JPH0640497B2 - プリント配線板用端子 - Google Patents

プリント配線板用端子

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JPH0640497B2
JPH0640497B2 JP1143091A JP14309189A JPH0640497B2 JP H0640497 B2 JPH0640497 B2 JP H0640497B2 JP 1143091 A JP1143091 A JP 1143091A JP 14309189 A JP14309189 A JP 14309189A JP H0640497 B2 JPH0640497 B2 JP H0640497B2
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JP
Japan
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terminal
wiring board
printed wiring
female
elastic piece
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JP1143091A
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JPH0311566A (ja
Inventor
幸治 佐野
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車両の車内配線等に使用される端子に関し、
特に、プリント配線板用コネクタに嵌装される端子に関
するものである。
〔従来の技術〕
自動車の車内配線は、車載される電装品の増加により高
度に複雑化しており、この配線を合理化するために、電
気接続箱等において、集積化されたプリント配線板が使
用される。そしてプリント配線板とリレー等の雄端子と
を接続するに際しては、中間にプリント配線板用コネク
タを介して接続している。この目的に使用されるプリン
ト配線板用コネクタには、一端に雌型電気接触部を有
し、他端にプリント配線板と半田付けされる半田付用突
出部を有する雌端子が内蔵され、プリント配線板とリレ
ー等の雄端子とを接続する。
しかし、自動車の走行により発生した振動がこれらの雌
雄の端子にも伝達されるので、雌雄端子の接触部分が微
小摺動して摺動部分に酸化物が生成し、長期の使用によ
って接触不良を発生するという問題があった。
そこで、この問題を解決するものとして、第3図,第4
図に示す実開昭60−181867号公報記載のプリン
ト配線板用雌端子内蔵コネクタが提案されている。第3
図において、雌端子aは、底板bの一端に筒状の雌型電
気接触部cを有し、他端に半田付用突出部dを設け、こ
れらの中間には湾曲部eが形成されている。また、雌型
電気接続部cの底板には係合孔fが穿設されている。
第4図は雌端子aがコネクタハウジングgの貫通された
端子収容室h内に嵌装された状態を示す。雌端子aの半
田付用突出部dは、プリント配線板iを貫通して半田付
けjで接続固定されている。また、コネクタハウジング
gには、可撓係止片kが形成され、その先端と前記雌端
子aの係合孔fとが遊嵌している。
この雌端子aにコネクタハウジングの雄端子挿入口lか
ら図示しないリレー等の雄端子を挿入することによっ
て、プリント配線板iの回路と雄端子が接続される。車
両の振動を受けても接触部分の摺動は湾曲部eに吸収さ
れるので、雌型電気接触部cは雄端子と一体的に摺動
し、接触部分には相対的な摺動が生ぜず、酸化物を生成
することはなく、長期的に安定した接続が得られる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記のコネクタにおいては、係合孔fと
可撓係止片kとは遊嵌しており、雌端子aはその雌型電
気接触部cを摺動可能に端子収容室h内に収容される構
成となっている。したがって、実際に雌端子aを端子収
容室h内に固定しているのは半田付用突出部dにされた
半田付けjの部分のみである。そのため、雌端子aに加
わる力は最終的にはすべて半田付けjの部分に集中し、
半田にひび割れが生じ易い。また、コネクタハウジング
gには可撓係止片kが必要で、それだけハウジングgの
