JPH0640672B2 - 磁気録画再生装置 - Google Patents

磁気録画再生装置

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JPH0640672B2
JPH0640672B2 JP60191902A JP19190285A JPH0640672B2 JP H0640672 B2 JPH0640672 B2 JP H0640672B2 JP 60191902 A JP60191902 A JP 60191902A JP 19190285 A JP19190285 A JP 19190285A JP H0640672 B2 JPH0640672 B2 JP H0640672B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は磁気録画再生装置(以下VTR)に係り、特に色
度信号低域変換記録方式と、YCトラック分離コンポーネ
ント記録方式とを同一の装置で適宜選択して使用できる
よう成されたものに関するものである。
〔発明の背景〕
家庭用VTRにおいては周知のとおり、2ヘッドヘリカル
走査形の機構系を用い、輝度信号(Y)をFM変調信号とし
(搬送周波数はVHS規格で3.4〜4.4MHz),また色度信号
(C)を低域変換して(変換後の副録送波周波数はVHS規格
で0.629MHz)双方加算し、同一記録トラック上にYC周波
数多重方式で映像情報を記録している。
このYC周波数多重方式には必然的に次のような問題点が
ある。一つは周波数多重にともなって、双方の混変調妨
害が発生し再生画面上にビートとなって現れること。一
つはYCの周波数帯域が重ならぬよう双方にかなり急峻な
フィルタリングを要するため、双方の高域成分が失われ
易いこと。さらには色度信号は副搬送波をベクトル変調
した形で記録再生するため、装置の時間軸変動による色
相変化が避けられないことなどである。
色度信号低域変換記録方式における上記問題点を解決す
る方法として、YCトラック分離コンポーネント記録方式
がある。これは近接配置した2個のビデオヘッドを用
い、FM輝度信号を一方のヘッドで記録し、色差信号R−
Y,B−Yの自分割多重信号をFM変調信号として残る一
方のヘッドで記録するものである。双方とも記録信号は
FM変調信号であり、しかも磁気テープ上で別々のトラッ
クに記録されるのであるから、上述した色度信号低域変
換方式の問題点は全面的に解消できる。
このコンポーネント記録方式の詳細は、たとえばテレビ
ジョン学会誌1982年12月号P36〜41で述べられてい
る。コンポーネント記録方式は上述した長所があるもの
の、家庭用VTRに適用する際には、従来互換を確保する
うえで問題がある。
すなわち新しいコンポーネント記録方式のVTRにおいて
も、従来長く用いられた色度信号低域変換記録方式の記
録再生ができるという従来互換を確保せねば、過去の記
録テープの再生および従来のVTRのユーザとのテープ交
換等が不可能となり、一般のユーザにとっては実際上大
きな混乱をおこすもととなる。
コンポーネント記録方式のVTRは上記した文献にもある
ごとく、これまで放送業務用に開発されてきたため、こ
の従来互換確保の問題について言及した例はこれまでな
かった。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、上記した問題点に鑑み、たとえば現行
規格のVTRにおいて従来の色度信号低域変換記録方式に
よる記録再生と、新しいYCトラック分離コンポーネント
記録方式による記録再生との双方を可能ならしめ、上記
した従来互換を確保しつつ、高品位な画像を得られるコ
ンポーネント記録方式の適用を可能にするための方法を
提供しようとすることにある。
〔発明の概要〕
本発明においては上記した事項を可能とするため、以下
で述べるようになす。
VTRの回転ヘッドドラム上に二組のヘッドを配設した場
合、片一方の組のヘッドが磁気テープ上に残す記録パタ
ーンと、残る一方の組のヘッドが残す記録パターンとで
は、テープ走行速度によって互いに重なり合う場合もあ
れば、分離される場合もある。重なり合う場合において
も上記二組のヘッドのギャップアジマス角を互いに異な
らせておけば、互いに重畳された二つの信号を分けて再
生することも可能である。本発明は上記二つの場合,各
々について最適な信号記録方法を用いることを第一の趣
