JPH0642572A - 減衰力調整式油圧緩衝器 - Google Patents

減衰力調整式油圧緩衝器

Info

Publication number
JPH0642572A
JPH0642572A JP21458992A JP21458992A JPH0642572A JP H0642572 A JPH0642572 A JP H0642572A JP 21458992 A JP21458992 A JP 21458992A JP 21458992 A JP21458992 A JP 21458992A JP H0642572 A JPH0642572 A JP H0642572A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
spool
cylinder
passage
chambers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21458992A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Nezu
隆 根津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokico Ltd filed Critical Tokico Ltd
Priority to JP21458992A priority Critical patent/JPH0642572A/ja
Publication of JPH0642572A publication Critical patent/JPH0642572A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fluid-Damping Devices (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 油圧緩衝器のピストンロッドの作動周波数が
高いとき、減衰力特性を自動的にソフト側に切換える。 【構成】 シリンダ1にピストンロッド3を連結したピ
ストン2を嵌装する。シリンダ上室1aとシリンダ下室1b
とを連通するバイパス通路7にスプール弁19を設ける。
スプール21の一端側の室20a を連通路22を介して、他端
側の室20b をオリフィス通路23を介してシリンダ下室1b
に連通させる。室20b 内にはガス室29を設ける。減衰力
は、比例ソレノイドアクチュエータ11でスプール21を駆
動することにより調整できる。また、ピストンロッド3
の作動周波数が低いときは、オリフィス通路23による圧
力損失が小さいので室20a と室20b とは同圧力となりス
プール21に軸方向の推力が作用しない。作動周波数が高
いとオリフィス23による圧力損失で室20a よりも室20b
が低圧となり、この圧力差によりスプール21が移動して
減衰力特性が自動的にソフト側に切換わる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車両の懸架
装置に用いられる減衰力調整式油圧緩衝器の改良に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両の懸架装置に装着される
油圧緩衝器には、路面状況、走行状況等に応じて乗り心
地や操縦安定性をよくするために減衰力を適宜調整でき
るようにした減衰力調整式油圧緩衝器がある。
【0003】従来、この種の油圧緩衝器は、例えば図3
に示すように、シリンダ1内にピストン2が摺動可能に
嵌装されており、シリンダ1内がピストン2によりシリ
ンダ上室1aとシリンダ下室1bの2室に画成されている。
ピストン2には、ピストンロッド3の一端側が連結され
ており、ピストンロッド3の他端側はシリンダ1の外部
まで延ばされている。また、シリンダ1の底部とピスト
ン2との間にフリーピストン4が摺動可能に嵌装されて
おり、シリンダ1の底部側にガス室1cが形成されてい
る。そして、シリンダ上室1aおよびシリンダ下室1bには
油液が封入されており、ガス室1cには、ピストンロッド
3の伸縮にともなうシリンダ上室1aおよびシリンダ下室
1b内の体積変化を吸収するため、また、キャビテーショ
ンを防止するために高圧ガスが封入されている。
【0004】ピストン2には、シリンダ上室1aからシリ
ンダ下室1bへの油液の流通を許容し減衰力を発生させる
伸び側主油液通路5およびシリンダ下室1bからシリンダ
上室1aへの油液の流通を許容し減衰力を発生させる縮み
側主油液通路6が設けられている。
【0005】ピストン2およびピストンロッド3には、
シリンダ上室1aとシリンダ下室1bとを連通するバイパス
通路7が設けられている。バイパス通路7には、その通
路面積を調整するスプール弁8(流量制御弁)が設けら
れている。スプール弁8のスプール9は、ばね10によっ
て閉弁側へ付勢されており、ピストンロッド3内に設け
られた比例ソレノイドアクチュエータ11のソレノイド12
に通電することによりプランジャ13に押圧されて開弁側
へ移動するようになっている。そして、ソレノイド12へ
の通電電流に応じてバイパス通路7の通路面積を連続的
に変化させられるようになっている。なお、図中、14は
