JPH0642015A - 継 手 - Google Patents
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- JPH0642015A JPH0642015A JP6184493A JP6184493A JPH0642015A JP H0642015 A JPH0642015 A JP H0642015A JP 6184493 A JP6184493 A JP 6184493A JP 6184493 A JP6184493 A JP 6184493A JP H0642015 A JPH0642015 A JP H0642015A
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- pipe
- joint
- hot water
- thermoplastic resin
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- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
- Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)
- Domestic Hot-Water Supply Systems And Details Of Heating Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 必要なときに蛇口から温水が直ちに得られる
ような即湯性のある給湯システムが従来の鞘管工法を用
いて実施できるようにする循環用継手を提供する。 【構成】 給湯用ヘッダー２４より分岐された分岐管２
５ａ、２５ｂ、２５ｃ、２５ｄをそれぞれ継手１３を介
し、壁内に配設されたコルゲート管２６を通して風呂、
洗面所、台所等の各蛇口２７ａ、２７ｂに接続する。各
分岐管内には、一端が蛇口２７ａ、２７ｂ近くに達し、
他端が継手１３の差込み孔２１に差込まれた循環用パイ
プ２８が通されている。熱源機器で加熱された温水はそ
れぞれ、給湯用ヘッダー２４より分岐管２５ａ、２５
ｂ、２５ｃ、２５ｄに分岐され、循環用パイプ２８を通
って循環用ヘッダー２９に集められ、熱源機器に戻る循
環経路を仙って循環する。
ような即湯性のある給湯システムが従来の鞘管工法を用
いて実施できるようにする循環用継手を提供する。 【構成】 給湯用ヘッダー２４より分岐された分岐管２
５ａ、２５ｂ、２５ｃ、２５ｄをそれぞれ継手１３を介
し、壁内に配設されたコルゲート管２６を通して風呂、
洗面所、台所等の各蛇口２７ａ、２７ｂに接続する。各
分岐管内には、一端が蛇口２７ａ、２７ｂ近くに達し、
他端が継手１３の差込み孔２１に差込まれた循環用パイ
プ２８が通されている。熱源機器で加熱された温水はそ
れぞれ、給湯用ヘッダー２４より分岐管２５ａ、２５
ｂ、２５ｃ、２５ｄに分岐され、循環用パイプ２８を通
って循環用ヘッダー２９に集められ、熱源機器に戻る循
環経路を仙って循環する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば風呂、手洗い、
台所などに温水を供給する給湯システム或いはヒートパ
イプ等で用いられる熱媒体等の流体を循環させる配管系
で用いられる継手に関する。
台所などに温水を供給する給湯システム或いはヒートパ
イプ等で用いられる熱媒体等の流体を循環させる配管系
で用いられる継手に関する。
【０００２】
【従来技術】図１は、従来の給湯システムの配管図で、
給水管１より給水された水を温水器や湯沸器などの熱源
機器２で加熱したのち、ヘッダー３において分配し、風
呂、手洗い、台所等の各蛇口４ａ、４ｂ、４ｃへ給湯で
きるようにしてあり、ヘッダー３から各蛇口４ａ、４
