JPH0636783U - 連続打撃式釘打機の起動装置 - Google Patents

連続打撃式釘打機の起動装置

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JPH0636783U
JPH0636783U JP7902592U JP7902592U JPH0636783U JP H0636783 U JPH0636783 U JP H0636783U JP 7902592 U JP7902592 U JP 7902592U JP 7902592 U JP7902592 U JP 7902592U JP H0636783 U JPH0636783 U JP H0636783U
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Abstract

(57)【要約】 【構成】トリガ部材7が引き操作された位置でロック解
除レバー30にトリガロック38が所定の角度で係合さ
せることにより、連打中又は釘打ち終了後にコンタクト
部材6を被打込み材から離反させる前にトリガ部材7の
引き操作を解除すると、ロック解除レバー30とトリガ
ロックレバー29とをそれぞれコンタクト部材6とハウ
ジングに当接させることによりトリガ部材7の戻り方向
作動を防止するようにした。 【効果】トリガ部材7の戻り方向作動が防止され、連打
中にトリガ部材7に対する引き操作を解除しても、釘打
機の作動が停止することはないので、打撃ピストンのリ
ターン不良や釘の供給不良の発生が確実に防止できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、圧縮空気による打撃機構を利用して一本の釘に対して連続的に多数 の打撃を加えて釘を被打込み材中に打込む連続打撃式釘打機において、釘打込み 中又は打込み完了直後(釘打機を被打込み材から離反させる前)にトリガ部材に 対する引き操作を解除することによる不都合を改善する起動装置に関する。
【0002】
【従来技術】
この種の連続打撃式の釘打機は実願平4ー6321号等に示されるものが知ら れている。上記釘打機では、釘打機が始動された後打撃機構が複数回駆動されて 釘を連打するようにしているため、トリガ部材を引き操作して釘打機を起動させ た直後にトリガ部材の引き操作を解除してしまうと、トリガバルブが復帰作動し てしまい、これに基づいてヘッドバルブが閉鎖して釘の打込み途中で打撃が停止 してしまうという問題がある。
【0003】 また、釘の打込みが完了して打撃ピストンが下死点位置で停止された状態では 、可動シリンダのエア切り換えバルブ機構部(Oリング)で給排気が何れも閉止 された状態で停止しているため、トリガ部材の引き操作を解除してヘッドバルブ を閉鎖しても打撃ピストンの上昇復帰が行なわれない機構となっている。釘打機 を被打込み材から離反させる動作によって初めて可動シリンダをバネ力で下方に 移動させて上記切り換えバルブ機構部が作動して圧縮空気の切り換えが行なわれ 、可動シリンダ内を排気口に接続することで打撃ピストンが復帰動作されるので ある。しかも、トリガ部材の引き操作を解除すると、釘供給機構が作動して射出 部に釘が供給されるように構成されている。したがって、釘打ち込み作動が停止 した状態から釘打機を持ち上げてコンタクト部材を被打込み材から離反させる操 作の前にトリガ部材の引き操作の解除を行なうと、打撃ピストンが上方復帰して 射出部内の打撃ドライバが射出部から退避する以前に釘供給機構が作動して先頭 の釘が射出部に供給されるから、該釘が射出部内の打撃ドライバの側面に押し付 けられる。この後に釘打機の持ち上げ操作を行なって打撃ピストンを復帰動作を させようとしても、打撃ドライバに対する釘の押圧力が大きな抵抗となって打撃 ピストンの正規位置への復帰を妨げ、いわゆるリターン不良が発生する。
