JPH0636588B2 - 映像信号再生装置 - Google Patents
映像信号再生装置Info
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- JPH0636588B2 JPH0636588B2 JP60048687A JP4868785A JPH0636588B2 JP H0636588 B2 JPH0636588 B2 JP H0636588B2 JP 60048687 A JP60048687 A JP 60048687A JP 4868785 A JP4868785 A JP 4868785A JP H0636588 B2 JPH0636588 B2 JP H0636588B2
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- time
- video signal
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は走査方向と略直交する方向に変位可能とされた
一対の回転可動磁気ヘッドを用いた映像信号再生装置に
関する。
一対の回転可動磁気ヘッドを用いた映像信号再生装置に
関する。
本発明は走査方向と略直交する方向に変位可能とされた
一対の回転可動磁気ヘッドを用いた映像信号再生装置に
関し、磁気ヘッド回転位相パルスの発生時点及び磁気テ
ープの標準速度走行時の一対の回転可動磁気ヘッドより
の各再生映像信号を切換える切換え信号の切換え時点間
の時間をＣ０、一対の回転可動磁気ヘッドの傾斜トラッ
クの走査開始時の初期変位量Ｈに比例した時間をＣＨ
（但しＣは比例定数）とするとき、一対の回転可動磁気
ヘッドを変位駆動する駆動信号形成手段より得られる初
期変位量Ｈを用いて所定時間Ｄ（＝Ｄ０−ＣＨ）を演算
し、磁気ヘッド回転位相パルスの発生時点から一対の回
転磁気ヘッドよりの再生映像信号を切換える切換え信号
の切換え時点間の時間を、演算された所定時間Ｄにて設
定するようにすることにより、磁気テープの走行速度の
如何に拘らず一対の回転可動磁気ヘッドよりの各再生映
像信号を欠落なく切換えることができるようにしたもの
である。
一対の回転可動磁気ヘッドを用いた映像信号再生装置に
関し、磁気ヘッド回転位相パルスの発生時点及び磁気テ
ープの標準速度走行時の一対の回転可動磁気ヘッドより
の各再生映像信号を切換える切換え信号の切換え時点間
の時間をＣ０、一対の回転可動磁気ヘッドの傾斜トラッ
クの走査開始時の初期変位量Ｈに比例した時間をＣＨ
（但しＣは比例定数）とするとき、一対の回転可動磁気
ヘッドを変位駆動する駆動信号形成手段より得られる初
期変位量Ｈを用いて所定時間Ｄ（＝Ｄ０−ＣＨ）を演算
し、磁気ヘッド回転位相パルスの発生時点から一対の回
転磁気ヘッドよりの再生映像信号を切換える切換え信号
の切換え時点間の時間を、演算された所定時間Ｄにて設
定するようにすることにより、磁気テープの走行速度の
如何に拘らず一対の回転可動磁気ヘッドよりの各再生映
像信号を欠落なく切換えることができるようにしたもの
である。
第５図は一対の回転可動磁気ヘッドを有する映像信号再
生装置（ベータカム方式のＶＴＲ）における磁気テープ
上のトラックパターンを示す。ＴＡ，ＴＢは、磁気テー
プが矢印ａの方向に標準速度で走行している場合におけ
る、一対の回転可動磁気ヘッドによって磁気テープ上に
形成される傾斜トラックを示す。各傾斜トラックに、水
平同期信号の記録位置が揃うように映像信号が記録され
るが、この場合隣接する傾斜トラックＴＡ，ＴＢの始端
間の位相差は 4.5Ｈ（Ｈは水平周期）分に相当する。
尚、ｂはそのときの磁気ヘッドの走査方向を示す。
生装置（ベータカム方式のＶＴＲ）における磁気テープ
上のトラックパターンを示す。ＴＡ，ＴＢは、磁気テー
プが矢印ａの方向に標準速度で走行している場合におけ
