JPH0638461A - 固定子コイル挿入装置 - Google Patents

固定子コイル挿入装置

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JPH0638461A
JPH0638461A JP18260592A JP18260592A JPH0638461A JP H0638461 A JPH0638461 A JP H0638461A JP 18260592 A JP18260592 A JP 18260592A JP 18260592 A JP18260592 A JP 18260592A JP H0638461 A JPH0638461 A JP H0638461A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alignment
blade
coil
tool
stage
Prior art date
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Pending
Application number
JP18260592A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Inaba
葉 好 昭 稲
Takeshi Tora
良 雄 東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH0638461A publication Critical patent/JPH0638461A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機械や治工具の破損およびコイルの損傷や断
線を防ぎ、モータの信頼性を高める 【構成】 アライメントツールのアライメントを上側ア
ライメント5と下側アライメント6に分割し、アライメ
ントツールを案内としてステータコア22を複数ブレー
ド20の所定位置まて挿入保持し、第1段目の可動ブレ
ード14を所定位置まで上昇させる時、上側アライメン
ト5を上昇させ、下側アライメント6を停止させ、第2
段目の可動ブレード15を上昇させる時、上側アライメ
ントおよび下側アライメントを一体的に上昇することで
コイル21をステータコア22のスロット内に挿入す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機械や治工具の破損お
よびコイルの損傷や断線を防ぎ、モータの信頼性を高め
るようにした固定子コイル挿入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】固定子コイル挿入装置として、同一円周
上に所定間隔を置いて配置した複数ブレードの所定位置
に巻装したコイルを供給し、ステータコアのスロットと
係合する突起を有するアライメントツールを複数ブレー
ドの上端に位置させ、アライメントツールを案内として
ステータコアを複数ブレードの所定位置まて挿入保持
し、第1段目の可動ブレードを所定位置まで上昇させ、
第2段目の可動ブレードを上昇させることで、コイルを
ステータコアのスロット内に挿入するようにした、いわ
ゆる2段可動ブレード方式の固定子コイル挿入装置は知
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記形式の固定子コイ
ル挿入装置では、コイルを巻枠より複数ブレード間に巻
き落とす際に、ウェッジガイド先端より出ているブレー
ドの高さを低くできるので、ブレードの円周方向の開き
を防ぎ、コイルの乱れを防止することはできるが、ウェ
ッジガイド先端より出ているブレードの高さが低い分、
アライメントツールの全長を長くできず、第1段目の可
動ブレードが上昇する際、アライメントツール全体が上
昇するため、第2段目の可動ブレードが上昇してコイル
がステータコアのスロット内に挿入する時、アライメン
トツールの羽根部が早めに固定ブレードより外れてしま
い、その結果、ブレードが半径方向および円周方向に早
めに開き、これにより、コイル挿入力が増加し、機械や
治工具を破損させたり、コイルの損傷や断線、さらに
は、ステータコア歯部の変形を引き起こすという問題が
ある。
【0004】また、1段可動ブレード方式のコイル挿入
装置では、ウェッジガイド先端より出ているブレードの
高さがステータコアの積層厚により変動するので、積層
厚の高いステータコアの場合、アライメントツールの羽
根部が早めに固定ブレードより外れてしまい、同様な問
題が発生してしまう。また、ブレードの開きを遅らせる
ためには、各ステータコアの積層厚ごとに、アライメン
トツールのスペーサの厚さを変えることが必要である
が、この場合には、作業の段取りに相当時間を要すると
いう難点がある。本発明は上記した点に鑑みてなされた
もので、機械や治工具の破損およびコイルの損傷や断線
を防ぎ、モータの信頼性を高めるようにした固定子コイ
ル挿入装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の固定子コイル挿
入装置は、ステータコアのスロットと係合する突起を有
するアライメントツールのアライメントを上側アライメ
ントと下側アライメントに分割し、同一円周上に所定間
隔を置いて配置した複数ブレードの所定位置に巻装した
コイルを供給し、アライメントツールを複数ブレードの
上端に位置させ、アライメントツールを案内としてステ
ータコアを複数ブレードの所定位置まて挿入保持し、第
1段目の可動ブレードを所定位置まで上昇させる時に、
上側アライメントは上昇するが、下側アライメントはそ
の位置に停止し、第2段目の可動ブレードを上昇させる
時、上側アライメントおよび下側アライメントは一体的
に上昇するように構成される。
【0006】また、本発明の固定子コイル挿入装置は、