旨とするものである。
VHS規格VTRに適用した場合を例にあげれば、上記二つの
記録パターンが互いに重なり合う条件のもとでは現行の
VHS HiFi規格の信号を記録再生し、また記録パターンが
互いに分離する条件のもとではYCトラック分離コンポー
ネント信号の記録再生を行なう。このようになすことで
現行規格との互換性を確保しながら、同一のヘッドドラ
ムアセンブリで新しいコンポーネント記録を可能にし、
高品位な映像,音声を提供しようとするものである。
この場合を以下,より詳しく説明する。
現在たとえばVHS規格のVTRには2時間録画のできるSPモ
ード(記録トラックピッチ58μm)と、テープ速度をこ
の1/3にして6時間録画を行うEPモード(記録トラック
ピッチ19μm)の2つの録画モードがある。このため映
像用ヘッドを計4個(SPモード用トラック幅58μmのも
の2個とEPモード用トラック幅30μmのもの2個)用い
ている。一方いわゆるHiFi形デッキの場合、映像記録に
先行して、FM変調波とされた音声信号を深層記録するた
め、上記映像用ヘッドとはギャップアジマス角の異なる
音声用ヘッドを2個(トラック幅20〜25μm)別に用い
ている。したがい従来のVHS HiFi規格に基づく記録をす
るためには、回転ヘッドドラム上に少なくとも6個のヘ
ッドを搭載する必要がある。そのうえ新たにYCトラック
分離コンポーネント記録を可能にするため、さらに4個
の専用ヘッドを追加したとすれば、ヘッドドラムアッセ
ンブリーの組立は極めて困難となり、またロータリトラ
ンスにおけるクロストーク妨害の対策も困難となる。総
じて性能面とコスト面双方で現実性のないものとなる。
そこで本発明においては、テープ走行速度をEPモードよ
り速くすれば或る速度条件においてEP用ヘッドと音声用
ヘッドが画く記録跡は分離し、またSPモードより速くす
ればこれも或る条件でSP用ヘッドと音声用ヘッドが画く
記録跡は分離するので、その一方にFM輝度信号を,他方
にFM色差信号を記録することが可能となる。この際はこ
のコンポーネント記録化のために特に新たにヘッドの増
設は不要である。例えばSPモードのテープ走行速度下で
EP用ヘッドと音声用ヘッドの画く記録跡が完全に分離し
て2本の平行トラックを得る条件を求めることが出来
る。この時はSPモードの従来規格に基づく記録とコンポ
ーネント記録が同一のテープ走行速度で可能で、しかも
同一のヘッドドラムアセンブリーでこれら新・旧両記録
方式による録画・再生が可能となるので、単純なシステ
ムで応用の拡大をはかることができる。次にその条件に
ついて考察してみよう。
従来のVHS規格では深層記録される音声FM信号と重ね書
きされる映像記録信号との間に次の関係を保つことが要
求されている。これは映像と音声の間のクロストーク,
互換再生時のタイミングずれ等を考慮して定めたもので
あり、SPモード時には重ね書きした際,双方互いに逆方
向アジマス角であり、かつ時間ずれは2フィールド以内
であること、EPモード時には互いに同方向アジマス角で
あり、かつ時間ずれは11/3〜31/3フィールドであるこ
とが要求されている。また新しいコンポーネント記録時
には、当然SPモードのテープ速度でEPモード用ビデオヘ
ッドの記録パターンと音声ヘッドの記録パターンが互い
に重ならないようにせねばならない。
以上の条件は、回転ヘッドドラム上でのヘッド取付位置
および高さを以下の実施例で具体的に示すように選定す
ることで満足できる。
そしてこの場合、テープ速度をEPモード時の速度に設定
したとき、EP用ビデオヘッドと音声用ヘッドで上記した
従来のVHS規格を満たすEPモード時の記録ができ、また
テープ速度をSPモード時の速度に設定したとき、SP用ビ
デオヘッドと音声用ヘッドで上記した従来のVHS規格を
満たすSPモード時の記録ができる。
一方、SPモード時の速度でのEP用ビデオヘッドと音声用
ヘッドのテープ上での軌跡は互いに重ならないため、双
方のヘッドを用いて新しいコンポーネント記録が実現で
きる。
このようなYCトラック分離コンポーネント記録では、色
信号の情報量は輝度信号のそれに比べて少ないので、そ
の余分の記録能力を音声信号の記録に当てることができ
る。音声信号をFM或はPCM変調信号となしてFM色差信号
に多重して記録すれば、映像,音声とともに高性能のVT
Rを実現することが可能となる。
以上,VHS HiFi規格VTRの場合と例にとり本発明の要点
