JP3201794B2 - 水晶振動子 - Google Patents
水晶振動子Info
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- JP3201794B2 JP3201794B2 JP27875491A JP27875491A JP3201794B2 JP 3201794 B2 JP3201794 B2 JP 3201794B2 JP 27875491 A JP27875491 A JP 27875491A JP 27875491 A JP27875491 A JP 27875491A JP 3201794 B2 JP3201794 B2 JP 3201794B2
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- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
Description
【００１】
【産業上の利用分野】本発明はモノリシックフィルタと
しての水晶振動子を利用分野とし、特に耐衝撃性を向上
する小型な水晶振動子に関する。
しての水晶振動子を利用分野とし、特に耐衝撃性を向上
する小型な水晶振動子に関する。
【０００２】
【発明の背景】モノリシックフィルタ用の水晶振動子
は、その特性に優れ、比較的高級な通信機器に有用され
ている。近年では、例えば移動体用通信機器の普及に伴
い、その需要が増大傾向にある。そして、これらの需要
を満たすには、性能の維持は勿論のこと、小型化が必要
条件となる背景がある。
は、その特性に優れ、比較的高級な通信機器に有用され
ている。近年では、例えば移動体用通信機器の普及に伴
い、その需要が増大傾向にある。そして、これらの需要
を満たすには、性能の維持は勿論のこと、小型化が必要
条件となる背景がある。
【０００３】
【従来技術】第４図はこの種の一従来例を説明するカバ
ーを除去した水晶振動子の図である。水晶振動子は例え
ばＡＴカットからなる矩系状の水晶片１を金属ベース２
上に立設してなる。水晶片１は、その一主面に入出力電
極３、４を形成して両端外周部に入出力用引出電極５、
６を延出する（第５図）。そして、他主面に入出力電極
３、４と対向する共通電極７を形成し、両端外周部間の
中央端外周部に共通用引出電極８を延出する（第６
図）。金属ベース２は一対の入出力用のリード線９、１
０が両端側の表面に突出し、裏面に貫通して外部へ導出
する。そして、共通用のリード線１１が金属ベース２の
裏面に接続する。入出力用のリード線９、１０にはそれ
ぞれサポータ１２（ａｂ）が接続される。サポータ１２
は例えば金属平板からなり、スリット１３を中心からず
らして設けてある。そして、水晶片１の両端外周部をス
リット１３に挿入し、導電性接着剤（未図示）により電
気的・機械的に接続して保持する。また、水晶片１の中
央端外周部を補助具１４により金属ベース２と電気的に
接続する。補助具１４は例えば金属細線１４からなり同
様の導電性接着剤１５により接続する。そして、水晶片
１の中央端外周部を金属ベース２に極力接近させ、小型
化特に高さ寸法を縮小する構成としていた。
ーを除去した水晶振動子の図である。水晶振動子は例え
ばＡＴカットからなる矩系状の水晶片１を金属ベース２
上に立設してなる。水晶片１は、その一主面に入出力電
極３、４を形成して両端外周部に入出力用引出電極５、
６を延出する（第５図）。そして、他主面に入出力電極
３、４と対向する共通電極７を形成し、両端外周部間の
中央端外周部に共通用引出電極８を延出する（第６
図）。金属ベース２は一対の入出力用のリード線９、１
０が両端側の表面に突出し、裏面に貫通して外部へ導出
する。そして、共通用のリード線１１が金属ベース２の
裏面に接続する。入出力用のリード線９、１０にはそれ
ぞれサポータ１２（ａｂ）が接続される。サポータ１２
は例えば金属平板からなり、スリット１３を中心からず
らして設けてある。そして、水晶片１の両端外周部をス
リット１３に挿入し、導電性接着剤（未図示）により電
気的・機械的に接続して保持する。また、水晶片１の中
央端外周部を補助具１４により金属ベース２と電気的に
接続する。補助具１４は例えば金属細線１４からなり同
様の導電性接着剤１５により接続する。そして、水晶片
１の中央端外周部を金属ベース２に極力接近させ、小型
