JPH0637220Y2 - テンショナ - Google Patents

テンショナ

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Publication number
JPH0637220Y2
JPH0637220Y2 JP12445488U JP12445488U JPH0637220Y2 JP H0637220 Y2 JPH0637220 Y2 JP H0637220Y2 JP 12445488 U JP12445488 U JP 12445488U JP 12445488 U JP12445488 U JP 12445488U JP H0637220 Y2 JPH0637220 Y2 JP H0637220Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tensioner
boss portion
rolling bearing
bolt
cylindrical portion
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP12445488U
Other languages
English (en)
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JPH0246158U (ja
Inventor
雅裕 箕輪
福光 北内
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Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Publication date
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  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、エンジンのバルブ駆動用ベルト伝動機構など
に用いられるテンショナに関する。
(従来の技術) 従来のこの種のテンショナとして、例えば第4図に示す
ように、原動プーリ1と従動プーリ2とに巻き掛けられ
たベルト3に対してテンショナ4を押し付けることによ
りベルト3に適度の張力を与え、その位置でテンショナ
4を固定する形式のものが知られている。
この種のテンショナの具体例として、例えば、実開昭52
-71604号公報や、実開昭55-112145号公報で開示された
ものがある。
前者公報の構造は、第5図に示すように、エンジン本体
などのベース5に支点ピン6を介して一端を揺動自在に
枢着した揺動アーム7の他端に有底円筒状のボス部8を
突設し、このボス部8にベルトに転接させられるプーリ
を構成する転がり軸受9を外嵌圧入して止着するととも
に、ボス部8の外端面に前記支点ピン6を曲率中心とす
る部分円弧状の長孔10を形成し、この長孔10に外方より
挿通したボルト11をベース5に締着することで、揺動ア
ーム7を任意の揺動調節位置で締付け固定できるよう構
成している。
また、後者公報の構造は、第6図に示すように、一端が
支点ピン6に揺動自在に枢着された揺動アーム7の他端
に円筒状のボス部8を突設して、このボス部8に転がり
軸受9を外嵌圧入するとともに、ボルト11を挿通する円
弧状長孔11を有する蓋体12の輪状フランジ12aを転がり
軸受9に内輪9aへ内嵌し、前例と同様に揺動アーム7を
任意の揺動調節位置にボルト11で締着固定するよう構成
している。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記各従来例ではそれぞれ次のような不
都合がある。
まず、第5図に示す従来構造にあっては、転がり軸受9
を外嵌支持した有底筒状のボス部8自体の外端面に長孔
11を形成しているので、ボス部全体の周方向における剛
性分布が不均一となっており、このために、転がり軸受
9をボス部8に外嵌圧入した際に、内輪9aの真円度が崩
れて転がり軸受9の焼付けや振動騒音が発生しやすくな
るといった不都合が指摘される。
一方、第6図の従来構造は、周方向剛性分布が均一な円
筒状のボス部8に転がり軸受9の大部分を外嵌支持させ
るので、ボス部8への軸受圧入により、内輪9aの真円度
がくずれることはないが、転がり軸受9を前記ボス部8
の外周の一部と蓋体12の輪状フランジ12aとにまたがせ
て支えているために、蓋体12を締付けた際に発生する蓋
体12自体の不均一な歪みが内輪9aに伝わって、内輪9aの
真円度がくずれるおそれがあり、前記同様の不都合を招
く結果となる。
本考案は、揺動アームに設ける軸受支持用のボス部に改
良を加えることで、従来構造にみられる上記不具合を解
消することを目的としている。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案は、次のように構成
した。
本考案にかかるテンショナは、一端をベースに揺動自在
に枢支した揺動アームの他端にボス部を突設し、このボ
ス部に転がり軸受を圧入外嵌し、ボス部の外端面に設け
た長孔を通して外方より挿入したボルトをベースに締着
して、揺動アームを任意の揺動位置で締付け固定するよ
う構成したものであって、 前記ボス部が、転がり軸受の内輪を外嵌支持する円筒部
と、この円筒部の外端に接合される蓋体とで構成され、
この蓋体にボルト挿通用の前記長孔が形成されていると
ともに、円筒部と蓋体とが相対回動不能に係合連結され
ていることに特徴を有する。
(作用) 上記構成によると、転がり軸受は周方向の剛性分布が均
一な円筒部に外嵌支持されるので、圧入時に軸受内輪の
真円度がくずれることはない。
そして、ボルトの締着力を受ける蓋体は円筒部の端部に
相対回動不能に係合状態で接合支持させてあるために、
仮に、蓋体がボルト締着によって歪んでも、この歪みが
