JPH0642545A - 固定型等速ジョイント - Google Patents
固定型等速ジョイントInfo
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- JPH0642545A JPH0642545A JP19843492A JP19843492A JPH0642545A JP H0642545 A JPH0642545 A JP H0642545A JP 19843492 A JP19843492 A JP 19843492A JP 19843492 A JP19843492 A JP 19843492A JP H0642545 A JPH0642545 A JP H0642545A
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- ring
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D3/00—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
- F16D3/16—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts
- F16D3/20—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members
- F16D3/22—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members the rolling members being balls, rollers, or the like, guided in grooves or sockets in both coupling parts
- F16D3/223—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members the rolling members being balls, rollers, or the like, guided in grooves or sockets in both coupling parts the rolling members being guided in grooves in both coupling parts
- F16D3/224—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members the rolling members being balls, rollers, or the like, guided in grooves or sockets in both coupling parts the rolling members being guided in grooves in both coupling parts the groove centre-lines in each coupling part lying on a sphere
- F16D3/2245—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members the rolling members being balls, rollers, or the like, guided in grooves or sockets in both coupling parts the rolling members being guided in grooves in both coupling parts the groove centre-lines in each coupling part lying on a sphere where the groove centres are offset from the joint centre
-
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- F16D3/2237—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members the rolling members being balls, rollers, or the like, guided in grooves or sockets in both coupling parts the rolling members being guided in grooves in both coupling parts where the grooves are composed of radii and adjoining straight lines, i.e. undercut free [UF] type joints
