JPH0643541Y2 - 摺動案内支持装置 - Google Patents
摺動案内支持装置Info
- Publication number
- JPH0643541Y2 JPH0643541Y2 JP1987156174U JP15617487U JPH0643541Y2 JP H0643541 Y2 JPH0643541 Y2 JP H0643541Y2 JP 1987156174 U JP1987156174 U JP 1987156174U JP 15617487 U JP15617487 U JP 15617487U JP H0643541 Y2 JPH0643541 Y2 JP H0643541Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sliding
- guide
- groove
- movable body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)
- Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、摺動案内支持装置に関する。
従来の技術の静圧摺動案内支持装置においては、静圧ポ
ケット方式が周知である。それは、例えば、第６図及び
第７図に示すように可動体１の摺動面２に静圧ポケット
11と排出溝12とが交互に配設され、各静圧ポケット11に
は供給絞り13を有する流体供給孔８が開口しているので
ある。
ケット方式が周知である。それは、例えば、第６図及び
第７図に示すように可動体１の摺動面２に静圧ポケット
11と排出溝12とが交互に配設され、各静圧ポケット11に
は供給絞り13を有する流体供給孔８が開口しているので
ある。
従来の技術の静圧ポケット方式においては、ポケット
は、固定案内体の案内面に設けられると、摺動体の摺動
工程如何によって大気に開放されるので、可動体の摺動
面に設けられねばならない。しかし、第６図及び第７図
に示すように可動体１に流体を供給することは、配管
上、問題がある。
は、固定案内体の案内面に設けられると、摺動体の摺動
工程如何によって大気に開放されるので、可動体の摺動
面に設けられねばならない。しかし、第６図及び第７図
に示すように可動体１に流体を供給することは、配管
上、問題がある。
又、列設されたポケット列中心を軸線とした揺動に対し
て摺動案内支持の角剛性が低い。
て摺動案内支持の角剛性が低い。
この考案によると摺動案内支持装置においては、固定案
内体の案内面に支持される可動体の摺動面には、摺動方
向に伸びた適宜の長さのポケットが設けられ、その両側
から横に枝分れして適宜数のＴ字状溝が列設され、この
Ｔ字状溝は摺動方向に伸びた頭部溝と、摺動方向に直交
する方向に伸び、且つ頭部溝とポケットとを接続する脚
部溝とで構成され、脚部溝が頭部溝及びポケットより浅
い絞りとして構成され、前記固定案内体に穿設された流
体供給孔が、案内面において、横方向でポケットに対向
し、摺動方向の適宜位置に開口し、開口部には供給ノズ
ルが取付けられている。
内体の案内面に支持される可動体の摺動面には、摺動方
向に伸びた適宜の長さのポケットが設けられ、その両側
から横に枝分れして適宜数のＴ字状溝が列設され、この
Ｔ字状溝は摺動方向に伸びた頭部溝と、摺動方向に直交
する方向に伸び、且つ頭部溝とポケットとを接続する脚
部溝とで構成され、脚部溝が頭部溝及びポケットより浅
い絞りとして構成され、前記固定案内体に穿設された流
体供給孔が、案内面において、横方向でポケットに対向
し、摺動方向の適宜位置に開口し、開口部には供給ノズ
ルが取付けられている。
上記の摺動案内支持装置において、潤滑油が供給源から
固定案内体の流体供給孔に供給されると、潤滑油は、供
給ノズルで絞られて、可動体のポケットに流出し、更
に、Ｔ字状溝の脚部溝で絞られて頭部溝に到り、側方の
摺動面・案内面間から流出し、再び供給源へ回収され
る。
固定案内体の流体供給孔に供給されると、潤滑油は、供
給ノズルで絞られて、可動体のポケットに流出し、更
に、Ｔ字状溝の脚部溝で絞られて頭部溝に到り、側方の
摺動面・案内面間から流出し、再び供給源へ回収され
る。
それにより、可動体は、固定案内体の案内面上に潤滑油
を介して支承されて摺動する。
を介して支承されて摺動する。
この考案の実施例を図面に従って説明する。
第１図乃至第４図に示すように、可動体１、例えばテー
ブルの摺動面２には、摺動方向に伸びた適宜の長さのポ
ケット３が設けられ、その両側から横に分枝分れして適
宜数のＴ字状溝4,4,4…が列設されている。Ｔ字状溝４
は、頭部溝５と脚部溝６とから成り、頭部溝５は、ポケ
ット３より浅く、脚部溝６は、更に浅く、絞りとなって
いる。
ブルの摺動面２には、摺動方向に伸びた適宜の長さのポ
ケット３が設けられ、その両側から横に分枝分れして適
宜数のＴ字状溝4,4,4…が列設されている。Ｔ字状溝４
は、頭部溝５と脚部溝６とから成り、頭部溝５は、ポケ
ット３より浅く、脚部溝６は、更に浅く、絞りとなって
いる。
固定案内体７、例えばベッドに穿設された流体供給孔８
は、案内面９において、横方向でポケット３に対向し、
摺動方向の適宜位置に開口し、開口部には供給ノズル10
が取付けられている。
は、案内面９において、横方向でポケット３に対向し、
摺動方向の適宜位置に開口し、開口部には供給ノズル10
が取付けられている。
そうして、摺動行程長に対し可動体１の長さが十分長い
場合には、第５図に示すように複数の適宜長のポケット
３を夫々独立して摺動方向に列設するのが好ましく、そ
の場合、ポケット３と同数の流体供給孔８がポケット３