【0004】 このように、上記機構の釘打機では、打込み作動中はトリガ部材の引き操作を 続けることが必要であり、更に打込み作動終了後にトリガ部材の引きを解放する 以前に釘打機を被打込み材から離反させなければならないという煩わしい操作手 順が必要となっている。
【0005】
【考案の目的】
本考案は上記問題点に鑑みて成立したものであって、連打中にトリガ部材の引 き操作を解除しても、釘打機の連続打撃が停止することがなく、また釘打ち終了 後にコンタクト部材を被打込み材から離反させる前にトリガ部材の引き操作を解 除しても打撃機構のリターン不良が発生することがなく、さらに釘打機を被打込 み材から離反させる動作により初めてトリガバルブの復帰作動が可能となるよう な駆動装置を提供することをその目的とする。
【0006】
【目的を達成するための手段】
前記目的を達成するため、本考案に係る連続打撃式釘打機の起動装置は、 釘を打撃する打撃ドライバを連続的に往復駆動する打撃機構と、該打撃機構に 圧縮空気を供給して起動させるトリガバルブと、上記打撃機構の下方に配置され て打撃ドライバが内部を摺動できる筒状の射出部と、該射出部の周囲に配置され て被打込み材に対する押付け操作によって射出部に対して相対的に動作するコン タクト部材と、該コンタクト部材の作動と協動して上記トリガバルブのバルブス テムを作動させる手動操作可能なトリガ部材とを有する連続打撃式釘打機におい て、 トリガ部材に対し、該トリガ部材の引き操作時に一端がハウジングに係止して トリガ部材の引き上げを阻止するトリガロックレバーと、一端がコンタクト部材 に押し上げられて回動するロック解除レバーと、一端がハウジングに支持される とともにトリガ部材の引き操作時に中間部が上記トリガバルブのバルブステムを 作動させるトリガレバーとをそれぞれ回動自在に設け、 トリガロックレバーをロック解除レバーによってバネを介してハウジングに係 止しないように回転させるとともに、 トリガロックレバーには、トリガ部材が引き操作された位置で一端がコンタク ト部材の操作時の動作によって押し上げられたロック解除レバーの他端に対して 所定の角度で係合するトリガロックを回動自在に設け、上記ロック解除レバーと トリガロックレバーとをそれぞれコンタクト部材とハウジングに当接させること によりトリガ部材の戻り方向作動を防止する一方、 上記トリガレバーには、上記コンタクト部材の復帰動作後にトリガ部材が復帰 方向に作動したときに回動してトリガロックの係合状態を解除させるカム面を形 成した ことを特徴とする。
【0007】
【作用】
前記構成において、釘打機を起動させるにあたりコンタクト部材の先端を被打 込み材に押し付け操作する前にトリガ部材を直接に引き操作しようとしても、ト リガロックレバーがハウジングの上底面の係止溝に係止するので、トリガ部材は ロックされて引き上げられない。このため、トリガ部材7も作動できないから、 釘打機は作動できない。
【0008】 次に、コンタクト部材の先端を被打込み材に押し付け操作すると、コンタクト 部材が釘打機に対して相対的に移動するから、その他端部はロック解除レバーを 押し上げて回動させる。同時にバネを介してトリガロックレバーも回動する。回 動したトリガロックレバーはハウジングに係止できないので、トリガ部材は引き 操作が許容され、この操作によりトリガレバーの中間部がトリガバルブのトリガ バルブステムを押圧作動させるので、釘打機は起動し、連打が行なわれる。
【0009】 さらに、連打中に又は釘打ち終了後コンタクト部材を被打込み材から離反させ る前にトリガ部材の引き操作を解除しようとすると、ロック解除レバーにトリガ ロックが所定の角度で係合しているとともに、ロック解除レバーの端部はコンタ クト部材に、トリガロックレバーがハウジングに当接する。このため、トリガ部 材の復帰作動が防止され、トリガ部材に対する引き操作は解除されないから、釘 打機の作動が停止することはない。
【0010】 最後に、コンタクト部材を被打込み材から離反させると、ロック解除レバーが 支持を失うから、トリガ部材の引き操作の解除が許容され、このためトリガレバ ーが回動してそのカム面がトリガロックとの係合状態を解除させるので、ロック 解除レバーとトリガロックとが初期位置に復帰するとともに、トリガバルブが復 帰作動する。