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D2300/00—Special features for couplings or clutches
- F16D2300/12—Mounting or assembling
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 組立ての容易な等速ジョイントを提供する。
【構成】 球形外面１２を有し、その球形外面１２に複
数のストレートのトラック溝１３を形成した内輪１１の
外側に球形の内外面を有する保持器２１を嵌合する。保
持器２１のポケット２４にボール３１を嵌合する。内輪
１１、保持器２１、ボール３１から成るアセンブリＡの
外側に嵌合される外輪１を軸方向に分割して一対の分割
外輪１ａ、１ｂを形成し、各分割外輪１ａ、１ｂの球形
内面３に複数の嵌合溝５を設ける。分割外輪１ａ、１ｂ
の分割面に他方の分割外輪の嵌合溝５に差し込まれる複
数の挿入片４を形成する。分割外輪１ａ、１ｂの内面に
は挿入片４の先端から軸方向に延びるストレートのトラ
ック溝６を形成し、各トラック溝６を他方の分割外輪の
外径方向にむけて傾斜させる。内輪１１、保持器２１、
ボール３１から成るアセンブリＡの両側からそのアセン
ブリの外側に一対の分割外輪１ａ、１ｂを嵌合して外輪
１を組立てる。
数のストレートのトラック溝１３を形成した内輪１１の
外側に球形の内外面を有する保持器２１を嵌合する。保
持器２１のポケット２４にボール３１を嵌合する。内輪
１１、保持器２１、ボール３１から成るアセンブリＡの
外側に嵌合される外輪１を軸方向に分割して一対の分割
外輪１ａ、１ｂを形成し、各分割外輪１ａ、１ｂの球形
内面３に複数の嵌合溝５を設ける。分割外輪１ａ、１ｂ
の分割面に他方の分割外輪の嵌合溝５に差し込まれる複
数の挿入片４を形成する。分割外輪１ａ、１ｂの内面に
は挿入片４の先端から軸方向に延びるストレートのトラ
ック溝６を形成し、各トラック溝６を他方の分割外輪の
外径方向にむけて傾斜させる。内輪１１、保持器２１、
ボール３１から成るアセンブリＡの両側からそのアセン
ブリの外側に一対の分割外輪１ａ、１ｂを嵌合して外輪
１を組立てる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、外輪と内輪の相互間
において回転トルクを伝達する固定型の等速ジョイント
に関する。
において回転トルクを伝達する固定型の等速ジョイント
に関する。
【０００２】
【従来の技術】固定型等速ジョイントとして、図８およ
び図９に示したものが従来から知られている。この等速
ジョイントは、外輪４０の球形内面４１と内輪４２の球
形外面４３とに径方向で対向する一対の円弧状トラック
溝４４、４５を周方向に等間隔に設け、外輪４０と内輪
４２との間に組込まれた保持器４６の内外面４７、４８
を外輪４０の球形内面４１と内輪４２の球形外面４３で
接触案内される球面とし、その保持器４６に設けた複数
のポケット４９に前記トラック溝４４、４５で案内され
るボール５０を組込み、そのボール５０を介して外輪４
０と内輪４２の相互間でトルクを伝達している。
び図９に示したものが従来から知られている。この等速
ジョイントは、外輪４０の球形内面４１と内輪４２の球
形外面４３とに径方向で対向する一対の円弧状トラック
溝４４、４５を周方向に等間隔に設け、外輪４０と内輪
４２との間に組込まれた保持器４６の内外面４７、４８
を外輪４０の球形内面４１と内輪４２の球形外面４３で
接触案内される球面とし、その保持器４６に設けた複数
のポケット４９に前記トラック溝４４、４５で案内され
るボール５０を組込み、そのボール５０を介して外輪４
０と内輪４２の相互間でトルクを伝達している。
【０００３】また、外輪４０のトラック溝４４の中心ａ
と内輪４２のトラック溝４５の中心ｂをジョイント中心
Ｏに対して左右に等距離オフセットし、外輪４０と内輪
４２とが作動角をとったとき、外輪４０と内輪４２の軸
心がなす角の２等分面上に各ボール５０を位置させるよ
うにして外輪４０と内輪４２の相互間で等速回転させる
ようにしている。
と内輪４２のトラック溝４５の中心ｂをジョイント中心
Ｏに対して左右に等距離オフセットし、外輪４０と内輪
４２とが作動角をとったとき、外輪４０と内輪４２の軸
心がなす角の２等分面上に各ボール５０を位置させるよ
うにして外輪４０と内輪４２の相互間で等速回転させる
ようにしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
等速ジョイントにおいては、図１０に示すように、外輪
４０に対して保持器４６を大きく傾むけてポケット４９