を説明したが、HiFi用音声ヘッドを持たないVTRの場合
であっても、従来規格に基づく映像信号記録・再生用ヘ
ッドとは別にギャップアジマス角度の異なる別のヘッド
を備えておけば、従来規格に基づくテープ走行速度より
早い速度において分離して平行トラックを作ることがで
きるので,これにYCトラック分離コンポーネント記録が
可能となることは言を俟たない。
〔発明の実施例〕
次に本発明の実施例を図面を用いながら説明する。便宜
上まず第3図〜第8図を用いて、本発明を実施するうえ
で必要な,ヘッドの相対的な取付位置について述べる。
第3図はVHS規格VTRにおける本発明の実施例の一つであ
って、回転ヘッドドラム上のヘッドの取付位置を示す平
面図である。50はヘッドドラムのヘッド取付面であり、
矢印はその回転方向を示す。(図示していないが、磁気
テープはヘッドドラムと同一方向に低速度で走行する)
40はSPモード用プラスアジマスビデオヘッド(以下SP
+)であり、58μmのトラック幅(図中T)と+6°のアジ
マス角を有する。このヘッドの取付高さ(図中H)を基
準0μmとする。SP+ヘッドよりヘッドドラムの回転方向
90°の位置にT=30μmのEPモード用マイナスアジマス
ビデオヘッド(以下EP-,アジマス角−6°)42を+10μ
mの高さ(組上ったヘッドドラムアセンブリの上方向を
+とする。)で取付ける。さらにこれの極く近接した位
置にT=20μmの音声用マイナスアジマスヘッド(以下
A−,アジマス角−30°)41を+50μmの高さで取付
ける。以下同様にSP-ヘッド,43(アジマス角−6°)E
P+ヘッド39(アジマス角+6°)A+ヘッド38(アジマ
ス角+30°)を図示のように取付ける。この場合の各ヘ
ッドの描くトラックをトラックパターン座標で表わすと
第5図のようになる。
まずSPモードのテープ速度におけるSP+ヘッド40とA−
ヘッド41の記録パターンは第5図(a)のようになり、深
層記録されるFM音声信号と,重ね書く映像信号とは互い
に逆方向アジマス角で1/2フィールドの時間差で(取
付角90°分の差)記録される。一方EPモードのテープ速
度におけるEP-ヘッド42とA−ヘッド41との関係は第5
図(b)のようになる。したがい音声FM信号と重ね書く映
像信号とは互いに同方向アジマス角で、2フィールドの
時間差で記録される。以上のことから従来のVHS規格信
号は第3図のヘッドドラムを用いて、SPモード,EPモー
ドとも何ら従来互換上問題をおこすことなく、記録再生
できることがわかる。
また、SPモードのテープ速度にかけるEP+ヘッド39,EP-
ヘッド42,A−ヘッド41の関係は第5図(c)のようにな
る。すなわち互いに重なり合うことなく、完全に分離し
た記録パターンとなる。これを実際の磁気テープ上の記
録パターンで示せば第7図のようになる。図中矢印はテ
ープおよびヘッドの走行方向,60はテープの磁性面であ
る。したがいEP+ヘッド39,EP-ヘッド42を用いて第8図
(a)に図示するようなFM輝度信号を記録再生し、A+ヘ
ッド38,A−ヘッド41を用いて第8図(b)に図示するよ
うな色差信号R−Y,B−Yの時分割多重信号のFM変調
信号を記録再生すれば、所期の目的を完全に達成できる
ことがわかる。
なお従来の音声ヘッドを色差信号の記録に用いた理由
は,このヘッドは一般に映像用ヘッドにくらべてギャッ
プ長が広く、トラック幅も狭いため、輝度信号よりも帯
域の狭い色差信号(圧縮多重しても3MHz以下)の記録再
生に向いているためである。
第8図(b)においてFM色差信号のFM搬送周波数を上げ、
低周波側にFM変調された音声信号を周波数多重すれば、
コンポーネント記録の場合にも良好な再生音を得られ
る。この場合,上記ヘッドのギャップ長を一般の映像ヘ
ッド並に狭くする必要を生じ、従来のVHS規格における
音声信号の深層記録が困難となる。その解決策として
は、このヘッドを飽和磁束密度の大きいメタル系のもの
にすることが有効である。
以上述べたヘッドの取付け位置および高さの規定の有効
性を確めるため、ここで従来のVHS HiFi VTRにおける各
ヘッドの軌跡を検討する。第4図は従来の回転ヘッドド
ラムでの各ヘッドの位置関係を示したもので、51はヘッ
ドドラムのヘッド取付面,矢印はその回転方向である。
52はSP+ヘッド,53はA−ヘッド,54はEP-ヘッド,55は
SP-ヘッド,56はA+ヘッド,57はEP+ヘッドを示す。こ
