JPH0644661Y2 - 射出成形金型 - Google Patents

射出成形金型

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JPH0644661Y2
JPH0644661Y2 JP1990097855U JP9785590U JPH0644661Y2 JP H0644661 Y2 JPH0644661 Y2 JP H0644661Y2 JP 1990097855 U JP1990097855 U JP 1990097855U JP 9785590 U JP9785590 U JP 9785590U JP H0644661 Y2 JPH0644661 Y2 JP H0644661Y2
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JP
Japan
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core pin
mold
gear wheel
screw
screw core
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JP1990097855U
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JPH0454823U (ja
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豊 山崎
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Suzuno Kasei Co Ltd
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Suzuno Kasei Co Ltd
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、メスネジのある成形品の金型に関し、特に雛
型取出しが簡易な構造で行うことができる射出成形金型
に関する。
(従来の技術) 従来、メスネジ成形製品より雛型を取出すため、金型の
ネジ部を回転させていた。
その手段として、ネジコアピンを定位置で回転させると
同時にストリッパープレートを成形品の離型スピードに
同調させて製品と共に前進させるものと、シャンク部に
ネジを構成しこのネジに沿ってネジコアピンを成形品の
離型スピードに同調させながら後退させるものがある。
前者の例として第6図に示す射出成形金型30は、型板3
1,40及びストリッパープレート41を締結した状態で射出
成形を行う。そして型板31から製品60を離型した後に、
ネジコアピン35を回転させながらストリッパープレート
41を図中左側に移動させて製品60を取出している。
後者の例として第7図に示す射出成形金型50は、型板5
1、52を締結した状態で射出成形を行う。ネジコアピン5
5にはネジ55aを形成している。そしてネジコアピン55に
固定されたギア53を回転させてネジコアピン55を型板52
内に収納し製品60を取出す。
(考案が解決しようとする課題) しかし、前者の射出成形金型30では、製品60を回転拘束
状態にして内部からネジコアピン35先端のネジ部36を引
抜かなければならない。そのため、製品60とストリッパ
ープレート41との間に突起38等の回転止め手段を構成す
る必要があった。またネジコアピン35の回転とは別個に
ストリッパープレート41の移動をスプリング等の押圧手
段あるいは機械的な駆動手段によって行わねばならず装
置が大型化していた。
また、後者の射出成形金型50のようにネジコアピン55の
自らの回転と共に前後進するものは、ネジコアピン55の
ネジ55aのピッチと、成形品60に形成するネジのピッチ
を一致させなければならない。それぞれのピッチにズレ
が生じると成形品のネジ山が破損するほか、型閉じスト
ローク完了前にネジコアピン55を逆回転させて正常位置
に戻す必要があり、作業能率が悪かった。
さらに、製品突出工程以前にネジ抜きが完成しないので
離型工程と組合せる突出手段も限定されていた。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記課題を解決するため、移動側型板に成形品
の型部を削設し、固定側型板にネジコアピンの挿通孔及
びギアホイールの収納部を形成する。上記挿通孔に配置
したネジコアピンのシャンク部の長手方向に係合溝を削
設し、ギアホイール内には突条を形成し、この突条を前
記係合溝に係合させた状態でギアホイールを上記収納部
に収納したことを特徴とする。
(作用) 移動側型板と固定側型板とを型締めした後、ギアホイー
ルの突条にシャンク部の係合溝を係合させてネジコアピ
ンを移動させる。ネジコアピンのネジ部が移動側型板の
型部に挿入した後、射出成形する。
射出成形後、ギアホイールを回転させると突条を介して
シャンク部の係合溝に回転力が伝達され、型部内部に形
成された製品のネジ山に沿ってネジコアピンが回転しな
がら後退する。ネジ部が固定側型板内に収納された段階
で、移動側型板と固定側型板との間のパーティングライ
ンを開放して離型する。
離型後、再び次の射出成形を行うが、ネジコアピンの移
動側型板内への移動は金型を締めることにより容易に行
われる。
(実施例) 第1図は第1実施例の一部断面図、第2図は作動状態の
一部拡大断面図である。本実施例は、移動側型板2、固
定側型板5、8、ネジコアピン11及びギアホイール16か
ら構成する。
移動側型板2の一面には、製品60の外型となる型部3を
削設する。固定側型板5には該型部3と連通する挿通孔
6を形成する。移動側型板2と固定側型板5の境界面
は、パーティングラインPとなる。固定側型板8には、
前記挿通孔6と連通する挿通孔9を形成し、取付板28側
に段部10を形成する。そして固定側型板5と固定側型板
8の間にギアホイール16の収納部7を形成する。
第3図はネジコアピンの拡大側面図、第4図及び第5図
はそれぞれギアホイールの拡大正面図及び拡大側面図で
ある。
ネジコアピン11は、シャンク部13の先端にネジ部12を形
成し、シャンク部13の両側長手方向に一対の係合溝14を
削設している。シャンク部13後端には脱落防止部15を設
ける。この脱落防止部15は移動側型板2の型部3が割型
の場合に必要になる。
ギアホイール16は、中央の孔17内に一対の突条18を突設
したボス部19と、このボス部19外周に形成したギア部20
とからなる。突条18は、ネジコアピン11の係合溝14と係
合し、この係合によってギアホイール16とネジコアピン
