JPH0643219A - 半導体装置およびその検査方法 - Google Patents

半導体装置およびその検査方法

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JPH0643219A
JPH0643219A JP4125644A JP12564492A JPH0643219A JP H0643219 A JPH0643219 A JP H0643219A JP 4125644 A JP4125644 A JP 4125644A JP 12564492 A JP12564492 A JP 12564492A JP H0643219 A JPH0643219 A JP H0643219A
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JP
Japan
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base substrate
chip
pad
substrate
diode
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Application number
JP4125644A
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English (en)
Inventor
Toshikazu Yoshimizu
敏和 吉水
Hideo Azumai
秀夫 東井
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MegaChips Corp
Original Assignee
MegaChips Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体装置の一種であるところの、マルチチ
ップ・モジュールのベース基板の配線を、パッケージと
の接続用ボンディングパッドのみにプローブカードを接
触することにより検査可能とする。 【構成】 マルチチップ・モジュールのベース基板のI
C用ボンディングパッド20に隣接して接続した位置に
ダイオード21を設けるようにしたので、パッケージと
の接続用ボンディングパッド19のみにプローブカード
を接触することにより検査が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、マルチチップ・モジ
ュール(Multichip Module:MCM)と呼ばれる半導体
装置における、ICを搭載する配線基板(以下、ベース
基板と称す)の改良に関し、特に、その検査の簡略化を
達成できるようにしたもの、およびその検査方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】マルチチップ・モジュールは同一のパッ
ケージの中にベアチップ、即ちパッケージングしない状
態のICチップをリードフレーム(プラスチックパッケ
ージの場合)やベース基板(セラミックパッケージの場
合)に複数搭載して直接実装するものであり、チップ自
体のパッケージが不要となるためインダクタンスとキャ
パシタンスが低減する。同時にその実装密度も向上する
ので、チップ間の配線が短くなり信号の伝搬遅延時間も
短くなる。従って、マルチチップ・モジュールを使用す
ることにより、CPUモジュールではボード実装方式で
は不可能であった100MHz程度での動作も可能にな
るといわれている。
【0003】なお、ワークステーションのCPUモジュ
ール等、高信頼性が要求されたり発熱対策を施す必要が
ある分野では、セラミックパッケージを使用するのが一
般的であり、低価格を意図した分野ではプラスチックパ
ッケージを使用するのが一般的である。
【0004】図11はセラミックパッケージを使用する
マルチチップ・モジュールの一般的な構成を示す図であ
る。
【0005】この図11に示すように、マルチチップ・
モジュールは複数のICチップ3とこれを搭載する配線
基板であるベース基板2およびこのベース基板をそのキ
ャビティ部(凹部)1aに収容するパッケージ1より構
成されている。ICチップ3とベース基板2間の接続に
はAlワイヤ4等によるワイヤーボンディングやフリッ
プチップ等の実装方式が用いられる。
【0006】図12はベース基板5のパターンの一例を
示す。このベース基板のパターンは、ベース基板2とパ
ッケージ1間の接続用ボンディングパッド6と、IC3
とベース基板2との間の接続用ボンディングパッド8
と、これらのパッド間を接続する配線パターン9とで構
成されている。
【0007】ベース基板2の配線は、図12にその一例
を示すようにベース基板2の基板5上に、ベース基板2
−パッケージ1間用ボンディングパッド(以下、Aパッ
ドと称す)6とベース基板2−IC3間用ボンディング
パッド(以下、Bパッドと称す)8との間の配線がなさ
れている。また、この図12に10としてその例を示す
