JPH0636881Y2 - 曲刃カッター - Google Patents

曲刃カッター

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JPH0636881Y2
JPH0636881Y2 JP1986116957U JP11695786U JPH0636881Y2 JP H0636881 Y2 JPH0636881 Y2 JP H0636881Y2 JP 1986116957 U JP1986116957 U JP 1986116957U JP 11695786 U JP11695786 U JP 11695786U JP H0636881 Y2 JPH0636881 Y2 JP H0636881Y2
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cutting
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conical
cutter
plate
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JP1986116957U
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JPS6327259U (ja
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泰光 佐藤
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泰光 佐藤
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案の曲刃カッターを主に携帯用の電動機器であるジ
スクグラインダー又は電動カッター等に取付けて、硬質
の大型タイル板、石質の板材、木質の板材等の円形曲線
等の切削切断に関する。
(従来の技術) 近年の新建材の開発に伴い、幅広の大型板材等の円形円
弧曲線の切削切断作業が多くなって来て居り、硬質の板
材等に於いては、ダイヤモンド焼結の植刃カッター、木
工用の板材等に於いては、超硬植刃によるチップソー又
は丸鋸と云った、何れも平面で直刃の円形カッターを電
動機器であるジスクグラインダー又は電動カッター等に
装着して、無理な曲線の切削切断が行われて来て居る
が、これ等は、以前から円形曲線の切削切断に適応する
曲刃カッターが無かった事から止む得ない作業であっ
た。
(考案が解決しようとする問題点) 前記の状況から、直刃による直線切削切断用の平円形カ
ッター又は丸鋸等で、無理な曲線切削切断が行われて来
た事から、当然の事乍ら、植刃のチップ又は鋸歯等に無
理なコヂリ作用が働いて、この過負荷から、植刃のチッ
プ又は鋸歯が捩じ曲ったり、植刃チップ又は鋸歯等の摩
擦損傷も甚しく、時には斯様な現状から植刃のチップ又
は鋸歯が分離又は欠損して、電動機器等の高速回転か
ら、周囲に飛散して、作業者又は周辺の人が大怪我をす
ると云った不測の事態もあり、作業者の安全性を欠いた
大変危険な作業である。
又、前記の無理な作業から、ワーク材の円形円弧曲線の
切削切断面にも、凹凸が甚だしく、曲線も不揃い勝とな
り、場合によっては、ワーク材の方にもコヂリ作用によ
る亀裂損傷等も招き易く、この外、この切削切断作業に
於ては、多くの時間と労力を必要とし、大変な手間暇が
掛かる上、必要な切削切断円弧曲線も得難い作業となる
など、数多くの問題点があった。
そこで、本考案に係る曲刃カッターは前記の諸問題を全
て解消せんとする事を目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 前記の諸問題を解決する手段としては、先づ課題とす
る、平板状のワーク材の円形曲線の切削切断を、回転す
る円形の刃物で、最も合理的で、且つ円滑な切削切断を
行うには、次の必須要件を具備する回転切削刃物とする
事が、何より肝要である。
(イ)回転切削する切断刃は、絶えず、平板ワーク材の
表面に対して垂立状態を保持する事が重要であり、同時
に切削切断刃の刃先巾に対して、回転切削切断中は、該
回転刃物の両側面に、絶えず一定のクリアランスを保持
する事も、大切な要件である。
(ロ)平板ワーク材の要切断円形の大小の円弧に、合理
