JPH0640942U - カメラレンズのスクリューマウント構造 - Google Patents
カメラレンズのスクリューマウント構造Info
- Publication number
- JPH0640942U JPH0640942U JP7726692U JP7726692U JPH0640942U JP H0640942 U JPH0640942 U JP H0640942U JP 7726692 U JP7726692 U JP 7726692U JP 7726692 U JP7726692 U JP 7726692U JP H0640942 U JPH0640942 U JP H0640942U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mount
- screw
- lens
- camera
- base
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- Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 部品点数が少なくて済み、簡単安価に製造可
能なスクリューマウント構造を提供する。 【構成】 レンズマウント部分をマウントベース1、お
よびマウントネジ2の2つの部品から構成する。マウン
トベース1には、切り欠き部12により弾性を付与され
たバネ部14が設けられ、バネ部14先端の抜け止め部
13によりマウントネジ2の抜け止め部23と係合す
る。バネ部14の付勢力によりマウントネジ2とマウン
トベース1の任意の相対的な回転位置を選択し、そこで
その位置を保持できるため、これによりレンズとカメラ
の回転位置を選択できる。また、1回転以上のマウント
ネジ2とマウントベース1の相対的な回転は、ストッパ
ー11およびストッパー22により阻止され、これによ
り、レンズのスクリューマウントを介した着脱が可能に
なる。
能なスクリューマウント構造を提供する。 【構成】 レンズマウント部分をマウントベース1、お
よびマウントネジ2の2つの部品から構成する。マウン
トベース1には、切り欠き部12により弾性を付与され
たバネ部14が設けられ、バネ部14先端の抜け止め部
13によりマウントネジ2の抜け止め部23と係合す
る。バネ部14の付勢力によりマウントネジ2とマウン
トベース1の任意の相対的な回転位置を選択し、そこで
その位置を保持できるため、これによりレンズとカメラ
の回転位置を選択できる。また、1回転以上のマウント
ネジ2とマウントベース1の相対的な回転は、ストッパ
ー11およびストッパー22により阻止され、これによ
り、レンズのスクリューマウントを介した着脱が可能に
なる。
Description
【0001】
本考案はカメラレンズのスクリューマウント構造、特にカメラとレンズをスク リューマウントを介して結合し、カメラおよびレンズの相対的な回転位置を選択 可能なカメラレンズのスクリューマウント構造に関するものである。
【0002】
従来より、CCTVカメラなどのカメラでは、スクリューマウントレンズが使 用されることが多い。
【0003】 スクリューマウント方式は、バヨネット方式などに比して工作が容易で、安価 である反面、ネジの切り始めの位置が合っていないと、レンズを完全にねじ込ん だ位置で、レンズが所定の回転位置(角度)に納まらない。
【0004】
ところで、図3に示すようなスクリューマウントレンズ20を採用したCCT Vカメラ30では、メーカーごとにネジの切り始めの位置が決まっていないこと が多い。
【0005】 したがって、スクリューマウントのネジ径、ピッチなどが合っていても、メー カーが異なるレンズをカメラに装着しようとすると、レンズが所定の回転位置に 納まらない、という問題があり、これにより、光学系の指標線やオートアイリス の突起の位置をカメラ側と合せるために、図4のような機構を必要とした。
【0006】 図4は、従来のカメラ30用のレンズ20のマウント部の構造を示している。 図示のように、レンズ本体20aの後部には、マウントベース1が固着され、こ のマウントベース1に対してバネ4を狭んでマウントネジ2のフランジ部分が嵌 合され、さらにマウントネジ押え5がマウントベース1外縁のネジに螺着される 。
【0007】 マウントネジ2のフランジは、マウントネジ押え5およびマウントベース1の 間の空間で回転可能で、任意の回転位置でバネ4によりその位置を保持できるよ うになっているが、マウントベース1に螺着されたストッパーネジ3とストッパ ー22の係合により、1回転以上は回転しないようになっている。
【0008】 このストッパーネジ3とストッパー22の係合を利用して、レンズ本体20a あるいはマウントベース1部分を回転させることにより、カメラ側のマウントと マウントネジ部21の螺合が行なえ、これによりレンズ20の着脱が行なえる。
【0009】 レンズ20の回転位置は、上記のようにバネ4の付勢力により任意の位置を選 択できる。
【0010】 しかし、上記のような機構は、部品点数が多く、複雑で高価につく、という問 題がある。
