JPH0635261A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH0635261A
JPH0635261A JP4212156A JP21215692A JPH0635261A JP H0635261 A JPH0635261 A JP H0635261A JP 4212156 A JP4212156 A JP 4212156A JP 21215692 A JP21215692 A JP 21215692A JP H0635261 A JPH0635261 A JP H0635261A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording material
image
image forming
material carrying
recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4212156A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Inoue
雅博 井上
Nobuhiko Takekoshi
信彦 竹腰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP4212156A priority Critical patent/JPH0635261A/ja
Publication of JPH0635261A publication Critical patent/JPH0635261A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Color Electrophotography (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 継目部を有する無端状の記録材担持手段上に
記録材を連続通紙する場合の記録材担持手段の利用率を
高める。 【構成】 A4サイズ記録材Pの記録材担持ベルト31
の移動方向長さをl、連続通紙時の記録材間距離をa、
自然数をnとしたときに、記録材担持ベルト31の全周
長Lを、L=n(l+a)となるように決定する。今、
l=210mm、a=60mm、n=3としてL=81
0mmと決定すれば、図1(a)に示すように例えばベ
ルト31の継目部31aから40mm離れた位置から最
初の記録材P1をベルト31に供給すれば、図1(b)
に示すように後続の2番目、3番目・・の記録材P2、
P3・・を最初の記録材P1の後端から60mmの間隔
で供給することにより、これらの記録材P2、P3・・
もベルト31の継目部31a上に位置付けされることは
なくなり、ベルト31の利用率Kが向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、像担持体上に可視画像
を形成し、該可視画像を記録材担持手段に担持された記
録材(記録媒体)に転写するようにした電子写真方式、
静電記録方式などの画像形成装置に関し、限定するもの
ではないが、例えば複数の画像形成手段を有し、これら
画像形成手段によって像担持体上に複数の色の異なる可
視画像を形成し、これら可視画像を、記録材担持手段に
て担持、搬送される同一の記録材上に順次に重ね転写す
るようにしたカラー複写機やカラープリンタ等のカラー
画像形成装置に好適するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の画像形成部を備え、各画像
形成部にてそれぞれ色の異なった可視画像(トナー像)
を形成し、これらのトナー像を同一の記録材に順次重ね
転写する画像形成装置、いわゆるカラー画像形成装置が
種々提案されているが、その中で多用されているのが電
子写真方式のカラー画像形成装置である。このような電
子写真方式のカラー画像形成装置は複数の画像形成部、
一般には4つの画像形成部を並置し、これら画像形成部
の像担持体としてそれぞれ専用の感光体ドラムを用い、
各感光体ドラムにブラック、イエロー、マゼンタ、シア
ンの可視画像、即ち、トナー像を別々に作像し、例えば
誘電体ベルトよりなる記録材担持手段にて担持、搬送さ
れる記録材に対して順次に各色のトナー像を重ね転写
し、この記録材上の多重トナー像を定着装置により一括
して加熱定着させることにより所要のフルカラー画像や
マルチカラー画像を得るようにしている。
【0003】このような電子写真方式のカラー画像形成
