JPH0641017Y2 - 軸封装置における緊急封水機構 - Google Patents
軸封装置における緊急封水機構Info
- Publication number
- JPH0641017Y2 JPH0641017Y2 JP1988142750U JP14275088U JPH0641017Y2 JP H0641017 Y2 JPH0641017 Y2 JP H0641017Y2 JP 1988142750 U JP1988142750 U JP 1988142750U JP 14275088 U JP14275088 U JP 14275088U JP H0641017 Y2 JPH0641017 Y2 JP H0641017Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- seal
- ring
- pushing member
- seal ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
- Sealing Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、例えば水処理設備におけるフロック形成池用
フロキュレータ等に使用する軸封装置の緊急封水機構に
関するものである。
フロキュレータ等に使用する軸封装置の緊急封水機構に
関するものである。
（従来技術） 第２図は従来型フロック形成池用フロキュレータの軸封
装置を示し、軸１にシールリング２が直接接触するよう
に取付けられている。このシールリング２はケーシング
３とプレート４で形成される環状凹部に収納されてい
る。ケーシング３とプレート４は複数のボルト５によっ
て、コンクリート壁７に取付けられたスタッフイングボ
ックス６に固着されており、シールリング２を取替える
場合には、ボルト５を外したのち、ケーシング３とプレ
ート４を取外してシールリングの取替えを行うようにな
っている。
装置を示し、軸１にシールリング２が直接接触するよう
に取付けられている。このシールリング２はケーシング
３とプレート４で形成される環状凹部に収納されてい
る。ケーシング３とプレート４は複数のボルト５によっ
て、コンクリート壁７に取付けられたスタッフイングボ
ックス６に固着されており、シールリング２を取替える
場合には、ボルト５を外したのち、ケーシング３とプレ
ート４を取外してシールリングの取替えを行うようにな
っている。
このような軸封装置のシールリング２を交換する場合、
池内の水が溢れ出るので、池内の水面を軸封装置以下ま
でさげる必要があった。このため作業能率の点で問題が
あり、池内の水面を下げなくてもシール部分を交換する
ことが可能な軸封機構が要望されていた。
池内の水が溢れ出るので、池内の水面を軸封装置以下ま
でさげる必要があった。このため作業能率の点で問題が
あり、池内の水面を下げなくてもシール部分を交換する
ことが可能な軸封機構が要望されていた。
（考案により解決しようとする課題） 従来技術の問題点に鑑み、池内の水面を下げなくともシ
ール部品の交換が可能な軸封装置の封水機構を提供する
ことを課題とする。
ール部品の交換が可能な軸封装置の封水機構を提供する
ことを課題とする。
（考案による課題の解決手段） スタッフイングボックスに固着したケーシング内に軸封
用のシールリングを取付けた軸封装置に於て、シールリ
ング２と軸１との間にシール押し部材８の雌ねじ部8aを
軸１に設けた雄ねじ部1aに対しねじ結合し、該シール押
し部材８の先端部端面にスタッフイングボックス６の環
状突部12と当接するＯリング11を、又同じく内周面に軸
１と接するＯリング10を設け、他端に位置決め用のセッ
トボルト９を設け、さらに該シール押し部材８のシール
リング２が接する外周面は軸１の軸心と平行であり、２
つのＯリング10と11を配設する部分のみ肉厚になってい
る。
用のシールリングを取付けた軸封装置に於て、シールリ
ング２と軸１との間にシール押し部材８の雌ねじ部8aを
軸１に設けた雄ねじ部1aに対しねじ結合し、該シール押
し部材８の先端部端面にスタッフイングボックス６の環
状突部12と当接するＯリング11を、又同じく内周面に軸
１と接するＯリング10を設け、他端に位置決め用のセッ
トボルト９を設け、さらに該シール押し部材８のシール
リング２が接する外周面は軸１の軸心と平行であり、２
つのＯリング10と11を配設する部分のみ肉厚になってい
る。
（実施例） 第１図に基いて説明する。ただし、第２図と共通の構造
についてはその説明を省略する。
についてはその説明を省略する。
さて、８は筒状をなしたシール押し部材で、シールリン
グ２と軸１との間に挿入されている。そして、このシー
ル押し部材８は長さａの雌ねじ部8aを有し、これに対応
し軸１側には長さｂ（＞ａ）の雄ねじ部1aを有し、軸１
にねじ結合で取付けるようになっている。
グ２と軸１との間に挿入されている。そして、このシー
ル押し部材８は長さａの雌ねじ部8aを有し、これに対応
し軸１側には長さｂ（＞ａ）の雄ねじ部1aを有し、軸１
にねじ結合で取付けるようになっている。
シール押し部材８の先端は大径部1bとなり、該大径部1b
の内周面と端面に夫々Ｏリング10及び11が設けられてい
る。シール押し部材８はセットボルト９を軸１に対しそ
の半径方向にねじ込むことにより位置決めされる。又シ
ール押し部材８のシールリング２が接する外周面は軸１
の軸心と平行である。