る、一対の回転可動磁気ヘッドによって磁気テープ上に
形成される傾斜トラックを示す。各傾斜トラックに、水
平同期信号の記録位置が揃うように映像信号が記録され
るが、この場合隣接する傾斜トラックＴＡ，ＴＢの始端
間の位相差は 4.5Ｈ（Ｈは水平周期）分に相当する。
尚、ｂはそのときの磁気ヘッドの走査方向を示す。
ところで、このようにして映像信号の記録された磁気テ
ープを標準速度の例えば３倍の速度で走行させた場合に
おいて、回転可動磁気ヘッドを変位させないで、磁気テ
ープ上を走査させたときの走査トラックはＴA3に示す如
く、磁気テープが標準速度で走行しているときの傾斜ト
ラックＴA1に比較して、急傾斜となると共に、その磁気
テープ上の長さは短くなっている。しかして、磁気テー
プが標準速度の３倍で走行していても、標準速度走行時
の傾斜トラックＴA1を走査し得るように、回転可動磁気
ヘッドのバイモルフに鋸歯状波信号等の駆動信号を供給
して、例えば走査トラックＴA3が傾斜トラックＴA1と重
なるように磁気ヘッドを変位させる。しかし、この場合
には回転可動磁気ヘッドは１フィールド時間の前後夫々
α及びβ時間（α及びβ時間の合計の最大値は９Ｈ分）
だけ時間的に余分に傾斜トラックＴA1を走査しなてはな
らない。このようにすると、隣接する傾斜トラック
ＴＡ，ＴＢよりの再生映像信号は、重複信号区間が大と
なる。
ープを標準速度の例えば３倍の速度で走行させた場合に
おいて、回転可動磁気ヘッドを変位させないで、磁気テ
ープ上を走査させたときの走査トラックはＴA3に示す如
く、磁気テープが標準速度で走行しているときの傾斜ト
ラックＴA1に比較して、急傾斜となると共に、その磁気
テープ上の長さは短くなっている。しかして、磁気テー
プが標準速度の３倍で走行していても、標準速度走行時
の傾斜トラックＴA1を走査し得るように、回転可動磁気
ヘッドのバイモルフに鋸歯状波信号等の駆動信号を供給
して、例えば走査トラックＴA3が傾斜トラックＴA1と重
なるように磁気ヘッドを変位させる。しかし、この場合
には回転可動磁気ヘッドは１フィールド時間の前後夫々
α及びβ時間（α及びβ時間の合計の最大値は９Ｈ分）
だけ時間的に余分に傾斜トラックＴA1を走査しなてはな
らない。このようにすると、隣接する傾斜トラック
ＴＡ，ＴＢよりの再生映像信号は、重複信号区間が大と
なる。
ところで、一対の回転可動磁気ヘッドによって再生され
た再生映像信号は、切換え回路に供給され、ドラム回転
位相パルスから作った固定位相の切換え信号によってフ
ィールド毎に切換えられる。
た再生映像信号は、切換え回路に供給され、ドラム回転
位相パルスから作った固定位相の切換え信号によってフ
ィールド毎に切換えられる。
しかし、変速再生時、即ち磁気テープが標準走行速度と
異なる走行速度で走行しているときに、一対の回転可動
磁気ヘッドから得られる再生映像信号を上述の切換え回
路に供給して、上述の固定位相の切換え信号にて切換え
ると、この切換え信号の切換えタイミングは、定速再生
に合わせて設定されているので、変速再生の場合は切換
えタイミングが悪く、映像信号の一部が欠落する虞があ
る。
異なる走行速度で走行しているときに、一対の回転可動
磁気ヘッドから得られる再生映像信号を上述の切換え回
路に供給して、上述の固定位相の切換え信号にて切換え
ると、この切換え信号の切換えタイミングは、定速再生
に合わせて設定されているので、変速再生の場合は切換
えタイミングが悪く、映像信号の一部が欠落する虞があ
る。
斯る点に鑑み本発明は、走査方向と略直交方向に変位可
能とされた一対の回転可動磁気ヘッドを有する映像信号
再生装置において、磁気テープの走行速度の如何に拘ら
ず、一対の回転可動磁気ヘッドよりの各再生映像信号を
欠落なく切換えることのできるものを提案しようとする
ものである。