【0011】
【実施例】
図1は連続打撃式釘打機の縦断面図で、該釘打機の本体ボディ1には、釘を連 続打撃する打撃機構2と、該打撃機構2に圧縮空気を供給して起動させるトリガ バルブ3と、上記打撃機構2の下方に配置された筒状の射出部4と、該射出部4 の周囲に配置されて被打込み材5に対する押付け操作によって射出部4に対して 相対的に動作するコンタクト部材6と、該コンタクト部材6の作動と協動して上 記トリガバルブ3を作動させる手動操作可能なトリガ部材7と、上記射出部4内 に釘を供給する釘供給機構8とを有している。
【0012】 打撃機構2は、本体ボディ1内に摺動自在に収容された可動シリンダ9と、可 動シリンダ9内に摺動自在に収容された打撃ピストン10と、打撃ピストン10 に一体に結合されて上記射出部4に摺動自在に案内収容された打撃ドライバ11 と、上記可動シリンダ9に対して圧縮空気を供給又は停止して可動シリンダ9と 打撃ピストン10の連続駆動と停止とを制御するヘッドバルブ12とから構成さ れ、公知である。
【0013】 そして、トリガ部材7を引き操作して後述のようにトリガバルブ3のトリガバ ルブステム13を押し込むことによりヘッドバルブ12を開き作動させ、メイン チャンバ(圧縮空気供給源に接続したグリップに通じるチャンバ)14内の圧縮 空気を可動シリンダ9の上部に導入し、その圧力によって打撃ピストン10を下 方に駆動すると、その反動によって可動シリンダ9が上方(同図よりも上)に作 動し、その上動によって実線で示す排気通路が開くので、可動シリンダ9内の圧 縮空気が排気孔15から排気され、可動シリンダ9が減圧する。打撃ピストン1 0の下面に対するブローバックチャンバ14aからの圧力により打撃ピストン1 0が上昇し、同時にバネ16により可動シリンダ9が下動する。可動シリンダ9 が下方(同図よりも下)に作動すると、メインチャンバ14内の圧縮空気が導入 されて再び打撃ピストン10を下方に駆動させる。このようにして打撃ピストン 10を連続的に上下動させて射出部4内の釘Pを連打して被打込み材5に打込み 、釘打ち込みが終了して打撃ピストン10が下死点に到達すると、反動が起きな いので、同図の状態となり打ち込み作動は自動的に停止する。この状態では打撃 ドライバ11と釘Pとが当接しているので、可動シリンダ9の上部の2個のOリ ング41、42(エア切り換えバルブ機構部)がシール状態となっており、給排 気が行なわれない。その後、釘打機を被打込み材5から離反させることにより、 打撃ドライバ8が釘Pから離れるため、バネ16により可動シリンダ9が下動す る。さらにトリガ部材7の引き操作を解放すると、同図の点線で示す排気通路が 開いて可動シリンダ9の内部の圧縮空気が排気されて打撃ピストン10が上動し 、打ち込み作動が完了する。
【0014】 なお、打ち込み終了後、もしも釘打機離反前にトリガ部材7が解放されると、 図のようにヘッドバルブ12が閉じてしまい、可動シリンダ9が復帰作動できな くなる。連打中にトリガ部材7が解放されたときは、ブローバックチャンバ14 aに十分な圧縮空気が蓄えられないので、リターン不良が生じる。
【0015】 トリガバルブ3は、トリガバルブステム13の作動によりヘッドバルブ12に 通じるエア通路17を大気とメインチャンバに通じるエア通路とに選択的に接続 させることによって上述のようにヘッドバルブ12を作動制御するとともに、釘 供給機構8の作動を制御するように構成されている。すなわち、釘供給機構8は フィードシリンダ21a内に釘送り通路に沿ってフィードピストン21bを摺動 自在に収容するとともに、該フィードピストン21bに結合したピストンロッド の先端に釘送り爪18を形成して成るもので、トリガバルブ3には、上記メイン チャンバ14に通じるエア通路19の開口端と同じ高さ位置に第1のエア通路2 0の一端が開口し、他端はフィードシリンダ21aの前端に開口している。