装置、本例ではカラー複写機、の一例について図5を参
照して簡単に説明する。このカラー複写機は、装置本体
内に例えばブラック、イエロー、マゼンタ及びシアン色
の各可視画像(トナー像)を形成することができる第1
〜第4の4つの画像形成部Pa、Pb、Pc及びPdが
直線的に配列された構成を有し、各画像形成部Pa〜P
dは像担持体としての専用の感光体ドラム1a、1b、
1c及び1dをそれぞれ含み、各感光体ドラム1a〜1
dの周囲にはそれぞれ専用の画像形成プロセス手段であ
る、例えば潜像形成部2a、2b、2c、2d、現像部
3a、3b、3c、3d、及びクリーニング部5a、5
b、5c、5d等が配設されている。
【0004】一方、各画像形成部Pa〜Pdの感光体ド
ラム1a〜1dの下部には、無端移動する記録材担持ベ
ルト8が一対のローラ10、11間に架張された状態で
配置され、その内部には転写部4a、4b、4c、4d
が配設され、また、記録材担持ベルト8の図において右
方には記録材6を収納する記録材カセット60を含む給
紙装置が配置されている。さらに、給紙装置と記録材担
持ベルト8との間にはタイミングを取って記録材6を送
給するためのレジストローラ対13が配置されており、
記録材6は給紙装置からレジストローラ対13を介して
記録材担持ベルト8上に保持され、このベルト8の移動
に伴って各画像形成部Pa〜Pdに順次に搬送される。
【0005】上述の構成において、まず始めに上記記録
材カセット60より送り出された記録材6はレジストロ
ーラ対13にその先端を僅かに挟まれたところでいった
ん停止し、第1の画像形成部Paの画像形成プロセスと
タイミングを合わせられて送り出され、記録材担持ベル
ト8上に給紙される。この第1の画像形成部Paでは潜
像形成部2aによって一様に帯電された感光体ドラム1
aに対してレーザビーム等により原稿画像におけるブラ
ック成分色の画像情報を走査してブラック成分色の静電
潜像が形成される。この静電潜像は現像部3aにてブラ
ックトナーが付着されてブラックの可視画像となる。
【0006】一方、記録材6は記録材担持ベルト8上に
担持されて搬送され、第1の画像形成部Paの感光体ド
ラム1aの下側の転写領域において転写部4aの転写帯
電手段の作用により感光体ドラム1a上に形成されたブ
ラックの可視画像、即ちトナー像が記録材6上に転写さ
れる。このようにブラックトナー像が記録材6上に転写
されている間に、第2の画像形成部Pbではイエロー成
分色の静電潜像が形成され、この静電潜像が現像部3b
でイエロートナー像とされ、記録材6が第2の画像形成
部Pbの感光体ドラム1bの下側の転写領域に搬送され
るときにはこのイエロートナー像が転写領域に移動し、
転写部4bの転写帯電手段の作用により記録材6上のブ
ラックトナー像の上に重なった状態で転写される。
【0007】以下、第3、第4の画像形成部Pc、Pd
にても第1及び第2の画像形成部Pa、Pbと同様にマ
ゼンタ色、シアン色の各トナー像が順次に形成され、記
録材担持ベルト8によって搬送される記録材6上に順次
にこれらのトナー像が多重転写される。
【0008】かかる画像形成プロセスが終了すると、記
録材6は記録材担持ベルト8より分離されて定着装置7
に送られ、ここで一括定着されることによって所望のフ
ルカラー画像が得られる。また、転写が終了した各画像
形成部Pa〜Pdの感光体ドラム1a〜1dはクリーニ
ング部5a〜5dで残留トナーが除去され、引き続き行
なわれる次の潜像形成に備える。
【0009】しかして、記録材担持ベルト8は、ポリエ
チレンテレフタレート樹脂、ポリフッ化ビニリデン樹脂
等の誘電体樹脂からなるフィルムシートであり、その両
端部を互いに重ね合わせて接合し、無端状(エンドレス
形状)にしたものであるため継目部8aを有する。この
継目部8aは周囲と比べ特性が異なるため、この継目部
8aを介して記録材6上に画像を転写すると、転写が十
分になされず画像不良を生じてしまうという不都合があ
った。従って、記録材6を記録材担持ベルト8に保持さ
せる場合、この担持ベルト8の継目部8aを避けるよう
にして記録材6は記録材担持ベルト8に供給されてい
た。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、記録材
6を記録材担持ベルト8に連続的に供給して画像を形成
する場合(以下、連続モードと称す)、記録材担持ベル
ト8の長さによっては次に述べるような問題が生じる。
【0011】本発明者達が調査、研究した結果によれ