【0011】 本考案の課題は、以上の問題を解決し、部品点数が少なくて済み、簡単安価に 製造可能なスクリューマウント構造を提供することにある。
【0012】
以上の課題を解決するために、本考案においては、カメラとレンズをスクリュ ーマウントを介して結合し、カメラおよびレンズの相対的な回転位置を選択可能 なカメラレンズのスクリューマウント構造において、レンズ側に装着されるマウ ントベースと、カメラ側のスクリューマウントネジと螺着されるマウントネジの 2部品から成り、マウントベースないしマウントネジと一体に形成されたバネ部 を介してマウントベースとマウントネジが互いに回転可能に結合され、また、任 意の回転位置が保持可能に構成されるとともに、マウントベースおよびマウント ネジと一体に形成された抜け止め部を介してマウントベースとマウントネジの光 軸方向の運動が規制されるようにした。
【0013】
以上の構成によれば、マウントベースないしマウントネジと一体に形成された バネ部を介してマウントベースとマウントネジが互いに回転可能に結合され、ま た、任意の回転位置が保持可能であり、これによりレンズとカメラの回転位置を 選択でき、さらに、マウントベースおよびマウントネジと一体に形成された抜け 止め部を介してマウントベースとマウントネジの光軸方向の運動が規制されるの で、光軸上の正規の位置にレンズが装着される。
【0014】
以下、図面に示す実施例に基づき、本考案を詳細に説明する。なお、以下では 、従来例と同一ないし相当する部材については同一符号を付し、その詳細な説明 は省略する。
【0015】 図1に本考案を採用したCCTVカメラのレンズマウントの構造を示す。図示 のように、本実施例のレンズマウント部分は、レンズ本体20aを除くとたった 2つの部品、すなわち、マウントベース1およびマウントネジ2により構成され ている。
【0016】 マウントネジ2は従来同様マウントベース1側と係合するためのストッパー2 2を有するが、本実施例では、マウントベース1側がマウントネジ2内面に嵌入 されるようになっており、段差から成る抜け止め部23がマウントネジ2の内面 先端側に形成されている。
【0017】 一方、マウントベース1のマウントネジ2に嵌入される突出部分は、円筒状で あって、その中間部分の円周に切り欠き部12を有する。図では、切り欠き部1 2はマウントベース1の中間部分の円周をほぼ3等分するように切られている。
【0018】 マウントベース1は、樹脂、金属などから構成され、マウントベース1のマウ ントネジ2に嵌入される突出部分の先端は、バネ部14として作用する。また、 このバネ部14の外周には、3つの突起からなる抜け止め部13が形成されてい る。
【0019】 この抜け止め部13は、マウントベース1をマウントネジ2に嵌入した際、マ ウントネジ2側の抜け止め部23に係合し、マウントベース1およびマウントネ ジ2が互いに光軸方向に動くのを規制し、これにより、光軸上の正規の位置にレ ンズが装着されることになる。
【0020】 また、抜け止め部13と抜け止め部23との摺動によりマウントベース1およ びマウントネジ2が互いに回転することは可能であり、しかもバネ部14の付勢 力により任意の相対的な回転位置を選択し、そこでその位置を保持できる。
【0021】 また、マウントネジ2のストッパー22とマウントベース1のストッパー11 の係合により、1回転以上の回転が阻止されるようになっているので、カメラ側 のマウントとマウントネジ部21の螺合が行なえ、これによりレンズ20の着脱 は問題なく行なえる。
【0022】 図2はカメラ側のマウントネジ31とマウントネジ部21を螺合させた状態を 示している。マウントネジ31とマウントネジ部21を完全に螺合させた位置で も、レンズ本体20aの回転位置は、上記の機構により任意に選択でき、その回 転位置を保持することができる。
【0023】 以上の実施例によれば、部品点数を著しく減少させることができ、簡単安価な 構造で、しかもスクリューマウントレンズの回転位置をカメラに対する固着位置 で任意に選択、保持でき、これにより、メーカーごとにスクリューマウントのネ ジの切り始めの位置が異なっている場合でも光学系の指標線やオートアイリスの 突起の位置をカメラ側と容易に整合させることができる優れたスクリューマウン ト構造を提供することができる。
【0024】 以上では、CCTVカメラを例示したが、本考案の構造があらゆるスクリュー マウントのカメラに適用できるのはもちろんである。また、以上では、マウント ベース1側にバネ部14を設ける構造を示したが、マウントネジ2側にバネ部1 4を設けてもよいのはいうまでもない。
【0025】