化特に高さ寸法を縮小する構成としていた。
【０００４】
【従来技術の問題点】しかしながら、上記構成の水晶振
動子では、小型化に際し、水晶片１の中央端外周部を金
属ベース２に極力接近させるので、金属細線１４の水晶
片への接続作業時に、余剰の導電性接着剤１５が中央端
外周部と金属ベース２とを直接的に接続させることがあ
った（第７図）。したがって、この場合には、水晶片１
の中央端外周部が固定端となるため、例えば抵抗溶接等
によりカバー（未図示）を金属ベース２に接合（封止）
する際、封止前後において特性変動を来す所謂耐衝撃性
の劣化する問題があった。すなわち、水晶片１の両端外
周部と中央端外周部との３点が固定端となり、例えばベ
ース変形等に伴う応力の逃げ場かなくなり、応力感度特
性に起因した周波数変化を防止できない問題があった。
動子では、小型化に際し、水晶片１の中央端外周部を金
属ベース２に極力接近させるので、金属細線１４の水晶
片への接続作業時に、余剰の導電性接着剤１５が中央端
外周部と金属ベース２とを直接的に接続させることがあ
った（第７図）。したがって、この場合には、水晶片１
の中央端外周部が固定端となるため、例えば抵抗溶接等
によりカバー（未図示）を金属ベース２に接合（封止）
する際、封止前後において特性変動を来す所謂耐衝撃性
の劣化する問題があった。すなわち、水晶片１の両端外
周部と中央端外周部との３点が固定端となり、例えばベ
ース変形等に伴う応力の逃げ場かなくなり、応力感度特
性に起因した周波数変化を防止できない問題があった。
【０００５】
【発明の目的】本発明は、耐衝撃性を良好として小型化
を促進する水晶振動子を提供することを目的とする。
を促進する水晶振動子を提供することを目的とする。
【０００６】
【解決手段】本発明は、水晶片の中央端外周部を金属ベ
ースに接続する補助具を金属平板から形成し、その平面
形状を長辺と短辺と連結辺からなるをＬ字状体とし、該
Ｌ字状体をベースの長さ方向に一致させて配置し、該Ｌ
字状体の長辺先端側を固定端として前記金属ベース上に
固着するとともに短辺先端を自由端とし、該短辺先端に
設けた突出部と前記水晶片の中央端外周部と電気的に接
続したことを解決手段とする。以下、本発明の一実施例
を説明する。
ースに接続する補助具を金属平板から形成し、その平面
形状を長辺と短辺と連結辺からなるをＬ字状体とし、該
Ｌ字状体をベースの長さ方向に一致させて配置し、該Ｌ
字状体の長辺先端側を固定端として前記金属ベース上に
固着するとともに短辺先端を自由端とし、該短辺先端に
設けた突出部と前記水晶片の中央端外周部と電気的に接
続したことを解決手段とする。以下、本発明の一実施例
を説明する。
【０００７】
【実施例】第１図乃至第２図は本発明の一実施例を説明
する図で、第１図はカバーを除く水晶振動子の図、第２
図は補助具を接続した金属ベースの平面図、第３図は正
面図である。なお、前従来例図と同一部分には同番号を
付与し、その説明は簡略する。水晶振動子は、前従来例
と同様に水晶片１の両端外周部をサポータにより保持
し、水晶片１の中央端外周部を、本考案の主をなす補助
具２０により、金属ベース２に電気的に接続してなる。
この実施例での補助具２０は、その平面形状を長辺２０
ａと短辺２０ｂと連結辺２０ｃからなるＬ字状体の金属
薄板とし、厚みを約５０μｍ程度としてプレス加工等に
より形成される。そして、金属ベース２の長さ方向に一
致させて配置される。すなわち、長辺２０ａの先端側
（一端側）を固定端として金属ベース２のリード端子９
の近傍に固着し、短辺２０ｂはその先端（他端側）を自
由端として尾根状の突出部２１を一辺側の中央にして配
置される。尾根状の突出部２１は短辺の延長方向に対し
て垂直方向に設けられ、その高さは金属ベース２の表面
から約１００μｍ程度となる。なお、長辺２０ａの先端
側の固着は例えばスポット溶接による。そして、水晶片
１の中央端外周部と導電性接着剤１５により電気的に接
続した構成とする。すなわち、補助具２０の一端部を固
定端として金属ベース２上に接続し、他端部を金属ベー
ス２に対して自由端として水晶片１の中央端外周部と接
続した構成とする。
する図で、第１図はカバーを除く水晶振動子の図、第２
図は補助具を接続した金属ベースの平面図、第３図は正
面図である。なお、前従来例図と同一部分には同番号を
付与し、その説明は簡略する。水晶振動子は、前従来例
と同様に水晶片１の両端外周部をサポータにより保持