スプール9の両端側に形成されたドレン室を連通してス
プール9に作用するスラスト方向の力をバランスさせる
ための連通路、15はドレン室の圧力をシリンダ上室1aへ
逃がすための逆止弁、16,17,18はシール部材である。
【0006】この構成により、比例ソレノイドアクチュ
エータ11のソレノイド12に通電しない場合、スプール弁
8のスプール9がばね10の付勢力により閉弁位置にある
のでバイパス通路7が遮断される。よって、ピストンロ
ッド3の伸縮にともない、シリンダ1内の油液が伸び側
主油液通路5または縮み側主油液通路6のみを流通して
移動することにより大きな減衰力が発生する。
【0007】比例ソレノイドアクチュエータ11のソレノ
イド12に通電すると、スプール9がばね10の弾性力に抗
して開弁側へ移動し、バイパス通路7がその通電電流に
応じた通路面積で連通される。よって、ピストンロッド
3の伸縮にともないシリンダ1内の油液がバイパス通路
7を流通して移動することにより、その通路面積に応じ
て小さな減衰力が発生する。このようにして、ソレノイ
ド12への通電電流に応じて減衰力特性をハード側(減衰
力大)からソフト側(減衰力小)の間で連続的に調整す
ることができる。
【0008】また、センサおよび制御装置を用いて、路
面状況、走行状況等に応じて上記減衰力調整式油圧緩衝
器の減衰力特性を自動的に切換えることにより乗り心地
および操縦安定性を向上させるようにしたサスペンショ
ン制御装置がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のサ
スペンション制御装置においては、一般に走行中の油圧
緩衝器のピストンロッドの作動周波数は1Hz以下から数
10Hz程度におよぶため、油圧緩衝器の減衰力特性の切換
には高い応答性が要求される。例えば、車両が路面の突
起を通過する際、車体の突上げを緩和するために油圧緩
衝器の減衰力特性をハード側からソフト側に切換える場
合、車輪が突起にのり上げる際のばね上あるいはばね下
の加速度等を検出し制御装置により制御信号を出力し
て、ハード側の減衰力により車体に大きな突上げが生じ
る前に、減衰力特性をソフト側へ迅速に切換える必要が
ある。
【0010】しかしながら、上記従来の減衰力調整式油
圧緩衝器では、一般に、比例ソレノイドアクチュエータ
11の応答周波数が10Hz以下であるため、制御装置の出力
信号を受けて油圧緩衝器の減衰力特性がハード側からソ
フト側へ切換わる前に車体に突上げが生じてしまうこと
があるという問題がある。
【0011】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、ピストンロッドの作動周波数が高い、すなわち
ピストンロッドの作動速度が大きいとき、減衰力特性を
自動的に迅速にソフト側に切換えることができる減衰力
調整式油圧緩衝器を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、第1の発明は、油液が封入されたシリンダと、該
シリンダ内に摺動可能に嵌装され前記シリンダ内を2室
に画成するピストンと、一端側が前記ピストンに連結さ
れ他端側が前記シリンダの外部まで延ばされたピストン
ロッドと、前記シリンダ内の2室を連通させる減衰力発
生機構を有する主油液通路と、前記シリンダ内の2室を
連通するバイパス通路と、該バイパス通路の通路面積を
調整するスプール弁と、該スプール弁のスプールを駆動
するアクチュエータとを備えてなる減衰力調整式油圧緩
衝器において、前記スプール弁の弁ハウジング内の前記
スプールの両端側に前記スプールが通路面積を開く方向
に摺動したときに拡張される一端側の室と同方向の摺動
で圧縮される他端側の室とを形成し、該他端側の室に前
記油液よりも体積弾性係数が小さな物質を設け、前記ス
プールの一端側の室と前記シリンダ内の2室の内の一方
の室とを連通する連通路を設け、前記スプールの他端側
の室と前記シリンダ内の一方の室とを連通させるオリフ
ィス通路を設けたことを特徴とする。
【0013】また、第2の発明は、油液が封入されたシ
リンダと、該シリンダ内に摺動可能に嵌装され前記シリ
ンダ内を2室に画成するピストンと、一端側が前記ピス
トンに連結され他端側が前記シリンダの外部まで延ばさ
れたピストンロッドと、前記シリンダ内の2室を連通さ
せる減衰力発生機構を有する主油液通路と、前記シリン
ダ内の2室を連通するバイパス通路と、該バイパス通路
の通路面積を調整するスプール弁と、該スプール弁のス
プールを駆動するアクチュエータとを備えてなる減衰力
調整式油圧緩衝器において、前記スプール弁の弁ハウジ
ング内の前記スプールの両端側にスプールが通路面積を
開く方向に摺動したときに圧縮される一端側の室と同方
向の摺動で拡張される他端側の室とを形成し、前記一端
側の室に前記油液よりも体積弾性係数が小さな物質を設
け、前記スプールの両端の2室を連通するオリフィス通
路を設け、前記スプールの他端側の室を前記シリンダ内
の2室の内の一方の室に連通させる油液通路を設けたこ
とを特徴とする。
【0014】また、第3の発明は、油液が封入されたシ
リンダと、該シリンダ内に摺動可能に嵌装され前記シリ
ンダ内を2室に画成するピストンと、一端側が前記ピス
