JP3131944B2 - カプセル種子製造機 - Google Patents

カプセル種子製造機

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JP3131944B2
JP3131944B2 JP07220276A JP22027695A JP3131944B2 JP 3131944 B2 JP3131944 B2 JP 3131944B2 JP 07220276 A JP07220276 A JP 07220276A JP 22027695 A JP22027695 A JP 22027695A JP 3131944 B2 JP3131944 B2 JP 3131944B2
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seed
gel
adsorption
seeds
chip
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靖司 河野
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Yazaki Corp
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01CPLANTING; SOWING; FERTILISING
    • A01C1/00Apparatus, or methods of use thereof, for testing or treating seed, roots, or the like, prior to sowing or planting
    • A01C1/06Coating or dressing seed

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Soil Sciences (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Pretreatment Of Seeds And Plants (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカプセル種子製造機
に係り、特に、種子の栄養物質や殺菌剤などを包含する
ゲルで種子を被覆して保護すると共に、種子をゲル被覆
により球状大径化して播種し易くしたカプセル種子を製
造するカプセル種子製造機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のカプセル種子製造機はゲ
ル吐出機構と種子供給機構とを有する。ゲル吐出機構の
概要を説明すると、図9及び図10に示すように、ほぼ
直方体のバルブ本体1の内部に空間部2が設けられ、空
間部2から外部に開口するピストン挿入孔14(図1
0)には、図示しない駆動源により往復駆動されるピス
トン77が往復動自在に挿入されている。バルブ本体1
の下端面の開口3には、図示しないゲルタンクに連通す
る管路が接続され開口3と空間部2との間には、鋼球4
と、鋼球4を開口3に押し付けるばね14とにより開口
3を開閉する逆止弁が構成され、バルブ本体1の左側面
にバルブケース5が取り付けられている。
【0003】バルブケース5は上下方向に貫通するプラ
ンジャ挿入孔6の下端に弁座6aが形成され、プランジ
ャ挿入孔6の内面にブッシュ7が嵌着され、ブッシュ7
の内面に中空のノズルプランジャ8が昇降可能に挿入さ
れている。ノズルプランジャ8の外周面は、下半部を小
径にすることにより受圧面8aが形成されている。プラ
ンジャ挿入孔6と空間部2とを連通するゲル流路9が設
けられ、ゲル貯留槽のゲルが開口3、逆止弁を経由して
空間部2に補給され、ゲル流路9、プランジャ挿入孔6
に充填される。
【0004】バルブケース5の上面には、プランジャ挿
入孔6を取り巻く円筒部10が設けられ、円筒部10の
外周面に螺設された雄ねじ10aにスプリングアジャス
タ11の内面に設けられた雌ねじ11aが螺合されてい
る。ノズルプランジャ8の上端にはスプリング受け12
が載置され、スプリング受け12とスプリングアジャス
タ11との間にスプリング13が介在されている。従っ
て、下方に付勢されたノズルプランジャ8の下端部は、
弁座6aを閉鎖しているが、往復動ピストンが往動して
ゲル流路9内のゲルが昇圧されると、受圧面8aを押さ
れたノズルプランジャ8が上昇して開弁し、ゲルが吐出
される。往復動ピストンが復動してゲル流路9内のゲル