のときのトラックパターン座標上での各ヘッドの軌跡は
第6図に示すとおりである。SPモードのテープ速度にお
けるSP+ヘッドとA−ヘッドの関係は第6図(a),EPモー
ドのテープ速度におけるEP-ヘッドとA−ヘッドの関係
は第6図(b)にあるようになり、いずれのモードでも従
来のVHS規格を満している。しかしSPモードのテープ速
度でのEP+,A−EP-の各ヘッドの関係は第6図(c)のよ
うになり、EP+ヘッドの軌跡とA−ヘッドの軌跡は重な
り合って、上記したYC分離記録は不可能となる。このこ
とにより第3図に示した各ヘッドの位置関係が極めて重
要であることがわかる。
次に第1図,第2図,第9図〜第11図を用いて本発明の
回路ブロック図上での実施例を説明する。
第1図は本発明の実施例を示す回路ブロック図である。
A+ヘッド38,EP+ヘッド39,SP+ヘッド40,A−ヘッド
41,EP-ヘッド42,SP-ヘッド43については第3図で示した
位置関係にある。32,33,35,36はYC分離アナログコンポ
ーネント記録時と従来のVHS規格による色度信号低域変
換記録時とで切換わるスイッチであり、前者の場合図示
の方向に接続される。34,37は従来のVHS規格におけるSP
モードとEPモードの切換スイッチであり、後者の場合図
示の方向へ接続される。
まず従来の色度信号低域変換記録時につき説明すれば、
入力端子1aからの入力映像信号はAGC回路2でその振幅
を一定にされ、LPF3で色度信号を除去され、残る輝度信
号はクランプ回路4で同期先端レベルを一定にされ、プ
リエンファシス回路5で高域強調された後、FM変調器6
でFM変調信号となり、HPF7で後述する低域変換色度信号
と重なる周波数成分を除去して、加算器13へ加わる。一
方さきの入力端子1aからの信号はBPF8へ加わって色度信
号がとり出され、ACC回路9でバーストレベルを一定と
した後、変換副搬送波発振器11の出力を用いて、低域変
換回路10で低域変換され、さきの輝度FM変調信号と重な
る周波数成分をLPF12で除去して、加算器13へ加わる。
その出力は記録増幅器14で増幅された後、録画時間モー
ドに応じSP+ヘッド40とSP-ヘッド43,またはEP+ヘッド3
9とEP-ヘッド42介して磁気テープ44へ記録される。また
入力端子1bからの音声信号は、S/N改善のための高域
強調回路15を介してFM変調器16でFM変調信号となり、BP
F17で不要成分を除去した後、記録増幅器18で増幅さ
れ、A+ヘッド38A−ヘッド41を介して、磁気テープ44
へ深層記録される。
またYC分離コンポーネント信号記録時には、さきの入力
端子1aからの映像信号はNTSCデコーダ19において、輝度
信号Y,色差信号R−Y,B−Y,水平同期信号SYNCに
分離される。R−Y,B−Yはクロック発生回路20から
のSYNCに位相同期したクロックを用いて時間軸圧縮多重
回路21で時分割多重信号となり、同期付加回路22で後述
するYCタイミング合わせ用の同期信号が付加される。一
方Y信号は色差信号の圧縮にともなう1H(水平周期)の
時間ずれを補正するため1H遅延線27を通過する。27の出
力におけるY信号と、22の出力における色差信号の関係
は第2図(a),(b)に示すとおりである。その後、各々ク
ランプ回路23,28,プリエンファシス回路24,29,FM変調
器25,30,記録増幅器26,31を通り、輝度FM変調信号はEP
+ヘッド39とEP-ヘッド42を介し、色差FM変調信号はA+
ヘッド38とA−ヘッド41を介して磁気テープ44へ記録さ
れる。前述したとおりこのときのテープ速度は従来のSP
モード時の速度とする。
以上のようにすることで、同一のヘッドドラムアセンブ
リを用い、ヘッド数を増加させることなく、新しいコン
ポーネント記録と従来のVHS規格信号の記録を行なうこ
とができる。また従来互換上も何ら問題ない。
なおYCトラック分離コンポーネント記録時の音声信号の
扱い方については、次のような方法がある。ひとつはBP
F17の出力をFM変調器25の出力と加算し、FM色差信号とF
M音声信号を周波数多重する方法である。ひとつは時間
軸圧縮多重回路21での圧縮率をさらに上げ、第10図(b)
に示すように色差信号と音声信号を時分割多重する方法
である。
さらには入力端子1bにおける音声信号をパルス符号化
し、たとえばQPSK変調して、FM色信号と周波数多重記録
