JPH0642446Y2 - きのこ種菌容器からの種菌取出装置 - Google Patents

きのこ種菌容器からの種菌取出装置

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JPH0642446Y2
JPH0642446Y2 JP12136189U JP12136189U JPH0642446Y2 JP H0642446 Y2 JPH0642446 Y2 JP H0642446Y2 JP 12136189 U JP12136189 U JP 12136189U JP 12136189 U JP12136189 U JP 12136189U JP H0642446 Y2 JPH0642446 Y2 JP H0642446Y2
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shaft
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、きのこの人工栽培用の種菌を、これを培養し
た種菌容器から効率よく取出す装置に関する。
従来技術 えのき茸やひらたけ等の人工栽培においては、おがくず
に米糠などを加えたものを原料として、これを800cc前
後のプラスチック製広口瓶に詰めてから、蒸気殺菌して
無菌状態にした培養基に、種菌を植え付けて、調温、調
湿された栽培室中で菌を繁殖させて、きのこを発生させ
る方法が行なわれている。種菌は、全く同様のおがくず
培養基に、きのこ菌を注意深く培養したもので、おがく
ず粒子間に発育した菌糸が、おがくず粒子を固く結び付
けているので流動性を失って固化した状態になってお
り、これを突き崩して、細かくして流動状態にして、前
記広口瓶から取出してから、殺菌処理した培養基に流入
して種菌の植付けが為される。
したがって、1回の栽培本数が5万〜10万本と大規模化
してきているきのこ栽培にとって、種菌を、その培養容
器である前記広口瓶から取り出す作業も、種菌の植付け
に劣らず手間のかかる作業となっている。
このような種菌容器からの種菌の取出装置としては、第
4図に示すように、ホッパ90の上面に、種菌容器80を、
その開口81を下向きにして、装着する為の装着口82を設
けると共に、ホッパ90の側面開口91から、装着口82を通
って、装着口82に装着された容器80中に進入可能な攪拌
棒95を挿通し、この攪拌棒95をその下端において、揺動
自在に支持すると共に回転駆動する回転軸97を上下方向
に往復動させることにより、種菌を、L状の攪拌部96で
掻き出してホッパ中に落として、別の容器85に受ける装
置が知られている。
しかしながら、この装置は、L状攪拌部が容器80の開口
81を通過する必要性から、当然容器80の大径部の半径よ
りも小さくなっているので、攪拌棒95をその中心軸のま
わりに回転させるのみでは攪拌部96の先端が、容器80の
内壁に届かない。したがって、回転軸97の先端において
揺動できるようにとりつけると共に、引張バネ92で、攪
拌部の先端を内壁に向けて付勢することにより、種菌が
すべて取り出だせるようになっている。このような構成
をとるため、ホッパ90の側面に設けた開口91は、相当の
大きなものである必要があり、取出された種菌が、この
開口91からホッパ外に飛散して、無駄が多くなると共
に、殺菌が混入するなどの不都合があった。
考案の構成 本考案は、このような事情に対処してなされたものであ
って、種菌の散逸がなく、雑菌の混入のおそれの少ない
種菌培養容器からの種菌取出装置を開示することを目的
とするものであって、その要旨は、ホッパの頂面若しく
はその付近に種菌容器を倒立状態で保持できる容器保持
開口を有し、このホッパ内にこの容器保持開口の下方に
臨んで一端が位置し、他端がホッパ側面を貫通してホッ
パ外に露出している案内管が設けられており、この案内
管中には、可撓軸が回転及び往復動自在に収納されてお
り、この可撓軸のホッパ内側の端部には、上端に攪拌部
を有する攪拌棒が可撓軸と一体回転可能に連結してお
り、この可撓軸のホッパ外側の端部には、可撓軸の回転
駆動手段が往復動可能に設けられていると共に、この回
転駆動手段を往復駆動することにより、可撓軸を往復動
する往復駆動手段とが設けられていることを特徴とする
種菌容器からの種菌取出装置と、該装置に間欠回転軸を