以上から明らかなように、本考案によれば、カメラとレンズをスクリューマウ ントを介して結合し、カメラおよびレンズの相対的な回転位置を選択可能なカメ ラレンズのスクリューマウント構造において、レンズ側に装着されるマウントベ ースと、カメラ側のスクリューマウントネジと螺着されるマウントネジの2部品 から成り、マウントベースないしマウントネジと一体に形成されたバネ部を介し てマウントベースとマウントネジが互いに回転可能に結合され、また、任意の回 転位置が保持可能に構成されるとともに、マウントベースおよびマウントネジと 一体に形成された抜け止め部を介してマウントベースとマウントネジの光軸方向 の運動が規制されるようにしているため、部品点数を著しく減少させることがで き、簡単安価な構造で、しかもスクリューマウントレンズの回転位置をカメラに 対する固着位置で任意に選択、保持でき、これにより、メーカーごとにスクリュ ーマウントのネジの切り始めの位置が異なっているような場合でもレンズの回転 位置をカメラ側と容易に整合させることができる優れたスクリューマウント構造 を提供することができる。
【図1】本考案を採用したカメラレンズのスクリューマ
ウント構造の分解斜視図である。
ウント構造の分解斜視図である。
【図2】本考案を採用したカメラレンズのスクリューマ
ウント構造の断面図である。
ウント構造の断面図である。
【図3】スクリューマウントを採用したカメラの斜視図
である。
である。
【図4】従来のカメラレンズのスクリューマウント構造
の分解斜視図である。
の分解斜視図である。
1 マウントベース 2 マウントネジ 3 ストッパーネジ 4 バネ 5 マウントネジ押え 11 ストッパー 12 切り欠き部 13 抜け止め部 14 バネ部 20 レンズ 21 マウントネジ部 22 ストッパー 23 抜け止め部 30 カメラ
Claims (2)
- 【請求項1】 カメラとレンズをスクリューマウントを
介して結合し、カメラおよびレンズの相対的な回転位置
を選択可能なカメラレンズのスクリューマウント構造に
おいて、 レンズ側に装着されるマウントベースと、 カメラ側のスクリューマウントネジと螺着されるマウン
トネジの2部品から成り、 マウントベースないしマウントネジと一体に形成された
バネ部を介してマウントベースとマウントネジが互いに
回転可能に結合され、また、任意の回転位置が保持可能
に構成されるとともに、 マウントベースおよびマウントネジと一体に形成された
抜け止め部を介してマウントベースとマウントネジの光
軸方向の運動が規制されるよう構成されたことを特徴と
するカメラレンズのスクリューマウント構造。 - 【請求項2】 前記マウントベースおよびマウントネジ
の可能な回転角度を規制すべく互いに係合する突起がマ
ウントベースおよびマウントネジに一体に形成されるこ
とを特徴とするカメラレンズのスクリューマウント構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7726692U JP2586156Y2 (ja) | 1992-11-10 | 1992-11-10 | カメラレンズのスクリューマウント構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7726692U JP2586156Y2 (ja) | 1992-11-10 | 1992-11-10 | カメラレンズのスクリューマウント構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0640942U true JPH0640942U (ja) | 1994-05-31 |
JP2586156Y2 JP2586156Y2 (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=13629045
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7726692U Expired - Lifetime JP2586156Y2 (ja) | 1992-11-10 | 1992-11-10 | カメラレンズのスクリューマウント構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2586156Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110908065A (zh) * | 2019-12-30 | 2020-03-24 | 广州长步道光电科技有限公司 | 一种可沿光轴转动防脱出的镜头结构及成像设备 |
-
1992
- 1992-11-10 JP JP7726692U patent/JP2586156Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110908065A (zh) * | 2019-12-30 | 2020-03-24 | 广州长步道光电科技有限公司 | 一种可沿光轴转动防脱出的镜头结构及成像设备 |
CN110908065B (zh) * | 2019-12-30 | 2023-09-12 | 湖南长步道光学科技有限公司 | 一种可沿光轴转动防脱出的镜头结构及成像设备 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2586156Y2 (ja) | 1998-12-02 |
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