トンに連結され他端側が前記シリンダの外部まで延ばさ
れたピストンロッドと、前記シリンダ内の2室を連通さ
せる減衰力発生機構を有する主油液通路と、前記シリン
ダ内の2室を連通するバイパス通路と、該バイパス通路
の通路面積を調整するスプール弁と、該スプール弁のス
プールを駆動するアクチュエータとを備えてなる減衰力
調整式油圧緩衝器において、前記スプール弁の弁ハウジ
ング内の前記スプールの両端側にスプールが通路面積を
開く方向に摺動したときに圧縮される一端側の室と同方
向の摺動で拡張される他端側の室とを形成し、前記一端
側の室に前記油液よりも体積弾性係数が小さな物質を設
け、前記スプールの両端の2室を連通するオリフィス通
路を設け、前記スプールの他端側の室を前記シリンダ内
の2室の内で圧力の高い一方の室に選択的に連通させる
とともに他方の室との連通を遮断するシャトル弁を設け
たことを特徴とする。
【0015】
【作用】このように構成したことにより、第1の発明で
は、ピストンロッドの作動にともないシリンダ内の一方
の室が加圧されると、その圧力により油液がシリンダ内
の一方の室から連通路およびオリフィス通路を介してス
プールの両端側の室内に流入する。このとき、ピストン
ロッドの作動速度が小さい場合は、オリフィス通路によ
る圧力損失がほとんどないためスプールの両端の2室は
ほぼ同圧力となりスプールに推力が作用しない。また、
ピストンロッドの作動速度が大きい場合は、オリフィス
通路による圧力損失が大きくなりスプールの一端側の室
の圧力が他端側の室の圧力より低くなるので、この圧力
差によりスプールがバイパス通路を開く方向に移動す
る。
【0016】また、第2の発明では、ピストンロッド作
動にともないシリンダ内の一方の室が加圧されると、そ
の圧力により油液がシリンダ内の一方の室から油液通路
を介してスプールの他端側の室内に、さらに、オリフィ
ス通路を介してスプールの一端側の室内に流入する。こ
のとき、ピストンロッドの作動速度が小さい場合は、オ
リフィス通路による圧力損失がほとんどないためスプー
ルの両端の2室はほぼ同圧力となりスプールに推力が作
用しない。また、ピストンロッドの作動速度が大きい場
合は、オリフィス通路による圧力損失が大きくなりスプ
ールの一端側の室の圧力が他端側の室の圧力より低くな
るので、この圧力差によりスプールがバイパス通路を開
く方向に移動する。
【0017】また、第3の発明では、ピストンロッド作
動にともないシリンダ内の一方の室が加圧されると、シ
ャトル弁機構によって前記シリンダ内の一方の室がスプ
ールの他端側の室に連通され、その圧力により油液がシ
リンダ内の一方の室からシャトル弁機構を介してスプー
ルの他端側の室内に、さらに、オリフィス通路を介して
スプールの一端側の室内に流入する。このとき、ピスト
ンロッドの作動速度が小さい場合は、オリフィス通路に
よる圧力損失がほとんどないためスプールの両端の2室
はほぼ同圧力となりスプールに推力が作用しない。ま
た、ピストンロッドの作動速度が大きい場合は、オリフ
ィス通路による圧力損失が大きくなりスプールの一端側
の室の圧力が他端側の室の圧力より低くなるので、この
圧力差によりスプールがバイパス通路を開く方向に移動
する。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0019】本発明の第1実施例について図1を用いて
説明する。なお、本実施例は、図3に示す従来例に対し
て、ピストン2およびピストンロッド3の内部構造のみ
が異なるので、以下、同様の部材には同一の番号を付し
異なる部分についてのみ詳細に説明する。
【0020】図1に示すように、ピストン2およびピス
トンロッド3に設けられたバイパス通路7には、その通
路面積を調整するスプール弁19(流量制御弁)が設けら
れている。スプール弁19は、バイパス通路7の途中に配
置された弁ハウジング20にスプール21が摺動可能に密に
嵌装されており(なお、図面上は構成を理解しやすいよ
うにするため、弁ハウジング20とスプール21の大径部と
の間は隙間をもって図示されている)、スプール21が図
に示す位置にあるときバイパス通路7の連通を遮断し、
図中、下方に移動するにつれてバイパス通路7の通路面
積が大きくなるようになっている。
【0021】ピストンロッド3には、弁ハウジング20内
のスプール21の両端側に形成される2つの室20a ,20b
の内、スプール21が通路面積を開く方向に摺動したとき
に拡張される一端側の室20a (図中、スプール21の上方
の室)とシリンダ下室1b側のバイパス通路7とを連通す
る流通抵抗が充分小さい連通路22が設けられている。ま
た、ピストン2には、前記弁ハウジング20内の2室の
内、スプール21が通路面積を開く方向に摺動したときに
圧縮される他端側の室20b (図中、スプール21の下方の
室)とシリンダ下室1bとを連通するオリフィス通路23お
よび油液通路24が設けられている。油液通路24には、室
20b からシリンダ下室1b側への流通のみを許容する逆止
弁25が設けられている。弁ハウジング20の室20b 内に
は、スプール21を閉弁側へ付勢するばね26が設けられて
おり、ピストンロッド3には、スプール21をばね26の弾
性力に抗して開弁側へ移動させる比例ソレノイドアクチ
