JPH06127729A - 画像形成装置の無端ベルトにおける速度検知ロールの清掃装置 - Google Patents

画像形成装置の無端ベルトにおける速度検知ロールの清掃装置

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JPH06127729A
JPH06127729A JP4278467A JP27846792A JPH06127729A JP H06127729 A JPH06127729 A JP H06127729A JP 4278467 A JP4278467 A JP 4278467A JP 27846792 A JP27846792 A JP 27846792A JP H06127729 A JPH06127729 A JP H06127729A
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JP
Japan
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roll
cleaning brush
image forming
endless belt
cleaning
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Application number
JP4278467A
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English (en)
Inventor
Hideji Izeki
秀二 井関
Akihiro Ida
明寛 井田
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】速度検知ロールに付着した異物を除去すること
により、速度検知ロールの外径が変化するのを防止す
る。 【構成】画像形成装置の使用により、エンコーディング
ロール28にトナー等の異物31が付着すると、この異
物31はエンコーディングロール28の回転にともな
い、クリーニングブラシ33の方へ移動する。そして、
異物31はクリーニングブラシ33によりエンコーディ
ングロール28から掻き落とされ、異物溜め部34aに
溜まる。このようにして、エンコーディングロール28
に付着する異物31はクリーニングブラシ33により確
実に掻き落とされるので、エンコーディングロール28
の外径が変化することはなくなる。したがって、エンコ
ーディングロール28は転写ベルト7の回転速度を正確
に検知することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真複写機やプリ
ンター等の画像形成装置に用いられ、転写材を搬送する
搬送する無端状の転写ベルトや現像装置によってトナー
像が形成される無端状の感光体ベルト等の無端ベルトを
備えた画像形成装置の無端ベルトに関し、特にこの無端
ベルトの回転速度を検知する速度検知ロールの表面を清
掃する、画像形成装置の無端ベルトにおける清掃装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真複写機やプリンター等の
画像形成装置の無端ベルト搬送装置は、感光体ドラム上
に形成されたトナー像を転写紙等の転写材に転写するに
あたり、用紙トレイ等の転写材収容手段から供給された
転写材を、無端状の搬送ベルトにより担持しかつ感光体
ドラムの転写位置に搬送するようになっている。そし
て、感光体ドラムから転写材へトナー転写が行われた
後、転写材上に転写されたトナー像の定着を行うため
に、転写材は搬送ベルトにより更に定着装置の方へ搬送
される。
【0003】ところで、この無端ベルト搬送装置におい
ては、転写材に感光体のトナー像を正確に転写させるた
めに、感光体ドラムの回転と搬送ベルトの回転とを正確
に同期させなければならない。そのために、搬送ベルト
の回転速度を正確に検知する必要がある。搬送ベルトの
回転速度を正確に検知する方法として、従来は所定の回
転半径の速度検知ロールを搬送ベルトに当接させてこの
速度検知ロールを搬送ベルトの回転に連動して回転さ
せ、この速度検知ロールの回転速度を検知することによ