能とされた一対の回転可動磁気ヘッドを有する映像信号
再生装置において、磁気テープの走行速度の如何に拘ら
ず、一対の回転可動磁気ヘッドよりの各再生映像信号を
欠落なく切換えることのできるものを提案しようとする
ものである。
本発明による映像信号再生装置は、ヘッド（１）がバイ
モルフ（２）に取り付けられ、走査方向と略直交する方
向に変位可能とされた一対の回転可動磁気ヘッド（３）
と、磁気テープの走行速度に応じた駆動信号を形成して
バイモルフ（２）に供給する駆動信号形成手段（４）
と、磁気ヘッド回転位相パルスに基づいて切換え信号を
形成する切換え信号形成回路（18）と、この切換え信号
の制御の下に、一対の回転可動磁気ヘッド（３）よりの
各再生映像信号が交互に切換えられる切換え回路（21）
とを有する映像信号再生装置において、磁気ヘッド回転
位相パルスの発生時点及び磁気テープの標準速度走行時
の切換え信号の切換え時点間の時間をＣ０、一対の回転
可動磁気ヘッド（３）の傾斜トラックの走査開始時の初
期変位量Ｈに比例した時間をＣＨ（但し、Ｃは比例定
数）とするとき、駆動信号形成手段(4)より得られる初
期変位量Ｈを用いて、所定時間Ｄ（＝Ｃ０−ＣＨ）を演
算する演算手段（13）を設け、切換え信号形成回路（1
8）における磁気ヘッド回転位相パルスの発生時点から
切換え信号の切換え時点間の時間を、演算手段（13）に
より演算された所定時間Ｄにて設定することを特徴とす
るものである。
モルフ（２）に取り付けられ、走査方向と略直交する方
向に変位可能とされた一対の回転可動磁気ヘッド（３）
と、磁気テープの走行速度に応じた駆動信号を形成して
バイモルフ（２）に供給する駆動信号形成手段（４）
と、磁気ヘッド回転位相パルスに基づいて切換え信号を
形成する切換え信号形成回路（18）と、この切換え信号
の制御の下に、一対の回転可動磁気ヘッド（３）よりの
各再生映像信号が交互に切換えられる切換え回路（21）
とを有する映像信号再生装置において、磁気ヘッド回転
位相パルスの発生時点及び磁気テープの標準速度走行時
の切換え信号の切換え時点間の時間をＣ０、一対の回転
可動磁気ヘッド（３）の傾斜トラックの走査開始時の初
期変位量Ｈに比例した時間をＣＨ（但し、Ｃは比例定
数）とするとき、駆動信号形成手段(4)より得られる初
期変位量Ｈを用いて、所定時間Ｄ（＝Ｃ０−ＣＨ）を演
算する演算手段（13）を設け、切換え信号形成回路（1
8）における磁気ヘッド回転位相パルスの発生時点から
切換え信号の切換え時点間の時間を、演算手段（13）に
より演算された所定時間Ｄにて設定することを特徴とす
るものである。
上述せる本発明によれば、磁気テープの再生時の走行速
度に応じて、一対の回転可動磁気ヘッド（３）よりの再
生映像信号を切換える切換え回路（21）に供給する切換
えタイミングを変化させることにより、欠落なく出力再
生映像信号を得ることができる。
度に応じて、一対の回転可動磁気ヘッド（３）よりの再
生映像信号を切換える切換え回路（21）に供給する切換
えタイミングを変化させることにより、欠落なく出力再
生映像信号を得ることができる。
以下に、第１図を参照して本発明の一実施例を説明す
る。（３）は一対の回転可動磁気ヘッドを示し、これは
ヘッド（１）はバイモルフ（２）の先端に取り付けられ
て構成される。バイモルフ（２）の他端はテープ案内ド
ラムの回転ドラムの一部に取付けられる。バイモルフ
（２）に駆動信号を供給することにより、回転可動磁気
ヘッド（３）が走査方向と略直交する方向に変位せしめ
られる。（30）はマイクロコンピュータを示し、以下、
このマイクロコンピュータ（30）の機能を説明する。
（４）は駆動信号形成手段で、以下これについて説明す
る。キャプスタンの回転に基づいてその周波数発電機か
ら発生したキャプスタン回転周波数信号は、計数手段
（７）にクロック信号として供給される。磁気テープの