アライメントツールのアライメントを上側アライメント
と下側アライメントに分割するとともに、上側アライメ
ントに設けた羽根部と下側アライメントに設けた羽根部
が同一線上に位置しかつ円周方向に動かないようにシャ
フトと嵌合する手段を設けて構成される。
【0007】
【作用】本発明の固定子コイル挿入装置では、第1段目
の可動ブレードを所定位置まで上昇させる時に、上側ア
ライメントのみを上昇させ、第2段目の可動ブレードを
上昇させる時に、上側アライメントおよび下側アライメ
ントは一体的に上昇させることで、第2段目の可動ブレ
ード上昇時に、アライメントツールの下側アライメント
に設けた羽根部が、固定ブレードよりはずれるのを遅ら
せ、コイル挿入時の挿入力を減少させ、機械や治工具の
破損およびコイルの損傷や断線を防ぎ、モータの信頼性
を高める。
【0008】また、本発明の固定子コイル挿入装置で
は、上側アライメントに設けた羽根部と下側アライメン
トに設けた羽根部が同一線上に位置しかつ円周方向に動
かないようにシャフトと嵌合する手段を設けることで、
上側アライメントが下側アライメントと別個に動いて
も、上側アライメントに設けた羽根部が円周方向に動い
て、下側アライメントに設けた羽根部に対する位置が同
一線上からずれることはない。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面につき説明す
る。図1は固定子コイル挿入装置のアライメントツール
を示し、このアライメントツールのツールヘッド1に一
体にシャフト2が連設されている。このシャフト2に
は、ツールヘッド1側から順にコアガイド3、スペーサ
4、上側アライメント5および下側アライメント6が摺
動自在に配置されている。これら上側アライメント5と
下側アライメント6は、別個に摺動するように配置され
ている。上側アライメント5の外周縁部には、図2に示
すように、円周方向に所定間隔を置いて羽根部7が設け
られ、また上側アライメント5に形成した中心孔8には
半径方向に延びる溝部9が一体に形成されている。上側
アライメント5に設けた溝部9はシャフト2に設けた軸
方向に延びる突条に嵌合することで、上側アライメント
5がシャフト2に沿って軸方向すなわち上下方向に摺動
するが円周方向に動かないようにしている。また、下側
アライメント6にも同様に円周方向に所定間隔を置いて
羽根部10が設けられている。この下側アライメント6
の中心孔11には段部12が形成されていて、この段部
12はシャフト2の下端に設けたストッパ13と係合
し、下側アライメント6がシャフト2より抜け出ないよ
うに下側アライメント6の下方向の動きを規制してい
る。下側アライメント6の中心孔10にも半径方向に延
びる溝部(図示せず)が一体に形成されていて、下側ア
ライメント6に設けた溝部をシャフト2に設けた軸方向
に延びる突条に嵌合することで、下側アライメント6が
シャフト2に沿って軸方向に摺動するが円周方向に動か
ないようにしている。下側アライメント6に設けた溝部
と上側アライメント5に設けた溝部9は、下側アライメ
ント6の羽根部10と上側アライメント5の羽根部7が
整列配置するような位置に設定され、上側アライメント
5または下側アライメント6がシャフト2に沿って摺動
しても、シャフト2に装着された上側アライメント5の
羽根部7と下側アライメント6の羽根部10は同一線上
に位置するようになっている。
【0010】上記スペーサ4は、コアガイド3より小径
であり、スペーサ4とコアガイド3と上側アライメント
5は一体的に結合される。このコアガイド2の下面のス
ペーサ4より半径方向外側に位置する外周縁部には、円
周方向に所定間隔を置いて羽根部14が設けられてい
る。このコアガイド3の中心孔15にも半径方向に延び
る溝部(図示せず)が一体に形成されていて、コアガイ
ド3に設けた溝部をシャフト2に設けた軸方向に延びる
突条に嵌合することで、コアガイド3がシャフト2に沿
って軸方向に摺動するが円周方向に動かないようにして
いる。コアガイド3の溝部形成位置は、コアガイド3の
羽根部14が下側アライメント6の羽根部10および上
側アライメント5の羽根部7と整列配置される位置であ
る。また、固定子コイル挿入装置の作動装置は、図3に
示すように、第1段可動部14と第2段可動部を構成す
るストリッパ15とを有して構成されている。
【0011】つぎに作用を説明する。まず、図3に示す
ように、同一円周上に所定間隔を置いて配置した複数ブ
レード20の所定位置にコイル21を装着し、その後、
アライメントツールを装着する。上側アライメント5は
コアガイド3と一体的であり、コアガイド3はブレード
20の先端に係止されるので、上側アライメント5はそ
の位置を保つが、下側アライメント6は、自由な状態に
あるから、下側アライメント6はシャフト2に沿ってコ
イル21の真上の位置まで下降する。この下降位置はシ
ャフト2の下端に設けたストッパ13により制御され
る。ついで、ステータコア22が、図3に示す複数ブレ
ード20のエッジガイド23の先端に当接する位置まで
挿入され、その位置に保持される。
【0012】つぎに、第1段可動部14を所定位置まで
上昇させると、図4に示すように、第2段可動部を構成
するストリッパ15も同時に上昇し、複数ブレード20
のうちの第1段可動部14に支持された固定ブレード2
0aの上昇に伴い、固定ブレード20aの上端に当接す
るコアガイド3およびこのコアガイド3に一体的に結合
された上側アライメント5がシャフト2に沿って上方に
摺動する、この際、下側アライメント6は自由状態にあ
るから、その位置に待機するか、コイル21により押し
上げられてその位置より若干上昇した位置にある。
【0013】ついで、第2段可動部15を上昇させる
と、図5に示すように、第2段可動部15に支持された
可動ブレード20bが上昇し、また、ストリッパにより