ュエータ11が設けられている。
【0022】また、スプール21の室20b 側の端部には、
凹部27が形成されており、凹部27内にゴム等でできたの
ダイヤフラム28によって加圧ガスを密封してガス室29が
設けられている。そして、ガス室29内のガスの体積弾性
係数Kはによって室20a および室20b 内に導かれる油液
の体積弾性係数Kよりも小さくなるようになっている。
ここで、体積弾性係数Kとは、弾性体(ガスも含む)の
全表面に働く一様な応力p(ここでは油液の油圧)と、
それによって生じる体積ひずみεv (ガスの体積変化も
含む)との比をいい、次式によって表される。 K=p/εv ……(1)
【0023】以上のように構成した第1実施例の作用に
ついて次に説明する。
【0024】弁ハウジング20の室20a は流通抵抗が充分
小さい連通路22によりシリンダ下室1bに連通されている
ので、室20a 内の油液の圧力は、伸び、縮み行程とも常
にシリンダ下室1b内の油液の圧力に等しくなる。一方、
室20b は、オリフィス通路23によりシリンダ下室1bに連
通されているので、室20b とシリンダ下室1bとの間の油
液の圧力の伝達は圧力変動の周波数に依存する。すなわ
ち、シリンダ下室1b内の油液の圧力の変動の周波数が低
い、すなわちピストンロッド3の作動速度が小さい場
合、オリフィス23による圧力損失が小さいため、シリン
ダ下室1b内の油液の圧力は室20b 内に伝わりやすく、シ
リンダ下室1b内の油液の圧力の変動の周波数が高い、す
なわちピストンロッド3の作動速度が大きい場合、オリ
フィス23による圧力損失が大きいため、シリンダ下室1b
内の油液の圧力は室20b 内に伝わりにくい。
【0025】したがって、ピストンロッド3の伸縮の周
波数が低い(速度が小さい)場合、縮み行程時は、ピス
トンロッド3のシリンダ1内への侵入にともない、シリ
ンダ下室1b内の油液が加圧されて縮み側主油液通路6お
よびバイパス通路7が連通状態のときにはバイパス通路
7を通ってシリンダ上室1aに流入する。同時に、シリン
ダ下室1b内の油液が、オリフィス通路23を通って弁ハウ
ジング20の室20b 内へ流入しガス室29を圧縮しながらそ
の圧力を上昇させる。また、シリンダ下室1b内の油液の
圧力がバイパス通路7および連通路22によって弁ハウジ
ング20の室20aへ伝えられる。このとき、ピストン速度
が小さくシリンダ下室1b内の油液の圧力変動の周波数が
低いため、オリフィス通路23による圧力損失がほとんど
生じないので、スプール21の両端の室20a と室20b とは
同圧力となりスプール21に軸方向の推力が生じない。
【0026】伸び行程時は、ピストンロッド3のシリン
ダ1内からの退室にともない、シリンダ上室1a内の油液
が加圧されて伸び側主油液通路5およびバイパス通路7
が連通状態のときにはバイパス通路7を通ってシリンダ
下室1bに流入する。同時に、シリンダ下室1bの減圧によ
りガス室29が膨張し、その分の油液が弁ハウジング20の
室20b から逆止弁25を開いて油液通路24を通ってシリン
ダ下室1bに流入する。また、室20a 内の油液の圧力は、
連通路22およびバイパス通路7によってシリンダ下室1b
へ伝えられる。よって、スプール21の両端の室20a と室
20b とは圧力差を生じないので、スプール21に軸方向の
推力が生じない。
【0027】このように、伸び縮み行程時ともに、スプ
ールの両端の室20a ,20b の圧力がバランスしているた
め、スプール21は、比例ソレノイドアクチュエータ11の
みにより移動されるので、図3に示す従来例と同様に、
ソレノイド12への通電電流に応じてスプール21が移動す
る。
【0028】次に、ピストンロッド3の伸縮の周波数が
高い(速度が大きい)場合、縮み行程時は、ピストンロ
ッド3のシリンダ1内への侵入にともない、シリンダ下
室1b内の油液が加圧されて縮み側主油液通路6およびバ
イパス通路7が連通状態のときにはバイパス通路7を通
ってシリンダ上室1aに流入する。同時に、シリンダ下室
1b内の油液が、オリフィス通路23を通って弁ハウジング
20の室20b 内へ流入しガス室29を圧縮しながらその圧力
を上昇させる。また、シリンダ1b内の油液の圧力は、バ
イパス通路7および連通路22によって弁ハウジング20の
室20a へ伝えられる。このとき、ピストン速度が大きく
シリンダ下室1b内の油液の圧力変動の周波数が高いた
め、オリフィス通路23による圧力損失が大きいので、そ
の分、室20b の圧力が室20a の圧力よりも低くなり、こ
の圧力差によりスプール21がばね26の付勢力に抗して移
動してバイパス通路7の通路面積を広げる。このように
して、減衰力特性が自動的にソフト特性側に切換わる。
ここで、スプール21は、ピストンロッド3の作動によっ
て発生する油圧により駆動されるのでスプール弁19の切
換に応答遅れが生じることがない。その後、スプール21
は、シリンダ下室1b内の油液がオリフィス通路23を通っ
て室21b 内に徐々に流入することにより、ばね26の弾性
力と比例ソレノイドアクチュエータ11の推進力とがバラ
ンスする位置に復帰する。
【0029】伸び行程時は、上記伸縮の周波数が低い場
合と同様に、ピストンロッド3のシリンダ1内からの退