り、搬送ベルトの回転速度を検知している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の速度検知ロールによる無端ベルトの回転速度
の検知においては、時間が経つにつれて速度検知ロール
の表面にトナーや塵等の異物が付着するようになる。こ
のように速度検知ロールの表面に異物が付着すると、速
度検知ロールの外径が変化してしまう。このため、速度
検知ロールによって検知された回転速度は無端ベルトの
実際の回転速度とは異なってしまい、速度検知ロールは
無端ベルトの回転速度を正確に検知することはできなく
なる。特に、速度検知ロールの表面に部分的に異物が付
着すると、速度検知ロールの外径が部分的に変化してし
まう。このため、速度検知ロールは無端ベルトの回転速
度を安定して正確に検知することはできない。
【0005】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、速度検知ロールに付着し
た異物を除去することにより、速度検知ロールの外径が
変化するのを防止できるようにした画像形成装置の無端
ベルトにおける速度検知ロールの清掃装置を提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】前述の課題を
解決するために、請求項1の発明は、無端ベルトの回転
速度を検知する速度検知ロールが設けられている。この
速度検知ロールは、無端ベルトの回転に連動して回転す
ることにより、無端ベルトの回転速度を検知する。ま
た、速度検知ロールの清掃部材が設けられており、この
清掃部材は、速度検知ロールの表面に接触してその表面
を清掃する。この清掃部材により、速度検知ロールの表
面に付着したトナー等の異物が除去されるので、速度検
知ロールの外径は変化しない。その結果、速度検知ロー
ルは無端ベルトの回転速度を長時間にわたって正確に検
知することができるようになる。
【0007】請求項2の発明は、清掃部材をクリーニン
グブラシで構成しているとともに、更に請求項3の発明
は、そのクリーニングブラシを導電性材料から形成して
いる。
【0008】更に、請求項4の発明は、クリーニングブ
ラシをロールの表面の少なくとも一部に植設している。
このロールは、回転可能状態および固定状態に選択的に
設定可能であるとともに、モータによって回転される。
更に、モータ駆動制御装置により、このモータは所定イ
ンターバルをおいて所定角回転させるように駆動制御さ
れる。これにより、ロールに植設されたクリーニングブ
ラシは不使用部分がなくなり、ブラシ全体が均一に使用
されるようになる。したがって、速度検知ロールはクリ
ーニングブラシによってより一層効果的に清掃される。
【0009】更に請求項5の発明は、クリーニングブラ
シ駆動手段によって、クリーニングブラシが速度検知ロ
ールに対して接触状態および離間状態に選択的に設定さ
れるようになる。これにより、画像形成装置の不使用時
にはクリーニングブラシを速度検知ロールから離間させ
ることができるので、クリーニングブラシが速度検知ロ
ールへ常時接触することにより早期にへたり等の劣化を
生じるのが防止される。
【0010】更に請求項6の発明においては、クリーニ
ングブラシ制御手段により、画像形成装置の画像形成動
作時にはクリーニングブラシが速度検知ロールから離間
状態に設定されるとともに、画像形成装置の非画像形成
動作時にはクリーニングブラシが速度検知ロールに接触
状態に設定される。これにより、画像形成装置の画像形
成動作時は、クリーニングブラシは速度検知ロールから
離間した状態に保持されて速度検知ロールの清掃作業を
行わないようにしている。
【0011】したがって、画像形成装置の画像形成動作
時には、速度検知ロールはクリーニングブラシによる負
荷の影響を受けることがなくなるので、より一層正確に
回転するようになる。したがって、画像形成装置は画像
形成を高精度に行うことができるようになる。
【0012】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例について
説明する。図1は本発明が適用される画像形成装置の一
例として、タンデム型のデジタルカラー複写機におけ
る、現像装置、転写装置、定着装置及び用紙の供給、搬
送、排出の各装置を概略的に示す図である。
【0013】図1に示すように、このデジタルカラー複