この ため、第1のエア通路20にはトリガバルブステム13の作動に関係なくメイン チャンバ14内の圧縮空気が満たされ、フィードシリンダ21aの前端に常時供 給されている。これに対し、トリガバルブ3にはフィードシリンダ21aの後端 側へ接続された第2のエア通路22をメインチャンバ14と大気とに選択的に連 通させるOリング23が設けられている。このため、トリガバルブステム13が バネ24に抗して押し込まれたとき(トリガ部材7の引き操作時に)は、第2の エア通路22が排気されてフィードピストン21bは後退し、トリガバルブステ ム13が復帰作動したとき(トリガ部材7の引き操作が有効に解除されたとき) は、フィードシリンダ21aの両端に圧縮空気が供給され、その受圧面積差によ りフィードピストン21bは釘送り方向に移動し、釘送り通路内の釘を釘送り爪 18により射出部4に供給する。
【0016】 上記トリガバルブステム13の作動は上述のようにトリガ部材7の引き離し操 作によって行なわれる。図2に示されるように、トリガ部材7の先端にはトリガ レバー25が回動自在に支持され、該トリガレバー25の一端はハウジングの係 合段部26に係合支持され、トリガ部材7の引き操作時に中間部が上記トリガバ ルブ3のトリガバルブステム13を押し込んでトリガバルブ3を作動させ、トリ ガ部材7の引き操作を解除すると、トリガバルブステム13がバネ力によって復 帰作動するのである。
【0017】 ところで、トリガ部材7とトリガバルブ3とコンタクト部材6の上端部6bと の間のハウジング27内にはロック機構を含む起動装置が設けられている。つま り、トリガ部材7には、トリガレバー25と共通の支軸28に、トリガロックレ バー29とロック解除レバー30とが回動自在に支持されている。
【0018】 トリガロックレバー29の一端には図の上部に突出する突起部31が形成され ている。この突起部31はハウジング27の上底面に形成された係止溝32に対 向するように配置されている。なお、トリガロックレバー29は上記突起部31 がトリガ部材7の側面に当接するように弱い力のバネ(図示せず)によって付勢 されている。
【0019】 ロック解除レバー30の一端にはコンタクト部材6の上端に係合可能な突部3 3が形成され、他端には下側にL字形の係合爪34が切り欠き形成されている。
【0020】 また、トリガロックレバー29の端部には支持軸35が設けられ、該支持軸3 5に巻装されたコイルバネ36の一端はトリガロックレバー29に、また他端は ロック解除レバー30の係合爪34に係合し(図3参照)、これによりロック解 除レバー30が図の反時計方向に回動したときはコイルバネ36を介してトリガ ロックレバー29も連動して回動する。なお、ハウジング27の下底面には、ト リガロックレバー29が図の反時計方向に回動したときに、トリガロックレバー 29の支持軸35側の下面に対応する位置に、凸部37が形成されている。
【0021】 さらに、トリガロックレバー29の支持軸35にはトリガロック38が回動自 在に設けられている。トリガロック38は常時時計方向にバネ付勢され、その先 端はロック解除レバー30とトリガレバー25に係合するように形成されている 。トリガレバー25の支軸28側にはトリガロック38に係合するカム面39が 形成され、ロック解除レバー30の係合爪34もトリガロック38に係合可能に 形成されている。
【0022】 前記構成において、釘打機を起動させるにあたりコンタクト部材6の先端を被 打込み材5に押し付け操作する前にトリガ部材7を直接に引き操作しようとして も、図2に示すようにトリガロックレバー29の突起部31がハウジング27の 上底面の係止溝32に係止するので、トリガ部材7はロックされて引き上げられ ない。このため、トリガバルブ3も作動しないから、釘打機は起動されない。
