JPH0639723U - 瓶収納箱の組立式内装具 - Google Patents

瓶収納箱の組立式内装具

Info

Publication number
JPH0639723U
JPH0639723U JP7567792U JP7567792U JPH0639723U JP H0639723 U JPH0639723 U JP H0639723U JP 7567792 U JP7567792 U JP 7567792U JP 7567792 U JP7567792 U JP 7567792U JP H0639723 U JPH0639723 U JP H0639723U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
bottle
folded
surface portion
box
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7567792U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2572224Y2 (ja
Inventor
弘一 柏原
Original Assignee
千代田梱包工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 千代田梱包工業株式会社 filed Critical 千代田梱包工業株式会社
Priority to JP1992075677U priority Critical patent/JP2572224Y2/ja
Publication of JPH0639723U publication Critical patent/JPH0639723U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2572224Y2 publication Critical patent/JP2572224Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cartons (AREA)
  • Packaging Frangible Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 組立てが容易な瓶収納箱用の紙製内装具を提
供する。 【構成】 所定形状に裁断された一枚の段ボール紙など
の板状体は、側面部5と折曲部6と、上面部7とに区画
されており、折返部6を側面部5に折重ね、側面部5を
正面8,右側面9,背面10,左側面11の順に折曲す
る。上面部7は、側面部5の背面10を除いてそれぞれ
の面に個別に付設された蓋であり、板面に瓶の頚を挿通
する孔2を有している。蓋は、下蓋14,中蓋13,上
蓋12の順に折り重ね、上蓋12の差込縁15を対向側
の隙間に差し込んで無底の中空箱型に組立てる。内装具
1は、外周が二層、上底又は下底が三層となり、同形の
ものを瓶の支持座とスペーサとに使い分けて収納箱に内
装する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本案は、瓶、特に一升瓶のような背の高い瓶の箱詰に用いる瓶収納箱の組立式 内装具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来一升瓶を輸送のために箱詰めするときには、専ら発泡スチロールの成形品 が用いられ、その成形品で瓶を支えて箱詰めを行っていた。発泡スチロールは、 緩衝性に優れ、自由な形状に成型できるため、梱包用内装具として優れた特性を 有している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、プラスチック製品は、廃棄物としての処理が困難であることか ら、後処理が容易な紙製品、特に段ボール紙の使用へと移行しつつあるのが実情 である。
【0004】 段ボール紙は、その紙質の選定により可成りの程度に緩衝性を有しているもの の、発泡スチロールのように予め一定形状に賦型することができず、どうしても 組立てによらざるを得ない。段ボールの組立てによれば、箱自体に瓶を保護,保 型する構造を一体に設けることも可能であるが、瓶を保護,保型する内装具とし て箱に内装するときには、少なくとも2個以上の内装具を必要とし、組立てによ る限り、その組立てに工数を要し、発泡スチロール製品のように手軽に使用する というわけにはいかない。組立てによる限り、素早く、しかも簡単に組立てをで きることが必要とされる。
【0005】 本案の目的は、組立てが容易でしかも、瓶の緩衝性,保型性に優れた瓶収納箱 の組立式内装具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本案による瓶収納箱の組立式内装具においては、側 面部と、折返部と、上面部とを有し、一枚の板状体の折曲により一面が開口され た箱型に組立てる瓶収納箱の組立式内装具であって、 側面部は、箱型の正面,背面及び両側面を形成する部分であり、 折返部は、側面部の一縁に連設された部分であり、 上面部は、側面部の正面及び両側面に相当する部分の他縁に個別に付設された 下蓋,中蓋及び上蓋であり、 下蓋,中蓋及び上蓋には板面に孔を有し、上蓋には端縁に差込縁が付設され、 折返部を側面部に折重ね、該折返部を内側にして側面部を各折曲線で直角に折 曲して箱の正面,左右側面,背面を形成し、下蓋及び中蓋を側面部上で直角に折 曲して上下に重ね合せ、上蓋を中蓋上に折り重ねてその差込縁を中蓋及び下蓋と 側面部の背面との間に形成される隙間内に折込んで箱型に組立てられ、 箱型に組立てられた内装具は、瓶収納箱に内装され、開口を上向きの姿勢で瓶 を支える支持座となり、開口が上向き又は下向きの姿勢で前記各蓋の孔内に瓶の 頚部を支えるスペーサとなるものである。
【0007】
【作用】
組立てに際しては、実質的に折返部を側面部上に折り重ね、側面部を各折曲線 で直角に折曲し、上面部の下蓋,中蓋を折曲し、上蓋の差込縁を隙間に差込んで 折曲げるだけの操作によって箱型に組上げられる。箱型の内装具は、開口を上向 きの姿勢又は、上向きと下向きの姿勢とに使い分けて瓶収納箱内に挿入し、瓶の 支持座及び瓶胴部のスペーサとして用いる。折曲線は、段ボール紙の切り込み( いわゆる半切り,半抜き)、圧潰などによって形成できる。
【0008】
【実施例】
以下に本案の実施例を図によって説明する。本案の内装具1は、図1のように 無底の中空角箱型をなし、上面には瓶の頚部を挿入する孔2が開口され、図2の ように瓶収納箱3内に同形の2個を瓶の支持座R及びスペーサSとして収容して 箱3内の瓶4を衝撃などから保護して安定に保型するものである。