写機1においては、イエローY、マゼンタM、シアン
C、黒Kの各色に対応して4個の感光体ドラム2Y,2M,2
C,2Kが、それぞれこれらの順に図において右側から、す
なわち用紙供給側から所定の間隔を置いて配設されてい
る。これらの感光体ドラム2Y,2M,2C,2Kの外周近傍に、
それぞれ一次帯電器3Y,3M,3C,3Kが配設されている。こ
れらの一次帯電器3Y,3M,3C,3Kは、それぞれ対応する感
光体ドラム2Y,2M,2C,2Kの表面を、例えば−500〜8
00Vに均一に帯電するようになっている。
【0014】また、各感光体ドラム2Y,2M,2C,2Kの外周
近傍の一次帯電器3Y,3M,3C,3Kより回転方向下流側に
は、それぞれレーザービーム露光装置等の露光装置4Y,4
M,4C,4Kが配設され、更に各感光体ドラム2Y,2M,2C,2Kの
外周近傍の露光装置4Y,4M,4C,4Kより回転方向下流側に
は、それぞれ現像装置5Y,5M,5C,5Kが配設されている。
露光装置4Y,4M,4C,4Kは、色分解された光像又はこれに
相当する光像を照射し、感光体ドラム2Y,2M,2C,2K上に
静電潜像を形成し、現像装置5Y,5M,5C,5Kは、このよう
に形成された感光体ドラム2Y,2M,2C,2K上の静電潜像
を、トナーにより現像して可視像化する。
【0015】各感光体ドラム2Y,2M,2C,2Kの下には転写
装置6が配設されている。この転写装置6は、各感光体
ドラム2Y,2M,2C,2Kに接して配設され、転写材を搬送す
る所定長さの無端状の転写ベルト7と、各感光体ドラム
2Y,2M,2C,2Kの最下部の各転写ポイントに、それぞれ対
向して配設された転写用帯電器8Y,8M,8C,8Kとからな
る。
【0016】転写ベルト7は、誘電体からなる転写材担
持シートと絶縁体もしくは高抵抗体からなる搬送用シー
トとが一体に形成されたものや、例えばポリエチレンテ
レフタレート(PET)やポリフツ化ビニリデン樹脂フイ
ルムを使用した誘電体からなる搬送用シートから構成さ
れている。また転写ベルト7は、図示しない定速性に優
れた専用のモーターに連結されている駆動ローラ9と対
向側に配設されている従動ローラである従動ローラ10
との間に一定のテンションが付与されて張架され、かつ
駆動ローラ9により矢印A方向、すなわち反時計方向に
回動される。更にこの転写ベルト7は、転写材の剥離位
置に設けられた転写材剥離手段11の剥離ローラ12及
びアイドラローラ13にも架け渡されている。
【0017】また、転写用帯電器8Y,8M,8C,8Kはコロナ
帯電器とされ、例えば+4.2KV〜+12.0KVの範
囲でそれぞれ異なる電圧が印加されると共に、転写電流
は+50μA〜+2000μAとされる。この転写電流
により、感光体ドラム2Y,2M,2C,K上のトナーを転写紙1
7に静電的に吸着させる。
【0018】転写ベルト7の駆動ローラ9の近傍には、
転写材を転写ベルト7に吸着するために転写材吸着電流
を発生する吸着用帯電器14と、転写ベルト7を挟んで
この吸着用帯電器14に対向して配置され、転写紙17
を転写ベルト7へガイドするガイド部材である吸着ロー
ラ15とがそれぞれ設けられている。そして、用紙供給
トレイ16に収容された用紙等の転写紙17が、送りロ
ーラ18により、所定のタイミングで転写ベルト7上に
送り込まれ、吸着用帯電器14及び吸着ローラ15によ
り転写ベルト7に吸着される。
【0019】一方、転写材剥離手段11は、転写ベルト
7の静電的な吸着力を弱める除電部材20と、転写紙1
7を転写ベルト7から剥離するための剥離爪26を備え
ている。更に、転写材剥離手段11の下流側には定着装
置21が設けられており、この定着装置21により転写
紙17上に転写されたトナー像が定着される。定着が完
了した転写紙17は用紙排出トレイ22に収容される。
【0020】また、転写ベルト7の内、外側には、この
転写ベルト7を除電する除電手段を構成する内側除電用
帯電器23及び外側除電用帯電器24が互いに対向して
設けられている。更に、駆動ローラ9の下流側には、転
写ベルト7を清掃する転写ベルト清掃手段25が配設さ
れている。
【0021】以下、このように構成された本実施例のデ
ジタルカラー複写機によるフルカラー画像の形成工程に
おいて、各現像装置5Y,5M,5C,5Kの現像による可視像の