【0023】 次に、コンタクト部材6の下端6aを被打込み材5に押し付け操作すると、コ ンタクト部材6が相対的に上動するから、図4のように、その上端部6bはロッ ク解除レバー30の一端の突部33に係合して押し上げ、ロック解除レバー30 を反時計方向に回動させる。これに連動してトリガロックレバー29も反時計方 向に回動する。その後に図5のようにトリガ部材7を引き操作すると、トリガロ ックレバー29の突起部31はハウジング27の係止溝32に係止できない状態 になっているので、トリガ部材7は引き上げられ、トリガレバー25の中間部が トリガバルブ3のトリガバルブステム13を押圧作動させてヘッドバルブ12を 開放作動させ、釘打機を起動させることができる。同時に釘供給機構8のフィー ドシリンダ21aの前端に圧縮空気が供給され、釘供給機構8が復帰作動して釘 の供給が待機状態となる。
【0024】 ところで、トリガ部材7が引き上げられる途中でロック解除レバー30とトリ ガレバー25が支軸28のまわりに時計方向に回動するので、トリガロック38 はロック解除レバー30のカム面39に係合して反時計方向に回動する。そして 、トリガ部材7が上方の移動端に到達する直前で上記カム面39との係合が解除 されたときに、トリガロック38はバネ力により時計方向に回動するが、その先 端はロック解除レバー30の係合爪34の外側面を越えて内側に入り込む(図6 参照)。また、トリガ部材7が引き上げられるにつれて支軸28も上動するので 、トリガロックレバー29とロック解除レバー30とはコイルバネ36のバネ力 に抗して支軸28を中心に折れ曲がった状態となる。
【0025】 この状態でトリガ部材7の引き操作を解除すると、トリガ部材7は復帰方向に 作動(下動)しようとするが、ロック解除レバー30の係合爪34にトリガロッ ク38の先端が係合する。ロック解除レバー30の端部はコンタクト部材6に当 接して支持されているから、トリガロック38とロック解除レバー30との間の 角度、したがってトリガロックレバー29とロック解除レバー30との間の角度 が固定され、この状態でトリガ部材7が下動するから、図7のように、トリガロ ックレバー29の支持軸35側の端部(この例ではトリガロック38の基端部も )がハウジング27の下底面の凸部37に当接してしまう。このため、トリガ部 材7の戻り方向作動が防止される。したがって、連打中にトリガ部材7に対する 引き操作を解除しても、トリガ部材7は有効に作動せず、トリガバルブステム1 3に対する押し込み状態はロックされたままになっているから、釘打機の作動が 停止することはない。釘打機は釘打ち込みが終了すると、自動的に停止する。
【0026】 次に、釘打機を持ち上げてコンタクト部材6を被打込み材5から離反させこと により、図8、図9のようにロック解除レバー30の端部は支持を失って回動可 能となるので、トリガ部材7の復帰作動(下動)が許容される。トリガ部材7が 下動することにより、トリガバルブステム13が復帰作動するから、ヘッドバル ブ12が閉じ、打撃機構2が初期状態に復帰する。また、トリガ部材7が下動す ると、トリガレバー25の端部は係合段部26に支持されているので、支軸28 のまわりに反時計方向に回転し、そのカム面39がトリガロック38に係合して これを反時計方向に回動させ、トリガロック38とロック解除レバー30との係 合状態が解除される。そして、図10のようにトリガレバー25の先端がトリガ ロック38の下側に回り込み、初期位置に復帰作動する。同時に、コンタクト部 材6が釘打機に対して相対的に下動することにより図1のバネ16によって可動 シリンダ9がさらに下動するので、圧縮空気が切り換えられて自動的に打撃ピス トン10が復帰作動し、またトリガ部材7の下動によりトリガバルブステム13 が復帰作動するので、釘供給機構8のフィードシリンダ21aの後端に圧縮空気 が供給され、釘供給機構8が作動して釘の供給が行なわれる。
【0027】
【効果】