ｂ、４ｃに接続される分岐管５ａ、５ｂ、５ｃ、５ｄの
施工は通常、鞘管工法により、すなわち建築時に床や壁
内に配設された鞘管（コルゲート管）に管５ａ、５ｂ、
５ｃを通すことにより行われている。
給水管１より給水された水を温水器や湯沸器などの熱源
機器２で加熱したのち、ヘッダー３において分配し、風
呂、手洗い、台所等の各蛇口４ａ、４ｂ、４ｃへ給湯で
きるようにしてあり、ヘッダー３から各蛇口４ａ、４
ｂ、４ｃに接続される分岐管５ａ、５ｂ、５ｃ、５ｄの
施工は通常、鞘管工法により、すなわち建築時に床や壁
内に配設された鞘管（コルゲート管）に管５ａ、５ｂ、
５ｃを通すことにより行われている。
【０００３】上述する従来の給湯システムでは、各蛇口
からの温水の使用を停止すると、熱源機器２からヘッダ
ー３に至る主管６、ヘッダー３及び各分岐管５ａ、５
ｂ、５ｃ、５ｄ内に滞留する温水が外気温との差により
次第に冷却し始め、冬季のことに早朝時において、洗面
や炊事等のため、蛇口から湯を出そうとすると、夜間に
冷えきった冷水が出てくるようになり、熱源機器２で加
熱された温水が出てくるまでに時間がかゝる。
からの温水の使用を停止すると、熱源機器２からヘッダ
ー３に至る主管６、ヘッダー３及び各分岐管５ａ、５
ｂ、５ｃ、５ｄ内に滞留する温水が外気温との差により
次第に冷却し始め、冬季のことに早朝時において、洗面
や炊事等のため、蛇口から湯を出そうとすると、夜間に
冷えきった冷水が出てくるようになり、熱源機器２で加
熱された温水が出てくるまでに時間がかゝる。
【０００４】蛇口から必要なときに直ちに温水が得られ
るようにするために、図２に示すように熱源機器７によ
り加熱された温水を給湯管８を通して循環させ、給湯管
８に接続された各蛇口９ａ、９ｂ、９ｃから温水を取出
せるようにした給湯システムが実用に供されているが、
このシステムでは、蛇口９ａ、９ｂ、９ｃを給湯管８に
接続する接続器具のため、従来の鞘管工法を採用するこ
とができない。このほか各蛇口に温水を供給する管と、
温水を熱源機器に戻す管の二系列の配管を行って温水を
循環させる給湯システムも一部で実用に供されている
が、このシステムにおいても、従来の鞘管工法を採用す
ることができず、また鞘管を使用しない工法においても
二系列の配管を行うために施工費用が嵩むという難点も
ある。
るようにするために、図２に示すように熱源機器７によ
り加熱された温水を給湯管８を通して循環させ、給湯管
８に接続された各蛇口９ａ、９ｂ、９ｃから温水を取出
せるようにした給湯システムが実用に供されているが、
このシステムでは、蛇口９ａ、９ｂ、９ｃを給湯管８に
接続する接続器具のため、従来の鞘管工法を採用するこ
とができない。このほか各蛇口に温水を供給する管と、
温水を熱源機器に戻す管の二系列の配管を行って温水を
循環させる給湯システムも一部で実用に供されている
が、このシステムにおいても、従来の鞘管工法を採用す
ることができず、また鞘管を使用しない工法においても
二系列の配管を行うために施工費用が嵩むという難点も
ある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、二重構造を
なす一本の配管により往経路と復経路を構成して、温水
やヒートパイプで用いられる熱媒体等の流体（以下単に
温水等という）の循環を可能とし、例えば給湯システム
の場合、施工性に優れ、かつ配管の更新も容易にできて
従来の鞘管工法も適用できるような配管系を提供しよう
とするものであるが、かゝる配管系において、温水等を
循環させるためには、往経路を通して供給された温水等
を復経路に通して戻す際、復経路を適当な箇所で往経路
と分離させる必要がある。
なす一本の配管により往経路と復経路を構成して、温水
やヒートパイプで用いられる熱媒体等の流体（以下単に