の内周面と端面に夫々Ｏリング10及び11が設けられてい
る。シール押し部材８はセットボルト９を軸１に対しそ
の半径方向にねじ込むことにより位置決めされる。又シ
ール押し部材８のシールリング２が接する外周面は軸１
の軸心と平行である。
なお軸１はシール押し部材８の前記大径部1bが嵌る部分
の径d1が最も大きく、雄ねじ部1aの設けられた部分の径
d2がこれに次ぎ、セットボルト９の先端が当る部分の径
d3がさらに小径となっている（d1＞d2＞d3）。12はスタ
ッフイングボックス６に設けたシール押し部材８の突当
用突部である。
の径d1が最も大きく、雄ねじ部1aの設けられた部分の径
d2がこれに次ぎ、セットボルト９の先端が当る部分の径
d3がさらに小径となっている（d1＞d2＞d3）。12はスタ
ッフイングボックス６に設けたシール押し部材８の突当
用突部である。
（作用） シール押し部材８の雌ねじ8aを軸１側の雄ねじ部1aにね
じ込み、第１図の位置でセットボルト９で位置決めした
状態で軸１は回転し稼働する。このとき池内の水はシー
ルリング２とＯリング10によってシールされている。
じ込み、第１図の位置でセットボルト９で位置決めした
状態で軸１は回転し稼働する。このとき池内の水はシー
ルリング２とＯリング10によってシールされている。
シールリング２を交換するときは、セットボルト９を外
しシール押し部材８を回して前進させる。こん前進中は
Ｏリング10とシールリング２でシールされている。シー
ル押し部材８がスタッフイングボックス６の突当用突部
12に当るまで前進させる（距離約3mm）。この状態では
池内水はＯリング10とＯリング11でシールされる。した
がって、シールリング２を外しても池内水は溢れること
はない。
しシール押し部材８を回して前進させる。こん前進中は
Ｏリング10とシールリング２でシールされている。シー
ル押し部材８がスタッフイングボックス６の突当用突部
12に当るまで前進させる（距離約3mm）。この状態では
池内水はＯリング10とＯリング11でシールされる。した
がって、シールリング２を外しても池内水は溢れること
はない。
この状態でボルト５を外しケーシング３を取外したの
ち、シールリング２を取外し交換する。交換後シール押
し部材８を回転させて、初期位置まで後進させ、セット
ボルト９にてセットする。
ち、シールリング２を取外し交換する。交換後シール押
し部材８を回転させて、初期位置まで後進させ、セット
ボルト９にてセットする。
（効果） 軸とシールリングとの間にシール押し部材を螺合し、該
シール押し部材の先端部と内周面にＯリングを取付けた
ので、シールリング取替時に於てもシール押し部材を前
進させて水封状態が得られるようにした。したがって従
来シールリングの交換に際し、多大の労力と金をかけて
池内水をスタッフイングボックス以下まで抜き、しかも
フロック形成池の運転を全面停止させていたが、本考案
により軸だけを停止させる事により、池内水を抜く事な
く交換が可能となった。
シール押し部材の先端部と内周面にＯリングを取付けた
ので、シールリング取替時に於てもシール押し部材を前
進させて水封状態が得られるようにした。したがって従
来シールリングの交換に際し、多大の労力と金をかけて
池内水をスタッフイングボックス以下まで抜き、しかも
フロック形成池の運転を全面停止させていたが、本考案
により軸だけを停止させる事により、池内水を抜く事な
く交換が可能となった。
第１図は本考案に係る緊急水封装置を備えた軸封装置の
断面図。 第２図は従来型の軸封装置。 図において； ａ……シール押し側雌ねじ部の長さ ｂ……軸側雄ねじ部の長さ １……軸、1a……雄ねじ部 1b……大径部、２……シールリング ３……ケーシング、４……プレート ５……ボルト ６……スタッフイングボックス ７……コンクリート壁、８……シール押し部材 8a……雌ねじ部、９……セットボルト 10……Ｏリング、11……Ｏリング 12……突当用突部
断面図。 第２図は従来型の軸封装置。 図において； ａ……シール押し側雌ねじ部の長さ ｂ……軸側雄ねじ部の長さ １……軸、1a……雄ねじ部 1b……大径部、２……シールリング ３……ケーシング、４……プレート ５……ボルト ６……スタッフイングボックス ７……コンクリート壁、８……シール押し部材 8a……雌ねじ部、９……セットボルト 10……Ｏリング、11……Ｏリング 12……突当用突部
Claims (1)
- 【請求項１】スタッフイングボックスに固着したケーシ
ング内に軸封用のシールリングを取付けた軸封装置に於
て、シールリング（２）と軸（１）との間にシール押し
部材（８）の雌ねじ部（8a）を軸（１）に設けた雄ねじ
部（1a）に対しねじ結合し、該シール押し部材（８）の
先端部端面にスタッフイングボックス（６）の環状突部
（12）と当接するＯリング（11）を、又同じく内周面に
軸（１）と接するＯリング（10）を設け、他端に位置決
め用のセットボルト（９）を設け、さらに該シール押し
部材（８）のシールリング（２）が接する外周面は軸
（１）の軸心と平行であり、２つのＯリング（10と11）
を配設する部分のみ肉厚に構成したことを特徴とする軸