室にともない、シリンダ上室1a内の油液が加圧されて伸
び側主油液通路5およびバイパス通路7が連通状態のと
きにはバイパス通路7を通ってシリンダ下室1bに流入す
る。同時に、シリンダ下室1bの減圧によりガス室29が膨
張し、その分の油液が弁ハウジング20の室20b から逆止
弁25を開いて油液通路24を通ってシリンダ下室1bに流入
する。また、室20a 内の油液の圧力は、連通路22によっ
てシリンダ下室1bへ伝えられる。よって、スプール21の
両端の室20a と室20b とは圧力差を生じないので、スプ
ール21に軸方向の推力が生じない。したがって、ソレノ
イド12への通電電流に応じてスプール21が移動して減衰
力を調整することができる。
【0030】以上のように、本実施例の減衰力調整式油
圧緩衝器は、通常は、図3に示す従来のものと同様に、
ソレノイド12への通電電流に応じて減衰力特性をハード
側(減衰力大)からソフト側(減衰力小)の間で連続的
に調整することができ、縮み行程時にピストンロッドの
作動周波数が高いとき、減衰力特性が自動的に迅速にソ
フト側に切換わる。その結果、走行中の車両が路面の突
起を通過する際等に、減衰力特性が自動的に迅速にソフ
ト側に切換わるので車体の突上げ等を緩和することがで
きる。
【0031】なお、本実施例では、比例ソレノイドアク
チュエータ11のプランジャ13とスプール21とを別体とし
ているが、これらを一体としてもよい。このようにした
場合、プランジャ13とスプール21とが離間することによ
って比例ソレノイドアクチュエータ11の作動に対するス
プール21の応答性が低下することがない。
【0032】次に、本発明の第2実施例について図2を
用いて説明する。なお、本実施例は、図3に示す従来例
に対して、ピストン2およびピストンロッド3の構造の
みが異なるので、以下、同様の部材には同一の番号を付
し異なる部分についてのみ詳細に説明する。
【0033】図2に示すように、ピストン2およびピス
トンロッド3に設けられたバイパス通路7には、その通
路面積を調整するスプール弁30(流量制御弁)が設けら
れている。スプール弁30は、バイパス通路7の途中に配
置された弁ハウジング31にスプール32が密に摺動可能に
嵌装されており、スプール32が図に示す位置にあるとき
バイパス通路7の連通を遮断し、図中、上方に移動する
につれてバイパス通路7の通路面積が大きくなるように
なっている。
【0034】ピストンロッド3には、弁ハウジング31内
のスプール32の両端側に形成される2つの室31a ,31b
の内、スプール32が通路面積を開く方向に摺動したとき
に圧縮される一端側の室31a (図中、スプール32の上方
の室)の上方には、ピストンロッド3内に軸方向に延び
るように形成されたガス室33がダイヤフラム34を介して
設けられている。そして、ガス室33には、ほぼ大気圧に
等しい圧力のガスが封入されており、このガスの体積弾
性係数Kは室31a および室31b 内に導かれる油液の体積
弾性係数Kよりも小さくなっている。このガス室33に
は、後述するソレノイド42に通電するためのハーネス
(図示せず)が挿通されて当該油圧緩衝器の外部まで延
ばされている。なお、ガス室33は大気に開放するように
してもよく、この場合はダイヤフラムの復元力により体
積弾性係数が定まることになる。また、弁ハウジング31
内の2室の内、スプール32が通路面積を開く方向に摺動
したときに拡張される他端側の室31b (図中、スプール
32の下方の室)と、シリンダ上室1aとを連通する油液通
路35およびシリンダ下室1bとを連通する油液通路36が設
けられており、油液通路35および36はシャトル弁37を介
して室31b に接続されている。シャトル弁37は、油液通
路35と36の内で油液の圧力の高い方と室31b とを連通さ
せ他方を遮断するようになっている。
【0035】スプール32には、その両端の室31a と室31
b とを連通する油液通路38が設けられ、油液通路38には
オリフィス39が設けられており、油液通路38とオリフィ
ス39とでオリフィス通路を構成している。
【0036】弁ハウジング31の室31a 内には、スプール
32を閉弁側へ付勢するばね40が設けられており、ピスト
ン2のシリンダ下室1b側の端面には、スプール32をばね
40の弾性力に抗して開弁側へ移動させる比例ソレノイド
アクチュエータ41が設けられている。比例ソレノイドア
クチュエータ41は、図3に示すソレノイドアクチュエー
タ11と同様に、ソレノイド42に通電することにより、そ
の通電電流に応じた推力でプランジャ43によりスプール
32を移動させるようになっている。
【0037】以上のように構成した第2実施例の作用に
ついて次に説明する。
【0038】ピストンロッド3の伸縮の周波数が低い
(速度が小さい)場合、縮み行程時は、シリンダ下室1b
が加圧されるので、シャトル弁37のボール37a が油液通
路35を遮断して油液通路36により室31b とシリンダ下室
1bとを連通させる。また、室31b と室31a とは油液通路
38により連通されているので、シリンダ下室1b内の油液
は油液通路36を通って室31b に流入し、さらに、油液通
路38を通って室31a に流入してガス室33を圧縮する。こ