温水等という）の循環を可能とし、例えば給湯システム
の場合、施工性に優れ、かつ配管の更新も容易にできて
従来の鞘管工法も適用できるような配管系を提供しよう
とするものであるが、かゝる配管系において、温水等を
循環させるためには、往経路を通して供給された温水等
を復経路に通して戻す際、復経路を適当な箇所で往経路
と分離させる必要がある。
【０００６】本発明は、そのための継手を提供すること
を目的とする。
を目的とする。
【０００７】
【課題の解決手段作用】本発明の継手は、二重管構造の
パイプを用いて往経路と復経路を構成し、温水等を循環
させる配管系において用いられ、往経路と復経路を分離
させるための継手であって、往経路或いは復経路を構成
する循環用パイプがエルボ継手の一側を通り、屈曲ない
し屈折部を突き抜けて継手外に真直ぐに突出するように
してなるものである。
パイプを用いて往経路と復経路を構成し、温水等を循環
させる配管系において用いられ、往経路と復経路を分離
させるための継手であって、往経路或いは復経路を構成
する循環用パイプがエルボ継手の一側を通り、屈曲ない
し屈折部を突き抜けて継手外に真直ぐに突出するように
してなるものである。
【０００８】別の継手は、Ｔ形ないしトウ状の継手の内
部にエルボないし鈍角状の流路を形成し、該流路の一側
を通り、その延長上に形成されるパイプ差込み孔に差込
まれる循環用のパイプを設けたものである。更に別の継
手は、Ｙ形の継手の内部にＹ形の二辺を繋ぐ形状の流路
を形成し、該流路の一側を通り、該流路より屈折してＹ
形の他の一辺に形成されるパイプ差込み孔に差込まれる
循環用のパイプを設けたものである。
部にエルボないし鈍角状の流路を形成し、該流路の一側
を通り、その延長上に形成されるパイプ差込み孔に差込
まれる循環用のパイプを設けたものである。更に別の継
手は、Ｙ形の継手の内部にＹ形の二辺を繋ぐ形状の流路
を形成し、該流路の一側を通り、該流路より屈折してＹ
形の他の一辺に形成されるパイプ差込み孔に差込まれる
循環用のパイプを設けたものである。
【０００９】本発明の継手によれば、往路と復路が分離
され、向きが変えられる。本発明の継手は、パイプと共
に通常、例えば銅、鋼等の金属製若しくはポリエチレ
ン、ポリブテン等のポリオレフィンよりなる樹脂製のも
のが用いられる。継手とパイプが樹脂製である場合の継
手としては、例えば図４に示されるように、接合面にヒ
ータを押当てゝ熱溶融させ、熱融着させるタイプのもの
や、図５に示されるように、電熱線を埋設して通電によ
り熱融着するエレクトロフュージョン継手（以下ＥＦ継
手という）等を用いることができる。このうち、ＥＦ継
手に関しては、例えば図５に示されるように、継手本体
と共にパイプの差込み溝を形成する内周部のパイプ支持
層の樹脂と、電熱線が埋設される樹脂とが同じ架橋熱可
塑性樹脂より構成されるか、或いは以下に述べるような
二層構造の樹脂より構成される。
され、向きが変えられる。本発明の継手は、パイプと共
に通常、例えば銅、鋼等の金属製若しくはポリエチレ
ン、ポリブテン等のポリオレフィンよりなる樹脂製のも
のが用いられる。継手とパイプが樹脂製である場合の継
手としては、例えば図４に示されるように、接合面にヒ
ータを押当てゝ熱溶融させ、熱融着させるタイプのもの
や、図５に示されるように、電熱線を埋設して通電によ
り熱融着するエレクトロフュージョン継手（以下ＥＦ継
手という）等を用いることができる。このうち、ＥＦ継
手に関しては、例えば図５に示されるように、継手本体
と共にパイプの差込み溝を形成する内周部のパイプ支持
層の樹脂と、電熱線が埋設される樹脂とが同じ架橋熱可
塑性樹脂より構成されるか、或いは以下に述べるような
二層構造の樹脂より構成される。
【００１０】すなわち、図６に示されるように、継手本
体が架橋熱可塑性樹脂よりなって、パイプの差込み溝外
