JPH0645748A - リフロー方法 - Google Patents

リフロー方法

Info

Publication number
JPH0645748A
JPH0645748A JP19669292A JP19669292A JPH0645748A JP H0645748 A JPH0645748 A JP H0645748A JP 19669292 A JP19669292 A JP 19669292A JP 19669292 A JP19669292 A JP 19669292A JP H0645748 A JPH0645748 A JP H0645748A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
zone
substrate
soaking
heating chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19669292A
Other languages
English (en)
Inventor
Masafumi Inoue
雅文 井上
Hironobu Takahashi
宏暢 高橋
Satoshi Tanaka
聖史 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP19669292A priority Critical patent/JPH0645748A/ja
Publication of JPH0645748A publication Critical patent/JPH0645748A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 加熱室の均熱ゾーンの温度管理を迅速正確に
行えるリフロー方法。 【構成】 加熱室1の均熱ゾーンT2の上流部と下流部
に配設された第1の温度センサ21と第2の温度センサ
21から均熱ゾーンT2の温度勾配Bを求め、予め設定
された下限温度150℃と上限温度170℃の間のこの
温度勾配Bの長さとコンベア4の搬送速度から均熱時間
を求めて、この均熱時間が所望均熱時間を満足するよう
に、温度管理手段5,17を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリフロー方法に係り、詳
しくは、加熱室の均熱ゾーンにおいて基板が過度に加熱
されて半田の品質が悪化するのを解消できるリフロー方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】チップマウンタなどにより基板にチップ
を搭載した後、基板はリフロー装置の加熱室へ送られ、
半田を加熱して溶融させた後、冷却して固化させること
により、チップの電極は基板の電極に半田付けされる。
【0003】リフロー装置は加熱室内の空気をヒータで
加熱するエアリフロー装置と、加熱室にチッソガスを送
り、チッソガスをヒータで加熱するチッソリフロー装置
に大別される。次に、図5を参照しながら従来のチッソ
リフロー装置を説明する。
【0004】図5はチッソリフロー装置の内部を示す側
面図である。加熱室100の内部には、チップ9が搭載
された基板10を入口101から出口102へ搬送する
コンベア103が設けられており、このコンベア103
の上方にはヒータ104とファン105が設けられてい
る。106はコンベア103の駆動用モータ、107は
ファン105の駆動用モータである。また入口101と
出口102には、外部の空気が加熱室100内に流入す
るのを防止するためのシャッタ110が設けられてお
り、シリンダ111を駆動してシャッタ110を上下動
させることにより、入口101と出口102を開閉す
る。加熱室100の内部は、入口101側の予熱ゾーン
T1、中央部の均熱ゾーンT2、出口102側のリフロ
ーゾーンT3に仕切壁112により分割されており、各
ゾーンT1,T2,T3には、液体チッソが貯溜された
液体チッソボンベや、空気中のチッソと酸素を分離して
チッソガスを生成するチッソガス発生器などのチッソガ
ス供給部113から、パイプ114を通してチッソガス
が供給される。115は切替バルブである。
【0005】次に動作の説明を行う。チップ9が搭載さ
れた基板10はコンベア103により右方へ搬送され
る。その間に、基板10にはヒータ104で加熱された
チッソガスがファン105により吹き付けられ、基板1
0は加熱される。一般に、予熱ゾーンT1においては、
基板10は常温から150℃程度まで加熱され、次に均
熱ゾーンT2においては170℃程度まで加熱され、次
にリフローゾーンT3において220℃以上まで加熱さ
れる。半田14の溶融温度は183℃程度であり、基板
10が220℃以上まで加熱されることにより、半田1
4は溶融する。
【0006】次に基板10は加熱室100から搬出され
て冷却され、半田14は固化してチップ9の電極は基板
10の電極に半田付けされる。図5において、Aは各ゾ
ーンT1,T2,T3の理想の温度プロファイルを示し
ている。コンベア103の速度は一定であり、基板10
が各々のゾーンT1,T2,T3で加熱される時間t
1,t2,t3は、コンベア103の速度で決定され
る。一般に、リフロー装置は、均熱時間t2が70秒以
上、高加熱時間t3が10秒以上15秒以内というよう
に、各々の時間t2,t3が所定時間確保されるよう制
御される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
高温のリフローゾーンT3に隣接する均熱ゾーンT2
は、リフローゾーンT3からの伝熱により、鎖線Bで示
すように急激に温度上昇しやすく、このため半田14は
過度に加熱され、またフラックスを十分に活性化するこ
とができず、その結果半田付けの品質が悪化するという
問題点があった。このような問題点は、エアリフロー装
置にも同様に生じる。
【0008】そこで本発明は、均熱ゾーンの急激な温度
上昇を解消し、理想の温度プロファイルを得やすいリフ
ロー方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、加熱室の均熱
ゾーンの上流部と下流部に配設された第1の温度センサ
と第2の温度センサから均熱ゾーンの温度勾配を求め、
予め設定された下限温度と上限温度の間のこの温度勾配
の長さとコンベアの搬送速度から均熱時間を求めて、こ
の均熱時間が所望均熱時間を満足するように、温度管理
手段を制御するよう構成している。
【0010】
【作用】上記構成によれば、第1の温度センサと第2の
温度センサにより温度を測定して均熱ゾーンの温度勾配
を求め、これとコンベアよる基板の搬送速度から均熱時
間を求めて、この均熱時間が所望均熱時間を満足するよ
うに、ヒータや冷却手段などの温度管理手段を制御すれ
ば、均熱ゾーンの温度勾配を理想の温度プロファイルに
近づけて、半田の加熱処理を良好に行える。
【0011】
【実施例】次に、チッソリフロー装置を例にとり、図面
を参照しながら本発明の実施例を説明する。
【0012】図1はチッソリフロー装置の内部を示す側
面図である。加熱室1の内部には、チップ9が搭載され
た基板10を入口2から出口3へ搬送するコンベア4が
設けられており、このコンベア4の上方にはヒータ5
(5A,5B,5C)とファン6が設けられている。8
はコンベア4の駆動用モータ、7はファン6の駆動用モ