ように、Aパッド間,Bパッド間および各々複数パッド
間等の配線もある。
【0008】そしてそのIC3の搭載位置を図12に破
線7にて示している。ワイヤーボンディング方式による
実装を行った場合、ボンディングパッド6とパッケージ
1のインナーリード,ボンディングパッド8とIC3の
ボンディングパッドとが各々接続される。
【0009】次に、このベース基板2の断面構造の一例
を図13に示す。ベース基板はシリコン、セラミック等
からなる基板本体11上にSiO2 ,Si3 4 ,ポリ
イミド等をその材質とする絶縁膜12を形成し、その上
に配線膜およびパターン形成を行い、Al、Cu、Cr
等の第1配線層13を形成する。さらに、ポリイミドや
SiO2 等からなる層間絶縁膜14の形成をコンタクト
ホールとともに行い、以下同様にして、配線層,層間絶
縁膜を交互に複数層形成し、最後に保護層18の形成を
ボンディングパッドの開口とともに行う。
【0010】そして完成したベース基板5を検査する
際、従来は、図14に示すように、各配線の断線、およ
び配線間のショートを検出するために、ベース基板−パ
ッケージ間接続用ボンディングパッド(以下、Aパッド
と称す)41およびベース基板−ICチップ接続間用ボ
ンディングパッド(以下、Bパッドと称す)42の両者
にプローブカードの針43,44等を接触させ、電気検
査を行っていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来のマルチチップ・
モジュールのベース基板は以上のように構成されてお
り、ベース基板内の配線の検査を行う際、ベース基板−
パッケージ間接続用ボンディングパッド(Aパッド)お
よびベース基板−ICチップ間接続用ボンディングパッ
ド(Bパッド)の両者にプローブカードの針を接触させ
て電気検査を行う必要があった。
【0012】これにより、プローブカードは多ピンとな
り、非常に高価なものとなっていた。また、検査の際、
ボンディングパッドに異物が付着している等によりプロ
ーブカードとボンディングパッド間の接触不良の問題の
発生確率が、多ピンであるがゆえに高くなるという問題
があった。
【0013】また、プローブカードが単に多ピンである
というだけではなく、基板の外周部のAパッドのみなら
ず基板の内側にもBパッドが存在するため、プローブカ
ードの作成が困難となっており、この点もプローブカー
ドの価格を押し上げる原因となっていた。
【0014】この発明は、上記のような従来のものの問
題点を解決するためになされたもので、ベース基板2の
電気検査の際、プローブカードのピン数を減少でき、こ
れにより、プローブカードとボンディングパッド間の接
触不良の確率をできるだけ小さくすることができ、しか
もプローブカードを安価に提供可能なマルチチップ・モ
ジュールのベース基板およびその検査方法を得ることを
目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係るマルチチ
ップ・モジュールのベース基板は、ベース基板上に形成
されるIC搭載用のパッドと所定電位との間に接続され
るダイオードを設けるようにしたものである。
【0016】また、この発明に係るマルチチップ・モジ
ュールのベース基板は、上記ダイオードを当該ベース基
板に作り込むようにしたものである。
【0017】また、この発明に係るマルチチップ・モジ
ュールのベース基板の検査方法によれば、導通検査用の
ダイオードが設けられたベース基板上に形成されるIC
搭載用のパッドのみにプローブカードを当接させ、単数
もしくは複数個の上記ダイオードに流れる電流値を測定
し、当該測定値をもとにベース基板内の配線の良否を決
定するようにしたものである。
【0018】さらにこの発明に係るマルチチップ・モジ
ュールのベース基板の検査方法によれば、導通検査用の
ダイオードが作り込まれたベース基板上に形成されるI
C搭載用のパッドのみにプローブカードを当接させ、単
数もしくは複数個の上記ダイオードに流れる電流値を測
定し、当該測定値をもとにベース基板内の配線の良否を
決定するようにしたものである。
【0019】
【作用】この発明においては、上述のように装置を構成
したことにより、ベース基板をパッケージに接続するた
めのパッドとIC搭載用のパッドとの配線を検査する際
に、ダイオードがIC搭載用のパッドに所定電位を供給
するので、IC搭載用のパッドにプローブカードの針を
接触させる必要がなくなる。従って、プローブカードの
針を基板外周部のパッドに接触するもののみとすること
ができる。
【0020】また、この発明においては、上述のように
装置を構成したので、検査機能の付加によるベース基板
の製造コストの上昇を抑えることができる。
【0021】また、この発明においては、上述のような
方法により、導通検査用のダイオードが設けられたベー
ス基板の検査を行なうので、プローブカードの針を基板
外周部のパッドに接触するもののみとすることができ、
ダイオードに流れる電流の測定結果により、ベース基板
の配線の不良の有無およびその種類を判定できる。