側内周面、すなわち差込み溝に差込まれたパイプの外周
面と接する箇所に架橋熱可塑性樹脂と一体的に形成され
た非架橋熱可塑性樹脂層を設け、この非架橋熱可塑性樹
脂層の内部、外表面または内表面に接して電熱線を設け
てなるものである。
体が架橋熱可塑性樹脂よりなって、パイプの差込み溝外
側内周面、すなわち差込み溝に差込まれたパイプの外周
面と接する箇所に架橋熱可塑性樹脂と一体的に形成され
た非架橋熱可塑性樹脂層を設け、この非架橋熱可塑性樹
脂層の内部、外表面または内表面に接して電熱線を設け
てなるものである。
【００１１】架橋熱可塑性樹脂層は融着性を有していな
いため、架橋後の架橋熱可塑性樹と非架橋熱可塑性樹脂
を押出成形、射出成形等により形成しても、それぞれの
層は分離して一体化しないが、未架橋の架橋性熱可塑性
樹脂と非架橋熱可塑性樹脂とを加熱成形して一体化し、
その後未架橋の架橋性熱可塑性樹脂を架橋させると、架
橋熱可塑性樹脂と非架橋熱可塑性樹脂が一体化した積層
体が得られる。
いため、架橋後の架橋熱可塑性樹と非架橋熱可塑性樹脂
を押出成形、射出成形等により形成しても、それぞれの
層は分離して一体化しないが、未架橋の架橋性熱可塑性
樹脂と非架橋熱可塑性樹脂とを加熱成形して一体化し、
その後未架橋の架橋性熱可塑性樹脂を架橋させると、架
橋熱可塑性樹脂と非架橋熱可塑性樹脂が一体化した積層
体が得られる。
【００１２】図６に示すＥＦ継手は、このように架橋可
塑性樹脂層と非架橋熱可塑性樹脂層とが一体化した二層
の積層体となっている。円周部のパイプ支持層は、架橋
熱可塑性樹脂により架橋熱可塑性樹脂層と一体的に形成
するのが望ましいが、他の材質により形成してもよい。
パイプ差込み溝は、ＥＦ継手の各端部に開口するように
して形成される。
塑性樹脂層と非架橋熱可塑性樹脂層とが一体化した二層
の積層体となっている。円周部のパイプ支持層は、架橋
熱可塑性樹脂により架橋熱可塑性樹脂層と一体的に形成
するのが望ましいが、他の材質により形成してもよい。
パイプ差込み溝は、ＥＦ継手の各端部に開口するように
して形成される。
【００１３】架橋熱可塑性樹脂は、熱可塑性樹脂の分子
間架橋により立体構造となったものであり、シラン架橋
熱可塑性樹脂、ジビニルベンゼン架橋熱可塑性樹脂など
の架橋剤により架橋したものゝほか、有機酸化物、放射
線等により直接架橋したものでもよい。非架橋熱可塑性
樹脂は一般に、熱可塑性樹脂として使用されている架橋
性を有しないポリオレフィン等の熱可塑性樹脂である。
間架橋により立体構造となったものであり、シラン架橋
熱可塑性樹脂、ジビニルベンゼン架橋熱可塑性樹脂など
の架橋剤により架橋したものゝほか、有機酸化物、放射
線等により直接架橋したものでもよい。非架橋熱可塑性
樹脂は一般に、熱可塑性樹脂として使用されている架橋
性を有しないポリオレフィン等の熱可塑性樹脂である。
【００１４】ここで用いられる熱可塑性樹脂としては、
ポリオレフィンが好ましく、ポリオレフィンとしては、
炭素数２〜２０、好ましくは２〜１２のα−オレフィン
の単独または共重合体が挙げられる。好ましいα−オレ
フィンとしては、エチレン、プロピレン、ブテン−１、
４−メチルペンテン−１などが挙げられる。本発明に係
わる継手の一つであるＥＦ継手は、非架橋熱可塑性樹脂
層の内部に電熱線を埋設し、或いは未架橋熱可塑性樹脂
層表面に巻き付けて射出形成型にインサートした状態
で、架橋熱可塑性樹脂を射出して積層一体化した後、架
橋熱可塑性樹脂を架橋させて架橋熱可塑性樹脂層を形成
することにより製造することができる。またパイプ支持
層は架橋熱可塑性樹脂層を形成する未架橋熱可塑性樹脂
と一体的に形成しておくことができる。
ポリオレフィンが好ましく、ポリオレフィンとしては、
炭素数２〜２０、好ましくは２〜１２のα−オレフィン