構造が複雑になり、しかもハウジングgの上下方向の寸
法が大きくなる。可撓係止片kの代わりに雌端子aの方
にランスを形成し、ハウジングgにランス用の凹部を形
成する構成とすれば、ハウジングgを若干小さくできる
が、そうすると雌端子aを嵌装する際の位置合わせが困
難となる。
本発明は上記の事実に鑑みてなされたもので、半田付け
部分に余分な力が加わらず、しかもコネクタハウジング
への嵌装が容易で、コネクタハウジングの小型化も可能
となるプリント配線板用雌端子を提供することを目的と
している。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために本発明は、底板の前端に電
気接触部を有し、後端にはプリント配線板との固定部を
有するプリント配線板用端子において、固定部には支持
部を介して底板と対向する固定用可撓板を連設し、該固
定用可撓板にハウジング内の係止突起と係合する係止孔
を穿設するとともに、該固定用可撓板の前端からU字状
に後方に折り返して基端部に斜状係合案内部を形成した
湾曲弾性片を連成し、該湾曲弾性片の自由端に半田付用
突出部を連接した構成としている。
〔作 用〕
端子をハウジング内に挿入すると、湾曲弾性片の基端部
に形成した斜状係合案内部がハウジング内の係止突起と
当接する。引き続き端子を押し込むと、湾曲弾性片が斜
状係合案内部によって下方に弾性変形しながら係合突起
を乗り越え、係止突起が係止孔に嵌合する。端子は固定
用可撓板の弾性、及び係止突起と係止孔との嵌合によっ
てハウジング内に固定される。以上のように、端子を押
し込みさえすれば、自然にハウジング内に嵌装されるこ
とになり、位置合わせ等の操作は不要である。この後、
半田付用突出部とプリント配線板が半田付けされる。
相手方端子の挿入時にはハウジング内の上記端子に長手
方向の力が加わるが、係止孔と係止突起との係合によっ
てこの力は半田付けの部分には達しない。また雌雄端子
の嵌合部分に、車両からの振動が伝達されても、湾曲弾
性片の弾性によって吸収され、半田付けの部分にまでは
振動が伝わらず、半田がひび割れすることもない。同様
に、湾曲弾性片の弾性によって双方の端子の相対的な摺
動もなくなり、酸化物の生成による接触不良のおそれも
ない。
〔実施例〕
以下に本発明の一実施例を第1図,第2図によって説明
する。第1図に示すように本発明の実施例においては端
子は雌端子1として形成されている。この雌端子1は、
金属薄板を打ち抜いて折曲形成されたもので、これらの
図における底板2の前端(図面で左方)に電気接触部と
しての筒状の雌型電気接触部3が形成され、後端(図面
で右方)には固定部4が設けられている。底板2の後端
には左右両側から立ち上がる支持部5がコ字状に立設さ
れ、その両側壁の連結片5a,5aに架設された上板6
から雌型電気接触部3に向けて片持ちの固定用可撓板6
aが連設される。この固定用可撓板6aは、底板の後部
2aと対向し、上板6の一部を構成する。固定用可撓板
6aは弾性によって後述するコネクタハウジング内の端
子収容室内に雌端子1を嵌合固定する。
固定用可撓板6aには、四角形の係止孔7が穿設され、
後述するコネクタハウジング9の係止突起11と係合さ
れる。また、この固定用可撓板6aの雌型端子接触部3
側の基端部からはU字状に折り返される湾曲弾性片8が
連設されている。このU字状の湾曲弾性片8の基端部、
即ち固定用可撓板6aとの連設部には、斜状係合案内部
8aが形成されている。また、U字状の湾曲弾性片8の
斜状係合案内部8aと対向する部位8bは自由端方向に
底板と略々対面しながら延設され、半田付用突出部4a
に連設される斜状弾性部8cが形成されている。半田付
用突出部4aは上板6と底板2の略々中央に位置されな
がら支持部5より後方に突出している。
第2図は、本発明の雌端子1が嵌装されるプリント配線
用コネクタの断面を示す。同図においてコネクタハウジ
ング9には、左右に貫通する端子収容室10,が形成さ
れ、左端は雄端子挿入口10a、右端は雌端子挿入口1
0bとなっている。端子収容室10の上側には雌端子1
の前述した係止孔7に嵌合する係止突起11が突設され
ている。この係止突起11は、係止孔7との係合位置に
おける断面形状が、係止孔7とほぼ同一の形状に形成さ
れ、係止孔7にガタツキなく係合できる形状と大きさに
形成され、背面には斜面11aが形成されている。