のとき、シリンダ下室1b内の油液の圧力変動の周波数が
低いので油液通路38を流通する油液に対してオリフィス
39による圧力損失がほとんど生じないため、スプール32
の両端の室31a と室31b とはほとんど同圧力となり、ス
プール32に軸方向の推力は生じない。
【0039】また、伸び行程時は、シリンダ上室1aが加
圧されるので、シャトル弁37のボール37a が油液通路36
を遮断して油液通路35により室31b とシリンダ上室1aと
を連通させる。そして、上記縮み行程時と同様に、シリ
ンダ上室1a内の油液は、ガス室33を圧縮して室31a およ
び室31b 内に流入するが、スプール32の両端の室31aと
室31b とはほとんど同圧力となり、スプール32に軸方向
の推力は生じない。
【0040】したがって、ピストンロッド3の伸縮の周
波数が低い場合、伸縮行程時共、図3に示す従来例と同
様に減衰力を発生し、ソレノイド42への通電電流に応じ
てスプール32を移動して減衰力特性を調整することがで
きる。
【0041】ピストンロッド3の伸縮の周波数が高い
(速度が大きい)場合、ピストンロッド3の伸縮にとも
なう油液の流れは、上記周波数が低い場合と同様である
が、シリンダ上室1aおよびシリンダ下室1bの圧力変動の
周波数が高いため、スプール32の油液通路38を流通する
油液に対するオリフィス39による圧力損失が大きいの
で、その分、室31b の圧力が室31a の圧力よりも高くな
り、この圧力差によりスプール32がばね40の付勢力に抗
して移動してバイパス通路7の通路面積を広げる。この
ようにして、減衰力特性が自動的にソフト特性側に切換
わる。ここで、スプール32は、ピストンロッド3の作動
によって発生する油圧により駆動されるのでスプール弁
30の切換に応答遅れが生じることがない。その後、スプ
ール32は、室31a と31b とが油液通路38により連通され
ているため徐々に同圧力となるので、ばね40の弾性力と
比例ソレノイドアクチュエータ41の推進力とがバランス
する位置に復帰する。
【0042】したがって、ピストンロッドの作動周波数
が高い場合、伸縮行程時ともに減衰力特性が自動的に迅
速にソフト側に切換わるので、第1実施例に対してさら
に乗り心地を向上させることができる。
【0043】また、ガス室33は、ピストンロッド3内に
設けられているので、充分大きな容積とすることがで
き、ガス室33内に封入されたガスの体積弾性係数を小さ
く設定することができる。その結果、オリフィス39の通
路面積の設定の自由度が増すので減衰力特性を自動的に
ソフト側に切換える作動周波数の設定の自由度を広げる
ことができる。さらに、ガス室33内のガスが長期の使用
によりの減少してもガス室の容積が大きいので、その変
化は小さく体積弾性係数の変化への影響を小さくするこ
とができる。
【0044】なお、上記第2実施例では、シリンダ上室
1aと連通する油液通路35およびシリンダ下室1bと油液通
路36を設け、シャトル弁37により油液通路35または36を
他端側の室31b に選択的に連通、遮断するようにした
が、伸縮行程のいずれか一方の行程のみを自動的にソフ
ト側に切換えるようにすればよい場合には、油液通路35
または36のいずれか一方とシャトル弁37とを省略して構
成するようにしてもよい。
【0045】さらに、上記両実施例において、体積弾性
係数Kの小さな物質としてガスを用いたが、これに限ら
れることなく、耐油性のゴム材料等で油圧の作用により
弾性的に縮小変形するものを室20b または室31a に設
け、これにより、スプール21またはスプール32のソフト
側への自動切換を許すようにしてもよい。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の減衰力調
整式油圧緩衝器は、ピストンロッドの作動周波数(作動
速度)に応じて、作動周波数が低い(速度が小さい)場
合は、アクチュエータにより減衰力特性の調整を行い、
作動周波数が高い(速度が大きい)場合は、ピストンロ
ッドの作動にともなう油圧によって減衰力特性が自動的
に、迅速にソフト特性側に切換わる。その結果、走行中
の車両が路面の突起を通過する際等に、減衰力特性が自
動的に迅速にソフト側に切換わるので車体の突上げ等を
緩和することができ、乗り心地を向上させることができ
るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の縦断面図である。
【図2】本発明の第2実施例の縦断面図である。
【図3】従来の減衰力調整式油圧緩衝器の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 シリンダ 2 ピストン 3 ピストンロッド 5 伸び側主油液通路(主油液通路) 6 縮み側主油液通路(主油液通路) 7 バイパス通路 11 比例ソレノイドアクチュエータ(アクチュエータ) 19 スプール弁 20 弁ハウジング 20a,20b 室 21 スプール 22 連通路 23 オリフィス通路 29 ガス室 30 スプール弁 31 弁ハウジング 31a,31b 室 32 スプール 33 ガス室 35 油液通路 36 油液通路 37 シャトル弁 38 油液通路(オリフィス通路) 39 オリフィス(オリフィス通路) 41 比例ソレノイドアクチュエータ(アクチュエータ)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油液が封入されたシリンダと、該シリン