【0022】さらに、この発明においては、上述のよう
な方法により、導通検査用のダイオードが作り込まれた
ベース基板の検査を行なうので、プローブカードの針を
基板外周部のパッドに接触するもののみとすることがで
き、ダイオードに流れる電流の測定結果により、ベース
基板の配線の不良の有無およびその種類を判定できる。
【0023】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の一実施例によるマルチチップ・
モジュールのベース基板におけるパッドと配線の様子を
模式的に示したものである。図1(a) において、19は
ベース基板の外周部に形成された、ベース基板2とパッ
ケージ1間を接続するためのボンディングパッド(Aパ
ッド)、20はベース基板の内側に形成された、ベース
基板2とIC3間を接続するためのボンディングパッド
(Bパッド)、21はこのBパッド20に隣接してこれ
に接続されるようにベース基板2に作り込まれたダイオ
ードであり、他端は接地22されている。
【0024】また図1(b) は、Aパッド23に複数のB
パッド24,25が接続されている場合における、ダイ
オードの配設状態を示すもので、この場合、ダイオード
26,27を各々Bパッドに接続し、ダイオードの他端
は接地28,29されている
【0025】また、図1(c) は、Bパッド間同士の配線
におけるダイオードの配設状態を示すもので、この場
合、Bパッド30,31に各々ダイオード32,33を
接続し、他端を接地34,35し、さらに検査用にAパ
ッド36を設ける。
【0026】さらに、図1(d) は、Bパッド間同士の配
線におけるダイオードの配設状態の他の例を示すもの
で、この場合、複数のBパッド37,38の一つのパッ
ドを検査用パッド37とし、他のパッドにはダイオード
39を設け、他端を接地40している。
【0027】この発明に係るマルチチップ・モジュール
のベース基板2の配線パターンは図12に示すものと同
様である。
【0028】本発明の配線の実施例は図1(a) 〜図1
(d) に示す通りである。また、図9に示すように、接地
ではなく、電源102にダイオード70を接続すること
によっても同様の効果を得ることができる。
【0029】以下、このダイオードをベース基板に作り
込む例を説明する。
【0030】(例1)P形Siウエハをベース基板と
し、図1(a) に相当する図6に示す回路を付加した場合
の断面図を図7に示す。そのプロセスフローは以下の通
りである。まず、P形Siウエハ上に酸化膜を形成し、
その上にレジストを塗布し、これを露光し、現像して、
+ 領域に相当する部分に開口を形成し、その底面の酸
化膜をエッチングし、PまたはAsによるN型イオン注
入を行なって、レジストを剥離し、拡散を行なうことに
よりN+ 領域を形成できる。
【0031】そしてこれ以降は既述の通常のベース基板
のプロセスフローと同様となる。この場合、図6におけ
る接地100は基板裏面となる。
【0032】(例2)N形Siウエハをベース基板と
し、図6に示す回路を付加した場合の断面図を図8に示
す。そのプロセスフローは以下の通りである。
【0033】まず、N形Siウエハに酸化膜を形成し、
その上にレジストを塗布し、これを露光し、現像して、
P型領域に相当する部分に開口を形成し、その底面の酸
化膜をエッチングし、ボロンによるP型不純物を注入
し、レジストを剥離して拡散を行ない、P型領域上に酸
化膜を同時に形成する。次に、その上にレジストを塗布
し、これを露光し、現像して、N+ 領域に相当する部分
に開口を形成し、その底面の酸化膜をエッチングし、N
+ 領域を形成すべくPまたはAsによるN型のイオン注
入を行なう。その後、レジスト剥離を行ない、再度レジ
スト塗布を行なって、露光,現像し、P+ 領域に相当す
る部分に開口を形成し、その底面の酸化膜をエッチング
し、P+ 領域を形成すべくボロンによるP型イオンを注
入し、レジストを剥離し、拡散を行なってN+ 領域およ
びP+ 領域を同時に形成する。その後、酸化膜を形成
し、レジストを塗布し、露光,現像を行なってN+ 領域
およびP+ 領域上の酸化膜をエッチング除去し、レジス
トの剥離を行なう。
【0034】これ以降は通常のベース基板のプロセスフ
ローと同様である。この場合、図6における接地100
は図8における101となる。
【0035】(例3)N形Siウエハをベース基板と
し、図9に示す回路を付加した場合の断面図を図10に
示す。そのプロセスフローは以下の通りである。
【0036】N形Siウエハ上に酸化膜を形成し、その
上にレジストを塗布し、これを露光し、現像して、P+
領域に相当する部分に開口を形成し、その底面の酸化膜
をエッチングし、P+ 領域を形成すべくボロンによるP
型イオン注入を行ない、レジストを剥離し、拡散を行な
うことによりP+ 領域を形成できる。
【0037】これ以降は通常のベース基板のプロセスフ
ローと同様である。この場合、図9における電源102
は基板裏面になる。
【0038】そして、このように、形成されたベース基