的に合致する回転切削曲刃刃物として、回転切削切断中
にコジリ、軋み等の無理な負荷の掛らない工夫を凝らし
たものでなければならないものである。
以上、2つの必須要件を満す回転切削刃物である事が肝
要であり、この問題点を解決するための手段の基本とす
るものである。
そこで、本願の考案は、従来からの平円形カッター(丸
鋸を含む)の改良に基ずくものである。
即ち平らな円形カッター(丸鋸を含む)の外周周辺を円
錐の皿状にして、皿鍔部材を形成し、該皿鍔部材の円錐
状の全周面に亘り、数条の切り込み溝を該円錐放射状に
等間隔で配備し、更に該皿鍔部材の外周端に付備する植
刃部材又は鋸歯部材も、該切り込み溝を跨いで等間隔
に、それぞれに該円錐状に周配列をなし、且つ該植刃部
材又は鋸歯部材の該円錐状の内外の側壁面が、該円錐円
弧形状の切削曲刃を形成する曲刃カッターを工夫、考案
して、前記2つの必須要件を満たし、同時に前記の課題
とする諸問題をも、全て解決に導く手段となすものであ
る。
(作用) 以上の解決とする手段により、硬質の平板を含む全ての
平板ワーク材の円形円弧曲線の切削切断の作業時に於て
は、前記の携帯用の回転電動機器等に該曲刃カッターを
該電動機器の回転取付軸に装着して、この円形円弧曲線
の切削切断作業を行うものである。
即ち、被加工用の平板ワーク材の表面に予め要切断の円
形の曲線を罫書いておき、又一方で携帯用の電動機器の
案内板を要傾斜設定して、該電動機器に装着した該曲刃
カッターの円錐皿鍔部材並びに植刃部材又は鋸歯部材の
側面が、該平板ワーク材の表面に垂立する様に傾斜設定
して、前記の罫書線に該曲刃カッターの刃先を当接し、
更に電動回転しての切削切断作業を行えば、該皿鍔部材
の両側面には絶えず一定のクリアランスを保持した儘の
切削切断作業となり、且つ該曲刃カッターの側面円弧
と、前記の要罫書き円形曲線円弧が合理的に合致して、
以前から円形曲線切断時に起きた植刃部材又は鋸歯部材
等に掛かった、コジリ、軋み等の無理な過負荷は全て合
理的に解消して、安全で且つ効率的な円形の曲線切削切
断作業を容易とする他、円形円弧切削切断後のワーク板
の被切削切断面も凹凸が無くなり、著じるしく進化した
円形の切削切断作業を提供するものである。
(実施例) そこで、本考案に係る該曲刃カッターの実施例(本例は
硬質板用のダイヤモンド焼結植刃の曲刃カッター)を図
示して説明する。
即ち、第1図は、曲刃カッター1の断面を正面図で示す
ものであり、2は曲刃カッターの本体部材、2′は円錐
状の皿鍔部材、3は植刃部材(ダイヤモンド焼結チッ
プ)、4は円錐放射状等間隔の切り込み溝、5は該曲刃
カッターの電動機器の回転軸への取付け孔である。
第2図は、第1図の平面図である。
第3図は、植刃部材及び皿鍔部材を拡大して示す斜視図
であり、3は円錐円弧状の植刃部材、3′は該植刃部材
の円錐円弧状の内側壁凹R面、3″は該植刃部材の円錐
円弧状の外側壁凸R面、2′は円錐状の皿鍔部材、4は
皿鍔部材及び植刃部材の円錐周面に、数条の放射状で等
間隔の切り込み溝である。
第4図は、該曲刃カッターを電動機器(図示せず)に装
着して、該曲刃カッター円錐側壁面が、硬質板6の表面
に垂立状にセットして、円形の罫書き線7に沿って、円
形円弧曲線を回転切削切断中の状態を示す斜視図であ
る。
即ち、ワーク材の硬質板6の表面に予め要切断の円形曲
線7を罫書いて置き、回転電動機器に装着した該曲刃カ
ッター1の植刃部材3の先端部を、該罫書き曲線7に当
てがい、回転切削切断作業を行うものである。この時、
電動機器の案内板(図示せず)を傾斜適角度にセットし
て、該電動機器を適傾斜して、該曲刃カッター1の皿鍔
部材2′及び植刃部材3の円錐側壁面が、該硬質板6の
表面に絶えず垂立状態を保持し乍ら回転切削切断作業を
実施するものである。
(考案の効果) 効果1 本考案に係る曲刃カッターは、前記の通りワーク板材の
表面に罫書かれた要円形円弧の罫書き、曲線に沿った円
滑で安全な回転切削切断作業を容易とする外、該植刃部
材の刃幅に対しては、該皿鍔部材の両側面には、当然の
事乍ら、この両側面には各々にクリアランスが有り(鋸
歯部材に於ては、アサリ刃幅と両側面のクリアラン
ス)、前記の通り皿鍔部材並びに植刃部材の側面がワー
ク材の表面に、絶えず垂立状態を保持した儘での回転切
削切断作業を持続する状況から、該皿鍔部材の両側面に