垂設し、この軸頭から放射状に種菌容器の搬送台を延設
し、この搬送台に設けた保持開口に種菌容器を装着でき
るようにし、間欠回転軸によって、ホッパ上に、順次搬
送台を停止させると共に、種菌容器の上方への移動を阻
止する押え手段によって、種菌容器を搬送台上に押え、
この状態で可撓軸の回転駆動手段及び該回転駆動手段を
往復動せしめる往復駆動手段を作動させることにより、
攪拌棒を回転させつつ、種菌容器中に進入せしめて、種
菌床を掻き崩しつつ上昇することにより、種菌をホッパ
中に落下させて取り出すようにし、攪拌部が倒立してい
る種菌容器の底部に到達したら、後退して、元の位置に
戻り、押え手段が、押圧を解除して、搬送台が所定角度
だけ、回動して、次の搬送台がホッパ上に停止し、以
後、同一の動作を繰り返すことにより、ほぼ密閉状態で
菌床を能率よく、取り出すことのできる、種菌容器から
の種菌取出装置にある。
以下、実施例に基ずいて、図面を参照しながら説明す
る。
第1図は、本考案の一実施例を示すもので、本願装置を
種菌植付装置に応用した場合を示すものである。
台枠10によって支持された基台11の一端側に、ホッパ1
が固設されており、該ホッパ1の下面開口1aは、基台11
を貫通して基台11の下面に開口している。ホッパ1の頂
面を閉塞する頂板1bには、複数(図では3個)の孔1cが
あけられ、これに、底抜けの椀状をなす案内口2が、夫
々嵌着している。この案内口2には、種菌容器80の開口
81の径より若干小さな径の円筒部2aと、この円筒部2aの
上端からほぼ円錐状に径が拡大する案内部2bとが形成さ
れている。この円筒部2aの下端の中央付近下方に臨ん
で、案内管3の一端3aが、ホッパ1の内壁から伸長する
支持アーム1dによって支持されており、該案内管は、ホ
ッパ1中を垂下したのち水平方向に屈曲して、他端3b
は、ホッパ側面から外部に突出している。案内管3中に
は、可撓軸4が収納されており、この可撓軸4は、回転
力を伝達する内軸4aと、この内軸を回転自在に被包する
可撓性の外管4bとから成る。可撓軸4のホッパ内側の端
部には、内軸4aが露出して、これに攪拌棒5の下端が一
体回転可能に連結している。攪拌棒5の上端には、上下
方向に揺動可能に、一対の揺動片3bが枢支されており、
案内口2の円筒部2a中に、両揺動片3bを上方に跳ね上げ
た状態で収納されて攪拌部を構成している。攪拌棒の長
さは、種菌容器80の深さより長いことが望ましい。可撓
軸4のホッパ外の端部は、断面がコ字状をなすフレーム
部材から成るモータ支持台6の側面6aに設けた通孔6bに
嵌入して、可撓軸外管4bが、モータ支持台側に固着6cさ
れている。この外管4bから突出している内軸の周囲に
は、軸受部6dが設けられており、これに回転自在に支持
されているスプロケット6eと、内軸の突出端4a′とが一
体回転可能に連結している。6mは、モータで、チェーン
を介してスプロケット6eを回転駆動する。モータ支持台
の側面下方には、一対の円筒部6fが設けられており、可
撓軸のホッパ外に突出している部分とほぼ平行に基台11
上に固設された一対の案内ロッド6gに嵌合することによ
り、モータ支持台6が案内ロッド6gに沿って往復動でき
る可撓軸回転駆動手段が形成されている。このモータ支
持台6の隣に、直径が、攪拌棒5の必要上下動距離よ
り、若干大きい歯車盤7aが基台11上に、その中心におい
て軸支されており、この歯車盤の中心より最も遠い偏心
位置に、連接棒7bの一端が枢支7cされ、該連接棒の他端
は、前記モータ支持台の側面6aに枢支7dされている。歯
車盤7aには、モータ7mの出力軸に固着されたピニオン7e
が噛合することにより、前記可撓軸回転駆動手段を案内
ロッド6gに沿って往復動せしめる往復駆動手段を為して
いる。ホッパ1の長手方向の一側には、台枠10に設けら
れた軸受部20、20によって垂直方向に支持された回転軸
21が設けられており、該軸21の下端には、台枠に固設さ
れたエアシリンダ22のピストンロッドが連結している。
23は、回転軸21の周面に軸方向に刻設したキー溝24中
に、摺動自在に嵌入しているキー(図示せず)を一体的
に有するスプロケットで、回転軸21の軸方向の移動を許
容するようになっている。25は、台枠10に一端が固着し
ているモータ取付台26に装着された駆動モータで、出力
