JPH0645379Y2 - 自動車用ドアスピーカの防水構造 - Google Patents

自動車用ドアスピーカの防水構造

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JPH0645379Y2
JPH0645379Y2 JP1988123928U JP12392888U JPH0645379Y2 JP H0645379 Y2 JPH0645379 Y2 JP H0645379Y2 JP 1988123928 U JP1988123928 U JP 1988123928U JP 12392888 U JP12392888 U JP 12392888U JP H0645379 Y2 JPH0645379 Y2 JP H0645379Y2
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JP
Japan
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speaker
opening
panel
waterproof
sheet
Prior art date
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JP1988123928U
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JPH0243713U (ja
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芳春 奥山
秀二 渡辺
高男 陶山
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Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、自動車のドアにスピーカを取り付けた場合
に、上記ドアの内部を流下してくる雨水がスピーカに浸
入するのを防止するようにした防水構造に関する。
(従来の技術) 自動車用ドアのドア本体は、通常、互いに対面するイン
ナパネルとアウタパネルとで構成されている。また、こ
れら両パネルの間を流下してくる雨水が車室側に浸入し
ないようにするため、インナパネルの車室側の面には防
水シートが貼り付けられている。
従来、上記構成のドアに対しスピーカを取り付けること
があり、これには例えば、実開昭61-12814号公報で示さ
れるものがある。これによれば、互いに連通する開口が
上記インナパネルと防水シートとに形成されており、こ
の両開口にスピーカの背面部が嵌め込まれてこのスピー
カがドア本体に取り付けられている。また、このスピー
カにその背面部から上記雨水が浸入しないようにするた
め、上記背面部を覆う防水カバーが設けられている。
また、スピーカの作動時には、その背面部に生じる背圧
は自由空間に逃してやることが音響効果の点で好ましい
ため、上記防水カバーは上、下部カバーで構成され、上
部カバーの下端と下部カバーの上端との間に上記背圧を
逃すための隙間が形成されている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、上記従来構成では、防水カバーは上、下部カ
バーの二部品で構成され、このため、部品点数が多いこ
とから構成が複雑となっている。また、上部カバーは可
撓性を有しているものであるため、垂れ下がった上部カ
バーの下端側が下部カバーの上端に接触してこれら上、
下部カバー間に所望の隙間が得られないおそれがあり、
つまり、上記背圧を効果的に逃すことができないあそれ
がある。
(考案の目的) この考案は、上記のような事情に注目してなされたもの
で、自動車のドアに取り付けたスピーカに対し簡単な構
成によって確実な防水が得られるようにし、かつ、上記
スピーカの背圧を効果的に逃すことができるようにする
ことを目的とする。
(考案の構成) 上記目的を達成するためのこの考案の特徴とするところ
は、防水シートに形成したシート開口をインナパネルに
形成したパネル開口の上部に対応する小開口と、この小
開口の下縁のほぼ中央部から下方に延びるスリットとで
構成し、スピーカの背面部を上記両開口に嵌め込んだ
際、この背面部が上記スリットを押し拡げるようにした
点にある。
(作用) 上記構成による作用は次の如くである。
防水シート7に形成したシート開口13をインナパネル4
に形成したパネル開口8の上部に対応する小開口14と、
この小開口14の下縁のほぼ中央部から下方に延びるスリ
ット15とで構成したため、小開口14とスリット15とで挟
まれた防水シート7の一部に一対の突片20,20が形成さ
れることとなる。
また、上記構成に加え、ドア本体2にスピーカ18を取り
付けようとしてこのスピーカ18の背面部19を上記パネル
開口8とシート開口13とに順次嵌め込んだ際、上記背面
部19がスリット15を押し拡げるようになっている。
このため、上記したようにスピーカ18の背面部19を両開
口8,13に嵌め込んだときには、前記両突片20,20が上記
背面部19の下部両側を覆って、この部分の防水が行われ
ることとなる。即ち、従来では、背面部19の下部を覆う
ために下部カバーを別途に設けているが、この考案で
は、防水シート7の一部で形成した両突片20,20を利用
して背面部19の下部の防水を図っている。
また、上記したようにスピーカ18を取り付けた場合に
は、このスピーカ18の背面部19がスリット15を押し拡げ
るため、上記両突片20,20間に下方に向って開放される
隙間21が形成されることとなる。よって、防水カバー10
に邪魔されることなくスピーカー18の背圧はこの隙間21
を通して十分に逃がすことができる。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面により説明する。
第2図において、1は自動車のフロントドアで、このド
ア1は板金製のドア本体2と、このドア本体2の上部に
連設されるドアウィンド3とで構成され、このドア1は
ドア本体2の前縁に取り付けられたヒンジ2a,2aを介し
てドア開口の前縁に回動自在に枢支される。
全図において、上記ドア本体2は車幅方向で互いに離れ
て対面するインナパネル4とアウタパネル5とで構成さ
れ、上記インナパネル4の車室側の面にはこの面のほぼ
全体にわたり樹脂製の防水シート7が貼り付けられてい
る。
上記インナパネル4の前下部には円形のパネル開口8が