各々クリアランスを保持し乍らの作業となって、前記の
切削切断の必須要件(イ)の項を満たす重要な効果をも
たらすものである。
効果2 次に、前記の必須要件(ロ)に対しては、該曲刃カッタ
ーの皿鍔部材及び植刃部材又は鋸歯部材を前記の円錐形
状となし、更にこの円錐の全周面に数条の放射状の切り
込み溝を等間隔に設けて、該円錐の内角度の調整を計か
り、ワーク材の要円形罫書き円弧曲線と該植刃部材又は
鋸歯部材の円錐曲刃円弧を合理的に合致させ得る事とな
り、該必須要件(ロ)の課題をクリアする効果を満すも
のである。
即ち、参考例として、該曲刃カッターの刃先外径が110
φに於ける要切断円の直径が250粍の場合、該曲刃カッ
ターの円錐内角度は130°、同様に要切断円の直径が480
粍の場合の円錐内角度は155°、同じく要切断円の直径
が960粍の場合の円錐内角度は167°30′と云った様に、
要切断円の直径の大小に応じた該曲刃カッターの円錐内
角度を選定する事によって、罫書き線の要切断円形の円
弧に適する合理的な切削切断円弧曲刃を得る効果も大で
ある。
効果3 又、該曲刃カッターの前記の円錐周面に数条の放射状で
等間隔の切り込み溝の効果に就いては、前記の円錐内角
度調整を行う際に、該切り込み溝の溝幅を広くしたり、
狭くしたりして、調整役を果すもので、この内角度が大
きい場合は、溝幅は狭く、反対に内角度が小さい場合
は、該溝幅を広くするなどして、前記の曲刃の円弧を決
定する時の調整役を果す大切な役目を有する効果も大で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の曲刃カッターの正面の断面図、第2図
は平面図、第3図は円錐円弧曲線状の植刃部材と皿鍔部
材の一部分を示す拡大図、第4図は硬質板の罫書き円形
曲線に沿って、該曲刃カッターにて切削切断中の状態を
示す斜視図である。 1……曲刃カッター、2……本体部材 2′……皿鍔部材、3……植刃部材 3′……植刃部材の内側壁面 3″……植刃部材の外側壁面 4……切り込み溝、5……取付け孔 6……硬質板、7……罫書き曲線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円形の中心部に回転軸への取付け孔を有
    し、該円形の外周に植刃部材又は鋸歯部材を付備する金
    属製皿状の円形カッターであって、この外周周辺は、円
    錐状の皿鍔部材で形成し、該皿鍔部材の円錐状の全周面
    に数条の切り込み溝が、該円錐放射状に等間隔で配備
    し、更に該皿鍔部材の外周縁に付備する植刃部材又は鋸
    歯部材も、該切り込み溝を跨いで等間隔で、各々が該円
    錐状に周配列をなし、且つ該植刃部材又は鋸歯部材の円
    錐形状の内外両側面が該円錐円弧形状の切削刃を形成す
    る特徴を有する曲刃カッター。
JP1986116957U 1986-07-30 1986-07-30 曲刃カッター Expired - Lifetime JPH0636881Y2 (ja)

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JPS6327259U JPS6327259U (ja) 1988-02-23
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011148008A (ja) 2010-01-19 2011-08-04 Orion Kogu Seisakusho:Kk 曲線切削加工装置及び該装置用丸鋸
JP2013212576A (ja) * 2012-03-09 2013-10-17 Tokyo Univ Of Agriculture & Technology 曲線切削加工方法及び曲線切削加工装置

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JPS6013795B2 (ja) * 1976-09-14 1985-04-09 古賀 正 ブレ−ド
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JPS6327259U (ja) 1988-02-23

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