板の検査方法としては、図1(a) に相当する図2の場
合、接地44に正電位を与えAパッド45に接触したプ
ローブ47をGND(0V)としてこれに流れる電流を
測定する。仮りにこの配線にオープン不良がある場合、
電流が流れないため不良を検出することができる。ま
た、これはBパッド間のみに配線が形成された図1(d)
の場合も同様である。
【0039】また、図1(b) に相当する図3の場合、接
地55,56に正電位を与え、Aパッド50に接触した
プローブ57をGND(0V)としてこれに流れる電流
を測定する。この場合、ダイオードがパラレルに2個入
ることになり、ダイオードのON抵抗を考慮すると、図
2のようなAパッド−Bパッドが各1個の場合に比べて
電流値が増加し、AパッドにおいてBパッドが複数であ
ることを検出することが可能である。また、これはBパ
ッド間のみに配線が形成された図1(c) の場合も同様で
ある。
【0040】また、図7のようにAパッド59にBパッ
ド61が接続されるところにショート不良58が発生し
ている場合、検査時に接地65と66が共に正電位が与
えられダイオード63と64を通してプローブ67に電
流が流れ込み、ショート不良が発生しない場合に比して
電流が多くなることより、ショート不良についてもその
検出が可能となる。
【0041】さらに、上述のような導通検査用のダイオ
ードを搭載したベース基板を用いてマルチチップ・モジ
ュールを製品化した場合、Aパッドはパッケージに、B
パッドはICチップに接続されるが、通常、A、Bパッ
ドにはICを駆動させる電圧、つまりロジックICの場
合、0V、5Vが与えられ、この電圧の範囲にあればダ
イオードの作用により、Bパッドと接地部とは電気的に
分離されるため、上記各実施例における基板検査機能
は、マルチチップ・モジュールの動作に悪影響をおよぼ
すことはない。
【0042】このように、上記各実施例によれば、ベー
ス基板の内側に形成された、ベース基板とIC間を接続
するためのボンディングパッドに隣接して、これに一端
が接続され他端が接地または電源電位に接続された、基
板検査用のダイオードを当該ベース基板に搭載するよう
にしたので、プローブカードの針を、基板外周部に設け
られた、ベース基板2とパッケージ1間を接続するため
のボンディングパッドに当てるだけで、ベース基板の検
査が可能となり、プローブカードにベース基板とIC間
を接続するためのボンディングパッドと当接する針を設
ける必要がなくなり、プローブカードを安価に構成でき
る。
【0043】しかも、その針の本数が減少することか
ら、プローブカードとボンディングパッド間の接触不良
の確率を大幅に低下することが可能となる。
【0044】また、上記各実施例では、ベース基板の製
造工程において、導通試験用のダイオードを作り込むよ
うにしたので、検査機能の付与による基板のコストアッ
プを極力少なくすることができる。
【0045】なお、上記図1(d) の実施例のように、余
分な配線を行なうことなく、ベース基板とIC間を接続
するためのボンディングパッド同士を接続する配線の導
通試験を行なう場合は、プローブカードにプローブカー
ドにベース基板とIC間を接続するためのボンディング
パッドと当接する針のみを設ければよく、ベース基板と
パッケージ間を接続するためのボンディングパッドに当
接する針が不要となり、この場合も上記図1(a) 〜図1
(c) の実施例と同様の効果を奏する。
【0046】また、図1(b) 〜図1(d) の場合も図5の
場合と同様、ダイオードの他端を電源電位等の所定電位
に接続してもよく、上記実施例と同様の効果を奏する。
但し、この電位は上述のように、通常のロジックICの
動作電圧範囲に収まっている必要がある。
【0047】また、上記各実施例では、導通試験用のダ
イオードをベース基板に作り込む場合についてのみ説明
したが、これを個別部品により搭載してもよいことは言
うまでもない。但し、この場合、このダイオードを搭載
するためのパッドやその配線の試験を別途行なう必要が
ある。
【0048】さらに、上記各実施例では、ICチップの
みをベース基板に搭載する場合についてのみ説明した
が、それ以外の電子部品を搭載する場合にも適用でき、
上記各実施例と同様の効果を奏する。
【0049】
【発明の効果】以上のように、この発明に係るマルチチ
ップ・モジュールのベース基板によれば、半導体集積回
路チップを搭載するベース基板に、半導体集積回路チッ
プと当該基板との接続用端子に一端が接続され、他端が
所定電位に接続されたダイオードを設けるようにしたの
で、ベース基板とパッケージとの接続用のパッドのみに
プローブを接触させることによりベース基板の検査が可
能となり、プローブカードのピン数を削減でき、安価な
プローブカードが実現可能となり、併せてプローブと検
査パッド間の接触不良の確率を低減できる効果がある。
【0050】また、この発明に係るマルチチップ・モジ
ュールのベース基板によれば、上述のダイオードをベー
ス基板に作り込むようにしたので、ベース基板の製造工