側縁に、一本置きの傾斜トラックに対応して記録された
コントロール信号が固定磁気ヘッドにより再生されて、
計数手段（７）にリセット信号として供給される。キャ
プスタン回転周波数信号は更にテープ走行速度検出手段
（８）に供給されてテープ走行速度が検出され、その検
出出力がバイモルフ（２）による回転可動磁気ヘッド
（３）の、傾斜トラックの走査開始時の初期変位量の演
算手段（９）に供給されて初期変位量が演算される。そ
して、計数手段（７）及び初期変位量演算手段（９）の
出力が合成器（10）に供給されて加算される。かくし
て、合成器（10）の出力側には回転可動磁気ヘッドの傾
斜トラックの走査開始時の初期変位量Ｈに対応したデジ
タル出力が得られ、これが計数手段（12）にロードデー
タとして供給される。他方、テープ案内ドラムの回転ド
ラムの回転に応じてパルス発生器から発生するドラム回
転位相パルス（磁気ヘッド回転位相パルス）が、回転可
動磁気ヘッド（３）の傾斜トラックの入口の走査開始タ
イミング信号を発生する信号発生手段（11）に供給され
て、これより得られるタイミング信号が計数手段（12）
にロードパルスとして供給される。かくすることにより
計数手段（12）からは、磁気テープの走行速度に応じ
た、傾斜トラックの走査開始時の初期変位量及び磁気テ
ープ走行速度に応じた周期或いは傾斜の駆動信号のデジ
タル化信号が出力され、これがＤ／Ａ変換器（５）に供
給されてアナログ信号に変換された後、駆動増幅器
（６）を介してバイモルフ（２）に供給される。
る。（３）は一対の回転可動磁気ヘッドを示し、これは
ヘッド（１）はバイモルフ（２）の先端に取り付けられ
て構成される。バイモルフ（２）の他端はテープ案内ド
ラムの回転ドラムの一部に取付けられる。バイモルフ
（２）に駆動信号を供給することにより、回転可動磁気
ヘッド（３）が走査方向と略直交する方向に変位せしめ
られる。（30）はマイクロコンピュータを示し、以下、
このマイクロコンピュータ（30）の機能を説明する。
（４）は駆動信号形成手段で、以下これについて説明す
る。キャプスタンの回転に基づいてその周波数発電機か
ら発生したキャプスタン回転周波数信号は、計数手段
（７）にクロック信号として供給される。磁気テープの
側縁に、一本置きの傾斜トラックに対応して記録された
コントロール信号が固定磁気ヘッドにより再生されて、
計数手段（７）にリセット信号として供給される。キャ
プスタン回転周波数信号は更にテープ走行速度検出手段
（８）に供給されてテープ走行速度が検出され、その検
出出力がバイモルフ（２）による回転可動磁気ヘッド
（３）の、傾斜トラックの走査開始時の初期変位量の演
算手段（９）に供給されて初期変位量が演算される。そ
して、計数手段（７）及び初期変位量演算手段（９）の
出力が合成器（10）に供給されて加算される。かくし
て、合成器（10）の出力側には回転可動磁気ヘッドの傾
斜トラックの走査開始時の初期変位量Ｈに対応したデジ
タル出力が得られ、これが計数手段（12）にロードデー
タとして供給される。他方、テープ案内ドラムの回転ド
ラムの回転に応じてパルス発生器から発生するドラム回
転位相パルス（磁気ヘッド回転位相パルス）が、回転可
動磁気ヘッド（３）の傾斜トラックの入口の走査開始タ
イミング信号を発生する信号発生手段（11）に供給され
て、これより得られるタイミング信号が計数手段（12）
にロードパルスとして供給される。かくすることにより
計数手段（12）からは、磁気テープの走行速度に応じ
た、傾斜トラックの走査開始時の初期変位量及び磁気テ
ープ走行速度に応じた周期或いは傾斜の駆動信号のデジ
タル化信号が出力され、これがＤ／Ａ変換器（５）に供
給されてアナログ信号に変換された後、駆動増幅器
（６）を介してバイモルフ（２）に供給される。
次に、マイクロコンピュータ（30）の演算手段（13）に
