JPH0644082U - 小径電線用端子圧着ダイス - Google Patents

小径電線用端子圧着ダイス

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JPH0644082U
JPH0644082U JP7759892U JP7759892U JPH0644082U JP H0644082 U JPH0644082 U JP H0644082U JP 7759892 U JP7759892 U JP 7759892U JP 7759892 U JP7759892 U JP 7759892U JP H0644082 U JPH0644082 U JP H0644082U
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JP
Japan
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crimping
die
cutting
terminal
electric wire
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Pending
Application number
JP7759892U
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Inventor
茂 平林
正 安井
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Maxell Izumi Co Ltd
Original Assignee
Izumi Products Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小径電線と端子との圧着接続作業において、
ニッパー等切断工具を付帯工具として常備する必要な
く、切断を圧着作業と同様に行え、もって圧着作業性を
向上できる圧着ダイスを提供する。 【構成】 凹凸部の組み合わせによる圧着機能と共に切
断刃の組み合わせによる電線切断機能を有する小径電線
用の端子圧着ダイスとする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、小径電線圧着工具において使用する圧着ダイスに関し、特に電動圧 着機において好適に使用できる圧着ダイスに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、断面積が2mm2 以下の小径の電線を端子に接続する場合、ダイスが工 具本体と一体に形成されている鋏形の手動圧着工具や、ばね式レバーの手動操作 で固定ダイスに可動ダイスを前後動させる手動圧着機等手動式の圧着装置による 圧着作業が行われているが、多数回の繰り返し作業を必要とする場合等において は作業性が悪く、作業者の疲労も大きいという問題があり、本出願人等は、特願 平4−114871号により、さらに作業性がよく、作業者への負担の少ない電 動小型圧着機を提案している。
【0003】 この電動小型圧着機Aは、図4に示したように、ケース25に電池を内蔵し、 コードレス式としたものであるが、図示しない減速機を介してモータに連結され た回転軸26に偏心カム27を一体に形成してあり、この偏心カム27に軸受2 8を介してスリーブ29で周装させてある。そして、トリガー30の操作により 、内蔵するモータを作動させて前記偏心カム27を回転させ、前記スリーブ29 の周面で当接する移動ロッド31を押圧し、この移動ロッド31の先端に取り付 けた移動ダイス32を、ハウジング33に取り付けた前方の固定ダイス34に対 して前後動させることにより、この固定ダイス34の凹部34aに挿入保持した 端子スリーブを移動ダイス32の凸部32aで押圧して圧潰し、内挿した電線に 圧着できるようにしてある。また、回転軸26は偏心カム27を反移動ロッド側 にして停止するように設定してあり、移動ダイス32を後退させるときは、レバ ー35を引くことにより、機械的に移動ロッド31を後退させることができるよ うにしてある。
【0004】 また、図示したように、このような固定ダイスと可動ダイスからなる圧着ダイ スは、通常、外径の異なる2〜3種類の端子に適用できるように、2〜3対の凹 凸部を有するいわゆる多連歯型のダイスが用いられており、この電動小型圧着機 によれば、圧着による電線の接続作業が、作業者の負担も少なく極めて能率的に 行える。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の圧着機においては、手動式あるいは電動式とを問わず、 上記の端子の圧着作業に際しては、例えば、加圧の過不足や圧着個所のずれ等の 誤圧着の場合のやり直しのための電線切断、長すぎる電線の切断、あるいは多数 の電線接続のための電線の連続切断等を行う場合が屡々あり、常に、ニッパー等 切断工具を手元に用意し、必要の都度、圧着機と切断工具とを持ち替えて作業の 切り替えを行わなければならない煩わしさがあり、作業性にも問題があった。