の単独または共重合体が挙げられる。好ましいα−オレ
フィンとしては、エチレン、プロピレン、ブテン−１、
４−メチルペンテン−１などが挙げられる。本発明に係
わる継手の一つであるＥＦ継手は、非架橋熱可塑性樹脂
層の内部に電熱線を埋設し、或いは未架橋熱可塑性樹脂
層表面に巻き付けて射出形成型にインサートした状態
で、架橋熱可塑性樹脂を射出して積層一体化した後、架
橋熱可塑性樹脂を架橋させて架橋熱可塑性樹脂層を形成
することにより製造することができる。またパイプ支持
層は架橋熱可塑性樹脂層を形成する未架橋熱可塑性樹脂
と一体的に形成しておくことができる。
【００１５】こうして製造されたＥＦ継手は、両端に開
口するパイプ差込み溝に接合しようとする熱可塑性樹脂
製パイプの端部を挿入して、非架橋熱可塑性樹脂層がパ
イプと接し、かつパイプ支持層で支持されるようにして
取付けたのち、電熱線に通電すると、非架橋熱可塑性樹
脂層が溶融してパイプに一体的に融着する。この融着に
際して、熱可塑製樹脂製パイプは非架橋熱可塑性樹脂層
の溶融に伴い軟化するが、パイプ支持層によりパイプが
内側より支持されているため変形することがない。
口するパイプ差込み溝に接合しようとする熱可塑性樹脂
製パイプの端部を挿入して、非架橋熱可塑性樹脂層がパ
イプと接し、かつパイプ支持層で支持されるようにして
取付けたのち、電熱線に通電すると、非架橋熱可塑性樹
脂層が溶融してパイプに一体的に融着する。この融着に
際して、熱可塑製樹脂製パイプは非架橋熱可塑性樹脂層
の溶融に伴い軟化するが、パイプ支持層によりパイプが
内側より支持されているため変形することがない。
【００１６】本発明に係わる継手は、給湯システムの温
水を循環させる配管系において用いることもできるし、
ヒートパイプ等で用いられる熱媒体等の流体（液体又は
ガスも含む）を循環させる配管系において用いることも
できる。
水を循環させる配管系において用いることもできるし、
ヒートパイプ等で用いられる熱媒体等の流体（液体又は
ガスも含む）を循環させる配管系において用いることも
できる。
【００１７】
【実施例】図３は、継手一側の軸心を通り、屈曲部を突
き抜けて継手外に突出する循環用パイプ１２を設け、往
経路と復経路を分離したエルボ継手１１について示すも
のであり、図４に示す継手は、パイプ１５の差込み溝１
６を三カ所備えたＴ形状の継手１３の内部にエルボ状の
流路１７を形成し、右側より差込まれたパイプ１５及び
流路右側の軸心に通した循環用パイプ１９を流路の延長
上に形成したパイプ差込み孔２１に差込み、左側より差
込まれたパイプ１５に開口させてなるものである。
き抜けて継手外に突出する循環用パイプ１２を設け、往
経路と復経路を分離したエルボ継手１１について示すも
のであり、図４に示す継手は、パイプ１５の差込み溝１
６を三カ所備えたＴ形状の継手１３の内部にエルボ状の
流路１７を形成し、右側より差込まれたパイプ１５及び
流路右側の軸心に通した循環用パイプ１９を流路の延長
上に形成したパイプ差込み孔２１に差込み、左側より差
込まれたパイプ１５に開口させてなるものである。
【００１８】図５は、上述の継手１３を架橋熱可塑性樹
脂より構成し、差込み溝１６の外側周面にコイル状の電
熱線３５を埋設してなるＥＦ継手を示すものであり、図
６は、架橋熱可塑性樹脂より構成される継手本体３８に
形成されるパイプ差込み溝３６の外側内周面に架橋熱可
塑性樹脂よりなる継手本体３８と一体的に形成された非
架橋熱可塑性樹脂層３９を設け、この樹脂層３９にコイ
ル状の電熱線３５を埋設したＥＦ継手の一部（図５の上
部のパイプ１５が差込まれる部分に相当する）を示すも
のである。図中、４０は端子である。
脂より構成し、差込み溝１６の外側周面にコイル状の電
熱線３５を埋設してなるＥＦ継手を示すものであり、図
６は、架橋熱可塑性樹脂より構成される継手本体３８に