ば、装置使用者が最も頻繁に画像形成を行なうのはA4
サイズ(297×210mm)であることが判明してい
る。そこで、例えば記録材担持ベルト8の全周長を10
00mmとした場合、A4サイズの記録材6の記録材担
持ベルト8の移動方向長さを210mmとすれば、図6
(a)に示すように、記録材担持ベルト8の継目部8a
を避けるために、例えばこの継目部8aから40mm離
れた位置から最初の記録材61を供給し、次の記録材6
2を、図6(b)に示すように、最初の記録材61の後
端部から所定の紙間距離、例えば60mmを置いて連続
的に供給していくと、最初の記録材61を含めて4枚目
の記録材64を記録材担持ベルト8に供給した際に、図
6(c)に示すように、この4番目の記録材64は記録
材担持ベルト8の継目部8a上の位置に保持されてしま
うという不都合が生じる。
【0012】このため、この4番目の記録材64も最初
の記録材61と同様に継目部8aから40mm離れた位
置から記録材担持ベルト8に供給しなければならず、記
録材担持ベルト8の利用率Kは K=210×(3/1000)×100=63.0% となってしまい、効率が悪くなり、連続モードで画像を
形成する場合、時間当たりのコピー枚数が大幅に減少し
てしまうという不都合があった。
【0013】ところが、この問題点はA4サイズの記録
材を除けばそれほど大きくはならない。即ち、1000
mmの周長の記録材担持ベルト8にA3サイズ(記録材
担持ベルト8の移動方向のサイズを420mmとする)
の記録材を供給する場合、図7に示すように、記録材担
持ベルト8の周長にわたって2枚の記録材61、62を
供給するようにしても、2番目の記録材62が記録材担
持ベルト8の継目部8a上に位置することはなく、十分
な紙間距離(この場合約80mm)も確保できる。
【0014】この場合の記録材担持ベルト8の利用率K
は K=(420×2/1000)×100=84.0% となってA4サイズの場合よりかなり上昇するから、上
記A4サイズの場合のような不都合は殆ど生じない。
【0015】従って、本発明の目的は、継目部を有する
無端状の記録材担持手段上に記録材を保持しつつ、この
記録材上に複数の画像形成手段により形成された複数色
の可視画像を転写する場合でも、連続通紙時の記録材担
持手段の利用率を高めることができる画像形成装置を提
供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置によって達成される。要約すれば、本発明
は、第1の態様においては、像担持体と、該像担持体上
に可視画像を形成する手段とを有する画像形成手段と、
継目部を有する無端状に形成され、前記画像形成手段に
よって形成される可視画像が転写される記録材を担持し
て前記画像形成手段の転写位置へと搬送する記録材担持
手段と、該転写位置において前記像担持体上の可視画像
を前記記録材へ転写する転写手段とを具備し、前記記録
材担持手段に担持された記録材を複数の画像形成手段の
転写位置に搬送してこの記録材上に多色画像を形成する
ことができる、少なくとも複数のサイズの記録材が使用
可能な画像形成装置において、使用可能な記録材のう
ち、1つのサイズの記録材の前記記録材担持手段の移動
方向長さをl、この記録材を連続通紙する際の適正な記
録材間距離をa、自然数をnとしたときに、前記記録材
担持手段の全周長Lを、L=n(l+a)としたことを
特徴とする画像形成装置である。
【0017】また、第2の態様においては、本発明は、
像担持体と、該像担持体上に可視画像を形成する手段と
を有する画像形成手段と、継目部を有する無端状に形成
され、前記画像形成手段によって形成される可視画像が
転写される記録材を担持して前記画像形成手段の転写位
置へと搬送する記録材担持手段と、該転写位置において
前記像担持体上の可視画像を前記記録材へ転写する転写
手段とを具備し、前記記録材担持手段に担持された記録
材を複数の画像形成手段の転写位置に搬送してこの記録
材上に多色画像を形成することができる、少なくとも複
数のサイズの記録材が使用可能な画像形成装置におい
て、使用可能な記録材のうち、1つのサイズの記録材の
前記記録材担持手段の移動方向長さをl、この記録材を
連続通紙する際の適正な記録材間距離をa、自然数をn
としたときに、前記記録材担持手段の全周長Lを、L=
2n(l+a)としたことを特徴とする画像形成装置で
ある。
【0018】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例に
