を塗布したことを特徴とする請
    求項1記載の電磁波シールド用アーススプリング。
  3. 【請求項3】 上方に三角形に突出させた突出部を先端
    部に形成し、前記突出部の三角形の頂点の部分を上側の
    筺体の下面に接触させ、後端部を下側の筺体の上面に結
    合したことを含むことを特徴とする電磁波シールド用ア
    ーススプリング。
  4. 【請求項4】 突出部の三角形の頂点と上側の筺体の下
    面との間に不活性潤滑剤を塗布したことを特徴とする請
    求項3記載の電磁波シールド用アーススプリング。
  5. 【請求項5】 バーリング加工によって上方に突出させ
    た突出部を先端部に形成し、前記突出部の先端部分を上
    側の筺体の下面に接触させ、後端部を下側の筺体の上面
    に結合したことを含むことを特徴とする電磁波シールド
    用アーススプリング。
  6. 【請求項6】 突出部の先端部分と上側の筺体の下面と
    の間に不活性潤滑剤を塗布したことを特徴とする請求項
    5記載の電磁波シールド用アーススプリング。
  7. 【請求項7】 円弧状に形成して上方に突出させた突出
    部を先端部に形成し、前記突出部の上面を上側の筺体の
    下面に接触させ、後端部を下側の筺体の上面に結合し、
    前記突出部の上面と前記上側の筺体の下面との間に不活
    性潤滑剤を塗布したことを特徴とする電磁波シールド用
    アーススプリング。
  8. 【請求項8】 円弧状に形成して上方に突出させた突出
    部を先端部に形成し、前記突出部の上面を上側の筺体の
    下面に接触させ、後端部を下側の筺体の上面に結合し、
    前記突出部の上面と前記上側の筺体の下面との間に導電
    性接着剤を塗布したことを特徴とする電磁波シールド用
    アーススプリング。
JP19437192A 1992-07-22 1992-07-22 電磁波シールド用アーススプリング Withdrawn JPH0645780A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1022672A (ja) * 1996-07-08 1998-01-23 Iwaki Electron Corp Ltd 高周波モジュール
CN104093296A (zh) * 2014-05-29 2014-10-08 苏州锟恩电子科技有限公司 一种rf屏蔽结构

Cited By (3)

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JP2908326B2 (ja) * 1996-07-08 1999-06-21 いわき電子株式会社 高周波モジュール
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Effective date: 19991005