形成されるパイプ差込み溝３６の外側内周面に架橋熱可
塑性樹脂よりなる継手本体３８と一体的に形成された非
架橋熱可塑性樹脂層３９を設け、この樹脂層３９にコイ
ル状の電熱線３５を埋設したＥＦ継手の一部（図５の上
部のパイプ１５が差込まれる部分に相当する）を示すも
のである。図中、４０は端子である。
【００１９】図７に示す継手は、パイプ１５の差込み溝
１６を三カ所備えた逆Ｙ形状の継手１４の上部と斜め左
側とに鈍角状の流路１８を形成し、上部より差込まれた
パイプ１５及び流路上部の軸心に通した循環用パイプ２
０を斜め右側より差込まれるパイプ１５の軸心に形成し
たパイプ差込み孔２２に差込み、斜め右側のパイプ１５
に開口させてなるものである。
１６を三カ所備えた逆Ｙ形状の継手１４の上部と斜め左
側とに鈍角状の流路１８を形成し、上部より差込まれた
パイプ１５及び流路上部の軸心に通した循環用パイプ２
０を斜め右側より差込まれるパイプ１５の軸心に形成し
たパイプ差込み孔２２に差込み、斜め右側のパイプ１５
に開口させてなるものである。
【００２０】図８に示す継手は、トウ状の継手３２に鈍
角状の流路３３を形成してなるものである。図９は、本
発明に係わる継手を用いた給湯システムの配管図で、給
湯用ヘッダー２４より分岐された分岐管２５ａ、２５
ｂ、２５ｃ、２５ｄがそれぞれ図４に示す継手１３或い
は図５に示すＥＦ継手を介し、建物の壁内に配設された
コルゲート管２６を通して風呂、洗面所、台所等の各蛇
口２７ａ、２７ｂに接続されており（図にはその一部が
示され、他は省略してある）、各分岐管２５ａ、２５
ｂ、２５ｃ、２５ｄ内にはそれぞれ、一端が蛇口２７
ａ、２７ｂ近くに達し、他端が継手１３の差込み孔２１
に差し込まれた循環用パイプ２８が挿入されている。図
中、２９は分岐管３０ａ、３０ｂ、３０ｃ、３０ｄによ
り継手１３と接続される循環用ヘッダーで、循環用パイ
プ２８を通した温水が戻されるようになっている。
角状の流路３３を形成してなるものである。図９は、本
発明に係わる継手を用いた給湯システムの配管図で、給
湯用ヘッダー２４より分岐された分岐管２５ａ、２５
ｂ、２５ｃ、２５ｄがそれぞれ図４に示す継手１３或い
は図５に示すＥＦ継手を介し、建物の壁内に配設された
コルゲート管２６を通して風呂、洗面所、台所等の各蛇
口２７ａ、２７ｂに接続されており（図にはその一部が
示され、他は省略してある）、各分岐管２５ａ、２５
ｂ、２５ｃ、２５ｄ内にはそれぞれ、一端が蛇口２７
ａ、２７ｂ近くに達し、他端が継手１３の差込み孔２１
に差し込まれた循環用パイプ２８が挿入されている。図
中、２９は分岐管３０ａ、３０ｂ、３０ｃ、３０ｄによ
り継手１３と接続される循環用ヘッダーで、循環用パイ
プ２８を通した温水が戻されるようになっている。
【００２１】本システムは以上のように構成され、熱源
機器３１で加熱された温水が給湯用ヘッダー２４より各
分岐管２５ａ、２５ｂ、２５ｃ、２５ｄに分岐され、そ
れぞれ継手１３を介して各蛇口２７ａ、２７ｂまで送ら
れたのち、温水を使用しないときには、循環用パイプ２
８を通り、継手１３、分岐管３０ａ、３０ｂ、３０ｃ、
３０ｄ及び循環用ヘッダー２９を経て熱源機器に戻され
るようになっており、かゝる経路を常に循環するように
なっている。しかして所要時に蛇口２７ａ、２７ｂを捻
じることにより温水が直ちに得られる。
機器３１で加熱された温水が給湯用ヘッダー２４より各
分岐管２５ａ、２５ｂ、２５ｃ、２５ｄに分岐され、そ
れぞれ継手１３を介して各蛇口２７ａ、２７ｂまで送ら
れたのち、温水を使用しないときには、循環用パイプ２
８を通り、継手１３、分岐管３０ａ、３０ｂ、３０ｃ、
３０ｄ及び循環用ヘッダー２９を経て熱源機器に戻され
るようになっており、かゝる経路を常に循環するように
なっている。しかして所要時に蛇口２７ａ、２７ｂを捻