内にボール５０を１つずつ組込む組立てであるため、組
立てに非常に手間がかかる不都合がある。
等速ジョイントにおいては、図１０に示すように、外輪
４０に対して保持器４６を大きく傾むけてポケット４９
内にボール５０を１つずつ組込む組立てであるため、組
立てに非常に手間がかかる不都合がある。
【０００５】一般に、等速ジョイントにおいては、図１
１および図１２に示すように、ボール５０とポケット４
９の周方向で対向する側縁４９ａ間にポケットすきまδ
を設け、等速ジョイントが作動角をとってトルクを伝達
するとき、上記ポケット４９の側縁４９ａがボール５０
と干渉するのを防止している。
１および図１２に示すように、ボール５０とポケット４
９の周方向で対向する側縁４９ａ間にポケットすきまδ
を設け、等速ジョイントが作動角をとってトルクを伝達
するとき、上記ポケット４９の側縁４９ａがボール５０
と干渉するのを防止している。
【０００６】従来の等速ジョイントにおいては、等速ジ
ョイントの最大作動角以上に内輪４２を傾けてボール５
０を組込む必要があるため、上記ポケットすきまが必要
以上に大きくなり、ボール５０の組込み数に制約を受け
る。このため、ボールの数を増加して許容負荷トルクの
増大を図ろうとすれば、ボールの径を逆に小さくしなけ
ればならず、許容負荷トルクを大きくすることができな
い。
ョイントの最大作動角以上に内輪４２を傾けてボール５
０を組込む必要があるため、上記ポケットすきまが必要
以上に大きくなり、ボール５０の組込み数に制約を受け
る。このため、ボールの数を増加して許容負荷トルクの
増大を図ろうとすれば、ボールの径を逆に小さくしなけ
ればならず、許容負荷トルクを大きくすることができな
い。
【０００７】また、等速ジョイントの周方向に並ぶ対向
一対のトラック溝４４、４５のそれぞれは、外輪４０の
開口端に向けて拡がりをもつため、等速ジョイントがト
ルクを伝達するとき、保持器４６は複数のボール５０の
それぞれによって外輪４０の開口側に向く負荷（図８の
矢印で示す方向）を常に受け、外輪４０の球形内面４１
と保持器４６の球形外面４８、内輪４２の球形外面４３
と保持器４６の球形内面４７との接触位置が常に一定
し、その接触位置での最大接触圧力や摩擦力が大きいと
いう不都合もある。
一対のトラック溝４４、４５のそれぞれは、外輪４０の
開口端に向けて拡がりをもつため、等速ジョイントがト
ルクを伝達するとき、保持器４６は複数のボール５０の
それぞれによって外輪４０の開口側に向く負荷（図８の
矢印で示す方向）を常に受け、外輪４０の球形内面４１
と保持器４６の球形外面４８、内輪４２の球形外面４３
と保持器４６の球形内面４７との接触位置が常に一定
し、その接触位置での最大接触圧力や摩擦力が大きいと
いう不都合もある。
【０００８】この発明は上記の不都合を解消し、固定型
等速ジョイントの組立を容易とすること、許容負荷トル
クを大きくできるようにすること、および、保持器と内
外輪の接触部における面圧を減少できるようにすること
を技術的課題としている。
等速ジョイントの組立を容易とすること、許容負荷トル
クを大きくできるようにすること、および、保持器と内
外輪の接触部における面圧を減少できるようにすること
を技術的課題としている。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明においては、球形内面を有する外輪と、球
形外面を有する内輪と、その両輪間に組込まれ、球形の
内外面を有する保持器と、この保持器に形成された複数
のポケットのそれぞれに収納された複数のボールとから
成り、前記外輪を軸方向に分割してねじの締付けに結合
される一対の分割外輪を形成し、各分割外輪の分割面に
他方の分割外輪に向く複数の挿入片を周方向に等間隔に
設け、分割外輪の球形内面には他方の分割外輪の挿入片
が挿入される複数の嵌合溝と、隣接する嵌合溝間に各挿
入片の先端に至るボール案内用のストレートのトラック
溝とを形成し、各トラック溝を他方の分割外輪の外径方
向に向けて傾斜させ、前記内輪の球形外面には外輪トラ
ック溝に対向してストレートのトラック溝を形成し、内
輪トラック溝をその外側に位置する外輪トラック溝に対
して逆方向に傾斜させた構成を採用したものである。
に、この発明においては、球形内面を有する外輪と、球
形外面を有する内輪と、その両輪間に組込まれ、球形の
内外面を有する保持器と、この保持器に形成された複数
のポケットのそれぞれに収納された複数のボールとから
成り、前記外輪を軸方向に分割してねじの締付けに結合
される一対の分割外輪を形成し、各分割外輪の分割面に
他方の分割外輪に向く複数の挿入片を周方向に等間隔に
設け、分割外輪の球形内面には他方の分割外輪の挿入片
が挿入される複数の嵌合溝と、隣接する嵌合溝間に各挿
入片の先端に至るボール案内用のストレートのトラック