形成工程及び転写ベルト7への転写紙17の吸着及び転
写工程を説明する。
【0022】吸着用帯電器14及び吸着ローラ15によ
り転写ベルト7に吸着された転写紙17が転写ベルト7
により搬送されて、イエローYの感光体ドラム2Yの転
写ポイントに到達すると、まずYのトナー像が感光体ド
ラム2Yから転写紙17に転写される。次に、転写紙1
7は転写ベルト7によって搬送され、マゼンタMのトナ
ー像が感光体ドラム2Mから転写紙17のYのトナー像
に重ねて転写される。以下、シアンCのトナー像及び黒
Kのトナー像が順次転写紙17の転写トナー像の上に重
ねて転写される。こうして、4色のフルカラーの多重転
写が行われる。
【0023】4色のフルカラーの多重転写が終了する
と、転写紙17が転写材剥離手段11の除電部材20に
よって除電されると共に、転写紙17の剛性を利用して
剥離ローラ12によって転写紙17が強制的に剥離され
ると共に、剥離爪26によって転写紙17が転写ベルト
7から分離される。
【0024】ところで、図1に示すようにこの無端ベル
ト装置には、転写ベルト7の回転速度を検知するための
回転速度検知手段27およびこの回転速度検知手段27
を清掃するための清掃装置28がそれぞれ設けられてい
る。
【0025】図2に示すように、回転速度検知手段27
は、転写ベルト7に常時接触するエンコーディングロー
ル(E/R)28と、このエンコーディングロール28
との間に転写ベルト7をスプリング29のばね力により
挟圧するピンチロール30とから構成されている。な
お、図示しないがエンコーディングロール28の回転軸
の端部には、エンコーディングロール28の回転速度に
対応した周波数のパルスを発生するエンコード(不図
示)が設けられている。またピンチロール28は転写ベ
ルト7上の転写紙が通らない位置に配設されている。
【0026】ピンチロール30により転写ベルト7をエ
ンコーディングロール28に押圧することにより、エン
コーディングロール28は転写ベルト7の回転に連動し
てスリップすることなく回転するようになる。これによ
り、エンコーディングロール28は転写ベルト7の回転
速度を正確に検知することができる。すなわち、エンコ
ーディングロール28は速度検知ロールを構成してい
る。
【0027】また、図2に示すように清掃装置32はエ
ンコーディングロール28の表面に付着するトナー等の
異物31を除去するものである。この清掃装置32は、
エンコーディングロール28の表面に常時接触してこの
表面を清掃する清掃部材であるクリーニングブラシ33
と、このクリーニングブラシ33を支持するL型支持部
材34とから構成されている。
【0028】クリーニングブラシ33の材質は、例えば
ポリプロピレン等の柔軟性に富んだ柔らかい繊維が最適
である。その理由は、クリーニングブラシ33を柔らか
くすることにより、クリーニングブラシ33がエンコー
ディングロール28に常時接触しても、このクリーニン
グブラシ33がエンコーディングロール28の回転に抵
抗する負荷とならないからである。
【0029】また、クリーニングブラシ33の材質とし
て、例えばベルトロン、SAー7等の導電性繊維又はこ
の導電性繊維とポリプロピレンとの混紡繊維を用いるこ
とにより、クリーニングブラシ33の導電性も最適とし
た方が望ましい。このようにすることにより、エンコー
ディングロールとクリーニングブラシとの摩擦帯電を抑
制することができるので、浮遊トナーや異物がエンコー
ディングロールに付着する量が低減できる。
【0030】一方、L型支持部材34の水平部には、ク
リーニングブラシ33によって掻き落とされた異物31
を溜める異物溜め部34aが形成されている。
【0031】このように構成された本実施例において
は、転写ベルト7が図2において左方へ回転すると、こ
の転写ベルト7の回転に連動してエンコーディングロー
ル28が図2において反時計方向にエンコーディングロ
ール28に対して滑ることなく回転する。そして、この
エンコーディングロール28の回転により、エンコーダ
がその回転速度に対応したパルスを発生するので、この
パルスを検知することにより転写ベルト7の回転速度が
検知される。
【0032】デジタルカラー複写機の使用により、エン
コーディングロール28にトナー等の異物31が付着す