スプロケット27と前記スプロケット23と、チェーンによ
って連結されている。回転軸21の上端からは、水平方向
に放射状に複数の(図では3枚)の板体から成る種菌容
器の搬送台30が延設されており、エアシリンダ22によっ
て、回転軸21の上端が最も高い位置30′にあるとき、該
搬送台30は、ホッパ1の上方を回転し、該軸21の上端が
最も低い位置にあるとき、搬送台30の下面31が、案内口
2の上端縁に当接可能なように、エアシリンダ22のスト
ロークが定められている。回転軸21の駆動モータ25は、
ホッパ1や台枠10などの適所に設けられた近接スイッチ
などのような、搬送台30が、ホッパの真上にあることを
検知する検出スイッチの信号に基ずいて、回転軸21を間
欠駆動することにより、搬送台30をホッパ直上におい
て、停止させるように作動する。搬送台30の各々には、
ホッパ1上において案内口2と対面する位置に、夫々、
種菌容器の保持開口32が設けられている。該開口32に、
種菌容器80を倒立状態で嵌合装着する。実施例では、種
菌容器80の種菌の開口81は、搬送台30の下面から下方に
突出するように保持されているが、これは必ずしも、必
須のことではなく、要は、種菌容器を確実に搬送できる
と共に、種菌取出後に搬送台から簡単に外せる構造の保
持開口であればよい。従って、種菌容器の下方への突出
がない場合は、間欠回転軸21の軸方向に上下動する構成
も必須のものでなく、搬送台の下面がホッパ上面開口に
近接するか、若しくは直近の回転域を持つように構成し
て、回転軸21の上下動機構を省略してもよい。
ホッパ1について、回転軸21と反対側に、ホッパ1の長
手方向の延長上に長方形の水平基板40が、台枠10に固設
されている。この水平基板40上には、適当な間隔をあけ
て、等長リンク41、42が枢支されており、該等長リンク
の上端が、押え板43に、前記水平基板40上における取付
間隔と同一の間隔で枢着することにより、水平基板40を
固定節とする平行クランク機構を構成している。等長リ
ンク41、42は、夫々、押え板を挟持する状態の各一対の
リンク部材から成り、一方のリンク42と水平基板40との
間に、平行クランク機構の揺動手段として、エアシリン
ダ44を介装することにより、エアシリンダ44の伸縮動作
に応じて、押え板43の上下の平行揺動動作が行なわれ
る。45は、押え板43の下面に突設した押えキャップでエ
アシリンダ44が、最も縮んだ位置にあるとき、該キャッ
プ45が、ホッパの案内口に当接停止した種菌容器に当接
するように設定されている。
作用 上記実施例では、本考案を種菌自動植付装置に組み込ん
だ状態で示されているので、以下、これらとの関連で動
作を説明する。
種菌容器を装着された搬送台30が回動してホッパ1の真
上に至ると、図示しない検出スイッチによってモータ25
が停止すると共に、エアシリンダ22が下降することによ
り、搬送台30はホッパの案内口上縁に当接する。この状
態をリミットスイッチ(図示せず)が検出して、エアシ
リンダ44が作動して、第3図のように、押え板43が種菌
容器に当接する。この動作と同時に、モータ6m及び7m
が、起動して、攪拌棒5の上端は回転しつつ、ゆっくり
と上昇を開始し、種菌容器中に進入して行く。攪拌部を
なす揺動片3bは、遠心力によって、水平方向に拡大する
ので、上昇して容器の内径の拡大に伴って、攪拌径は拡
大する。モータ支持台6がホッパ1の側面に最も近接し
たとき、揺動片3bは、倒立した種菌容器の底部に当接し
て付着した菌床を掻き出すように作動する。次いで、モ
ータ支持台は折り返して元の位置に戻り、モータ6m、7m
は停止する。又、押え板43は、鎖線の位置まで上昇し、
押圧を解除する。この間に、ホッパ中に落下した種菌
は、ホッパ下面開口1aから、種菌植付装置の種菌収納箱
60中に落下する。種菌植付装置は、加熱殺菌処理済のお
がくず栽培基を収納した栽培容器71をコンテナ72中に収
納し、これを前行程に当る栽培容器のキャップ脱着装置
80と接続する動力ローラコンベア73の上の定位置に静置
させる位置決め手段を有している。コンテナの静止する
定位置上方には、水平に張設された種菌配給板61があ
り、この配給板61には、コンテナ中の栽培容器71の開口
75の真上に、これら開口の夫々に対応する種菌供給孔6
2、…が穿設されている。このような種菌配給板61上
に、種菌収納箱60が底面を密接した状態で、エアシリン
ダ63によって、往復動自在に設けられている。かくし
て、種菌収納箱60が配給板61上を往復摺動すると、該収
納箱60の底部の開口64から、種菌が各栽培容器中に落下
して供給され、植付けがなされる。64は、上記供給動作
を確実にする為のエアシリンダで、ローラコンベア73の
ローラ74,…間からローラ上方に支持台65を突出して、
コンテナ72を持ち上げ、栽培容器開口75を種菌供給孔62
の周縁に当接させるように動作する。このようにして、
種菌を植え付けられた栽培容器は、ローラコンベア73上
を、栽培容器のキャップ脱着装置80側へ再び戻り、ここ
で、キャップをされて該装置80から取り出され、栽培室
に運ばれる。キャップの脱着装置としては、本発明者が
実願平1-52735号として開示した装置などが使用され
る。
このようにして、種菌収納箱60が、往復動してホッパ1
の下に復帰すると、回転軸21が、エアシリンダ22によっ
て上昇し、次いで、所定角度(実施例では、120度)だ
け回動して、菌床で満たされている新しい種菌容器が前
記と全く同様にホッパ上に装着されて、1サイクルが終
了する。51は、種菌容器の回動域に突出した落とし棒
で、空の容器は、これに当たって、容器50中に落下する
ように意図されている。
上記実施例では、種菌容器の押え手段は、平行クランク
機構を介して、押え板を動作させたが、流体圧シリンダ
等によって直接動作させるものでもよい。
又、往復駆動手段は、ラックピニオン方式、ウオームギ
ヤ方式など、公知のものが採用できる。又、きのこ栽培
は、雑菌の混入には細心の注意が払われているが、特
に、種菌の植付け時において、雑菌が汚染される場合が
多い。本考案者は、種菌を取り扱う装置が雑菌の保有源
となっている事実を突き止め、種菌取出装置、種菌植付
装置等の種菌の移動経路を、銅、若しくは銅成分の多い
銅合金、若しくは銅メッキの施された素材を用いて構成
することにより、雑菌の混入率が低下することを見出だ
した。これは、銅の殺菌効果により、雑菌の繁殖が押さ
えられると共に、菌の生長力が弱められるためと考えら
れる。
効果 本願装置は、種菌容器からの種菌の取り出しに当って、
可撓軸を用いて、攪拌棒を作動させる機構を有するの
で、回転駆動手段や往復動手段の取付位置に制限がな
く、且つ、ホッパ内への可撓軸の導入にあたって、ホッ
パに大きな開口を設ける必要がないので、種菌の取出し
から植付けに至る経路が、閉ざされた経路となって雑菌
の混入が防止される。又、搬送台との組合せにより、極
めて能率よく、種菌取出しができ、これを、そのまま種
菌植付装置に供給することにより、種菌植付作業の能率
が大幅に向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本考案の一実施例を第2図におけるA-A方向
から見た説明図である。 第2図は、第1図の装置の全体配置を示す平面方向から
見た説明図である。 第3図は、第2図のB-B方向から見た説明図である。 第4図は、従来技術の一例を示す説明図である。

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホッパの頂面、若しくはその付近に、種菌
    容器を倒立状態で保持可能な容器保持開口を有し、該ホ
    ッパ内には、該容器保持開口の下方に臨んで一端が位置
    し、他端が前記ホッパの側面を貫通してホッパ外に突出
    している案内管が設けられており、該案内管中には、可
    撓軸が回転及び往復動自在に収納されており、該可撓軸
    のホッパ内側の軸端には、上端に撹拌部を有する撹拌棒
    が、可撓軸と一体回転可能に連結しており、前記可撓軸
    のホッパ外側の端部には、該可撓軸の回転駆動手段が往
    復動自在に設けられていると共に、該回転駆動手段を往
    復動することにより、前記可撓軸を往復動させる往復駆
    動手段とが設けられていることを特徴とする、種菌容器
    からの種菌取出装置。
  2. 【請求項2】台枠に垂直に支持された間欠回転軸の上端
    に、水平方向に放射状に伸長する複数の種菌容器用搬送
    台を設け、該搬送台の各々には、種菌容器の開口を下向
    きにして該種菌容器を保持する1以上の保持開口が設け
    られており、該搬送台の回転域の下方に、該回転域に近
    接してホッパを設け、ホッパ内には、該ホッパの上面開
    口を覆う位置に前記搬送台が停止したとき、各保持開口
    に一端において対面し、他端がホッパ側面を貫通してホ
    ッパ外に露出する1以上の案内管が設けられており、該
    案内管には、可撓軸が回転及び往復動自在に収納されて
    おり、該可撓軸のホッパ内側の軸端には、上端に種菌掻
    出用の撹拌部を有する撹拌棒が、その下端において一体
    回転可能に固着しており、前記可撓軸のホッパ外側の端
    部には、該可撓軸の回転駆動手段が往復動自在に設けら
    れていると共に、該回転駆動手段を往復動する往復駆動
    手段が設けられており、前記ホッパの上方には、ホッパ
    上に停止した搬送台に保持されている種菌容器の上方へ
    の移動を阻止する押え手段が設けられていることを特徴
    とするきのこ種菌容器からの種菌取出装置。
  3. 【請求項3】台枠に垂直に支持され上下動可能な間欠回
    転軸の上端に、水平方向に放射状に伸長する複数の種菌
    容器用搬送台を設け、該搬送台の各々には、種菌容器の
    開口を下向きにして該種菌容器を保持する1以上の保持
    開口が設けられており、該搬送台の回動域より下方にホ
    ッパを設け、該ホッパの上面を閉塞する頂板には、前記
    搬送台がホッパの真上に停止したとき、各保持開口と対
    面する位置に案内口が設けられており、該案内口に臨ん
    で、一端が位置し、他端がホッパ側面を貫通してホッパ
    外に突出するようにホッパ内に設けられた案内管には、
    可撓軸が回転及び往復動自在に収納されており、該可撓
    軸のホッパ内側の軸端には、上端に撹拌部を有する撹拌
    棒が、可撓軸と一体回転可能に連結しており、前記可撓
    軸のホッパ外側の端部には、該可撓軸の回転駆動手段が
    設けられていると共に、該回転駆動手段を往復駆動する
    ことにより前記可撓軸を往復駆動する往復駆動手段が設
    けられており、前記搬送台が、ホッパ上方で停止した
    後、下降して前記保持開口と前記案内口とが連結し、次
    いで、前記回転駆動手段及び往復駆動手段により、前記
    撹拌部が種菌容器中に進入する際、該種菌容器の上方へ
    の移動を阻止する押え手段を有することを特徴とするき
    のこ種菌容器からの種菌取出装置。
  4. 【請求項4】撹拌部が撹拌棒の先端に、上下方向に揺動
    自在に枢着されている1以上の揺動片から構成されてい
    る請求の範囲第1〜3項のいずれかに記載の装置。
  5. 【請求項5】可撓軸の回転駆動手段が、基台上に可撓軸
    の水平移動方向に支持された一対の案内部材によって、
    往復動自在に案内されるモータ支持台と、該モータ支持
    台に回転自在に設けられ、可撓軸端部と一体回転可能に
    連結しており、且つ、モータ支持台に装着されたモータ
    によって動力伝達部材を介して回転駆動される回転軸と
    から成る請求の範囲第1〜4項のいずれかに記載の装
    置。
  6. 【請求項6】往復駆動手段が、モータ支持台に一端で枢
    着する連接棒と、該連接棒の他端を偏心位置において枢
    支する円板と、該円板を回転駆動するモータとから構成
    されている請求の範囲第5項記載の装置。
  7. 【請求項7】種菌容器の押え手段が、ホッパに隣接した
    水平基板上に該水平基板を固定節とする平行クランク機
    構と、該平行クランク機構の前記水平基板に相対するリ
    ンクに設けた容器押え部材及び平行クランク機構の揺動
    手段とから構成されている請求の範囲第2項又は第3項
    記載の装置。
  8. 【請求項8】間欠回転軸が、該回転軸の下端に連結した
    流体圧シリンダにより上下動するように構成されている
    請求の範囲第2項又は第3項記載の装置。
  9. 【請求項9】装置を構成する素材として、銅、銅合金若
    しくは銅メッキを施された素材が用いられている請求の
    範囲第1〜8項のいずれかに記載の装置。
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