圧が低下されると、ゲルタンク内のゲルがゲル流路9内
に流入して補充される。
【0005】ノズルプランジャ8が下降して閉弁する
と、ゲルの吐出が停止するが、弁座の下面に停滞してい
るゲルが、表面張力によってプランジャ挿入孔6の下方
を覆って塞ぐゲルの膜を形成し、自重により垂れ下が
る。これに同期して、後述する種子供給機構から種子を
落下供給すると、種子が被覆され、次の開弁によって補
充されたゲルと共に下方に落下し、表面張力によって球
形化しながら硬化槽に供給される。
【0006】種子供給機構としては、ロータリアクチュ
エータにより回動する回動アームの先端に、先端部が先
細りとなった中空の吸着・排種チップを先端部を下に向
けて取り付け、後端部を切換弁を介して正圧源及び負圧
源に連通し、吸着・排種チップの一方の回動位置の真下
に種子容器を昇降可能に設け、吸着・排種チップの他方
の回動位置の真下に上記ノズルプランジャ8が位置する
ようにゲル吐出機構を配設したものがある。
【0007】そして、種子容器を上昇し、吸着・排種チ
ップの先端を種子容器内の多数の種子の中に挿入し、吸
着・排種チップ内を負圧にして種子を吸着した後、回動
アームを回動し、吸着・排種チップ内の負圧を解除して
或いは吸着・排種チップ内に正圧を供給して種子を上記
ノズルプランジャ8を経由してゲル膜に落下供給する。
このようなカプセル種子製造機は、種子供給機構とゲル
吐出機構とを同期して動作させることにより、種子の被
覆加工を自動的に連続して行うことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の種子供
給機構では、ゲル吐出機構の上方において吸着・排種チ
ップによる種子の吸着を停止し、負圧を解除したり或い
は正圧を供給することによりノズルプランジャの中空部
を通じて種子を自由落下させて供給しており、野菜の種
子のようにある程度の大きさと重量のある種子について
は、ノズルプランジャの中空部下端に形成されているゲ
ル膜にスムーズに落下し、供給に問題はない。
【0009】しかし、花卉の種子のように超微小な種子
では自由落下が安定せず、ゲルの押し出しまでのタイミ
ングをシーケンサなどのタイマで作成しているような機
構では種子の供給とゲルの押し出しタイミングを合わせ
ることが難しくなり、合わせたとしても加工効率が低下
するなどの問題がある。
【0010】よって本発明は、上述した従来の問題に鑑
み、花卉の種子のように超微小な種子をゲル膜を形成し
ているノズルに対して確実に供給することのできるカプ
セル種子製造機を提供することを課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明により成されたカプセル種子製造機は、回動部材
に取り付けられたアクチュエータと、該アクチュエータ
により上下動自在に駆動される吸着・排種チップと、該
吸着・排種チップを種子を吸着する吸着位置と該吸着し
た種子を排種する排種位置に移動させるように前記回動
部材を駆動する回転駆動源と、前記種子吸着位置に対応
して配置され、前記吸着・排種チップに吸着させる種子
を収容した種子容器とを有する種子供給機構と、前記種
子排種位置に対応して配置され、内部にゲルを収容する
ゲル流路と、該ゲル流路に連通するピストン挿入孔に往
復動自在に挿入され往動により前記ゲルを加圧し、復動
により前記ゲル流路内にゲルを流入するピストンと、前
記ゲルの加圧により開弁して前記ゲルを流出させ、該流
出したゲルの一部を自重落下させると共に残余の前記ゲ
ルにより中空部の下端を塞ぐ前記ゲルの膜を形成させる
中空のノズルプランジャと、前記ピストンを往復駆動さ
せる駆動源とを備えるゲル供給機構とを具備し、前記種
子吸着位置において前記吸着・排種チップに前記種子供
給機構が有する前記種子容器内の種子を吸着させ、前記
種子排種位置において前記吸着・排種チップを前記アク
チュエータにより前記ノズルプランジャの中空部内に下
降させ吸着している種子を前記ゲルの膜上に排種させる
ようにしたことを特徴としている。
【0012】上記構成において、回動部材に取り付けら
れたアクチュエータにより上下動自在に駆動されるよう
になっている吸着・排種チップが、駆動源による回動部
材の駆動により種子を吸着する吸着位置と該吸着した種
子を排種する排種位置に移動されるようになっている。
前記種子吸着位置に対応して配置された種子供給機構
が、前記吸着・排種チップに吸着させる種子を収容した
種子容器を有する。前記種子排種位置に対応して配置さ
れたゲル吐出機構が、ゲル流路と、ピストンと、中空の