程でこのダイオードを付与でき、検査機能の付与による
コストアップを極力少なくすることができる。
【0051】また、この発明に係るマルチチップ・モジ
ュールのベース基板の検査方法によれば、導通検査用の
ダイオードが設けられたベース基板上に形成されるIC
搭載用のパッドのみにプローブカードを当接させ、単数
もしくは複数個の上記ダイオードに流れる電流値を測定
し、当該測定値をもとにベース基板内の配線の良否を判
定するようにしたので、導通検査用のダイオードが設け
られたベース基板の検査を、プローブカードの針を基板
外周部のパッドに接触するもののみとして行なうことが
でき、ダイオードに流れる電流の測定結果により、ベー
ス基板の配線の不良の有無およびその種類を判定できる
効果がある。
【0052】さらに、この発明に係るマルチチップ・モ
ジュールのベース基板の検査方法によれば、導通検査用
のダイオードが設けられたベース基板上に形成されるI
C搭載用のパッドのみにプローブカードを当接させ、単
数もしくは複数個の上記ダイオードに流れる電流値を測
定し、当該測定値をもとにベース基板内の配線の良否を
判定するようにしたので、導通検査用のダイオードが設
けられたベース基板の検査を、プローブカードの針を基
板外周部のパッドに接触するもののみとして行なうこと
ができ、ダイオードに流れる電流の測定結果により、ベ
ース基板の配線の不良の有無およびその種類を判定でき
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるマルチチップ・モジ
ュールのベース基板の配線およびパッドの一例を示す模
式図である。
【図2】この発明の一実施例によるマルチチップ・モジ
ュールのベース基板の検査方法における配線およびパッ
ドの一例を示す模式図である。
【図3】この発明の一実施例によるマルチチップ・モジ
ュールのベース基板の検査方法における配線およびパッ
ドの一例を示す模式図である。
【図4】この発明の一実施例によるマルチチップ・モジ
ュールのベース基板の検査方法における配線およびパッ
ドの一例を示す模式図である。
【図5】この発明の一実施例によるマルチチップ・モジ
ュールのベース基板の検査方法における配線およびパッ
ドの一例を示す模式図である。
【図6】この発明の他の実施例によるマルチチップ・モ
ジュールのベース基板の配線およびパッドの一例を示す
模式図である。
【図7】この発明の一実施例によるマルチチップ・モジ
ュールのベース基板のダイオードの構造を示す断面図で
ある。
【図8】この発明の一実施例によるマルチチップ・モジ
ュールのベース基板のダイオードの構造を示す断面図で
ある。
【図9】この発明のさらに他の実施例によるマルチチッ
プ・モジュールのベース基板の配線およびパッドの一例
を示す模式図である。
【図10】この発明の一実施例によるマルチチップ・モ
ジュールのベース基板のダイオードの構造を示す断面図
である。
【図11】マルチチップ・モジュールの一般的な構成を
示す断面図である。
【図12】マルチチップ・モジュールのベース基板の一
般的な配線やパッドのパターン例を示す平面図である。
【図13】マルチチップ・モジュールのベース基板の一
般的な配線構造を示す断面図である。
【図14】マルチチップ・モジュールのベース基板の従
来の検査方法を示す模式図である。
【符号の説明】
19,23,36 パッド 20,24,25,30,31,37,38 パッド 21,26,27,32,33,37,38 ダイオー
ド 22,28,29,34,35,40 接地
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年5月21日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 半導体装置およびその検査方法
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、マルチチップ・モジ
ュール(Multichip Module:MCM)と呼ばれる半導体
装置において、ICを搭載する配線基板(以下、ベース
基板と称す)であるところの半導体装置の改良に関し、
特に、その検査の簡略化を達成できるようにしたもの、
およびその検査方法に関するものである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体装
は、ベース基板上に形成されるIC搭載用のパッドと
所定電位との間に接続されるダイオードを設けるように
したものである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】また、この発明に係る半導体装置は、上記
ダイオードを当該ベース基板に作り込むようにしたもの
である。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】また、この発明に係る半導体装置の検査方
法によれば、導通検査用のダイオードが設けられたベー