する方法もある。いずれにおいてもFM色差信号の搬送周
波数を上げる必要があり、A+ヘッド38,A−ヘッド41
のギャップ長を従来より狭めることとなる。このとき、
従来の音声FM信号の深層記録は難しくなるが、従来どお
りメタル系ヘッドの採用などで解決できる。
次に第1図の時間軸圧縮多重回路21のより詳しい実施例
につき、第9図を用いて説明する。
同図で入力端子61,62,63から上述したR−Y,B−Y,
SYNCの各信号が入力される。SYNCをもとにパルス発生回
路74で1H毎に極性の変わるパルスが発生され、スイッチ
64〜69は1H毎に一斉に切換わる。(ある瞬間において全
スイッチは全て図示の方向か、もしくは全て反対の方向
に接続される。)またクロック発生回路75では周波数が
Kで、SYNCに位相同期したクロック信号が生成され
る。このクロックは1/2分周回路76で分周される。70
〜73はCCDなどで代表される転送素子であって、周波数
K/2のクロックが入力されたとき、転送に1H期間要
するようになっている。(70と71,72と73は1H毎循環し
て用いられる。)このように構成すればR-Y信号は70,
ないし71に1/2Kの周波数のクロックで丁度1H分記憶さ
れた後、Kの周波数のクロックで時間軸を1/2に圧縮さ
れて読出される。またB−Y信号も72ないし73で同様の
処理を施された後、1/2H遅延線77を介して加算器78で
さきのR−Y信号へ加算する。このようにして出力端子
79には、第2図(b)で示した色差時間軸多重信号を得る
ことができる。
最後に第11図を用いて、YC分離アナログコンポーネント
記録信号を再生するための回路の実施例につき、簡単に
説明する。磁気テープ44に記録された信号は38,39,41,4
2のヘッドで再生され、各々再生増幅器80を介して、ス
イッチ82,83へ加わる。ここで端子81からのシリンダ回
転位相信号をもとに連続信号とされる。輝度FM変調信号
は83の出力に、色差FM変調信号は82の出力に現れて各々
FM復調器84,85で復調され、時間軸補正,伸長回路91へ
加わる。同期分離回路86,87で分離された再生水平同期
信号に位相同期したクロック信号がクロック発生回路8
8,89で発生されておりも、これと端子90からの基準同期
信号を用いて、輝度信号と色差信号各々の時間軸補正
(ジッタ除去)を行ない、かつ双方の時間差をなくした
うえで、色差信号の時間軸伸長を行ない、R−Y信号と
B−Y信号に分離する。その後NTSCエンコーダ92でコン
ポジットビデオ信号となって出力端子93へ出力される。
なおこれまで、記録する2つの色差信号をR−YとB−
Yの時間軸圧縮多重信号としたが、これは本発明の限定
条件ではない。たとえばI信号とQ信号の時間軸圧縮多
重信号であっても良い。
また時間軸圧縮などを用いずに2つの色差信号のFM変調
信号を周波数多重したものであっても良い。また2つの
色差信号を1H毎の線順次信号としてから記録しても良
い。
また実施例説明では映像信号がNTSCの場合について述べ
たが、PAL,SECAMあるいはMACの場合にも適用可能であ
る。
いずれの場合も本発明の趣旨を外れることはなく、その
範疇に属するものである。
また実施例説明においては、VHS,VTRを例にあげ、コン
ポーネント記録時はテープ速度を従来のSPモード時のも
のとし、従来のEPモード用ビデオヘッドでFM輝度信号
を、音声深層記録用ヘッドでFM色差信号を記録する場合
で示したが、これもあくまで一例である。前述したとお
り本発明の趣旨は、一般にアジマス角の互いに異なる二
組のヘッドを使用すればテープ走行速度によって、各々
のヘッドの記録パターンが互いに重なり合う場合と分離
する場合があることに着目し、各々の場合について最適
な記録信号フォーマットを割当てようとすることにあ
る。したがい現在のVHS規格VTRに対象が限定されるもの
ではなく、また各ヘッドの使用方法についても他に様々
な方法が考えられるが、いずれも本発明の範疇にある。
たとえば各々のヘッドの記録パターンが互いに重なり合
う場合において、片一方の組のヘッドでFM輝度信号と低
域変換色度信号を記録再生し、他の一方の組のヘッドで
トラッキング制御用のパイロット信号などを記録再生し
てもよい。また後者の組のヘッドでは信号の記録再生を
行わなくとも良い。(この時、たとえば前記したVHS VT
Rにおいては、音声FM記録を用いないタイプのものと、