    ダ内に摺動可能に嵌装され前記シリンダ内を2室に画成
    するピストンと、一端側が前記ピストンに連結され他端
    側が前記シリンダの外部まで延ばされたピストンロッド
    と、前記シリンダ内の2室を連通させる減衰力発生機構
    を有する主油液通路と、前記シリンダ内の2室を連通す
    るバイパス通路と、該バイパス通路の通路面積を調整す
    るスプール弁と、該スプール弁のスプールを駆動するア
    クチュエータとを備えてなる減衰力調整式油圧緩衝器に
    おいて、前記スプール弁の弁ハウジング内の前記スプー
    ルの両端側に前記スプールが通路面積を開く方向に摺動
    したときに拡張される一端側の室と同方向の摺動で圧縮
    される他端側の室とを形成し、該他端側の室に前記油液
    よりも体積弾性係数が小さな物質を設け、前記スプール
    の一端側の室と前記シリンダ内の2室の内の一方の室と
    を連通する連通路を設け、前記スプールの他端側の室と
    前記シリンダ内の一方の室とを連通させるオリフィス通
    路を設けたことを特徴とする減衰力調整式油圧緩衝器。
  2. 【請求項2】 油液が封入されたシリンダと、該シリン
    ダ内に摺動可能に嵌装され前記シリンダ内を2室に画成
    するピストンと、一端側が前記ピストンに連結され他端
    側が前記シリンダの外部まで延ばされたピストンロッド
    と、前記シリンダ内の2室を連通させる減衰力発生機構
    を有する主油液通路と、前記シリンダ内の2室を連通す
    るバイパス通路と、該バイパス通路の通路面積を調整す
    るスプール弁と、該スプール弁のスプールを駆動するア
    クチュエータとを備えてなる減衰力調整式油圧緩衝器に
    おいて、前記スプール弁の弁ハウジング内の前記スプー
    ルの両端側にスプールが通路面積を開く方向に摺動した
    ときに圧縮される一端側の室と同方向の摺動で拡張され
    る他端側の室とを形成し、前記一端側の室に前記油液よ
    りも体積弾性係数が小さな物質を設け、前記スプールの
    両端の2室を連通するオリフィス通路を設け、前記スプ
    ールの他端側の室を前記シリンダ内の2室の内の一方の
    室に連通させる油液通路を設けたことを特徴とする減衰
    力調整式油圧緩衝器。
  3. 【請求項3】 油液が封入されたシリンダと、該シリン
    ダ内に摺動可能に嵌装され前記シリンダ内を2室に画成
    するピストンと、一端側が前記ピストンに連結され他端
    側が前記シリンダの外部まで延ばされたピストンロッド
    と、前記シリンダ内の2室を連通させる減衰力発生機構
    を有する主油液通路と、前記シリンダ内の2室を連通す
    るバイパス通路と、該バイパス通路の通路面積を調整す
    るスプール弁と、該スプール弁のスプールを駆動するア
    クチュエータとを備えてなる減衰力調整式油圧緩衝器に
    おいて、前記スプール弁の弁ハウジング内の前記スプー
    ルの両端側にスプールが通路面積を開く方向に摺動した
    ときに圧縮される一端側の室と同方向の摺動で拡張され
    る他端側の室とを形成し、前記一端側の室に前記油液よ
    りも体積弾性係数が小さな物質を設け、前記スプールの
    両端の2室を連通するオリフィス通路を設け、前記スプ
    ールの他端側の室を前記シリンダ内の2室の内で圧力の
    高い一方の室に選択的に連通させるとともに他方の室と
    の連通を遮断するシャトル弁を設けたことを特徴とする
    減衰力調整式油圧緩衝器。
JP21458992A 1992-07-20 1992-07-20 減衰力調整式油圧緩衝器 Pending JPH0642572A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21458992A JPH0642572A (ja) 1992-07-20 1992-07-20 減衰力調整式油圧緩衝器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21458992A JPH0642572A (ja) 1992-07-20 1992-07-20 減衰力調整式油圧緩衝器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0642572A true JPH0642572A (ja) 1994-02-15

Family

ID=16658224