溝とを形成し、各トラック溝を他方の分割外輪の外径方
向に向けて傾斜させ、前記内輪の球形外面には外輪トラ
ック溝に対向してストレートのトラック溝を形成し、内
輪トラック溝をその外側に位置する外輪トラック溝に対
して逆方向に傾斜させた構成を採用したものである。
【００１０】
【作用】上記の構成から成る等速ジョイントの組立てに
際しては、先ず、内輪の外側に保持器を嵌合し、その保
持器のポケットにボールを収納する。内輪、保持器およ
びボールからなるアセンブリの両側からその外側に一対
の分割外輪を嵌合してトラック溝内にボールを嵌合し、
各挿入片を他方の分割外輪の嵌合溝に挿入したのち一対
の分割外輪をねじの締付けにより結合する。
際しては、先ず、内輪の外側に保持器を嵌合し、その保
持器のポケットにボールを収納する。内輪、保持器およ
びボールからなるアセンブリの両側からその外側に一対
の分割外輪を嵌合してトラック溝内にボールを嵌合し、
各挿入片を他方の分割外輪の嵌合溝に挿入したのち一対
の分割外輪をねじの締付けにより結合する。
【００１１】
【実施例】以下、この発明の実施例を図１乃至図７に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【００１２】図１乃至図４に示すように、この発明に係
る等速ジョイントは、外輪１、内輪１１、保持器２１お
よび複数のボール３１から成る。
る等速ジョイントは、外輪１、内輪１１、保持器２１お
よび複数のボール３１から成る。
【００１３】外輪１は閉塞端を有し、その閉塞端にシャ
フト２が設けられている。この外輪１の内面３は球形と
されている。外輪１は一対の分割外輪１ａ、１ｂとシャ
フト２を有する端部材１ｃとに３分割されている。
フト２が設けられている。この外輪１の内面３は球形と
されている。外輪１は一対の分割外輪１ａ、１ｂとシャ
フト２を有する端部材１ｃとに３分割されている。
【００１４】一対の分割外輪１ａ、１ｂの分割面には、
他方の分割外輪に向けて延びる複数の挿入片４が周方向
に等間隔に設けられている。
他方の分割外輪に向けて延びる複数の挿入片４が周方向
に等間隔に設けられている。
【００１５】また、一対の分割外輪１ａ、１ｂの球形内
面３には、他方の分割外輪の挿入片４が挿入される複数
の嵌合溝５と、その嵌合溝５間に軸方向に延びるストレ
ートの複数のトラック溝６とが設けられている。
面３には、他方の分割外輪の挿入片４が挿入される複数
の嵌合溝５と、その嵌合溝５間に軸方向に延びるストレ
ートの複数のトラック溝６とが設けられている。
【００１６】各トラック溝６は挿入片４の先端に至り、
各分割外輪１ａ、１ｂに設けられたトラック溝６は、図
４（イ）、（ロ）で示すように、他方の分割外輪の外径
方向に向けて傾斜している。
各分割外輪１ａ、１ｂに設けられたトラック溝６は、図
４（イ）、（ロ）で示すように、他方の分割外輪の外径
方向に向けて傾斜している。
【００１７】一対の分割外輪１ａ、１ｂには複数のねじ
挿入孔７が設けられ、そのねじ挿入孔７から端部材１ｃ
のねじ孔８にねじ込まれるねじ９の締付けによって、一
対の分割外輪１ａ、１ｂおよび端部材１ｃが互に結合さ
れる。
挿入孔７が設けられ、そのねじ挿入孔７から端部材１ｃ
のねじ孔８にねじ込まれるねじ９の締付けによって、一
対の分割外輪１ａ、１ｂおよび端部材１ｃが互に結合さ
れる。
【００１８】内輪１１は球形外面１２を有し、その球形
外面１２に外輪１のトラック溝６に対向して複数のトラ
ック溝１３が周方向に等間隔に形成されている。
外面１２に外輪１のトラック溝６に対向して複数のトラ
ック溝１３が周方向に等間隔に形成されている。
【００１９】トラック溝１３はストレート形状をなし、
各トラック溝はその外側に位置する外輪トラック溝６に
対して逆向きに傾斜している。
各トラック溝はその外側に位置する外輪トラック溝６に
対して逆向きに傾斜している。
【００２０】保持器２１は外輪１の球形内面３と内輪１
１の球形外面１２に接触案内される球形の内外面２２、
２３を有する。この保持器２１には内外輪１、１１のト
ラック溝６、１３と対向する位置に複数のポケット２４
が形成され、各ポケット２４内に前記ボール３１が収納
されている。
１の球形外面１２に接触案内される球形の内外面２２、
２３を有する。この保持器２１には内外輪１、１１のト
ラック溝６、１３と対向する位置に複数のポケット２４
が形成され、各ポケット２４内に前記ボール３１が収納
されている。
【００２１】実施例で示す等速ジョイントは上記の構造
から成り、その等速ジョイントの組立てに際しては、先
ず、内輪１１の外側に保持器２１を組込み、その保持器
２１のポケット２４にボール３１を挿入する。
から成り、その等速ジョイントの組立てに際しては、先
ず、内輪１１の外側に保持器２１を組込み、その保持器
２１のポケット２４にボール３１を挿入する。