形成され、このパネル開口8に嵌め込まれるように防水
シート7の裏面側に防水カバー10が取り付けられる。こ
の防水カバー10は椀状をなし、その上縁と、前後側縁と
が上記防水シート7の裏面に熱溶着されている。また、
この防水カバー10の下部には切り欠き11が形成されてお
り、防水カバー10の内部はこの切り欠き11を通してドア
本体2内の下部に向かって開放されている。
上記パネル開口8に対応して防水シート7にシート開口
13が形成されている。このシート開口13は上記パネル開
口8の上部に対応する小開口14を有している。この小開
口14は半円形状をなしてその上縁が円弧状、下縁が直線
となっている。また、この小開口14の下縁のほぼ中央部
から下方に延びるスリット15が形成され、また、このス
リット15の下端に小孔16が連設されている。
18はスピーカで、このスピーカ18はその背面部19を上記
シート開口13とパネル開口8とに順次嵌め込むことによ
りドア本体2に取り付けられている。そして、上記した
ようにスピーカ18の背面部19を上記両開口8,13に嵌め込
んだときには、上記背面部19は防水カバー10に覆われる
と共に、この背面部19が各図中仮想線で示すように上記
スリット15をほぼ水平方向から押し拡げるようになって
いる。
上記の場合、小開口14とスリット15とで挟まれた防水シ
ート7の一部には前後一対の三角形状突片20,20が形成
されており、このため、上記したようにスピーカ18の背
面部19を両開口8,13に嵌め込んだときには、上記両突片
20,20が上記背面部19の下部両側を弾性的に挟み付ける
ようにしてこの部分を覆うこととなる。なお、第3図中
矢印は雨水の流下の状態を示している。
また、上記のようにしてスピーカ18を取り付けたときに
は、スリット15が押し拡げられて両突片20,20間に下方
に向って開放される隙間21が形成されることとなる。よ
って、防水カバー10に邪魔されることなくスピーカ18の
作動時の背圧はこの隙間21を通して効果的に逃がすこと
ができる。また、上記隙間21や小孔16はスピーカ18から
電源に通じるワイヤーハーネス(図示せず)の挿通孔と
して利用される。
(考案の効果) この考案によれば、インナパネルの車室側の面に防水シ
ートを貼り付け、上記インナパネルにパネル開口を形成
すると共に、上記防水シートにシート開口を形成し、こ
の両開口にスピーカの背面部を嵌め込み、上端が上記シ
ート開口の上縁に取り付けられて下端側が上記スピーカ
の背面部を覆う防水カバーを設けた場合において、上記
シート開口をパネル開口の上部に対応する小開口と、こ
の小開口の下縁のほぼ中央部から下方に延びるスリット
とで構成したため、小開口とスリットとで挟まれた防水
シートの一部に一対の突片が形成されることとなる。
また、上記構成に加え、ドア本体にスピーカを取り付け
ようとしてこのスピーカの背面部を上記パネル開口とシ
ート開口とに順次嵌め込んだ際、上記背面部がスリット
を押し拡げるようになっている。
このため、上記したようにスピーカの背面部を両開口に
嵌め込んだときには、前記両突片が上記背面部の下部両
側を覆って、上記防水カバーの下に回り込んできた水が
上記スピーカの背面部の下部両側をぬらすことを防止す
る。即ち、この考案では、防水シートの一部で形成した
上記両突片を背面部の防水に利用したのであり、よっ
て、このように防水シートの一部を利用した分だけ上記
防水を簡単な構成によってすることができる。
また、上記したようにスピーカを取り付けた場合には、
このスピーカの背面部がスリットを押し拡げるため、上
記両突片間に下方に向って開放される隙間が形成される
こととなる。よって、防水カバーに邪魔されることなく
スピーカの背圧はこの隙間を通して十分に逃がすことが
でき、このため、スピーカの音響効果を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の実施例を示し、第1図は第2図の部分拡
大図、第2図はドアを車室側からみた全体図、第3図は
第1図のIII-III線矢視断面図、第4図は展開斜視図で
ある。 1……ドア、2……ドア本体、4……インナパネル、5
……アウタパネル、7……防水シート、8……パネル開
口、10……防止カバー、13……シート開口、14……小開
口、15……スリット、18……スピーカ、19……背面部、
20……突片、21……隙間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに離れて対面するインナパネルとアウ
    タパネルとでドア本体を構成し、上記インナパネルの車
    室側の面に防水シートを貼り付け、上記インナパネルに
    パネル開口を形成すると共に、このパネル開口に対応す
    るように上記防水シートにシート開口を形成し、この両
    開口にスピーカの背面部を嵌め込んでこのスピーカをド
    ア本体に取り付け、上端が上記シート開口の上縁に取り
    付けられて下端側が上記スピーカの背面部を覆う防水カ
    バーを設けた自動車用ドアスピーカの防水構造におい
    て、上記シート開口をパネル開口の上部に対応する小開
    口と、この小開口の下縁のほぼ中央部から下方に延びる
    スリットとで構成し、スピーカの背面部を上記両開口に
    嵌め込んだ際、この背面部が上記スリットを押し拡げる
    ようにした自動車用ドアスピーカの防水構造。
JP1988123928U 1988-09-21 1988-09-21 自動車用ドアスピーカの防水構造 Expired - Lifetime JPH0645379Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04283580A (ja) * 1991-03-13 1992-10-08 Asahi Chem Ind Co Ltd 含フッ素ポルフィリン
JP2566673Y2 (ja) * 1991-06-21 1998-03-30 本田技研工業株式会社 自動車のスピーカー取付構造
JP6784547B2 (ja) * 2016-09-08 2020-11-11 西川ゴム工業株式会社 ドアホールシール

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JPS624013U (ja) * 1985-06-25 1987-01-12

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