【0006】 上記の状況に鑑み、本考案は、小径電線と端子との圧着接続作業において、ニ ッパー等切断工具を付帯工具として常備する必要なく、極めて簡単な操作で能率 的に圧着と切断が行え、特に、作業性がよく、作業者の疲労が少ない電動圧着機 にも利用できる圧着ダイスの提供を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案は、凹凸部の組み合わせによる圧着機能と 共に切断刃の組み合わせによる電線切断機能を有する小径電線用の端子圧着ダイ スを提案するものである。
【0008】
【作用】
切断しようとする電線を両ダイスの何れか一方のダイスの切断刃に当接させ、 他方のダイスを前進させて切断刃に荷重をかけると電線の切断が行える。また、 電線を内挿した端子を両ダイスの何れか一方のダイスの凹部に当接させて他方の ダイスを前進させてその凸部に荷重をかけると端子を圧潰し、内挿電線との圧着 が行える。別に切断工具を用意することなく、誤圧着等に対する電線の切断処理 が行え、端子圧着作業が効率的に行える。
【0009】
【実施例】
以下、図面に示した実施例により本考案の端子圧着ダイスを説明する。 図1は本考案の圧着ダイスを装着した圧着ヘッドの斜視図で、図2は図1の圧 着ヘッドの要部分解斜視図である。
【0010】 この圧着ヘッド1は前記した図4の電動小型圧着機Aに取り付けられるように 構成したもので、基部に圧着機Aへの取付け部2aを有するダイスハウジング2 と、このダイスハウジング2に固定された固定ダイス3と、2枚の連結側板4A ,4Bで前記ダイスハウジング2に前後動可能に取り付けられる可動ダイス5と ピストン6とからなっている。
【0011】 前記ダイスハウジング2は、2枚の厚鋼板をボルト7で貼着し、それぞれの基 部を反対方向に直角に屈曲して取付け部2aに形成すると共に、中央部分には固 定ダイス3と可動ダイス5からなる圧着ダイスを装着する略四角形の中央穴8を 穿設し、この中央穴8から取付け部2a側に連通し、ピストン6の前部即ちロッ ド部9を嵌装する溝穴10を穿設し、またこの溝穴10に連通し、ピストン6の ロッド部9の貫通を可能とする基部穴11を穿設してある。
【0012】 前記固定ダイス3は、前部を断面コ字形の固定部12に形成してあり、前記ダ イスハウジング2の中央穴8内に嵌入し、前記の固定部12でダイスハウジング 2を挾持する形にボルト13で固定できるようにしてある。固定ダイス3の後部 はダイス部14に形設し、切断刃14aと、寸法を異にした凹部14b,14c とを並列してある。
【0013】 可動ダイス5は、前部に前記固定ダイス3と対応するダイス部15を形設して 、切断刃15aと凸部15b,15cを並列してあり、後部はダイスハウジング 2と略同じ幅寸法の連結部16に形成し、同じくダイスハウジング2と略同じ幅 寸法で前記溝穴10に嵌装されるロッド部9の先端即ち狭幅ロッド部9aの先端 と突き合わせ、左右一対の連結側板4A,4Bでこの可動ダイス5の連結部16 と狭幅ロッド部9aの側面を被い、それぞれボルト17A,17Bで連結させる ようにしてある。また、連結側板4A,4bの高さ寸法は中央穴8の高さよりも 大としてあり、前記可動ダイス5の連結部16と狭幅ロッド部9aを連結したと き、その両側の上下端部でダイスハウジング2を挾持状に拘束でき、可動ダイス 5の移動をガイドできるようにしてある。
【0014】 ピストン6のロッド部9は、前記狭幅ロッド部9aと、ダイスハウジング2の 幅よりも広幅にした広幅ロッド部9bと、後端部に形成された円形のフランジ部 9cからなり、ピストン本体18に固定されている。広幅ロッド部9bは、狭幅 ロッド部9aと共に前記溝穴10部分に摺動可能に嵌装されているものであるが 、前記基部穴11部分をも摺動貫通可能としてあり、フランジ部9cはこの基部 穴11の後方に位置され、この基部穴11を貫通できない寸法に形成され、ピス トンストロークを設定できるようにされている。即ち、フランジ部9cがダイス ハウジング2の取付け部2aに当接した時点において、可動ダイス5が固定ダイ ス3に最接近して挿入端子を電線に圧着できるように寸法を決められている。
【0015】 このように構成され、偏心カム機構を有する図4と同様の電動小型圧着機に取 り付けられた本考案の圧着ヘッドの作動状況を図3によって説明する。