に対応して穿設される。このようにすると、可動体１の
摺動におけるピッチングに対抗する効果、即ち摺動嵌合
支持の角剛性が大きくなる。
場合には、第５図に示すように複数の適宜長のポケット
３を夫々独立して摺動方向に列設するのが好ましく、そ
の場合、ポケット３と同数の流体供給孔８がポケット３
に対応して穿設される。このようにすると、可動体１の
摺動におけるピッチングに対抗する効果、即ち摺動嵌合
支持の角剛性が大きくなる。
上記の摺動案内支持装置において、潤滑油が供給源から
図示されていない管路により固定案内体７の流体供給孔
８に供給されると、潤滑油は、供給ノズル10で絞られ
て、可動体１のポケット３に流出し、更に、Ｔ字状溝４
の脚部溝６で絞られて頭部溝５に到り、側方の摺動面・
案内面間から流出し、再び供給源回収される。
図示されていない管路により固定案内体７の流体供給孔
８に供給されると、潤滑油は、供給ノズル10で絞られ
て、可動体１のポケット３に流出し、更に、Ｔ字状溝４
の脚部溝６で絞られて頭部溝５に到り、側方の摺動面・
案内面間から流出し、再び供給源回収される。
それにより、可動体１は、固定案内体７の案内面９上に
おいてポケット３及び頭部溝５に発生する潤滑油の静圧
力に支承されて摺動する。
おいてポケット３及び頭部溝５に発生する潤滑油の静圧
力に支承されて摺動する。
ここにおいて、表面絞りのみによる場合には、その絞り
機構上、摺動案内支持の剛性が低い。所要の剛性を得る
のには、可動体の摺動面と固定案内体の案内面との間隙
を非常に小さく設定しても、流体供給孔からの供給流体
圧がそのままポケットに作用し、固定案内体を変形さ
せ、可動体の摺動面と固定案内体との間隙が変化する。
ところが、摺動案内支持の剛性は、間隙の僅かな変化に
よっても大きく低下する虞れがある。
機構上、摺動案内支持の剛性が低い。所要の剛性を得る
のには、可動体の摺動面と固定案内体の案内面との間隙
を非常に小さく設定しても、流体供給孔からの供給流体
圧がそのままポケットに作用し、固定案内体を変形さ
せ、可動体の摺動面と固定案内体との間隙が変化する。
ところが、摺動案内支持の剛性は、間隙の僅かな変化に
よっても大きく低下する虞れがある。
しかし、この考案による摺動案内支持装置においては、
ポケット３の他に表面絞りとして脚部溝６の働きによっ
て頭部溝５にも静圧力が発生し、その両方の静圧力をも
って可動体は支持されるので、表面絞りのみの場合に比
較して、供給ノズル10の働きによってポケット３内の圧
力が低下しても必要な支持剛性を確保することができる
と共に、ポケット３内の圧力が低下することから、固定
案内体側の変形が防止され、その結果、可動体の摺動面
と固定案内体の案内面との間隙が変化せず、摺動案内支
持の剛性が低下することはない。
ポケット３の他に表面絞りとして脚部溝６の働きによっ
て頭部溝５にも静圧力が発生し、その両方の静圧力をも
って可動体は支持されるので、表面絞りのみの場合に比
較して、供給ノズル10の働きによってポケット３内の圧
力が低下しても必要な支持剛性を確保することができる
と共に、ポケット３内の圧力が低下することから、固定
案内体側の変形が防止され、その結果、可動体の摺動面
と固定案内体の案内面との間隙が変化せず、摺動案内支
持の剛性が低下することはない。
この考案による摺動案内支持装置においては、流体供給
を配管の問題がない固定案内体側で、しかも所定摺動長
さ（ポケット長さ）に亘って１つの流体供給ラインによ
り行ない得るので、流体供給孔の開放の問題もない。そ
の上、脚部溝が頭部溝及びポケットより浅い絞りとして
構成されているので、Ｔ字状溝の絞り作用によって頭部
溝に静圧力が発生するため、静圧ポケット方式よりポケ
ット中心を軸線とした揺動に対して摺動案内支持の角剛
性が高い。
を配管の問題がない固定案内体側で、しかも所定摺動長
さ（ポケット長さ）に亘って１つの流体供給ラインによ
り行ない得るので、流体供給孔の開放の問題もない。そ
の上、脚部溝が頭部溝及びポケットより浅い絞りとして
構成されているので、Ｔ字状溝の絞り作用によって頭部
溝に静圧力が発生するため、静圧ポケット方式よりポケ
ット中心を軸線とした揺動に対して摺動案内支持の角剛
性が高い。
更に、案内面において横方向でポケットに対向して開口
した流体供給孔の開口部に供給ノズルが設けられている
ので、供給ノズルを介してポケットに潤滑油が供給され
たときにポケット内の圧力が低下するため、固定案内体
側の変形が防止されると共に、そのようにして、ポケッ
ト内の圧力が低い状態になってもＴ字状溝の頭部溝とポ
ケットとに発生する静圧によって可動体が支承される。
従って、可動体の摺動面と固定案内体の嵌合面との間隙
が変化しないで、必要な支持剛性を確保できる。
した流体供給孔の開口部に供給ノズルが設けられている
ので、供給ノズルを介してポケットに潤滑油が供給され
たときにポケット内の圧力が低下するため、固定案内体
側の変形が防止されると共に、そのようにして、ポケッ
ト内の圧力が低い状態になってもＴ字状溝の頭部溝とポ
ケットとに発生する静圧によって可動体が支承される。
従って、可動体の摺動面と固定案内体の嵌合面との間隙
が変化しないで、必要な支持剛性を確保できる。
第１図は、この考案の実施例における摺動嵌合支持装置
の断面正面図、 第２図は、第１図のII−II線における断面部分図、 第３図は、第２図のIII−III線における断面部分図、 第４図は、第２図のIV−IV線における断面部分図、 第５図は、この考案の実施例における摺動案内支持装置
の応用例の概略図、 第６図は、従来の技術における静圧ポケット方式の摺動
