JPH0643475Y2 - 防音型エンジン作業機 - Google Patents

防音型エンジン作業機

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JPH0643475Y2
JPH0643475Y2 JP21089U JP21089U JPH0643475Y2 JP H0643475 Y2 JPH0643475 Y2 JP H0643475Y2 JP 21089 U JP21089 U JP 21089U JP 21089 U JP21089 U JP 21089U JP H0643475 Y2 JPH0643475 Y2 JP H0643475Y2
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JP
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engine
intake passage
soundproof
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oil pan
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信一 諸星
忠文 広瀬
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Honda Motor Co Ltd
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は防音ケース内にエンジン発電機等を収容した防
音型エンジン作業機の防音ケース底板の構造に関する。
(従来の技術) エンジンのオイルパンの下方の防音ケース底板に冷却風
取入口を開口してオイルパンの冷却を行なうとともに、
この冷却風取入口からエンジンのオイル抜き取りを行な
う技術が実公昭55-18511号公報で開示されている。
しかし、このような構成では冷却風取入口からエンジン
の運転音が外部に漏れるので、防音性能を向上させると
いうことを主体に構成する場合には、例えば実開昭59-6
5941号、実開昭62-76233号公報で開示されているよう
に、オイルパン直下より所定の距離ずらした位置に冷却
風の吸入口あるいは吐出口を設けて、吸入口あるいは吐
出口とオイルパンの下部との間に迷路状の冷却風通路を
形成し、冷却用ファンの運転により冷却風をこの迷路状
の冷却風通路を介してオイルパンの下部に沿って吸入あ
るいは排出する構造がとられている。
(考案が解決しようとする課題) このように、従来の防音型エンジン作業機では、一方で
はエンジンのオイル抜き取り作業等のオイルパン部分に
関連する整備・保守作業を容易にするために、オイルパ
ン下方の防音ケース底板に開口部を設けると防音性能が
低下するという問題があり、また他方では防音性能向上
のためオイルパンの下方を迷路状の冷却風通路とした閉
塞構造にすると前記整備・保守作業が機体の一部分解を
含む大がかりなものになり易いという問題がある。
本考案はこのような事情を考慮してなされたもので、防
音性能を確保しながらエンジンのオイルパンの冷却が行
なえ、かつ、オイルパン部分の整備・保守を容易に行な
うことのできる防音型エンジン作業機を提供することを
目的とする。
(課題を解決するための手段) 前記課題を解決するため本考案は、エンジンのオイルパ
ン直下の防音ケース底板にオイルパンメンテナンスのた
めの開口部を形成し、常時はこの開口部を着脱もしくは
開閉自在な蓋体で覆うとともに、この蓋体に設けた下流
側吸気路と防音ケース底板に形成した上流側の吸気路と
を連通させて、外気をオイルパン部分から防音ケース内
部へ導入する構造を特徴とする。
(作用) 外気は上流側の吸気路を経て下流側の吸気路に導入さ
れ、通気口からエンジンのオイルパンに向けて防音ケー
ス内に入り、まずオイルパンを冷却する。
蓋体を取りはずすかあるいは蓋体を開放状態にすること
により、底板の開口部よりオイルパン部分の整備・保守
を行なうことができる。
(実施例) 以下に本考案の実施例を添付図面に基づき説明する。
第1図は防音型エンジン発電機の縦断側面図、第2図は
同横断側面図、第3図は第1図のIII-III線断面図であ
る。
図において1は作業機として発電機を搭載した防音型エ
ンジン発電機であって、このエンジン発電機1の防音ケ
ース2は底板3,前面板4,背面板5,左右の側板6・6,上ケ