ータである。加熱室1の内部は、入口2側の予熱ゾーン
T1、中央部の均熱ゾーンT2、出口3側のリフローゾ
ーンT3に仕切壁15により分割されており、各ゾーン
T1,T2,T3には、液体チッソボンベやチッソガス
発生器などのチッソガス供給部11から、パイプ12を
通してチッソガスが供給される。13は切替バルブであ
る。23は入口2と出口3を開閉するシャッタ、24は
シャッタ23を上下動させて入口2と出口3を開閉する
ためのシリンダである。
【0013】均熱ゾーンT2の上流部には第1の温度セ
ンサ21が設けられており、また下流部には第2の温度
センサ22が設けられている。温度センサとしては、熱
電対などが適用できる。均熱ゾーンT2の下流側には冷
却手段としての熱交換用パイプ16が複数本設けられて
いる(図2も参照)。パイプ16の両端部にはフード1
9が設けられており、左方のフード19はチューブ18
を介して送風機17に接続されている。送風機17から
チューブ18を介してこのパイプ16内に外部の常温空
気が送られ、均熱ゾーンT2の下流部付近の温度の上り
すぎを防止する。20は右方のフード19に接続された
排気ダクトである。図1おいて、Aは加熱室1内の理想
の温度プロファイルを示している。図3は電気回路のブ
ロック図であって、第1の温度センサ21と第2の温度
センサ22の信号は制御部25に入力され、制御部25
は上記各ヒータ5(5A〜5C)、モータ7,8、送風
機17などを制御する。
【0014】次に動作の説明を行う。図1において、チ
ップ9が搭載された基板10はコンベア4により入口2
から出口3へ向って搬送される。その間に、基板10に
はヒータ5で加熱されたチッソガスがファン6により吹
き付けられ、基板10は加熱される。一般に、予熱ゾー
ンT1においては、基板10は常温から150℃程度ま
で加熱され、次に均熱ゾーンT2においては170℃程
度まで加熱され、次にリフローゾーンT3において22
0℃以上まで加熱される。半田14の溶融温度は183
℃程度であり、基板10が220℃以上まで加熱される
ことにより、半田14は溶融する。次に基板10は加熱
室1から搬出されて冷却され、半田14は固化してチッ
プ9の電極は基板10の電極に半田付けされる。
【0015】図4は、均熱ゾーンT2の温度プロファイ
ルを示している。Aは代表的な理想の温度プロファイル
であって、下限温度である150℃から上限温度である
170℃まで徐々に上昇する。L0(cm) は均熱ゾーン
T2の全長である。なお均熱ゾーンT2は、基板10を
その全体が均一な温度になるまで加熱し、また半田14
に塗布されたフラックスを十分に活性化させるためのゾ
ーンである。
【0016】さて上述したように、均熱ゾーンT2は高
温のリフローゾーンT3からの伝熱により過度に温度上
昇しやすい。Bはこの伝熱のために過度に温度上昇した
温度勾配であって、本実施例では下流部において180
℃まで急激に異常上昇しており、このように温度が異常
上昇すると、半田付けの品質が悪化する。そこでこのよ
うな場合には、次のような温度管理を行う。
【0017】まず、第1の温度センサ21と第2の温度
センサ22の信号から、温度勾配Bと上限温度170℃
の交点Pまでの長さL1(cm)を求める。コンベア4の
搬送速度Vcm/Sは既知であり、したがって基板10が下
限温度150℃と170℃の間で加熱される時間T
(S)は次式から求められる。
【0018】T=L1÷V 式(1) 次にこの時間T(S)が要求される均熱時間(例えば7
0S)を満足しているか否かを次式から判断する。
【0019】T>70 式(2) この式(2)を満足すれば、そのまま運転を継続する。
若し満足しなければ、次式から、式(2)を満足する距
離L2を求める。
【0020】L2÷V=70 距離L2が求められれば、式(2)を満足するための温
度勾配Cが判明する。そこで次にこの温度勾配Cの最下
流部Qの温度X℃を求める。そして制御部23により最
下流部Qの温度が現在温度の180℃からX℃まで低下
するようにヒータ5Bを制御するか、若しくは送風機1
7の風量をあげるなどの制御を行う。本手段によれば、
必要最小限の均熱時間(70S)を確保するための最下
流部Qの温度(X℃)が計算上判明するので、最下流部
Qの温度をこの温度(X℃)に近づけるようにヒータ5
Bや送風機17などの温度管理手段を制御すればよく、
きわめて短時間で必要な均熱時間(70S)が得られる
ように均熱ゾーンT2の温度を調整することができる。
なおこの実施例で記載した数値は例示であり、均熱時間
や温度などは基板や半田の品種などによって異る。また
本発明はエアリフローにも適用できる。
【0021】
【発明の効果】本発明は、均熱ゾーンの上流部と下流部
に配設された第1の温度センサと第2の温度センサから
均熱ゾーンの温度勾配を求め、予め設定された下限温度
と上限温度の間のこの温度勾配の長さとコンベアの搬送
速度から均熱時間を求めて、この均熱時間が所望均熱時
間を満足するように、温度管理手段を制御するようにし
ているので、きわめて短時間で、必要な均熱時間が得ら
れるように例えばヒータなどの温度管理手段を管理し
て、均熱ゾーンの温度を調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るチッソリフロー装置の
側面図
【図2】本発明の一実施例に係るチッソリフロー装置の
断面図
【図3】本発明の一実施例に係るチッソリフロー装置の
電気回路のブロック図
【図4】本発明の一実施例に係る温度プロファイル図
【図5】従来のチッソリフロー装置の側面図
【符号の説明】
1 加熱室 4 コンベア 5 ヒータ(温度管理手段) 9 チップ 10 基板 17 送風機(温度管理手段) 21 第1の温度センサ 22 第2の温度センサ 23 制御部 T2 均熱ゾーン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱室内をコンベアにより基板を搬送しな
    がら、ヒータにより基板を加熱してチップをこの基板に
    半田付けするリフロー方法において、前記加熱室の均熱
    ゾーンの上流部に配設された第1の温度センサと下流部
    に配設された第2の温度センサの信号に基づいて前記均
    熱ゾーンの温度勾配を求め、予め設定された下限温度と
    上限温度の間のこの温度勾配の長さと前記コンベアの搬
    送速度から均熱時間を求めて、この均熱時間が所望均熱
    時間を満足するように、制御部により温度管理手段を制
    御することを特徴とするリフロー方法。
JP19669292A 1992-07-23 1992-07-23 リフロー方法 Pending JPH0645748A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19669292A JPH0645748A (ja) 1992-07-23 1992-07-23 リフロー方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19669292A JPH0645748A (ja) 1992-07-23 1992-07-23 リフロー方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0645748A true JPH0645748A (ja) 1994-02-18