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21458992A Pending JPH0642572A (ja) 1992-07-20 1992-07-20 減衰力調整式油圧緩衝器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0642572A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5551540A (en) * 1994-01-15 1996-09-03 Fichtel & Sachs Ag Vibration damper and a vibration damper with a valve actuation device
KR100374302B1 (ko) * 1999-02-10 2003-03-03 주식회사 만도 쇽 업소버의 감쇠력 가변장치
JP2012197879A (ja) * 2011-03-22 2012-10-18 Kyb Co Ltd 緩衝器
JP2013204650A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Kyb Co Ltd 緩衝器
KR101350093B1 (ko) * 2012-08-14 2014-01-10 주식회사 만도 쇽 업소버의 피스톤 밸브
KR101350078B1 (ko) * 2012-08-14 2014-01-15 주식회사 만도 쇽 업소버의 피스톤 밸브
CN113883204A (zh) * 2021-10-22 2022-01-04 山东交通学院 一种刚度可变的活塞式空气弹簧减震***

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5551540A (en) * 1994-01-15 1996-09-03 Fichtel & Sachs Ag Vibration damper and a vibration damper with a valve actuation device
KR100374302B1 (ko) * 1999-02-10 2003-03-03 주식회사 만도 쇽 업소버의 감쇠력 가변장치
JP2012197879A (ja) * 2011-03-22 2012-10-18 Kyb Co Ltd 緩衝器
JP2013204650A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Kyb Co Ltd 緩衝器
KR101350093B1 (ko) * 2012-08-14 2014-01-10 주식회사 만도 쇽 업소버의 피스톤 밸브
KR101350078B1 (ko) * 2012-08-14 2014-01-15 주식회사 만도 쇽 업소버의 피스톤 밸브
DE102013013611B4 (de) 2012-08-14 2019-03-07 Mando Corporation Kolbenventil eines Schwingungsdämpfers
CN113883204A (zh) * 2021-10-22 2022-01-04 山东交通学院 一种刚度可变的活塞式空气弹簧减震***
CN113883204B (zh) * 2021-10-22 2023-05-02 山东交通学院 一种刚度可变的活塞式空气弹簧减震***

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100451289B1 (ko) 감쇠력 조정식 유압 완충기
US6427986B1 (en) Air suspension apparatus
CN1965174B (zh) 电控频率相依型阻尼
JP4840557B2 (ja) 減衰力調整式油圧緩衝器
US7997394B2 (en) Damping force adjustable fluid pressure shock absorber
US11524544B2 (en) Spring-absorber system with variable spring rate
KR100914596B1 (ko) 차량용 단통형 액압 완충기
JPH084818A (ja) 減衰力調整式油圧緩衝器
JP2003166585A (ja) 減衰力調整式油圧緩衝器
JPH06147252A (ja) 油圧緩衝器
JPH0396730A (ja) 液圧流体用弁を包含するショックアブソーバ
KR101162307B1 (ko) 감쇠력 가변식 쇽업소버
US5873437A (en) Shock absorber
CA2361322A1 (en) Improved shock absorber
JPH0642572A (ja) 減衰力調整式油圧緩衝器
JPH04296234A (ja) 油圧緩衝器
US20060175166A1 (en) Controllable piston valve and /or flat valve for a vibration damper
CN112513494B (zh) 铁道车辆用减震器
JP4096153B2 (ja) 減衰力調整式油圧緩衝器
JP3430321B2 (ja) 減衰力調整式油圧緩衝器
JP4318071B2 (ja) 油圧緩衝器
JPH09177862A (ja) ソレノイド直動バルブ付き油圧緩衝器
JP2002286078A (ja) 減衰力調整式油圧緩衝器
JPH07269627A (ja) 減衰力調整式油圧緩衝器
JP3265386B2 (ja) 減衰力調整式油圧緩衝器