ついて説明する。（14）はラッチ回路で、上述の合成器
(10)の出力たる初期変位量が走査開始タンミング信号発
生手段（11）よりのタイミング信号によってラッチされ
る。この初期変位量Ｈは乗算回路（15）に供給されて比
例定数Ｃが掛け算された後、合成器（17）に供給され
る。（16）は定数Ｃ０の発生手段で、これが合成器（1
7）に供給されて、この定数Ｃ０から乗算器（15）の出
力たるＣＨが差し引かれる。かくして合成器（17）から
は所定時間Ｄ（＝Ｃ０−ＣＨ）の信号が出力される。
ついて説明する。（14）はラッチ回路で、上述の合成器
(10)の出力たる初期変位量が走査開始タンミング信号発
生手段（11）よりのタイミング信号によってラッチされ
る。この初期変位量Ｈは乗算回路（15）に供給されて比
例定数Ｃが掛け算された後、合成器（17）に供給され
る。（16）は定数Ｃ０の発生手段で、これが合成器（1
7）に供給されて、この定数Ｃ０から乗算器（15）の出
力たるＣＨが差し引かれる。かくして合成器（17）から
は所定時間Ｄ（＝Ｃ０−ＣＨ）の信号が出力される。
他方、ドラム回転位相パルス（第２図Ａ参照）が切換え
信号形成回路（18）を構成する切換え信号発生手段（1
9）に供給され、得られた切換え信号（第２図Ｂ参照）
が遅延回路（20）に供給されて、上述の所定時間Ｄだけ
遅延せしめられ、その出力側に切換え信号（第２図Ｃ参
照）が得られる。（21）は入力端子（22）及び（23）に
供給される一対の回転可動磁気ヘッド（３）よりの再生
映像信号を切換える切換え回路で、切換え信号形成回路
（18）よりの切換え信号によって切換えられ、出力端子
（24）に出力再生映像信号が出力される。尚、第２図の
ＳＡ，ＳＢは一対の回転可動磁気ヘッド（３）よりの各
再生映像信号の切換えモードを夫々示す。
信号形成回路（18）を構成する切換え信号発生手段（1
9）に供給され、得られた切換え信号（第２図Ｂ参照）
が遅延回路（20）に供給されて、上述の所定時間Ｄだけ
遅延せしめられ、その出力側に切換え信号（第２図Ｃ参
照）が得られる。（21）は入力端子（22）及び（23）に
供給される一対の回転可動磁気ヘッド（３）よりの再生
映像信号を切換える切換え回路で、切換え信号形成回路
（18）よりの切換え信号によって切換えられ、出力端子
（24）に出力再生映像信号が出力される。尚、第２図の
ＳＡ，ＳＢは一対の回転可動磁気ヘッド（３）よりの各
再生映像信号の切換えモードを夫々示す。
次に、第３図及び第４図を参照して本発明の要部の動作
を説明する。第３図において、Ｔ０は磁気テープが標準
速度で走行している場合のある傾斜トラックを示す。Ｔ
１，Ｔ２は、磁気テープが標準速度と異なる走行速度、
例えばそれより大なる走行速度で走行している場合にお
いて、回転可動磁気ヘッド（３）を変位させないで走査
した場合の走査トラックを夫々示す。しかして、磁気テ
ープの走行速度が標準走行速度と異なる速度で走行して
いるときは、バイモルフ（２）によって走査トラックＴ
１，Ｔ２を走査開始時点において夫々Ｈ１，Ｈ２だけ変
位させなければならない。かくすると、回転可動磁気ヘ
ッド（３）が傾斜トラックの入口側では、変位量Ｈ１，
Ｈ２に比例して夫々時間Ｅ１，Ｅ２だけ余分に傾斜トラ
ックＴ０を走査しなくてはならない。尚、Ｌは各傾斜ト
ラックの始端を結ぶ直線である。
を説明する。第３図において、Ｔ０は磁気テープが標準
速度で走行している場合のある傾斜トラックを示す。Ｔ
１，Ｔ２は、磁気テープが標準速度と異なる走行速度、
例えばそれより大なる走行速度で走行している場合にお
いて、回転可動磁気ヘッド（３）を変位させないで走査
した場合の走査トラックを夫々示す。しかして、磁気テ
ープの走行速度が標準走行速度と異なる速度で走行して
いるときは、バイモルフ（２）によって走査トラックＴ
１，Ｔ２を走査開始時点において夫々Ｈ１，Ｈ２だけ変