11は一体回転する。このギアホイール16は上記収納部7
内に回転可能に収納され、シャンク部13は上記挿通孔
6、9内に配置される。
これによりギアーホイル16の回転力がネジコアピン11に
伝達され、ネジコアピン11は前後移動可能となる。
以上の構成に基づき本実施例の作用を説明する。移動側
型板2と固定側型板8とを締結し、取付板28でネジコア
ピン11を後方から押圧する。ネジコアピン11は挿通孔6
及び挿通孔9に沿って前方(第1図中左方向)へ移動す
るが、ギアホイール16は収納部7内の定位置にある。ネ
ジコアピン11の脱落防止部15が段部10に嵌入し取付板28
は固定側型板8に密着する。
この状態でネジコアピン11のネジ部12と移動側型板2の
型部3との間隙に原材料を射出し製品を成形する(第1
図参照)。
離型作業は以下のように行う。移動側型板2と固定側型
板8とを締結した状態で、第2図に示すように取付板28
を固定側型板8より製品60の全長分だけ開放する。次い
でギアホイール16を駆動手段(図示せず)によりネジ抜
方向へ回転させる。この回転に伴ってギアホイール16と
係合しているネジコアピン11が回転し、ネジ部12は製品
60に形成されたネジ山に沿って後退していく。
すなわちギアホイール16は固定側型板5、8間の収納部
7内に支持されて移動できないため、その突条18がシャ
ンク部13の係合溝14と係合した状態でネジコアピン11だ
けが後退する。
一方、製品60は移動側型板2内に支持されているため、
製品60の外形断面形状が真円の場合を除き、空転防止手
段が不要となる。つまりネジ部12と共に製品60が回転し
ようとしても、移動側型板2の型部3により回転を拘束
されるのである。このように、ネジコアピン11が後退し
ネジ部12が製品60から完全に抜けると、パーティングラ
インPを開放し、突出手段29によって製品60を離型す
る。
離型後、新たな射出成形をするための型締めは次のよう
に行う。
移動側型板2が取付板28方向に移動し、固定側型板5、
8を押す。後退位置にあったネジコアピン11は固定側型
板5、8の移動によって、取付板28により戻されながら
移動側型板2の型部3内に挿入し、型締状態となる。
以上説明したように本実施例においては、ネジコアピン
11がギアホイール16に対して軸方向に摺動自在であり、
ネジコアピン11のネジ部12を逆転することによって製品
60より抜くことができる。そのため、ネジコアピン11の
シャンク部13に前後移動用のネジを構成する必要がな
く、ストリッパープレート41も不要となり構造が簡易と
なる。またネジコアピン11の摺動抵抗よりも製品60のネ
ジ山強度が高いため、ネジ山を損傷させることなくネジ
コアピン11を抜くことができる。また型締めについても
取付板28側へネジコアピン11と固定側型板5、8が共に
移動するため、迅速に行える。
さらに、本実施例は製品の突出工程の前段階でネジコア
ピン11のネジ部12が製品60から抜けているため、種々の
突出手段を組合せることができるほか、割型の移動型板
と組合せることも可能となる。
(考案の効果) 本考案によれば、製品とストリッパーとの間に回転止め
手段を構成する必要がない。また製品のネジ山によって
ネジコアピンのネジ部が抜けるから、ストリッパープレ
ート等が不要となり金型を小型化できる。
さらに、ネジコアピンがギアホイールに係合したまま前
後方向に移動できるため、取付板でネジコアピンを前方
に移動させると同時に型締めが迅速にでき作業能率が向
上する等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例等を示し、第1図は本実施例の一
部断面図、第2図は作動状態の一部拡大断面図、第3図
はネジコアピンの拡大側面図、第4図はギアホイールの
拡大正面図、第5図は同拡大側面図、第6図及び第7図
は従来例の一部断面図である。 2……移動側型板、3……型部 5、8……固定側型板、6、9……挿通孔 7……収納部、11……ネジコアピン 12……ネジ部、13……シャンク部 14……係合溝、16……ギアホイール 18……突条

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動側型板に成形品の型部を削設し、固定
    側型板にネジコアピンの挿通孔及びギアホイールの収納
    部を形成する一方、前記挿通孔に配置したネジコアピン
    のシャンク部の長手方向に係合溝を削設し、ギアホイー
    ル内に形成した突条を前記係合溝に係合させてギアホイ
    ールを前記収納部に収納し、ギアホイールの回転に伴い
    ネジコアピンが挿通孔内を後方に移動する射出成形金
    型。
JP1990097855U 1990-09-18 1990-09-18 射出成形金型 Expired - Lifetime JPH0644661Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990097855U JPH0644661Y2 (ja) 1990-09-18 1990-09-18 射出成形金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990097855U JPH0644661Y2 (ja) 1990-09-18 1990-09-18 射出成形金型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0454823U JPH0454823U (ja) 1992-05-11
JPH0644661Y2 true JPH0644661Y2 (ja) 1994-11-16

Family

ID=31838585

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990097855U Expired - Lifetime JPH0644661Y2 (ja) 1990-09-18 1990-09-18 射出成形金型

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JP (1) JPH0644661Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0321944Y2 (ja) * 1986-03-11 1991-05-14

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0454823U (ja) 1992-05-11

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