ス基板上に形成されるIC搭載用のパッドのみにプロー
ブカードを当接させ、単数もしくは複数個の上記ダイオ
ードに流れる電流値を測定し、当該測定値をもとにベー
ス基板内の配線の良否を決定するようにしたものであ
る。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】さらにこの発明に係る半導体装置の検査方
法によれば、導通検査用のダイオードが作り込まれたベ
ース基板上に形成されるIC搭載用のパッドのみにプロ
ーブカードを当接させ、単数もしくは複数個の上記ダイ
オードに流れる電流値を測定し、当該測定値をもとにベ
ース基板内の配線の良否を決定するようにしたものであ
る。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の一実施例による半導体装置であ
るところのマルチチップ・モジュールのベース基板にお
けるパッドと配線の様子を模式的に示したものである。
図1(a) において、19はベース基板の外周部に形成さ
れた、ベース基板2とパッケージ1間を接続するための
ボンディングパッド(Aパッド)、20はベース基板の
内側に形成された、ベース基板2とIC3間を接続する
ためのボンディングパッド(Bパッド)、21はこのB
パッド20に隣接してこれに接続されるようにベース基
板2に作り込まれたダイオードであり、他端は接地22
されている。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る半導体装
によれば、半導体集積回路チップを搭載するベース基
板に、半導体集積回路チップと当該基板との接続用端子
に一端が接続され、他端が所定電位に接続されたダイオ
ードを設けるようにしたので、ベース基板とパッケージ
との接続用のパッドのみにプローブを接触させることに
よりベース基板の検査が可能となり、プローブカードの
ピン数を削減でき、安価なプローブカードが実現可能と
なり、併せてプローブと検査パッド間の接触不良の確率
を低減できる効果がある。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】また、この発明に係る半導体装置によれ
ば、上述のダイオードをベース基板に作り込むようにし
たので、ベース基板の製造工程でこのダイオードを付与
でき、検査機能の付与によるコストアップを極力少なく
することができる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正内容】
【0051】また、この発明に係る半導体装置の検査方
法によれば、導通検査用のダイオードが設けられたベー
ス基板上に形成されるIC搭載用のパッドのみにプロー
ブカードを当接させ、単数もしくは複数個の上記ダイオ
ードに流れる電流値を測定し、当該測定値をもとにベー
ス基板内の配線の良否を判定するようにしたので、導通
検査用のダイオードが設けられたベース基板の検査を、
プローブカードの針を基板外周部のパッドに接触するも
ののみとして行なうことができ、ダイオードに流れる電
流の測定結果により、ベース基板の配線の不良の有無お
よびその種類を判定できる効果がある。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正内容】
【0052】さらに、この発明に係る半導体装置の検査
方法によれば、導通検査用のダイオードが設けられたベ
ース基板上に形成されるIC搭載用のパッドのみにプロ
ーブカードを当接させ、単数もしくは複数個の上記ダイ
オードに流れる電流値を測定し、当該測定値をもとにベ
ース基板内の配線の良否を判定するようにしたので、導
通検査用のダイオードが設けられたベース基板の検査
を、プローブカードの針を基板外周部のパッドに接触す
るもののみとして行なうことができ、ダイオードに流れ
る電流の測定結果により、ベース基板の配線の不良の有
無およびその種類を判定できる効果がある。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による半導体装置であると
ころのマルチチップ・モジュールのベース基板の配線お
よびパッドの一例を示す模式図である。
【図2】この発明の一実施例による半導体装置であると
ころのマルチチップ・モジュールのベース基板の検査方
法における配線およびパッドの一例を示す模式図であ
る。
【図3】この発明の一実施例による半導体装置であると
ころのマルチチップ・モジュールのベース基板の検査方
法における配線およびパッドの一例を示す模式図であ
る。
【図4】この発明の一実施例による半導体装置であると
ころのマルチチップ・モジュールのベース基板の検査方
法における配線およびパッドの一例を示す模式図であ
る。
【図5】この発明の一実施例による半導体装置であると
ころのマルチチップ・モジュールのベース基板の検査方
法における配線およびパッドの一例を示す模式図であ
る。
【図6】この発明の他の実施例による半導体装置である
ところのマルチチップ・モジュールのベース基板の配線
およびパッドの一例を示す模式図である。
【図7】この発明の一実施例による半導体装置であると
ころのマルチチップ・モジュールのベース基板のダイオ
ードの構造を示す断面図である。
【図8】この発明の一実施例による半導体装置であると
ころのマルチチップ・モジュールのベース基板のダイオ
ードの構造を示す断面図である。
【図9】この発明のさらに他の実施例による半導体装置
であるところのマルチチップ・モジュールのベース基板
の配線およびパッドの一例を示す模式図である。
【図10】この発明の一実施例による半導体装置である
ところのマルチチップ・モジュールのベース基板のダイ
オードの構造を示す断面図である。
【図11】マルチチップ・モジュールの一般的な構成を
示す断面図である。
【図12】マルチチップ・モジュールのベース基板の一
般的な配線やパッドのパターン例を示す平面図である。
【図13】マルチチップ・モジュールのベース基板の一
般的な配線構造を示す断面図である。
【図14】マルチチップ・モジュールのベース基板の従
来の検査方法を示す模式図である。
【符号の説明】 19,23,36 パッド 20,24,25,30,31,37,38 パッド 21,26,27,32,33,37,38 ダイオー
ド 22,28,29,34,35,40 接地 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 23/12

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パッケージに封入しない状態の複数の半
    導体集積回路チップ(以下、ICチップと称す)を同一
    パッケージ内に搭載してなるマルチチップ・モジュール
    の、ICチップを搭載するベース基板において、 上記ベース基板に、ICチップと当該基板との接続用の
    端子に一端が接続され、他端が所定電位に接続されたダ
    イオードを設けてなることを特徴とするマルチチップ・
    モジュールのベース基板。
  2. 【請求項2】パッケージに封入しない状態の複数の半導
    体集積回路チップ(以下、ICチップと称す)を同一パ
    ッケージ内に搭載してなるマルチチップ・モジュール
    の、ICチップを搭載するベース基板において、 上記ベース基板に、ICチップと当該基板との接続用の
    端子に一端が接続され、他端が所定電位に接続されたダ
    イオードを基板内に作り込んでなることを特徴とするマ
    ルチチップ・モジュールのベース基板。
  3. 【請求項3】パッケージに封入しない状態の複数の半導
    体集積回路チップ(以下、ICチップと称す)を同一パ
    ッケージ内に搭載し、ICチップと当該基板との接続用
    の端子に一端が接続され、他端が所定電位に接続された
    ダイオードを設けてなるマルチチップ・モジュールの、
    ICチップを搭載するベース基板の検査方法において、 上記ベース基板のICチップと当該基板との接続用の端
    子のみにプローブカードを当接させ、 単数もしくは複数個の上記ダイオードに流れる電流値を
    測定し、 当該測定値をもとにベース基板内の配線の良否を決定す
    るようにしたことを特徴とするマルチチップ・モジュー
    ルのベース基板の検査方法。
  4. 【請求項4】パッケージに封入しない状態の複数の半導
    体集積回路チップ(以下、ICチッ5と称す)を同一パ
    ッケージ内に搭載し、ICチップと当該基板との接続用
    の端子に一端が接続され、他端が所定電位に接続された
    ダイオードを作り込んでなるマルチチップ・モジュール
    の、ICチップを搭載するベース基板の検査方法におい
    て、 上記ベース基板のICチップと当該基板との接続用の端
    子のみにプローブカードを当接させ、 単数もしくは複数個の上記ダイオードに流れる電流値を
    測定し、 当該測定値をもとにベース基板内の配線の良否を決定す
    るようにしたことを特徴とするマルチチップ・モジュー
    ルのベース基板の検査方法。
JP4125644A 1992-04-16 1992-04-16 半導体装置およびその検査方法 Pending JPH0643219A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001165987A (ja) * 1999-12-10 2001-06-22 Shinko Electric Ind Co Ltd 半導体装置の内部配線断線検出方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03187236A (ja) * 1989-12-07 1991-08-15 Texas Instr Inc <Ti> 集積回路組付け用の受動基板を試験する試験回路

Patent Citations (1)

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