ると、この異物31はエンコーディングロール28の回
転にともない、クリーニングブラシ33の方へ移動す
る。そして、異物31はクリーニングブラシ33により
エンコーディングロール28から掻き落とされ、異物溜
め部34aに溜まる。
【0033】このようにして、エンコーディングロール
28に付着する異物31は、エンコーディングロール2
8に常時接触するクリーニングブラシ33により確実に
掻き落とされるので、エンコーディングロール28の外
径が変化することはなくなる。したがって、エンコーデ
ィングロール28は転写ベルト7の回転速度を正確に検
知することができるようになる。
【0034】図3は本発明の清掃装置28の他の実施例
を示す図である。前述の実施例においては、クリーニン
グブラシ33が支持部材34に固定した状態で設けられ
ているが、本実施例においては、図3に示すようにクリ
ーニングブラシ33は、支持部材34に回転可能状態お
よび固定状態に選択的に設定可能なロール33aの表面
に植設されている。この実施例の場合も、前述の実施例
と同様にクリーニングブラシ33は常時エンコーディン
グロール28に接触されている。
【0035】また、ロール34の回転軸はモータ35に
連結されているとともに、このモータ35はモータ駆動
制御装置である制御装置36に接続されている。制御装
置36は、モータ35が所定のインターバルをおいて所
定角回転するように、このモータ35を制御するように
なっている。このようにモータ35を制御することによ
り、クリーニングブラシ33がロール33aの全周にわ
たって均一に使用されるようになる。これにより、エン
コーディングロール28に付着した異物31をより一層
効果的に取り除くことができるようになる。
【0036】図4は本発明の更に他の実施例を示す図で
ある。この実施例は、図3に示す実施例においてピンチ
ロール30が設けられない場合の実施例である。ピンチ
ロール30がない場合には、転写ベルト7の回転に連動
してエンコーディングロール28が滑ることなく回転す
るための、転写ベルト7とエンコーディングロール28
との間の摩擦力が得られない。そのために本実施例にお
いては、図4に示すようにエンコーディングロール28
が転写ベルト7の折曲部に設けられている。
【0037】このようにエンコーディングロール28を
転写ベルト7の折曲部に設けた場合には、図示しないア
クチュエータによりエンコーディングロール28を転写
ベルト7に押圧して、この転写ベルト7に張力を付与す
るようにする。これにより、転写ベルト7とエンコーデ
ィングロール28との間に所定の摩擦力を得ることがで
き、エンコーディングロール28は転写ベルト7の回転
に連動して滑ることなく回転するようになる。
【0038】しかも、エンコーディングロール28が転
写ベルト7の折曲部に配設されることから、転写ベルト
7とエンコーディングロール28との接触面積がきわめ
て大きくなる。これによっても、転写ベルト7とエンコ
ーディングロール28との間に大きな摩擦力が得られ、
エンコーディングロール28は転写ベルト7に連動して
更に一層滑ることなく回転するようになる。
【0039】図5は本発明の更に他の実施例を示す図で
ある。前述の各実施例においては、いずれもクリーニン
グブラシ33がエンコーディングロール28に常時接触
するようにしているが、本実施例においては必要時には
クリーニングブラシ33がエンコーディングロール28
に接触し、不必要時にはクリーニングブラシ33がエン
コーディングロール28から離間するようにしている。
【0040】すなわち、図5に示すようにクリーニング
ブラシ33が植設されたロール33bが、クリーニング
ブラシ駆動手段であるソレノイド37の駆動軸37aに
回転可能状態および固定状態に選択的に設定可能に取り
付けられている。このソレノイド37は、励磁されない
ときには駆動軸37aが引っ込んだ状態となるととも
に、励磁されたときには駆動軸37aが突出した状態と
なる。したがって、ソレノイド37が非励磁では、クリ
ーニングブラシ33は二点鎖線で示す退避位置に設定さ
れてエンコーディングロール28から離間した状態とな
り、またソレノイド37が励磁では、クリーニングブラ
シ33は実線で示す使用位置に設定されてエンコーディ
ングロール28に接触した状態となる。
【0041】このソレノイド37はクリーニングブラシ
制御手段である制御装置36に接続されており、この制
御装置36によってその駆動が制御されるようになって
いる。その場合、カラー複写機の電源がOFFのとき
は、制御装置36はソレノイド37を励磁しないように
制御し、これによりカラー複写機の電源が入っていない
ときはクリーニングブラシ33がエンコーディングロー
ル28から離間させて、クリーニングブラシ33が早期
にへたり等の劣化をするのを防止している。
【0042】更に、制御装置36には転写動作検知手段
38が接続されている。この転写動作検知手段38は、
カラー複写機が転写動作を行っているときはこの転写動
作を検知して、その検知信号を制御装置36に出力す
る。そして、制御装置36は、転写動作検知手段38か
らのこの検知信号により、ソレノイド37の励磁を解除
するようにしている。これにより、カラー複写機の転写
動作中は、クリーニングブラシ33はエンコーディング
ロール28から離間した状態に保持されてエンコーディ
ングロール28の清掃作業を行わないようにしている。
その結果、カラー複写機の転写動作中は、エンコーディ
ングロール28はクリーニングブラシ33による負荷の
影響を受けることがなくなるので、より一層正確に回転
するようになる。したがって、カラー複写機は転写を高
精度に行うことができる。
【0043】また、この実施例においては、クリーニン
グブラシ33がエンコーディングロール28に接触して
いる時にはエンコーディングロール28の回転の検知を
行わないようにし、クリーニングブラシ33がエンコー
ディングロール28に接触していない時にエンコーディ
ングロール28の回転の検知を行うようにすることもで
きる。このようにすることにより、クリーニングブラシ
33は、回転検知時にエンコーディングロール28の回
転に抵抗する負荷にはまったくならないので、転写ベル
ト7の回転速度をより一層正確に検知することができる
とともに、クリーニングブラシ33を柔らかい材料はも
ちろん比較的硬い材料からも形成することができるよう
になる。
【0044】更に、この実施例は、ロール33aに植設
したクリーニングブラシ33以外に、例えば図2に示す
実施例のクリーニングブラシ33を用いることもでき
る。
【0045】なお前述の各実施例は、いずれも本発明を
タンデム型のデジタルカラー複写機の転写ベルトに適用
した場合について説明しているが、本発明はこれに限定
されるものではなく、例えば感光体ベルト、中間転写体
ベルト、定着用紙搬送ベルト、連続用紙等の他の無端ベ
ルトにも適用することができる。
【0046】また本発明は、前述のタンデム型のデジタ
ルカラー複写機以外、少なくとも無端ベルトとこの無端
ベルトの回転速度を検知する速度検知ロールとを備えて
いる画像形成装置であれば、どのような画像形成装置に
も適用することができる。
【0047】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
よれば、清掃部材により速度検知ロールの表面に付着し
たトナー等の異物を除去して、速度検知ロールの外径が
変化しないようにしているので、速度検知ロールによ
り、無端ベルトの回転速度を長時間にわたって正確に検
知することができるようになる。
【0048】また本発明によれば、清掃部材であるクリ
ーニングブラシを速度検知ロールに対して接触状態およ
び離間状態に選択的に設定するようにしているので、画
像形成装置の不使用時にはクリーニングブラシを速度検
知ロールから離間させることができる。これにより、ク
リーニングブラシが速度検知ロールへ常時接触すること
により早期にへたり等の劣化を生じるのを防止できる。
【0049】更に本発明によれば、画像形成装置の画像
形成動作時には、クリーニングブラシを速度検知ロール
から離間した状態に保持するようにしているので、画像
形成装置の画像形成動作時には、速度検知ロールはクリ
ーニングブラシによる負荷の影響を受けることがなくな
り、より一層正確に回転できるようになる。これによ
り、画像形成装置は画像形成を高精度に行うことができ
るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用される画像形成装置の一例とし
て、タンデム型のデジタルカラー複写機における、現像
装置、転写装置、定着装置及び用紙の供給、搬送、排出
の各装置を概略的に示す図である。
【図2】 本発明の一実施例である速度検知ロールおよ
びその清掃装置を概略的に示す図である。
【図3】 本発明の他の実施例を示す図2と同様の図で
ある。
【図4】 本発明の更に他の実施例を示す図2と同様の
図である。
【図5】 本発明の更に他の実施例を示す図2と同様の
図である。
【符号の説明】
1…デジタルカラー複写機、2Y…イエロー用感光体ド
ラム、2M…マゼンタ用感光体ドラム、2C…シアン用
感光体ドラム、2K…黒用感光体ドラム、6…転写装
置、7…転写ベルト(無端ベルト)、9…駆動ローラ、
10…従動ローラ、17…転写紙、21…定着装置、2
7…速度検知手段、28…エンコーディングロール(E
/R)、29…ピンチロール、30…ピンチロール、3
1…異物、32…清掃装置、33…クリーニングブラ
シ、33a…クリーニングブラシが植設されたロール、
34…支持部材、34a…異物溜め部、35…モータ、
36…制御装置、37…ソレノイド、37a…駆動軸、
38…転写動作検知手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 21/00 118 // B65G 45/18

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームに回転可能に支持された所定数
    のロールと、該所定数のロールに掛け渡され回転可能な
    無端ベルトと、表面が前記無端ベルトに当接しかつ該無
    端ベルトの回転に連動して回転することにより、該無端
    ベルトの回転速度を検知する速度検知ロールとを少なく
    とも備えている画像形成装置の無端ベルトにおいて、 該速度検知ロールの前記表面に接触して該表面を清掃す
    る清掃部材が設けられていることを特徴とする画像形成
    装置の無端ベルトにおける速度検知ロールの清掃装置。
  2. 【請求項2】 前記清掃部材はクリーニングブラシから
    なることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置の無
    端ベルトにおける速度検知ロールの清掃装置。
  3. 【請求項3】 前記クリーニングブラシは導電性材料か
    ら形成されていることを特徴とする請求項2記載の画像
    形成装置の無端ベルトにおける速度検知ロールの清掃装
    置。
  4. 【請求項4】 更に、回転可能状態および固定状態に選
    択的に設定可能であり、表面の少なくとも一部に前記ク
    リーニングブラシが植設されているロールと、このロー
    ルを回転させるモータと、このモータを所定インターバ
    ルをおいて所定角回転させるように駆動制御するモータ
    駆動制御装置とが設けられていることを特徴とする請求
    項2または3記載の画像形成装置の無端ベルトにおける
    速度検知ロールの清掃装置。
  5. 【請求項5】 更に前記クリーニングブラシを前記速度
    検知ロールに対して接触状態および離間状態に選択的に
    設定するクリーニングブラシ駆動手段が設けられている
    ことを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1記載の
    画像形成装置の無端ベルトにおける速度検知ロールの清
    掃装置。
  6. 【請求項6】 画像形成装置の画像形成動作時は前記ク
    リーニングブラシを前記離間状態に設定するように前記
    クリーニングブラシ駆動手段を制御するとともに、画像
    形成装置の非画像形成動作時は前記クリーニングブラシ
    を前記接触状態に設定するように前記クリーニングブラ
    シ駆動手段を制御するクリーニングブラシ制御手段が設
    けられていることを特徴とする請求項5記載の画像形成
    装置の無端ベルトにおける速度検知ロールの清掃装置。
JP4278467A 1992-10-16 1992-10-16 画像形成装置の無端ベルトにおける速度検知ロールの清掃装置 Pending JPH06127729A (ja)

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