ついて詳細に説明する。なお、以下の実施例においては
本発明を電子写真方式のカラー画像形成装置に適用した
場合について説明するが、本発明は実施例以外の電子写
真方式、静電記録方式等の種々の構成の画像形成装置に
等しく適用できるものである。
【0019】まず、本発明の第1の実施例について図1
〜図3を参照して説明する。
【0020】図3は本発明を適用した電子写真方式のカ
ラー画像形成装置の全体構成を示すもので、このカラー
画像形成装置は装置本体内に第1、第2、第3及び第4
の4つの画像形成部Pa、Pb、Pc及びPdを備え、
また、その一側、即ち図3の右側には給紙部が、その反
対側、即ち図3の左側には定着器30がそれぞれ配設さ
れている。また、装置本体内の前記給紙部から前記定着
器30に至る経路の下側には、記録材を担持、搬送する
無端状の記録材担持手段、例えば記録材担持ベルト31
が周知の態様で複数のローラ間に架張されている。この
記録材担持ベルト31は図3に矢印で示す方向に駆動さ
れ、前記給紙部を通じて送給される記録材Pを担持し、
前述した各画像形成部Pa、Pb、Pc及びPdへと順
次搬送する。
【0021】各画像形成部Pa、Pb、Pc及びPdは
実質的に同一の構成を有し、通常のように図示矢印方向
に回転駆動される像担持体である感光体ドラム21a、
21b、21c及び21dを含み、各感光体ドラムの周
辺には画像形成手段がそれぞれ配置されている。これら
画像形成手段は任意の手段とし得るが、本例では、感光
体ドラムを一様帯電する一次帯電器22a、22b、2
2c及び22d、感光体ドラム上に形成された静電潜像
を現像する現像器24a、24b、24c及び24d、
現像された可視画像(トナー像)を記録材Pへ転写する
転写帯電器27a、27b、27c及び27d、感光体
ドラム上に残存するトナーを除去するクリーナ28a、
28b、28c及び28dがドラム回転方向に順次配設
されている。また、各感光体ドラム21a、21b、2
1c及び21dの上方には像露光装置23a、23b、
23c及び23dが設けられている。
【0022】前記現像器24aにはブラック色のトナー
が、現像器24bにはイエロー色のトナーが、現像器2
4cにはマゼンタ色のトナーが、現像器24dにはシア
ン色のトナーがそれぞれ収容されている。前記像露光装
置23a、23b、23c及び23dは、本例では、半
導体レーザ、ポリゴンミラー、fθレンズ等からなり、
電気ディジタル画素信号の入力を受けてこの信号に対応
して変調されたレーザビームLを前記一次帯電器22
a、22b、22c及び22dと現像器24a、24
b、24c及び24dとの間で感光体ドラム母線方向に
走査してドラム面を露光し、感光体ドラム21a〜21
d上に静電潜像を形成するようになっている。像露光装
置23aにはカラー画像のブラック成分像に対応する画
素信号が、像露光装置23bにはイエロー成分像に対応
する画素信号が、像露光装置23cにはマゼンタ成分像
に対応する画素信号が、そして像露光装置23dにはシ
アン成分像に対応する画素信号がそれぞれ入力される。
また、第1の画像形成部Paと給紙部との間には図示し
ない適当な記録材吸着手段が設置されており、給紙部か
ら供給される記録材Pを前記記録材担持ベルト31に確
実に吸着させる。一方、第4の画像形成部Pdと定着器
30との間には除電用帯電器29が設けられており、こ
の除電用帯電器29には記録材担持ベルト31に吸着さ
れている記録材Pを分離するために交流電圧が印加され
る。
【0023】上記記録材担持ベルト31はポリウレタン
樹脂、PVdF(ポリフッ化ビニリデン)樹脂、PET
(ポリエチレンテレフタレート)樹脂、ポリカーボネー
ト樹脂、ポリエーテルスルフォン樹脂等の誘電体樹脂か
らなるフィルムシートの両端部を超音波融着等の手段に
より無端状に継ぎ合わせたものであり、両端の駆動ロー
ラ32、32によって図3の矢印方向に一定の速度(例
えば100mm/s)で無端駆動される。なお、中間の
ローラ33はベルト31の張力を調整するためのテンシ
ョンローラである。
【0024】また、上記給紙部はサイズの異なる記録材
Pを収納する2つの給紙カセット34、35、これら給
紙カセットから記録材Pを1枚づつ給紙するための給紙
ローラ36、及び記録材Pを所定のタイミングで記録材
担持ベルト31上に給紙するためのレジストローラ37
とから構成されている。
【0025】上記構成のカラー画像形成装置において、
記録材Pが給紙ガイドによって案内されて記録材担持ベ