【００２２】ここで、内輪１１と保持器２１の組立てに
際しては、図５に示すように、内輪１１と保持器２１と
を９０°向きを変え、保持器２１の内側に内輪１１を挿
入したのち、内輪１１と保持器２１の軸心が一致する方
向に内輪１１と保持器２１とを相対的に９０°回転させ
る。
際しては、図５に示すように、内輪１１と保持器２１と
を９０°向きを変え、保持器２１の内側に内輪１１を挿
入したのち、内輪１１と保持器２１の軸心が一致する方
向に内輪１１と保持器２１とを相対的に９０°回転させ
る。
【００２３】内輪１１、保持器２１およびボール３１を
組立てた後、そのアセンブリＡの両側に一対の分割外輪
１ａ、１ｂを配置し、各分割外輪１ａ、１ｂのトラック
溝６、１３がボール３１と一致するよう各分割外輪１
ａ、１ｂの向きを調整したのち、その分割外輪１ａ、１
ｂをアセンブリＡの外側に嵌合する。
組立てた後、そのアセンブリＡの両側に一対の分割外輪
１ａ、１ｂを配置し、各分割外輪１ａ、１ｂのトラック
溝６、１３がボール３１と一致するよう各分割外輪１
ａ、１ｂの向きを調整したのち、その分割外輪１ａ、１
ｂをアセンブリＡの外側に嵌合する。
【００２４】このとき、トラック溝６、１３は他方の分
割外輪の外径方向に向けて傾斜しているため、アセンブ
リＡの外側に一対の分割外輪１ａ、１ｂをスムーズに嵌
合させることができる。
割外輪の外径方向に向けて傾斜しているため、アセンブ
リＡの外側に一対の分割外輪１ａ、１ｂをスムーズに嵌
合させることができる。
【００２５】一対の分割外輪１ａ、１ｂの嵌合後、一方
の分割外輪１ｂの端面に端部材１ｃを当接し、ねじ挿入
孔７からねじ孔８にねじ込むねじ９の締付けによって一
対の分割外輪１ａ、１ｂと端部材１ｃとを結合する。
の分割外輪１ｂの端面に端部材１ｃを当接し、ねじ挿入
孔７からねじ孔８にねじ込むねじ９の締付けによって一
対の分割外輪１ａ、１ｂと端部材１ｃとを結合する。
【００２６】内輪１１の内側へのシャフト１４の挿入
は、外輪１の組立て前でも後でもよい。そのシャフト１
４の外側に小径端が固定されたブーツ１５の大径端を一
対の分割外輪１ａ、１ｂの衝合部における外側に嵌合
し、ブーツバンド１６の締付けによってブーツ１５の大
径端部を固定する。
は、外輪１の組立て前でも後でもよい。そのシャフト１
４の外側に小径端が固定されたブーツ１５の大径端を一
対の分割外輪１ａ、１ｂの衝合部における外側に嵌合
し、ブーツバンド１６の締付けによってブーツ１５の大
径端部を固定する。
【００２７】等速ジョイントの組立て状態において、外
輪１側のトラック溝６と内輪１１のトラック溝１３とは
逆向きに傾斜し、また一方の分割外輪１ａのトラック溝
６と他方の分割外輪１ｂのトラック溝６とは逆向きに傾
斜し、その傾斜の向きが異なるトラック溝６が等速ジョ
イントの周方向に交互に並ぶため、外輪１の開口端に向
けて拡がりをもつ一対のトラック溝６、１３（図４
（イ）参照）と、外輪１の閉塞端に向けて拡がりをもつ
一対のトラック溝６、１３（図４（ロ）参照）とが等速
ジョイントの周方向に交互に並ぶ。
輪１側のトラック溝６と内輪１１のトラック溝１３とは
逆向きに傾斜し、また一方の分割外輪１ａのトラック溝
６と他方の分割外輪１ｂのトラック溝６とは逆向きに傾
斜し、その傾斜の向きが異なるトラック溝６が等速ジョ
イントの周方向に交互に並ぶため、外輪１の開口端に向
けて拡がりをもつ一対のトラック溝６、１３（図４
（イ）参照）と、外輪１の閉塞端に向けて拡がりをもつ
一対のトラック溝６、１３（図４（ロ）参照）とが等速
ジョイントの周方向に交互に並ぶ。
【００２８】このため、外輪１と内輪１１の相互間にお
いてトルクを伝達するとき、図４（イ）のトラック溝
６、１３で案内されるボール３１は保持器２１を外輪１
の開口端に向けて押し、一方、図４（ロ）のトラック溝
６、１３で案内されるボール３１は保持器２１を外端の
閉塞端に向けて押し、その押圧方向が互に異なるため、
保持器２１は、軸方向に移動せず保持器２１と外輪１、
保持器２１と内輪１１の接触の均一化が図られ、図８に
示す等速ジョイントに比較して面圧を小さくすることが
できる。
いてトルクを伝達するとき、図４（イ）のトラック溝
６、１３で案内されるボール３１は保持器２１を外輪１
の開口端に向けて押し、一方、図４（ロ）のトラック溝
６、１３で案内されるボール３１は保持器２１を外端の
閉塞端に向けて押し、その押圧方向が互に異なるため、
保持器２１は、軸方向に移動せず保持器２１と外輪１、
保持器２１と内輪１１の接触の均一化が図られ、図８に
示す等速ジョイントに比較して面圧を小さくすることが
できる。
【００２９】図１に示す実施例では、外輪１にシャフト
２を有する等速ジョイントを示したが、等速ジョイント
はこれに限定されず、例えば、図６に示すように、外輪
１にフランジＦを設けた等速ジョイントであってもよ
い。