ース7から構成している。防音ケース2の下部には移動
用の車輪8・8を、前面板4ならびに背面板5には移動
用の把手部であるハンドル9・9を取付けている。
防音ケース2の内部は仕切板10で前方の機器収容室S1と
後方の排風室S2に区画している。
機器収容室S1には第1図において左から順にラジエータ
11,冷却用ファンであるラジエータファン12,水冷型ディ
ーゼルエンジン13,このエンジン13の出力軸に連結され
た発電機14を収容配置し、発電機14の上方に燃料タンク
15を取付けている。
排風室S2の下部にはマフラ16が横向きに配置し、マフラ
16とエンジン13の排気口とを排気接続管17で仕切板10を
貫通させて接続している。機器収容室S1側の排気接続管
17は、その一部を例えばフレキシブルパイプを用いて、
エンジン13の振動が仕切板10ならびにマフラ16に伝達さ
れるのを防止している。マフラ16の排気管18は上方に延
出して、上ケース7の幅方向略中央位置で防音ケース2
の外部へ開口している。
なお、マフラ16は外形を側面視だ円もしくは卵形の円筒
形状とし、その長径方向をラジエータファン12と反対側
へ傾斜させて取付けている。マフラ16はその下部を底板
3もしくは仕切板10に取付けられたマフラ固定板19・19
で固定支持され、かつ、マフラ16は背面板5ならびに仕
切板10との間に隙間を持たせて配置している。
仕切板10の冷却用ファン12に面する部分には、機器収容
室S1と排風室S2とを連通する排風口10aを形成している
(第5図、第6図参照)。排風室S2の上部には上ケース
7に沿って防音ケースの中央側に延出する排風路S2aを
形成し、上ケース7にこの排風路S2aと防音ケース2の
外部とを連通させる排風口7aを形成している。
また、上ケース7の内壁面ならびに仕切板10の排風路S2
aを形成する面には図示しない吸音材が貼着されてい
る。
機器収容室S1内のエンジン13および発電機14は、第3図
に示すように防振性能を有する支持部材20…を介して底
板3に固定支持している。
この底板3には機器収容室S1内に外気を導入するため4
つの側部吸気路S3〜S6と上流側、下流側からなる底部吸
気路S7,S8を設けている。
側部吸気路S3〜S6は第4図の底板の斜視図に示すよう
に、外壁板3aとの両側部に内壁板3b・3bを設けて二重壁
構造とし、その両端部を吸気路側板3c…で塞ぎ、長さ方
向の略中間部に吸気路仕切板3d…を設けて4つの部屋に
区画し、各部屋毎に側部吸気口3e…ならびに機器収容室
S1内への通気口3f…を備えた構造である。側部吸気口3e
…は外壁板3aの車輪8に面する垂直側面3gおよび水平端
面3hに形成している。側部通気口3f…は内壁板3b・3bの
上面3i,斜面3jならびに内側面3kに形成している。ま
た、各側部吸気路S3〜S6において側部吸気口3e…は背面
板5側(第4図において左側)に、側部吸気口3f…は前
面板4側(第4図において右側)に配置している。
外壁板3aのエンジン13のオイルパン13aに面する部分は
開口部3lを形成し、この開口部3lを蓋体21で覆う構造と
している。
蓋体21は上板21aと下板21bとで区画された空間で下流側
の底部吸気路S7を形成している。この吸気路S7の一方側
は上流側の底部吸気路S8と連通するための開口部21cと
し、他方側は側板等で閉塞する構造としている。なお、
側板等を設けず、この蓋体21を底板3に取り付けた状態
で吸気路S7の他方側が底板3の中央仕切板3mに当接して
他方側を閉塞する構造でもよい。上板21aにはオイルパ
ン13aへ向けて外気を排出させるための通気口21d…を形
成している。なお、上板21aにはオイルパン13aと干渉し
ない範囲で上方への突出板21eを形成して吸気路S7の断
面積を広げている。
本実施例では、蓋体21をボルト・ねじ等22…で底板3に
固定する着脱自在な構造であるが、例えば蝶番等を介し
て蓋体21を底板3に開閉自在に取り付けてもよい。
底板3の開口部3lより背面板5側には、吸気路上板3n,3
pを設けて上流側の底部吸気路S8を形成し、底部吸気路S
8の吸気口3qは底板3の背面板5側端面に幅方向に開口
している。また、上流側の底部吸気路S8内には、邪魔板
3rを設けて吸気路S8を迷路構造としている。
なお、各吸気路S3〜S8の内壁部分には図示しない吸音材
を貼着している。
次に、このエンジン発電機1の運転状態における冷却風
の流れを第5図から第7図を参考に説明する。