コイル21が上方に押し上げられ、コイル21はステー
タタコア22のスロットに挿入される。この時、第2段
可動部15により、上側アライメント5および下側アラ
イメント6は一体となって上昇する。この際、上側アラ
イメント5と下側アライメント6の間の距離は長くなっ
ており、アライメントツール全体としての長さは伸長し
た状態にあるから、アライメントツールが固定ブレード
より外れる時間が遅くなる。したがって、ブレードの開
く時間が遅くなるために、コイル挿入時の挿入力が低減
される。
【0014】図6は、本考案(実線)と従来のもの(点
線)との挿入力の相違を示したグラフであり、よこ軸が
コイル挿入位置を、たて軸が挿入力である。このグラフ
によれば、ブレードの開く時間が遅くなることにより、
コイル挿入時の挿入力が低減することが分かる。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ブレ
ードの半径方向および円周方向への移動の時間を遅らせ
ることで、コイル挿入時の挿入力が低減し、機械や治工
具の破損を防ぐとともに、コイルの損傷や断線、ステー
タコア歯部の変形等を防止でき、モータとしての信頼性
を高めることができる。
【0016】また、1段式可動ブレード方式のコイル挿
入装置に組み込んだ場合には、モータコア積層厚が変動
するごとにアライメントツールのスペーサを交換する必
要がなく、作業の段取り時間が短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による固定子コイル挿入装置のアライメ
ントツールの断面図
【図2】図1のXーX線に沿った断面図
【図3】本考案による固定子コイル挿入装置のコイル挿
入前の状態を示す図
【図4】本考案による固定子コイル挿入装置の第1段可
動部が上昇した状態を示す図
【図5】本考案による固定子コイル挿入装置の第2段可
動部が上昇し、コイル挿入の最終状態を示す図
【図6】本考案による固定子コイル挿入装置と従来装置
のアライメントツールの挿入力を比較する図である。
【符号の説明】
5 上側アライメント 6 下側アライメント 14 第1段可動ブレード 15 第2段可動ブレード 20 ブレード 21 コイル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一円周上に所定間隔を置いて配置した複
    数ブレードの所定位置に巻装したコイルを供給し、ステ
    ータコアのスロットと係合する突起を有するアライメン
    トツールを複数ブレードの上端に位置させ、アライメン
    トツールを案内としてステータコアを複数ブレードの所
    定位置まて挿入保持し、第1段目の可動ブレードを所定
    位置まで上昇させ、第2段目の可動ブレードを上昇させ
    ることで、コイルをステータコアのスロット内に挿入す
    る固定子コイル挿入装置において、アライメントツール
    のアライメントを上側アライメントと下側アライメント
    に分割し、第1段目の可動ブレードの上昇時に、上側ア
    ライメントが上昇し、下側アライメントが停止するよう
    に設定し、第2段目の可動ブレードの上昇時に、上側ア
    ライメントおよび下側アライメントが一体的に上昇する
    ように設定したことを特徴とする固定子コイル挿入装
    置。
  2. 【請求項2】上側アライメントに設けた羽根部と下側ア
    ライメントに設けた羽根部が同一線上に位置しかつ円周
    方向に動かないようにシャフトと嵌合する手段を設けた
    ことを特徴とする請求項1に記載の固定子コイル挿入装
    置。
JP18260592A 1992-07-09 1992-07-09 固定子コイル挿入装置 Pending JPH0638461A (ja)

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JP18260592A JPH0638461A (ja) 1992-07-09 1992-07-09 固定子コイル挿入装置

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JP18260592A JPH0638461A (ja) 1992-07-09 1992-07-09 固定子コイル挿入装置

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JPH0638461A true JPH0638461A (ja) 1994-02-10

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ID=16121214

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JP18260592A Pending JPH0638461A (ja) 1992-07-09 1992-07-09 固定子コイル挿入装置

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JP (1) JPH0638461A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020178445A (ja) * 2019-04-18 2020-10-29 日本電産マシナリー株式会社 コイル挿入装置及びコイル挿入方法
CN112751466A (zh) * 2019-10-29 2021-05-04 日本电产株式会社 线圈***装置
WO2022070440A1 (ja) * 2020-09-30 2022-04-07 日本電産株式会社 コイル挿入装置及びコイル挿入方法

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