２を有する等速ジョイントを示したが、等速ジョイント
はこれに限定されず、例えば、図６に示すように、外輪
１にフランジＦを設けた等速ジョイントであってもよ
い。
【００３０】また、実施例では、一対の分割外輪１ａ、
１ｂのそれぞれに３つの挿入片４を形成したものを示し
たが、挿入片４の数はこれに限定されない。例えば、図
７（イ）に示すように、一対の分割外輪１ａ、１ｂのそ
れぞれに４つの挿入片４を形成してもよく。あるいは図
７（ロ）に示すように、一対の分割外輪１ａ、１ｂのそ
れぞれに２つの挿入片４を形成してもよい。
１ｂのそれぞれに３つの挿入片４を形成したものを示し
たが、挿入片４の数はこれに限定されない。例えば、図
７（イ）に示すように、一対の分割外輪１ａ、１ｂのそ
れぞれに４つの挿入片４を形成してもよく。あるいは図
７（ロ）に示すように、一対の分割外輪１ａ、１ｂのそ
れぞれに２つの挿入片４を形成してもよい。
【００３１】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る等速ジョ
イントにおいては、内輪、保持器、ボールから成るアセ
ンブリの両側から一対の分割外輪を嵌合することによっ
て等速ジョイントを組立てることができるため、組立て
がきわめて容易である。
イントにおいては、内輪、保持器、ボールから成るアセ
ンブリの両側から一対の分割外輪を嵌合することによっ
て等速ジョイントを組立てることができるため、組立て
がきわめて容易である。
【００３２】また、等速ジョイントの組立てにおいて、
内輪を大きく傾ける必要がないため、保持器のポケット
とボール間に形成されるポケットすきまを必要最小限の
大きさに抑えることができる。このため、ボールの数を
増加することが可能であり、そのボール数の増加によっ
て許容負荷トルクを大きくすることができ、逆に、ボー
ル数を従来のものと同じにすれば、ポケットを小さくし
得る分だけ等速ジョイントの小型化を図ることができ
る。
内輪を大きく傾ける必要がないため、保持器のポケット
とボール間に形成されるポケットすきまを必要最小限の
大きさに抑えることができる。このため、ボールの数を
増加することが可能であり、そのボール数の増加によっ
て許容負荷トルクを大きくすることができ、逆に、ボー
ル数を従来のものと同じにすれば、ポケットを小さくし
得る分だけ等速ジョイントの小型化を図ることができ
る。
【００３３】さらに、外輪の開口端に向けて拡がりをも
つ一対のトラックと、外輪の閉塞端に向けて拡がりをも
つ一対のトラックとが周方向に交互に並ぶ構成であるた
め、トルクの伝達時、隣接するボールは相反する方向に
保持器を押すことになり、その結果、保持器は軸方向に
移動せず、内外輪に対する接触圧が全体にわたって均一
となり、従来の等速ジョイントに比較して面圧を下げる
ことができる。
つ一対のトラックと、外輪の閉塞端に向けて拡がりをも
つ一対のトラックとが周方向に交互に並ぶ構成であるた
め、トルクの伝達時、隣接するボールは相反する方向に
保持器を押すことになり、その結果、保持器は軸方向に
移動せず、内外輪に対する接触圧が全体にわたって均一
となり、従来の等速ジョイントに比較して面圧を下げる
ことができる。
【００３４】また、トラック溝がストレートであるた
め、内輪にボール径やシャフト径を大きくするだけの余
裕があり、ボール径を大きくすることによって強度が上
がり、許容負荷トルクを大きくすることができると共
に、シャフト径を太くすることによってシャフトの強度
を上げることができる。
め、内輪にボール径やシャフト径を大きくするだけの余
裕があり、ボール径を大きくすることによって強度が上
がり、許容負荷トルクを大きくすることができると共
に、シャフト径を太くすることによってシャフトの強度
を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明に係る等速ジョイントの縦断正面図
【図２】図１のII−II線に沿った断面図
【図３】同上の分解斜視図
【図４】（イ）、（ロ）は図１のトラック溝部を拡大し
て示す断面図
て示す断面図
【図５】同上の内輪と外輪の組立てを示す断面図
【図６】等速ジョイントの他の例を示す縦断正面図
【図７】（イ）、（ロ）は同上の分割外輪の他の例を示
す斜視図
す斜視図
【図８】従来の等速ジョイントを示す断面図
【図９】図８のIX−IX線に沿った断面図
【図１０】同上の等速ジョイントのボールの組込み状態
を示す断面図
を示す断面図
【図１１】同上の等速ジョイントが作動角をとった状態
の断面図
の断面図
【図１２】図１１のXII −XII 線に沿った断面図
１ 外輪 １ａ、１ｂ 分割外輪 ３ 球形内面 ４ 挿入片 ５ 嵌合溝 ６ トラック溝 １１ 内輪 １２ 球形外面 １３ トラック溝 ２１ 保持器 ２２ 球形外面 ２３ 球形内面 ２４ ポケット