じることにより温水が直ちに得られる。
【００２２】
【発明の効果】本発明の継手を用いれば、往経路と復経
路を分離させることができるため、二重管構造をなす一
本の配管を用いて温水等を循環させることができるよう
になり、したがって、例えば給湯システムでは、必要の
あるときに蛇口から温水を直ちに得ることができ、また
その施工も簡単で、配管の更新も容易にでき、従来の鞘
管工法をそのまゝ用いて施工することもできる。
路を分離させることができるため、二重管構造をなす一
本の配管を用いて温水等を循環させることができるよう
になり、したがって、例えば給湯システムでは、必要の
あるときに蛇口から温水を直ちに得ることができ、また
その施工も簡単で、配管の更新も容易にでき、従来の鞘
管工法をそのまゝ用いて施工することもできる。
【図１】 従来の給湯配管系の配管図。
【図２】 別の配管系の概略図。
【図３】 本発明に係わるエルボ継手の断面図。
【図４】 本発明に係わるＴ形継手の断面図。
【図５】 本発明に係わるＴ形のＥＦ継手の断面図。
【図６】 別の態様のＴ形のＥＦ継手の部分断面図。
【図７】 本発明に係わるＹ形継手の断面図。
【図８】 本発明に係わるトウ状継手の断面図。
【図９】 本発明に係わる継手を用いた給湯配管系の配
管図。
管図。
１１・・・エルボ継手 １２、１９、２０
・・・循環用パイプ １３、１４、３２・・・継手 １５・・・パイプ １７、１８、３３・・・流路 ２１、２２・・・
差込み孔 ２４・・・給湯用ヘッダー ２５ａ ２５ｂ ２５ｃ ２５ｄ・・・分岐管 ２６・・・コルゲート管 ２７ａ、２７ｂ・
・・蛇口 ２９・・・循環用ヘッダー ３５・・・電熱線 １６、３６・・・パイプ差込み溝 ３８・・・架橋熱可塑性樹脂製継手本体 ３９・・・非架橋熱可塑性樹脂層
・・・循環用パイプ １３、１４、３２・・・継手 １５・・・パイプ １７、１８、３３・・・流路 ２１、２２・・・
差込み孔 ２４・・・給湯用ヘッダー ２５ａ ２５ｂ ２５ｃ ２５ｄ・・・分岐管 ２６・・・コルゲート管 ２７ａ、２７ｂ・
・・蛇口 ２９・・・循環用ヘッダー ３５・・・電熱線 １６、３６・・・パイプ差込み溝 ３８・・・架橋熱可塑性樹脂製継手本体 ３９・・・非架橋熱可塑性樹脂層
Claims (5)
- 【請求項１】 二重管構造のパイプで往経路と復経路を
構成し、温水、熱媒体等の流体を循環させる給湯システ
ム或いはヒートパイプ等の配管系において用いられ、往
経路と復経路を分離させるための継手であって、往経路
或いは復経路を構成する循環用パイプが継手に形成され
る流路の一側を通り、流路の屈曲ないし屈折部を突き抜
けて継手外に突出した構造を有するエルボ継手。 - 【請求項２】 二重管構造のパイプで往経路と復経路を
構成し、温水、熱媒体等の流体を循環させる給湯システ
ム或いはヒートパイプ等の配管系において用いられ、往
経路と復経路を分離させるための継手であって、内部に
エルボないし鈍角状の流路を形成し、往経路或いは復経
路を構成する循環用パイプが流路の一側を通り、その延
長上に形成される差込み孔に差込まれた構造を有するＴ
形ないしトウ状の継手。 - 【請求項３】 二重管構造のパイプで往経路と復経路を
構成し、温水、熱媒体等の流体を循環させる給湯システ
ム或いはヒートパイプ等の配管系において用いられ、往
経路と復経路を分離させるための継手であって、Ｙ形の
二辺を繋ぐ形状の流路を形成し、循環用パイプが流路の
一側を通り、該流路より屈折してＹ形の他の一辺に形成
される差込み孔に差込まれた構造を有するＹ形の継手。 - 【請求項４】 エレクトロフュージョン継手である請求
項１ないし３のいづれかの請求項に記載の継手。 - 【請求項５】 継手が架橋熱可塑性樹脂より構成され、
パイプの差込み溝を形成すると共に、その外側周面に架