雌端子1をコネクタハウジング9に嵌装するには、ま
ず、雌端子1を雌端子挿入口10bから挿入する。雌端
子1は端子収容室10内を進行し、湾曲弾性片8の基端
部に形成した斜状係合案内部8aが係止突起11の後側
の斜面11aと当接する。引き続き雌端子1を押し込む
と、湾曲弾性片8は斜面11aに沿って下方に撓み、係
止突起11を乗り越え、係止突起11が係止孔7に嵌合
して雌端子1の嵌装が終了する。以上のように、雌端子
1を押し込みさえすれば、雌端子1は端子収容室10内
の適正な位置に自然に嵌装されることになり、位置合わ
せ等の操作は不要である。係止突起11が係止孔7に嵌
合すると、雌端子1はコネクタハウジング9内にガタツ
キなく嵌装される。この後、従来例の場合と同様にコネ
クタハウジング9の後端にプリント配線板12が取付け
られ、半田付け13がされる。
雄端子挿入口10aから図示しない雄端子が挿入される
と、雌端子1には長手方向の力が加わるが、前述したよ
うに係止孔7と係止突起11との嵌合にガタツキがない
ので、この力は半田付け13の部分には達しない。また
雌端子1とコネクタハウジング9は雄端子、或いは相手
方コネクタハウジング(図示せず)との軸方向の位置ず
れが生じた場合にも、湾曲弾性片8によって前後、上
下、左右の三方向にフリーに支持されることになり、半
田がひび割れすることもない。また雄端子を挿入して接
続した後の雌端子1に、車両からの振動が伝達されて
も、湾曲弾性片8の弾性によって半田付け13の部分に
まで振動が伝わらない。また、雌雄の端子の相対的な振
動もなくなるので、振動部分に酸化物が生成することも
なくなり、接触不良のおそれもなくなる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、ハウジングまたは
端子のいずれにもフランスを形成する必要がなくなり、
コネクタハウジングを従来より小型化することができ
る。また斜状係合案内部があるためにスムーズに固定用
可撓板が撓み、雌端子をハウジング内に嵌装する作業が
容易になった。またU字状の湾曲弾性片を介して固定用
可撓板が支持されているために係合がはずれ難くなる。
またU字状の湾曲弾性片の作用によって、外部から加わ
る振動が吸収され、固定部に振動が伝達されることがな
くなり、半田のひび割れを防止することができる。さら
には、雌雄端子の相手的な振動もなくなり、接触部にお
ける酸化物の生成も防止でき、接触不良のおそれもなく
なった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の端子の斜視図、 第2図は本発明の端子が嵌装されるプリント配線板用コ
ネクタの断面図、 第3図は従来の端子の斜視図、 第4図は従来のプリント配線板用コネクタの要部の断面
図である。 1……端子、2……底板、3……電気接触部、4……固
定部、4a……半田付用突出部、6a……固定用可撓
板、7……係止孔、8……湾曲弾性片、8a……斜状係
合案内部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底板の前端に電気接触部を有し、後端には
    プリント配線板との固定部を有するプリント配線板用端
    子において、固定部には支持部を介して底板と対向する
    固定用可撓板を連設し、該固定用可撓板にハウジング内
    の係止突起と係合する係止孔を穿設するとともに、該固
    定用可撓板の前端からU字状に後方に折り返して基端部
    に斜状係合案内部を形成した湾曲弾性片を連成し、該湾
    曲弾性片の自由端に半田付用突出部を連設したことを特
    徴とするプリント配線板用端子。
JP1143091A 1989-06-07 1989-06-07 プリント配線板用端子 Expired - Lifetime JPH0640497B2 (ja)

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JPH0311566A JPH0311566A (ja) 1991-01-18
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JPH0311566A (ja) 1991-01-18

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