【0009】 内装具1を支持座Rに用いるときには、開口を上向きの姿勢(倒立姿勢)で内 装具1を収納箱3の底部に挿入して瓶底を支え、また、スペーサSに用いるとき には、開口を下向きの姿勢(正立姿勢)又は上向きの姿勢で孔2内に瓶4を差し 込み、その頚部を支えるものである。したがって、本案の内装具1を適用する瓶 4は、孔内に挿入可能な外径あるいは頚部を有する、例えば一升瓶,ワインの瓶 のような形態のものである。
【0010】 内装具1は、複面両段ボール紙のような緩衝性と板強度に優れた材質の紙を箱 型に組立てたものであり、外周壁は2層、正立姿勢での上底、倒立姿勢での下底 は3層の積層構造となっている。
【0011】 図3に内装具1の展開図を示す。図において、一枚の段ボール紙は、予め箱型 の組立てに必要な形状に裁断され、基本的に横方向の2本の折曲線l1,l2に より、側面部5と、折返部6と、上面部7との3段に区画されている。
【0012】 側面部5は、箱型の側面4面を形成するものであり、各段は垂直方向の3本の 折曲線l3〜l5によって4区画されるが、説明を分かりやすくするため、側面 部の4区画をそれぞれ正面8,右側面9,背面10,左側面11として区別する 。
【0013】 折返部6は、側面部5の一縁に連設され、側面部5の各面を区画する折曲線l3 〜l5の延長線上で4区画に区画されている。上面部7は、側面部5の背面1 0を除いて、正面8,右側面9,左側面11の他端に個別に付設された蓋である 。これを順に上蓋12,中蓋13,下蓋14として区別する。前記孔2は、各蓋 の板面に形成され、箱型に組上げられたときに1つの貫通孔を形成するものであ る。
【0014】 上蓋12には、外縁に差込縁15がさらに設けられており、また、中蓋13及 び下蓋14の対向縁の一側が切欠かれている。この切欠き部分は、後に上蓋12 の差込縁15を挿入する隙間となるものである。なお、側面部5の背面10の立 上り高さや、これに対応する折返部の高さが左右側面11,9間で異なっている が、これは、組立時の段ボール紙の厚みに応じ、また、差込縁の受入れに応ずる ためである。
【0015】 図4に、本案の内装具の組立要領を示す。(1)〜(8)は組立順序を示して いる。
【0016】 (1)において、まず、折曲線l2で折返部6を折曲げ(2)に示すように折 返部6を側面部5上に重ね合せる。次いで、(3)〜(5)のように折返部6を 重ねた側の面を内側として側面部5の各面を折曲線l3〜l5にて順次直角に折 曲げて枠型に形成した後、(6)〜(8)の順に、まず、下蓋14を直角に折曲 げ、その上に中蓋13を重ね、最後に上蓋12を重ねて上蓋12に付設されてい る差込縁15を中蓋13及び下蓋14の側縁と背面10との間に形成される隙間 に差し込んで組立てを完了する。
【0017】 組立てられた内装具1は、側面部5の正面8と左側面11とは切離されている が、差込縁15を前記隙間内に差込むことによって定型に保型され、図1のよう に下面が開放された箱型となる。
【0018】 本案の内装具1は、前述のように倒立姿勢で収納箱3の底に設置して瓶4の支 持座Rとなり、正立姿勢で瓶4の頚部を保持させてスペーサSとなり、収容箱3 内に瓶4を安定に固定することができる。支持座Rに用いたときには、瓶4の底 が上蓋12,中蓋13,下蓋14の3層で支持され、また、スペーサSに用いた ときには、瓶4の頚部が3層の蓋で保持されるため、強度が大きく、また材質の 有する緩衝性により、落下,衝撃による破損から保護される。実施例ではスペー サSとして使用するときに、内装具1を正立姿勢で装入しているが、支持座と同 様に正立姿勢で孔2内に瓶4の頚部を支持しても効果は同じである。
【0019】
【考案の効果】
以上のように本案によるときには、組立てが簡単であり、同一構造の内装具を 支持座とスペーサとに使い分けることができ、側面が2層、上面又は下面が3層 の積層構造により、瓶を収納箱内に安定に支持し、落下,衝突などによる衝撃に よる瓶の破損を効果的に防止できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案の一実施例を示す一部断面斜視図である。
【図2】本案の内装具を用いて瓶を箱詰めした状態を示
す図である。
【図3】本案の内装具の展開図である。
【図4】内装具の組立順序を示す図である。
【符号の説明】
1 内装具 2 孔 3 瓶収納箱 4 瓶 5 側面部 6 折返部 7 上面部 8 正面 9 右側面 10 背面 11 左側面 12 上蓋 13 中蓋 14 下蓋 15 差込縁 l1 折曲線 l2 折曲線 l3〜l5 折曲線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側面部と、折返部と、上面部とを有し、
    一枚の板状体の折曲により一面が開口された箱型に組立
    てる瓶収納箱の組立式内装具であって、 側面部は、箱型の正面,背面及び両側面を形成する部分
    であり、 折返部は、側面部の一縁に連設された部分であり、 上面部は、側面部の正面及び両側面に相当する部分の他
    縁に個別に付設された下蓋,中蓋及び上蓋であり、 下蓋,中蓋及び上蓋には板面に孔を有し、上蓋には端縁
    に差込縁が付設され、 折返部を側面部に折重ね、該折返部を内側にして側面部
    を各折曲線で直角に折曲して箱の正面,左右側面,背面
    を形成し、下蓋及び中蓋を側面部上で直角に折曲して上
    下に重ね合せ、上蓋を中蓋上に折り重ねてその差込縁を
    中蓋及び下蓋と側面部の背面との間に形成される隙間内
    に折込んで箱型に組立てられ、 箱型に組立てられた内装具は、瓶収納箱に内装され、開
    口を上向きの姿勢で瓶を支える支持座となり、開口が上
    向き又は下向きの姿勢で前記各蓋の孔内に瓶の頚部を支
    えるスペーサとなるものであることを特徴とする瓶収納
    箱の組立式内装具。
JP1992075677U 1992-10-30 1992-10-30 瓶収納箱の組立式内装具 Expired - Lifetime JP2572224Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992075677U JP2572224Y2 (ja) 1992-10-30 1992-10-30 瓶収納箱の組立式内装具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992075677U JP2572224Y2 (ja) 1992-10-30 1992-10-30 瓶収納箱の組立式内装具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0639723U true JPH0639723U (ja) 1994-05-27
JP2572224Y2 JP2572224Y2 (ja) 1998-05-20