案内支持装置の断面正面図、 第７図は、第６図のVII−VII線における断面図である。 １……可動体、２……摺動面 ３……ポケット、４……Ｔ字状溝 ５……頭部溝、６……脚部溝 ７……固定案内体、８……流体供給孔 ９……案内面、10……供給ノズル
の断面正面図、 第２図は、第１図のII−II線における断面部分図、 第３図は、第２図のIII−III線における断面部分図、 第４図は、第２図のIV−IV線における断面部分図、 第５図は、この考案の実施例における摺動案内支持装置
の応用例の概略図、 第６図は、従来の技術における静圧ポケット方式の摺動
案内支持装置の断面正面図、 第７図は、第６図のVII−VII線における断面図である。 １……可動体、２……摺動面 ３……ポケット、４……Ｔ字状溝 ５……頭部溝、６……脚部溝 ７……固定案内体、８……流体供給孔 ９……案内面、10……供給ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−13119（ＪＰ，Ａ) 特開 昭58−5525（ＪＰ，Ａ) 特開 昭58−177245（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】固定案内体の案内面に支持される可動体の
摺動面には、摺動方向に伸びた適宜の長さのポケットが
設けられ、その両側から横に枝分れして適宜数のＴ字状
溝が列設され、このＴ字状溝は摺動方向に伸びた頭部溝
と、摺動方向に直交する方向に伸び、且つ頭部溝とポケ
ットとを接続する脚部溝とで構成され、脚部溝が頭部溝
及びポケットより浅い絞りとして構成され、前記固定案
内体に穿設された流体供給孔が、案内面において、横方
向でポケットに対向し、摺動方向の適宜位置に開口し、
開口部には供給ノズルが取付けられている摺動案内支持
装置
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987156174U JPH0643541Y2 (ja) | 1987-10-14 | 1987-10-14 | 摺動案内支持装置 |
| EP88113528A EP0304090B1 (en) | 1987-08-20 | 1988-08-19 | Hydrostatically supporting device for slide |
| US07/233,748 US4865465A (en) | 1987-08-20 | 1988-08-19 | Hydrostatically supporting device for slide |
| DE3850825T DE3850825T2 (de) | 1987-08-20 | 1988-08-19 | Hydrostatische Lagerung für Gleitschiene. |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987156174U JPH0643541Y2 (ja) | 1987-10-14 | 1987-10-14 | 摺動案内支持装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0160018U JPH0160018U (ja) | 1989-04-17 |
| JPH0643541Y2 true JPH0643541Y2 (ja) | 1994-11-14 |
Family
ID=31434473
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987156174U Expired - Lifetime JPH0643541Y2 (ja) | 1987-08-20 | 1987-10-14 | 摺動案内支持装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0643541Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000205253A (ja) * | 1999-01-13 | 2000-07-25 | Toshiba Mach Co Ltd | 立て方向のｖ―ｖころがり案内装置 |
| JP2010161926A (ja) * | 2010-04-21 | 2010-07-22 | Seiko Instruments Inc | アクチュエータ及びテーブル装置 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS585525A (ja) * | 1981-06-30 | 1983-01-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 静圧流体スライド装置 |
| JPS58177245A (ja) * | 1982-04-12 | 1983-10-17 | Toyoda Mach Works Ltd | 静圧軸受を用いた可動台のバ−ガイド装置 |
| JPS5913119A (ja) * | 1982-07-09 | 1984-01-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 静圧流体軸受 |
-
1987
- 1987-10-14 JP JP1987156174U patent/JPH0643541Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0160018U (ja) | 1989-04-17 |
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