Claims (1)
- 【請求項１】 球形内面を有する外輪と、球形外面を有
する内輪と、その両輪間に組込まれ、球形の内外面を有
する保持器と、この保持器に形成された複数のポケット
のそれぞれに収納された複数のボールとから成り、前記
外輪を軸方向に分割してねじの締付けに結合される一対
の分割外輪を形成し、各分割外輪の分割面に他方の分割
外輪に向く複数の挿入片を周方向に等間隔に設け、分割
外輪の球形内面には他方の分割外輪の挿入片が挿入され
る複数の嵌合溝と、隣接する嵌合溝間に各挿入片の先端
に至るボール案内用のストレートのトラック溝とを形成
し、各トラック溝を他方の分割外輪の外径方向に向けて
傾斜させ、前記内輪の球形外面には外輪トラック溝に対
向してストレートのトラック溝を形成し、内輪トラック
溝をその外側に位置する外輪トラック溝に対して逆方向
に傾斜させた固定型等速ジョイント。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19843492A JPH0642545A (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 固定型等速ジョイント |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19843492A JPH0642545A (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 固定型等速ジョイント |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0642545A true JPH0642545A (ja) | 1994-02-15 |
Family
ID=16391026
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19843492A Pending JPH0642545A (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 固定型等速ジョイント |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0642545A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006163232A (ja) * | 2004-12-10 | 2006-06-22 | Ntn Corp | 画像形成装置 |
| JP2007100806A (ja) * | 2005-10-03 | 2007-04-19 | Ntn Corp | 固定式等速自在継手 |
| JP2009109021A (ja) * | 2000-12-04 | 2009-05-21 | Gkn Driveline Internatl Gmbh | 等速固定継ぎ手 |
| JP2011068353A (ja) * | 2003-12-11 | 2011-04-07 | Shaft-Form-Engineering Gmbh | テレスコープ運動可能なドライブジョイント |
| US8257187B2 (en) * | 2007-02-23 | 2012-09-04 | Xtrac Limited | Constant velocity joints |
| KR20150002210U (ko) * | 2015-05-26 | 2015-06-10 | 하이윈 테크놀로지스 코포레이션 | 롤링 베어링 |
| JP2019183883A (ja) * | 2018-04-04 | 2019-10-24 | 株式会社ジェイテクト | 等速ジョイント |
| US11248660B2 (en) | 2018-04-04 | 2022-02-15 | Jtekt Corporation | Constant velocity joint |
| US11261918B2 (en) | 2018-04-04 | 2022-03-01 | Jtekt Corporation | Constant velocity joint |
-
1992
- 1992-07-24 JP JP19843492A patent/JPH0642545A/ja active Pending
Cited By (10)
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| US11261918B2 (en) | 2018-04-04 | 2022-03-01 | Jtekt Corporation | Constant velocity joint |
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