【0016】 この電動小型圧着機にあっては、回転軸19と一体の偏心カム20に軸受21 を介してスリーブ22を周装してあり、このスリーブ22に圧着ヘッド1のピス トン6が当接できるようにしてある。
【0017】 電線を切断する場合は、図3(a) のように、可動ダイス5を後退させてダイス 間を開いた状態で、電線23を固定ダイス3の切断刃14aに当接させ、電動小 型圧着機のトリガーを引くと、回転軸19従って偏心カム20が回転し、周装し たスリーブ22が前進し、ピストン6を、従って可動ダイス5を前進させて、図 3(b) のようにする。これにより、可動ダイス5に設けた切断刃15aが前記固 定ダイス3の切断刃14aと共に電線23を切断させることができる。
【0018】 また、端子24を電線に圧着させようとする場合は、電線端末を内挿した端子 24を固定ダイス3の適応する凹部14b又は14cに位置させ、回転軸19従 って偏心カム20を回転させるとピストン6従って可動ダイス5を前進させるの で、可動ダイス5に設けた凸部15b又は15cで前記端子24を押圧し、圧潰 して、内挿した電線に圧着させることができる。
【0019】 このように、上記の圧着ヘッド1では、小径の電線の切断と端子の圧着が同じ 圧着作業機で同じ操作で容易に行うことができるので、小径電線の圧着作業が極 めて効率的に行える。
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、小径電線について、付帯工 具としてニッパー等切断工具を常備することなく、圧着と同一操作で切断が行え るので、付随的な切断作業を伴うことの多い端子圧着の作業性が向上するという 効果が得られる。また、本考案の圧着ダイスは、従来の鋏形の手動圧着工具にも 利用可能であるが、特に、電動圧着機に使用し、さらに疲労が少なく圧着作業性 を向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の端子圧着ダイスを装着した圧着ヘッド
の斜視図である。
【図2】図1の圧着ヘッドの要部分解斜視図である。
【図3】図1の圧着ダイスの作業状況を示す圧着ヘッド
の側面図で、(a) は圧着ダイスが開いている時、(b) は
圧着ダイスが閉じている時を示す図である。
【図4】従来の圧着ダイスを取り付けた電動小型圧着機
の部分破断側面図である。
【符号の説明】
1 圧着ヘッド 2 ダイスハウジング 3 固定ダイス 4A,4B 連結側板 5 可動ダイス 6 ピストン 12 固定部 14 ダイス部 14a 切断刃 14b 凹部 14c 凹部 15 ダイス部 15a 切断刃 15b 凸部 15c 凸部 16 連結部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凹凸部の組み合わせによる圧着機能と共
    に切断刃の組み合わせによる切断機能を有することを特
    徴とする小径電線用端子圧着ダイス。
JP7759892U 1992-11-11 1992-11-11 小径電線用端子圧着ダイス Pending JPH0644082U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7759892U JPH0644082U (ja) 1992-11-11 1992-11-11 小径電線用端子圧着ダイス

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JP7759892U JPH0644082U (ja) 1992-11-11 1992-11-11 小径電線用端子圧着ダイス

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JPH0644082U true JPH0644082U (ja) 1994-06-10

Family

ID=13638388

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7759892U Pending JPH0644082U (ja) 1992-11-11 1992-11-11 小径電線用端子圧着ダイス

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JP (1) JPH0644082U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005136405A (ja) * 2003-10-28 2005-05-26 Komax Holding Ag ワイヤ処理装置

Cited By (1)

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