位させなければならない。かくすると、回転可動磁気ヘ
ッド（３）が傾斜トラックの入口側では、変位量Ｈ１，
Ｈ２に比例して夫々時間Ｅ１，Ｅ２だけ余分に傾斜トラ
ックＴ０を走査しなくてはならない。尚、Ｌは各傾斜ト
ラックの始端を結ぶ直線である。
ところで、磁気テープは標準走行速度で走行していると
きは、ドラム回転位相パルス（磁気ヘッド回転位相パル
ス）Ｐ０のタイミングを所定時間Ｃ０だけ遅延させて切
換え信号の切換えタイミングST0 を得るようにしてい
る。変速再生時においてはドラム回転位相パルスは夫々
Ｐ１，Ｐ２の時点で発生するので、これより夫々Ｃ０だ
け遅れた時点ST1 ，ST2 で切換え信号の切換えタイミン
グを得るようにして、回転可動磁気ヘッド（３）よりの
各再生映像信号を切換えると、回転可動磁気ヘッド
（３）が変位せしめられて傾斜トラックＴ０を走査する
とき走査開始部付近でＥ１，Ｅ２の分だけ、夫々欠落部
が生じてしまう。従って、磁気テープを標準走行速度と
異なる走行速度走行させた場合においても、切換え信号
の切換えタイミングST1 ，ST2 を夫々磁気テープ上で考
えた場合切換えタイミングST0 に一致させることが必要
である。
きは、ドラム回転位相パルス（磁気ヘッド回転位相パル
ス）Ｐ０のタイミングを所定時間Ｃ０だけ遅延させて切
換え信号の切換えタイミングST0 を得るようにしてい
る。変速再生時においてはドラム回転位相パルスは夫々
Ｐ１，Ｐ２の時点で発生するので、これより夫々Ｃ０だ
け遅れた時点ST1 ，ST2 で切換え信号の切換えタイミン
グを得るようにして、回転可動磁気ヘッド（３）よりの
各再生映像信号を切換えると、回転可動磁気ヘッド
（３）が変位せしめられて傾斜トラックＴ０を走査する
とき走査開始部付近でＥ１，Ｅ２の分だけ、夫々欠落部
が生じてしまう。従って、磁気テープを標準走行速度と
異なる走行速度走行させた場合においても、切換え信号
の切換えタイミングST1 ，ST2 を夫々磁気テープ上で考
えた場合切換えタイミングST0 に一致させることが必要
である。
この点について更に説明するに、例えば走査トラックＴ
１を傾斜トラックＴ０に一致させる如く回転可動磁気ヘ
ッド（３）を変位させる場合について考える。この場
合、走査トラックＴ１の直線Ｌとの交点Ｑ１（走査トラ
ックＴ２の場合はＱ２）とする。又、傾斜トラックＴ０
の直線Ｌとの交点Ｑ０を通り、傾斜トラックＴ０と直交
する直線をＮとする。しかして、例えば走査トラックＴ
１の延長線上においてドラム回転位相パルスＰ１があ
り、このＰ１と切換えタイミングST1 間の時間はＣ０で
あるので、このタイミングST1 をST0 に一致させるため
には、ドラム回転位相パルスＰ１から時間Ｄ１だけ遅延
したタイミングST0 において切換わる切換え信号を発生
させる必要がある。この場合、Ｅ１は走査トラックＴ１
を傾斜トラックＴ０に重ねた場合の点Ｑ１及びＱ０間の
時間を示す。即ち、この遅延量Ｄ１は時間Ｃ０から時間
Ｅ１を差し引いたものとなる。時間Ｅ１は初期変化量Ｈ
１に比列するから、Ｃを比列定数とすると、Ｅ１＝CH1
となる。かくして、時間Ｃ０から、初期変位量Ｅ１に比
列した時間ＣＨを差し引くことにより、ドラム回転位相
パルスＰ１のタイミングから遅延時間Ｄ１（＝Ｃ０−CH
1 ）だけ遅延したタイミングにおいて、切換え信号を発
生させることにより、一対の回転可動磁気ヘッドからの
再生映像信号を欠落なく出力することがでる。
１を傾斜トラックＴ０に一致させる如く回転可動磁気ヘ
ッド（３）を変位させる場合について考える。この場
合、走査トラックＴ１の直線Ｌとの交点Ｑ１（走査トラ
ックＴ２の場合はＱ２）とする。又、傾斜トラックＴ０
の直線Ｌとの交点Ｑ０を通り、傾斜トラックＴ０と直交
する直線をＮとする。しかして、例えば走査トラックＴ
１の延長線上においてドラム回転位相パルスＰ１があ