ノズルプランジャと、駆動源とを備える。
【0013】内部にゲルを収容するゲル流路に連通する
ピストン挿入孔にピストンが往復動自在に挿入され往動
により前記ゲルを加圧し、復動により前記ゲル流路内に
ゲルを流入する。中空のノズルプランジャが前記ゲルの
加圧により開弁して前記ゲルを流出させ、該流出したゲ
ルの一部を自重落下させると共に残余の前記ゲルにより
中空部の下端を塞ぐ前記ゲルの膜を形成させる。
【0014】前記種子吸着位置において前記吸着・排種
チップに前記種子供給機構が有する前記種子容器内の種
子を吸着させ、前記種子排種位置において前記吸着・排
種チップを前記アクチュエータにより駆動して前記ノズ
ルプランジャの中空部を通じて下降させ吸着している種
子を前記ゲルの膜上に排種させる。
【0015】上述のように、種子排種位置において吸着
・排種チップが吸着している種子をゲルの膜上に排種さ
せるに当たって、吸着・排種チップがアクチュエータに
より駆動されてノズルプランジャの中空部を通じて下降
され、吸着している種子がゲル膜に接近した位置でゲル
膜上に排種されるようになっているので、花卉の種子の
ように超微小な種子であっても、種子の自由落下に任せ
ることなく、ゲルの押し出しタイミングに合わて確実に
ゲル膜上に種子を供給することができる。
【0016】
【0017】
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1〜図3はカプセル種子製造機
の正面、側面及び平面をそれぞれ示し図1において、台
板20の上面に架台21がボルトにより締着され、架台
21の上面に回転駆動源としての薄型のロータリアクチ
ュエータ22が取り付けられている。ロータリアクチュ
エータ22はエア駆動式のもので、図示しないセンサに
より180°の回動量が検出されるようになっている
が、これに代えてステッピングモータ駆動式のものを採
用してもよく、この場合には駆動パルス数或いはセンサ
により駆動角度を正確に規制することができる。
【0019】ロータリアクチュエータ22の回動部分の
上に回動軸23が設けられ、回動軸23には回動部材と
しての回動アーム24の中央部がボルト締めにより固着
されている。回動アーム24の両端部には、ピストンロ
ッド25aを下向きにしたアクチュエータとしてのエエ
アシリンダ25が取り付けられ、ピストンロッド25a
の先端には、図4に示すように、先に短管27が接続さ
れている管継手26が取り付けられ、短管27の先に種
子吸着・排種チップ28が着脱可能に取り付けられてい
る。
【0020】種子吸着・排種チップ28は、プラスチッ
ク材により先端が小径になるテーパ状の中空管に形成さ
れ、プラスチック材の弾性力により短管27に着脱自在
に装着されている。種子吸着・排種チップ28の先端の
孔は1個の種子で閉塞される大きさであり、種子の大き
さに合わせて適当なサイズのものに取り替えることがで
きる。
【0021】図1において架台21の左側面には、図9
及び図10について上述したものと同様のゲル吐出機構
Bが取り付けられ、架台21の右側面に取り付けられた
載置台29の上に種子収容ケースCが取り付けられてい
る。台板20には2個のフレーム30が立設され、両フ
レーム30の上部はユニット台31で連結されている。
【0022】ユニット台31には、正圧と負圧を発生す
る圧力発生源32と、圧力発生源32の正圧供給路及び
負圧供給路に接続されたマニホールド33と、マニホー
ルド33の各出口に連結された複数の切換弁34が固着
され、切換弁34からロータリアクチュエータ22、エ
アシリンダ25、種子吸着・排種チップ28の管継26
(図4)、及び種子収容ケースCの空気噴射ノズル52
(図5)に図示しないホースが接続されている。
【0023】図5及び図6は、ロータリアクチュエータ
22、回動アーム24、エアシリンダ25、種子吸着・
排種チップ28などと共に種子供給機構を構成している
種子収容ケースCの一例を示し、種子容器35と撹拌機
構36とにより構成されている。種子容器35は、円筒
状に形成され下部に固定台37aが設けられているケー
ス37を有し、このケース37にはその両端面に環状の
段部38が周設され、段部38に嵌められる蓋39がボ
ルト40により締着されている。蓋39は、内部に収容
されている多数の種子の浮動状態を観察し易くするため
に透明なプラスチック材料を使用して形成されている。
【0024】ケース37の上部には、種子吸着・排種チ
ップ28の真下に位置する開口41が設けられ、図5に