橋熱可塑性樹脂と一体的に形成された非架橋熱可塑性樹
脂層を設け、該非架橋熱可塑性樹脂層の内部或いは外表
面ないし内表面に接するようにして電熱線を埋設した構
造を有する請求項４記載の継手。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6184493A JP2673998B2 (ja) | 1992-03-23 | 1993-03-22 | 継 手 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4-64994 | 1992-03-23 | ||
| JP6499492 | 1992-03-23 | ||
| JP6184493A JP2673998B2 (ja) | 1992-03-23 | 1993-03-22 | 継 手 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0642015A true JPH0642015A (ja) | 1994-02-15 |
| JP2673998B2 JP2673998B2 (ja) | 1997-11-05 |
Family
ID=26402928
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6184493A Expired - Lifetime JP2673998B2 (ja) | 1992-03-23 | 1993-03-22 | 継 手 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2673998B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005256911A (ja) * | 2004-03-10 | 2005-09-22 | Calsonic Kansei Corp | 二重管の分岐部の構造及びその製造方法 |
| JP2009228699A (ja) * | 2008-03-19 | 2009-10-08 | Sanoh Industrial Co Ltd | 二重管継手 |
| JP2018044390A (ja) * | 2016-09-15 | 2018-03-22 | Ｈｐリビングライフ株式会社 | 給水システム |
| JP2018044391A (ja) * | 2016-09-15 | 2018-03-22 | Ｈｐリビングライフ株式会社 | 給湯配管システム |
-
1993
- 1993-03-22 JP JP6184493A patent/JP2673998B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005256911A (ja) * | 2004-03-10 | 2005-09-22 | Calsonic Kansei Corp | 二重管の分岐部の構造及びその製造方法 |
| JP2009228699A (ja) * | 2008-03-19 | 2009-10-08 | Sanoh Industrial Co Ltd | 二重管継手 |
| JP2018044390A (ja) * | 2016-09-15 | 2018-03-22 | Ｈｐリビングライフ株式会社 | 給水システム |
| JP2018044391A (ja) * | 2016-09-15 | 2018-03-22 | Ｈｐリビングライフ株式会社 | 給湯配管システム |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2673998B2 (ja) | 1997-11-05 |
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