本考案によれば、連続打撃作動の途中でトリガ部材の引き操作を解放してもト リガバルブステムが戻らず、従って打込みの途中で打撃機構が停止してしまうこ とが防止される。また、打込みの完了後に被打込み材から釘打機を離反させる前 にトリガ部材を解放してしまった場合も同様に、トリガバルブステムが復帰作動 せずにロックされているので釘供給機構が作動することがなく、釘打機を持ち上 げてコンタクト部材を被打込み材から離反させることによってトリガ部材が解放 され、トリガバルブが復帰作動して自動的に打撃機構の復帰作動が行なわれ、さ らにトリガバルブの復帰作動に釘供給機構の作動を関連させることにより、打撃 機構の復帰後に釘の供給を行なうことができる。したがって、打撃機構のリター ン不良や釘の供給不良の発生が確実に防止できる。
【0028】 さらに、打込みの後のトリガ部材の解放と釘打機の持ち上げの順序が規制され るような煩わしい操作手順が不要になるので、楽に打ち込み作業ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る連続打撃式釘打機の全体の縦断面
図である。
【図2】上記釘打機の起動装置の拡大断面図である。
【図3】上記起動装置のトリガロックレバーとロック解
除レバーとの連係状態説明図である。
【図4】上記起動装置の作動態様説明図である。
【図5】上記起動装置の作動態様説明図である。
【図6】上記起動装置の作動態様説明図である。
【図7】上記起動装置の作動態様説明図である。
【図8】上記起動装置の作動態様説明図である。
【図9】上記起動装置の作動態様説明図である。
【図10】上記起動装置の作動態様説明図である。
【符号の説明】
2 打撃機構 3 トリガバルブ 4 射出部 5 被打込み材 6 コンタクト部材 7 トリガ部材 25 トリガレバー 27 ハウジング 29 トリガロックレバー 30 ロック解除レバー 38 トリガロック 39 カム面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 釘を打撃する打撃ドライバを連続的に往
    復駆動する打撃機構と、該打撃機構に圧縮空気を供給し
    て起動させるトリガバルブと、上記打撃機構の下方に配
    置されて打撃ドライバが内部を摺動できる筒状の射出部
    と、該射出部の周囲に配置されて被打込み材に対する押
    付け操作によって射出部に対して相対的に動作するコン
    タクト部材と、該コンタクト部材の作動と協動して上記
    トリガバルブのバルブステムを作動させる手動操作可能
    なトリガ部材とを有する連続打撃式釘打機において、 トリガ部材に対し、該トリガ部材の引き操作時に一端が
    ハウジングに係止してトリガ部材の引き上げを阻止する
    トリガロックレバーと、一端がコンタクト部材に押し上
    げられて回動するロック解除レバーと、一端がハウジン
    グに支持されるとともにトリガ部材の引き操作時に中間
    部が上記トリガバルブのバルブステムを作動させるトリ
    ガレバーとをそれぞれ回動自在に設け、 トリガロックレバーをロック解除レバーによってバネを
    介してハウジングに係止しないように回転させるととも
    に、 トリガロックレバーには、トリガ部材が引き操作された
    位置で一端がコンタクト部材の操作時の動作によって押
    し上げられたロック解除レバーの他端に対して所定の角
    度で係合するトリガロックを回動自在に設け、上記ロッ
    ク解除レバーとトリガロックレバーとをそれぞれコンタ
    クト部材とハウジングに当接させることによりトリガ部
    材の戻り方向作動を防止する一方、 上記トリガレバーには、上記コンタクト部材の復帰動作
    後にトリガ部材が復帰方向に作動したときに回動してト
    リガロックの係合状態を解除させるカム面を形成したこ
    とを特徴とする連続打撃式釘打機の起動装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210110386A (ko) * 2019-01-31 2021-09-07 후아딩 장 타정총

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