その記録パターンが一致する。) 〔発明の効果〕 以上述べたように本発明は、アジマス角度が同一の第
1、第2組の磁気ヘッドと、これらと異なるギャップア
ジマス角度の第3組の磁気ヘッドを用いたVTRにおいて
各々のヘッドが磁気テープ上に残す記録パターンが互い
に重なり合う場合と分離する場合とでそれぞれに対し最
適な記録方法を与えようとするものである。
たとえばこれをVHS規格VTRに適用した場合には、従来互
換のうえで何ら問題なくYCトラック分離コンポーネント
記録を行なうための手段を提供するものである。たとえ
ば従来のFM音声信号を深層記録するためのヘッドを、コ
ンポーネント記録時にはFM色差信号の記録再生に用い従
来のEPモード時の映像用ヘッドをFM輝度信号の記録再生
に用いることで、何らヘッド数を増すことなくコンポー
ネント信号の記録再生が可能となる。また各ヘッドをた
とえば第3図に示した位置関係におくことで、従来規格
を逸脱することな記録再生することができる。特にコン
ポーネント記録時には混変調妨害,高域成分の劣化,色
相変動など、従来の家庭用VTRの再生画での問題点が解
消された高品位な画像を得ることができるなどの効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図,第9図,第11図は本発明の実施例を示す回路ブ
ロック図、第2図,第10図は本発明における記録信号の
波形図、第3図は本発明におけるヘッド取付面の平面
図、第4図は従来のヘッド取付面の平面図、第5図は本
発明におけるトラックパターン座標図、第6図は従来の
トラックパターン座標図、第7図は本発明におけるテー
プ上の記録パターン図、第8図は本発明における記録信
号のスペクトル図である。 19……NTSCデコーダ 21……時間軸圧縮多重回路 38,41……音声用ヘッド 39,42……EPモード用ビデオヘッド 91……時間軸補正伸長回路 92……NTSCエンコーダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 増田 美智雄 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所家電研究所内 (72)発明者 弓手 康史 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所家電研究所内 (72)発明者 荒井 孝雄 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所家電研究所内 (56)参考文献 特開 昭62−33306(JP,A) 特開 昭62−47291(JP,A) 特開 昭62−47293(JP,A) 実開 昭57−135178(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転ヘッドドラム上に、ギャップアジマス
    角度が同一の第1、第2組の磁気ヘッドと、これらと異
    なるギャップアジマス角度の第3組の磁気ヘッドを配設
    し、かつテープ走行速度を第1の速度にした時前記第
    1、第3組の磁気ヘッドがテープ上に残す記録パターン
    は互いに重畳し、テープ走行速度を前記第1またはこれ
    と異なる第2の速度にした時前記第2,第3組の磁気ヘ
    ッドがテープ上に残す記録パターンは互いに分離するよ
    うな位置関係に前記第1〜第3組の磁気ヘッドが取付け
    られており、 前記第1のテープ走行速度において、前記第1組の磁気
    ヘッドでFM輝度信号と低域変換色度信号を記録再生
    し、前記第3組の磁気ヘッドでFMあるいはPCM音声
    信号を記録再生するように構成し、 前記第1又は第2のテープ走行速度において、前記第2
    組の磁気ヘッドでFM輝度信号を記録再生し、前記第3
    組の磁気ヘッドでFM色差信号もしくはFM色差信号と
    音声信号を記録再生するように構成し、 前記第3組の磁気ヘッドは少なくともそのギヤップ部を
    なすコアがメタル系材料にて構成されたことを特徴とす
    る磁気録画再生装置。
JP60191902A 1985-09-02 1985-09-02 磁気録画再生装置 Expired - Lifetime JPH0640672B2 (ja)

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