第5図は冷却風の流れを示す側面図である。
外気は吸気口3qから上流側の底部吸気路S8に入り、邪魔
板3rにより上方へ迂回しながら下流側の底部吸気路S7を
通過し、通気口21dからエンジン13のオイルパン13aの底
部へ導入される。通気口21dから導入された外気はエン
ジン13に沿って流れ、ラジエータファン12により排風口
10aから排風室S2に入り、マフラ16により風の向きを上
向きに変えて排風路S2aで防音ケースの中央側に導かれ
て排風口7aより外部へ排出される。
第6図は冷却風の流れを示す平面図である。
側部吸気路S3およびS4の側部吸気口3e…から吸入された
外気は機器収容室S1の略中央部に位置する側部連通口3f
…からエンジン13の側部に導入され、エンジン13を冷却
して排風室S2へと流れる。
側部吸気路S5およびS6の側部吸気口3e…から吸入された
外気は、機器収容室S1の前面板4側の側部連通口3f…か
ら防音ケース2内に導入され、発電機14,エンジン13を
冷却して排風室S2へと流れる。
第7図はエンジンの下部の冷却風の流れを示す部分断面
図である。
側部吸気路S3,S4の連通口3fは上面、斜面、内側面のそ
れぞれに設けているのでエンジン13の底部からエンジン
13の上部両側方にわたる広い範囲に外気を供給する。
なお、本実施例では、各吸気路S3〜S6の複数の通気口3f
…および下流側の底部吸気路S7の複数の通気口21d…は
下流側(ラジエータファン12に遠い方)ほど開口面積を
大きく形成したので、吸気路長が長い端部側通気口から
も所定量の外気を供給することができる。
また、各吸気路ならびに排風路は所定の路長を有する迷
路構造としているので、エンジンや発電機の運転音がこ
れら吸気路・排風路を通って直接防音ケース外部へ漏れ
るのを防止することができる。また、各吸気口3e…,3q
は防音ケース2の側板6・6および背面板5より防音ケ
ース2の内方へ位置をずらして設けているので、エンジ
ン発電機1が建物の壁等に接するように設置されても、
冷却不足になることはない。
(考案の効果) 以上説明したように本考案の防音型エンジン作業機は、
防音ケースの底板に下流側の吸気路を形成した蓋体を着
脱もしくは開閉自在に取着し、底板に設けた上流側の吸
気路と下流側の吸気路を連通させる構造としたので、オ
イルパンに最も近いところに外気を供給することができ
る。さらに、吸気路を長くすることができるので、この
吸気路を介してエンジン・発電機等の運転者が外部に漏
れる量を軽減することができる。また、蓋体を取り外し
または開放することでエンジンのオイルパン部分に関連
する整備保守作業を容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る防音型エンジン発電機の縦断側面
図、第2図は同横断側面図、第3図は第1図のIII-III
線断面図、第4図は底板の外観斜視図、第5図から第7
図は冷却風の流れを示す説明図である。 尚、図面中、1はエンジン発電機、2は防音ケース、3
は底板、3e,3qは吸気口、3lは底板のオイルパンに面す
る開口部、7aは排風口、12は冷却用ファンであるラジエ
ータファン、13はエンジン、13aはオイルパン、14は発
電機、21は蓋体、21dは外気をオイルパンに向けて排出
させるための通気口、S7は下流側の吸気路、S8は上流側
の吸気路である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン・作業機等を防音ケース内に収容
    し、この防音ケースに外気の吸気口ならびに冷却風の排
    風口を設け、冷却用ファンにより前記エンジン・作業機
    等を強制冷却する防音型エンジン作業機において、前記
    防音ケースの底板に外気を導入するための前記防音ケー
    ス内部空間とは隔離された上流側のダクト状吸気路を形
    成するとともに、前記底板の前記エンジンのオイルパン
    に面する部分に開口部を形成し、この開口部を覆う蓋体
    を前記底板に着脱もしくは開閉自在に取着し、この蓋体
    に蓋体が開口部を覆った状態で前記上流側の吸気路と連
    通される下流側のダクト状吸気路を形成し、この下流側
    の吸気路に外気を前記オイルパンに向けて排出させるた
    めの通気口を形成したことを特徴とする防音型エンジン
    作業機。
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