Family

ID=16362007

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19669292A Pending JPH0645748A (ja) 1992-07-23 1992-07-23 リフロー方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0645748A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6135344A (en) * 1997-07-31 2000-10-24 Fujitsu Limited Reflow soldering method and a reflow soldering furnace
JP2008002745A (ja) * 2006-06-21 2008-01-10 Musashino Corp 製造ラインの温度調節システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6135344A (en) * 1997-07-31 2000-10-24 Fujitsu Limited Reflow soldering method and a reflow soldering furnace
US6345757B1 (en) 1997-07-31 2002-02-12 Fujitsu Limited Reflow soldering method
JP2008002745A (ja) * 2006-06-21 2008-01-10 Musashino Corp 製造ラインの温度調節システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4832249A (en) Method and arrangement for reflow soldering and reflow unsoldering of circuit boards
US6693263B2 (en) Convection type brazing apparatus for metal workpieces
US20010051323A1 (en) Convection-type brazing method and its apparatus for metal workpieces
WO2006075803A1 (ja) リフロー炉
WO2008155939A1 (ja) リフロー装置
JPH06292964A (ja) 自動半田付け装置
JPH0645748A (ja) リフロー方法
JP2008279502A (ja) リフロー装置
JPH036890A (ja) リフロー装置における加熱方法及びその装置
JP2000114711A (ja) リフロー装置および半田接合における加熱方法
JP3257049B2 (ja) リフロー装置およびリフロー方法
JP2002280722A (ja) 半田付け方法及びその装置
JPH10200253A (ja) リフロー炉
JPS62144876A (ja) 電子部品の半田付け装置
JPH0994655A (ja) 不活性ガス雰囲気炉
JP3356445B2 (ja) チッソリフロー装置
JPH05111754A (ja) チツソリフロー装置
JP4149768B2 (ja) リフロー装置、リフロー方法及びリフロー炉
JP3191415B2 (ja) チッソリフロー装置
JP2001127422A (ja) 半田付け方法及び半田付け装置
JP3070271B2 (ja) リフロー装置
JPH06170524A (ja) 加熱炉
JPS6012551B2 (ja) トンネル炉の炉圧制御方法
JP5301186B2 (ja) 加熱装置
JP3874578B2 (ja) はんだ付け方法