おいて左側の内周面には、内周面に平行な円弧状の切欠
部42が刻設され、切欠部42によって薄肉となった周
壁には、ケース37の軸方向に沿って4個の通気用長孔
43が並設され、4隅に孔44が穿設されている。そし
て、肉薄となっている周壁の内面に網45が被覆され、
網45に網押さえ46が当接される。
【0025】網押さえ46は、通気用長孔43と重なる
位置に同形状の通気用長孔が設けられ、孔44に重なる
位置に孔47が設けられ、両孔44,47に挿通される
リベット48により網押さえ46がケース37に固着さ
れている。ケース37内の空気は通気用長孔43や網4
5を通過可能であるが、ケース37内の種子は網45を
通過することができない。
【0026】上記空気噴射ノズル52の先端は、ケース
37に収容されている種子よりも高い位置にあり、空気
噴射ノズル52から空気が噴出すると、種子が撹拌され
ながら上方に浮動し、噴出空気の排出は通気用長孔43
や網45を通過して外部に排出される。上述の種子収容
ケースCは、噴出空気によって種子を撹拌するものであ
るが、種子収容ケースCを電動式或いはエア式の振動発
生装置によって種子容器35を支持する構造とし、種子
容器35を振動させて、内部の種子を撹拌、浮動させる
ようにしてもよい。
【0027】上述した構成のカプセル種子製造機の作用
を動作順に説明すると、種子容器35のケース37の中
には多数の種子が収容され、ケース37の開口41の直
上には、一方の種子吸着・排種チップ28(図1の右
側)が位置し、ゲル吐出機構Bのノズルプランジャ8の
直上には他方の種子吸着・排種チップ28(図1の左
側)が位置する。
【0028】空気噴射ノズル52から空気を噴射する
と、ケース37内に収容された種子が撹拌され、一部の
種子が上方に浮動する。一方、図1において右側のエア
シリダ25が作動してロッド25aが下降し、種子吸着
・排種チップ28が開口41を通過してケース37内に
進入して停止すると共に、切換弁34が作動して種子吸
着・排種チップ28が負圧源に連通され、種子吸着・排
種チップ28の内部が負圧にされる。
【0029】ケース37内を浮動する種子の間隔は、浮
動しないでケース37の底に溜まっているときの種子間
隔に比較して極めて広くなるので、種子吸着・排種チッ
プ28に最も接近する種子は1個程度になる。また、浮
動中の種子は僅かな吸引力を受けても移動し易くなる。
従って、種子吸着・排種チップ28に最も近い種子が種
子吸着・排種チップ28に吸い寄せられ、種子吸着・排
種チップ28の先端を閉鎖するので、種子吸着・排種チ
ップ28内の負圧度が高まると共に、種子吸着・排種チ
ップ28の先端は種子によって閉塞されるので、他の種
子は吸い寄せられない。
【0030】次に、種子の吸引により種子吸着・排種チ
ップ28内の負圧が高まったことを、負圧源に設けてい
る図示しない圧力センサにより検知し、この検知信号に
よりエアシリンダ25が作動してロッド25aが上昇
し、種子吸着・排種チップ28が上昇し、次に、ロータ
リアクチュエータ22が180°回動し、種子を吸引し
た種子吸着・排種チップ28が、ゲル吐出機構Bのノズ
ルプランジャ8の直上に位置する。このとき、他方の種
子吸着・排種チップ28がケース37の開口41の真上
に位置する。
【0031】ゲル吐出機構Bのノズルプランジャ8の直
上に位置する種子を吸引した一方の種子吸着・排種チッ
プ28は、ケース37の開口41の真上に位置する他方
の種子吸着・排種チップ28と同様に、エアシリンダ2
5が作動してロッド25aと共に下降することによりゲ
ル吐出機構Bのノズルプランジャ8の中空部に進入す
る。そして、切換弁34により、種子吸着・排種チップ
28への負圧の供給を停止すると共に、更に切換弁34
により種子吸着・排種チップ28に正圧を供給すること
により、種子をノズルプランジャ8の下方に形成されて
いるゲル膜上に落下、供給することができる。このと
き、他方の種子吸着・排種チップ28が開口41を通じ
てケース37に挿入され、種子を吸引する。なお、種子
をゲル膜上に落下させる際に種子吸着・排種チップ28
に正圧を供給しているが、これは必ずしも必要ない。し
かし、正圧を供給することにより排種をより確実に行え
るようにすることができる。
【0032】種子がゲル膜上に供給されると、ノズルプ
ランジャ8が上昇してゲルが吐出され、ゲル膜上部を被
覆して内部に種子と気泡を包含する皮膜粒となると共
に、追加されたゲルにより重量が増大した皮膜粒が落下
し、落下中に球状化され、下方の硬化槽に供給される。
以上のように、カプセル種子製造機の種子供給機構とゲ