り、このＰ１と切換えタイミングST1 間の時間はＣ０で
あるので、このタイミングST1 をST0 に一致させるため
には、ドラム回転位相パルスＰ１から時間Ｄ１だけ遅延
したタイミングST0 において切換わる切換え信号を発生
させる必要がある。この場合、Ｅ１は走査トラックＴ１
を傾斜トラックＴ０に重ねた場合の点Ｑ１及びＱ０間の
時間を示す。即ち、この遅延量Ｄ１は時間Ｃ０から時間
Ｅ１を差し引いたものとなる。時間Ｅ１は初期変化量Ｈ
１に比列するから、Ｃを比列定数とすると、Ｅ１＝CH1
となる。かくして、時間Ｃ０から、初期変位量Ｅ１に比
列した時間ＣＨを差し引くことにより、ドラム回転位相
パルスＰ１のタイミングから遅延時間Ｄ１（＝Ｃ０−CH
1 ）だけ遅延したタイミングにおいて、切換え信号を発
生させることにより、一対の回転可動磁気ヘッドからの
再生映像信号を欠落なく出力することがでる。
例えば３倍速の場合を例にとって説明する。第４図Ａ，
Ｂは一対の回転可動磁気ヘッド（３）より再生された各
再生映像信号の垂直同期信号ＶＤ付近の信号区間を示
す。尚、ＨＤは水平同期信号である。１フィールドの映
像信号をその当初、即ち垂直同期信号ＶＤの前３Ｈから
Ｈごとに数字を付すと、第４図Ｂに示す如くなる。ベー
タカム方式のＶＴＲの場合は、各フィールドの映像信号
の必要信号区間は第12Ｈ目から映像信号区間の終りまで
であるから、一対の回転可動磁気ヘッド（３）より再生
される再生映像信号は、その垂直同期信号ＶＤを含む第
１Ｈ目から第11Ｈ目までは欠落しても何等さしつかえな
い。このベータカム方式のＶＴＲの場合は隣接する傾斜
トラックの始端の位相差が上述したように、 4.5Ｈであ
るので、３倍速の場合においては一対の回転可動磁気ヘ
ッドよりの再生映像信号の位相差は９Ｈとなるから、11
Ｈから９Ｈ（＝ 4.5Ｈ×２）を差し引いた２Ｈの期間が
切換え信号のタイミング可能期間とされる。そこで第４
図Ｃに示す如く、第10Ｈ目、第11Ｈ目の２Ｈ区間内に切
換えタイミングが来る切換え信号を発生させればよいこ
とが分る。例えば各フィールドの映像信号の第10Ｈ目の
ところに切換え信号の切換えタイミングを設定する。
Ｂは一対の回転可動磁気ヘッド（３）より再生された各
再生映像信号の垂直同期信号ＶＤ付近の信号区間を示
す。尚、ＨＤは水平同期信号である。１フィールドの映
像信号をその当初、即ち垂直同期信号ＶＤの前３Ｈから
Ｈごとに数字を付すと、第４図Ｂに示す如くなる。ベー
タカム方式のＶＴＲの場合は、各フィールドの映像信号
の必要信号区間は第12Ｈ目から映像信号区間の終りまで
であるから、一対の回転可動磁気ヘッド（３）より再生
される再生映像信号は、その垂直同期信号ＶＤを含む第
１Ｈ目から第11Ｈ目までは欠落しても何等さしつかえな
い。このベータカム方式のＶＴＲの場合は隣接する傾斜
トラックの始端の位相差が上述したように、 4.5Ｈであ
るので、３倍速の場合においては一対の回転可動磁気ヘ
ッドよりの再生映像信号の位相差は９Ｈとなるから、11
Ｈから９Ｈ（＝ 4.5Ｈ×２）を差し引いた２Ｈの期間が
切換え信号のタイミング可能期間とされる。そこで第４
図Ｃに示す如く、第10Ｈ目、第11Ｈ目の２Ｈ区間内に切
換えタイミングが来る切換え信号を発生させればよいこ
とが分る。例えば各フィールドの映像信号の第10Ｈ目の
ところに切換え信号の切換えタイミングを設定する。
尚、３倍速〜２倍速再生においてはこの切換えタイミン
グ可能期間が２Ｈとなり１倍速からスチル再生までは6.
75Ｈ（＝ 4.5Ｈ×1.5 ）となる。従って、夫々の切換え
タイミング可能期間内での切換えタイミングを設定し、
それに基づいて上述の比例定数Ｃを決定し、ドラム回転
位相パルスから切換え信号を形成するときの遅延時間を
決定すればよい。
グ可能期間が２Ｈとなり１倍速からスチル再生までは6.