ルト31上に給紙されると、記録材Pは、本例では、記
録材吸着手段の作用により記録材担持ベルト31上に静
電的に確実に吸着される。記録材担持ベルト31の図3
矢印方向への移動に伴なって、第1の画像形成部Paの
感光体ドラム21aにはブラック色の可視画像が、第2
の画像形成部Pbの感光体ドラム21bにはイエロー色
の可視画像が、第3の画像形成部Pcの感光体ドラム2
1cにはマゼンタ色の可視画像が、そして第4の画像形
成部Pdの感光体ドラム21dにはシアン色の可視画像
がそれぞれ分担されて形成される。これら可視画像は、
記録材担持ベルト31の移動によって記録材Pが第1〜
第4の画像形成部Pa〜Pdの感光体ドラム21a〜2
1dの下部を順次に通過して定着器30の方向へと搬送
される間に、各画像形成部の転写帯電器27a、27
b、27c及び27dにより記録材P上に順次に重ねて
転写されてカラー画像が合成される。記録材Pは、第4
の画像形成部Pdを通過した後、交流電圧が印加された
前記除電用帯電器29により除電され、記録材担持ベル
ト31から分離される。記録材担持ベルト31から分離
された記録材Pは定着器30に送られ、この定着器30
内で転写された多重合成画像が定着された後、記録材排
出口から排紙トレイ38上に排出され、かくして1つの
複写サイクルが終了する。
【0026】さて、記録材担持ベルト31には、図1に
示すように、継目部31aがあり、前述したように、こ
の継目部31a上に記録材Pが位置決めされると、記録
材Pへのトナー像の転写に不都合が生じる。このため、
記録材担持ベルト31に記録材Pを供給する場合、継目
部31a上に記録材Pが位置決めされないように記録材
Pを供給してやる必要がある。
【0027】この場合、記録材担持ベルト31の全周長
を任意に定めると、特に装置使用者が最も頻繁に使用す
るサイズの記録材P上に画像を形成する場合、従来技術
の項でも説明したように、記録材Pを記録材担持ベルト
31に連続的に供給して画像形成を行なう際に、適当な
記録材間距離を置いて記録材Pを記録材担持ベルト31
上に供給できないという不都合が生じる。
【0028】それ故、本実施例では、前述したように本
発明者達の研究により判明した、装置使用者が最も頻繁
に使用するサイズであるA4サイズの記録材Pの記録材
担持ベルト31の移動方向長さをl、連続的に給紙され
る場合の記録材間距離をa、自然数をnとしたときに、
記録材担持ベルト31の全周長Lを、 L=n(l+a) となるように決定し、前述したような不都合が生じない
ようにしたものである。なお、この場合、記録材間距離
aはジャム等が発生しないように少なくとも50mm以
上は取る必要がある。
【0029】しかして、本実施例により、l=210m
m、a=60mm、n=3としてL=810mmと決定
すれば、図1(a)に示すように、記録材担持ベルト3
1の継目部31aを避けるために、例えば継目部31a
から40mm離れた位置から最初の記録材P1を記録材
担持ベルト31に供給した場合、図1(b)に示すよう
に、後続の2番目、3番目、・・・の記録材P2、P
3、・・・を最初の記録材P1の後端から60mmの間
隔で供給することにより、これらの記録材P2、P3、
・・・も記録材担持ベルト31の継目部31a上に位置
付けされることはなくなる。
【0030】従って、この場合の記録材担持ベルト31
の利用率Kは K=(210×3/810)×100≒77.8% となり、記録材担持ベルト31の有効利用が図れると共
に、連続モードの場合においても時間当たりの記録材P
への画像形成枚数、即ち、コピー枚数を増加させること
ができる。
【0031】また、記録材担持ベルト31の利用率Kの
向上により、記録材担持ベルト31の回転速度を含めた
画像形成部Pa〜Pdにおける画像形成速度を小さなも
のとすることができ、装置の小型化や低コスト化を図る
ことができる。
【0032】さらに、本実施例の記録材担持ベルト31
においては、A4サイズの記録材だけでなく、米国等で
多く使用されるレターサイズ(8.5×11インチ)の
記録材に対しても、連続モード時に記録材間距離aを5
4.0mmとすることにより、記録材担持ベルト31の
利用率Kを十分高く保持することができる。
【0033】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。
【0034】本発明者達はさらなる研究を行なった結
果、記録材担持ベルトの周長を決定する際に、記録材P
の記録材担持ベルトの移動方向長さをl、連続的に給紙
される場合の記録材間距離をa、自然数をnとしたとき
に、記録材担持ベルト31の全周長Lを、 L=2n(l+a) となるように決定すると、さらに好ましい結果が得られ
ることを見出した。
【0035】そこで、本実施例により、l=210m
m、a=60mm、n=2としてL=1080mmと決
定したところ、A4サイズの記録材Pを使用した場合の
記録材担持ベルト31の利用率Kは K=(210×4/1080)×100≒77.8% となり、上述した第1の実施例と全く変わりがなかっ
た。
【0036】これに対し、A3サイズの記録材Pを使用
した場合には、上記第1の実施例ではL=810mmで
あったので記録材間距離aは390mmとせざるを得
ず、その場合の記録材担持ベルト31の利用率Kは K=(420/810)×100≒51.9% と低かったが、本実施例においてはL=1080mmで
あるので、記録材間距離aを120mm取れば、図2に
示すように、記録材担持ベルト31の1周当たりA3サ
イズの記録材が2枚利用できることになる。従って、こ
の場合の記録材担持ベルト31の利用率Kは K=(420×2/1080)×100≒77.8% となり、A4サイズの記録材の場合と同じ利用効率にま
で上昇し、A3サイズの記録材に対しても記録材担持ベ
ルト31の有効利用が図れると共に、時間当たりの記録
材Pへの画像形成枚数を増加させることができるという
好ましい結果が得られた。
【0037】次に、本発明の第3の実施例について図4
を参照して説明する。なお、図4において図3のカラー
画像形成装置と同じ機能を有する部品、部材等には同一
符号を付して必要のない限りそれらの説明を省略する。
【0038】図4は本発明の第3の実施例の電子写真方
式のカラー画像形成装置の主要部の構成を概略的に示す
もので、記録材担持手段として無端状のベルトの代わり
に円筒形状の転写ドラム40を使用し、この転写ドラム
40の外周に沿って前述したブラック、イエロー、マゼ
ンタ及びシアンの第1、第2、第3及び第4の4つの画
像形成部Pa、Pb、Pc及びPdを順次に配置した構
成を有する。転写ドラム40はその外周部に上記第1及
び第2の実施例と同様の誘電体樹脂からなるフィルムシ
ート41が記録材担持体としてドラム状に巻装されてお
り、このフィルムシート41の両端部は超音波融着等の
手段により無端状に継ぎ合わされており、従って、継目
部41aを有する。転写ドラム40の給紙側には給紙カ
セット34、給紙ローラ36、レジストローラ37、吸
着用帯電器42、吸着用補助ローラ43がそれぞれ配設
されており、また、転写ドラム40の排紙側には除電用
帯電器29、分離爪44、定着器30がそれぞれ配設さ
れている。
【0039】このカラー画像形成装置の動作について簡
単に説明すると、給紙カセット34、給紙ローラ36、
レジストローラ37を介して転写ドラム40側に供給さ
れる記録材Pは吸着帯電器42により帯電されつつ吸着
補助ローラ43を介して転写ドラム40の外周面上に静
電的に吸着保持される。そして、転写ドラム40の回転
に伴ない、記録材P上には各画像形成部Pa、Pb、P
c及びPdにおいてブラック色、イエロー色、マゼンタ
色及びシアン色の各トナー像が多重転写され、トナー像
の転写が終了すると、記録材Pは除電用帯電器29によ
り除電されつつ分離爪44にて転写ドラム40から分離
され、定着器30へと送られる。
【0040】さて、上述したように、転写ドラム40の
外周部には、上記第1及び第2の実施例の記録材担持ベ
ルト31と同じ誘電体樹脂からなるフィルムシート41
が継目部41aを有する状態で無端状に巻装されてお
り、このフィルムシート41上に記録材Pが吸着保持さ
れつつ搬送される。従って、このフィルムシート41の
継目部41a上に記録材Pが位置決めされないように記
録材Pを転写ドラム40上に供給してやる必要がある。
【0041】そこで、本実施例においても上記第1の実
施例と同様に、使用可能な最大サイズの記録材Pの転写
ドラム40の回転方向長さをl、連続的に給紙される場
合の記録材間距離をa、自然数をnとしたときに、転写
ベルト40のフィルムシート41の全周長Lを、 L=n(l+a) となるように決定し、転写ドラム40、即ちフィルムシ
ート41が有効に利用できるようにすると共に、連続モ
ードの場合においても時間当たりの記録材Pへの画像形
成枚数、即ち、コピー枚数を増加させることができるよ
うにした。
【0042】上記のように転写ベルト40のフィルムシ
ート41の全周長Lを決めることにより利用率Kが向上
することは上記第1の実施例において説明した通りであ
るのでここではその説明を省略する。
【0043】なお、上記実施例では本発明を電子写真方
式のカラー複写機に適用した場合について説明したが、
本発明はこれに限定されるものではなく、他の種々の構
成の電子写真方式のカラー或は単色(白黒)の画像形成
装置や、静電記録方式等の画像形成装置にも等しく適用
できることは言うまでもない。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置によれば、記録材担持手段の全周長Lを所定の式に
従った長さに定めたため、少なくとも1つのサイズの記
録材に対しては、記録材担持手段の継目部を避けつつ、
複数の記録材を記録材担持手段に所定の距離aを置いて
連続して供給することができ、従って、記録材担持手段
の利用率を高めることができるという効果がある。ま
た、連続モードの場合において時間当たりの記録材への
画像形成枚数、即ちコピー枚数を増加させることができ
るという効果もある。
【0045】さらに、記録材担持手段の利用率の向上に
より、記録材担持手段の移動速度を含めた画像形成部に
おける画像形成速度を小さなものとすることができ、装
置の小型化や低コスト化を図ることができるという効果
もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像形成装置の第1の実施例にお
ける記録材担持ベルトに対する記録材の供給状態を説明
するための図である。
【図2】本発明による画像形成装置の第2の実施例にお
ける記録材担持ベルトに対する記録材の供給状態を説明
するための図である。
【図3】本発明の第1の実施例の電子写真方式のカラー
画像形成装置の全体構成を示す概略断面図である。
【図4】本発明の第3の実施例の電子写真方式のカラー
画像形成装置の主要部の構成を示す概略断面図である。
【図5】従来の電子写真方式のカラー画像形成装置の一
例を示す概略断面図である。
【図6】図5の従来の画像形成装置における記録材担持
ベルトに対する記録材の供給状態を説明するための図で
ある。
【図7】図5の従来の画像形成装置における記録材担持
ベルトに対する記録材の供給状態を説明するための図で
ある。
【符号の説明】
Pa〜Pd 画像形成部 21a〜21d 感光体ドラム 22a〜22d 一次帯電器 23a〜23d 像露光装置 24a〜24d 現像器 27a〜27d 転写帯電器 28a〜28d クリーナ 30 定着器 31 記録材担持ベルト 31a 継目部 40 転写ドラム 41 フィルムシート 41a 継目部 P 記録材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と、該像担持体上に可視画像を
    形成する手段とを有する画像形成手段と、継目部を有す
    る無端状に形成され、前記画像形成手段によって形成さ
    れる可視画像が転写される記録材を担持して前記画像形
    成手段の転写位置へと搬送する記録材担持手段と、該転
    写位置において前記像担持体上の可視画像を前記記録材
    へ転写する転写手段とを具備し、前記記録材担持手段に
    担持された記録材を複数の画像形成手段の転写位置に搬
    送してこの記録材上に多色画像を形成することができ
    る、少なくとも複数のサイズの記録材が使用可能な画像
    形成装置において、使用可能な記録材のうち、1つのサ
    イズの記録材の前記記録材担持手段の移動方向長さを
    l、この記録材を連続通紙する際の適正な記録材間距離
    をa、自然数をnとしたときに、前記記録材担持手段の
    全周長Lを L=n(l+a) としたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 像担持体と、該像担持体上に可視画像を
    形成する手段とを有する画像形成手段と、継目部を有す
    る無端状に形成され、前記画像形成手段によって形成さ
    れる可視画像が転写される記録材を担持して前記画像形
    成手段の転写位置へと搬送する記録材担持手段と、該転
    写位置において前記像担持体上の可視画像を前記記録材
    へ転写する転写手段とを具備し、前記記録材担持手段に
    担持された記録材を複数の画像形成手段の転写位置に搬
    送してこの記録材上に多色画像を形成することができ
    る、少なくとも複数のサイズの記録材が使用可能な画像
    形成装置において、使用可能な記録材のうち、1つのサ
    イズの記録材の前記記録材担持手段の移動方向長さを
    l、この記録材を連続通紙する際の適正な記録材間距離
    をa、自然数をnとしたときに、前記記録材担持手段の
    全周長Lを L=2n(l+a) としたことを特徴とする画像形成装置。
JP4212156A 1992-07-16 1992-07-16 画像形成装置 Pending JPH0635261A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4212156A JPH0635261A (ja) 1992-07-16 1992-07-16 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4212156A JPH0635261A (ja) 1992-07-16 1992-07-16 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0635261A true JPH0635261A (ja) 1994-02-10

Family

ID=16617828

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4212156A Pending JPH0635261A (ja) 1992-07-16 1992-07-16 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0635261A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6029041A (en) * 1997-11-21 2000-02-22 Minolta Co., Ltd. Image forming apparatus
JP2015020292A (ja) * 2013-07-17 2015-02-02 理想科学工業株式会社 インクジェット印刷装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6029041A (en) * 1997-11-21 2000-02-22 Minolta Co., Ltd. Image forming apparatus
JP2015020292A (ja) * 2013-07-17 2015-02-02 理想科学工業株式会社 インクジェット印刷装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4798786B2 (ja) ベルト装置及び画像形成装置
JPH06194968A (ja) カラー画像形成装置
JP2002214943A (ja) 画像形成装置
US5440380A (en) Imaging forming apparatus having transfer material carrying member for carrying transfer materials
JP2750009B2 (ja) 画像形成装置
JPH08179585A (ja) 画像形成装置
JPH06127729A (ja) 画像形成装置の無端ベルトにおける速度検知ロールの清掃装置
JPH07209926A (ja) 両面カラー画像形成装置
JP3557851B2 (ja) 画像形成装置
JP2004145060A (ja) カラー画像形成装置
JPH0635261A (ja) 画像形成装置
JP3160104B2 (ja) 画像形成装置
JPH08160839A (ja) カラー画像形成装置
JP2001209234A (ja) カラー画像形成装置
JP4343499B2 (ja) 多色画像形成装置および多色画像形成方法
JP2002214940A (ja) 画像形成装置
JPH0635262A (ja) 画像形成装置
JPH11295998A (ja) 画像形成装置
JP4505203B2 (ja) 画像形成装置
JP3595643B2 (ja) 画像形成装置
JP2750949B2 (ja) 画像形成装置
JP2002072709A (ja) 画像形成装置
JP3754937B2 (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP3347505B2 (ja) 画像形成装置
JPH04221982A (ja) 画像形成装置