封装置における緊急封水機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988142750U JPH0641017Y2 (ja) | 1988-11-02 | 1988-11-02 | 軸封装置における緊急封水機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988142750U JPH0641017Y2 (ja) | 1988-11-02 | 1988-11-02 | 軸封装置における緊急封水機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0266762U JPH0266762U (ja) | 1990-05-21 |
| JPH0641017Y2 true JPH0641017Y2 (ja) | 1994-10-26 |
Family
ID=31408964
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988142750U Expired - Lifetime JPH0641017Y2 (ja) | 1988-11-02 | 1988-11-02 | 軸封装置における緊急封水機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0641017Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012067795A (ja) * | 2010-09-21 | 2012-04-05 | Sinfonia Technology Co Ltd | 真空シール機構、真空ロボット |
| JP2014074430A (ja) * | 2012-10-03 | 2014-04-24 | Taisei Denki Kogyosho Co Ltd | フロキュレータ用水中軸受のシールリング取り換え方法およびこれに用いる器具 |
| JP6190293B2 (ja) * | 2014-03-10 | 2017-08-30 | 株式会社神戸製鋼所 | オイルフリースクリュ圧縮機 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5972358U (ja) * | 1982-11-05 | 1984-05-16 | 三菱電機株式会社 | 回転機の回転軸オイルシ−ル装置 |
-
1988
- 1988-11-02 JP JP1988142750U patent/JPH0641017Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0266762U (ja) | 1990-05-21 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| DK0707133T3 (da) | Gevindsamling til rør | |
| JPH0641017Y2 (ja) | 軸封装置における緊急封水機構 | |
| US5050052A (en) | Aquatic lamp mounting structure | |
| ATE164339T1 (de) | Vorrichtung zur baustellenseitigen herstellung von pumpfähigen mörtelmassen | |
| ES2080946T3 (es) | Tornillo autorroscante, autofrenable. | |
| IT231978Y1 (it) | Raccordo idraulico per vasca da bagno, o simile | |
| GB1340376A (en) | Waste outlet fittings for wash basins and like sanitary appliances | |
| SU1225970A1 (ru) | Узел соединени крышки с корпусом арматуры | |
| GB2046389A (en) | Double locking pipe connector unit | |
| CN108640002A (zh) | 一种救生艇用丝杠升降机 | |
| NO175752C (no) | Kuleventil | |
| JPS54106915A (en) | Separation prevented pipe fitting | |
| JPH0628472U (ja) | 管継手の接合装置 | |
| SU1489969A1 (ru) | Ключ дл завинчивани футорок | |
| SU848832A1 (ru) | Байонетный затвор | |
| JPS5243102A (en) | Self-suction pump | |
| JPS629432Y2 (ja) | ||
| SU1574460A1 (ru) | Замок дл соединени бортов формы | |
| SU665938A1 (ru) | Автоклав | |
| JP2626676B2 (ja) | 上水道配管の施工方法 | |
| JPS5936381Y2 (ja) | 継手管の管体への連結用治具 | |
| JPS51132393A (en) | Flange | |
| JP2544319Y2 (ja) | 水抜栓と電動駆動装置の連結アダプタ | |
| JPS54103021A (en) | Camera with screw mount | |
| DE59304050D1 (de) | Wälzringgewindetrieb |