し、水晶片１の中央端外周部を、本考案の主をなす補助
具２０により、金属ベース２に電気的に接続してなる。
この実施例での補助具２０は、その平面形状を長辺２０
ａと短辺２０ｂと連結辺２０ｃからなるＬ字状体の金属
薄板とし、厚みを約５０μｍ程度としてプレス加工等に
より形成される。そして、金属ベース２の長さ方向に一
致させて配置される。すなわち、長辺２０ａの先端側
（一端側）を固定端として金属ベース２のリード端子９
の近傍に固着し、短辺２０ｂはその先端（他端側）を自
由端として尾根状の突出部２１を一辺側の中央にして配
置される。尾根状の突出部２１は短辺の延長方向に対し
て垂直方向に設けられ、その高さは金属ベース２の表面
から約１００μｍ程度となる。なお、長辺２０ａの先端
側の固着は例えばスポット溶接による。そして、水晶片
１の中央端外周部と導電性接着剤１５により電気的に接
続した構成とする。すなわち、補助具２０の一端部を固
定端として金属ベース２上に接続し、他端部を金属ベー
ス２に対して自由端として水晶片１の中央端外周部と接
続した構成とする。
【０００８】このようなものでは、水晶片１の中央端外
周部は、補助具２０の自由端とした他端部に固着され
る。したがって、カバー（未図示）の封止時等における
衝撃は、補助具２０により吸収（緩衝）される。すなわ
ち、補助具２０は前述のように約５０μ程度でその機械
的強度が小さく、固定端から自由端までの機械的な変形
あるいは弾性により吸収される。特に、この実施例で
は、Ｌ字状に屈曲させてその経路を長くしたので、その
緩衝作用を高めることができる。このようなことから、
水晶片１に応力が留まることなく、これによる周波数変
化等の特性を防止し、耐衝撃性を向上する。そして、金
属ベース２と中央端外周部との距離は金属薄板の突出部
２１となるので、全体の高さ寸法を縮小できる。さら
に、この実施例では、尾根状の突出部２１により、中央
端外周部とを点的に固着でき、振動特性への悪影響を防
止する効果をも奏する。なお、突出部２１は構造的にも
その緩衝作用を高める。
周部は、補助具２０の自由端とした他端部に固着され
る。したがって、カバー（未図示）の封止時等における
衝撃は、補助具２０により吸収（緩衝）される。すなわ
ち、補助具２０は前述のように約５０μ程度でその機械
的強度が小さく、固定端から自由端までの機械的な変形
あるいは弾性により吸収される。特に、この実施例で
は、Ｌ字状に屈曲させてその経路を長くしたので、その
緩衝作用を高めることができる。このようなことから、
水晶片１に応力が留まることなく、これによる周波数変
化等の特性を防止し、耐衝撃性を向上する。そして、金
属ベース２と中央端外周部との距離は金属薄板の突出部
２１となるので、全体の高さ寸法を縮小できる。さら
に、この実施例では、尾根状の突出部２１により、中央
端外周部とを点的に固着でき、振動特性への悪影響を防
止する効果をも奏する。なお、突出部２１は構造的にも
その緩衝作用を高める。
【０００９】
【００１０】
【発明の効果】本発明は、水晶片の中央端外周部を金属
ベースに接続する補助具を金属平板から形成し、その平
面形状を長辺と短辺と連結辺からなるをＬ字状体とし、
該Ｌ字状体をベースの長さ方向に一致させて配置し、該
Ｌ字状体の長辺先端側を固定端として前記金属ベース上
に固着するとともに短辺先端を自由端とし、該短辺先端
に設けた突出部と前記水晶片の中央端外周部と電気的に
接続したので、耐衝撃性を良好として小型化を促進する
水晶振動子を提供できる。
ベースに接続する補助具を金属平板から形成し、その平
面形状を長辺と短辺と連結辺からなるをＬ字状体とし、
該Ｌ字状体をベースの長さ方向に一致させて配置し、該
Ｌ字状体の長辺先端側を固定端として前記金属ベース上
に固着するとともに短辺先端を自由端とし、該短辺先端
に設けた突出部と前記水晶片の中央端外周部と電気的に
接続したので、耐衝撃性を良好として小型化を促進する
水晶振動子を提供できる。
【００１１】
【第１図】本発明の一実施例を説明するカバーを除く水
晶振動子の図である。
晶振動子の図である。
【第２図】本発明の一実施例を説明する補助具を接続し
た金属ベースの平面図である。
た金属ベースの平面図である。
【第３図】本発明の一実施例を説明するカバーを除く水
晶振動子の正面図である。
晶振動子の正面図である。
【第４図】従来例を説明するカバーを除く水晶振動子の