75Ｈ（＝ 4.5Ｈ×1.5 ）となる。従って、夫々の切換え
タイミング可能期間内での切換えタイミングを設定し、
それに基づいて上述の比例定数Ｃを決定し、ドラム回転
位相パルスから切換え信号を形成するときの遅延時間を
決定すればよい。
上述せる本発明によれば、一対の回転可動磁気ヘッドを
用いた映像信号再生装置において、磁気テープの走行速
度の如何に拘らず、一対の回転可動磁気ヘッドより各再
生映像信号を欠落なく切換えることのできるものを得る
ことができる。
用いた映像信号再生装置において、磁気テープの走行速
度の如何に拘らず、一対の回転可動磁気ヘッドより各再
生映像信号を欠落なく切換えることのできるものを得る
ことができる。
第１図は本発明による映像信号再生装置の一実施例を示
すブロック線図、第２図は切換えタイミングの説明のた
めのタイムチャート、第３図は遅延時間の説明のための
線図、第４図は切換えタイミングの説明のためのタイム
チャート、第５図は磁気テープのトラックパターンを示
すパターン図である。 （１）はヘッド、（２）はバイモルフ、（３）は回転可
動磁気ヘッド、（４）は駆動信号発生手段、（13）は演
算手段、（18）は切換え信号形成回路、（19）は切換え
信号発生手段、（20）は遅延回路、（21）は切換え回路
である。
すブロック線図、第２図は切換えタイミングの説明のた
めのタイムチャート、第３図は遅延時間の説明のための
線図、第４図は切換えタイミングの説明のためのタイム
チャート、第５図は磁気テープのトラックパターンを示
すパターン図である。 （１）はヘッド、（２）はバイモルフ、（３）は回転可
動磁気ヘッド、（４）は駆動信号発生手段、（13）は演
算手段、（18）は切換え信号形成回路、（19）は切換え
信号発生手段、（20）は遅延回路、（21）は切換え回路
である。
Claims (1)
- 【請求項１】ヘッドがバイモルフに取り付けられ、走査
方向と略直交する方向に変位可能とされた一対の回転可
動磁気ヘッドと、磁気テープの走行速度に応じた駆動信
号を形成して上記バイモルフに供給する駆動信号形成手
段と、磁気ヘッド回転位相パルスに基づいて切換え信号
を形成する切換え信号形成回路と、上記切換え信号の制
御の下に、上記一対の回転可動磁気ヘッドよりの各再生
映像信号が交互に切換えられる切換え回路とを有する映
像信号再生装置において、 上記磁気ヘッド回転位相パルスの発生時点及び上記磁気
テープの標準速度走行時の上記切換え信号の切換え時点
間の時間をＣ０、上記一対の回転可動磁気ヘッドの傾斜
トラックの走査開始時の初期変位量Ｈに比例した時間を
ＣＨ（但し、Ｃは比例定数）とするとき、上記駆動信号
形成手段より得られる上記初期変位量Ｈを用いて所定時
間Ｄ（＝Ｃ０−ＣＨ）を演算する演算手段を設け、 上記切換え信号形成回路における上記磁気ヘッド回転位
相パルスの発生時点から上記切換え信号の切換え時点の
時間を、上記演算手段により演算された上記所定時間Ｄ
にて設定することを特徴とする映像信号再生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60048687A JPH0636588B2 (ja) | 1985-03-12 | 1985-03-12 | 映像信号再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60048687A JPH0636588B2 (ja) | 1985-03-12 | 1985-03-12 | 映像信号再生装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61208379A JPS61208379A (ja) | 1986-09-16 |
| JPH0636588B2 true JPH0636588B2 (ja) | 1994-05-11 |
Family
ID=12810227
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60048687A Expired - Lifetime JPH0636588B2 (ja) | 1985-03-12 | 1985-03-12 | 映像信号再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0636588B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2839091B2 (ja) * | 1987-09-10 | 1998-12-16 | 三菱電機株式会社 | 映像信号記録再生装置 |
| JPS6469173A (en) * | 1987-09-10 | 1989-03-15 | Mitsubishi Electric Corp | Video signal recording and reproducing device |
| JPS6469172A (en) * | 1987-09-10 | 1989-03-15 | Mitsubishi Electric Corp | Video signal recording and reproducing device |
| JPH07114482B2 (ja) * | 1989-03-22 | 1995-12-06 | シャープ株式会社 | ビデオテープレコーダ |
-
1985
- 1985-03-12 JP JP60048687A patent/JPH0636588B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61208379A (ja) | 1986-09-16 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |