JPH0643060Y2 - 無人搬送車 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この考案は無人搬送車に関する。

（従来技術の欠点） 従来のコンベア荷台を有する無人搬送車には以下の如き
欠点があった。即ち、無人搬送車と物品搬送コンベアと
の間で物品を受け渡しするため、コンベア荷台を物品搬
送コンベアと連ねるように無人搬送車を停止させても、
物品搬送コンベアとコンベア荷台との間に間隙が生じて
しまい、その間隙のため、物品の受け渡しが円滑に行な
われず、殊に間隙が大きい場合には、物品がその間隙に
嵌まり込んでしまう等という欠点があった。

（考案の目的） この考案は上記欠点を解消するためになされたものであ
る。

（実施例） 以下にこの考案を図面に示す実施例に基づいて説明す
る。

無人搬送車１は駆動ローラーコンベアからなるコンベア
荷台３を有している。このコンベア荷台３は、搬送方向
を左右方向に向けると共に、正逆回転自在となされてい
る。

無人搬送車１の車体２の左右側各々に、前後一対の揺動
アーム４が上下揺動自在に設けられ、これら揺動アーム
４は流体圧シリンダ５等によって揺動させられるように
なされてる。一対の揺動アーム４の自由端に補助ローラ
ー６が回転自在に設けられている。この補助ローラー６
は、揺動アーム４の揺動によって、下側に移動して車体
２の凹所に完全に入り込む位置と、上側に移動して上縁
をコンベア荷台３の搬送面と同一高さとする位置とを取
るようになされている。

（実施例の作用） 次に実施例搬送車の作用を説明する。

無人搬送車１の走行時には、補助ローラー６は車体２の
凹所内に収納されている。

無人搬送車１が、物品搬送コンベア10との間で物品Ｗを
受け渡しするため、コンベア荷台３を物品搬送コンベア
10と連ねるように停止すると、物品搬送コンベア10に対
向する補助ローラー６は、その上縁をコンベア荷台３の
搬送面と同一高さとする位置まで揺動して、コンベア荷
台３と物品搬送コンベア10との間の間隙を埋めた状態と
なる。そのため物品Ｗは円滑に受け渡しされる。

（考案の効果） この考案は前記した如き構成によって以下の如き効果を
奏するものである。

物品搬送コンベアと無人搬送車との間で物品を受け渡
しするとき、補助ローラーを、その上縁をコンベア荷台
の搬送面と同一高さとする位置まで揺動させて、コンベ
ア荷台と物品搬送コンベアとの間の間隙を埋めた状態と
することが出来るので、物品を円滑に受け渡しすること
が出来る。

補助ローラーが、揺動アームの揺動によって、下側に
移動して車体の凹所に完全に入り込むようになされてい
るので、無人搬送車の走行中は揺動アームを下向きにし
て、補助ローラーが無人搬送車から完全に突出しないよ
うにすることができる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の実施例を示すものであって、第１図は
平面略図、第２図は第１図II-II線拡大断面図、第３図
は第２図III-III線断面図である。 １……無人搬送車、２……車体、３……コンベア荷台、
４……揺動アーム、６……補助ローラー

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】コンベア荷台を有する無人搬送車におい
   て、前記コンベア荷台の物品搬入端又は物品搬出端の少
   なくとも一方に位置するようにして、車体に一対の揺動
   アームが上下揺動自在に設けられ、これら揺動アームの
   自由端に補助ローラーが回転自在に渡され、前記補助ロ
   ーラーは、揺動アームの揺動によって、下側に移動して
   車体の凹所に完全に入り込む位置と、上側に移動して上
   縁をコンベア荷台の搬送面と同一高さとする位置とを取
   るようになされている無人搬送車。