ル吐出機構とを同期して動作させることにより、種子の
被覆加工を自動的に連続して行うことができる。
【0033】種子供給機構における種子吸着・排種チッ
プの位置決め順序を、図7を参照し、回動アーム24の
下側を種子吸着位置、上側を種子供給位置として説明す
ると、回動アーム24に設けられた2個の種子吸着・排
種チップ28、28の一方は種子容器35の真上に、他
方はゲル吐出機構Bのノズルプランジャ8の真上にそれ
ぞれある。
【0034】一方の種子吸着・排種チップ28がその内
部が負圧になって種子を図7(A)に示すように吸着す
ると(吸着されている種子を符号Sで示す)、種子吸着
・排種チップ21a内の負圧が高まる。このことを検出
した負圧センサ(図示しない)の信号により、ロータリ
アクチュエータ22が作動してその出力軸と共に回動ア
ーム24が時計方向に回動される。回動アーム24が1
80度回動し図示しない位置決めセンサが回動アーム2
4の位置決め位置を検出すると、ロータリアクチュエー
タ22が停止し、図7(B)に示すように他方の種子吸
着・排種チップ28が種子容器35の真上に位置し、種
子を吸着した一方の種子吸着・排種チップ28がノズル
プランジャ8の真上に位置するようになる。
【0035】この位置において、上記と同様にして他方
の種子吸着・排種チップ28に図7(C)に示すように
種子が吸着される(吸着されている種子を符号Sで示
す)。これと同時に、一方の種子吸着・排種チップ28
がエアシリンダ25の作動によりロッド25aと共に下
降してノズルプランジャ8の中空部内に確実に進入す
る。その後種子吸着・排種チップ28への負圧の供給を
停止することにより吸着している種子をノズルプランジ
ャ8の下方に形成されているゲル膜上に落下、供給す
る。このことにより、図 (D)示すように一方の種子
吸着・排種チップ28が吸着していた種子がなくなる。
【0036】次に、回動アーム24が反時計方向に回動
し、このとき図示しないセンサが回動アーム24の位置
を検出しているので180度回動して停止して図7
(E)に示すような状態になる。この状態において種子
容器35の真上に位置する種子吸着・排種チップ28が
種子を吸着し、ノズルプランジャ8の真上に位置する種
子吸着・排種チップ28が中空部内に進入して排種し、
図7(F)に示すような状態になって、回動アーム24
が初期位置に復帰する。
【0037】続いて、以上のように構成されたカプセル
種子製造機の全体の動作を図8を参照して説明すると、
ロータリアクチュエータ22の出力軸と共に回動アーム
24が回転し、位置検出センサの検出信号によりロータ
リアクチュエータ22が停止し、種子吸着・排種チップ
28が種子収容ケースC及びゲル吐出機構Bのノズルプ
ランジャ8の真上にそれぞれ位置決め停止される。
【0038】次に、図8(A)に示すようにゲル吐出機
構Bのノズルプランジャ8の真上に位置決め停止された
種子吸着・排種チップ28が、エアシリンダ25の作動
により図8(B)に示すように下降し、ゲル吐出機構B
のノズルプランジャ8の中空部を通じてその下方に形成
されたゲルの膜に接近する。その後、種子吸着・排種チ
ップ28内の負圧が停止され、続いて種子吸着・排種チ
ップ28内に正圧が供給されて種子をゲルの膜上への種
子の排種が行われる。そして、排種の終了した種子吸着
・排種チップ28はエアシリンダ25の作動により上昇
し、ノズルプランジャ8の中空部から脱出される。
【0039】一方、ゲル吐出機構Bでは、図8(C)に
示すようにピストン77が往動すると、ゲル流路9内の
ゾル状態のゲルが昇圧し、このゲルの昇圧によりノズル
プランジャ8が開弁し、流出したゲルにより種子吸着・
排種チップ28から供給された種子が気泡と共に被覆さ
れ、またノズルプランジャ8の下方に形成されたゲルの
膜が自重で垂れ下がる。そして、図8(D)に示すよう
にピストン77が復動すなわち後退すると、ゲル流路9
内のゲルを減圧してゲル流路9内にゲルの補充が行われ
ると共にノズルプランジャ8が閉弁し、重量が増加した
ゲルは自重により図示しない硬化槽に落下し、ゲル吐出
機構Bのノズルプランジャ8及びピストン77は図8
(E)に示すように元の状態に戻る。
【0040】以上説明したように、エアロータリアクチ
ュエータなどの回転駆動源に固定されたエアシリンダな
どの上下動可能なアクチュエータの先端に、負圧、正圧
発生源より供給されるエアにより種子を吸着及び排種す
ることができる種子吸着・排種チップ28が取り付けら
れている。この種子吸着・排種チップ28はエアシリン