軸受内輪に伝わることがなく、ボルト締着による内輪の
真円度のくずれもない。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に示して詳細に説明す
る。
第1図ないし第3図に本考案の一実施例にかかるテンシ
ョナを示している。
図例のテンショナAは、ベース20の側面に打ち込んだ支
点ピン21に一端が揺動自在に枢支された板金製の揺動ア
ーム30と、この揺動アーム30の他端の孔31に取り付けら
れたボス部32に外嵌圧入される転がり軸受40と、この転
がり軸受40に外嵌止着されるプーリ50と、揺動アーム30
の孔31近傍に突設した突片33とベース20との間に張設さ
れる補助テンション用のコイルバネ51と、ボス部32の外
端から挿入されてベース20に締着されるボルト52とを備
えている。
前記ボス部32は、揺動アーム30の孔31周縁に形成された
輪状片34に突出状に圧入固定された円筒部32aと、円筒
部32aの外方開口端に結合される蓋体32bとからなる。こ
の円筒部32a上に前記転がり軸受40が外嵌圧入される。
蓋体32bは段付き円板状に構成されたもので、その厚肉
部が円筒部32aの外方開口端に内嵌接合され、この蓋体3
2bの薄肉部によって軸受内輪41の外方への抜止めがなさ
れる。
そして、円筒部32aの対角位置に形成した径方向の内外
に開放する一対の切欠き凹部35に、蓋体32bの段差部に
打ち込み突設した一対のピン36を係入させて、円筒部32
aと蓋体32bとの相対回動を阻止するとともに、支点ピン
21を曲率中心とする部分円弧状の長孔37を蓋体32bに形
成して、ここに前記ボルト52を挿通するよう構成されて
いる。
本考案のテンショナAは以上のように構成されたもので
あり、テンション調節にあたってはボルト52を少しゆる
めておき、揺動アーム30を適当に動かすことにより図示
しないベルトを適当な張力にし、この位置でボルト52を
締め直すのである。この際、揺動アーム30に形成した角
孔38に適当な工具を差し込んで揺動アーム30の位置調節
を行えるようになっている。また、ボルト52をゆるめて
も、補助テンション用コイルバネ51が付いているので、
揺動アーム30が勝手に後退揺動することはない。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によるテンショナは、揺動
アームに設けた軸受支持用のボス部を、周方向剛性分布
が均一な円筒部とこれの外方開口端に係合連結される蓋
体とで構成して、円筒部に転がり軸受を外嵌圧入し、蓋
体にボルト挿通用の長孔を設けたので、円筒部への軸受
外嵌圧入による軸受内輪の真円度の崩れがなく、かつ、
長孔によって周方向剛性分布が不均一を余儀なくされて
いる蓋体に歪みが仮に発生しても、円筒部がその影響で
歪むことはなく、揺動アームのボルト締め作用によっ
て、軸受内輪の真円度がくずれることもなく、焼き付け
等のトラブルを確実に防止することができるようになっ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の一実施例にかかり、第1
図は第2図のI-I線矢視断面図、第2図はテンショナの
平面図、第3図はテンショナの分解斜視図である。 第4図はテンショナの使用状態を示す平面図である。ま
た、第5図および第6図はそれぞれ従来例のテンショナ
を示す縦断側面図である。 20…ベース、21…支点ピン、 30…揺動アーム、32…ボス部、 32a…円筒部、32b…蓋体、 50…転がり軸受、51…内輪、 52…ボルト、37…長孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端をベースに揺動自在に枢支した揺動ア
    ームの他端にボス部を突設し、このボス部に転がり軸受
    を圧入外嵌し、ボス部の外端面に設けた長孔を通して外
    方より挿入したボルトをベースに締着して、揺動アーム
    を任意の揺動位置で締付け固定するよう構成したテンシ
    ョナにおいて、 前記ボス部が、転がり軸受の内輪を外嵌支持する円筒部
    と、この円筒部の外端に接合される蓋体とで構成され、
    この蓋体にボルト挿通用の前記長孔が形成されていると
    ともに、円筒部と蓋体とが相対回動不能に係合連結され
    ていることを特徴とするテンショナ。
JP12445488U 1988-09-22 1988-09-22 テンショナ Expired - Lifetime JPH0637220Y2 (ja)

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JP12445488U JPH0637220Y2 (ja) 1988-09-22 1988-09-22 テンショナ

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JP12445488U JPH0637220Y2 (ja) 1988-09-22 1988-09-22 テンショナ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0246158U JPH0246158U (ja) 1990-03-29
JPH0637220Y2 true JPH0637220Y2 (ja) 1994-09-28

Family

ID=31374201

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JP12445488U Expired - Lifetime JPH0637220Y2 (ja) 1988-09-22 1988-09-22 テンショナ

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