図である。
図である。
【第５図】水晶片の一主面側の平面図である。
【第６図】水晶片の他主面側の平面図である。
【第７図】従来例を説明するカバーを除く水晶振動子の
正面図である。
正面図である。
２０ 補助具（金属平板）、２０ａ 長辺部、２０ｂ
短辺部、２０ｃ 連結辺、２１ 突出部．
短辺部、２０ｃ 連結辺、２１ 突出部．
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−103517（ＪＰ，Ａ) 実開 昭64−38018（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭63−136426（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭63−49818（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭63−90319（ＪＰ，Ｕ) 実開 平２−1917（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭61−52825（ＪＰ，Ｕ) 実公 昭62−46333（ＪＰ，Ｙ２) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H03H 9/00 - 9/215 H03H 9/54 - 9/60
Claims (1)
- 【請求項１】水晶片の一主面に入出力電極を形成して両
端外周部に入出力用引出電極を延出し、該水晶片の他主
面に前記入出力電極と対向する共通電極を形成して前記
両端外周部間の中央端外周部に共通用引出電極を延出
し、前記両端外周部を金属ベース上に立設したサポータ
により電気的・機械的に接続するともに前記中央端外周
部を前記金属ベースに接近させて補助具により電気的に
接続した水晶振動子において、 前記補助具を金属薄板から形成して、平面形状を長辺と
短辺と連結辺からなるをＬ字状体とし、該Ｌ字状体の板
面をベースに対面するとともに該ベースの長さ方向に一
致させて配置し、該Ｌ字状体の長辺先端側を固定端とし
て前記金属ベース上に固着するとともに短辺先端を自由
端とし、該短辺先端に設けた尾根状の突出部と前記水晶
片の中央端外周部と電気的に接続したことを特徴とする
水晶振動子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27875491A JP3201794B2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 水晶振動子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27875491A JP3201794B2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 水晶振動子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0595248A JPH0595248A (ja) | 1993-04-16 |
| JP3201794B2 true JP3201794B2 (ja) | 2001-08-27 |
Family
ID=17601734
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27875491A Expired - Fee Related JP3201794B2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 水晶振動子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3201794B2 (ja) |
-
1991
- 1991-09-30 JP JP27875491A patent/JP3201794B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0595248A (ja) | 1993-04-16 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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