ダの上下動に伴って上昇、下降し、その先端はノズルプ
ランジャ8の中空部である種子通路を移動する。種子吸
着・排種チップ28の先端は、最下降したときでもノズ
ルプランジャ8の下方に形成されたゲルの膜に接触しな
い位置で停止される。
【0041】種子吸着・排種チップ28はその内部が負
圧になって種子を吸着すると、吸着した種子はロータリ
アクチュエータの回転によりゲル吐出機構Bのノズルプ
ランジャ8のノズル口手前で停止し、これまでの種子吸
着・排種チップ28内の負圧が停止され、続いて正圧が
供給されて種子がノズルプランジャ8の下方に形成され
たゲルの膜上に落下、供給される。種子を排種した種子
吸着・排種チップ28は上昇し、その後ノズルプランジ
ャ8が開弁してゲルが押し出されると種子が気泡と共に
被覆され、続いてノズルプランジャ8が閉弁するとゲル
の膜が自重で垂れ下がり、重量が増加したゲルは自重に
より落下する。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、種
子排種位置において吸着・排種チップが吸着している種
子をゲルの膜上に排種させるに当たって、吸着・排種チ
ップがアクチュエータにより駆動されてノズルプランジ
ャの中空部を通じて下降され、吸着している種子がゲル
膜に接近した位置でゲル膜上に排種されるようになって
おり、花卉の種子のように超微小な種子であっても、種
子の自由落下に任せることなく、ゲルの押し出しタイミ
ングに合わて確実にゲル膜上に種子を供給することがで
きるので、自由落下に比較してタイミングなどが安定
し、種子なしのカプセル種子の製造を防ぐことができ
る。
【0043】
【0044】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカプセル種子製造機の正面図であ
る。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1の平面図である。
【図4】図3の一部破断した要部を示す平面図である。
【図5】種子収容ケースの一部分を破断した正面図であ
る。
【図6】図5の側面図である。
【図7】種子供給機構における種子吸着・排種チップの
位置決め順序を説明する説明図である。
【図8】カプセル種子製造機の要部の動作を説明する説
明図である。
【図9】従来より使用されているゲル吐出機構の一例の
要部を示す縦断面図である。
【図10】図9の正面図である。
【符号の説明】
B ゲル吐出機構 C 種子収容ケース 8 ノズルプランジャ 9 ゲル通路 14 ピストン挿入孔 22 ロータリアクチュエータ(回転駆動
源) 24 回動アーム(回動部材) 25 エアシリンダ(アクチュエータ) 28 種子吸着・排種チップ 35 種子容器 77 ピストン

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動部材に取り付けられたアクチュエー
    タと、該アクチュエータにより上下動自在に駆動される
    吸着・排種チップと、該吸着・排種チップを種子を吸着
    する吸着位置と該吸着した種子を排種する排種位置に移
    動させるように前記回動部材を駆動する回転駆動源と、
    前記種子吸着位置に対応して配置され、前記吸着・排種
    チップに吸着させる種子を収容した種子容器とを有する
    種子供給機構と、 前記種子排種位置に対応して配置され、内部にゲルを収
    容するゲル流路と、該ゲル流路に連通するピストン挿入
    孔に往復動自在に挿入され往動により前記ゲルを加圧
    し、復動により前記ゲル流路内にゲルを流入するピスト
    ンと、前記ゲルの加圧により開弁して前記ゲルを流出さ
    せ、該流出したゲルの一部を自重落下させると共に残余
    の前記ゲルにより中空部の下端を塞ぐ前記ゲルの膜を形
    成させる中空のノズルプランジャと、前記ピストンを往
    復駆動させる駆動源とを備えるゲル供給機構とを具備
    し、 前記種子吸着位置において前記吸着・排種チップに前記
    種子供給機構が有する前記種子容器内の種子を吸着さ
    せ、前記種子排種位置において前記吸着・排種チップを
    前記アクチュエータにより前記ノズルプランジャの中空
    部内に下降させ吸着している種子を前記ゲルの膜上に排
    種させるようにしたことを特徴とするカプセル種子製造
    機。
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