Family

ID=13583075

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992075677U Expired - Lifetime JP2572224Y2 (ja) 1992-10-30 1992-10-30 瓶収納箱の組立式内装具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2572224Y2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007153368A (ja) * 2005-12-02 2007-06-21 Rengo Co Ltd 瓶の緩衝材
KR20160008733A (ko) * 2014-07-14 2016-01-25 원투씨엠 주식회사 도장 거치식 포장지
JP2020029298A (ja) * 2018-08-23 2020-02-27 株式会社斎藤紙店 緩衝具付き瓶用包装箱

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007153368A (ja) * 2005-12-02 2007-06-21 Rengo Co Ltd 瓶の緩衝材
JP4663498B2 (ja) * 2005-12-02 2011-04-06 レンゴー株式会社 瓶の緩衝材
KR20160008733A (ko) * 2014-07-14 2016-01-25 원투씨엠 주식회사 도장 거치식 포장지
JP2020029298A (ja) * 2018-08-23 2020-02-27 株式会社斎藤紙店 緩衝具付き瓶用包装箱

Also Published As

Publication number Publication date
JP2572224Y2 (ja) 1998-05-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8499937B2 (en) Suspension packaging system
US7114618B2 (en) Foldable foam packing element
US10442597B1 (en) Retention package with article-loading aperture and method of making and using the same
EP1657167B1 (en) Suspension packaging system
JPH0639723U (ja) 瓶収納箱の組立式内装具
JP4088806B2 (ja) 瓶収納箱の組立式内装具
JP3223214U (ja) 緩衝用中仕切と包装箱
JPH0350061Y2 (ja)
JP2003246319A (ja) 展示機能付包装用箱
JPH0717719U (ja) 瓶収納箱の組立式内装具
CN110817081A (zh) 一种缓冲内衬件
JP3083439U (ja) 包装箱
JP6924870B2 (ja) 宙吊り包装箱
JP3164316U (ja) 緩衝材、包装物及び包装体
US20230356909A1 (en) Retention packaging system
JPH10316129A (ja) パッキングコンテナー
JP7461640B2 (ja) 包装箱
JP2001315761A (ja) 物品保持構造
JP2691659B2 (ja) 折畳式の段ボール製パッキン
JPS5938336Y2 (ja) 収壜仕切枠
US20180305068A1 (en) Packaging
JP3065552B2 (ja) 付属品収納部を備えた二重壁梱包箱
JP3049017U (ja) 梱包用箱
JPS6116998Y2 (ja)
JPS5836697Y2 (ja) 包装用緩衝体